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(恭子)蒲生 美智留は 人間じゃない。 悪魔よ。
(美智留) あの子 嘘をつく病気なの。
ちゃんと見極めてね。 あなたの敵は 誰なのか。
あなたのせいで あたしの人生 めちゃくちゃよ!
あんたなんか 生きる資格ないのよ この殺人鬼!
(弘樹)俺 やっと分かった。
本当の敵が 誰なのか。
(麻生)大島 美奈殺しの 容疑者だった 武田 良平は➡
(麻生)大島 美奈殺しの 容疑者だった 武田 良平は➡
取り調べで何度か 蒲生 美智留の名前を出していた。
(青木)蒲生 美智留って 確か 麻生さんが 前から追っていた…。
転落死した 鷺沼 紗代が持っていた 名刺の女。
(麻生)ああ。 (青木)その女が➡
大島 美奈殺しにも 関わってるってことですか?
俺は そうにらんでる。
しかし 肝心の武田は…。
(武田)《蒲生 美智留はね 俺が考えたキャラクターなんですよ》
(武田)《蒲生 美智留はね 俺が考えたキャラクターなんですよ》
《ほら ここにも。 ハハハ…》
(麻生)とても証言できる 状態じゃない。
じゃあ 結局 蒲生 美智留が➡
事件に関わってるっていう証拠は 何もないってことですか。
(麻生)《あなたは 何か 知っているんじゃありませんか?》
《私は…》
まだ 野々宮 恭子がいる。 (青木)えっ?
彼女が こちら側についてくれれば➡
彼女が こちら側についてくれれば➡
蒲生 美智留を追い込むことが できるかもしれない。
最後の頼みの綱だ。
弘樹。
ちょっといい?
美智留の件 やっぱり 一人じゃ無理なの。
お願い 手伝って。
嫌だ。
手伝いなさい。
お前の方が 嘘つきじゃねえかよ!
何の話?
何の話?
俺 見たんだよ。
この前 お前が みっちゃんのこと 殴ったり 蹴ったりしてんの。
あのときのお前の顔 悪魔みたいだった。
あれは…。
やっぱり お前の方が 嘘をついてたんだ。
違う。 ねえ。 嘘つきは あの女の方よ!
やめろよ 人殺し! 私は そんなことしてない!
(孝之)おい! 何してんだ!
おい 離れろ お前は!
お前は ホントに どうしようもねえやつだな。
お前は ホントに どうしようもねえやつだな。
♬~
(照枝)弘樹 早く来なさい。
(弘樹)みっちゃんは?
(照枝)今日は 仕事で遅くなるから ホテルに泊まるって。
(弘樹)ふ~ん。
(弘樹)ふ~ん。
♬~
あっ そうだ お茶。 (弘樹)俺が取ってくるよ。
えっ?
そう?
♬~
♬~
♬~
(あくび)
(携帯電話)(バイブレーターの音)
(タップ音)
はい。
あっ…。
あっ…。
やっと 出てくださいましたね。
(携帯電話)刑事さんも しつこいですね。
盗作被害者の会 代表の 大島 美奈さんが転落死した事件➡
ご存じですよね?
ええ。 (携帯電話)(麻生)あの事件に➡
蒲生 美智留さんとあなたが 関わっているんじゃないですか?
何のことですか?
以前 お会いしたときに この事件の速報が➡
テレビ画面に映りました。➡
それを見た あなたは 激しく動揺し➡
それを見た あなたは 激しく動揺し➡
言いかけていた言葉をのみ込み 私の前から立ち去った。
(携帯電話)あのとき 何を言おうとしていたんですか?
さあ… 覚えてません。
あなたは 蒲生 美智留の 殺人の片棒を➡
担いでしまったんじゃ ないですか?
