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( 西条 ) カッパの下 カッパの上 カッパの真ん中… 。
カッパの上 カッパの下 カッパの… 。
それ 呪文か何かですか?
いや 解けない謎が あるんですよ 。
何?
あっ 実は 父の遺品を 送ってもらったんですけど… 。
《ハァ… 。 おっとととと》
《ハァ… 。 おっとととと》
《うわ… 。 あ~…》
《ハァ 。 痛ててて》
⚟ ( ノック )
⚟ ( 安達 ) 《西条さん どうかしました?》
《あの~… すみません》
《手伝わせてしまって》 《いえ》
《父の遺品 まさか こんなに送ってくるとは》
《お父さんも 警察の方だったんですよね?》
《西条さんと同じ 鑑識の》
《そうです》
《昼夜問わず 働いた末に 突然 倒れて➡
そのまま 亡くなってしまいました》
《私は 父のことを➡
仕事ばっかりの人と 思っていたんですが➡
想像以上に 仕事人間だったようです》
《西条さん これ》
《ありがとうございます》
《最後の最後まで➡
仕事のことを 考えていたようですね》
《お父さんが亡くなったのは➡
9月の頭ですよね?》
《9月 10 日ですね》
《えなが通りで倒れていたのを➡
通行人の方が 見つけてくれました》
《その日は 私が実家で過ごす 最後の日だったんです》
《そうでしたか…》
《あの… これは?》
《あの… これは?》
《 「 カッパの真ん中 605」 ?》
その 「 カッパの真ん中 」 というのが まったく分からないんです 。
そもそも カッパの真ん中って どこなんですかね 。
頭のお皿とか? いや それで言うとさ そもそも➡
カッパって どこにいんのよ 。 確かに 。
まあ 仕事関係だとは思うんですよ 。
どんな仕事よ~ 。
西条さん 何か お父さんからの言葉で➡
覚えてること ありませんか? えっ?
最後に交わした会話とかですか? はい 。
あ~っと… 。
( 真 ) 《唯 いよいよ 来週から 一人暮らしだな》
《よし 。 決めた》
《お父さん お前のために➡
特別なプレゼントを用意するから 楽しみにしてろ》
いや 特に カッパというワードは 出てきていません 。
あっ! これは もしかして➡
お父さんからの メッセージかもしれません 。
何か 西条さんに伝えたいことが あるのかも 。
それは ちょっと 非現実的で 遠回り過ぎますよ 。
第一 生きてるうちには向き合わずに➡
今になって 分かってもらおうだなんて➡
ちょっと エゴが過ぎますよ 。
いや そんな真面目に取らなくても… 。
いや やっぱり 私は 父のことが理解できないです 。
これからも 自分ファーストでいきます 。
( 芹沢 ) あ~ 疲れた~… 。
( 芹沢 ) あ~ 疲れた~… 。
( 店員 ) いらっしゃいませ 。 ( 芹沢 ) あ~ 忙しい 。
( 店員 ) はい こちらでございます 。 ( 芹沢 ) ありがとうございます 。
( 店員 ) ありがとうございます 。 ( 芹沢 ) なあ➡
ちょっと 聞いてくれよ~ 。
空き巣事件が起きたんだけど これが不思議でさ➡
何も盗まれてなかったんだけど➡
歯ブラシだけが なくなってたんだって 。
おかしくね? 被害が なかったのなら➡
そんな 残業なんかせず 早く帰ればいいのに 。
被害が出てから頑張っても 遅いだろ 。
今 できることを 全力で やるのが➡
俺たち警察の仕事なんだから 。
やはり 私は 芹沢さんとは相いれません 。
( 芹沢 ) んっ? 自分の健康の方が大切ですから 。
すみません 。 はい 。
いつにも増して頑固だな 。
お待たせしました 。
何か 分かったの?
まだです 。 あと ちょっと 。
♬~
♬~
( 男性 ) はい 。 ( 芹沢 ) 小鳥遊署の芹沢です 。
( 野村 ) 野村です 。 ( 男性 ) ああ… 。 どうぞ 。
また 空き巣か 。 ( 男性 ) えっ?
それで 何を盗まれたんですか?
( 男性 ) いや 何も 。 ( 野村 ) 何も?
あ~… 強いて言えば➡
あの うがい用のコップがね 見当たらないんですよ 。
( 芹沢 ) うがい用のコップ?
( 野村 ) 侵入手口も同じですし➡
同一犯とみて 間違いなさそうですね 。
コップだの 歯ブラシだの いったい 何がしたいんだよ 。
コップだの 歯ブラシだの いったい 何がしたいんだよ 。
お疲れさま 。 お疲れさまです 。
鑑定の結果 居住者以外に➡
不審な指紋は 鑑定されませんでした 。
ただ➡
侵入口付近に 不自然な足跡が ありました 。
その靴の特徴は?
