All language subtitles for おいしい給食2nd#08

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Original subtitles

(向島良子)牛乳は 牛の生乳から作られます。

でも 牛から搾っただけだと→

皆さんが お店で買って飲む 牛乳にはなりません。

安全な飲み物にするために→

この工場で 小さなゴミを取ったり 殺菌したりして→

おいしくて 品質の良い牛乳を 作っています。

(良子)じゃあ あちら ご案内します。

(良子)はい。 今日は 社会科見学という事で→

うちの牛乳工場を 見てもらいました。

牛乳工場の仕組みは 理解できましたか?

(生徒たち)はい。 (良子)はい。

じゃあ 今日は 皆さんに 特別なプレゼントがあります。

(美留来好男) はい。 こちらでーす!

(生徒たち)おお~っ!

(美留来)出来たての牛乳を 用意しました!

(良子)あれ? どうしたの? みんな。

(的場達也) それ いつもの牛乳じゃん。

(良子)出来たての牛乳よ。

(的場) 「出来たて」って言われてもさ…。

(甘利田幸男)おい! お前…。

(的場)それより あっち。 あっちが欲しいです!

(生徒たち)フルーツ牛乳! (良子)でも…。

(生徒)あっちがいい! (生徒たち)お願いします!

あ… う~ん…。 じゃあ ちょっと待っててね。

〈ナイス提案だ!〉

〈せっかく工場に来たんだ。 私もフルーツ牛乳が飲みたい〉

(良子)じゃあ 特別に 許可が出ましたので…。

(良子)他のクラスと違うので 内緒よ。

(美留来) では 前に取りに来てください。

(生徒)わーい! (生徒)やった!

♬~

よしっ!

(神野ゴウ) お土産 こっちでもいいですか?

(良子)いいけど…。

〈あ? あいつ また スタンドプレーか〉

〈いくら出来たてでも フルーツ牛乳を諦めるなんて→

考えられん〉

神野。 はい。

一人一つのお土産だ。 フルーツ牛乳は いらんのだな?

はい。

ああ… ならば そうさせてもらえ。

いいか みんな もらった牛乳は 今日の給食で飲むから→

いったん 回収する。 (生徒たち)ええーっ!

はい 戻せ。 早く戻せ。

早くしろ。 戻せ。

♬~

〈今日は お楽しみデー〉

〈この学校は 月に1度 このお楽しみデーなる→

シークレットメニューの日が ある〉

〈事前に明記されている きなこ揚げパンに加え→

今日は フルーツ牛乳が加わった〉

〈あと何が出されようとも この2アイテムだけで→

十分 お楽しみデー成立だ〉

♬~

今日は なんか 元気ないですね。

(宗方早苗)そんな事ありません。

先生のクラスも 工場でお土産もらいましたか?

ええ。 作りたての牛乳を。

ああ そうですか。 フフッ…。

なんですか? んっ?

うちはね… フフッ! あっ いえいえいえ…。

アッハハ…! えっ?

アッハッハッハ…!

フフッ…。

ちょっといいですか? アッハッハ…!

アッハッハッハ…! ちょっと声が大きいです。

ハハハハ…。

こ… ここは…?

甘利田先生 気をつけたほうがいいですよ。

何がですか?

え… その… いろいろと。 いろいろと?

甘利田先生の事を見張ってる人が いるっていうか…。

あ~あ。 教育委員会の海坊主ですか?

はい。

気にしなくていいですよ。

甘利田先生は 問題があるって…。

先生に そう言ったんですか?

あ…。

先生も そう思ってるんですか?

甘利田先生はマイペースすぎて→

学年主任としては 正直 不安です。

先生は 学年主任をやっていて 楽しいですか?

はっ?

先生は 学年主任として→

責任感を持って よくやっていると思います。

でも ちっとも楽しそうじゃない。

仕事は 楽しい事ばかりとは 限りません。

それにしても 笑っていない。

前にも言いましたが→

先生が1組の給食に入る日 クラスの笑顔が増えています。

先生は どうですか?

