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(勝太(しょうた))うっわー! ハハハハハッ
マジで! こんなことある?
カラオケの無料招待券 2枚 余ってんだって
ねっ 学校 終わったら 行くしかないっしょ!
そして そして うわっ 危ねぇ! 今日までだ
今日だったら まだ間に合うって ねぇ!
誰か!
ねぇ まだ間に合いますよ 誰か!
ねぇ 今日まで!
ねぇねぇ ねぇねぇ!
学校 終わったらさ 一緒にカラオケ行かない?
今さ 無料でさ… あっ ごめん ボク 名前は門松(かどまつ)…
お! びっくりした
(ナオ姉) 誰に声かけてんだ コラ!
(チーコ)テメー タコ! どの面(つら) 下げて タコ!
レイナさんの姉ちゃんに ターコ!
どんだけ タコ 好きなんスか?
-(チーコ)は? -(勝太)では あなた!
(レイナ)は? 姉ちゃんの次はアタシか?
あぁ? 正気か テメー
(勝太)すてきなドレス!
テメー アタシの信念に いちゃもん つける気か?
生きて帰れると思うなよ!
死ぬまで一緒にいてくれる ってことですか?
どう聞いたら そうなるんだよ!
(蹴る音) (勝太)あっ 痛(いて)ぇ…
(ナオ姉)レイナさんはな 多摩黒天使(ブラックエンジェル)のアタマなんだよ!
ナメんじゃねぇぞ コラ!
(チーコ)童貞野郎 去勢してやっぞ!
すいません!
お姉ちゃん 行こう
(チーコ)万年せんずり野郎が ターコ!
(蹴る音) (勝太)チーン!
(チーコ)フン!
JK ハンパねぇ
けど レイナちゃん ハンパねぇ
マジかわいい マジ天使
マジ マイスイート エンジェール!
(勝太)オナしゃす!
(勝太)お上品な学校っスね みんな オシャレで
-(勝太)どこ行くんスか? -(渡辺)教室に決まってんだろ
(勝太)さっきから おなかに何 入れてんスか それ
(渡辺)現代文Bだよ
(勝太)へヘヘッ いや 何のためにですか?
-(渡辺)うるせぇっつってんだ -(勝太)すいません
-(勝太)先生 -(渡辺)あぁ?
(勝太)あれは?
テメーが行くG組の教室だよ
(肝田(きもた))皆さん お待ちかねの エアプロレスの時間やでー!
(生徒たち)イェーイ!
まずはロックアップ!
からのヘッドロック!
さらに 畳み掛けるー!
肝田! 肝田! 肝田!
エルボー! ラリアット!
(薙(なぎ))肝田~!
マジで殺すぞ この野郎!
本日1回目の“殺すぞ” キター!
(生徒たち)イェーイ!
このブタ野郎が
パーリーで シャンパンで食っちゃうよー!
(2人)ポンポンポン! イェーイ!
(渡辺)おはよう (突き刺さる音)
さよなら… ヒャー!
(生徒たちの笑い声)
こんちは
(薙)あ?
(梅田(うめだ))あ? 誰だ テメー?
今日 転校してきた門松勝太です
あれ なんか懐かしい感じが…
は? テメー 何 いちゃもん つけてんだよ!
-(勝太)いや 古いっていうか -(梅田)あ?
今って令和ですよね?
(生徒たちの笑い声)
(梅田)テメー ふざけてんじゃねぇぞ!
オレはな 姓は梅田 名は真大(まさひろ)
多摩が生んだダイナマイトたぁ オレのことよ!
令和から平成 通り越して もう昭和じゃないスか
トッポいツッパリ 前にして カラガンくれてんじゃねぇぞ!
半分以上 何 言ってんのか 分かりません
-(梅田)何だ テメーよ! -(薙)ヘイ ヘイ ヘイ ヘイ!
イキのいいクソッタレが 入ってきたじゃねぇか
1年G組 戦争勃発じゃー!
(生徒たち)イェーイ!
-(勝太)何スか? いきなり -(梅田)あぁ そいつは薙
姓は薙! 名は…
あー それ 長くなるんで
薙 またの名を武華(たけはな)の武闘派…
-(梅田)ヤングマンだ -(薙)昭和じゃねぇから
コイツとはなぁ 拳で誓いを交わし
真っ赤に燃える夕日の向こうまで 一緒に走った仲よ
-(勝太)友情まで昭和なんですね -(梅田)特技は生け花
(薙)花のタマ 取って さらし首にしてやってんだよね
(笑いをこらえる声)
(肝田)ああー!
わぁー!
チミ 童貞やろ?
(生徒たちの笑い声)
(勝太)いや…
(肝田)な~に! 心配すること あらへんがな
意外と思うかもしれへんけど ワイも童貞や!
-(勝太)見たまんまというか -(肝田)ワイは肝田
アイドルとプロレスと エロのことなら 何でも聞いてぇや
あ~
一緒に童貞 卒業しようや
(勝太)う… うん
あのな ワイの言うことだけ 聞いとったらええ!
あとのチンカスは ほっときなはれ!
チンカスはテメーだろ!
(殴る音) (肝田)ぐはぁ…
-(梅田)なぁ 肝田 -(肝田)痛い…
お前も痛いかもしんないけどな オレの拳だって痛いんだよ
はぁ?
さぁ あの夕日まで走るぞ
いいや まだ朝や!
(梅田) 走ってたら夕日になるんだよ
(肝田)夕日 好っきゃな 自分!
ねぇ! ねぇ!
ここって武華高校だよね?
校舎とか生徒とか 全然 違うんですけど
(梅田)しゃーねぇだろ G組なんだし
(勝太)え?
あのな 武華は もともと 名の知れたヤンキー校だったんだよ
ところが ある時 近くに4つの女子校ができた
それを目当てに入学希望者が殺到
で 偏差値が上がったんだよ
そこで学校は
成績順に A組からG組に分けた
当然 一番下のG組は問題児だらけ
しかも G組だけクラス替えは なし
つまり 一度ここに落ちたら
もう二度と 這(は)い上がることは できねぇんだよ
ちなみに ネクタイの色も G組だけ赤な
他は青
そんなとこにも差別が…
(肝田)ハハハハッ
ようこそ 肥えだめに!
-(肝田)ハハハハッ -(勝太)は?
武華は童貞喪失率120%だろ
ヤンキーとオタクしかいない 変なクラスに入れられて
女にも期待できないってか
つらたん
(生徒たちの笑い声)
何 納得してんだよ!
こんな肥えだめに押し込められて
女にも相手されず よく笑ってられんな
コイツ あたおかじゃん
(肝田)ブサイクと ぜい肉は どうにもなりまへんわ
オレたちだって武華だろ
彼女なんて 速攻(ソッコー)で できるよ!
何なんだろうなぁ この自信
もっと プライド持てよ!
這い上がることができねぇなんて 諦めてんじゃねぇよ!
肥えだめだなんて言ってねぇで 這い上がってやろうじゃねぇか!
♪~
~♪
(勝太)カラオケ無料招待券 2枚 余っててさ 一緒に行かない?
(美咲)は?
なんで アンタたちと カラオケ行かなきゃいけないのよ
えっ なんで? オレ 下のパート歌うよ
(樹里)ハモんねぇよ!
(指を鳴らす音) (4人)ハモろうよ~
ハモってんじゃねぇよ!
いや それに武華だよ?
-(樹里)全員 赤タイじゃん -(美咲)ダッセ~
(肝田)ワイは 青だよ!
ん?
あっ あっ! いや いや いや やめて!
あっ あっ あっ あっ あっ…
(梅田)ねぇ ねぇ チャンねーたち サテンで茶シバかない?
チャンねー? サテン?
おっとー! オレの影を踏んでいる
あのな 女っていうのは 男の3歩 後ろを歩く…
昭和くさっ ええっ! くさっ!
(薙)そこの君 よかったら乗馬でもしない?
馬みてぇな顔してんじゃねぇよ!
うまぴょい!
うまい! 馬だけに
薙っちょの良さは ワイが一番 よう分かっとる!
肝っちー! 持つべきものは肝っちだよねー!
間違いナイト競馬!
(2人)パカ パカ!
いや オレ 馬じゃないのよ
だから言ったろ G組にナンパは無理だって
まだまだ! たかが108人に 断られたくらいだろうが
オレは108回も “昭和”って言われてんだよ!
気持ちが持たねぇよ!
-(省吾)はーい 捕まえたー! -(唯)ねぇ やめてください!
(省吾) あー カバン 奪(と)っちゃった!
カバン 返してください!
(勝太) ちょ あの子 マジかわいい
(肝田)視力 裸族か
(梅田)やめとけ アイツ 兄貴が武華のアタマなんだよ
ニラまれると 明日から学校が地獄になんぞ
だからって ほっとけるワケねぇだろ!
は?
彼女が未来の嫁になる かもしれねぇだろ
自分の嫁が助けを求めてて よく呑気(のんき)でいられるな
嫁~!
(薙)秒でやられんよ
嫌がってるじゃないか! その子を解き放て!
(省吾)何だ お前?
めっちゃ女の子 意識してるやん
安心してください お嬢さん いや 嫁!
八代(やしろ) そいつ 転校してきたばっかなんだわ
カンベンしてやってくれ
(省吾)おお 梅田
G組のゴキブリが 意見してんじゃねぇぞ コラ!
“カンベンしてやってください” だろ!
カンベン…
(殴る音) (省吾)よっしゃー
(せき込み)
なぁ 人に頼み事する時はさ
土下座じゃね? な?
はい どー げー ざー!
ダッサ!
ハハハハハッ
お前
兄貴が武華のアタマだからって カン違いしてんのか?
じゃあ もう今度は ママに頼めよ なぁ?
ママ ママ ママ ママって
ママ ママ ママ ママ ママ! ママー ママー!
なぁ こうやって頼めよ
お前 殺すぞ
(省吾)んっ! (殴る音)
(勝太)痛(い)ってー!!
痛ぇなぁ ハハッ
-(勝太)痛ぇんだよ この野郎 -(省吾)あぁ?