靴ではなく はだしですね 。 ( 野村 ・ 芹沢 ) えっ?
そして 人間でもないですね 。
じゃあ 何だよ?
オランウータンです 。
オランウータンです 。
( 芹沢 ) オランウータン?
はい 。
( 野村 ・ 芹沢 ) アハハハハハ… 。
いやいや 西条… 。 ( 肩をたたく音 )
お前 大丈夫か?
大丈夫ですけど 。 はっ? いや だって あり得ないだろ 。
何で オランウータンの足跡が あるんだよ お前 。
いや 知りませんけど 。
( 野村 ) しかも 歯ブラシ 盗むって 。 ( 芹沢 ) アハハ… 。
( 島根 ) うん そうだよね そうだよね 。 ➡
ホントのことだもんね 。 うん 分かる 分かる 分かる 。 ➡
怒る気持ちは分かるよ 。 ( 芹沢 ) 犯人はオランウータン 。
怒る気持ちは分かるよ 。 ( 芹沢 ) 犯人はオランウータン 。
私の腕を疑うなんて 失礼極まりない 。
アハハ… 。 くだらないわね 。 でしょ?
西条さん 。 ねっ ちょっと これ 見てくださいよ 。
めっちゃ面白いんです 。
何ですか !? えっ? 何か 荒れてるわね 。
どうしたんですか?
行きましょう 。 ( 吉良 ・ 基山 ) えっ?
共に 検証を お願いしたい 。
( 今野 ) よし… 。 ➡
お待たせしました~ 。
すみません 。 ( 今野 ) はい 。
どうぞ 。 イケメンだわ 。
( 今野 ) あっ… 。 フフフ… 。
突然 押し掛けてしまい➡
申し訳ありません 。 あっ いえいえ 。
研究員の今野と申します 。
よろしくお願いいたします 。 ( 2人 ) よろしくお願いします 。
( 今野 ) お知りになりたいのは オランウータンのことですよね?
はい 。 オランウータンは➡
空き巣の犯行が可能なのか ということを お聞きしたいです 。
確かに オランウータンは➡
霊長類の中でも 非常に知能が高いです 。
霊長類の中でも 非常に知能が高いです 。
例えば たかなし動物園のジェシーは➡
鏡を見て 自分だと認識できるし➡
人をまねて 道具も使いこなせます 。
道具? あの 例えばなんですけど➡
ドアの鍵を壊して 侵入するなんていうことは?
あっ… 。 たやすく できるでしょうね 。
えっ? オランウータンって すごいんですね 。
( 今野 ) ええ 。 もう少し 詳しく➡
聞かせてください 。 ( 今野 ) もちろん 。
(テレビ) ( 男性 ) 今日 4時ごろ 小鳥遊市民ホールの集配室で➡
(テレビ) ( 男性 ) 今日 4時ごろ 小鳥遊市民ホールの集配室で➡
爆発があったと 消防に➡
通報がありました 。 現場からは➡
手製の爆弾とみられる残骸が➡
発見されたということです 。 ➡
爆発の威力は小さく➡
集配室にあった郵便物が 焼け焦げる程度で➡
ケガ人は いませんでした 。
( 島根 ) うん よかった よかった 。 ( 杉田 ) 小鳥遊市民ホールで➡
爆破事件って 聞いたときは 超ビビりましたよ 。 ➡
でも 大したことなくて 全然 よかったっす 。
まあね あの署長が ピーピー ピーピー➡
大騒ぎし過ぎなんだよ 。
( 御手洗 ) だって だって だって 市長が➡
ネットの爆破予告を 気にしてたんだもん 。
ネットの爆破予告を 気にしてたんだもん 。
( 島根 ) 私がいるかぎり 署長に 恥は かかせません 。
カッコイイ 。 ( 御手洗 ) うれしい言葉… 。
くれぐれも くれぐれも よろしく頼みます はい 。
( 島根 ) んっ?
このマーク どっかで見たぞ 。
オランウータンは➡
森の哲人と呼ばれてます 。
賢さ故に 孤独を愛し➡
基本 1匹で行動します 。
無駄な争いを起こさないよう 他者と距離を保ちながら➡
無駄な争いを起こさないよう 他者と距離を保ちながら➡
自分のペースで 穏やかに生活してるんです 。
そのスタンス 共感しかないな 。
私も 何だか 親近感 湧いてきちゃいました 。
それで➡
ジェシーが空き巣事件を起こした という可能性は ないですか?
えっ? ごめんなさいね 変なこと 聞いて 。
あ~… 。
ジェシーは天才です 。 でも さすがに それは 。
( 基山 ・ 吉良 ) ですよね~ 。
事故を起こさないよう 動物園側の警備も万全ですから 。
あっ ただ➡
完全に ゼロとは 言い切れないかもしれませんね 。
( 基山 ・ 吉良 ) えっ? というと?