私は…。

みんな 先生の笑顔が 見たいと思います。

失礼。

(チャイム)

(坂田信二) 「牛乳工場を見学して 坂田信二」

「今日 ベルトコンベヤーで どんどんできていく牛乳を見て→

すごいなあと思いました」

「でも それよりも興味深かったのは→

案内してくれた係の人が とても優しくて→

きれいな女の人だった事です」 (生徒たちの笑い声)

(坂田)「見学のお土産で→

フルーツ牛乳を もらう事ができたので→

今日の給食で飲むのが楽しみです」

〈早く フルーツ牛乳を飲みたい〉

〈わざわざ 工場まで行って 仕入れてきた→

出来たての逸品だ〉

〈聞けば 昨年まで 3年の社会科見学は→

近隣のネジ工場だったそうだ〉

〈ただ あまりにも人気がなく ずっと議論になっていた〉

〈校長の英断で 今年から牛乳工場に変更〉

〈素晴らしい決断だ〉

〈うっ まぶしい!〉

〈あいつ また何か思いついてる〉

〈しかし 今日は お楽しみデー〉

〈献立の全容は わからないはずだ〉

〈こんな状況で 何を思いつく?〉

(牧野文枝)よいしょっと…。

ああっ!

甘利田先生!?

先生 ちょっと 何やってんですか? こんな所で。

いえ 別に…。

ああ~! お楽しみデーの中身 探りに来たのね。

お楽しみ? あっ… 今日? へえ~。 あっ そうなんですか。

配膳室の私たちからも→

とっておきのプレゼント 用意しときましたから→

お楽しみに。 エヘッ!

ほう。 プレゼント…。

(机を蹴る音)

♬~

何?

お前さ…→

フルーツ牛乳 ナメてるだろ。

(安達大輔)ナメてんだろ。

どういう事?

フルーツ牛乳より 普通の牛乳 選ぶ奴なんて→

この世に いねえんだよ。

(山口 剛)いねえんだよ。

好みは 人それぞれだよ。 (的場)いいや。 違う。

転校してきた時からそうだ。

何かというと 自分は人と 違っているみたいなフリして。

そうじゃなきゃ つじつまが合わないだろ。

だって フルーツ牛乳だぞ!

的場くん。

的場くん。 なんだよ?

僕もフルーツ牛乳 好きだよ。 (的場)だったら…。

でも 君ほどは 好きじゃないのかもしれない。

はっ?

2回 言うけど 好みは 人それぞれだから。

(チャイム)

2回 言うなよ。

♬~

♬~

これ。 これ いらないから。

♬~(一同)「学びの窓に緑燃ゆ」

♬~「みなぎる血潮は健やかに」

♬~「キビキビ励めよ たくましく」

♬~「ともに伸びゆく」

♬~「われら黍中」

♬~「あゝ 黍中」

♬~「黍名子中学校」

(手をぶつける音) アイテテテ…。

(俵みなみ)手を合わせてください。

(坂田・俵) せーの… いただきます!

(生徒たち)いただきます!

いただきます。

♬~(音楽)