人が下手(したて)に出りゃ 調子に乗りやがって
(省吾)何だ コラ (殴る音)
(省吾の仲間)おい! テメー!
(頭と頭が ぶつかる音)
何や これ?
(勝太)ふんっ! (殴る音)
-(薙)どういうことだよ 梅? -(梅田)オレが聞きてぇよ!
た… ただのモテへん童貞 ちゃうのん?
大丈夫でしたでしょうか?
あ… はい
あの…
友達から よろしくオナしゃす!
えっ?
結婚前提で
結婚したら 白い家に住みましょう
庭には大きな犬を飼って 子どもは10人くらい
-(唯)何ですか いきなり… -(勝太)オナしゃす!
-(唯)怖いんですけど! -(勝太)オナしゃす!
(瀬名(せな))どうしたの?
あっ 瀬名君!
(瀬名)大丈夫?
(唯) なんか 変な人に声かけられて…
(肝田) 気にすんな! 次 次 次!
(薙)ドンマイ
-(梅田)気にすんなよ 大丈夫だよ -(勝太)アイツ 誰?
(梅田)アイツはなぁ 瀬名拓美(たくみ) 武華のプリンス
(肝田)A組で成績は学年トップ
スポーツ万能 ケンカも強い
けど どうして女って ああいう草食系が好きなんだろうね
全然 分からん!
(肝田)なんや ワシのほうがええ男やで
(リサ)テメー どの面 下げて 拓美君 ディスってんだ オラ!
(ビンタの音) (肝田)うおー!
(勝太)痛い 痛い 痛い… 拳 ねじ込まないでください!
-(リサ)ミンチにしてくれる! -(勝太)JK 怖い!
(瀬名) リサ どうしたの? リサ!
(リサ)ふざけんじゃねぇよ この テメー コラ!
(瀬名ガールズの悲鳴)
女の子は そんな暴力 振るっちゃダメ ね?
おいしー!
(瀬名)大丈夫?
いや そっちこそ大丈夫? いきなりブチューって
女の子は大切にしなきゃ
みんな すてきな オンリーワンなんだから
(瀬名ガールズ)キャー!
(肝田)何やねん
“すてきなオンリーワン”って 恥ずいわ!
それ いい言葉だな
お前が言(ゆ)うたんやろ!
あれ そうだっけ?
天然か! もうええわ
-(瀬名)バーカ -(肝田)は?
ストレートだよ
(肝田)ちょ ちょ… ちゃうねん
天然パーマ 言うてんちゃう…
(瀬名ガールズの はしゃぎ声)
(瀬名)じゃあ どこ行こっか?
先生… ちょっと待ってくださいよ
恋愛先生~!
どんなヤツや アイツ 難しいわ
(たばこの煙を吐く音)
(勇一)お前 情けねぇな 1年に簡単にやられてんの?
(省吾)ごめん 兄貴
(勇一)分かったよ
オレがきっちり ケリつけてやっから あぁ
(省吾)あぁ…
ハハッ
(勝太)だから お似合いですって!
先生とリサさん これです!
(リサ)ああー!
あっ でも 迷惑だよね?
(瀬名)なんで?
リサと一緒にいると楽しいから
“お似合い”って 言われてうれしいよ
おい! 勝太 お前 いいヤツだなぁ!
おい! 勝太 お前 いいヤツだなぁ!
(股間を蹴る音)
アンタ なんでリサと瀬名君 くっつけようとしてんの?
そうだよ!
アイツ チャラすぎだべ
(肝田)コバンザメや
でっかいサメに くっついていれば 雑魚(ざこ)が食えるっちゅう作戦や
-(勝太)最高! -(梅田)なんでだ?
よし! いた…
あぁ?
(瀬名)ほんとに よく食べるね
(リサ)うん おいし!
(優菜(ゆうな))さっきは ごめんなさい
突然でびっくりしちゃって
(勝太)学校 終わったらさ 一緒にカラオケ行かない?
(勝太)あなた!
よーく考えてみたら やっぱりボクと付き合いたいとか?
(瀬名ガールズの笑い声)
はい!
(一同)ええー!
明日の放課後 アタシと デートしてもらえませんか?
まっ そこまで言うなら
調子 乗ってんちゃうぞ コラー!
イェーイ!
(リサ)おめでとうー
(勝太)お寺デートかぁ ハハハッ
いきなり仏に愛を誓うって いや いや いや 早い 早くない?
(肝田)なんや 空振りかいな
(薙)ハハッ ダッセ
-(薙)ハーックション! -(梅田)黙れ!
(肝田)お前が 一番黙れ!
(2人)シーッ!
(瀬名)おい!
(勝太)先生!
どうして ここに?
優菜ちゃん! どうしたの?
とぼけんじゃねぇよ!
優菜はブン殴られて こんな顔になったんだろうが!
は?
-(勝太)優菜ちゃん! -(瀬名)クソ野郎!
(瀬名) 殴ったのは お前だろうが!
何 訳分かんねぇこと 言ってんだよ!
うるせぇ!
(勝太)優菜ちゃん!
(瀬名)黙れ!
んっ!
聞いてくれ! オレは優菜ちゃんを殴ってない!
まだ言ってんのか この野郎!
(勝太)いいかげんにしろよ!
(勝太)ふんっ! (殴る音)
あっ…
ナメてんじゃねぇぞ!
オレはな
女 殴るほど 腐っちゃいねぇ!
(足音)
勝太ってのはオメーか?
(肝田)一体 どうなってんねや?
(薙) 分っかんねぇけど 止めねぇと!
許さねぇぞ!
(肝田)薙っちょ 行ったってや
(レイナ)うっ… 何すんだよ!
やったのは勝太じゃない
は?
(レイナ)お姉ちゃん どういうことなの?
(優菜の泣き声)
(勝太)こんなに殴られて…
優菜ちゃん 痛かったろう?
ごめんなさい…
(優菜)言われたとおり
デートに誘いました
(勇一)おう
もう アタシに付きまとわないで
(勇一たちの笑い声)
(勇一)分かったよ ハハッ
(殴る音) (省吾たち)あー!
(省吾)もう そんなこと言うから
(勇一)じゃあ 仕上げに
瀬名んとこ行って “門松勝太にやられた”って言えよ
(省吾)わー それ えげつねぇ
(勝太)そういうことだったのか
ふざけやがって
(優菜)ごめんなさい
(肝田)なんちゅーヤツらや
女子を殴るんは鬼畜の極みや!
あの野郎…
(省吾)でも会ったら 超ブスで!
(一同の笑い声)
(省吾)オットセイみたいな感じ
(ドラム缶を蹴る音)
(瀬名)テメー 随分 手の込んだマネしてくれたな
(勇一)ハハハッ
いや オレさ 結構 こだわっちゃうタイプなんだよねぇ
(瀬名)チッ この野郎!
(勇一)痛ぇな!
(勇一の仲間たち)おおー!
-(勇一の仲間)オラ! -(瀬名)あっ…
なんでオレをハメた?
ウゼェんだよ その優等生面が
とりあえず乾杯でも すっか!
(勇一の仲間たちの笑い声)
(省吾)兄貴 アイツだよ アイツが門松勝太だよ
おい テメー
(薙) アゲてこーぜ! 戦争じゃー!
(梅田) カチコミじゃ この野郎!
(薙)オラ!
(梅田)薙!
(殴る音) (勇一)ガキ
(勇一の仲間たち) おい おい おい おい!
(梅田)勝太!
(勇一の仲間たち) ヨイショー! 気持ちぃ~!
気持ちぃ~!
(レイナ)勝太…
おい おい おい!
テメーら
テメーら ぜってぇ許さねぇからな!
(勇一)うわー ゾクゾクするわー
(勇一)分かったよ 焦んなって
(勇一たちの笑い声)
(八神(やがみ))やっぱ 1年じゃ 3年の八代は無理か
(伊達(だて))いや 最後 まくるかもしんねぇっスよ
(八神)ん?
(レイナ)うっ…
(勇一)オメーも ボコりゃ 言うこと聞く ドM女だろ?
(レイナ)うっ!
コイツに手 出してみろよ
死ぬぞ
(勇一)わっ…
できんなら やってみろよ
(殴る音)
テメー!
(鉄パイプをつかむ音)
雑魚は引っ込んでろ
痛(い)ってーな お前
(殴る音)
ハハハハ…
(殴る音) (勝太)オラ!
優菜ちゃんに 二度と近づくなよ
近づいたら ブッ殺すからな!
-(勝太)おい… -(薙)おい 勝太
-(薙)もうやめとけ! -(梅田)勝太!
(勝太)離せ!
(梅田) 落ち着け 勝太! いいから!
(スマホのシャッター音)
(肝田)はぁ~! (スマホのシャッター音)
ちょっと 引きでも撮ってぇや
(梅田)お… おう
-(薙・肝田)イェーイ! -(梅田)はい
(薙) オレら ちょっとやりましたー
(肝田)キメてるやつも!
-(体育教師)コラー! -(渡辺)コラー!
-(渡辺)やったの お前らか? -(勝太)はい?
お前だな? コラ!
は? なんでワイにだけ 強気やねん!
はぁ?
ワ… ワイは あの… 単なる通りすがりの者でして
はい… すいません すいません!
(梅田)アイツ ドロンしやがった
-(体育教師)コラー! -(渡辺)コラー!
出てこいよ お前!
(渡辺)うるせぇ! 埋めちゃうぞ お前
(渡辺)早く来い さっさと!
さっさと来すぎじゃ ゆっくり来い コラ!
まくったねぇ アイツ
いいじゃん 大穴小僧
面白くなりそうっスね
何してんスか?
(八神)あ? 見て分かんねぇのか 焼きそばパン 食うんだよ
(伊達)いや それ オレのっスよ
ふざけんなよ じゃあ オレの どこ行ったんだよ!
(伊達)いや さっき 食ってたじゃないスか がっつり
んなワケねぇだろ!
オレは食ったら食った分だけ
ちゃんと腹に溜(た)まるタイプの 人間なワケ!
人類みんな そのタイプの人間っスよ
食べた気しねぇんだもん どうしたらいいんだよ!
