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(芽衣) あの2人 ケンカしてた 終わるんじゃないかな。
(昂太) 時間をくれって。 (理央) 2年も待った!
(芽衣) 子供をおろしたら 元には戻れないよ。
(凪) 僕は パパとママが 離婚するのは嫌だな。
(昂太) 俺には 陽子と凪だけだ。
(陽子) うん。
やり直せる もう一度。
(昂太) んっ 甘い。
やっぱり イチゴが答えだよ。
(陽子) はい。
(昂太) ありがと!
じゃあさ イチゴの実ってどこだ?
(凪) そりゃあ これでしょ?
(昂太) ブ~! このツブツブでした~!
>> え~ ウソ~! (昂太) まだまだだな。
じゃあ この鮭 どこから来たでしょうか?
(昂太) 川!
(陽子) ホントに 警察に行かなくていいの?
(芽衣) 大丈夫 あいつ 私殴った後 泣いて謝ったから。
(陽子) でも それはいつもの…。 >> 分かってる。
次にやったら許さない。
(陽子) あいつに殴られた時の診断書。
いざという時に使いなさい。
いろいろ助けてくれて ありがとう。
もう ホントに大丈夫なの?
(陽子) うん。
(佳奈子) 許すって 急にどうして?
(陽子) 彼女が堕胎手術を受けて→
別れたって。
(佳奈子) えっ…?
(陽子) とにかく 前に進むの。
でも… 昂太と ちゃんと話してないんでしょ?
それで ホントに許せるの?
(陽子) 凪のためなの。
この11年間の生活を→
壊したくない。
ハァ…。
うん 分かるけど…。
(陽子) 大丈夫よ。
♪~
\え… 陽子先生 知ってるの?/
(陽子) おはよう! (藤野) おはようございます。
(陽子) どうしたの? >> いいえ 何も。
(高梨) 陽子先生。
(陽子) 院長先生 おはようございます。
(高梨) 少しよろしいですか。
(陽子) あ はい…。
(陽子) これは…。
事実無根です。
私たちも ただの嫌がらせだと思って→
管理者に 削除させていたんですが→
あまりに件数が多くて。
SNSで拡散されて 収拾のつかない事態になってる。
念のための確認ですが 患者とトラブルなんてことは…?
(陽子) ありません。
それと…。
「副院長から脅された」といった 内容の苦情が入ってるんですよ。
こちらも事実無根と→
そういうことですよね?
(陽子) はい。
あぁ! アッハハハ…!
当然ですよね そうだと我々も思ってました。
ただ ちょっと 立て続けなのでね→
どう対処していいか 我々も迷ってまして。
何せ 病院全体の信用問題にも関わる。
なので 書き込みの件も含めて 原因が分かるまで…。
陽子先生 少しお休みなさったら いかがでしょう。
(陽子) ハァ。
(ドアが開く音)
(昂太) あれ? 忘れ物?
(陽子) あ… ううん。
仕事は?
(昂太) 俺は 今日は午後の打ち合わせだけで。
どうしたの?
(陽子) しばらく休めって言われた。
(昂太) どういうこと?
(陽子) ネットに 私への苦情が殺到してるって。
(昂太) どんな?
(陽子) 誤診だとか 脅されたとか。
(昂太) 陽子が そんなことするわけないよ。
誤解だって みんな すぐに気が付くよ。
(陽子) うん…。
(昂太) 絶対に大丈夫だから。
(陽子) ありがとう。
(昂太) うん。
📱(振動音)
(陽子) 鳴ったよ?
(昂太) ああ。
(陽子) 返信しないの? (昂太) うん。
急ぎじゃないから。 (陽子) 大丈夫?
(昂太) 何が?
(陽子) ビクっとしたから。
(昂太) ああ 驚いただけ。
(陽子) そう。
(昂太) そうだよ。
何?
何だよ?
(昂太) まさか まだ疑ってるわけ?
じゃあ メール見てよ ほら。
新しいスポンサーが シナリオのこと言いたいんだって。
(陽子) いいよ。
(昂太) ハァ…。
俺のこと そんなに信用できない?
(昂太) 次の映画 楽しみにしてて。
(陽子) うん。
(昂太) ちょっと心配だから 会社 行ってくるね。
(陽子) いってらっしゃい。
(昂太) いってきます。
(ドアの開閉音)
(陽子 爪を噛む音)
♪~
(彩) どうされたんですか? (陽子) 少し話がしたくて。
主人いますよね? 表に車が止まってた。
(彩) あの… 今 来客中ですので こちらでお待ちください。
(陽子) どこにいるの!?
あなたも離婚してるなら→
私の気持ちが分かんない?
♪~
(彩) あの2人は絶対に離れない。
やめてほしいって 何度もお願いしたんですが。
(陽子) あなたも旅行に行ったのよね?