〈今日は お楽しみデー〉

〈メニューは 事前に明かされていた→

きなこ揚げパンの他には→

社会科見学の戦利品 フルーツ牛乳〉

〈そして シークレットメニューは オムレツにババロアだ〉

〈これは 子供ならず 大人にとっても→

特別感のある献立だ〉

〈揚げパン フルーツ牛乳 ババロアと→

甘さを味の軸にした上での オムレツの存在感が嬉しい〉

〈さすがだ〉

〈学校で こんなパーティー感覚の 献立を頂けるとは…〉

〈まずは このスペシャルな献立で→

孤立感を禁じ得ないサラダを 平らげる〉

〈野菜を先に食べる事で 血糖値の急激な上昇も防ぐし→

特に 今日の給食では→

必要不可欠な 事前準備といってもいい〉

はあ…。

〈ドレッシングの酸味で→

私の体は今 最高に「甘」を欲している〉

〈これで 戦闘態勢は整った〉

♬~

〈オー! フルーティー アンド スイーティー!〉

〈見学の時から この瞬間を待っていたぜ!〉

〈リンゴ バナナ レモンなど→

数種類の果汁と ミルクを混ぜ合わせた→

特別な飲み物〉

〈銭湯では 湯上がりの定番アイテムだ〉

〈皆 腰に手を当てて飲むのが 基本〉

〈では 私もあえて…〉

♬~

はあ…。

〈おっと! 飲みすぎてはいけない〉

〈揚げパンとのコラボを 楽しまずには終われまい〉

♬~

〈これだ! このコラボ!〉

〈菓子パンにジュースの感覚〉

〈学校という管理空間に 風穴が開いた気がする〉

〈何せ 高カロリー〉

〈うまいものはカロリーが高いと 決まっている〉

〈あん? カロリーなど気にしていては→

給食道を極めるのは困難〉

〈うまければいいのだよ! うまければ!〉

♬~

〈フフフッ。 何をやってる〉

〈一人だけ いつもの白牛乳〉

〈しかも あの忌まわしき フタとの格闘に→

時間を費やしている〉

〈これは もはや フルーツ牛乳の呪いだ〉

〈あえて 普通の牛乳をチョイスした→

その愚かさを 牛乳の神様が あざ笑っているのだ〉

〈これは やるぞ。 ほれ…〉

〈やった~! それそれ! それ 最悪!〉

〈このあと 絶対 無理して→

ほ… ほら カポンッて…。 ほれ ほれほれ…〉

〈キターーー!!〉

〈何をしてるんだ まったく。 ハハハハハ…!〉

〈笑わせてくれやがるぜ〉

〈それに比べて こっちは こうだ〉

〈まあ 今は あいつを おちょくっている時間ではない〉

〈集中しなければ〉

〈さて ここで オムレツへいきたいところだが→

今日は あえて デザートから頂く事にしよう〉

〈う~ん 甘い 甘いときて→

あえて逃げずに もう一つ 甘いへ…〉

〈この攻め方をするのが 大人というものだ〉

〈あっ… これは ちょっと 甘すぎたか〉

〈でも この独特な食感が好きだ〉

〈チュルチュルンと入ってくる ゼラチン質の憎い奴〉

〈きなこが和菓子テイストなら ババロアは洋風テイスト〉

〈甘みの和洋折衷が 給食で実現している事に→

私は感動せざるを得ない〉

♬~

〈んっ!? ああ そうか これも甘いんだった〉

〈あっ! 甘さからの逃げ場がない!〉

〈ここは ラストで→

一気に 気を引き締めようじゃないか〉

〈さあ 参らん〉

〈いざ レッツ オムレツ!〉

〈ん? なんだ? 今の感触は〉

〈なんか 嫌な予感が…〉

〈あっ… こ… こ… これは…→

オムレツ… じゃ… ない!〉

〈オム… バナナじゃないか!!〉

〈うわっ! あっ! あ… あ… あ… 甘い! 甘すぎる!〉

〈これは明らかに 甘味過多だ〉

〈こんなに甘い給食は 初めてだ〉

〈いくらお楽しみデーとはいえ 明らかに やりすぎ〉

〈すあまの次に 最中を食うような感覚〉

〈何を考えているんだ 給食センター〉

〈これでは まるで 虫歯になれと言わんばかりだ〉

〈あ… あいつ まさか 知っていたのか?〉

〈今日が 甘味づくしだという事を〉

〈だから あえての白牛乳〉

〈その上…〉

〈サラダ 残してるーー!!〉

〈そうか! 白牛乳とサラダを中心に据えて→

揚げパン ババロア オムバナナの ローテーションを作れば→

無理なく いけたかもしれない〉

〈あの野郎…〉

〈サラダをチビチビと やりやがって…〉

〈最初に 邪魔者のように サラダを処理したのを→

激しく後悔する〉

〈はあ… 仕方がない。 今日は お楽しみデー〉

〈勝ち負けは関係ない〉

〈とりあえず 出されたものは 残さず食べるという→

私の信念は貫く〉

〈たとえ甘すぎたとしても 給食に罪はない〉

(ゴング)

〈ああっ 甘い! うまい! でも 甘い!〉

〈サラダが恋しい。 あと 白い牛乳も〉

♬~

ああ…。

♬~

はあ はあ…。

ああ…。

♬~

ああ… うわあ…。

ううっ…。

(ゴング)

♬~

(ゴング)

〈なんとか仕上がったと 思いたい〉

〈今は ただもう一度 酸っぱいものが食べたい…〉

(戸の開く音) (文枝)皆さーん!

