Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
(小比類巻祐一) ナオキ君 どうして ここに?
郡山さんは?
(ナオキ) ここに行けって言われて…
(最上友紀子) 何があったの?
(ナオキ) 分かんない でも 怖いおじさんが追いかけてきて…
(小比類巻) 博士 ナオキ君のこと お願いします
(小比類巻) 私は 郡山さんを捜しに行きます
(最上) 大丈夫だから 入って
(小比類巻星来) ユッキー 誰?
(最上) 新しいお友達かな
座って
(星来) 私は星来 あなたは?
(ナオキ) ナオキです
(星来) 食べる? (最上) 詳しくは言えないんだけど――
今 捜査してる事件に関わってる子で 保護が必要なの
(四宮聡子) そう
(星来) これ ママが大好きなリンゴなんだよ
(ナオキ) ママ
ナオキ君のママも ウサギさんのリンゴ 好き?
僕 ママいないから
(星来) じゃ 星来と同じだ (ナオキ) えっ?
(パトカーのサイレン)
(小比類巻) 警察庁の者です
(小比類巻) 何があったんです? (刑事) 殺しです ひどいもんですよ
(三枝益生) ええっ? (槇原 豊) おい いいから来い!
(三枝) えっ 何スか? あの ちょっと 僕 急いでるっていうか あの
あっあっ… ちょちょちょ!
アア…
えっえっ えっえっ?
(槇原) どうして ライデングループのことを調べてたんだ?
(三枝) いや そんなこと調べて… (槇原) ウソつくな!
(三枝) ホ… ホントです ホントです ホントです
(槇原) お前 椿 文治のことも調べてたよな?
(三枝) あっ いえ いや そんなこと…
(倉敷 学) そこまでにしとけ
(倉敷) 脅かすようなことをして 悪かった 倉敷だ
(小島 俊) 小島です
(槇原) 俺は槇原だ
う… うんうんうん? うん?
(倉敷) 三枝 これ以上 椿のことを調べるのは やめろ
俺たちみたいになるぞ
えっ?
(最上) ここで遊んで そのまま
(足音)
(聡子) 祐一さん
(小比類巻) すいません お義母さん ナオキ君のこと
(聡子) いや それは いいんだけど 大丈夫?
(小比類巻) どうにか守ってやりたいんです
ここにいることは 内密にお願いします
(聡子) 分かった
(最上) でも どうする?
(倉敷) 11年前 ライデングループの 薬害問題が うやむやに終わっただろう?
あれは 当時 まだウチにいた椿が 加担して もみ消したんだ
それを突き止めて 俺は 上司に報告した
結果 10年 出向だ
(槇原) 俺は 厚労省とライデングループの 研究助成金の流れに不審な点を見つけ
内部告発しようとしたら 左遷された
知ってると思うが 椿の天下り先はライデングループだ
(小島) 僕も大体 同じようなものです
(三枝) だから これ以上 深入りするなってことですか?
(倉敷) これは 先輩としての 俺たちからのアドバイスだ
(槇原) お前には まだ未来がある
悪いことは言わない 今すぐ手を引くんだ
(倉敷) 分かったな?
(たたく音)
(三枝) 黒塗りされた資料の オリジナルまで…
そのわりには 随分 最近のことまで調べてますよね
“コクーン”
これって ライデングループが――
臓器移植のために クローンを 育てている施設のことですよね?
どうして こんなことまで 調べてたんですか?
(槇原) 保険だよ 俺たちに何かあったときのためのな
(三枝) この保険…
使えるかもしれませんよ
この施設のことが公になれば――
世界中の批判が集中し ライデングループは終わりです
つまり コクーンの場所さえ 突き止めれば――
椿を失脚させることが できるってことです
皆さんが椿について調べてたのは――
ライデングループと厚労省の 間違いを正したかったからですよね?
だったら 俺と一緒に その間違いの根っこを絶ちませんか?
警察庁に頼れる先輩もいます
椿をつぶすには 今がチャンスです
もちろん ムリにとは言いません
消される可能性だってある
でも…
俺は やるつもりです
どうします?
