All language subtitles for Coffee.Ikaga.Deshou.EP04.1080p.AMZN.WEB-DL.DDP2.0.H.264-MagicStar

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Original subtitles

♪~

~♪

(青山(あおやま))いらっしゃいませ

淹(い) れたての珈琲(コーヒー) いかがですか?

(ゴンザ)昔のお前知ってると 本当に身の毛がよだつな

お前 その笑顔 だいぶ気持ち悪いぞ

なんの話でしょう 珈琲いかがでしょう

やめろ! やめてくれよ!

夢に出るわ

フッ

(ゴンザ) でも あの青山が珈琲屋だなんてな

それは お互いさまだろ

あのゴンザが 自動車修理兼 ガソリンスタンドの店主だなんてな

(ゴンザ) 5年で人は ここまで変わるんだな

それも お互いさま

家族までいるなんて 立派だよ

(織江(おりえ))やった~

(ゴンザ)なあ

パンクしたタイヤは 取り換えたし⸺

ラジエーターも交換しといたからよ

早く その なんだ…

分かってるよ もう行く

(ゴンザ) これで昔の借りはチャラだからな

おう

本当に売っとくもんだな 恩って

(織江)青山君 これあげる!

織江ちゃん ありがとう

(ゴンザ)ママんとこ行っとき

(ゴンザ)いらっしゃいませ いつも ありがとうございます

ハア たまに来る客なんだけどさ

トイレ貸してやっても ぶすっとしたまま挨拶もしねえ

辛気臭(くせ)え男でさ

珈琲いかがでしょう

淹れたての珈琲 いかがでしょう

(エンジンがかかる音)

(ゴンザ)な? 愛想ねえだろ?

ごめん ゴンザ

俺 もうしばらく ここにいるわ

はあ? なんでだよ! 車 直しただろ!

まあまあ

最近 珈琲ショップ併設の ガソリンスタンド 人気あんだぞ

ハア…

(菊川(きくかわ))いや 参ったよ

今日さ いつも行く ガソリンスタンドで⸺

ス~っと珈琲の香りがしたんだよ

匂いに釣られて 思わず そっち見ちゃった

そしたら 見かけない 珈琲屋がいて⸺

それが たまんなく いい香りでさ

あっ でも心配しないで もちろん飲まなかったよ

だって マリちゃんが飲めないのに 自分だけ飲むわけにはいかないよ

でしょ?

え? なに?

いいよ そんな

無理なんかしてないって

ご飯できたよ

よいしょ…

じゃあ いただきます

マリちゃん 顔色悪いね 僕 心配だよ

ほら ちゃんと食べないと 元気になれないよ?

うん おいしい

フフ

(青山)うん 最初? (妻)あいつ 助かるわ~

ずっといてくれっといいけど

(青山)ハハハハ

(織江)こうして こうしてね (青山)ああ 上手

(織江)こうして (青山)スゴいね

珈琲いかがでしょう

ただいま 試飲中でして

いかがでしょう

(菊川)結構です

いかがですか?

珈琲は飲まないんです

飲まない?

飲めないじゃなくて 飲まないんですか?

(菊川)うん…

すいません やっぱりいただきます

ああ~

おいしい

(青山)フフフ

飲んじゃった

君のせいだぞ 飲んじゃったじゃないか

え?