こっちが聞きてぇよ!
-(八神)食べちゃう -(伊達)オレのだって!
(八神)いいじゃねぇかよ!
(伊達)ちょ… あ!
うまーい
あっ…
オレのっスけどね
しかしよ 久々に 根性のある1年が入ってきたな
そうっスね
ここまで 上がってこられると思うか?
まぁ かわいがってやりますよ
-(瀬名)え! ちょっと 1位? -(勝太)1位!
-(瀬名)右 右 右! -(勝太)右? おい!
(勝太) しかし でっけぇ家だなー
先生の父さんってさ 何してる人なの?
(瀬名)証券マンで 今はニューヨーク支店勤務
(勝太)ふーん
じゃあ 母さんは?
オレが小学生の時 別れて家を出てったんだ
え?
じゃあ こんなでっけぇ家に たった一人で住んでんの?
-(瀬名)まぁな -(勝太)すっげぇ!
なんちゅう食い方してんだよ
-(瀬名)え? -(勝太)手で食えよ
あぁ… そういうもんか
分かんねぇんだ
オレ 実は…
母さんが オレが小学生の時 別れて家を出てったんだ
-(瀬名)だから… -(勝太)聞いたよ
-(瀬名)え? -(勝太)聞いたよ
ああ そっか…
…つかさぁ
なんで オレたちが停学で 先生だけ反省文なんだよ
学年トップだからって えこひいき しすぎだっつーの
えこひいき? どういうこと? “えこひいき”って何?
-(勝太)そこ 食い付く? -(瀬名)うん…
あっ… そう だから なんで先生だけ…
What?
ボクよりバカなの? 君は
“えこひいき”で 1つの言葉
書かねぇよ
チャッ… チャッチャと 書きゃいいじゃん
反省するようなこと してねぇだろ
不器用だなぁ
けど…
勝太を殴ってしまったことだけは 悪いと思ってる
いいよ 別に
あん時さ
なんで信じてくれたの?
オレが殴ってないって
理由なんかねぇよ
オレは お前を信じた
ただ それだけだ
まぁ その…
あれだな
よろしく
よろしく
(車の走行音)
(タイヤのスキール音)
(激突音)
(激突音)
-(勝太)Gメン? -(レイナ)うん そう
(勝太)何だよ Gメンって?
武華の最強無敵のグループ
オレさ Gメンに憧れてたんだけど
入ってみたら 影も形もなかったんだよ
(肝田)いやー Gメンなんか ほんまにおるんか?
単なる都市伝説と ちゃうんか?
-(ナオ姉)いたんだって! -(肝田)えー?
(チーコ) あ! あれ あれ あれ!
(レイナ)あれか!
(ナオ姉)見てみ (肝田)いや いや いや いや いや
(勝太)超 強(つえ)ぇ!
コイツらが天王会(てんおうかい)で 相手がGメン
(梅田)おい 勝太 天王会ってのは Gメンに対抗するために
いくつかのグループが集まった ワルの集団なんだよ
(ナオ姉)その天王会を Gメンが たたき潰して
そんで 消えた
マジ カッコいいな Gメンって
-(八神)だよなぁ -(勝太)え?
ほんと 見とれるよなぁ な?
(勝太)ちょ ちょ ちょ…
-(八神)何だ 小僧? -(勝太)重いっス
誰 お前?
-(八神)“お前”っつった 今? -(勝太)言ってないっス
言ってないっス
(一同) ちゃんと謝ったほうがいいよ
(八神)ちゃんと謝って
(肝田) ちゃんと謝ったほうがいい
-(勝太)一応 すいません -(八神)一応?
一応 すいません
(梅田)3年G組の八神さん
(一同)チース お疲れさまっス
(八神)まぁ まぁ まぁ
お前らも 何かあったら いつでも頼れよ
(一同)ありがとうございます
頼りになる感じ しないっス
(チーコ・ナオ姉:小声で) 謝れ 謝れ
(勝太)オイッス
-(八神)フン! -(勝太)うわっ びっくりした!
(レイナ)あっ すいません フォークとナイフ お願いします
チース
(一同)チース
(小声で)怖(こわ)っ 怖っ
-(生徒A)アイツ Aだったよな -(生徒B)何 何 何?
(肝田)武華のプリンスが
まさか この肥えだめに 落ちてくるとはなぁ
(梅田)なー けど参ったなぁ 瀬名と同じクラスか
(薙)だよな
なんか アイツといると 見下されてるみたいで
面白くねぇよな
(勝太)いや チャンスだ!
(梅田たち)え?
アイツが来れば 女子が わんさか押しかけてくる
何 血迷っとるんや!
来たところで ワイらには 何の関係もありまへん
ノン ノン ノン ノン ノン!
いいか よく聞け
先生に集まる女性たちの恋愛は 決して成就すること ない
満たされることはねぇんだ
(瀬名ガールズ)キャー!
あの子らは 恋愛砂漠状態
恋愛という水が 飲みたくてたまんねぇのに
砂漠の真ん中で のどが カラッカラで 死にそうなんだ
(肝田)あぁ… 例えが よう分からんくなってきたけど
つまり チャンスっていうことやな!
そう!
のどが渇いて死にそうだったら 泥水だって飲むだろ
誰が泥水や! オラ!
(梅田)黙れ ヘドロ!
ヘドロ!?
水虫と人間のハーフ
わー 神様!
コイツを世界で 一番 汚いものにしてくださいー!
ここは 肥えだめなんかじゃねぇ!
いい波 乗ってんね 恋愛戦争じゃー!
(肝田)気が早いわ!
あの子たちが渇いてるのは のどだけか?
(勝太)のどだけですか? (机をたたく音)
(生徒たち)違います!
(勝太)あの子たちを潤すのは 誰だー!
(生徒たち)オレたちだー!
おー!
(生徒たちが盛り上がる声)
(肝田:小声で)せーの
(生徒たち)瀬名君 ありがとう!
ハァ…
(生徒たち)瀬名君!
オイ オイ オイ オイ オイ! オイ オイ オイ オイ!
(瀬名ガールズの はしゃぎ声)
(リサ)匂いがする!
(瀬名ガールズの歓声)
(勝太)出陣じゃー!
(瀬名ガールズの笑い声)
-(瀬名)リサ 大丈夫? -(リサ)キャー!
(瀬名ガールズの歓声)
めっちゃ 女子のおっぱい当たった!
ここ 感触 残ってる! ここ!
(瀬名ガールズ) どいてよ! 邪魔!
(瀬名ガールズ)右腕 頂戴!
(伊達)勝太!
(衝撃音)
んー!
(勝太)え? え? え?
足 大丈夫スか? 絶対 折れたでしょ 今ので
(梅田)伊達さん!
(薙)伊達先輩 ちわっス!
(伊達)門松勝太
(勝太)えっ 何スか?
中間試験だ
(勝太)うわっ…
痛(い)ってー
何スか 急に?
なかなかタフじゃん
じゃあ 弱っちいヤツからやるか
え… ちょ… いや いや なんで? いや! いや!
ノー ノー! ノー モア ウォー!
コイツはオレのツレなんだよ
あ? だったら何だよ
仲間に手 出したら許さねぇ っつってんだよ バカ野郎!
男じゃん お前 気に入ったわ
へ?
(伊達)おう ツーリングでも行くか あぁ?
(勝太)え? どういう展開スか?
ちょ ちょ ちょ…
-(伊達)飛ばすぞ -(勝太)飛ばす? えー!
怖ーい! 死にますって!
うわっ 片手運転 今!
死にます 死にます!
-(伊達)しっかりつかまれ! -(勝太)うわー! 速いよー!
もういいっス もういいっス もういいっス…
怖い 怖い 怖い 怖い 怖い!
-(伊達)おおー! -(勝太)わわわわわわっ
(勝太)冷たいっスよ これ 結構
伊達さん 超強いっスよね 空手っスか?
-(伊達)だったら何だよ? -(勝太)わわわっ!
(勝太)うおっ! うおっ!
来た 来た 来た! バカ! うわー! うわー!
(勝太)いやー
(伊達)お前さ 昔からヤンチャしてたの?
(勝太)いえ
中学の頃までは いじめられてました
(伊達)お前が?
(勝太)すげぇ悪い先輩に 助けてもらったんスよ
ケンカも教えてもらって
(伊達)へぇー
すげぇ悪いんスけど
すげぇ優しかったんスよね
そいつのことが好きだったんだな
いや 好きとか全然ないっス もう めちゃくちゃっスもん ほんと
でも まぁ 兄貴みたいな そんな感じです
それを好きっつうんだよ
いやいや いやいや いやいや…
あ!
伊達さん これ
キレイだな 桜貝か
お守りになるらしいっスよ
じゃあ 1枚ずつ
これで無事 帰れますね
おい! お前 どういう意味だよ
(勝太)いや だって あの運転は さすがに桜貝ないと無理っスよ
-(伊達)お前 ふざけんなよ -(勝太)痛い 痛い 痛い…
-(勝太)怖い! -(伊達)おい!
(勝太)怖い 怖い! 痛い 痛い 痛い!
(瞳(ひとみ))えー 山亀(やまがめ)先生が 病気で 退職することになりましたので
今日から1年G組を 受け持つことになりました⸺
雨宮(あまみや) 瞳です
みんなー よろしくねっ!
(生徒たちの話し声)
コ~ラ!
学校に漫画 持ってきちゃ ダメだぞ~
(生徒)何すんだよ ババァ!
誰がババァだよ この野郎! (ビンタの音)
どこの国民的美少女 捕まえて ババァだっつってんだよ あぁ!
先生?
(薙) でも まぁ 年齢的に言ったらね
オバさんっていうか…
-(瞳)おい! オグリキャップ! -(薙)オグリキャップ?
(瞳)馬面のテメーだよ!
ボクですかぁ?
昨年度 武華高校 結婚したい女教師ランキング
第1位の私に向かって
何 言ってんだ っつってんだよぉー!
(梅田)先生の他に この学校には女の…
(瞳)おい コラ 枯れすすき
オ… オレっスか?