私は あなたも蒲生 美智留の 被害者の一人だと思っています。
(携帯電話)だから もう これ以上 罪を重ねてほしくない。➡
(携帯電話)だから もう これ以上 罪を重ねてほしくない。➡
今なら まだ間に合います。 本当のことを話してください。
野々宮さん。
刑事さんが おっしゃるようなことは➡
何もありません。 野々宮さん 本当のことを…。
(携帯電話)(孝之)恭子 父さん 母さん もう寝る…。
(携帯電話)(不通音)
(携帯電話)(不通音)
あっ 悪い。 電話中か。 ううん 大丈夫。
何か ものすごく眠くてよ。 私も。
そうか。 じゃあ お前も 早く寝ろよ。
おやすみ。
(ドアの閉まる音)
野々宮 恭子の 居場所が分かったぞ。
(青木)何でですか? (麻生)電話の後ろで➡
恭子の父親の声がした。 おそらく 実家にいる。
実家って 茨城県ですか? (麻生)いや 都内だ。
7年前に 町田にある 母方の祖父の家に➡
7年前に 町田にある 母方の祖父の家に➡
家族が転居している。
♬~
(孝之のいびき)
(孝之のいびき)
♬~
♬~
みっちゃん。
♬~
(弘樹)《みっちゃんがいない方が 落ち着いて 事を進められる》
(弘樹)《みっちゃんがいない方が 落ち着いて 事を進められる》
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
《あたしよ。 ほら》
《あの女を倒したい》
《殺すってこと》
《このままじゃ 私 恭子に殺されてしまうわ》
《助けて…》
《あんたなんか 生きる資格ないのよ➡
この殺人鬼!》
《この 悪魔!》 《ごめんなさい!》
《黙れ!》
♬~
♬~
♬~
(弘樹)《俺は…》➡
《みっちゃんを守ったんだ》
⚟そこで 何やってる!?
⚟そこで 何やってる!?
(孝之)それ 何だ?
お前… その血…。
豚を一匹 片付けた。
(孝之)ああっ! あっ…。
ああ… きょ… あっ…。
嘘… 嘘だろ!➡
あ… あ… あ… 何で!?
《男の子にとって父親とは 乗り越えるべき存在であってね》
《男の子にとって父親とは 乗り越えるべき存在であってね》
《父親を殺すという 通過儀礼を通して➡
大人の男になっていく》
(孝之)嘘だろ… 嘘だろ!
(孝之)何で!? 何で こんなこと…!➡
ハァ… ハァ…。➡
何で こんなことを… 何で…。
おい… 何で…。
♬~
(弘樹)《俺は 父親に勝った》➡
《この手で 壁を乗り越えた》➡
《ようやく 一人前の男になったんだ》
♬~
♬~
(物音)
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
(弘樹)ハァ…。
⚟弘樹君。
(弘樹)みっちゃん。 ほら 早く焼かないと。
時間がない。 早く 隠さないと。
うん そうだね。
ハァ ハァ…。
ハァ~。
よくやったわ。
弘樹君 ホントに ありがとう。
みっちゃん。
あなたは 自分自身の手で 壁を乗り越えた。
これで 一人前の大人の男。
これで 一人前の大人の男。
あなたを縛るものなど もう 何もない。
あなたは 自由よ。
俺 みっちゃんに ふさわしい男になれたかな。
もちろんよ。
♬~
♬~
⚟(物音)
麻生さん。
⚟(物音)
⚟(物音)
何してる?
おい!
骨をね➡
砕いてるんですよ。
お前…。
お前…。
(御厨)骨を砕くなんて あの男も 無駄な努力をしたもんだな。
(麻生)ですよね。 (青木)えっ どういうことですか?
あれだけ 死体が焼けてしまっていたら➡
DNA型鑑定 難しくないですか?
バカか。 あんだけ返り血があれば 血液からDNA型鑑定はできる。
ああ…。 (麻生)じゅうぶん➡
公判維持できますよね? (御厨)ああ 問題ないだろう。
それに 野々宮 弘樹の母親が 証言してくれるだろう。
自分の息子が 父親を殺す瞬間を 見ていたようだからな。
自分の息子が 父親を殺す瞬間を 見ていたようだからな。
残酷な話っすね。
(麻生)姉の野々宮 恭子さんと➡
父親の野々宮 孝之さんを 殺したのは 君か?
刑事さん➡
俺は 悪いことしてませんよ。
あ?
(弘樹)父親も姉も ずっと 俺を見下して➡
(弘樹)父親も姉も ずっと 俺を見下して➡
俺が自立するのを 邪魔してきたんです。
自立…。
君は 就職に失敗して➡
父親の仕事を 手伝ってたんじゃないのか?
