All language subtitles for 藤子・F・不二雄SF短編ドラマ#1 おれ、夕子 - [FHD@KFMVFR.hevc10_crf 20_p 5][字]

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Original subtitles

♬~

<その朝 おれは…>

ひろかず

(佐藤弘和)怪事件だ!!

<…と叫んだ>

な なんで おれが ネックレスなんか…⁉

あっ…。

あっ これは⁉

ゆうこ

夕子のだ!

<夕子>

(教師)遺伝子は 核の染色体の中に

DNAとして存在しています。

<クラスメートだった女の子>

<ちょうど1週間前 葬式に行ってきた>

<さみしかった>

ん…?

<葬式のあとの… そう 翌々日だった…>

はい 佐藤です。

<夕子のおやじさんが電話をかけてきて

ぜひ会いたいというんだ>

えっ?

<夕子のおやじさん。➡

昔は 大学の研究室で 将来を期待される

科学者だったと聞くが…>

よし。

(玄関チャイム)

♬~

あ… おいしいです。

(夕子の父)

ええ。 妻が好んでいた紅茶です。

そして 夕子も…。

あ あの… 寂しくなったでしょうね。

夕子が亡くなってから

あの子の日記を読みました。

あなたの名前が よく出てくるんですよ。

何度も 何度も…。

本当ですか⁉

好きだったらしいですな

あなたを。

好きだった⁉ 僕をですか⁉

<思いも寄らなかった。 しかし…➡

その時 初めて分かったのだ。➡

僕が 夕子を大好きだったってことが…>

ずっと生きていれば➡

あるいは 将来 きみと…。

(泣き声)

<その時だ。

部屋が ぐるぐる回り始めたんだ>

♬~

(ネックレスが落ちる音)

♬~

(鈴木夕子)ありがとう…。

♬~

はっ…。

薄暗くなってる…。

♬~

(カラスの鳴き声)

うわあっ!

僕の妻です。

すみません 勝手に ジロジロと…。

かまわんよ。

見てると

なぜだか 懐かしい気持ちになって…。

(カラスの鳴き声)

あの… 僕を呼んだ用というのは?

もう済んだよ。

じゃあ これで。

<あん時 寝ぼけて

無意識に持ってきちゃったのかな…。➡

何にせよ これは夕子のおやじさんに

返さなきゃいけないな>

かりの べんきち

(刈野勉吉)信じてくれよ。

いやいやいや

絶対 見間違えてるんだって。

お 佐藤!

きみなら 信じてくれるだろ。

確かに見たんだよ この目で!

何をさ 勉吉。

(耳打ち)

夕子の幽霊⁉

うん。

ゆうべ 僕は 塾からの帰り道…

場所は… ふっ!

スケボーパーク横の寂しい道路。

白いものが近づいてくるんだ

パジャマ姿で!

夢みるような足取り…。

程なく その距離 10メートル!

あ…。

街灯の光の下に入った その顔が…。

夕子…。

スウ~ッと… 消えていったんだ。

⚟お~い 勉吉

早く来いよ!

あ… う うん。

シーッ。

<もし 本当に

夕子の霊が さまよっているのなら…>

おれんとこへも

ちょっと寄ってくれないかなあ。

<それから4日後 おれは…>

第二の怪事件だ!!

<…と叫んだ!!>

どうして こんなところに…。

わあっ! なんだ! この身なりは⁉

あ… はぁ… はぁ。

このネックレスから考えて…

これは 夕子の服だ。

この辺で 一度 頭を冷やして

謎の真相を推理してみなくちゃ!

何者かが おれの眠っている深夜

ひそかに忍び込み➡

夕子の服やネックレスを

おれにつけて 逃げた…。

それしか考えられないぞ!

今夜は 徹夜して 見張るぞ!

<その夜 お茶を飲んで 徹夜した…>

<孤独な闘いが続いた>

<そして 4日目の夜

事態は大きく進展した!➡

ふいに 猛烈な眠気が襲ってきたんだ>

♬~

ちっとも きかないぞ!

ダメだ ダメだ! 眠っちゃ!

よしてよ。 痛いじゃないの。

だ… 誰だっ⁉ どこに いるんだっ?

あなたこそ誰よ! ここは どこ⁉

何を言ってるんだ おれは…。

うあっ… いて…。

(雷鳴)

あたし…。

おうちへ帰らなきゃ…。

♬~

(夕子 弘和)ハッ! あれえ⁉

おれ どこへ行こうとしてるんだ…⁉

うっ…。

あっ… 行かなくちゃ…。

パパが待ってる…。

パパ!

<夕子に変身中 おれの意識はない。➡

以下は 勉吉から 後で聞いた話だ>

あっ…。

夕子だ! よおし…。

(荒い息遣い)

パパ!

ああ…。

かわいそうに…

こんなに ぬれて…。

さあ 早く入って。

♬~

パパ!

夕子のいない3日間の 長かったこと…。

ね パパ

ほんとのこと 教えてちょうだい。

ほんとのこと?

あたしね… ほんとは ここにいちゃ

いけない人間じゃないかって気がするの。

ね あたし 死んだんでしょ?

死んだ⁉ ば… ばかなことを…。

隠さないで!

何となく感じるのよ。 分かるのよ。

すっごく不安なの。

自分の置かれた状態が分からなくて

変になりそうなのよ。

♬~

夕子が そんなに

心をいためていたとは知らなかった…。

パパが ずっと研究していたテーマは

知っているね。

ええ! 遺伝子が どうとかっていう…。

遺伝子というのはね

親から子へと受け継がれていく➡

体の設計図みたいなものだ。

さて 人間の体は 例えて言えば➡

小さなブロックで

組み上げられているわけだ。

ところで このブロックが 常に

入れ代わっていることは知ってるかな?

(ブロックが崩れる音)

僕は その法則を きみに利用した。

(息をのむ音)

つまり ある者のDNAを

安定した状態で液状にする。

それをまた別の者に注射すれば 4日目!

注入されたDNAが クーデターを起こし

相手の体を乗っ取る!

6時間… それでも たった6時間だけ!

夕子が亡くなった時…

僕は即座に 夕子のDNAを採取した。

それを弘和さんの体に…。

我慢できなかったんだよ!

夕子に 二度と会えないなんて…。

夕子が初めて現れた晩…

どんなに うれしかったことか。

パパ…。

一度だけのつもりだったが

つい 来るたびに…。

パパ やっぱり それはいけないことよ。

会えなくなるのは悲しいけど…➡

でも 死んでからも

こんなに何度も会えたんだもん!

♬~

分かった。

夕子が望むなら これっきりにしよう。

どうか せめて今夜だけは➡

名残を惜しませておくれ。

(すすり泣き)

パパ お話しして。

あたしが小さかった頃の…。

ママが 元気で生きてた頃の…。

♬~

ママは 太陽のような人だった。

夕子 きみの頬は

まるで 真っ赤な夕日のようで…。

♬~

ありがとう…。

<眠りこけたまま 元の姿に戻ったおれは

フラフラと 我が家へ帰ったという。➡

午後 目を覚ましたおれが

夕子の家を訪ねた時➡

もう 誰も住んでいなかった…>

♬~

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