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〈今夜も始まりました→
金曜ナイトドラマ
『波よ聞いてくれ』〉
〈スープカレー屋の店長が
交通事故で入院〉
〈人手不足で大忙しの店に→
加害者の妹を名乗る
ミステリアス美女が現れ→
手伝ってくれる事に〉
〈ラジオのネタ探しに
苦労する中…〉
(中原忠也)うち 来れば?
〈中原くんは
その美女を自宅に誘っちゃうし→
北海道の実家からは
大量の新巻鮭が届いちゃうし→
揚げ句の果てには→
同じアパートの住人を
殺人犯と勘違いして→
同じアパートの住人を
殺人犯と勘違いして→
ラジオで
公開謝罪放送する羽目に〉
〈さらに 何やら→
MRSの看板パーソナリティーの
まどかは→
ミナレを意識しまくりで…〉
(茅代まどか)
そんなに魅力的なの?
あの素人の子が。
〈ああ〜 怖い怖い。
住んでたアパートも追い出され→
相変わらず崖っぷちの
ミナレの運命やいかに!?〉
〈以上 お相手は
『土手ラジオ』からやって来た→
ファーストサマーウイカでした〉
〈絶対
いつか 本編にも出してや!〉
(カメラのシャッター音)
(鼓田ミナレ)うわっ!
ああっ!
♬〜
あっ 着いた…。
うわっ! ああ もう…!
よいしょ…。
今日から世話になります!
(南波瑞穂)はい。
あっ 使ってください。
あっ ありがとう! っていうか
本当ごめんね 朝っぱらから。
最悪 ラジオ局の倉庫で
寝泊まりしようって→
覚悟してたんだけどさ。
そんな
かしこまらないでください。
むしろ 私
ミナレさんと暮らせるのが→
楽しみなんです。
ああ…。
(瑞穂の声)やっぱり 生放送中に
乱入してきた時の印象が強烈で。
光雄ーっ!
あんたは
地の果てまでも追い詰めて→
必ず殺す!
(瑞穂の声)それに この間
一緒に取材に行った時も…。
瑞穂! 警察呼んで 警察!
警察!?
急いで!
こいつは私が押さえとくから!
(瑞穂の声)
なんていうか ミナレさんって→
主役! って感じが
するんですよね。
主役?
ええ。
見てると
ハラハラするんですけど→
説明不能な生きるエネルギーの塊
みたいな人だなって。
それ 褒められてんの?
もちろんですよ!
ミナレさんと一緒にいれば
きっと 私の平凡な人生を→
壊してもらえるような
気がするんです。
はあ…。
あっ 私 そろそろ行かないと!
あっ お願いがあるんですけど→
あっ お願いがあるんですけど→
あとで 亀に
餌やっておいてもらえませんか?
そこの水槽に3匹いて
やり方もメモしておきましたから。
ああ 了解。
それぐらい お安いご用よ。
ありがとうございます。
じゃあ いってきます!
いってらっしゃい!
(瑞穂)いってきます!
《いい子だな ホント》
《明るいし 優しいし→
部屋もきれいで 几帳面だし》
よし!
おうおう 元気だな。
おうおう 元気だな。
♬〜
几帳面…!
はあ…。
♬〜
ワオ!
バリッバリの官能小説じゃん。
ワオ!
バリッバリの官能小説じゃん。
(まどか)お送りした曲は→
杏里で
『思いきりアメリカン』でした。
さて 本日のテーマは
ゴールデンウィークの思い出。
かくいう私は 学生時代の5月に
失恋してしまった→
悲しい過去の持ち主なので
皆さんからのエピソードで→
ぜひ 元気を分けて頂ければ
嬉しいです。
まずは ラジオネーム
昼休みもダイエット中さんから。
僕の
ゴールデンウィークの思い出は→
まさに3年前の今日…。
(麻藤兼嗣)「僕の心は
君に奪われたままなんだ」
(麻藤兼嗣)「僕の心は
君に奪われたままなんだ」
はあ… これで 今日 5通目か。
ったく 暇な奴だな おい。
(久連木克三)内容も
多少 エスカレートしてきてるな。
(箱坂富美)
あんまり しつこいようなら→
警察 相談したほうがいいと
思うんですけど。
(まどか)相手にしなくていいわよ。
脅迫って内容でもないんだし→
リスナーからのラブレターなんて
珍しくもなんともないんだから。
そうは言っても お前 こいつは…。
(瑞穂)お疲れさまでした。
ありがとう。
(瑞穂)はい。
あっ 例の鼓田さん→
あなたの家に転がり込む事に
なったんですって?
ええ まあ…。
ふ〜ん…。
あなたは 悩み事が…。
(キーボードを打つ音)
あの ミナレさん。
うん?
この間 言ってた事なんすけど…。
まあ ど深夜だから
気が向いたらでいいよ。
中原くんと一緒に 2人でね。
ど ど ど… どういう意味ですか!?
もしかして なんか
誤解してるんじゃないかなって。
ああ 別に! なんとなく
そんな気がしただけだし。
まあ 確かに 今 城華さんは
うちにいてもらってますけど→
やましい事なんてないんすよ。
これが その証拠です。
(城華マキエ)「あっ 花ちゃん
走ったら危ないよ!」
ほう… 城華さんとの間に
もう こんなに大きな子供が…。
んなわけないでしょ!
続きを見てください 続きを。
(マキエ)「アイスが入ってるじゃん」
(太宰芽衣子)
「どうも〜 中原忠也の姉です」
「夫と喧嘩して 今 子供と一緒に→
弟の家に転がり込んでま〜す」
うん?