あたりめーだろうよ
テメー以外に昭和枯れすすき どこにいんだよ!
1位は 1位だろうがよ!
(肝田)痛(いた)っ! えっ なんで?
(瞳)よーし お前ら 続け
先生は美人です はい!
(生徒たち:小声で) 先生は…
声が小せぇよ!
お前らの のどは ひよこか? ピーピーピーピーよぉ
リピート アフター ミー カモーン!
先生は美人です!
(生徒たち)先生は美人です
もっと!
-(肝田)これは何の授業や? -(生徒たち)先生は美人です
ケツの穴 締めて 声 出せ!
(生徒たち)先生は美人です!
よーし!
お前ら スマホ出せ!
私を撮って 待ち受けにしろ
ほら 早く!
(スマホのシャッター音)
(殴る音) (肝田)うわぁ…
(瀬名)アハハハハッ
(瞳)それでは出席を取りまーす
めちゃめちゃや!
(瞳)梅田真大君
(梅田)はい
-(瞳)門松勝太君 -(勝太)はい!
(勝太)雨宮先生みたいな 美人の先生に
G組の担任に なっていただけるなんて
夢のようであります!
何か お手伝いできることがあれば この門松勝太に!
何なりと言ってください
苦しゅうない
御意!
あれ見て よく言えんなぁ
(伊達)雨宮!
言っとくぞ
生徒に手ぇ出すのは ご法度だからな
特に あの門松勝太は ダメだ
金 積まれても出さねぇよ あんな ちんちくりん!
(伊達) ちんちくりんじゃねぇだろ!
(瞳) ちんちくりんだろうがよ!
ちんちくりんじゃねぇよ!
(瞳)どう見ても ちんちくりんなんだよ!
-(伊達)どの辺がだよ! -(瞳)全体的にだよー!
(伊達) あー それは認めるけどよ!
(瞳)認めんのかーい!
か… 間接的ショックが エグいです
フフッ
(伊達)勝太 お前 彼女とか いんの?
(勝太)それ 聞かれんの 待ってました
(伊達)ん?
(勝太)伊達さん モテるっしょ? めっちゃカッコいいっスもん
強ぇし
女の子の知り合い 絶対いっぱい いますよね
誰か紹介してくださいよ
あっ そうだ! 今度 合コンしません?
(伊達)勝太
お前に知っといてもらいてぇ ことがあるんだ
(勝太)えっ 何スか?
(伊達)好きだぜ お前のこと
何スか? 突然
オレも伊達さんのこと 好きっスよ!
つーか みんな 伊達さんのこと 好きっしょ
カッコいいし
そうじゃなくて
オレ ゲイなんだ
え?
こんなこと いきなり言われても 困るよな
でも お前にはさ
ウソのねぇオレを 知ってもらいたいんだ
(秋山)キッショ!
(あざ笑う声)
(秋山)何 男同士で イチャついてんだよ
気持ち悪(わり)ぃな! なぁ?
(不良たち)キモッ キメェよ
(秋山)恋人 バカにされて ムカついてんのか? あ?
(勝太)オラ!
男と女 どっちが好きだろうと テメーらには関係ねぇだろ!
犬も寄り付かねぇクソどもが!
-(相葉)このガキ! -(勝太)伊達さん!
話してくれて うれしかったっス
とりあえず 一緒にやっちゃいますか?
だな
♪ ランラン ランラン
♪ ランラン走る ランラン走る
♪ すずかけの葉っぱは 時限発火装置つき
♪ かかとはウルトラジェット かかとはウルトラジェット
♪ ランラン今日も ランラン今日も
♪ 直角がねじ曲がって まんまるに突き刺さる
♪ かかとはウルトラジェット かかとはウルトラジェット
♪ 夜明け前の公園で 世界はまっすぐだった
♪ 夜明け前の公園で 世界はすこやかだった
♪ 夜明け前の公園で 世界はまっとうだった
♪ 夜明け前の公園で 世界はしょうじきだった
~♪
(勝太)伊達さん
オレ 伊達さんのこと好きです
(伊達)え?
(勝太)けど… やっぱ ドキドキすんのは
女の子のほうなんですよね
(伊達)そりゃ そうだよな
なんか スッキリしたわ ありがとな
それとさ オレに気ぃ遣うなよ
一緒にいるのが嫌なら 言ってくれ
あー 出た 出た!
は?
晩飯 おごんのが嫌で 遠回しに “帰れ”って言ってんでしょ?
んなワケ ねぇだろ!
ぜってぇ帰んねぇ 意地でも帰んねぇ
あぁ? わーった わーった
(勝太)いやいや バレバレっス バレバレっス
テキトーですよ “わーった わーった”って
わーった わーった
“分かった”って言ってくださいよ
分かった! 何か飯 食い行くぞ
-(勝太)ほんとですか? -(伊達)おう
-(勝太)分かりました -(伊達)何 食いたい?
(伊達)何 食いたい?
(勝太)いや スープカレーとかですかね
-(伊達)はぁ? スープカレー? -(勝太)はい
-(伊達)牛丼でいい? -(勝太)え? ぎゅ… 牛丼?
スープカレーって 言ったじゃないですか ボク
(八神)うーん!
いつでもいいよ
-(伊達)はい -(八神)あ~
(伊達)じゃあ いきますわ
(八神)はい
(伊達)んっ!
(八神)あぁ… 伊達ちゃん 硬(かて)ぇな
(八神)ハハ~ッ
痛(い)ってー
(2人)んっ!
-(八神)いいねぇ -(伊達)いいっスねぇ
(伊達)八神さんには かなわないっスよ
(八神)そうなのよ オレのが強ぇんだよなぁ
(伊達)いやいや 今のは 先輩を立てた感じのやつなんで
オレ 全然 負けてないんで
(八神)は?
(伊達)むしろ 今 オレのほうが強ぇっつーか
何なら もう超えてるっつーか
アハハハハッ
何 言っちゃってんだよ
まだまだ オレのほうが 強ぇんだよ バーカ
“バーカ”っつったほうが バカでしょうがよ!
(八神)何のスイッチ 入れてんだよ!
(伊達)バカじゃないっスか 八神さん
じゃあ お前 オレのこと バカって 思ってるってことじゃねぇか!
バカじゃないっスか!
オメー 人の襟足 バカにすんのも いいかげんにせぇよ コラ!
バカの髪形じゃないっスか!
お前 バカ…
お前 バカ バカ バーカ!
怒り方も バカじゃないっスか
コラ!
で? どうなんだよ その門松勝太ってヤツは
あー いいヤツっスよ
速攻 フラれましたけど
(八神)えっ!
いやいや 早(はえ)ぇよ!
全部 言ったの?
はい 言いました
オレのことは好きだけど 女のほうが もっと好きだって
(八神)あぁ そっか チッ
なぁ オレ 伊達ちゃんのこと 傷つけるようなヤツだったら
許せねぇんだけど
あざっス
でも そんなんじゃなくて
多分 八神さんも 気に入ると思いますよ
ふーん 楽しみだなぁ
アイツなら Gメン継げるかも
(八神) Gメンは もう死んでんだよ
(伊達)ですね
なんか似てんスよ
(八神)似てる?
桜井(さくらい)さんに
(桜井)何もするな
(八神)え?
八神
お前はGメンのアタマとして きっちりケジメをつけた
(八神)でも…
(桜井) これ以上やっても キリがねぇ
こっから先は もうケンカじゃねぇよ
(伊達)それは のみ込めないっスよ
加藤(かとう)みてぇなヤツと これ以上 関わるな
いつか死人が出る
やられたら やり返す
それじゃ終わらねぇんだよ
アイツらのこと許せって 言うんスか?
そんなのオレには…
それじゃあ アイツらと一緒になっちまう
そんなのは ダサくねぇか?
ハァ…
うっ… オレは…
オレは まだ死んじゃいねぇ
まだ生きてるよ
生きてりゃよ どんなことだって どうにだってなるよ
なぁ?
Gメンは ここまでだ
アイツ 見てると 何つーか 心配です
そっか
じゃあ 伊達ちゃんが しっかり見てやんなきゃな
分かりました
それと 加藤なんスけど
ムショから出てくるみたいっス
あの野郎だけは ぜってぇ許さねぇ
(店員)ありがとうございました
-(勝太)風? -(瀬名)気持ちいい
(勝太)今? 今 それ言う?
オレ 聞いたのは “どうすんの? このあと”だから
-(瀬名)え? -(勝太)怖い 怖い 怖い 怖い
(瞳)何 もう!
-(友則)話そう -(瞳)ヤダ もう!
(瞳)もう やめてよ!
(瀬名)テメー 何やってんだ!
(友則)何だよ お前ら!
生徒だよ 雨宮先生の
このガキともヤッたのか? 淫乱教師が!
んなワケねぇだろ!
(友則)うあっ…
ぐっ… クソ!
覚えてろよ ガキ!
瞳 このままで済むと思うなよ
(走り去る足音)
(勝太)どうして あんなクズと 付き合っちゃったのよ
(瞳)見た目だけじゃDV男だって 分かんないから つい…
(瀬名)懲りねぇヤツだな
(勝太)あの野郎 ボコボコにしてやる
ちょっと やめて
大事(おおごと)にしたくないの
自分で何とかするから
今日は ホテルに泊まるから
よかったら オレの家に来てください
いや いや いや いや
生徒の家に教師が泊まるとか 無理でしょ
いいじゃん もう めちゃ広いし ホテルみたいですから
いや いや いや さすがに それはダメ!
ダメ ダメ ダメ ダメ! ほんとにダメ!
(勝太)やらかしちゃってます! もう来ちゃってます!
とにかく 絶対 警察に 行ったほうがいいですよ
ダメ!
警察沙汰になったら 学校 辞めさせられる
そんな問題じゃないでしょ!
大丈夫だから ほんとに
あっ!
頑張らなくていいんですって
とにかく 警察に 相談したほうがいいですって
オレ 警察の電話番号 知ってます
110です
大丈夫 それは分かってる
あ…
瀬名君 お願いがあるんだけど
シャワー 借りてもいいかな?