時々 思うんです 。
おりの中に 閉じ込められているから➡
バレてないだけで➡
ホントの彼は 人間の会話を 全て 理解していて➡
社会に貢献する力すらも 備わってるんじゃないかって 。
人間が 彼の才能を制御してるに すぎないと 。
人間が 彼の才能を制御してるに すぎないと 。
天才ほど ふたを されるものですから 。
♬~
あの~… あなたは天才なんでしょうか?
あの~… あなたは天才なんでしょうか?
あの 。
あなたは 空き巣犯なんでしょうか?
ないよな 。
ありがとうございました 。
( 安達 )「 えなが通り 」
西条さんのお父さんが 亡くなったのは この辺りか 。
「 カッパの真ん中 605」 って… 何だ?
⚟ ( ドアの開く音 ) ⚟ ( 和文 ) じ ゃ あ よろしくね 。 ハハ 。
( 店員 ) ありがとうございました 。 ( 和文 ) 頼むよ 。
( 店員 ) よろしくお願いします 。 ( 和文 ) はい 。 よいしょ 。
( ドアの閉まる音 )
( 和文 ) おっ! 伊織 。
今さ 不動産屋で➡
あのうちが幾らで売れんのか 聞いてきたんだよ! フフフ 。
そう 。 何だよ 。 まだ 怒ってんのかよ 。
けどよ あのうちを手放した方が➡
お前も 気兼ねなく 出ていけるだろうが 。
そんなわけにいかないよ 。
( 和文 ) えっ? お母さんと約束したんだから 。
ナターシャと? 亡くなる前に 私 頼まれたの 。
( 和文 ) えっ? 家族を お願いねって 。
アハハ 。 そりゃ お前 あれだ 。
考え過ぎだよ 。
えっ? とにかく➡
お前は もっと 自分だけのことを 考えてりゃいいんだよ 。
家族なんか ほっといたって➡
縁が 切れるわけじゃねえんだからよ 。
何なら➡
俺と こうやって会ってんのも 偶然なんかじゃねえぞ 。
必然だ!
俺らは つながってんだ!
なっ 。 だから お前も 心置きなく 自由になれ!➡
ユー アー フリーダム! オーライ!
うざっ 。
はいはい はいはい 。
島根君 何 ネット見てんの? 早く 鑑識やってよ 。
署長 。 ( 御手洗 ) んっ?
( 島根 ) この爆弾のかけらに… 。 見てください 。
漢字の木みたいなマークが あるじゃないですか?
( 御手洗 ) うん 。 ( 島根 ) これ どっかで 見覚えが➡
あるなと思って 調べてたら➡
5年前の この事件だ っ たんですよ 。
( 御手洗 ) あっ ホントだ 。
( 杉田 ) 大学で爆破事故? ( 島根 ) 有名な数学教授が➡
自分の作った爆弾を 誤爆させたっていう 。
この教授 教壇を追放されてるんですよね 。 ➡
危険人物ってことで 。 ( 御手洗 ) まあ➡
天才と犯罪者は 紙一重だからね 。
( 杉田 ) てことは この教授が犯人じゃないっすか 。
ところが それは あり得ないんだな 。
杉田君 。 ( 杉田 ) 何でっすか?
この教授 とっくに亡くなってるんだよ 。
この教授 とっくに亡くなってるんだよ 。
この事故の後 病気で 。
にしても 不思議よね~ 。
何も取らないのに 空き巣に入るなんて➡
どういう心情?
なくなったのが コップと歯ブラシって➡
何か 意味あるんですかね 。 ストーカーの仕業とか?
まだ オランウータンの線が 残っていますから 。
えっ? オランウータンですよ?
本気で言ってるんですか? そうやって➡
価値観を押し付けるから いけないんですよ 。
芹沢さんも! ねっ 西条➡
ちょっと こだわり過ぎなんじゃない?
こだわり?
芹沢君の考えが間違ってるって 言いたいんでしょ?
いや 違いますよ 。 私は… 。 オランウータンは 一回 忘れて 。
えっ? ⚟ ( 芹沢 ) 西条!
鑑識の準備 しといてくれ 。 どうしました?
新たな予告が出たんです 。
小鳥遊中央病院に 爆弾を仕掛けるって 。
( 小日向 ) 心配しなくても ここほど 安全な場所は ありません 。
セキュリティーは完璧だし➡
指紋認証なしには 入り込めないんだから 。
では せめて 病院の封鎖の許可を 。
院長 。
すいません 。
すいません 。 失礼します 。
( 安達 )「 カッパの真ん中 605」
「 カッパの真ん中 605」
( 安達 ) カッパ?