やるか
(小比類巻) ナオキ君がいたホテルの 監視カメラの映像です
(キーを押す音)
(最上) 遠藤
(小比類巻) 郡山さんを殺したのは 恐らく 遠藤たちでしょう
平気で人を殺す連中です
本来であれば 警察で彼のことは 保護すべきところですが…
その警察も 今は アテになんないっていうことか
ええ
ライデングループが 臓器売買をしてる証拠をつかむまでは――
我々で保護するしかないでしょう
(携帯電話のバイブレーター)
こんな時間に どうしました?
(カール・カーン) 小比類巻さん
ライデングループの落とし物を 手に入れたんじゃないんですか?
例の少年のことです
(カーン) 否定しないということは やはり そうなんですね
(最上) まだ何も言ってないけど
最上博士も ご一緒でしたか
悪い?
まさか
以前 お話ししたと思いますが
ライデングループの沢田さんとは 遠からぬ縁がありまして
クローン事業については 知っていました
そんな中――
立て続けに ライデングループと 少年が関わる事件が起きた
事故に遭った少年は 死んでしまいましたが――
もう1人の少年は まだ見つかっていない
誰かが かくまってるということです
(小比類巻) それが我々だと?
(カーン) ええ
あのライデングループに 正面から刃向かう人間は――
私が知るかぎり あなたたち以外いませんからね
(最上) …で 何の用?
少年に会わせていただけませんか?
是非 彼を… 本物のクローンを ひと目見たいんです
あなたを信用できるという証拠は?
ライデングループに突き出すつもりなら もう とっくに やっています
それに…
私が たどりついてる以上――
ライデングループが そちらに たどりつくのも 時間の問題かと
どうして 私たちの味方するの?
私は誰の味方でもありません
ただ クローンに 会ってみたいだけです
♪~
~♪
(緋山飛鳥) 寝室 浴室もございますので ご自由にお使いください
(長谷部 勉) しかし すげえなぁ あいつ いくら持ってんだよ?
(奥田玲音) ここ以外にも 別荘持ってるって言ってましたよね?
(緋山) ええ
(小比類巻) この場所を ほかに知っている者は?
(緋山) 我々の中でも 一部の人間だけです
ご安心ください
(長谷部) なあ あんた あいつから いくらぐらい もらってんだ?
(緋山) 警部クラスの長谷部さんよりは いただいてると思います
(長谷部) …だろうね
…で 貯金は いくらぐらい あるんだ?
(奥田) バカだ 失礼ですよ
(緋山) そんなには ありません 8人 子供がいるので
(長谷部) ごめん
(長谷部) 気になることが多すぎて 言葉に詰まっちゃった ハハッ…
(長谷部) 8人?
(小比類巻) 博士 どうしたんです?
(最上) また あいつに 頼ることになるとはね
(長谷部) ああ… 案外 いいヤツなんじゃねえか?
変な名前だけど
(最上) どうだろう?
(長谷部) しかし 普通の子にしか見えねえけどなぁ
(カーン) ごめん 驚かせましたね
その手 どうなってるんですか?
アア… これはね…
本物の手じゃないんだ
(カーン) 少し歩きましょう
(カーン) 私はね 生まれたときから 手足がなかったんだ
だから 科学の力で 機械の手足を着けたんだ
(ナオキ) 科学の力? サイエンサーですか?
(カーン) えっ?
(ナオキ) サイエンサーは 科学の力で世界を救うって聞きました
(カーン)“世界を救う”か
面白いね
私はね 科学の力で 人類を進化させようと思ってるんだ
科学は 偉大な力を持っている
新たな命を生み出すことができる
君はね そんな科学から 生まれたんだよ
えっ? 僕が科学から?
君は新たな人類なんだ それは すばらしいことなんだ
君は 存在してるだけで奇跡なんだ
奇跡…
(カーン) 私だけが君を理解できる 私と君は似てるんだ
欲しい物があれば言いなさい 用意しよう
(ナオキ) いいんですか?
(カーン) もちろん 言ってみなさい
(ナオキ) 迷路が いっぱい載ってる本
それと 秀樹のマントを
(カーン) 秀樹のマント …というのは?