(瀬名)あ…
(瞳の鼻歌)
勝太 おい やめとけって
-(勝太)シーッ! -(瀬名)あぁ?
今 集中してんだよ!
何を?
かすかに見えるかもしれねぇだろ!
気高い山が! おっぱい山がよ!
それ どこの山?
(勝太)先生はさ
どうして そんなに 落ち着いてられんのよ?
(瀬名)はぁ?
(勝太)いや 普通 男だったら
“雨宮先生 どんなプロポーション してんだろうなぁ”とか
“今ごろ どこ洗ってんだろうなぁ”とか
そんなこと考えて ギンギンするもんでしょうが
バカチンが!
(瀬名)それか…
オレ そういうの 何とも思わないんだ
いや いや いや いや いや いや…
(瀬名)小学生の時
母親の浮気現場 見ちゃって
そのショックで
勃(た)たなくなった
あっ… 悪ぃ
なんか変な空気になっちゃったな
オレ 女が怖(こえ)ぇんだよ ハハッ
あんなに女に囲まれてんのに?
笑えよ ハハッ
笑わねぇよ
オレは仲間が怖ぇよ
何だよ それ?
まぁ…
いろいろあって
こっちに来たのは ヤバくなったからなんだ
オレは仲間 見捨てて逃げるような サイテーな野郎だ
だから 恨まれても しかたねぇ
笑えんだろ?
笑えねぇよ
つーか 笑わない
(瞳)おう お先!
やっぱ でかい風呂は 気持ちいいね~
あぁ~ いい匂い
すごいお酒ばっかだね
(勝太)あっ よかったら グラス 持ってきましょうか?
(瀬名)よかったら 好きなの飲んでください
(瞳)なんで私が G組なんかの担任なんだよ!
チンピラみたいな 反抗的なのばっかだし!
教室は牛小屋みてぇな臭(にお)いだし!
乳 絞ったろか!
(勝太) どんどん絞ってやってください
(瞳)絞ったるわー
(瀬名) 怒りモードになってるから もう…
ガンガンやっちゃってください!
(瞳)ウェーイ!
(瀬名)飲ませて 変なこと しようとしたら 許さねぇぞ
おい! 勝太
うおおおおお!
(勝太)怒りモード? いや ビーストモードだ!
どびちクソの どたんこナスが!
クソクラスといい 元彼といい なんで こんな男運ねぇんだよ!
ヤバい ヤバい
ピンポンパンポ~ン
幸運の女神様~ 幸運の女神様~
-(瞳)お前だよ! -(勝太)えっ オレっスか?
(勝太)オレっスか? 怖っ
幸運の女神様よ 一遍 面 見せろや コラ!
おい!
-(勝太)はい… -(瞳)うん
-(瞳)縁結びの神様~ -(勝太)絶対 お前だ
-(瞳)縁結びの神様~ -(勝太)絶対 お前
-(瞳)お前に決まってんだろ! -(勝太)ええー!?
幸運の神様じゃないの?
(瞳)縁結びの神様よ
道草 食ってんじゃねぇのか コラ!
食ってたんスかね?
おい 風水師に占い師
おい! 風水師!
-(勝太)どこ? -(瞳)こっち向け!
(瀬名)あっ 痛(いた)っ!
お前か!
お前だな お前だ
お前 お前 お前 お前 お前 お前 お前
お前だよ
“今年は いい人に出会えますよ” って言ったよな
-(瀬名)いや いや 言って… -(瞳)言ったよなー!
はい 言いました
(瞳)お前がさぁ 言うからさぁ
玄関の塩 こーんな 山のようになってるし
先祖の墓は 名前が剥(は)げるぐらい磨いてんだよ
誰の墓か分かんねぇんだよ これ
(勝太) 分かんないっスよね ほんと
(瞳)どうなってんだよー!
ええ?
ハァ…
(あくび)
雨宮先生 そろそろ寝たほうが いいんじゃないですか?
(ビンタの音) (勝太)あっ 痛(いた)ーっ!
あー 痛(いた)っ!
すいません
-(瞳)笑ってんじゃねぇよ! -(勝太)すいません
悩み相談してるんだから!
(勝太) 分かってます 分かってます
はい ありがとうございます
このあと 自習しとけよ!
-(勝太)はい! -(瀬名)はい!
-(瀬名)おやすみなさい -(勝太)おやすみなさい
-(瞳)おう! -(勝太)はい
(瀬名)ハァ…
(勝太)雨宮先生 いつも飲んでりゃいいんだよ
(瀬名)え?
(勝太)酒が入ると無敵なんだから
DV野郎なんて 目じゃねぇだろうに
(瀬名)そうかなぁ
雨宮先生 本当は 弱いような気がするけど
え?
(瀬名)飲んで荒れなきゃ やってられないぐらい
追い詰められてんじゃないかなぁ
(松永(まつなが))オレが バックについていれば
多摩黒天使(ブラックエンジェル)も 怖ぇものなしだろうが
(レイナ)だから 要らねっつってんだろ!
(松永)あ?
つーことは 天王会を 敵に回すってことだよなぁ?
は?
オメーらなんか すぐ潰せんぞ
さっさとバックで やらせろや!
ガン ガン ガン ガン ガン!
ガン!
(ナオ姉)ヤバッ 天王会の松永か
(レイナ)Gメンでも バックについてくれりゃあ
アイツらも 引き下がるんだろうけど…
(チーコ)けど Gメンなんて もう どこにもいねぇし
じゃあ アイツは? 門松勝太 武華の1年の
えっ アイツ?
(ナオ姉)武華のアタマ シメたぐらいだし
門松がバックについてくれりゃ 心強いんじゃね?
でも 引き受けてくれっかな
あ! レイナさん
門松 落としちゃいましょう
-(レイナ)落とす? -(チーコ)はい
い… いや いや いや いや 興味ねぇよ!
つーか アイツ カッコいいって言うより
むしろ かわいい寄りじゃん?
そのくせ 男気あるっつーかさぁ
あと よく見ると アイツ 筋肉すげぇのな
いや いや 興味ねぇよ!
ほんと分かりやすいなぁ
楽勝っスよ レイナさん かわいいし
(ナオ姉)チーコ 男 切らしたことねぇから
そのとおりにすれば 間違いねぇよ
-(チーコ)千人は斬(き)ってますんで -(レイナ)マジか!
まず 服装!
レイナさんは ナイスバディーなんだから
露出度 高く!
ババババーン! エロで撃ち殺す
(ナオ姉)あくまで例えな
(チーコ)乳なんか⸺
放り出すくれぇの 勢いで ポロりんちょ!
玉袋 つかんじまえば ゴックンちょ!
コミカルに どぎついこと言ってっけど
溶き卵のように絡み付く 勝太の視線…
(ナオ姉)官能小説?
そして レイナさんの 炊きたての米のような
火照(ほて)った魅惑!
(ナオ姉)米のような 火照った魅惑?
(チーコ)それを 性欲という炎で炒める!
(ナオ姉)チャーハンか!?
男と女が出会う =(イコール) ホテル!
ホテル!?
聞いたことねぇよ そんな方程式
(チーコ)付き合ったら どうせヤるんだし
もう順序なんて関係ないっスよ!
ホテルに入ったら速攻
ズッコンバッコン ズッコンバッコン
ズッコンバッコン
アン アン アン アン アン アーン!
(ナオ姉)でもさぁ レイナさんも 今まで付き合った男の数は
ハンパねぇんだろう?
まぁな
(ナオ姉)だったら
先に寝るぐらい どうってことないじゃん
だな
-(ナオ姉)な! -(レイナ)な!
(勝太)何だよ
あぁ?
ヒィィ! ちょっと… ブチ切れてるやんか!
(レイナ)勝太!
今度の日曜 12時に駅前に1人で来い!
来なかったら…
来なかったら テメー ブッ殺すからな!
(バイクのエンジン音)
何や アイツ タイマンの申し込みか!
あのスケ 完全にイカれてんな
(レイナ)勝太!
(勝太)テメー 自分で呼び出しといて
どんだけ 待(ま)…
レイナちゃん…
(レイナ)悪ぃ 悪ぃ 電車がトロくてよ
あー
(レイナ)運転手 ボコボコに してたら 時間 食っちまったわ
おう… なら しょうがねぇな
おう
い… 行くか?
い… 行く?
(チュッ)
(レイナ)テメー さっきから どこ見てんだよ?
(勝太)いや そんな格好じゃ 見るなっつうほうが無理だろ
-(レイナ)バババーン! -(勝太)ちょちょちょ… ちょ!
(レイナ)帰って 思い出して シコんじゃねぇだろうな!
バババーン! バン バババーン!
…からの ポロりんちょ!
からの…
(飲む音)
ゴックンちょ!
-(レイナ)もういっちょ! -(勝太)カンベンしてくれ!
(レイナ)バン!
(勝太)すいません そ… そろそろ出よっか!
-(レイナ)え? -(勝太)すいません
(レイナ) チャーハン やんねぇの?
(勝太) チャーハンは いいから!
(レイナの声) 男と女が会う = ホテル
ホテル ホテル…
(勝太)今日のレイナ…
なんか変だよ
(レイナ)え… どこが?
(勝太)えっ? 何… 何だよ?
(レイナ)うっせぇな どうせ 帰ったって マスかくだけだろ
(勝太)ええ? マス… マス?
(レイナ)他にどっか 行きたい所とか ねぇのかよ
(勝太)どっか… どっかって どういうこと?
(レイナ)え…
あそこ
あそこ 行ってもいいよ
あ… あそこって
分かんねぇのかよ
ラブホだよ! ラブホ!
あそこが市役所に見えんのかよ! この野郎!
いや…
勝太もヤリてぇんだろ?
別に減るもんじゃねぇんだしよ
なっ?
ごめん
オレ そういうの苦手だわ
レイナみたいに 経験豊富じゃねぇんだよ
ざけんなよ ビッチ扱いすんじゃねぇよ!
やっぱ変だよ
いつものレイナと 全然 違(ちげ)ぇじゃん
どうしちゃったんだよ
何か訳でもあんのか?