弟の家に転がり込んでま〜す」
うん?
この間から 姉貴が 子供 連れて
うちに来てて→
当分 帰りそうにないんで→
だから 城華さんの居候も
許可したんです。
えっ あんた 私に見せるために→
わざわざ
そんなムービー 撮ってきたの?
そうっすよ。 俺は変わらず
ミナレさん一筋なんすから。
城華さんと2人きりになんか
なってませんし→
もちろん サラッサラの
スープカレーの関係ですんで。
あっ そう…。
で そもそも なんで 城華さんは→
そんなに
自分んちに帰りたくないわけ?
いや そこの理由が
まだ聞き出せてなくて…。
(ドアの開く音)
(マキエ)買い出し 行ってきました。
(ドアの開く音)
(マキエ)買い出し 行ってきました。
ああ お疲れ!
あっ お疲れさまです。
悪いっすね
お使い 頼んじゃって。
いえ… あっ すいません。
えーっと 悩み事…。
(キーボードを打つ音)
(マキエ)聞かれましたよね?
うん?
私が 中原さんのお宅に
お世話になっている事。
ああ〜。
ずっと
ミナレさんに誤解されてるって→
気にされてましたから。
まあね…。
うん? 何?
中原さんは
とても優しい方なので→
行き場のない私に
手を差し伸べてくれただけです。
私としては
それが歯がゆいのですが。
《中原〜》
《あんたは サラッサラのつもり
かもしれないけど→
城華さんのほうは
結構ドロドロしてんぞ》
城華さんのほうは
結構ドロドロしてんぞ》
(携帯電話の振動音)
もしもし?
(まどか)「お久しぶり 鼓田さん」
ああ?
私 茅代です。
あなたと
一度 じっくり話してみたくて。
今晩 空いてるわよね?
いいから空けなさい。
地獄の呼び出しだな。
今夜は荒れるな…。
ただいま。
♬〜
♬〜
(マウスのクリック音)
♬〜
まどか… 今日も 僕のメールは
読んでくれなかったね→
一通も。
なんで 待ち合わせが
夜の公園なんだっての。
はあ…
大体 じっくり話すって何?
まさか
私が パーソナリティーとして→
力をつける前に消すつもりで…。
(まどか)それは うぬぼれすぎ。
だあーっ!!
お待たせ。
とりあえず 座って飲みましょ。
「飲みましょ」って…。
どっか お店とか行かないんすか?
だって もう 買ってきたもの。
乾杯もなしですか…。
乾杯もなしですか…。
ああ〜!
っていうか
なんか イメージ違いますね。
バーでワインとか飲んでそうな
雰囲気なのに。
私が飲むのは 大抵 焼き鳥屋よ。
ちなみに 鼓田さん
焼き鳥を串から外して食べる人→
どう思う?
はあ?
いるでしょ
何人かで 居酒屋 行くと。
ああ…
ぶっちゃけ 殺意 湧きますね。
せっかく 串で刺してあるのに
意味ないじゃんって。
これね うちの番組で
アンケート取った事あるのよ。
ほとんどのリスナーが
あなたと同じ→
串に刺さったまま食べたいって
答えるの。
(まどか)でも 不思議な事に→
飲み会で串から外さず食べる人を
どう思う? って質問に変えると→
急に「空気を読んでない」
「身勝手だと思う」っていう→
リスナーが増えるわけ。
すごく日本人的で
面白い話だと思わない?
まあ そうですね。
あなたには わからないわよね
こういう面白さは。
あなたには わからないわよね
こういう面白さは。
いや 今 「そうですね」って
言いましたよね? 私。
だって 鼓田さんは自分が大好き。
自分にしか興味がない人だから。
はあ?
あなたの番組『波よ聞いてくれ』
面白かったわ。
でも あれって
ラジオの面白さじゃなくて→
鼓田さん自身の面白さでしょ?
スウェーデンには行かないし→
浄化なんかしたら
お前を許さない!
私は死ぬまで! 彷徨える日本人
鼓田ミナレだー!!
私は死ぬまで! 彷徨える日本人
鼓田ミナレだー!!
(まどかの声)
アドリブだらけの架空実況も→
大ポカやらかして公開謝罪も→
成立したのは
あなた自身が面白い人だったから。
言ってみれば→
素人が 自分の趣味なんかを
一方的に配信するのと同じ。
リスナー不在でも成り立つ
あなたが主役の番組なのよね。
まあ 話の流れ的に→
これっぽっちも褒められてない
っていうのは わかりますけど。
職業ラジオパーソナリティーである
私にとってはね→
主役はリスナーなの。
私の仕事は 彼ら彼女らの思いを
すくい上げる事。
さっきの焼き鳥の串の話みたいに→
他愛もない話こそ面白いと思って
取り上げるわけ。
それはね
私自身が他愛もない人間だから。
それはね
私自身が他愛もない人間だから。
(まどか)ああ…。
いやいや いやいや…
他愛もない人間が→
その勢いと速度で
カップ酒 飲みませんって!
つうか
どんだけ買ってきたんすか?
他愛もない人たちの気持ちなんて
きっと わからないでしょうね→
歩く放送事故みたいな
あなたには。
ちょっと待ってくださいよ。
確かに
事故みたいな放送でしたけど→
だからって なんで
茅代さんから 酔いに任せて→
いきなり 人格否定されなきゃ
いけないんですか?
