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Original subtitles

♬〜

さて本日は

14年もの獄中生活を綴った

著書が爆発的大ヒット

今話題の作家さんに

来て頂いております

本日のゲスト 著書[獄中日記]で

尼崎の文豪となった

作家の陣内宗介さんです

⚟(拍手)⚞

作家の陣内宗介さんです

⚟(拍手)⚞

いや 陣内さん

僕 読ませて頂いたんですけど

すごく涙が止まりませんでした

(陣内)あぁ…

ありがとうございます

出版されてから身の回りで何か

変化したことはございますか?

あぁ やっと時代が追いついたなと

喜んでくれてます

支えてくれた友人 そして何より

家族には本当に感謝しております

いや これだけ人気になりますとね

いや これだけ人気になりますとね

別れてすぐ再婚した

元妻のキヨカさん

できちゃった結婚したナツキさん

金髪のくせに甲子園で

予告ホームラン打った息子のカイトくん

周りの状況変わって

さぞかし大変でしょうね

えっ? そんなん俺 書いたん?

あんた!

キヨカ!

あんたっていう人間は

どこまで うちら家族に

迷惑かけたら気が済むねん!

え〜 ウソ ウソ ウソ ウソ

ごめんて これ何かの間違いやて

パパ

ナツキ!

パパ

ナツキ!

私らのこと全部暴露して

こんな番組まで出て

パパは一体何がしたいん?

おい クソオヤジ!

カイト!

オヤジの本が出版されてからな

俺はひきこもりになって

一歩も外に

出られへんようになったんじゃ!

(ナツキ)なんで

相談してくれんかったん?

パパ 自分のことばっかりやん

私ら家族に どんな迷惑かかるか

全く考えんかったん?

もう うちら家族に

二度と近づかんとってや

(夜勤部長)せやから わしは

やめとけ言うたんや

(夜勤部長)せやから わしは

やめとけ言うたんや

因果応報 報いを受けなさい

あとはもう知らんで

自分でなんとかしぃや

わしは知らん

ほな さいなら

オヤジ! ちょっと待ってくれや!

ちょっと待て オヤジ!

おい オヤジ!

なにが待ってやの!

出版社もあんたも訴えたるからな

聞いてんのか!

作家なんてやめますって

約束してよ!

作家なんてやめますって

約束してよ!

はっきり言うたらどうなん?

おい 言えよ!

作家なんて… 作家なんて…

悪い思ってるんやったら

ちゃんと言いなさいよ!

(カイト)声張れや!

作家なんて…

やめ… やめ… やめ…

や… やめまー…!

あぁ… あっ…

ハァ… ハァ〜 悪夢や…

ハァ…

いや ちゃう こんなんただの夢や

いや ちゃう こんなんただの夢や

ハァ…

ハァ… 俺は…

作家には なれへんのやろか?

オヤジ…

オヤジ?

《ほな さいなら》

《オヤジ!

ちょっと待ってくれや!》

《おい オヤジ!》

《おい オヤジ!》

ウソやろ オヤジ

どこや! どこや オヤジ!

どこに隠れとんねん!

オヤジ!

出てこいや オヤジ!

オヤジ!

どこ行ったんや!

オヤジ!

フガッ

何か答えてくれや オヤジ!

オヤジ…

♬〜

(我妻)≪この作品を

陣内さんの人生の物語として

(我妻)≪この作品を

陣内さんの人生の物語として

書き上げて

頂けないでしょうか?≫

≪14年ぶりに社会復帰された

陣内さんにしか描けない光景は

きっと多くの

読者の胸を打つはずです≫

あ〜

俺の人生の物語って何やねん

そんなん書いてみ

さっきの正夢なってまうがな

《作家なんてやめますって

約束してよ!》

《作家なんてやめますって

約束してよ!》

いやいや… 気にすな!

とにかく1回書こう

書いてから考えよ

≪まずはムショに入ることになった

あの日から≫

≪14年前 俺は三代目侠光会の

三次団体・徳島組の

≪14年前 俺は三代目侠光会の

三次団体・徳島組の

どうしようもない

一端のヤクザやった≫

≪シノギが下手くそな俺は

一発でかいヤマを

踏むしかなかった≫

≪それは ヤクザの世界での

成り上がり≫

≪ムショに入った原因は

カチコミや≫

《生きて帰ってこれたら

これで俺も幹部や!》

《生きて帰ってこれたら

これで俺も幹部や!》

《HIRO パクられてる間の

差し入れと面会だけは

ちゃんとせぇよ!》

《任せてくれ 兄貴!