( 芹沢 ) お疲れ 。 ( 野村 ) お疲れさまです 。 ➡
一とおり 確認しましたが➡
一とおり 確認しましたが➡
爆弾らしき物は 見つかりませんでした 。
やはり 単なる いたずらかもしれませんね 。 ➡
お先です 。 ( トイレの水を流す音 )
まあ 無駄骨だったか… 。
あ~… 。 疲れた~… 。 ( トイレの水を流す音 )
⚟ ( 電子音 )
( 芹沢 ) んっ?
( 野村 ) どうしました? ( 芹沢 ) いや… 。
⚟ ( 電子音 )
⚟ ( 電子音 )
( 芹沢 ) あっ 。
はい 。
( 時限爆弾のタイマー音 )
( 芹沢 ) やっぱり 例の爆弾と同じだ 。
爆弾処理班 到着まで➡
15 分は かかるそうです!
爆発まで あと7分しかない 。
えっ?➡
爆発まで7分しかないです!
はい! えっ? 今 何て言いました !?
芹沢さん!
皆さん その人から離れてください!
皆さん その人から離れてください!
( 芹沢 ) 離れて! すいません 。
離れて! ( 芹沢 ) あと1分 30 秒しかない 。
離れて!
( 時限爆弾のタイマー音 )
( 芹沢 ) あっ!
( 島根 ) 大変です! ( ドアの閉まる音 )
( 島根 ) 芹沢君が 今… 。
えっ?
⚟ ( ノック )
えっ? すいません ご心配 おかけして 。
( 島根 ) 芹沢君 。 大丈夫… そうだね?
はい 。 単なる打撲でした 。
よかったっす 。 ( 島根 ) 心配したよ もう 。
よかったっす 。 ( 島根 ) 心配したよ もう 。
もう 。 一歩 間違ったら 大ごとだったわよ 。
ホントに 無事で よかったです 。 ありがとうございます 。
( 島根 ) バカヤロー 。 ( 芹沢 ) ハハ 。 あっ 島根さん➡
爆弾の鑑定 もう 済みましたか? ( 島根 ) うん 。
やっぱり 爆弾に付いてた あの木のマークは➡
5年前の物と同じだった 。 ➡
爆弾の威力は 前より増してるけどね 。
このまま 犯人を野放しにしておくと➡
もっと大きな被害が 出るかもしれない 。 ➡
急いで 犯人 捕まえないと 。 ( 野村 ) はい 。
いいかげんにしてくださいよ!
はっ? 少しは反省をしてください 。
はっ? 少しは反省をしてください 。
爆弾を抱えて やみくもに走るなんて➡
あり得ないことです!
あの場合 仕方ないだろ 。
見つけたときは もう 時間がなかったし➡
大勢の人の命が 懸かってたんだよ 。
そうやって 全てを しょい込もうとするところが➡
身の程知らずです 。 誰かが やらなきゃいけないだろ 。
自分が死んだら 意味ないじゃないですか!
俺は 自分のためだけに 仕事してるわけじゃないんだ 。
そうやって 正義漢ぶるの やめてくださいよ 。
何だと? ねえ もう ちょっと➡
2人とも その辺にしたら?
そうですよ 。 芹沢さんが無事だったんですし 。
私は➡
芹沢さんの やり方は 絶対 認めない 。
芹沢さんの やり方は 絶対 認めない 。
お前に認めてもらう必要はない 。
ちょっと… 。
( ドアの閉まる音 )
何だよ… 。
《お父さん お前のために 特別な プレゼント を用意するから➡
楽しみにしてろ》
特別なプレゼントって… 。
⚟ ( 安達 ) 西条さん 。
あっ フフ 。 あっ 。
あっ 。 すいません 急に 。
ありがとうございます 。
これ… 。
はい 。
私 どうにも 納得いってなかったみたいです 。
えっ?