(文枝)皆さーん!

今日は 献立特別デーという事で→

配膳室からも とっておきのプレゼントを→

配りに来ましたよ~!

(生徒)なんだろう?

〈そうか! 忘れていた!〉

〈なんだよ… んっ? んっ? んっ? んっ?〉

〈何をくれるんだ?〉

〈できれば 酸っぱみのあるものを…〉

(文枝)ミルメーク。 みんな大好きでしょう?

えっ? どうしたの? みんな。

あっ! そうか…!

(五代詩織)甘いもん いらねえよ。

糖尿になっちゃうよ。

(文枝)今日 1組だけフルーツ牛乳 もらってったんだったね。

なんで1組だけ そんなの もらってきちゃった… ねえ。

も… 持ってきたから 配るんで。 ねっ。

受け取ってください。 いいですか。

じゃあ ここね。 (横山智江)どうぞ。

(文枝)はい。 先生もどうぞ。

はい。 こっち置いておくね。

♬~

〈これ どうやれというのだ…〉

〈クソッ…。 給食を残してしまった〉

♬~

〈あっ…〉

〈あいつ… 牛乳一本を 最大限 活用しやがった!〉

ごちそうさまでした。

〈今日も 負けた…〉

(智江)えっ? えっ? あ でも…。 (文枝)大丈夫だから。

♬~

(文枝)あら? あらら こんなに残しちゃって…。

あっ 神野君 ちょっと見て。 こんな残っちゃって…。

神野。

…はい。

お前は 今日のメニューを 知っていたのか?

いえ。 今日は お楽しみデーでしたから。

だったら… なぜ 白牛乳を選んだ?

白い牛乳が好きだからです。

白い牛乳がない給食は 味気ないですから。

♬~

♬~

〈くう~っ 酸っぺえ~!〉

〈けど うまい〉

〈甘々で緩んだ口の中が ぎゅっと引き締まる〉

〈給食後から ずっと この酸っぱさを想像して→

よだれが出そうになっていた〉

〈甘さの逆は 辛さではなく 酸っぱさなのか〉

〈すもも漬けは すももを リンゴ酢で漬けた駄菓子〉

〈時々 無性に食べたくなる味だ〉

先生 何してるんですか?

(せき)

ち… ちょっと… 生徒たちの素行調査を…。

素行調査。 ええ。

店の人に聞いたりして…。

寝てる…。

毎日ですか? いや 毎日って事は…。

すもも漬けですか。

あ… はい…。

なんですか?

私… スパイしてました。

す… 酸っぱい? えっ? スパイ?

鏑木さんに言われて 先生の問題行動を報告してました。

ここの事も 報告しました。

そうですか。

怒らないんですか?

うう~っ!

私は 学年主任を楽しむなんて 考えた事もありませんでした。

うう~っ!

自分に自信がないんだと思います。

理解できないものは 全部否定しないと不安なんです。

こういう感情 先生には わかりませんよね。

いえ。 そんな事ばっかりですよ。

え?

しかし そういう時は 受け入れるようにしています。

受け入れる?

負けを認めると 意外に早く 立ち直ります。

すもも漬け 食べますか?

♬~

んん~っ!

でも おいしい。

はい。

〈私は 給食が好きだ〉

〈その事に 一点の迷いもない〉

〈だが その思いを 一途に実行するのは→

意外に難しい〉

〈今日 私は 神野ゴウの一途さに敗北した〉

〈奴は 給食における牛乳の重要度を→

誰よりも把握していた〉

〈給食道は 奥が深い〉

坂田は 今日を最後に 転校する事になった。

この学校に 悔いが残らないように してください。

ちょっと話があるんだ。 (皆川佐和子)なんの話?

(的場)悔い残せませんな~!

坂田くん。 (坂田)神野くん…。

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