どうか お達者で!》

《上島のクソ外道ー!》

(銃声)

(銃声)

≪せこいカチコミを終えた

俺を待っていたのは

組からの裏切りだった≫

《お前は破門や》

《なんで?》

《組のためにジギリかけた俺が

なんで破門にならんと

あきませんねん!》

《お前が相手の親分はじいた

数時間前にな

本部と向こうとで

手打ちが成立したらしいんや》

《コラ! そもそも俺に

カチコミしてこいって

誰が言うたんや!

おどれらだけシャバで

誰が言うたんや!

おどれらだけシャバで

ぬくぬく暮らしていけると

思ったら大間違いやぞ》

《出てきたら真っ先に

ケジメ取りに行ったるから

よう覚えとったれよ! コラ!》

(刑務官)《陣内!》

≪14年間の服役を命じられ

夢も希望も失った俺の時間は

完全に止まってしまった≫

≪書けへん時って ほんま

意味のないことしてしまうよな≫

≪学生の時も勉強嫌で

部屋の掃除ばっかしてたなぁ≫

≪学生の時も勉強嫌で

部屋の掃除ばっかしてたなぁ≫

≪テストの時だけは

部屋がきれいになるもんや≫

どうや 完璧やろ オヤジ

うん? フッフッフッ…

チッ ハァ… いや いや いや いや

こんなんしてる場合ちゃうやろ!

書かな! 俺の人生の物語を

≪出所当日 誰か1人くらいは

出迎えに来てくれているだろうと

≪出所当日 誰か1人くらいは

出迎えに来てくれているだろうと

期待していた俺がバカだった≫

(オカン)《あんた アホやなぁ》

《刺身は逃げへんで

落ち着いて ゆっくり食べ》

≪14年間という月日は

世界も人も変えてしまう≫

≪14年間という月日は

世界も人も変えてしまう≫

≪昔のツレは皆

ヤクザ稼業から身を引き

カタギになっていた≫

《袋は〜?》

《頂戴》

(レジの操作音)

(シゲ)《まぁ 今

どこも不況で厳しいですからね》

《それこそ

前科もんの元ヤクザなんて

どこも雇っちゃくれませんよ

ハハハハ…》

《逮捕歴いうのは?》

《44歳 年齢がね》

《…っていうか なんか その

人生に危機感とか

そういうの感じないんすか?》

そういうの感じないんすか?》

《なんや こいつ

おっさんのくせに

1500円しか持ってないやんけ》

《ええ年こいて情けないのう》

《ウオッ!》

《オッ ア〜!》

《オラ〜 アーッ!》

(女性)《キャッ!》

≪シャバを生きることは

ムショぼけしてしまった俺には

手厳しいものだった≫

《ちょっ 兄弟 お前

壁向いて黙想って

ムショぼけ

なってもうてるやん!》

《お前

シャバでやっていけんのか?》

《お前

シャバでやっていけんのか?》

《お前は重度のムショぼけや》

《ムショぼけ ムショぼけ…》

《うるさいんじゃ!》

《ムショぼけ》

♬〜

♬〜

≪書けへん時って ほんま

意味のないことしてまうよな≫

≪学生の時も勉強が嫌で…≫

≪あっ… いや! いや いや いや

こんなんやってる場合ちゃうわ≫

≪14年前 1人の男が罪を犯して

1つの家族が壊れてしまった≫

≪あの時 さよならも言えず

離れてしまった家族との再会を

俺は14年間

ずっと待ちわびていた≫

《陣内 なんぼ望んでも

お前が家族と再会すんのは

一生無理やぞ》

《キヨカ…》

《カイト… ナツキ…》

《カイト… ナツキ…》

≪それでも仲間たちの協力のもと

家族と再会することができた≫

《ナツキか?》

《パパ!》

《パパ 会いたかったよ〜》

《ナツキ…》

《ほんまに久しぶりやなぁ》

《ほんまに久しぶりやなぁ》

《ほんま大っきなったなぁ》

《忘れたんか?》

《カイトや カイト》

《カイトか?》

《俺とかオカンとかナツキが

大事やなかったんか》

《何言うてんねん》

《それはちゃうぞ ウソやない》

《お前らのことはな

自分の命よりも大事や》

《それはほんまや!