(ナオキ)「科学戦士サイエンサー」の 秀樹が着けてるマントです
(カーン) サイエンサー?
そのマントで何がしたいんです?
(ナオキ) 空を飛びたいです
空が飛べたら どこにでも行けるでしょう?
(カーン) まあ そうでしょうね
(ナオキ) あのマントがあれば 遠くにだって行ける
(カーン) 君が どこにでも行けるよう 調べて必ず用意しましょう
約束します
ありがとうございます
(足音)
(ナオキ) 僕 ここに住むんですか?
(小比類巻) うん 不安かな?
(ナオキ) いえ でも なんか すごい部屋だから
(長谷部) しかし でけえBBQセットだったな
(奥田) バーベキューです
(長谷部) カーンは 何人でBBQ やるつもりなんだよ? ハハッ…
(奥田) ひととおり見てきましたけど セキュリティーに問題なさそうです
(長谷部) ナオキ
ここは超安全だから 安心してダラダラしてろ
(ナオキ) それ あのおじさんも…
(長谷部) うん 郡山さんか (ナオキ) はい
(長谷部) そうだ! 今度 一緒にBBQやろう
(奥田) バーベキューね
(ナオキ) BBQ? (奥田) バーベキュー
(長谷部) 肉ばっか食っていいから 野菜 食わなくていいから
(奥田) いやいや 野菜 大事だよ
(小比類巻) ナオキ君 話を聞かせてくれるかな?
ここに来るまで どこにいて 何があったのか
(長谷部) どっこいしょいと
僕がいたのは ずっと同じ場所です
そこから出ちゃいけなかったから
(ナオキ) そこでは 毎日 規則正しい生活を送っていました
(ナオキ) 毎朝7時に起き
(ホイッスル)
(ナオキ) 7時半に運動
(子供たち) いただきます
(ナオキ) 朝ご飯を残さず食べて
必ず健康チェックをして
毎日 勉強します
(野村 楓) みんなの体の中の臓器には――
ほかの人の役に立つことが できるものがあります
(楓) それは何でしょうか? (子供たち) はい!
(楓) ヨシコさん (少女) はい
心臓 肺 肝臓 腎臓 膵臓 小腸 そして眼球です
(楓) そのとおり
(拍手)
(笑い声)
(ナオキ) 唯一の楽しみは 月に1回ある映画の時間だけでした
刑務所みてえな生活だな
勉強って どんなことをしてたの?
(ナオキ) いろいろです 言葉とか数字とか
あと 音とか 生き方の勉強もありました
(奥田) 生き方って それは どんなこと教わったの?
僕たちが生きる意味についてです
生きる意味
(楓) みんなは――
外の世界に住む子たちと違って 特別な存在なんです
あなたたちは お父さんや お母さんのために生まれ――
やがて そのお父さんや お母さんに 体をささげる日が来ます
これは とっても 幸せなことなんですよ
だから そのためにも 自分の体を 大事にしなければなりません
でも 外の世界には 危険が いっぱいあるよね
では どうすればいいでしょう?
じゃあ ナオキ君
はい
絶対に外に出ないようにします
そのとおりです
みんなは選ばれた存在だからこそ――
お父さんや お母さんと体を共有し 一体になることができるのです
その祝福の時を迎えるために 努力を惜しんではいけません
お父さん お母さん?
(ナオキ) 僕たちはコピーで――
お父さん お母さんたちのために 生まれてきたって教わりました
オリジナルのこと
自分がクローンだって知ってたのか
僕たちは 先生の言うことは 絶対だって信じてきました
でも ハルトだけは違ってたんです
(長谷部) ハルトって?
一緒に逃げた友達です
(教師) まっすぐ まっすぐ はいはい
(教師) はい 次いこう
(ハルト) ナオキ ナオキ
(ハルト) 今日の夜も 探検行こう
えっ?
うん
(足音)
(ナオキ) ハルトと 時々 物置部屋を探検しました
おかげで 外の世界のことを 少し知ることができました
(ナオキ) これが海… なんで青いんだろう?
(ハルト) 分かんねえけど この青が ず~っと先まで広がってるらしいんだ
うわ 知らない生き物が たくさん すげえよな?