大丈夫よ。 酔いに任せて
お説教してるだけで→
明日になれば
きれいさっぱり忘れてるから。
大丈夫の定義 ガバガバか!
無敵状態ですか。
大体ね→
飛び込みのど素人が
会社のお金で 深夜とはいえ→
冠番組を持たせてもらって
好き放題。
そんな事やってて 誰からも
お説教されないとでも思ってた?
…知らんわ。
さっきから黙って聞いてりゃ→
好き放題
言ってくれてますけどね→
私は 麻藤さんの
手のひらに転がされて→
いつの間にか パーソナリティーに
なっちゃってたんですよ!
言ってて恥ずかしくねえのかと
自分でも思うけど!
こちとら
バイトもクビになりかけて→
住んでたアパートも追い出されて→
崖っぷちのギリギリで
なんとかやってるんです!
茅代さんが言うみたいに
好き放題なんて 全然…。
長いわ 話!
ひと通り言って 気が済んだら→
起こしてちょうだい。
うぉぉい!
そっちから喧嘩ふっかけといて
なんだ それ!
ちょっと…
もう 私 帰りますよ?
今 帰られたら困るわね。
私 結構ベロベロだから。
今 帰られたら困るわね。
私 結構ベロベロだから。
だから 帰るんです。
私が あなたに困ってるんで。
鼓田さん。
なんすか?
右斜め前 2時の方向にある
茂みに向かって→
全力で走ってみてくれる?
はあ?
いや だから
なんで そんな事を…?
いいから。 3 2 1… ゴー!
えっ ちょっと… えっ!?
うわっ! えっ ちょっと 誰!?
♬〜
えっ 何? どういう事?
(荒い息)
(まどか)私はね これでも→
あなたのためを思ってるのよ
鼓田さん。
鼓田さん!
えっ ちょっと どこ見てるの?
えっ? ちょっと もう やめてよ。
こんな おなかも出ちゃって→
ビール飲みすぎじゃないの?
あなた。
酔ってんだか ボケてんだか
わかりませんけど→
酔ってんだか ボケてんだか
わかりませんけど→
いい加減にしないと
ぶん殴りますよ マジで!
そりゃあ 散々だったな。
散々なんてレベルじゃないですよ。
公園で カップ酒 飲みまくる女に
説教かまされるわ→
いきなり
全力ダッシュさせられるわ→
茂みから変な奴が逃げていくわ…。
あれ 麻藤さんが仕込んでた
ドッキリかなんかですか?
そりゃ 茅代のファンっていうか
ストーカーだろ。
ストーカー?
ここしばらく あいつの番組に
何回もメール送ってきてるんだよ。
まあ 内容があれなんで
一回も読まれてねえけど。
いやいや いやいや…
それ 危なくないですか?
昨日の奴 カメラ持ってて
盗撮もしてたみたいだし。
人気パーソナリティーだし
熱心なリスナーは山ほどいる。
けど 残念ながら
有名税の域は超えてねえんだよな。
あいつの性格上 そういう連中を
むげに否定もできねえだろうし。
ああ… まあ
ご本人も言ってましたけどね→
主役は あくまでリスナーだって。
あっ そうだ これ 昨日
別れ際に渡されたんですけど。
瑞穂に聞いたら→
瑞穂に聞いたら→
毎年6月にやってる
ラジオ業界のイベントだって。
うちだけじゃなくて
各局の人気パーソナリティーを→
4人ずつ選出して放送する。
まあ 血で血を洗う
公開イベントってやつよ。
いや 「血で血を洗う」って…。
でも 茅代さんが
これを渡してきたって事は→
つまり 私の事を→
ライバルになる可能性があると
思ってるって事ですよね?
まあ そうなんじゃねえの。
期待半分 からかい半分
ってとこだろうけど。
それが聞ければ十分です。
昨日の件 結構ムカついてるんで
『波よ聞いてくれ』を→
茅代さんが嫉妬と悔しさで
もだえ死ぬレベルの→
人気番組にしたいと
初めて思いましたから。
いい刺激 受けてるじゃねえか。
「鉄は熱いうちに打て」
っていうけど。
はあ?
ハハハッ!
よし さっさとやるか!
いや やるって何を?
いいから 早く来い!
はあ…。
マジで?
この間の公開謝罪
俺も 始末書 書いたんだ。
毎回 あんな綱渡りされちゃ
たまったもんじゃねえからな→
保険 保険。 保険のための収録
ストックしておきたいんだよ。
だからって なぜ 親子喧嘩?
ほら あの
この間 お裾分けしてもらった…→
新巻鮭!
あれ 食ってたらさ→
ポンッと
なんか 思いついたんだよな。
あのですね うちの親…
特に父親はやばいんですって。
自分勝手で 行き当たりばったりで
予測不能なんで!
さすがは親子。
…ですね。
お前 そんなん聞いたら→
期待しかできねえじゃねえか
もう。
ほら 早く電話しろ。 ほら。
キュー!
ああ もう…!
(呼び出し音)
(鼓田マコト)「金なら返せん」
「ハハハハッ… 以上」
父さん? 私 ミナレだけど。
「なんだ ミナレか」
「知らない番号だから
借金取りかと思った」
「脅かすな!」
(電話が切れる音)
「脅かすな!」
(電話が切れる音)
(不通音)
えっと… じゃあ 終了で。
(せき払い)
よし もう一回。
ああっ…!
(ボタンを押す音)
(呼び出し音)
(マコト)「もしもし?」
私 ミナレだけど 今 忙しいの?