あれは スポンサーとの打ち合わせ って言われて。
(陽子) 行き先は?
北海道。
あの子の父親の別荘。
(陽子) 父親は知ってるの?
知ったら殺されます。
(陽子) 転送して。 >> えっ?
(陽子) 旅行の写真。
スマホに入ってるんでしょ?
📱(振動音)
(陽子) 2~3日 急な学会で 家を空けるって伝えて。
(陽子) ハァ。
📱(振動音)
(陽子) ハァ…。 📱(振動音)
📱(振動音)
(昂太) 陽子!
(昂太)〔冷えるから〕
〔はい〕
(陽子)〔名前 考えた〕
(昂太)〔教えて〕
(陽子)〔凪〕
(昂太)〔凪…〕
(陽子)〔凪~〕
(昂太)〔すごくいい名前だと思う〕
(陽子)〔この海みたいに穏やかで→
凪いだ人生を歩んでほしい〕
(陽子 泣き声)
📱(呼び出し音)
(朋美) 今 終わった 片付けてるよ。 (昂太) ああ。
凪君 デッサンすごく上達したよ。
細かいところまで よく見てる。
(基樹)\ただいま~/ (朋美) おかえり。
(昂太) おう。
(基樹) あぁ 来てたのか。 (昂太) うん。
この間の母親の葬儀 手伝ってくれて助かったよ。
>> おう。 (昂太) 生きてる間にさ→
成功する姿を 見せてやりたかったな。
ん? 逆玉はある意味 成功だろ。
(昂太) あ~ そうだ。
映画に出資してくれる スポンサー→
契約する日が決まったよ。
大丈夫なのか? またこの間みたいに…。
(昂太) 大丈夫だって!
何せ 俺のこと信用してるし→
俺も きっちり向こうの期待には 応えるつもりだ。
経理のほうも忙しくなるぞ。
そっか。
パパ。 (昂太) おう 凪。
帰ろうか。 (凪) うん。
さよなら。 (朋美) さよなら~。
凪君 どんどん成長してるね。
ママは?
(昂太) 今日は出張で帰らないって。
そっか。
📱(呼び出し音)
(昂太) ハァ…。
📱(振動音)
(昂太) やっと つながった 今どこ?
📱 急に学会なんていうからさ 心配したよ。
📱 しばらく休むって 言ってたのに。
(昂太) 陽子?
(陽子) 今 ホテルにいるの。
どうしたの?
(昂太) いや…。
昼間のメール 気にしてたからさ。
(陽子) 何かある?
(昂太) 何かって?
(陽子) 私に伝えたいこと。
📱(昂太) いや 何もない。
(陽子) ハァ…。
(陽子 はなをすする音)
📱(昂太) 疲れてるよな?
📱 また あしたな。
📱(通話が切れた音)
(陽子 泣き声)
♪~
アハハ… はい。
ん?
(吠え声)
(犬の吠え声)
(陽子) それ…。
こ… これ あんたのか?
♪~
(陽子) ⟨私の息子 私の財産 私の人生⟩
⟨どれも絶対に譲らない⟩
⟨あなただけを 私の人生から追い出す⟩
(昂太) あれ? 帰ってたんだ。
(陽子) 出かけるわよ。
(昂太) どこに?
(陽子) 支度して。
(昂太) うん。
(基樹の声)「昂太の奴 会社の金を 隠し口座にため込んでいた→
三千万円だ」。
(昂太) なぁ どこ行くんだ?
(陽子) 着いてからのお楽しみ。
(昂太) ああ。
(基樹の声)「それから もう一つ 面白いことを教えてあげるよ」。
(基樹の声)「昂太の映画に 出資するスポンサーは→
佐倉会長だ」。
(昂太) どうして?
(陽子) 奥さまに お食事に誘われてるの。
あなたも会長と親しくなる いい機会でしょ。
(昂太) ちょっと待って!
(玄関のチャイム) (昂太) あっ…。
(美南) あら~。
(陽子) こんにちは 遊びにきました。
(美南) まぁ それは…。
(陽子) あっ お邪魔でしたか?
>> とんでもない! (昂太) お邪魔だよ。
あの 日を改めますんで。
(佐倉) あっ 誰かと思えば 陽子先生。
監督もおそろいで。 (昂太) 会長 どうも。
僕たち 出直しますんで。
でも 2人で せっかくそろって 来ていただいたのに。
そうそう 出直す必要なんかないですよ。
今日は娘もいるし みんなで にぎやかに ねっ。
さぁ どうぞ どうぞ 入って入って。
♪~
(陽子) お邪魔してます。
例の彼とは順調?
もしかして 両親はご存じない?
(朋美) 復讐でしょ? だから 人の旦那と寝たんでしょ?
(昂太) いくら何でも やり過ぎだろ!
(陽子) 人の家庭を壊すのは アバズレのすることだって!
(理央) クソババア!
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