(ナオキ) うん 見てみたいなぁ
(ハルト) ナオキ 俺と一緒に 海 行ってみたくないか?
(ナオキ) ムリだよ 僕たち 外に出ちゃいけないんだよ
(ハルト) でも 一度でも 海 見てみたくないか?
(ナオキ) そりゃ見たいけど
じゃあ 外に出れたら 一緒に海行くか?
もちろん行くよ
約束な
(ナオキ) でも その約束が かなわないまま――
僕が お父さんに体をささげる日が 近づいてきました
(拍手)
(楓) あなたが生まれてきた意味は この日のためにあるのよ
(楓) 立派に務めを果たしてね (ナオキ) はい
(楓) では みんなから 1人ずつ お別れの挨拶をしましょう
(子供たち) はい!
(ナオキ) その日の前日になると お別れ会があるんです
(少年) お父さんと 一体になる時が来たんだね
(少年) おめでとう (ナオキ) ありがとう
僕も頑張って――
いつか ナオキ君みたいに お父さんの役に立ちます
ありがとう
おめでとう お父さん どんな人か楽しみだね
(少女) 応援してます (ナオキ) ありがとう
お父さんの役に立てるなんて 羨ましいよ
(少年) 頑張って (ナオキ) ありがとう
ハルト 僕 頑張ってくるよ
寂しいのは分かるけど 笑顔で送り出してあげようね
(ハルト) 行くぞ (ナオキ) どこに?
(ハルト) 海に決まってんだろう
(ナオキ) 海!? (ハルト) し~っ…
約束しただろう 一緒に見に行くって
(ナオキ) でも あれは…
(ハルト) ナオキが行ったら もうムリなんだよ
大丈夫だ 点呼までに戻れば 見つからないって
俺とお前の 最初で最後の冒険だ
行くぞ
(ナオキ) ハルトは 何日も前から 計画してたみたいで――
トラックが いつも何時に来て 何時に帰るのか知っていました
(エンジン音)
(車の発進音)
(ナオキ) そして トラックが どこかに止まった隙に――
逃げ出したんです
(ナオキ) そこでは 機械がゴミをつぶしてました
(長谷部) 機械がゴミを? (奥田) ゴミ処理場ですかね?
(ナオキ) 硬そうなゴミでした
(小比類巻) 硬そうなゴミ? スクラップ工場かな?
ほかには何か見なかった?
(ナオキ) あとは 大きい女の人が見えました
大きい女?
どんな顔だった?
え~っと 目をつむってました
(ナオキ) ハルト 何だろう? あれ こっち見てるよね?
(ハルト) うん? ホントだ でも 目ぇつむってるんじゃない?
目を…
ハァ… 何か さっぱりだよ
(ナオキ) そのあと 知らないおじさんの車に乗せられて
ハルトが あんなことになって…
僕 それまで 死ぬって言葉は知ってたけど
それが どういうことなのか 全然 分かってませんでした
お父さんに体をささげることも 死ぬことなんだって知ってたけど
それは幸せなことなんだと思ってて
でも ハルトを見て 初めて分かったんです
ハルト? ハルト! どうしたの?
血が出てるよ
ねえ! ハルト!
死ぬって こういうことなんだって
それから 死ぬのが怖くなって
僕 おかしくなっちゃったのかな?
(長谷部) おかしくねえよ
(ナオキ) えっ?
(長谷部) 死ぬのが怖いのは みんな一緒
俺なんか 長生きしたいから サプリ いっぱい のんでるよ
(ナオキ) そうなの? (小比類巻) 死ぬのは怖いよ
大好きな人が死んで いなくなるのは もっと怖い
おじさんも そう思う
それは自然な感情なんだ
だから 自分がおかしくなったなんて 思わなくていいんだよ
(ナオキ) でも 僕は お父さんのために生まれて――
お父さんのために 死ななきゃいけないんです
(小比類巻) そんな必要はない
死ぬために生まれてくる人間なんて いないんだよ
だから ナオキ君も 自分の道を生きていいんだ
自分の道?