うん もういいや もうダメだ もう終わりだ

淹れてよ

一杯 淹れて

淹れてください

はい

お待たせしました

ハア~

珈琲 お好きなんですね

妻が…

妻が病気で入院してて

治るまでの願掛けに ずっと珈琲を断(た)ってました

そうでしたか

それは余計なことを すいませんでした

いや…

先日 やっと退院して 帰ってきたから

(青山)ああ よかったです

うん ここの珈琲は 本当に味わい深い

ありがとうございます

(菊川)前はね 僕の妻も⸺

出勤前に 必ず淹れたての珈琲を ポットに入れてくれてね

それを僕に持たせて 絶対に事故らないでよって…

(マリ)はい (菊川)ありがとう

絶対に事故らないでよ

(菊川)うん じゃあ いってきます

いってらっしゃい

(菊川)それがね⸺

どうにも まずいんです

センスゼロ フフ

でも わざわざ 妻が淹れてくれてるから⸺

まずいって言えなくてね

我慢して飲んでたな

あいつが笑ってんの初めて見た

あ… 本当だ

ある朝 妻が 僕に珈琲の ポットを持たせて言うんですよ

今日は ブルーハワイよ

高い豆だったけど⸺

あなた珈琲 好きだから 奮発しちゃったって フフ

僕ね その日 一日中⸺

トラック運転しながら 笑ってましたよ

フフフフ

ブルーハワイじゃなくて ブルーマウンテンだろって

(菊川)かき氷かって (青山)フフフ

かわいい奥さまですね

うん スッゴくかわいいんだ

僕なんかには もったいないくらい

一体 僕の どこがよかったのかな

変な話聞かせちゃって すいませんでした

ああ いえいえ

あの これ 少しですが

なに?

ブルーマウンテンの豆です

奥さまと一緒にどうぞ

ありがとうございます

ああ いえ

(菊川)いただいたんだ 奥さまと一緒にどうぞって

どうぞ ブルーハワイだよ

どう?

(マリ)おいしい (菊川)ハ…

うん 極上の珈琲だ

菊ちゃん

私の珈琲 いつも まずくてごめんね

そ… そんなこと…

気付いてたの

あなたが淹れてくれる珈琲を 初めて飲んだとき⸺

私が淹れる珈琲と全然違って とっても おいしかったから

毎日 無理して 飲んでくれてたんだなって

でも うれしかったんだよ

君が毎朝 僕のために 珈琲を淹れてくれて

(マリ)分かってる

あなたに また⸺

おいしい珈琲を淹れてほしくて⸺

待ってたの

しばらく やめてたからね

ごめんよ

ねえ マリちゃん

マリちゃんみたいな美人が⸺

なんで 僕なんかと 結婚してくれたの?

笑った顔が かわいかったから

絶対に いい人だと思った

ごめんね マリちゃん 僕…

僕 マリちゃんがいないと 生きていけないよ

大丈夫

また 今日 珈琲 飲めたじゃない

違うんだよ だって あれは…

いいの

あなたが おいしそうに 珈琲を飲む姿が好きだったの

だから また⸺

菊ちゃんは 一歩前に進んだの

進んでなんかないよ

やだよ

今まで長い間⸺

私のために 大好きな 珈琲を断ってくれて⸺

ありがとう

やめてよ

やめてよ

やめてよ マリちゃん!

ハア…

ごちそうさまでした

ありがとうございました

じゃあ また

(エンジンがかかる音)

いらっしゃいませ 珈琲いかがですか?

(ゴンザ) だから やめろって その笑顔

こないだ うちのが⸺

あいつの同業者から 聞いたらしいんだけど…

あいつの奥さん⸺

1年前に 病気で亡くなったんだって

大切な人が亡くなるって どういうことなんだろうな

俺には想像できねえよ

ちったあ考えろよ

あいった…

お前 変わったな

なにが?

昔のお前だったら あり得ねえだろ

こんな お節介

周りの人間なんか ゴミ同然だったじゃねえかよ

絶望を味わった目をしてたからな

ただ 俺はさ⸺

関わっても関わんなくても 同じなんだったら⸺

関わっといたほうが いいんじゃねえかって⸺

思うようになっただけだ

(ゴンザ)やっぱ変わったよ お前

そうか?

だけど お前 もう行けよ

そろそろヤバいぞ

そうだな

(クラクション)

言われたとおり 盗聴器とGPS仕込んどいたぞ

( 三平(さんぺい) )おお テンキューテンキュー スパイ工作

(ゴンザ)約束だからな

くれぐれも娘には手出すなよ

(三平)分かってるよ

俺だって いたいけざかりの幼女に ヒドいことしたくないからさ

ホント 助かったぜ

ゴンティーヌが 天使のお父さまに キャラ改変してくれて

フフ

(男A)もしもし 母さん オレオレ

ちょっと会社でやらかしちゃって 金貸してほし…

すいません

(男B) なんなん? それ お前 なあ

いいと思ってんの? それ

(男A)いえ… (男B)ああ もういいや

(男B)はい サトウ (男C)はい!

あっ もしもし? 母さん?