父が仕事で亡くなったこと➡
父が仕事で亡くなったこと➡
どうしても 許せなかったみたいで 。
家族のことよりも 自分の命よりも 仕事を優先した 父が➡
どうしても… 。
いまさら こんなこと 考えても どうしようもないのに 。
西条さん 。
ちょっと 付き合ってもらいたい 場所が あるんですけど 。
実は あれから ずっと考えてたんです 。
「 カッパの真ん中 605」 の意味 。
あっ… 。 いや その件は もう 。
この橋 かっぱ橋っていうんです 。
え~ 。
ここは➡
西条さんのお父さんが倒れていた えなが通りの 近くです 。
お父さんは その日➡
この橋に行きたか っ たんじ ゃ ないか と思いまして 。
フフ 。 例えば➡
「 カッパの真ん中 」 という ワードが➡
この橋の真ん中を 意味するとして➡
「605」 という数字は… 。
時間だ 。 6時5分 。
時間だ 。 6時5分 。
ええ 。 でも それが分かったところで… 。
今 ここで その答えが 見つかるかもしれません 。
行きましょう 。
この辺が真ん中です 。
わっ… 。
すごい… 。
お父さんは ここで➡
写真を撮ろうとしてたんじゃ ないでしょうか 。
自立して家を出る娘さんに 送りたくて 。
たぶん これは➡
お父さんの 一番 好きな 景色だったんじゃないでしょうか 。
最後は 西条さんのことを 思ってたんですね 。
最後は 西条さんのことを 思ってたんですね 。
仕事のことじゃなくて 。
( 真 ) 《よし 。 決めた》
《お父さん お前のために 特別な プレゼント を用意するから➡
楽しみにしてろ》
ホントに➡
押し付けがましいな 。
やっぱり 父はバカですよ 。
ハァ… 。
もう 容疑者がオランウータンとか 爆破予告とか➡
世の中 どうなってるんですかね 。 ( 大道 ) ここって➡
確か 空き巣事件の現場だよな? はい 。
何か あったのか? ちょっと 気になっちゃって 。
⚟ ( 野村 ) ありがとうございました 。
じゃあ こっち 行こうか 。 ( 刑事 ) はい 。
野村さん?
あっ 。 お疲れさまです 。 お疲れさまです 。
( 大道 ) お疲れ 。 ( 野村 ) お疲れさまです 。
そっちも あれ? 空き巣事件の聞き込み?
( 野村 ) えっ? 違いますよ 。 爆破の方です 。
ああ 。 市民ホール すぐ近くですもんね 。
( 大道 ) ああ 。
《俺と こうやって会ってんのも 偶然なんかじゃねえぞ》
《必然だ!》
必然?
えっ… 。
いまいちね~ 。
( 藍 ) じゃあ 「 令 」 は?
大吉までは いかないのよ 。
( 藍 ) う~ん… 。
じゃあ ママは どれが いいと思う?
えっ? こっちも あるんだけど… 。
ねえ まだ やる? やる 。
私の大事な弟の名前だよ? はいはい 。
( 藍 ) う~ん… 。 名前なんて➡
そんなに急いで考えなくても いいんじゃない?
そうだけどさ➡
そうだけどさ➡
できれば 出産祝いに 名前 入れたいじゃん?
記念になるし 。
これなんか どうかな?
へ~ 。
なるほどね 。
安達さん 。
どうして 分かったんですか? 父の気持ちが 。
( 安達 ) 俺は 西条さんのお父さんのことは➡
何も知りません 。
だからこそ 分かったのかもしれません 。
西条さんに お父さんの気持ちが伝わって➡
よかったです 。
私は… いったい 何を見てきたんでしょうね 。
まあ 目に見えるものが 全てじゃないですから 。
目に見えるものが全てじゃない?
西条さん?
《何も 盗まれてなかったんだけど➡
歯ブラシだけが なくなってたんだって》➡
《おかしくね?》 確かに 。
⚟ ( 野村 ) 大変です 芹沢さん! ( 芹沢 ) えっ?
また 爆破予告の書き込みが!
えっ 。
( 芹沢 )11 日って… 。
えっ? え~ !?
今日じゃねえか! しかも 「 ある場所 」 って… 。
( 野村 ) 完全に おちょくってますよね!
チッ 。 くそ!
いったい どこなんだよ 。 ( 野村 ) 夕方までに➡
見つけるなんて 不可能ですよ 。
⚟不可能とは限りません 。
⚟ ( 足音 )
西条… 。 協力してくれるのか?
もちろん 。
定時までですが 。
私が 昨日 空き巣の現場付近を パトロールしていたところ➡
爆破事件の聞き込みをする 野村さんと 遭遇しました 。
これが もし 偶然ではなく 必然だとしたら➡
と思って 調べてきたんです 。
これまでに起きた 2件の空き巣事件➡
そして 2件の爆破事件 。
印を付けてみると こうなります 。
( 野村 ) ペアリングになってる 。
そう 。 おそらく 2つの事件は セットで起きていたんです 。
それって 空き巣と爆弾➡
おんなじ犯人 ってことじゃないっすか 。
同一犯なら 犯人の人物像 絞り込みやすくなるよ 。
爆発物を使う犯人って 普段は おとなしいけど➡
内心 ものすごく強い主張を 持ってる 傾向がある 。
なるほど 。 空き巣の方も➡
オランウータンの足跡は 単なる いたずらじゃなくて➡
何か 特別な理由が あるはず 。
例えば 本当の狙いを隠すためとか 。
やはり そうですよね 。 ( 芹沢 ) えっ? どういうことだ?