「まあな」
「(げっぷ)」
(マコト)競馬の帰りで人生休憩中。
みんな 帰っちゃった。
「あっ そう。 電話越しでも
酒のにおいが漂ってくるわ」
(マコト)それはそうと お前
ラジオDJになったんだってな。
はあ!? なんで知ってんの?
(マコト)そっちにいる友達に
教えてもらった。
まあ いろいろあって 成り行きで。
(マコト)ミナレ
どんな仕事に就いてもいい。
(マコト)ただし 周りから
笑ってもらえる人間になれ。
(マコト)ただし 周りから
笑ってもらえる人間になれ。
それが一番大切だからな。
いや ギャンブル帰りの酔っ払いに
そんな教訓 聞かされても。
つうか 話 変わるんだけどさ→
私 自分の名前 気に入らないから
改名してもいい?
はあ?
つうか
そもそも ミナレって何? 何語?
響きも大して良くないし
何が由来なわけ?
そうか… とうとう お前に
名前の由来を話す時が来たか。
えっ 何?
そんな大層な由来があんの?
実はな…→
母さんが お前 妊娠してる時
父さんには愛人がいた。
それ
冗談じゃ済まされないんだけど。
安心しろ。
お前が生まれる前に
ちゃんと別れた。
当たり前だろ!
つうか そういう問題じゃねえし!
まあ 聞け。
その別れ話 してる時に
こう言われたんだ。
「身を引く代わりに→
私の名前を
あなたの子供に付けて」って。
じゃあ その愛人の名前が
ミナレだったと?
じゃあ その愛人の名前が
ミナレだったと?
いや ミチル。
はあ?
お前 鈍いね。
父さんの愛人は
合計3人いました。
「ハハハッ… 3人が3人とも→
身を引く代わりに 私の名前を
子供に付けてって言われて→
父さん 悩んじゃってね」
「ミチルに ナツヨに レイコ。
なっ?」
「だから 頭を取って ミナレ。
どうです?」
「だから 頭を取って ミナレ。
どうです?」
麻藤さん!
今から実家行って
父親 殺してきます!
直接対決で公開殺人なら
リスナー 大喜びですよ→
間違いなく!
んな事したら お前→
番組どころか 局自体が
放送停止になっちまうだろうよ。
クソッ!
っていうかさ→
お前の親父も面白えな。
はあ どこがですか!?
さすが ミナレさんの父親…。
ああ?
いや…。
(瑞穂)今のって冗談ですよね?
あの 酔っ払ってましたし。
冗談でも 真実でも
どっちでもいい。
男は基本ゴミ!
うちの親父は特に!
今なら 飛行機 間に合うから。
(瑞穂)落ち着いてください
ミナレさん! ミナレさん!
(久連木)なんだ? 騒がしいな。
(瑞穂)あっ お疲れさまです。
ミナレさんが お父さんを殺しに
北海道に帰るって言ってて。
(まどか)あら 深夜ラジオ番組の
主役じゃ飽き足らず→
今度は 三面記事の主役にでも
なるつもり?
放っといてください!
つうか よくよく考えたら→
昨日の件だって
三面記事になった可能性大ですよ。
ストーカーに私を突進させるなんて
危ないでしょうが!
(久連木)ストーカーに突進?
なんだ? そりゃ。
昨日の夜さ あの例の奴が→
昨日の夜さ あの例の奴が→
茅代の周り
チョロチョロしてたらしいよ。
おい 聞いてねえぞ。
酔ってて覚えてない。
そんなに心配なら 久連木さん→
ボディーガードとして
うちに住む?
部屋なら余ってるし。
お前な…。
麻藤さん!
私…。
キューシート 取ってきます。
♬〜
♬〜
瑞穂 なんか怒ってた?
いろいろあるんですよ
瑞穂ちゃんにも。
ミナレ。
次回の放送 さっきの親子喧嘩
流すでいいよな?
絶対 嫌です!
(荒い息)
♬〜
(久古 蘭)
このところ スランプなのよ…。
(蘭)雑誌で 出す企画 出す企画
全部ボツを食らっちゃってね。
はあ…。
何がダメなの?
「元カレが思わずストーカーになる
カレーレシピ」と→
「妻と愛人が作るカレー対決」。
とりあえず 内容が不謹慎なのと→
なんにでも
カレーを絡めようとするのが→
原因じゃないですかね?
原因じゃないですかね?
…企画が通りやすくなるカレー
ちょうだい。
じゃあ Aセットで。
Aセット 1つ。
はい。
鼓田さん。
うん?
あそこの4番テーブルのお客さん
お知り合いですか?
うん?
いや 知らないけど。
注文 取りに行ったら
鼓田さんの事 いろいろ聞かれて。
ええ〜!
♬〜
あの 申し訳ないんですが
そろそろ 閉店時間なんで…。
(鶴田竜也)先日は どうも。
えっ?
実は あなたに 折り入って
頼みがあって来たんです。
まどかの事で。
はあ?
♬〜
もしかして
茅代さんのストーカー!?
ストーカーじゃありません。
僕は まどかの恋人です。
はあ?