何でもねぇよ
悪かったな 時間 取らせて
(走り去る足音)
意味 分かんねぇ
(肝田)そうかー チーコちゃん プロレスが好きなんやー!
オチョカラス マジ神! マジ濡(ぬ)れ!
ええもん 見せたるわ!
近い…
-(肝田)ジャジャーン! -(チーコ)えー!
え! え! え!
(2人)え! え! え!
3か月 バイトして 10万ためて やっとネットで買(こ)うたんや!
10万!? えー すごーい!
-(肝田)最高やろ! -(チーコ)臭(くさ)っ!
-(チーコ)臭(くせ)ぇ! -(肝田)いや そんなことないやろ
臭っ!
…んで 勝太のヤツ バックになってくれるって?
(レイナ)あぁ…
いや やっぱ これは アタシらの問題だわ
アタシが解決する
はぁ? 相手は天王会よ
カッコ悪ぃとこ 見せられないから…
(難破(なんば)剛(つよし))松~! 松~!
あっ! 悪ぃ 悪ぃ
あのさ この辺で犬 見なかった?
バリッバリ 気合入った オレの弟なんだけどよ
いや どんな犬か 全然 分かんないスけど
あぁ… あ!
これと同じお守りしてんだけど
あ! 犬って 舎弟か何かですか?
あの 千葉の狂犬みたいな
いやいや 違ぇよ 犬は犬だよ
だから パシリってことでしょ?
だから 違ぇって 家族だって! 弟だっつったろ!
アハハハハッ あぁ 盃(さかずき) 交わしてるってことっスすね
もういいわ ありがとな
松~!
(瀬名) 何の ものまねですか? それ
(瞳)いや ものまねしてないから ハハハッ
(瀬名)またアンタか いいかげん付きまとうの やめろ
瞳 一緒に来てもらうぞ
(瀬名)チッ 懲りねぇ野郎だな
もしもし 先生?
あの 今日 お前んち 遊び行っていい?
(スマホ:瞳)離してって!
その子は関係ないでしょ! 車から降ろして!
(スマホ:瀬名)おい!
(スマホ:友則)お前には こないだの借りがあんだよ!
-(伊達)イー リャン ぺー -(勝太)伊達さん!
(勝太)バイク 出してください!
マジ ヤバいっス 今
(伊達)ツーリングでも行くか?
(勝太) ツーリングじゃないんですよ!
(スマホ:瀬名)どこだよ ここ? 工場の跡みたいだけど
(勝太)伊達さん! 龍明(りゅうめい)駅近くの工場の跡地
(伊達)了解!
(瀬名)あっ…
(高川)テメー 何してんだよ この野郎!
(スマホを投げつける音)
(瀬名)先生を離せ!
(殴る音) (瞳)瀬名君!
(瞳)やめて! この子は関係ないでしょ!
やるんなら 私をやんなさいよ!
(瀬名)おい! やめろ!
(殴る音)
(山岸) そんなにやられてぇのか お前
(瞳)ごめんね 瀬名君
君は絶対 私が守るから
(山岸)おい 何してんだ お前
貸せ!
(ヘルメットが当たる音)
(倒れる音)
(勝太)ストライ~ク!
アハハハハッ 今の見ました?
(伊達)ふざけんなよ あのメット いくらすると思ってんだ
(勝太)いや ボロいメットじゃないスか 中古の
(伊達)バカ野郎! ヴィンテージっつうんだよ
(高川)何だ テメーら
雨宮先生 お待たせいたしました
もう ごちゃごちゃ言ってねぇで 早く助けろ!
(山岸)野郎!
うわっ 痛い 痛い 痛い…
(伊達)勝太!
-(瀬名)勝太! -(山岸)テメー!
(高川)ぐあっ…
(殴る音)
野郎… うっ…
んっ!
んっ!
(伊達)勝太 お前 どんどんオレ好みになってくわ
(勝太)カンベンしてくださいよ
(瞳)ちょっと…
(瀬名)待てよ アンタが主役だろうが
何のことだよ? コイツらが勝手に!
うっ…
この卑怯者(ひきょうもん)が!
アンタは絶対に許さない
落ち着こう 落ち着こう
ふざけんな! このクソヘタレ野郎が!
ありがとな 勝太
あぁ…
(勝太)おう
いつまで くっついてんだよ
おい!
(瀬名)イテテ… あぁ…
(勝太)フッ
(瀬名)これで もうアイツの ことで 悩む必要もないっスね
(瞳)そうね ありがとう
(瀬名)けど ちょっと残念だな
(瞳)なんで?
(瀬名)だって もう
先生を送っていく理由が なくなっちゃったし
ちょ… 何を言ってんのよ!
あっ いや…
あなたと私は 生徒と教師でしょ
じゃあね
あぁ…
あ?
なんか真っ赤になってたけど
(瀬名)あぁ…
てか こないだ マジで うらやましかったぜ
(瀬名)何が?
雨宮先生に抱きしめられてたじゃん ギューって
あっ!
あっ…
もしかして…
おー!
勃った! 勃ったー!
(勝太)おめでとう! (拍手)
(メッセージの着信音)
(瀬名)でけぇ でけぇ…
(勝太)…ったく なんで いつも遅れんだよ
(レイナ)勝太!
レイナ?
どうしたんだよ?
(勝太)悪ぃな あの… おごってもらって
(レイナ)ああ 気にすんな こないだの埋め合わせだよ
(勝太)けどさぁ いくら何でも変わりすぎだろ
(レイナ)ビッチだと 思われたままだと やだもん
あのさ
アタシ
処女だよ
え?
いや ありえねぇ
悪ぃかよ
いや 悪ぃつーか
ビビったっつーか
よかったっつーか…
よかった?
うん
お前は あれだろ?
そんだけケンカ 強けりゃ 女にも困んねぇだろ
いや…
オレも
童貞
は?
いや いや いや ない ない ない…
何が ねぇんだよ
え?
そういうのは ちゃんとしてぇんだよ
悪かったな
いや… 悪くはねぇよ
逆に ありっつーか
うれしいっつーか
あ… あのさ
勝太… アタシ…
(松永)おい レイナ
オレのために おめかしか
横にいる しょうもねぇのは お前の男?
誰だ テメー?
テメー 誰に向かって ガン飛ばしてんだ? コラ!
オレが 天王会の松永って 知ってのことだろうなぁ?
知るかよ そんなこと
勝太は大丈夫 アタシらの問題だから
(松永)多摩黒天使(ブラックエンジェル)の バックについてやってんだよ
(勝太)バック?
(レイナ)ここは人が多いから あっちに…
(松永)今日は やけに素直じゃねぇか
テメー さっきから 何 言ってんだよ?
オメーは関係ねぇ 帰ってろ!
(松永)お! このままホテル 行くか?
(レイナ) うるせぇな 早く歩けよ!
(勝太)待て コラ!
帰れっつったろ!
お前 さっきから ケンカ売ってんだろ?
ケンカ売ってんのは そっちだろ?
まとめて買ってやるよ
(松永)あっ…
(松永)汚(きたね)ぇぞ! テメー!
(荒い息)
(荒い息)
(勝太)もめてんだったらさ 最初から言えよ
もっと 頼ってくれていいから
勝太… アタシ…
(足音)
(松永の仲間)おい いたぞ!
(勝太)オラ! オラ!
(レイナ)キャッ!
(男たち)ご苦労さまです!
(加藤)…んで そのナメたガキは ヤキ 入れずじまいか
はい…
(加藤)へぇー
オレが いねぇ間に
天王会も随分 ナメられたみてぇだなぁ
すいません すいません
(稲村)うおー! ハハハハハッ
うわー!
(加藤)天王会の名前に 泥 塗りやがって
このクソが!
なぁ その門松って どこ いんだよ? あぁ?
さっさと連れてこいよ!
脳天 早く割らせろよ!
(山口)おい さっさと行けよ オラ!
(稲村)行け 行け 行け 行け! オラ!
(梅田の声)最近 また 天王会が暴れ回っててよ
刑務所から 加藤ってヤツが出てきて
天王会のアタマに 復帰したらしいんだよ
で そいつが お前のこと捜してるらしい
(瀬名)なんで?
(梅田)松永がやられたんで その仕返しだとよ
(瀬名)大丈夫か?
そんなヤツに目ぇつけられたら ヤバいぞ
天王会なんて 目じゃねぇよ
いや いや いや
(大きな物音) (肝田)どわっ!
(うめき声)
-(肝田)え? -(勝太)薙!
(肝田)薙っちょ! 薙っちょ どないしたんや!
(梅田)誰にやられた?
(うめき声) (肝田)薙っちょ…
(殴る音)
(高笑い)
門松 どこだっつってんの
だから 知らねぇって
ほんとに知らねぇんだよ
おい 何する気だ…
正気か テメー おい!
離せ… おい!
うわー! あー! ああー!
あー! 熱(あち)ぃー! あー!
(ライターの蓋を閉じる音)
(加藤)右と左 どっちにする?
あぁ?
(加藤)歩けねぇのって面白くね?
オレ そういうの好きなんだよ
ヘヘヘヘ…
(せき込み)
(加藤)で 右と左 どっちにする?
(薙)やめてくれ… 頼むから やめてくれよ!
あぁ…
右か左かも 決められねぇのかよ~
オレが選んでやるよ
やめろ…
やめろ!
(男)早く押さえろ!
(薙)う… やめろ…
(加藤)ニニニニニニニニニ…
(薙)カンベンしてくれ…
(加藤)ニ ニ ニ ニ ニ…
(骨が砕ける音) (薙)ぐあああああー!
(加藤)スベらんなぁ!
スベらんなぁ! ハハハハハッ
(薙)クソ…
(加藤たちの高笑い)
(薙)オレは オメーを釣る餌なんだと
ごめん 薙…
ごめんて何やねん
なぁ ごめんて何やねん!
ごめんで済んだら 警察 要らんのと ちゃうんか!
(梅田)やめとけ!
薙っちょのひざ 壊されてんねんで!
これ 誰のせいやねん!
(梅田)んなこと言ったって 何も始まんねぇだろ!