家族のおかげで 生きてこれたようなもんだろ。
そんなことありません!
あいつらは 俺の前に立ちふさがる壁だった。
家族がいるかぎり 俺は 大人になれないんです。
そんな一方的なへりくつが 通用すると思ってんのかよ。
やらなきゃ やられるんです!
どういうことだ?
どういうことだ?
俺は いつか➡
父親に殺されるんじゃないかと 思ってました。
父親は あの家に 俺を縛り付けて➡
ろくに給料も渡さず 飼い殺していた。➡
その上 暴力までふるって…。
あいつは 敵です。
あいつの方が殺人者なんだ!
姉の恭子さんもか?
姉の恭子さんもか?
あいつも同じです。
殺人者です。
いや… あいつは 父親より もっとひどいかもしれません。
俺は 姉貴が あの人を殺そうとしたのを➡
防いだんです! (麻生)待ってくれ。
あの人っていうのは 誰だ?
みっちゃんです。
みっちゃん?
みっちゃん?
あの家に もう一人 誰かいたのか?
いとこのみっちゃんです。
いとこ?
蒲生 美智留か?
はい。
(青木)野々宮 恭子と 野々宮 孝之が健康診断のために➡
通っていた病院が見つかりました。 2人の血液を採取した➡
直近のデータが 残っているそうです。
よし DNA型鑑定の結果が出次第➡
照合しよう。 (青木)はい。
照合しよう。 (青木)はい。
君が家族を殺したのは➡
蒲生 美智留のせいなんじゃ ないのか?
(麻生) 蒲生 美智留が 君を唆し➡
家族を殺すように 仕向けたんじゃないのか?
みっちゃんは…。
むしろ被害者です。
そんなことはないだろう。
事件は 全部 俺が一人でやったことです。
俺が みっちゃんを守りたくて。
蒲生 美智留は 今 どこにいるんだ?
えっ?
みっちゃん どこか行っちゃったんですか?
職場は どこにあるんだ? 何か知らないのか?
そういえば 俺 何も聞かされてません。
(青木)ありがとうございます。➡
病院に残されていた 血液データと➡
現場で採取された 血液のDNA型が➡
完全に一致しました。 (麻生)そうか。
(青木)死体そのものが 存在しなくても この事実だけで➡
殺害されたのが 野々宮 恭子と 野々宮 孝之であることは➡
明白ですね。
麻生さんは 野々宮 弘樹を 背後で操り➡
姉と父親を殺させたのは➡
姉と父親を殺させたのは➡
蒲生 美智留だと 思ってるんですよね?
(麻生)この事件だけじゃない。
蒲生 美智留は 今までも同じように➡
人を操り 殺人を 繰り返してきたんだと思う。➡
それだけじゃない。
俺が気付いていない事件も 他にも たくさんあるかもしれない。
いったい いつから…。
17年前 彼女が最初に起こしたと 思われる事件がある。
17年前 彼女が最初に起こしたと 思われる事件がある。
父親の蒲生 典雄の死亡事件だ。
県警は 娘の美智留が 帰宅する直前に➡
典雄本人が農薬を飲んで 自殺したと判断した。
しかし 本当は➡
美智留が農薬を飲ませて 殺したんだと思う。
そのときの共犯者が 野々宮 恭子だった。➡
野々宮 恭子は この事件だけじゃなく➡
その後も 蒲生 美智留の近くで 彼女の悪事を見続けてきた。
その後も 蒲生 美智留の近くで 彼女の悪事を見続けてきた。
それが あるタイミングで 美智留にとって目障りになり➡
弘樹を使って殺した。
そんな…。
そんな危険な女 野放しなんて まずいじゃないですか!➡
今すぐ 指名手配した方が…。
できることなら とっくに そうしている!➡
いずれの事件も 蒲生 美智留は 殺人を教唆したり➡
ましてや 直接 手を下した 証拠はない。
逮捕状なんか 取れるわけないだろ!
いまだに 顔写真の一つも 手に入らないんだぞ。
野々宮 恭子だけが 頼みの綱だったのに…。
(青木)でも 蒲生 美智留は➡
どうして こんなことを やり続けてるんでしょうか?