ナオキのことは 俺たちが 絶対 守ってやるから
特に あのおねえちゃん メチャクチャ強いから
ナオキの盾になってくれる
ナオキ君の盾だったら 大歓迎
安心して大丈夫だよ
(長谷部) たった10歳で あんなつらい思いしてるなんてなぁ
(奥田) 子供たちをこんな目に 遭わせるなんて 絶対に許せない
…で 室長
何から始めます?
(小比類巻) ナオキ君を守るためには――
ライデングループの クローン事業について――
証拠をつかむ必要があります
ナオキ君のオリジナルが誰なのか コクーンが どこにあるのか
この2つを突き止めることが 先決です
(長谷部) オリジナルの特定と コクーンの場所か
(小比類巻) 長谷部さんと奥田さんは――
ナオキ君の証言を基にして トラックが途中で立ち寄ったという――
ライデン社日本支部とコクーンの 中継ポイントを調べてください
(奥田) 了解です
(小比類巻) 私は 郡山さんが話していた――
インファ運送の内通者 岩崎康介と コンタクトを取ってみます
(最上) えっ 私は?
(小比類巻) 博士は ナオキ君の 手の甲に埋め込まれている――
チップの解析をお願いします 何か重要な情報が入ってるかも…
(島崎博也) すまん 遅くなった
(長谷部) 局長! (奥田) 柴山先生
(島崎) 小比類巻から 話は聞いてる 連れてきたぞ
(柴山美佳) こんなの初めてです
(長谷部) 何が初めてなんだよ?
(柴山) こんな山奥まで はるばる やって来て――
チップを取り出すのが …です
(最上) けど 助かった これで解析できる
(柴山) お見合い キャンセルしてきたんで――
特別手当 お願いします
(長谷部) それ 初めての見合いか? (奥田) セクハラですよ
27回目です
(島崎) かわいそうだろう 聞いてやるな
私を選ばない男が かわいそうなんです
そういう所がダメなんじゃないか?
だから セクハラだって
(島崎) もう その辺にしとけ
いいか? お前ら
俺は この場所のことも 例の少年のことも知らない
徹底的にやれ
(長谷部・奥田) ざす!
(遠藤和馬) 例のクローンは 恐らく――
科学犯罪対策室が かくまっています
(沢田克也) また あいつらか
確か クローンにはチップが 埋め込まれてるんですよね?
(沢田) ああ
そのチップにアクセスして 居場所を突き止めることは?
(沢田) あれは個体識別用で オリジナルの情報が入ってるだけだ
使えない
待てよ
あのチップには 強力な セキュリティーが仕掛けられている
とにかく お前は インファ運送に向かえ
インファ運送?
郡山が単独で あそこまで調べるのは不可能だ
恐らく インファ運送に内通者がいる
消しますか?
いや 内通者は泳がせておいて――
科学犯罪対策室が 接触してくるのを待て
消すのは それからだ
(携帯電話のバイブレーター)
(岩崎康介) はい
(小比類巻) 岩崎康介さんですか?
そうですが
(小比類巻) 警察庁科学犯罪対策室の 小比類巻と申します
内密で お話を聞くことは できませんか?
分かりました
今から お伝えする場所に 来ていただきたいんですが
(長谷部) 多喜川は ここで事故を起こした
…で 肝心のスクラップ工場は どこにあんだよ?
(奥田) この周辺の スクラップ工場は…
あ~ 19か所もありますね
(長谷部) やっぱ 足使うしかねえな
(奥田) はぁ? 日が暮れますよ 条件絞ればいいんですよ
(長谷部) お前 だんだん 当たりが強くなってきたな
長谷部さんのことは そこそこ尊敬してます
“そこそこ”要らんだろう そこは
私 正直なんです 正直で いい子なんです
フッ… お前は お子ちゃまだな
(奥田) はぁ? (長谷部) まあいいよ
条件な 条件
ナオキは確か――
“目ぇつぶった大きな女の人”って 言ってたな
(奥田) 確かに言ってましたね (長谷部) うん
大きい女の人
銅像か何かですかね
(長谷部) 銅像? (奥田) うん
あっ えっ 1件ヒットしました
(長谷部) うん?
ほら
(長谷部) 目ぇつぶってる これだ これ!