オレだよ オレ そう オレオレオレ

会社でさ ヘマしちゃってさ…

(花菱(はなびし))おいおいおいおいおい お前 ふざけんのか お前

もっと気持ち込めろや

お前 あれか 母さん なめてんだろ

(男C)あ… いやいや… (花菱)なめてんだろ

あっ…

てめえの演技には リアリティーがねえんだよ!

そんなんじゃ母さんの胸には 響かねえんだよ!

はい…

(男B)ふざけんなよ? (三平)うい~っす

(花菱)おお ぺい (三平)へい

(花菱)ちょっと入れ (三平)はい

(三平)失礼しやっす

(男B)おい お前ら…

相変わらず 熱い演技指導っすね

(花菱) フフ だます側の礼儀だろ こりゃ

てめえを呼んだのは ほかでもねえ

ちょっと 聞きたいことがあってな

はあ

三代目ご執心の 例の男の追跡は どうなってる

ああ~ ボチボチっすね

とぼけんじゃねえぞ てめえ

交友関係 たどって⸺

尻尾をつかんだって うわさ聞いたぞ

はい まあ そんなとこっす

心待ちにしてらっしゃるからよ 三代目が

もたもたしてんじゃねえぞ

はい

(青山)例のブツです 姐(あね)さん

(モタエ) 誰にも見られなかっただろうね

(青山)もちろん

(モタエ) 中身 確認させてもらうよ

(青山)ご自由に

フッ こりゃ間違いない

レア物の上玉だね

また頼むわ

喜んで

(モタエ) って やだわ 青山君

変なことさせないでよ~

(青山)モタエさん ノリいいですね~

悪いわね 運び屋みたいなことさせちゃって

(青山)いえいえ

モタエさんのお店 通り道でしたし⸺

うちの豆 仕入れる ついででしたから

それにしても モタエさん 大奮発ですね~

幻の珈琲豆 コピ・ルアック

僕 初めてお目にかかりました

ネコの排泄(せつ)物から 取れる豆だなんて

本当に

インドネシアの ジャコウネコが食べた⸺

おいしい珈琲の実が⸺

お腹の中で消化液と 化学反応を起こして⸺

素晴らしい風味を醸し出すの

(青山)誰が最初に⸺

これを飲んでみようと 思ったんでしょう

勇気あるわよね~

運び屋のお礼も兼ねて 一杯いかが?

いただきます

う~ん

ネコのフン バンザイですね~

ええ ネコのフン バンザイね~

あら いけない もう こんな時間

何かあるんですか?

いや ここでね 珈琲のワークショップを始めて⸺

13時に 生徒の子たちが来るのよ

ワークショップですか

ごめんなさいね

もっと ゆっくり お話できると思ってたんだけど

ああ いえいえ 僕も これ いただいたら⸺

すぐに おいとましますんで

でも あれですよね

生徒さんたちも光栄でしょうね

元バリスタチャンピオンで 珈琲界の重鎮である⸺

モタエさんに教えてもらえるなんて

う~ん どうかしら

最近ね 生徒の子たちとの ズレを感じてしまって

寂しいわ

(ノック)

(生徒A)先生 こんにちは~ (モタエ)いらっしゃい

(生徒B)先生 こんにちは~ (モタエ)いらっしゃい

(生徒C)こんにちは~ (モタエ)いらっしゃい

(垣根(がきね))こんにちは~

(モタエ)垣根さん 遠いとこから 今日もありがとう

(垣根)先生 今日も よろしくお願いいたします

(モタエ)はい

おいしい

青山さんの珈琲は心に染みます

私にとって 青山さんの珈琲は 特別な珈琲です

今日は ペーパードリップの おさらいです

そろそろ 体が 覚えてきたんじゃないかしら

みんな 頑張ってね

(生徒たち)は~い

はい じゃあ まずは豆を入れて

はい 大事 大事に ガリガリガリガリ

(生徒C)すいません (モタエ)うん 大事 大事よ

(生徒A) ねえ 垣根ちゃんって⸺

スゴい遠くから ここまで通ってるんでしょ?

片道 どれぐらいかかるの?

電車乗り継いで 3時間ぐらいです

(生徒A)え? (生徒B)え!? なに そのガッツ

カフェとか起業したい系の人?