(麻生)俺にも分からん。➡
これまで 何人もの殺人犯を 見てきたけどな➡
何の動機で殺したのか 分からないやつらが何人かいた。
俺たちの理解できない理由で 人を殺す人間が➡
俺たちの理解できない理由で 人を殺す人間が➡
確実にいるんだよ。
宮園 守さん。
家族は 妻と子供が2人。 1年ほど無職。
家族は 妻と子供が2人。 1年ほど無職。
はい。 何度か 再就職試験を受けたのですが➡
採用してもらえなくて。
このままでは 家庭が破綻してしまいます。
蒲生さん 何か いいアドバイスを いただけませんか?
あなたの本当の望みは➡
普通の会社で 職を得ることじゃないでしょ?
(宮園)えっ?
1年前まで あなたが秘書をしていた➡
都議会議員の南城 幸太郎さん。
都議会議員の南城 幸太郎さん。
やっぱり知られてましたか…。
私には 一生 ついて回るんですかね その話。
あなたは 彼のこと どう思っていますか?
別に 何とも思ってません。
1年前 あなたは 南城の 裏金づくりの罪で起訴され➡
執行猶予つきとはいえ 有罪となった。
あなたは 南城の裏金づくりの罪を➡
着せられただけなんじゃ ないですか?
スケープゴートとして。
スケープゴートとして。
そんなことありません。
そこまでして 南城をかばうのは なぜですか?
口止め料でも もらったんですか?
でも それでは 割に合いませんよ。
だって あなたの再就職先が 決まらないのも➡
あなたが有罪に なったからじゃないですか。
本来ならば 南城が あなたの就職先まで➡
世話するべきなんです。
なのに なしのつぶてなんて…。
あまりに ひどい仕打ちですよ。
あまりに ひどい仕打ちですよ。
そうですよね。
私が有罪になっても➡
先々まで面倒を見ると 南城は 言ったんです。
なのに…。
有罪が決まったあとは➡
手のひらを返したように 冷たくなって。
このままでいいんですか?
あなたは 人生をかけて➡
南城に 尽くしてきたんじゃないですか?
あなたの敵は 誰ですか?
許せない…。
(聡美)本当に すてきでした!
やっぱり憧れちゃう 美智留さん。
やっぱり憧れちゃう 美智留さん。
ありがとう 聡美。
美智留さんに アシスタントに ならないかって➡
声を掛けられたときは 天にも昇るような気持ちでした。
あたしは 断られるんじゃないかと思ってた。
だって…。
《また困ったら いつでも言ってね》
(聡美)《そんなこと するわけないじゃないですか》
《あなたみたいな 怖ーい人》
あれは 褒め言葉ですよ。 そう?
美智留さんは 怖いから いいんです。
怖いけど それと同じくらい 近づきたくなる魅力があるんです。
怖いけど それと同じくらい 近づきたくなる魅力があるんです。
深淵をのぞき込むみたいな。
ニーチェね。 はい。
深淵をのぞくとき 深淵もまた こちらを のぞいているのだ。
私も 美智留さんみたいに なりたいんです。
(青木)蒲生 美智留が 姿を消してから 1年たつのに➡
まだ調べるんですか?
鷺沼 紗代が転落死した このビルの屋上には➡
防犯カメラは ついてなかったんですよ。
いまさら 新しい事実なんて 見つかりませんって。
だから 足で 証拠捜すしかないだろ。
だから 足で 証拠捜すしかないだろ。
♬~
⚟(ブレーキ音)
⚟(ブレーキ音)
(運転手)危ねえだろ!
おい。 行くぞ。
(青木)えっ? ちょ…。
南城の事務所に行って 南城に会いました。➡
南城の事務所に行って 南城に会いました。➡
私を もう一度 雇うように 迫りました。➡
でも 無理だと言われて。➡
私が南城の罪をかぶったことを 公にすると言っても➡
証拠がなければ 誰も信じないと 一蹴されてしまって。
あなたのその 負け犬根性 捨ててください!
えっ? あなたは 使われる者としての➡
生き方が身に染みすぎています。
だから 南城に利用されて 捨てられるんですよ。
あなたが 南城よりも 強くなればいいんです。
あなたが 南城よりも 強くなればいいんです。
強くなって 逆に 南城を利用してやるんです。
でも どうやって?