僕とまどかは同じ大学で
サークルの先輩 後輩でした。
おはよう。
(鶴田の声)彼女は
当時からクールで理知的で…。
おはよう。
(鶴田の声)
近寄りがたい雰囲気でしたけど→
一度 心を開くと
子猫のような一面が。
カップ酒 かっ食らって
暴言吐いてた姿からは→
想像できないっすねえ。
子猫っつうより
人食い虎みたいでしたよ。
僕たちは
真剣に愛し合っていました。
僕たちは
真剣に愛し合っていました。
ただ 当時の僕には
彼女の強さが…→
一人で
自分の人生を切り開いていける→
彼女の聡明さが 息苦しかった。
かわいげなさそうですもんねえ
あの人。 学生の頃から。
結果 僕の心は
他の女性に移ってしまい…。
(鶴田)他に好きな人
できちゃったんだ。
(鶴田の声)
彼女との別れを選びました。
(鶴田)ごめん。
(鶴田の声)
泣くでもなく 責めるでもなく→
ただ 僕の話を黙って聞く→
ただ 僕の話を黙って聞く→
毅然とした彼女の表情を
今でも覚えています。
やっぱ かわいげないっすね。
卒業後に交際した女性たちとは
長続きせず→
転勤で こちらに移り住み→
まどかが ラジオパーソナリティーを
している事を知って…→
運命だと確信しました。
あの時の過ちを償うチャンスを
神様が与えてくれたんだと…。
いや… ただの偶然ですし→
結局 恋人でもなんでも
ないじゃないですか!
学生時代の元カレってだけで。
大量にメール送りつけるとか
盗撮とか→
それ やっぱ
ストーカーですって!
僕は 違法行為は
何一つしていません。
メールには
住所 氏名 連絡先を明記し→
写真も たまたま
有名人を撮影しただけで→
ネットにアップもしていない。
何か問題でも?
問題がある事に
全く気づいてないところが→
ものすごく問題だと思います。
もし 本当に僕の事が迷惑なら
はっきり 拒絶するはずです。
それをしないのは きっと…→
迷ってるからだ。
(鶴田)彼女も もう 35歳。
これ以上 独身でいさせるわけには
いきません。
一刻も早く 2人で
幸せな家庭を築いていかないと。
…えっ? で 結局→
私に折り入って頼みって
なんなんですか?
公開プロポーズをさせてください。
あなたの冠番組
『波よ聞いてくれ』で。
はあ!? なんで うちの番組で?
今までの2回の放送を聴く限り→
あなたの番組は
方針も定まっていないし→
行き当たりばったりの
無法地帯です。
MRSの番組の中では
一番 自由度が高いと→
判断しました。
否定できないのもムカつくし→
その言い草で 人の番組
利用しようとしてるのが→
さらに ムカつくわ! っていうか
私には全然関係ない話でしょうが。
この間の公園での様子を見る限り→
まどかは
あなたに心を開いています。
どうか まどかと僕の未来のために
力を貸してください。
いや… あんたの判断基準
何もかもバグってますって!
いや… あんたの判断基準
何もかもバグってますって!
あの…
帰ってもらっていいっすか?
すげえな…
言ってる事 めちゃくちゃで。
あの人 私の兄に似ています。
えっ?
独善的で
自分の考えに とらわれている。
これ以上 居座ったら
迷惑料 取りますよ。
いいから 早く帰ってください!
丁重にお断りします。
(瑞穂)それで
なんて返事したんですか?
(瑞穂)それで
なんて返事したんですか?
返事もクソも
断って 追い返したよ。
正直 茅代さんに ひと泡吹かせる
ネタにできるんじゃないか→
ってのも
頭をよぎったんだけどさ→
あそこまで思い込みの激しい
ガチな人→
下手にいじると 逆上しそうだし。
うーん… でも 放置するのも
心配じゃないですか?
番組に届くメールも 内容が
エスカレートしてるみたいですし。
えっ? どんなふうに?
学生時代 付き合ってた時の
イチャコラが書いてあるとか→
茅代さんの性癖暴露とか?
私は そこまで
詳しく聞いてませんけど…。
でもさ…→
でもさ…→
警察に相談できるほどの事は
してないみたいだし。
つうか なんで 私が→
茅代さんの心配しないと
いけないんだって話だし。
公開プロポーズを
公開説教に変えちゃうのは?
公開説教?
その人 自分の気持ちが
茅代さんに受け入れてもらえると→
思い込んでるわけですよね?
うん…。
それを勘違いだって
わからせてあげれば→
問題解決じゃないですか。
無理 無理!
私に 説教とか説得なんて。
大喧嘩になって 逆恨みされて
ストーキングのターゲットが→
私に変わる可能性なら
あると思うけど。
それはそれで ミナレさんなら
撃退できそうですし。
それはそれで ミナレさんなら
撃退できそうですし。
一応 私も
うら若き女性なんですが?
でも これって→
茅代さんの番組では
できない事ですし→
麻藤さんに相談してみるの
ありですよ きっと。
相談した時点で
結果は目に見えてる。
面白そうだな。 それでいくぞ。
絶対に こう言う。 100パーで。
それだけ ミナレさんの力に
期待してるって事ですよ。
(缶を握り潰す音)
はあ…。
ああ… ありがとう。
(瑞穂)いえいえ。
この間の 電話で親子喧嘩の時も
思いましたけど→
麻藤さんが
ミナレさんに求めてる事って→
麻藤さんが
ミナレさんに求めてる事って→
今までのラジオ番組とは
全く別のものだと思うんですよね。
そうなの?
(瑞穂)ええ。
なんて言うか もっと新しい…→
いや 新しいと言えば
聞こえはいいけど→
その実 グチャグチャな
刹那主義的というか→
無政府主義的というか
そういうカオスなものを…。
いや… いきなり 真面目な顔して
何 言ってんの?