それだけは今も変わらんぞ!》

≪一度離れてしまった家族≫

≪一度離れてしまった家族≫

≪ずっと思い続けていた家族≫

《白球 舞い飛ぶ 入った〜!》

《逆転満塁

サヨナラホームラ〜ン!》

≪俺はその家族の中にいる≫

≪戸籍上は別々でも

これが夢に見ていた

家族団欒の光景だった≫

カイト… ナツキ…

カイト… ナツキ…

お前ら なんて優しい子なんや…

ほんまありがとうな

あぁ… よっしゃ

こっから先は

さらにプライベート大公開やど

あ〜 あれや あれ せや

あれも書かんと

あれも書かんと

≪俺の人生の物語で

もう1人 大切な人物≫

(リサ)《≪女の子にライン送る時は

ちゃんと

キュンなスタンプつけろw≫》

《この最後の「w」って

何なんやろ?》

《宗介ってさ 超文才あんじゃん》

《ちょっ 陣内さん

今のリサっすか?》

《いいな! 今度 俺にも

紹介してくださいよ》

《いいな! 今度 俺にも

紹介してくださいよ》

《ボス! マジかっけぇっす!》

《お前みたいなもんが

リサみたいな国民的スターに

相手にされると思うか?》

≪まさか そのリサから

海に誘われるとは≫

≪決してリサに

恋心など抱いてはいなかった≫

≪俺にとってリサは…≫

《どこ行くんや おい!》

《リサ… 足めっちゃ速いがな…》

《あぁ!

この海狭いじゃん もう〜!》

《あぁ!

この海狭いじゃん もう〜!》

《どこがやねん お前!》

≪俺は神さまを信じていない≫

≪だが あの日 あの瞬間

何か えたいの知れない

大きな力が動いたとしか

思えなかった≫

《まさに おふくろの味って感じ》

《いや〜 よかった》

《おかわりしてや》

(ナツキ)《ええの?》

(オカン)《いっぱい作った》

(リサ)《やば〜!》

《てか リサ こうやって みんなで

ごはん食べるのとか

超久しぶり》

《よかった》

超久しぶり》

《よかった》

(リサ)《何隠してんの?》

《ちょっと やめぇって おい》

(リサ)《「中記…」》

《「獄中日記」や これ》

《獄中日記?》

《あぁ まぁ 懲役の時

暇やったしな 書いてん》

《えぇ〜 びっしり》

《えっ? てか

こんなに頑張って書いたなら

出版しなきゃ

もったいないじゃん》

《はぁ? いや こんなもん

ただの趣味で

書いとっただけやがな》

(リサ)《てれんなし

宗介 超文才あんじゃん》

《リサ 宗介のブログ

めっちゃラブだし》

《リサ 宗介のブログ

めっちゃラブだし》

《じゃあね》

《おう》

《おっ ちょっ ちょっ…

何すんねん お前》

《やめぇ ちょっと おい》

(リサ)

《なっちゃんも宗介のお母さんも

みんな最高じゃん》

《今日 リサ なんか とっても

幸せな気持ちになっちゃった》

《なんか 羨ましいぞ》

《えっ? えっ?》

《リ… リサも羨ましいとか

思たりするんやな》

《何言ってんの? 当たり前じゃん

宗介 マジやばいって》

《何言ってんの? 当たり前じゃん

宗介 マジやばいって》

《おう…》

《じゃあね 宗介》

《うん ほなな うん うん》

♬〜

テレビ

《「人気タレントの

佐々木リサさんが

都内の自宅で死亡しているのが

見つかりました」》

《「23歳でした」》

《「警視庁によりますと

佐々木さんは昨夜遅くから

《「警視庁によりますと

佐々木さんは昨夜遅くから

今日未明に死亡したとみられ

現場の状況から…」》

(カイト)《カメラ上やって》

(リサ)《2・1 イェ〜イ》

(シャッター音)