宮園さん あなたは 政治家になりたいという夢は➡
まだ お持ちですか?
えっ? あなたは かつて➡
暁政治塾に 入っていましたよね?
あそこは 受講料が高額なことで 有名ですから➡
並々ならぬ思いが あったんでしょう。
並々ならぬ思いが あったんでしょう。
すごいな…。➡
そこまで調べていらっしゃるとは。
うちには 有能な アシスタントがいますから。
なぜ 政治家になりたいと 思ったんですか?
それは 正しい社会をつくりたいと…。
建前ですね。 えっ?
本当は 政治家になって➡
たくさん お金を稼ぎたいと 思ったからじゃないですか?
政治家になれば パーティー券は 売り放題➡
いくらでも お金はつくれます。
それに 支援者には もちろん➡
それに 支援者には もちろん➡
クラブのホステスにも ちやほやされて➡
うらやましいと 思ったからじゃないですか?
あ… いや そんなことはありません。
まったく正しいことです!
えっ? あなたのような人こそ➡
政治家になるべきなんです!
政治家って ホントに 素晴らしい職業ですよね。
どれだけ国民のお金を奪い 私腹を肥やそうとも➡
問い詰められたら 記憶にない 秘書がやったと言えば➡
問い詰められたら 記憶にない 秘書がやったと言えば➡
罪に問われない。 こんなに楽しい職業ありませんよ。
国民に認められた特権階級です。
国民の半分以上が 選挙に行かないんですから➡
政治家は やりたい放題 できるんですね。
この国では その特権階級は 世襲制です。
かなり おいしい特権ですので➡
誰も 他の一族に 分けようとしません。
誰も 他の一族に 分けようとしません。
ですから 力ずくで➡
その特権を奪う 覚悟を持ってください。
力ずくで?
それは つまり…。
私には そんなことは…。
強くなってください。
力を持つために。
力を持つために。
あなたは 南城の後継者になるんです。
あなたは それにふさわしい 器の持ち主です。
(聡美)今日も素晴らしかったです 美智留さん。➡
宮園さん 完全に やる気になってましたよ。
宮園さん 完全に やる気になってましたよ。
宮園さん 南城の後継者に なれますかね?
誰でもなれるわよ。 政治家なんて。
聡美。 はい?
そのピアス。
あっ…。
《ねえ 恭子 買ったの?》
《お揃いね》
《よく似合ってるわ 恭子》
美智留さんのが すてきだったんで 同じの買っちゃいました。
美智留さんのが すてきだったんで 同じの買っちゃいました。
美智留さんが嫌なら 外しますけど…。
よく似合ってるわ。 聡美。
そういえば あのときの人って どうなったんですか?
あのときの人?
ほら 前に一度➡
美智留さんの事務所に 姉と行ったときに➡
美智留さんと一緒にいた人ですよ。
美智留さんと一緒にいた人ですよ。
ああ…。
恭子ね。
恭子さんって どういう人だったんですか?
何で そんなこと聞くの?
知りたいんです。 私の前に アシスタントだった人が➡
どんな人だったのか。
そうね…。
恭子は アシスタントであり 私のいとこでもあった。
そうなんですか?
子供のころから よく知っていて 2人で いつも一緒にいた。
子供のころから よく知っていて 2人で いつも一緒にいた。
《これからも ずーっと一緒だよ》
《みっちゃん…》
《今度は 私が助ける番》
《でも…》 《言ったじゃない!》
《ずっと一緒だって》
かけがえのない人よ。
(聡美) そんな人を殺したんですか?
絶対 そうですよね。 だって 美智留さんだもの。
美智留さんの周りには たくさんの死体が転がっていく。
美智留さんは ブラックホールの中心だから。
周りの人たちは その渦に巻き込まれて➡
破滅して 死んでいく。
うちのお父さんも。
私 それを見るのが好きなんです。
私 それを見るのが好きなんです。
怖くないの?
言ったじゃないですか。 怖いからいいって。
怖いから最高なんです。 美智留さんは。
聡美も怖いわね。
私 美智留さんにとって 最高のアシスタントになりたいんです。
私 美智留さんにとって 最高のアシスタントになりたいんです。
(クリック音)
これは…。
(青木)麻生さん。 (麻生)ん?