いや そんな とんでもない

いやいやいや でも趣味にしては 頑張りすぎでしょ

3時間かけて来るって

少し前 仕事で辛かったときに⸺

移動販売の珈琲屋さんで 珈琲を飲んだんです

その人の淹れた珈琲が スゴくおいしくて

スゴく救われて…

その人の味を再現しようと⸺

道具をそろえて⸺

生まれて初めて 自分で 珈琲を淹れてみたんですけど…

ビックリしました 味が全然違うんです

その人の淹れてくれた珈琲と…

それで興味がわいて

(生徒A) な~んか ドラマみたいな話だね~

(生徒C)で? で? 今 どうしてるの その珈琲屋

(垣根)さあ…

しばらくしたら いなくなってました

移動販売の珈琲屋さんだったので どこにいるか分からないし

もう一度会えたら 運命だね

(生徒たち)いや~ ハハハ (垣根)いや そんな いや…

(生徒たち)かわいい~! 超赤くなって…

あら~ 珈琲豆の壁が 崩れちゃってる

ああ…

垣根さんは 左回りに 力が入っちゃう癖があるのね

均等な円が描けるように 家で練習してるんですけど…

難しいですね

ううん コツをつかめば簡単よ

上下に円を描くイメージをしてみて

水平に円を描くと⸺

遠心力で お湯が太くなって 一定の細さにならないの

(生徒たち) へえ~ そうなんですか

こういうふうに…

ホッピングする感じで クルクルと

(生徒たち)おお~

そうすっと ほら

(生徒たち)わあ~

(生徒たち)わあ~

(生徒A) スゴ~い 壁の厚さが均等ですね

(生徒B)先生 さすがです

(生徒C)あ~ 超インスタ映え~ (生徒B)あっ 私も撮る~

(生徒B) ねえ このカップとソーサーも⸺

メッチャかわいい

(生徒A)先生って ホント センスいいですよね~

(生徒C)ねえねえ サユリさん 撮って撮って

ウフフフ

(生徒A) あっ 垣根ちゃん 笑って~

(垣根)いやいや 私は…

(生徒A)かわいい 垣根ちゃん

皆さん 珈琲が冷めちゃうわ

(シャッター音)

超かわいくない?

(生徒B)あっ これ あれかも

前に言ってた フィンランド製のヤツかも

あっ そうだ~

ここのスゴい…

(モタエ)はいはいはい 注目~

(生徒たち)あ… はい

珈琲豆にはね ランク付けがあって⸺

舌の肥えた審査員が 世界の珈琲豆に⸺

正当な順位をつける会が行われるの

そこで高得点を獲得したものが スペシャルティー珈琲と呼ばれるの

スペシャルティー珈琲って スンゴい高いイメージ

うん 飲んでみたい

(生徒B)ねえ (生徒C)なんか…

(生徒C)女の格付けみたいですね

(生徒A) 分かる~ ヒエラルキー的な?

(生徒B)そういうこと? ちょっと分かるかも

ほかにも プレミアム珈琲 一般的な珈琲

安くてローグレードな 珈琲などがあるんだけど

おもしろいのはね 各生産国によって⸺

優劣の基準が まったく違うってことなの

(生徒たち)へえ~

中米では 生産地の 標高の高さで⸺

ブラジルでは 珈琲豆の 異物混入率の減点式で⸺

コロンビア タンザニア ケニアでは⸺

珈琲豆の粒の大きさで ランク付けするの

(生徒A) それも私たちみたいですね

収入の多さとか 背の高さとか イケメンかどうかとか

(生徒B)出身大学とか

(生徒たち) ああ~ それ大事~ 超大事だよね

(笑い声)

(モタエ) あら まだいたのね 青山君

はあ 出てくタイミング 逃がしちゃって

(モタエ)フフ

ハア

いつも こうなのよ

大変ですね

実際は珈琲なんて そっちのけで⸺

この珈琲教室に通ってるってことで 箔(はく) を付けたいだけなのよ きっと

箔ですか…

どこの世界でもあるんですね そういうの

しかし バカだったな あの野郎は

せっかく 先代に気に入られてて⸺

盃(さかずき) も貰(もら)って 箔が付きそうな矢先によ

ひよって 全部やめてえとか 言い出しやがって

フフ はい そうっすね

(花菱)フフフ おい 覚えてるか?