(薙)オレは いいんだ
でも このままじゃ みんな 狩られちまう
(勝太)そんなこと させねぇよ
(肝田)は?
オレ1人で終わらせてやる
これはオレのケンカだ
(薙)バカ野郎!
オメーはアイツらのヤバさ 分かってねぇんだよ!
とにかく いったん落ち着け 勝太
(勝太)落ち着いてるよ!
もうオレに構わねぇでくれ
あ? お前 今 何つった?
だから
構うなって言ってんだよ!
弱(よえ)ぇオメーらの面倒は もう見れねぇっつってんだ
(梅田)あ? どういう意味だ それ? コラ!
あっ?
オメーの友情は そんなもんなのかよ!
オメーの古くせぇ友情なんて うんざりなんだよ!
それに
もともと オメーらを 仲間なんて思っちゃいねぇ
-(梅田)勝太 テメー! -(肝田)もう ええって!
あんなヤツ ほっといたらええねん
(自転車の走行音)
(八神)おい いた! おい おい!
おっ おおおおお…
おおおおおー!
あっ… 痛(い)ってー
テメー このクソチャリが 痛(い)ってーだろうが!
いきなり暴れやがって どうなってんだよ!
暴れ馬か オメーは! 暴れ自転車ってか!
イイイィー!!
悪ぃ 何でもねぇ
(勝太)全然 何でもあるでしょう
(八神)お前 なかなか強いらしいな
(勝太)だったら 何スか?
(八神)なぁ 本当の強さって 何だか分かるか?
負けなきゃいいんでしょ
ちょっと違ぇなぁ
信じんだよ
テメーを
仲間を
信じて走り続ける
それが本当の強さだ
チャリこいでて 倒れそうに なったら ペダル踏むだろ?
走り続けてりゃ 倒れることねぇんだよ
まぁ 走り続けるの しんどけりゃ
オレを頼れ
オレがお前 守ってやるよ
どんくさくて
全然 頼り甲斐(がい)なさそうスけど
フン!
まっ そういうこった
(遠ざかる足音)
(スマホの振動音)
(スマホ:ナオ姉)勝太! レイナが天王会に拉致られた!
レイナが?
(瀬名) いいのか? 1人で行かせて
(梅田)関係ねぇよ
オレらは仲間じゃねぇんだとよ
強がってるだけだろ!
オレらが火の粉 かぶらねぇように
ほんとに それでいいのかよ
おい
ハァ… チッ
オレはアイツを信じる
(遠ざかる足音)
(ノボル)オレらの出会いは いとおかし オーケー
キャワキャワ キャワキャワ パーティー
最初から かわいい 君の両親に感謝
それ ナンパですか?
ゴリがちのナンパ
ナンパっつーか もうパナンみたいな
指さして 指さして!
トーモーダーチー!
ホホホー ホホッ
おもろいべ! ヤバいべ! ドスコイ ドスコイ!
怖い
(ノボル)アハハッ アハッ アハハッ
熱々のオレの思いを…
(肝田)コラー!
おい! コラ! コラァー!
クソー!
おい コラ!
ワイのおなごに 何さらして けつかんねん!
何だ お前?
(肝田) 自己紹介したろうか コラ!
(ノボル)おう
(肝田) 自己紹介させてくれやー!
(肝田) 自己紹介させてくれやー!
(ノボル)しろやー!
(チーコ)はい はい! はいはい はいはい!
はい! これ ウチのセフレ
え? 他人紹介だ
チーコちゃん…
(ノボル)マジ ウザコシ ダルイチロウ
(肝田)おい! おい それ 誰やねん!
-(肝田)紹介してくれやー! -(チーコ)はい!
(チーコ)はい 行くよ!
(肝田のせき払い)
チーコちゃん ほんまに ええんか?
(チーコ)早くポコチン 出せよ
え? いや もうちょい… もうちょい なんか あの 話そうや
あ? 早くポコチン 出せよ
そんな急がんでも まだ 自分… 早いて!
ちょっと待って! 待って 待って!
(チーコ)早くポコチン 出せよ!
(肝田) まだ準備ができてないから!
(チーコ)早くポコチン 出せよ!
(肝田)まだ ちっちゃいねん! 新しい扉 開きそう!
あっ あっ あっ あっ! あ…
ウチ 先にシャワー 浴びてくるね
ちゃんと洗えよ!
(肝田)あー はい! 洗います キレイに
(スマホの振動音)
はい もしもーし
マジかよ
分かった すぐ行く!
おい! レイナが 天王会にさらわれた!
…てことで 続きは こん次! じゃあ!
(肝田)えー なんで? ちょっと待って 待って 待って!
待って 待って! 行かんといて!
ちょっと待って! あかん あかん!
ああー! チクショー!
ヤリたかったなぁ
ちょっと待って まさか…
これが うわさの放置プレイか?
フフフ… 楽しませてくれるで~
ワハハー イヤッホーイ!
(男)おい! 誰だ テメー コラ!
(勝太)んっ!
呼んだか?
(金属バットが転がる音)
(松永)1人で天王会と 事 構えようなんて
いい度胸してんな
レイナは どこだ?
そんなに会いてぇなら かかってこいよ
オメーに やれんのか? あぁ?
テメー もう死んでんぞー!
んっ!
(蹴る音)
(松永)んっ!
あぁ…
(扉が開く音)
ダッセー
(男)何だ オラ!
先生…
テッテレ~
それ ドッキリのやつじゃん
ドッキリしたろ?
(松永)何だ? テメー
(瀬名)さっさと行けよ
ここは
ヒーローに任せろ
そっちのほうがダセェって
(男たち)おい!
(瀬名)勝太! 行け!
おい!
うっ…
(レイナ)勝太!
心配すんな! 今 助けてやっから!
(加藤)アハハハハハッ
スベらんなぁ!
(加藤たちの笑い声)
レイナを離せよ!
死にてぇか?
(加藤)右か 左か どっちにする?
あっ いや いや いや いや ごめーん!
オメーは…
両方だ!
何 ラリってんだ このイカれ野郎!
(勝太)オラ!
来いよ
んっ んっ んっ!
(瀬名)うっ…
(松永)オラ! (瀬名のせき込み)
(松永)どうした? そろそろ 終わりにしようぜ
早漏野郎はモテねぇぞ フッ…
(バットを止める音) (梅田)うっ!
呼ばれて 飛び出て ジャジャジャジャーン!
おりゃー!
とりま 戦争じゃー!
(薙)オラ! (倒れる音)
さらにダセェのが来たなぁ
レッツラゴー!
(殴る音)
(金属バットが転がる音)
(梅田)おい やりすぎだ!
(チーコ)オメー どけ!
(梅田)やりすぎだ!
(男)テレレッ ステッスレスッ テッテッテテレレ~♪
テッテレッステッテッテ~♪
私の体はサイボーグ~♪
だから 何されても大丈夫~♪
おい! 何 見てんだ この野郎!
その… 短い髪の毛… 筋肉さん
ハハハハッ いくぞ! 変身!
たあっ!
(チョップの音)
肝っちー!
肝田マスク 参上!
さらにキメェのが来たなぁ
(一同)オラー!
うおおおー!
(肝田)とうっ!
ぐあっ…
(肝田)彼女 おるか 聞いてるやろ コラ!
彼女 おるか 聞いとんのじゃ コラ!
(肝田)童貞卒業の 邪魔しやがって コラ!
ブチ殺したろかーい!
(薙)オラ!
来いよ
うおー!
(薙)オラ! おい! オラ!
ウェーイ!
(男たち)うおー!
(梅田)薙!
(男たち)せーの!
(薙)うわー!
(衝突音)
痛(い)ってー!
ごめん!
痛(い)ってー…
(瀬名)んっ!
今度こそ 寝とけ ブタゴリラ
はい 注目やでー!
とりゃー!
ハッハッハッハッハッハ
お前ら しょうもないのぅ
ワイは まだまだやれるでー! ハッハッハッハッ
あーい!
(肝田)あっ… (落下音)
(チーコ)肝っち!
サイボーグやから 大丈夫…
(男)オラ!
(蹴る音)
あっ…
(近づく足音)
(肝田)おりゃー!
(薙)オラ!
(薙)悪ぃ 遅刻した!
(肝田)友情パワー 注入じゃー! ドーン!
素直じゃねぇな
(肝田)肝田ヘッドクラッシュ!
(加藤)ストップ! ストップ!
いいよ
(震える息)
アタシは いいから こんな サイコ野郎 ボッコボコにして!
-(レイナ)キャッ! -(勝太)レイナ!
(加藤)あぁ! 気持ちぃ~
(レイナ)ううっ…
(服を切り裂く音)
(泣き声)
レイナに手ぇ出すんじゃねぇ!
(稲村)タアー!
(梅田)勝太! 勝太!
(稲村)タアー!
(壁に穴が開く音)
(瀬名)ウソ…
(稲村)アチャー!
(金属バットを引きずる音)
そろそろいくぞ この野郎
(バイクのエンジン音)
(車のエンジン音)
(男たちの叫び声)
(激突音)
(火花が散る音)
(肝田)あー!
(衝撃音)
(八神)またやっちまった
いっつも肝心な時に ブレーキ 壊れやがって!
壊れてんのはアンタだよ
よう! みんな やってっか?
ハハハハッ
(加藤)テメー
加藤 久しぶりだな
派手な登場だな おい
Gメンの伊達と八神
Gメンって… この2人が?
(八神)お前も水くせぇな おい
走り疲れたら頼れっつったろ
疲れました…
八神さん
伊達さん
助けてください
ご注文 承りました
言われなくても オメーに手 出したヤツら
全員 潰してやっから
かわいい後輩 やってくれたなぁ 加藤
全然 笑えねぇよ
スベってんぞ 八神
スベってんのはテメーだ タコ
スベって転んで 死んでも知らねぇぞ!
出所祝いだ
派手にやろうや!
この傷の礼は たっぷりしてやっからよ!
(加藤)うおっ…
ずりーよ 今のはオレのターンじゃないスか
今のは 早い者勝ちのターンだ
何スか それ?