お前に見つかったせいで

俺は今 プライベート

全部さらけ出して

こんなこと書いてんねんぞ リサ

俺の人生の物語

俺の人生の物語

あと 書かなあかんことは…

(リサ)《宗介》

《リサちゃん 楽しんでたやんな》

《3人で…

3人で無人島行こうって》

《行きたいやなくて

行くんだよって》

《なんで気付いて

あげられへんかったんやろ》

《≪もしも俺が

「なぜ泣くのだ」とか

LINEせずに

電話をかけていたなら…≫》

LINEせずに

電話をかけていたなら…≫》

《もし この時

ハグし返しとったら…》

《答えてくれよ》

《水くさいやないか》

《俺な あさってに収監なんや》

《実は保釈中やったんや》

《で ずっと銭積んで

引っ張っとったんやけど

ついに裁判所から

収監の連絡が来てもうてな》

ついに裁判所から

収監の連絡が来てもうてな》

《刑事が言うにはな

相手 被害者が半年の重傷やって

診断書出たから

まぁ 安う見積もっても

5〜6年は覚悟せぇって

言われたわ》

《ねぇ ボス! なぁ!》

《オヤジ 死ぬなよ》

(ナツキ)《もう出てきてよ》

《リサちゃんに笑われてまうで》

≪また失ってしまった≫

≪また失ってしまった≫

≪だが…≫

《「”宗介ラブミー”さんへ」》

スマートフォン

《「なっちゃ〜ん!

ハッピーウエディング!」》

《「これからHIROくんとリサで

なっちゃんのアゲエモな未来を願って

この歌をプレゼントします」》

《「聴いてください

[せぶんすたー]」》

《もう HIRO邪魔やわ》

♬〜

♬〜

♬〜

《せやんな》

《はぁ? お前 それはないわ

お前の書いた日記 誰が読むねん》

《はぁ? 何言ってんの

宗介 超文才あんじゃん》

《はぁ? 何言ってんの

宗介 超文才あんじゃん》

《てか こんなに頑張って

書いたなら

出版しなきゃ

もったいないじゃん》

《陣内 お前 妄想の追加やめろ》

《妄想やない》

《リサが言うてくれた

現実の言葉や》

《出版して

元嫁・キヨカにめくれてみぃ》

《訴えられんぞ》

《いいじゃん いいじゃん》

《いいじゃん》

♬〜

♬〜

≪書けた≫

≪書け… たんか?≫

≪いや なんや… なんか俺

大事なこと忘れてへんか?≫

≪これが俺の人生… やと?≫

≪なに感傷に浸っとんねん≫

≪なに感傷に浸っとんねん≫

≪俺がほんまに描くべきは

こんな上っ面の物語と

ちゃうやろが!≫

♬〜

≪なに かっこつけとんねん!≫

≪俺は あの夏…≫

≪クソみたいな あの夏!≫

それは うだるような

暑い夏の日のことだった

それは うだるような

暑い夏の日のことだった

自分がカチコミに行くことも

ムショに入ることも

何も知らない… 夏の記憶

≪当時 対立していた

組織との抗争は

激しさを増していた≫

《なんじゃ コラー!》

《なんじゃ コラー!》

≪酒が入ってのケンカは

ヤクザの世界では厳禁であった≫

≪死人も互いに1人ずつ出ていて

後には引けない状況に

なっていた≫

📱(HIRO)《組長がはじかれました

兄貴も気をつけてくださいよ》

《おう》

(ナツキ)《パパ》

《おう… なんや お前》

《パパ ナツキ

アイス食べたいねん》

《えっ? またアイスか もう》

《パパはアイスの味

何が好きなん?》

《パパはアイスの味

何が好きなん?》

《でもな パパ ナツキは

チョコアイスも食べたいねん》

《どっちも食べたらええやん》

《パパ ええん?》

《ええよ ええよ》

《ねぇ パパ 絶対ないしょな》

《ママにも ばあちゃんにも

カイトにも言ったらあかんで》

《分かった えっ どうした?》

《パパだけに教えてあげるね》

⚟(破裂音)⚞

≪それは 俺がムショに入る前

カチコミに行く

ほんの少し前のことだった≫

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

あんたっていう人間は

どこまで私ら家族に

迷惑かけたら気が済むねん!

時は片道切符だ 二度と戻せない

ほな 行ってくるわ

1人で向き合えってか

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