俺らにボコボコにされながら 血迷って吐いた あいつのうわ言

ううっ…

(花菱) おら もっかいだよ おら おい

おい もっかい

(青山)うっ…

(花菱)おい ぺい

ぺい!

お前 何見てんだよ

お前もやれよ

え?

おめえも同じ目に遭いてえのか?

ああ?

いえ…

(青山)うっ…

クソ… おい…

なんで… おい!

ああ! ああ!

クソ野郎! おい!

なんでだよ!

(花菱)おら

てめえの兄弟が なんでか聞いてるぞ

俺は ただ…

もちろん 覚えてるっす

完全にキマっちゃってましたよね あいつ

(花菱)フフフフフ

頭 殴りすぎたよな

はい…

さて 本題だ

てめえに頼みがある

(三平)うす

あの野郎 とっ捕まえたら 真っ先に俺に流せ

三代目に直送する前に まず俺だ

もちろん 内密にな

(三平)え?

分かるだろ

三代目に恩売って⸺

そろそろ うちの組にも 箔付けとかねえとな

今日は 皆さんに これを飲んでほしいと思います

コピ・ルアックを用意したの

え~ スゴい希少価値の 豆じゃないですか

スゴい 実在したんだ

いつもの珈琲と 飲み比べてほしくて

ああ いいんですか? しかも こんな高価なカップで

(モタエ)どうぞ めしあがれ

(生徒たち)いただきます

(垣根)いただきます

う~ん

信じられないほど おいしい

ホント いつもの珈琲と 全然違いますよね~

コピ・ルアック ヤバい 後味が深いっていうか…

鼻に抜ける 独特な香りがたまらない

(モタエ) 垣根さん どうかしました?

あ…

先生 あの これ…

いつもの珈琲ですよね?

(生徒たち)え?

ハア…

そうです

高級なカップに入れたから 勘違いさせてしまったかしら

だまし討ちみたいなことして ごめんなさい

でも いくらなんでも⸺

コピ・ルアックと いつもの珈琲の 違いくらい分かってくれるかと…

あなたたちに お願いがあります

ちゃんと 珈琲を味わってください

鼻孔をくすぐって のどを通過して⸺

胃に収まるまでの ヒストリーを感じてください

なによ こんな雑誌

ふわっとした オシャレな イメージばっかり先行して…

私なんて 珈琲が好きな ただの 一ババアなのよ

ちゃんと見て

アプリで加工して シワを飛ばして⸺

ふわっとした写真に 仕立てないでほしいわ

お願い

甘噛(が)みして生活を彩らないで

勝手なイメージで アクセサリーに仕立てないで

珈琲を箔付けに使わないで

(生徒たち)ん… ああ…

(生徒A)私たち 失礼します

(ドアが開く音)

(ドアが閉まる音)

先生…

でも よかった

垣根さんだけは 分かってくれると思ったの

私は おいしい珈琲を淹れたいので

それだけなので

先生 よろしくお願いします

(モタエ) そうね それだけよね 本当に

(花菱)おら

てめえの兄弟が なんでか聞いてるぞ

俺は ただ…

おいしい珈琲を淹れたい

♪~

♪~

それだけです

♪~

♪~

(花菱) ハハハハハ はあ? ハハハハハ!

(花菱) ハハハハハ はあ? ハハハハハ!

なんだそれ ハハハハ!

アハハハ おい バカじゃねえか おめえ おい

(笑い声)

(ドアが閉まる音)

あっ 帰ったのね 彼

え?

(モタエ)ん? ああ

珈琲豆の配達を お願いしたの

移動販売してる子でね

ずいぶん変わった車で

タコの絵が 描いてあって… え?

先生 その人…

~♪

~♪ (三平)ばあ~

(垣根)青山さん!

あ… 青山さん

やあ

クソまずい

泥みたいな味がする

(垣根) 今は 素敵な珈琲屋さんです

ヘラヘラ笑ってんじゃねえぞ

(ぺい)あずき洗いだ

(青山)珈琲に出会えたとき⸺

世界が変わった気がしました

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