(奥田) アア… シートベルト
(長谷部) シートベルト? (奥田) 締めてください
(長谷部) ちょちょ ちょっと待って ちょ
ちょ ちょっと待って ちょっと待って ちょっと
待て待て 待て待て! あちち!
(奥田) えっ!? 何やってるんスか
(長谷部) お前が急に走る…
オオッ! ちょっと! ウワッ!
何だ このGは!
麺が出ちゃった 鼻から麺が出ちゃったよ!
ありがとう
(柴山) よく頑張った 強い子だ
(ナオキ) そんなことありません
岩崎さんですね?
(岩崎) はい
(岩崎) 郡山さんから聞いたときは 信じられませんでした
臓器移植のために――
子供を育てる施設なんて そんなの あるわけないって
でも 調べるうちに それが確信に変わってって
それで 郡山さんに 話をしたんですね?
(岩崎) はい でも 郡山さんが あんなことになるなんて
あなたのせいではない 全てはライデングループの責任です
(岩崎) あの少年は 無事なんですよね?
ええ 今は安全な場所に かくまっています
良かった
それで 私に 聞きたいことというのは?
(長谷部) これが“大きい女”の正体か
(奥田) 何も知らない ナオキ君からしたら――
大きな女の人にしか 見えなかったんでしょうね
(長谷部) …てことは ここが中継ポイントだな
(奥田) 間違いないですね
(長谷部) 一応
(奥田) はぁ? 気でも触れたんですか?
(長谷部) だから 強いよ 当たりが 言いようあんだろう
お前も拝んどけ ほら 一応 一応
(奥田) 拝まないですよ 何言ってんスか
(岩崎) クローン?
あの子たちが クローンだっていうんですか?
ご存じなかったんですか?
(岩崎) ええ
そうか
そういうことか
彼らの本当の目的は 臓器移植だけではないかもしれません
(小比類巻) どういうことです?
(岩崎) 私も 調べて分かったんですが
月に1度 日本支部は コクーンに 科学者を送り込んでるんです
科学者
脳の専門家です
その科学者の名前は?
脳神経外科医の…
(スタンガンの音)
(タイピング音)
(ナオキ) また行き止まりだ
それ 星来ちゃんの?
(ナオキ) はい 貸してくれました (最上) ふ~ん
(ナオキ) 最上さんは 何してるんですか?
マイクロチップの解析
(ナオキ) 解析?
そう ナオキ君の手に入ってた 小さいの あったでしょう?
あれには情報が入ってて――
それをなんとか見たいんだけど 鍵がかかってるから――
それを開けてるところ
(ナオキ) 難しそうですね
(最上) そっちも難しいんじゃない?
はい なかなか出口が見つからなくて
(最上) でも 迷路って 途中が いちばん楽しくない?
(ナオキ) 途中? (最上) そう だって――
いつか必ず 出口に たどりつけるわけだし
(ナオキ) 必ず たどりつける
そう 出口のない迷路はないからね
自分の道を生きるって どういうことですか?
僕は お父さんのために生まれて 体をささげるはずでした
でも 小比類巻さんは “自分の道を生きていい”って
僕 それが どういうことなのか 分からなくて
最上さんの自分の道って何ですか?
最上さんは 何のために生きてるんですか?
(川又) い… 遺書 準備できました
(遠藤) そこに置いとけよ (川又) はい
(小比類巻) ンッ… ンッ…
(遠藤) やっと起きたか
(小比類巻) アッ!
(せきこみ)
(遠藤) クローンは どこだ?
素直に吐くわけねえか
(小比類巻) アッ…
(倒れる音)
(遠藤) 丁重に聞き出せ
(成瀬) 分かりました
ハァハァハァ…
アアッ…
(ハサミの音)
(ハサミの音)
(最上) 私ね 謎を謎のままに しておけない性格なの
人間は いつ どこで生まれたのかとか
どうして地球は丸いのかとか
どうして海は青いのかとか
どうして海は青いんですか?
(最上) あっ… それはね
太陽の光のせいなの
太陽の光には 虹色 7色の光が含まれてるんだけど――
その中で 青色の光だけが 海の水に吸収されないの
(ナオキ) 青色だけ?