…とにかく
提案だけはしてみましょう。
うまく解決すれば 茅代さんも…→
きっと 久連木さんも
安心すると思いますし。
きっと 久連木さんも
安心すると思いますし。
(缶を開ける音)
瑞穂ってさ 久連木さんに→
なんか特別な思い入れでも
あるの?
…えっ?
いや なんとなくね。
ものすごく年上だし→
恋愛対象とかではないと
思うけどさ。
知ってました?
ん?
この「呉ひさき」って→
実は 久連木さんの
ペンネームなんです。
実は 久連木さんの
ペンネームなんです。
えっ!?
あの人 官能小説家だったの?
本業は小説家ですね。
えっ? ヘヘヘ…。
構成作家のほうが副業ですけど→
以前は MRSの名番組の
半数近くに関わってらっしゃった→
優秀な作家さんなんです。
はあ〜 知らなかった。
だけど ここ数年は→
茅代さんの番組の
専属作家みたいになってて…。
久連木さん もっと
いろんなお仕事のできる方なのに→
久連木さん もっと
いろんなお仕事のできる方なのに→
私的には
ちょっと引っかかってて…。
私がMRSに入社したのも
久連木さんに憧れたからですし。
《瑞穂情報 更新》
《優しくて 明るくて 几帳面で→
亀を飼ってて
官能小説 読んでて→
その上 片思いの相手は
50過ぎのオッサン…》
面白そうだな。 それでいくぞ。
ほら やっぱり。
セリフも表情も予想どおり。
あん?
で 茅代さんは いいんですか?
下手に刺激して→
ストーカーが 殺人鬼に
クラスチェンジするかもしれないのに?
問題ないわよ。
そうなったら 全力で生き延びて→
あなた相手に
損害賠償訴訟 起こすから。
私に怒りの矛先 向けるぐらいなら
この企画に反対するか→
潔く
ストーカーに殺されてください。
あの… 提案した私が言うのも
あれですけど→
やっぱり 危険ですかね?
(まどか)ご心配なく。
あの男は 根が小心だから→
(まどか)ご心配なく。
あの男は 根が小心だから→
そんな大それたまね
できないわよ。
せいぜい
ネチネチ メールを送るか→
コソコソ 盗撮するのが
関の山ね。
おお〜 さすが元カノ!
よく知ってらっしゃる。
というか
実際 どうだったんですか?
学生時代に 他の女に
乗り換えられちゃった時の→
ご気分は。
(まどか)しょせん
その程度の男だったかって感じね。
相手の女も 将来の展望もなく→
その場その場を
切り抜けて生きてるだけの→
刹那主義の女だったし。
あっ… そういえば→
彼女も あなたと同じ
釧路出身だったわね。
どうりで…。
はあ? 私と釧路の女性全員を→
どうりで…。
はあ? 私と釧路の女性全員を→
敵に回すつもりっすか?
同じサークルだったけど
あなたと同じで→
下品なウィットに富んで
男ウケだけは良くてね。
そこにつけ込んで 世渡りしてる
疑似天然系のクズだったわ!
この間は 酒の勢いだと思って
我慢したけど→
シラフで その発言は
聞き捨てならねえぞ おい!
つうか そんなクズ女に
負けちゃったんでしょうが→
学生時代のあんたは!
(まどか)はあ?
(瑞穂)落ち着いてください
ミナレさん!
まあまあ まあまあ…!
やるならやるで→
いろいろ 保険は打つつもりだけど
本当にいいんだな? 茅代。
公開説教なり 公開処刑なり
お好きにどうぞ。
公開説教なり 公開処刑なり
お好きにどうぞ。
麻藤さんが
鼓田さんにやらせたいのって→
そういう ギリギリを攻めた
番組なんでしょ?
じゃあ お言葉に甘えて→
茅代さんが 当時 彼氏と
どんなふうに乳繰り合ってたのか→
根掘り葉掘り 放送してやんよ!
公開説教 改め
公開リベンジポルノって事で!
それは ギリギリじゃなくて
完全にアウトです!
(マウスのクリック音)
(携帯電話の着信音)
(鶴田)はい。
「MRS 『波よ聞いてくれ』で
ディレクターをやってます→
麻藤といいます」
まもなく 放送が始まります。
このまま
この電話を繋げますので→
切らずに お待ちください。
(鶴田)はい。
あと 事前に
メールでお伝えしたとおり→
茅代まどかの個人名と→
あと 付き合ってた頃の
過度にプライベートな話は→
NGですので。
もし 違反した場合 電話は即終了。
もし 違反した場合 電話は即終了。
それどころか
うちのパーソナリティーが→
あなたの個人情報を→
ベラベラ ベラベラ
喋りまくるかもしれませんから→
十分 気をつけてくださいね。
(鶴田)「わかってます」
♬〜(音楽)
『鼓田ミナレの波よ聞いてくれ』
ヘ〜イ!
5月5日 午前3時30分。
先週の放送事故一歩手前の危機を
乗り越え→
無事 第3回目の放送を
迎えました→
MRSの生体ノイズ担当→
パーソナリティーの
鼓田ミナレです。
ええ… 本日はですね
初回 第2回とは→
また がらりと
趣向が変わりまして→
なんと この番組を通じて→
思いを寄せる女性へ
公開プロポーズしたい→
という男性と
今 生電話が繋がっております。
プライバシーの関係上
個人名は伏せさせて頂きまして→
男性の事は Kさん→
お相手の女性の事は
Mさんと呼ばせて頂きますが→
お相手の女性の事は
Mさんと呼ばせて頂きますが→
とにもかくにも まずは Kさんに→
その熱い思いの丈を
聞いてみましょう。
Kさん こんばんは〜!