2件とも 空き巣事件の後に 爆破が起こっています 。
( 杉田 ) ホントだ 。 それは つまり➡
空き巣事件の後でないと 爆破を起こさない もしくは➡
起こすことができないという 見方が できます 。
野村 空き巣事件の情報 もう一度 見直すぞ 。
( 野村 ) はい~ 。 杉田さん➡
( 野村 ) はい~ 。 杉田さん➡
私たちは鑑定に戻ります 。 どこまでも 付いていきます!
( 野村 ) 出ました!
( 野村 ) 空き巣の被害者➡
どちらも 職業は警備員です 。
警備員?
彼ら どこを警備してたんですか?
調書によると➡
小鳥遊市民ホールと➡
小鳥遊中央病院 。
爆破事件の現場です 。
石こう 混ぜ混ぜ 石こう 混ぜ混ぜ➡
石こう 混ぜ混ぜ 石こう 混ぜ混ぜ 。
ドッ ドッ ドッ ドッ… 。 ➡
OK 。 さて 。 ➡
よいしょっとい~ 。 うん 。 ➡
これで ぺったん 。
♬~
♬~
♬~
( 島根 ) さて さて さて~ 。 ➡
うん 。
( 島根 ) はいっと 。
バンバン バンバン バンバン… 。 ➡
バンバン バンバン バンバン… 。 ➡
出た~!
これで 実証できます 。
こうやって 足型を作れば➡
オランウータンの足跡を 現場に残すことは できます!
( ノック )
島根さ~ん 。 ( 島根 ) はいはい 。
過去の爆発事故の資料って 見せてもらえますか?
( 島根 ) 喜んで 。
⚟ ( ドアの開く音 ) ( 芹沢 ) どうだった?
( 野村 ) 空き巣被害の新たな通報は 入ってません 。
3件目の空き巣現場が分かれば➡
爆破予告の場所も 特定できるのに 。
くそ!
⚟ ( 男性 ) そういえば 家 大丈夫なんですか?
⚟ ( 男性 ) ああ 。 たぶん 近所の悪がきの仕業だと思う 。
たち悪いっすよね 。
人んちの窓ガラス 割るなんて 。 ( 男性 ) ホントだよ 。
ちょっと待った! その話 詳しく教えてください 。
「 森 智彦 」
「 天才数学者 」
ありがとうございました 。
♬~
♬~
♬~
( 吉良 ・ 西条 ・ 基山 ) はまっちゃった 。
どうぞ 。 ( 今野 ) ありがとうございます 。
いや~ すいませんね わざわざ 来ていただいちゃって 。
基山ちゃん どっち? あ~… こっちで 。
こっち? はい 。 ありがとうございます 。
しかも わざわざ ケーキまで 。 ホント 気が利くわね~ 。
いえいえいえ 。 ハハハ… 。 フフフ… 。
事件解決まで 最後のピースが はまらずに 。
あなたに ご協力を お願いしたい 。
僕で よければ 全然 。 ありがとうございます 。
僕で よければ 全然 。 ありがとうございます 。
では まず 空き巣事件についての報告です 。
ああ 。 あの 何も盗まれてなかったっていう 。
それが ちゃんと盗まれてたんです 。
えっ? 指紋が 。
指紋? はい 。 犯人は➡
被害者の指紋を入手するために 空き巣に入ったんです 。
盗まれたコップと歯ブラシから 被害者の指紋を入手➡
そして それを基に 偽指紋を作ったんですね 。
そして それを基に 偽指紋を作ったんですね 。
これを使って 職場のセキュリティーを突破した 。
(スピーカー) ( 電子音 )
そして やはり 現場に残されていたのは➡
オランウータンの足跡で 間違いありませんでした 。
えっ? おそらく➡
この偽指紋を作ったのと 同じ要領です 。
ジェシー あるいは 別の個体の 足形を入手し➡
偽物の足跡を作った 。
偽物の足跡を作った 。
そして それを現場に残したんです 。
いったい 何のために?
目くらまし 。
そうでしょ?
えっ? あっ あの… 。
あなたは 捜査を かく乱するために➡
わざと オランウータンの足跡を残した 。
いや ちょっと待ってください 。
僕が空き巣犯だと 言いたいんですか?
いや 空き巣犯であり➡
爆破事件の犯人ですよね?