(最上) そう ほかの色の光は――
海の水に 吸い取られちゃうんだけど――
青色の光だけが 海の表面で反射するの
だから 海が青く見える
(ナオキ) 何でも知ってるんですね
(最上) 全然 知らないことのほうが多いよ
ただ 私は いろんな謎を 解明するのが好きなだけ
だから 科学者になった
科学者
そう 私は科学が好き
(ナオキ) 最上さんの自分の道は 科学なんですか?
それしかないっていうのが 正直なとこかな
でも どうしても 向き合えないときもあって…
(ナオキ) どんなときですか?
ごめん 何でもない
自分の道だっけ?
今のじゃ 答えになってない …か
ごめん
(ナオキ) そんなことないです
羨ましいです
僕には 何もないから
僕 生きてていいのかな?
だって 僕は お父さんのために 生まれてきたのに――
今は 死ぬのが怖くて 弱虫で 何もなくて
役に立たない
だから 僕なんかが…
ごめんね ナオキ君 そんな質問させて
ナオキ君は何にも悪くない
生きていいに決まってる
ごめんね ナオキ君
私…
ごめん
君は生きてる
それが全部で それでいい
生きるんだよ
どうした?
(職員) たった今 例のクローンの マイクロチップに――
不正アクセスがありました
自動的に セキュリティー・ウイルスが起動し
位置情報が送信されてきました
そうか
すぐ近くにいる者を向かわせる
(最上) まだ いろんなことで パニックだよね
でも 私がついてるから
私だけじゃ不安か
でも コッヒーもハセドンも オッキーもいるから安心して
(パソコンの警報音)
ウソ!
マズイ 完全に乗っ取られてる
(遠藤) 分かりました
クローンの居場所が分かったぞ
もう そいつに用はない
掃除屋を手配するから始末しておけ
(川又) おいおい おい!
そいつまでやるのかよ? 警察だぜ
(首を絞める音) (うめき声)
(ナオキ) どうしたんですか? (最上) 大丈夫 なんとかする
(電子音) (最上) ハッ…
出た これがオリジナルの
(信号音)
マズイ 位置情報が送信されてる
逃げるよ!
(ガラスの割れる音)
(物音)
(物音)
(最上) こっち
しゃがんで しゃがんで
隠れて!
(首を絞める音) (うめき声)
(非常ベル) (パトカーのサイレン)
(川又) やべえぞ おい 逃げるぞ!
おい 成瀬! おい!
(シャッターを開けようとする音)
(小比類巻の せきこみ)
(小比類巻) ハァハァハァ…
(せきこみ)
(三枝) 先輩!
先輩 大丈夫ですか?
(小比類巻) 三枝 お前 どうして?
(三枝) 厚労省の仲間と インファ運送を調べに来たんです
(小比類巻) ハァハァ…
(倉敷) あ… あいつら 裏から車で逃げたみたいだ
えっ?
(三枝) 厚労省の倉敷さんです
一緒にライデングループの 不正を調べてます
(小比類巻) ハァハァ ハァハァ…
(三枝) ンッ!
ここは警察に任せよう ナオキ君を助けるのが先だ
ナオキ君?
急いで向かいたい場所があります
(ガラスの割れる音)
(爆発音)
(ガラスの割れる音)
(最上) アッ…
ンッ!
ナオキ君!
(マスクの男) アッ… アア…
(最上) ウッ!
(蹴る音)
(呼び出し音)
(携帯電話のバイブレーター)
(携帯電話のバイブレーター)
(呼び出し音)
(呼び出し音)
(椿 文治) 君が挑む相手は私じゃない
人間の欲望そのものなんだよ
(カーン) 彼の孤独を 理解できるのは 私だけだからです
(奥田) 許せない 絶対に許さない
(最上) コッヒー ハセドン オッキー ナオキ君をお願い
(長谷部) お前ら 動くなよ!
(小比類巻) 人は みんなが使命を持って 生まれてくるわけじゃない
生きる意味を みんなが見つけられるわけじゃない
それでも 人は生きていくんだよ
♪~
~♪
Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.