曙署に ある事件の 通報があったそうなんですが。
(テレビ)(キャスター) 今 入ったニュースです。➡
東京都の南城 幸太郎都議会議員を 刃物で襲い➡
殺害しようとしたとして 元秘書の男が 逮捕されました。➡
殺人未遂の疑いで 現行犯逮捕されたのは➡
南城都議の元秘書で 現在無職の宮園 守容疑者…。
やだ 宮園さんったら 失敗しちゃってるじゃないですか。
やだ 宮園さんったら 失敗しちゃってるじゃないですか。
だいたい 殺したからって 地盤なんか奪えるわけないのに。
⚟(チャイム)
私 見てきます。
⚟(ドアの開く音)
あっ…。
蒲生 美智留さんですね?
何の騒ぎですか?
挨拶もせずに 人の事務所に勝手に入ってきて。
失礼しました。 警視庁捜査一課 麻生です。
少しお話を伺いたいんですが。
どうして ここに?
近いうちに 南城議員が 狙われるかもしれないという➡
通報がありました。 そして この事件には➡
通報がありました。 そして この事件には➡
蒲生 美智留というコンサルタントが 関わっているかもしれないと。
あなたが通報したの?
えっ?
分かっちゃいました?
私 美智留さんの後継者に なれると思います。
私 美智留さんの後継者に なれると思います。
(麻生)蒲生 美智留さん。➡
ハァ…。
やっと お会いできましたね。
聞きたいことが 山ほどありますよ。
署まで ご同行願えますか?
いいですよ。
私が 宮園さんを唆して➡
私が 宮園さんを唆して➡
南城議員を襲わせたっていう 証拠でもあるんですか?
(麻生)証拠は ないでしょうね。
あなたが そんな単純なミスを 犯すはずがないですから。
刑事さん 面白い。
(麻生)今回 お呼びしたのは その件ではないんです。
私はね あなたが思うより ずーっと前から➡
私はね あなたが思うより ずーっと前から➡
あなたのことを 調べていたんですよ。
ロマンティック。
で 何か分かったんですか?
とても興味深いことが 分かりましたよ。
あなたに関わった人たちは ことごとく破滅し➡
死んでいく。➡
父親の蒲生 典雄も 大島 美奈も➡
父親の蒲生 典雄も 大島 美奈も➡
野々宮 孝之も それから➡
野々宮 恭子もね。
まるで 全員➡
私が殺したかのような 口ぶりですね。
違いますか?
物語としては よくできてると思います。
でも 証拠がない。
ええ。
全てを見ていたはずの 野々宮 恭子も➡
全てを見ていたはずの 野々宮 恭子も➡
あなたが消し去ったから。
あっ さらに面白い ストーリーになった。
鷺沼 紗代のことを 覚えていますか?
確か 恭子の高校時代の 同級生だったと思いますけど。
(麻生)彼女は 勤めていた銀行から 2億円もの大金を横領した。➡
(麻生)彼女は 勤めていた銀行から 2億円もの大金を横領した。➡
その金のほとんどを奪ったのは あなたですよね?➡
そして 用済みになると 彼女を抹殺した。
それは つまらないですね。
ミステリーとしては 動機が平凡すぎます。
(麻生)ですよね。
でも 現実の事件というのは➡
たいがい つまらないものなんですよ。
現実?
証拠があるんですよ。
蒲生 美智留さん。
(麻生)あのビルには 監視カメラがついていなかった。
そして 早々に 自殺と判断されたため➡
そして 早々に 自殺と判断されたため➡
それ以上 捜査は 行われなかった。➡
しかし 近くのビルについていた 監視カメラが➡
あんたの決定的な 犯行の瞬間を捉えていた。
よく そんな 1年半も前の映像が 残っていましたね。
最近は クラウドに 保存できるからな。
ギリギリ残ってたんだよ。
鷺沼 紗代の前に現れたのは 間違いなく あんただよな?
鷺沼 紗代の前に現れたのは 間違いなく あんただよな?
あらためて話をしようじゃないか。
♬~
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