あなたであれば➡
研究の一環として 動物の足形を入手することは➡
じゅうぶん 可能なはずです 。
「 天才ほど ふたを されるものだ 」
あなたは 以前 そう おっしゃっていましたね 。
《天才ほど ふたを されるものですから》
かつて 同じことを言っていた 人物がいます 。
かつて 同じことを言っていた 人物がいます 。
5年前 爆発事故を起こした 森 智彦教授 。
あなたが言っていたことは 彼の受け売りだったんですね 。
さあ 。 知らないとは言わせないよ 。
あなた 彼の著書 しっかり 読んでるよね 。
そんなの たまたまだ 。 俺は… 。
先月の 14 日 森 智彦教授の 命日でした 。
先月の 14 日 森 智彦教授の 命日でした 。
あなたは 彼のご実家を 訪れていたそうですね 。
奥さんが そう 証言しています 。
命日に 線香 上げにいくなんて 相当なファンよ 。
教えてもらえますか 。
この小鳥遊署の どこに 爆弾を仕掛けたんでしょうか?
このままでは あなたも一緒に 爆破されてしまいますが 。
( 今野 ) ハァ… 。 ➡
爆発を止めるつもりは ありません 。
どうして?
( 今野 ) 僕には使命があるからです 彼の無念を晴らすという 。
どういうことでしょうか 。
( 今野 ) う~ん 。 あれは… まさに運命的な巡り合わせでした 。
森教授の家を訪れたときに➡
奥さんが 遺品の論文を 見せてくれたんです 。
そこにあったのは 緻密に計算された➡
爆弾の設計図でした 。
数学の天才にしか生み出せない 最高に美しい芸術品とも言えます 。
数学の天才にしか生み出せない 最高に美しい芸術品とも言えます 。
なのに… 世間は 彼を危険因子とみなして➡
芸術品もろとも 彼の才能を つぶしたんだ 。
平和のためと言いながら➡
唯一無二の才能を葬ったら 意味がない!
アインシュタインのように 後先 何も考えない 天才こそ➡
尊重されるべきなんだよ!
尊重されるべきなんだよ!
あなたは 森教授の論文を基に 爆破事件を起こしたんですよね 。
彼の爆弾だと分かるように 木のマークを入れて 。
ハッ 。
彼の代わりに主張したまでです 。
あなたは 自分の理想に➡
物事を はめ込んでいるだけでは ないですか?
その教授さんも➡
自らの意思で 社会から 身を引いたのではないでしょうか 。
違う 。 彼を勝手に分析するな! ( ノートパソコンの落ちる音 )
違う 。 彼を勝手に分析するな! ( ノートパソコンの落ちる音 )
フッ 。 ハッ… 。
そんなことだろうと思った 。
フフフ… 。
あ~… 。
ホントは焦ってんだよな?
ホントは焦ってんだよな?
あっ?
残念だけど 爆弾の場所を教える気はない!
才能を つぶしたことを 後悔させてやるんだ 。
さっきから ずいぶん 才能に こだわってるみたいだけど➡
いったい あなたは何なの?
あっ? 教授やジェシーの名を借りて➡
何か した気に なってるだけじゃない 。
あなた自身は 何も成し遂げられない 。
あなた自身は 何も成し遂げられない 。
黙れ 。 あなたは ただ 自分の➡
承認欲求を満たしたい 凡人なのよ 。
うるさい! うるさいのは あなたですよ 。
あなたは 自分に何もないからと これだけ 周りを巻き込んで… 。
それって 凡人以下に当たるのでは?
もう いい 。 気が済んだろ 。 俺は帰る 。
お前ら 仲良く ここで吹っ飛べばいい 。
ハハハ… 。 ざまあ見ろ!
えっ?
今の話で 自白したも同然だな 。
お前… 何で?
( 芹沢 ) その映像は 2時間前のものだよ 。
( 芹沢 ) その映像は 2時間前のものだよ 。
でも 俺が置いた爆弾は?
そんなの もう とっくに処理済みだ 。
警備室に爆弾を仕掛けるなんて➡
ちょっと そのまんま過ぎましたかね~ 。
つくづく凡人ですね 。
そもそも 私たちが➡
あなたを捕まえるためだけに 命 懸けるわけないでしょうが 。
お前ら 全然 分かってない 。
俺には まだ 隠してる才能が あるんだよ!
お前らみたいな ルールに縛られて➡
お前らみたいな ルールに縛られて➡
ただ 命令 聞いてるだけの 駒とは 違うんだよ!
ハァ… ハァ… ハァ… 。
人の仕事を 勝手に値踏みしないでくださいよ 。
( フォークを置く音 )
私たちは それぞれ 価値観が違います 。
それでも 職務を全うするために➡
お互いを認め合い 共存をしているんです 。
それは 決して簡単なことではない 。
でも それでしか➡
見つけられないものが あるんです 。
定時になりました 。 お先に失礼します 。
お疲れさまでした 。
これ もらっていきますね 。
♬~
♬~
悪かったな 色々 。
今回は 俺が焦り過ぎた 。
気にしないでくださいよ 。
あのとき 芹沢さんに怒ってしまったのは➡
私の個人的な感情です 。
個人的な感情?