はい。 こんばんは。
よくも まあ
こんな深夜の無法地帯ラジオで→
プロポーズしようなんて思ったな
って感じですが→
まずは お相手のMさんとの
ご関係について 教えてください。
僕と彼女は 10年以上前
学生時代に交際していました。
残念ながら→
僕の犯した過ちのせいで
別れましたが…。
僕の犯した過ちのせいで
別れましたが…。
ちょうど 今と同じ 5月の
ゴールデンウィークの時期に。
過ちというと 他の女性に
目移りしてしまったとか?
(鶴田)「ええ… まあ…」
ですが 今になって→
僕にとっての
かけがえのない存在が→
彼女だったと認識しました。
ですから もう一度
やり直したいと願っています。
なるほど〜! 復縁をかけた
プロポーズというわけですね。
なるほど〜! 復縁をかけた
プロポーズというわけですね。
ちなみに お相手のMさんが→
Kさんの その気持ちに
応えてくれる勝算は→
何パーセントくらいでしょう?
うーん…
90パーセントぐらいかな。
(鶴田)「彼女には
定期的にメールしていますし…」
一方的に番組にメール送ってきて
付きまとってるだけなのに。
ストーカーらしい
都合のいい思考だよな→
まったく…。
(瑞穂)怖い…。
なるほど。 それでは 最後に
お相手のMさんのご職業は?
あなたと同じ
ラジオパーソナリティーです。
ありがとうございます。
私も 一応 名前がミナレですから
イニシャルMなんですけれども→
まあ 念のため
プロポーズするMさんって→
私じゃありませんよねえ?
もちろんです。
彼女は もっと聡明で→
まともな
パーソナリティーですから。
はい。 ちょっとした冗談にも→
100倍返しのディスで応じてくれた
Kさんに→
今夜のメインイベント→
公開プロポーズを
して頂きましょう!
それでは Kさん どうぞ。
Mさん…。
ラジオから聴こえてくる
君の声を聴く度→
君と過ごした学生時代を
思い出します。
あの時の僕の選択は
間違っていた。
僕の人生には 君が必要です。
この放送を聴いていたら
どうか 連絡をください。
そして 返事を聞かせてください!
情熱的なプロポーズ
ありがとうございました。
…はい! それでは ここからは
真のメインイベント→
勘違い男への深夜の公開説教に
移りたいと思います!
(鶴田)はあ…?
たった今から 全盛期の
みのもんたの魂を憑依させて→
「おもいッきり生電話」
させて頂きますけれども→
Kさん あなたね
はっきり言いますけど→
あなた
いろいろと間違ってますよ。
相手の都合も考えずに
一方的にプロポーズなんてね→
大人の世界では
通用しないんですよ→
はっきり言って!
どういう事ですか?
僕は 公開プロポーズを
させてもらう約束で→
この電話を…。
はい。 ですから
公開プロポーズはして頂きました。
なので ここからは 私のターン!
残念ながら あなたの思いに
Mさんが応えてくれる可能性は→
ゼロなので→
今日限り すっぱり諦められるよう
お説教です。
あっ! 聞くに堪えないなら→
この電話 切ってもらっても
構いませんよ。
放送は 時間いっぱい
続きますから。
さっき 定期的にメールを送ると
言ってましたけど→
それ Mさんの番組宛てに送ってる
リスナーメールでしょ?
しかも 番組では
一度も読まれた事がない。
それは つまり
無視されてるって事です。
リスナーから届く大量のメールを
読むか読まないかの決め手は→
面白いか 読む価値があるかの
2つだけ。
あなたのメールは 面白くなくて
読む価値がなかったって事です。
違う! あれは あくまで→
2人だけの
個人的な内容だったから…。
個人宛ての返信も
もらった事ないんでしょうに。
Kさん! あなたも いい大人なら
いい加減 目を覚ましてください。
世の中には いろんなタイプの
ダメな男がいます。
世の中には いろんなタイプの
ダメな男がいます。
例えば 自分の娘に→
付き合ってた愛人の名前を
付けちゃう 言語道断なダメ男。
これも読めるな… 美熟って。
例えば
女を家に連れ込んでおいて→
他の女が好きだからって
手を出す事もなく→
ついでに 連れ込まれた女の
気持ちには 全く気づいてない→
クソ鈍感ダメ男!
本当にいるのかよ?
そんな鈍感ダメ男。
そして Kさん!
あなたは 自分の気持ち最優先で→
そして Kさん!
あなたは 自分の気持ち最優先で→
相手の気持ちなんて
これっぽっちも考えようとしない→
ダメ男です! 学生時代に
付き合ってたからって→
相手も
自分と同じ気持ちだろうなんて→
思い込み激しすぎ!
なんで あんたなんかに そんな事
言われないといけないんだ…。
これが私で
これが私のラジオ番組だからです。
どうしようもない奴には
説教かますし 喧嘩上等!
彼女は… 僕を…。
Mさんは こう言ってました。
「自分の番組では
リスナーが主役だ」って。
だから あの人は ラジオで
リスナーを否定するような事は→
だから あの人は ラジオで
リスナーを否定するような事は→
言わないんです。
でもね それは あくまで
ラジオ番組での話!
あなたが主役でいられるのは
リスナーとしてだけ。
あなたの人生の主役は
あなたでも→
Mさんは
あなたの人生の脇役じゃない!