(男たち)この野郎!
(殴る音)
(チーコ)早く!
(男)おい コラ お前 どっから入ってきた この野郎!
(レイナ)チーコ ナイス!
(男)おりゃー!
(稲村) ホワー! ホホッ ホッ ホッ!
ハハッ
(拳で受け止める音)
(稲村)イタタタタタタタ…
ホワッ! ホワー!
(加藤)んっ んっ んっ!
オラ!
(勝太)ううう…
おい! いつまで踊ってんだよ
そろそろ戦えよ!
(勝太)オーラ! んっ!
(激突音)
テメー オレはなぁ
車 大事にしねぇヤツが 許せねぇんだよ!
(車を蹴る音)
死んだぞ お前
(ビンタの音)
ハァ…
(殴る音)
(男)おい コラ!
(山口)この野郎!
うっ…
(伊達)おりゃ!
チッ…
(うめき声)
(勝太のうめき声)
(加藤)さぁ もういいだろ
うう…
潰しちゃうよ
アハハハハッ
(勝太)テメーだけは
ぜってぇ 許さねぇ…
うおおおー!
(金属バットを拾う音)
(金属バットが転がる音)
(蹴る音) (加藤)うおっ…
うおおおおおー!
(荒い息)
(勝太)勝負つきました?
(伊達)ああ お前の勝ちだ
(八神)勝太 教えてやる
世の中には 生まれながらの イカれた野郎がいる
コイツら 動物と一緒だ
徹底的に痛めつけねぇと またちょっかい出してくる
(金属バットを拾う音)
こいつで
もう そんな気 起きねぇようにしてやれ
そんなことしても キリないっスよ
いつか誰か死にますって
これ以上やったら
コイツらと 同じになっちゃいますよ
それ ダサくないスか?
ハハッ
ハハハハハッ
何 笑ってんスか?
(金属バットが転がる音)
-(八神)帰るか -(伊達)そうですね
(伊達)あー あー これ また怒られますよ
(八神)だな ヤベェ
(伊達)動くんスか これ?
(八神)いや… いや 動くだろ
いや 動かねぇとか あんのかよ 車だぞ?
(肝田)なぁ なぁ ワイの フランケンシュタイナー 見た?
なぁ あれ すごかったやろ! え? カッコ良かったやろ?
もう ほんま シビれたわー!
(梅田)いや いや オレのなぁ
16文キックのほうが ヤベェよ あれ!
(肝田)23センチしかないやろ!
(薙)うるせぇ うるせぇ お前!
ダセェと古いは黙っとけ お前
(肝田)テンション 下がるわ! 薙っちょー!
なぁ 今 楽しんでたのに ツッコむとこ ちゃうぞ おい!
(梅田)あぁ? うるせぇな
(勝太)ひざ 大丈夫か?
(薙)何がだよ! 全然 問題ナイトプール
パシャパシャ… 痛(いた)ーっ!
-(肝田)大丈夫か 薙っちょ? -(梅田)大丈夫か?
(肝田)どこや? ここか?
(薙) 触りすぎ! 痛い 痛い 痛い!
-(薙)たたいてるー! -(瀬名)ひざ 大丈夫か?
-(薙)遅(おせ)ぇんだって -(肝田)天然やねん
-(薙)2Gか お前 -(肝田)聞き流してくれ 怖い!
みんな ごめん
“仲間じゃねぇ”とか ひどいこと言っちまった
(梅田) んなこと 気にしてねぇよ!
仲間やろ!
フフッ そんな小さいこと 気にせんでええがな
イヒヒヒヒッ
お前ら…
最高かよ
(一同の笑い声) (肝田)お~い ウ~レ!
勝太のケンカは オレたちのケンカだ
(薙)そうそう オレらの戦争じゃーい!
(肝田)うおー!
(梅田)よーし オメーら あの夕日に向かって走るぞー!
ゴー! 来ーい!
-(肝田)どうする? -(勝太)ちょっと乗らないなぁ
(瀬名)じゃあ 最後に 走ったヤツが 飯 おごる?
(肝田)ええなぁ!
(瀬名)お先っ!
ねぇ 待って!
(瀬名)薙 早く! ほらほら 早く!
-(肝田)寝てても勝てるわい! -(薙)オラー!
先生 オレ 今回は 退学になってもいいと思ってました
どうして?
先生と生徒の関係でなくなれば 付き合ってもらえるかもしれないし
あぁー! 何 言ってんだよ テメー!
あぁ いや…
あぁ いや ど… どうしよう
突然のことで テンション おかしくなっちまったじゃねぇか
よ…
瀬名!
君…
先生
付き合ってください オレと
その…
“先生”っていうの やだな
は?
“先生”って 呼ばない日が来たらね
拓美君
ハハッ
あっ!
(瞳)ん?
ハハッ…
-(瞳)フフッ -(瀬名)ああっ!
-(肝田)こんちはー -(女性)え? マジ気持ち悪い
(肝田)いってらっしゃーい
フ~! ハハッ
(口笛)
(バイクのエンジン音)
ワッハー
チーコちゃん! もう… もう全然 待ってない!
放置プレイを楽しんでたとこ
ごめん
ウチ あん時のナンパが 忘れらんなくて
え? い… いや そんなことある?
オレさ いろんな人 パナンしてきて 気付いちまったんだよ
もう お前しかいないって
アタシも そう思ってたの
(ノボル)ええ!
ずーっと そばにいてくれる?
ずっとそばに いさせてください
(チーコ)ああ~ん! ずっといるよ!
-(ノボル)チーコ -(チーコ)ん?
ちゅき
-(チーコ)ちゅき -(ノボル)アハハハッ
-(ノボル)ちゅ ちゅちゅちゅ -(チーコ)ちゅちゅちゅ
(2人)ちゅ ちゅ ちゅ ちゅ ちゅ ちゅ…
何を長尺でイチャついとんねん!
こっちの身にも なれやー!
もう心が持ちません!
あー! あー!
(ノボル)じゃ そういうワケで お後が…
(2人)ヒュイゴー!
あー!
(ノボル)アデュー!
(肝田)嫌だ! あっ あっ 待って!
チーコちゃん ヤラせてください!
ああー! ちょっとでいいから!
(八神)何 これ! 怖い怖い!
(絶叫)
(八神)チクショー!
何 考えてんだ この野郎!
(八神)すいません! これ ハンドルの調子 おかしくって
調子悪ぃのは オメーだよ! オメーの頭だよ! この野郎!
(八神)早く 自動運転の時代が 来るといいですね
お前 時代のせいにしてんじゃねぇ こっちは死にかけてんだよ!
オレも何度も死にかけてんスよ! 何度も事故って!
車の調子 おかしくないスか!
(桜井) お前の頭の調子 見てやるよ
お前 頭 出せ この野郎!
頭じゃなくて 車 直してくださいよ!
(伊達)桜井さん 足はヤバいですって!
おっ?
(八神)おっ 伊達ちゃん おおお…
-(八神)うおー! -(桜井)痛い 痛い 痛い…
ありがと ほんとありがと ごめん ごめん
ほんと めちゃくちゃだな オメーら
(伊達)桜井さん
Gメンとして動くこと認めてくれて ありがとうございました
(桜井)何 言ってんだよ お前ら どうせ 止めても行っただろ
(伊達)加藤は 勝太が きっちりシメましたよ
(桜井)ほう… その1年坊が? やるねぇ
やりすぎてねぇだろうな?
(八神)そいつ 桜井さんと 同じようなこと言いやがって
(桜井)オレと同じ?
“これ以上やったら アイツらみてぇになっちまう”って
それが“ダセェ”って
(伊達)なかなか おもろいヤツなんスよ
へぇ…
ちゃんと終わらせたか そいつが
はい
んっ!
(八神・伊達)ちょっ…
(八神) なんで立とうとするんスか!
(桜井)ヘヘヘッ
(レイナ)お待たせ
(勝太)特攻服か
(レイナ)うん どう?
(勝太)似合ってる
(レイナ)フフッ アタシも そう思う
(勝太)で…
今日は… 何の用?
(レイナ)いや… あ…
と… 特に 用は ねぇんだけどよ
ちょっと 一緒に 飯でも食いてぇなと思って…
あっ いや 別に…
別に好きだとか そういうことじゃねぇからな!
こ… 殺すぞ!
ええー! なんで そうなっちゃうんだよ!
ちょっと勝太に会いてぇなって 思っただけだよ!
-(レイナ)はぁ? 殺すぞ! -(勝太)ヤバい ヤバい
相変わらず かわいくねぇな! レイナは
オメーが変なこと言うからだろ!
まぁ
そんなレイナが…
何?
何でもねぇよ!
(レイナ)おい! しろよ! その続き 大事だろ!
こういうのは 順番っていうものが あるんだよ!
だったら その順番どおり 1で言って 2でしろや!
(勝太)クッソ…
じゃ 1… 1!
-(レイナ)何だよ? -(勝太)1!
♪ ランラン ランラン
♪ ランラン走る ランラン走る
♪ すずかけの葉っぱは 時限発火装置つき
♪ かかとは ウルトラジェット
♪ かかとは ウルトラジェット
♪ ランラン今日も ランラン今日も
♪ 直角がねじ曲がって まんまるに突き刺さる
♪ かかとは ウルトラジェット
♪ かかとは ウルトラジェット
♪ 夜明け前の公園で 世界はまっすぐだった
♪ 夜明け前の公園で 世界はすこやかだった
♪ 夜明け前の公園で 世界はまっとうだった
♪ 夜明け前の公園で 世界はしょうじきだった
♪ ランラン ランラン
♪ ランラン走る ランラン走る
♪ 暗い鉄琴たたく 冷たい夜が明ける
♪ かかとは ウルトラジェット
♪ かかとは ウルトラジェット
♪ 夜明け前の公園で 世界はまっすぐだった
♪ 夜明け前の公園で 世界はすこやかだった
♪ 夜明け前の公園で 世界はまっとうだった
♪ 夜明け前の公園で 世界はしょうじきだった
♪ ランラン ランラン
♪ ランラン ランラン
~♪
♪~
~♪
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