つい 芹沢さんが 父親と重なりました 。
すみません 。
父親ね… 。
(ノートパソコン をしまう音 ) ( 引き出しの閉まる音 )
(リリカ) 西条さん お疲れさまです 。 お疲れさまです 。
この 交通費の請求書なんですけど➡
「 動物園 」 って何ですか? プライベートですね?
仕事ですね 。 完全に仕事です 。 ( 杉田 ) さすが先輩っす 。
河井さんと やり合ってる 。 ( リリカ ) でも この書き方では… 。
定時になりましたから お先に失礼します 。
まだ 話の途中でしょうが! ( ドアの開く音 )
( 島根 ) あ~ あの 河井さん そう 怒らずに 。
あの 西条さんは そういう… 。 わ~!
上司なら 責任 取れや 。
( 島根 ) 責任 取る… 。 あっ あっ あっ あっ… 。
河井さん それ やり過ぎっす~!
( 御手洗 ) せ~り せり せり せり せり 芹沢君!
ホント よく やってくれたね 。
空き巣事件と同時に 爆破事件も 解決するなんて さすがだ!
今後とも この調子で くれぐれも よろしく頼むよ 。
芹沢君 。
ハハハ… 。 失礼します 。
( 西条 ・ 吉良 ) お疲れさまでした 。 お疲れさまです 。
君たち 今日も また 定時上がりか?
署長 いいかげん 気付いてますよね?
褒めるなら 僕じゃなくて この3人… 。
褒めるなら 僕じゃなくて この3人… 。
あっ… 。
( 馬場園 ) 楽しそうだな~ 。
うん 。
家族が幸せなのって いいもんだなと思って 。
( 馬場園 ) うん 。
じゃ 今度は お前が幸せになる番だな 。
はっ? 何 それ 。
よし 。 じゃあ 今度 デートでもしようか 。
土曜日なら空いてるけど 。
だよな 。 ただ聞いただけ 。
別に 俺だって忙しいし… 。 ➡
別に 俺だって忙しいし… 。 ➡
んっ?
何時に待ち合わせる?
( 馬場園 ) あの… 。 フフ 。 近いよ 。
わ~! いい感じですね~ 。
( 不動産屋さん ) よかったです 。 1人には広過ぎるかなあ 。
( 不動産屋さん ) いや そんなことないと思いますよ 。
ていうか まさか お姉ちゃんが 先に 家 出るとは➡
びっくりなんだけど 。 ( 文太 ) それな 。
私 決めたの もう 保護者 卒業するって 。
はっ? 何だよ それ 。
だから あんたたちも これからは 好きに生きな 。
ねっ 。
こんばんは 。 こんばんは 。
あの 実家から ラッキョウが届いたんです 。
よかったら どうぞ 。
あっ… 。
えっ?
あの よかったら 。
あっ… 。 はい 。
( 安達 ・ 西条の話し声 )
割愛しましたよね? してませんよ 。
してましたよ 。
ハハハ… 。
フフフ… 。
(テレビ) ( 芹沢 ) おい 犯人! 必ず 捕まえてやるからな 。 ➡
必ず… 必ずだ! (テレビ) ( 野村 ) 芹沢さん 。
ハァ~ 。
ねえ 西条 安達君と 何か あったよね?
強いて言えば 一緒に 夕日 見ました 。
強いて言えば 一緒に 夕日 見ました 。
えっ? そんなロマンチックな?
えっ でも 芹沢君とも いい雰囲気だけど➡
その辺 どうなの? いや もう ここまできたら➡
安達さん一択ですよ 。 西条 芹沢君よね?
どうでもいいですかね 。
今は 目の前の お酒のことしか 考えられません 。
ぬるい 。
ぬるいのが一番です 。 ですね 。
あ~… 。 酒も 仕事も 人間関係も 。
ぬるい 。 ぬるいなあ 。
ぬるい 。 ぬるいなあ 。
( 芹沢 ) あっ いたいた いたいた… 。
西条 西条 ちょっと聞いてくれよ 。
全っ然 犯人の手掛かりが 見つからなくてさ 。
あ~あ!
せっかくの お酒が 。
あっ 取りあえず 話だけでも 。 いいだろ?
時間外労働は お断りです 。
( 芹沢 ) そう言うなよ 。
現場の写真 見せるから 。 現場の写真だけでも 見てくれ 。 ➡
ほら これなんだけど 西条 。 あっ これ 余ったら… 。
何と ここで 防犯カメラ映像 あります 。
動画 あります 。 おいしいですね 。
皆さん 見てください 。 動画ですよ 。 はい 。
これです 。 今 通ってるの 。 ( 2人 ) おいしい 。 熱々 。
[ 『 ギークス 』 の…]
[そして…]
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