失恋の痛手は 元大関 琴欧洲
現 鳴戸親方のブログでも→
じっくり読んで
癒やされてください。
下手なセラピーより
よっぽど ほんわかします。
下手なセラピーより
よっぽど ほんわかします。
僕は 諦めない。
彼女から 直接
はっきり 返事を聞くまでは。
ああ〜 もう! 手ごわいな…。
(ドアの開く音)
(瑞穂)茅代さん!?
おい… おい まさか…。
はあ!? えっ?
ちょ… えっ? なんで?
ちょちょ ちょちょ…!
リスナーの皆さん こんばんは。
プロポーズされたMです。
リスナーの皆さん こんばんは。
プロポーズされたMです。
(鶴田)あっ…。
本当は
来る気はありませんでしたが→
気まぐれで やって来ました。
自分の番組でもなく
深夜テンションという事で→
Kさんの望んでいる
はっきりとした返事を→
お伝えします。
あなたに失恋した事は→
あなたに失恋した事は→
実は 私が今の職業に就いた
きっかけの一つです。
そういう意味で あなたは
私の人生に深く関わっていますし→
自分の人生に 私が必要だと
言ってくれる事も光栄です。
でも…。
今の私の人生に
あなたは必要ないわ→
鶴田くん。
♬〜
♬〜
はあ… 茅代さん…。
はあ… 茅代さん…。
前は あなたに乱入されたから
そのお返し。
っていうか めちゃくちゃ
酒くさいんですけど!
飲む?
(舌打ち)
(ため息)
♬〜
チッ… 酔っ払いが…。
(まどか)皆さん こんにちは。
MRS円山ラジオ 12オクロック。
『茅代まどかの
September Blue Moon』の→
お時間です。
本日も お昼の3時間を
お相手させて頂きます。
さて 今日は→
先日 とある深夜番組の
公開プロポーズを→
ばっさり断った 女性Mが
私ではないかというお便りを→
たくさん頂いておりますけれども→
その疑問にお答えする前に
まずは1曲。
EPOで 『う、ふ、ふ、ふ、』。
あざっしたー。
♬〜『う、ふ、ふ、ふ、』
♬〜『う、ふ、ふ、ふ、』
結局 その後
こじれなかったんですか?
あのストーカー男。
ああ… 問題ないみたいよ。
あのあと すぐ→
「転勤します。 さようなら」って
メールが届いて→
それから 一通もないらしいから。
よかったじゃないですか
一件落着で。
まあ 個人的には
すっきりしてないんだけどね。
あの放送 終わって すぐにさ…。
さっきの話 本当っすか?
失恋が ラジオ業界に入った
きっかけっての。
まあね。
カレに別れ話をされたあと→
当時 聴いてたラジオに
長文で愚痴を送ったわけ。
そしたら→
「泣いて すがりつかなかった
私が悪い」みたいな事を→
言うわけよ。
あなたみたいな
その場その場の雰囲気で→
適当な事しか言えない
頭の悪いDJがね。
あなたみたいな。
なぜ 「あなたみたいな」を2回も?
その時 思ったの。
リスナーの気持ちに寄り添える
パーソナリティーになってやるって。
そうよ…。
私は あなたみたいな人間に
復讐するために→
この業界に入ったのよ。
えっ? 何?
この間の公園の続き?
今 ここで?
どうせだったら
勘違い男 たきつけて→
茅代まどかに
ダメージ負わせりゃよかったよ。
また そんな…。
(ため息)
(マコトの声)「父さんの愛人は
合計3人いました」
「ハハハッ… 3人が3人とも→
身を引く代わりに 私の名前を
子供に付けてって言われて→
父さん 悩んじゃってね」
「ミチルに ナツヨに レイコ。
なっ?」
「だから 頭を取って ミナレ。
どうです?」
冗談で言ってるだけなのか
それとも 偶然か…。
(女性の声)
麻藤くん 笑いってのはね→
誰かを
笑いものにするんじゃなくて→
自分自身が笑ってもらうのが
一番なんだ。
成熟した文化には
ちゃんと 笑いを表す言葉がある。
この間ね
アイヌ語の資料を読んでいたら→
「笑わせる」という単語の響きが
とても良くてね。
「笑わせる」…。
アイヌ語では なんて?
ミナ・レ。
♬〜
♬〜
ミナレ…。
あいつなら 間に合うかもな…。
♬〜
久連木さん!
今日も お疲れさまでした。
(久連木)ああ お疲れ。
そういえば
例のストーカーの公開説教→
最初に提案したの
南波なんだって?
最初に提案したの
南波なんだって?
ええ 一応…。
キレた発想できるように
なってきたじゃねえか。
いえ…
全部 ミナレさんのおかげで→
私は もう
お手伝いしただけですから…。
この件が片付いてくれて
俺もホッとしてるよ。
モヤモヤしたまま
番組 離れるのも 嫌だったしな。
それって…?
(久連木)あっ 言ってなかったか。
俺な もうすぐ この仕事
辞めるかもしれねえんだわ。
俺な もうすぐ この仕事
辞めるかもしれねえんだわ。
…えっ?
♬〜
どうしたの?
改まって 話したい事があるって。
この間 ラジオで
鼓田さんの話してる言葉を聞いて→
私 感動したんです。
私 感動したんです。
ですから 本当の意味で
新しい一歩を踏み出すために…。
私の秘密を聞いて頂きたくて…。
秘密って
家に帰りたくない理由っすか?
♬〜
♬〜
実は 私…→
6年間
自宅に軟禁されていたんです。
実の兄から…。
♬〜
Can't find what you're looking for?
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