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(晴原)防災ドローンの実用化。 上野さんのおかげで➡
ここまで来ました。
お母さんは 約束を破った数だけ➡
誰かのために頑張ってるんだ。
お母さんのこと 好き。➡
カッコイイ。
(上野)灯との約束 果たせたかな。
灯は SDMと共に生きてる。
(ひかる)約束してた。 5年前の真実は➡
(ひかる)約束してた。 5年前の真実は➡
SDM 正式運用まで 誰にも話さないって。➡
でも その人が 真実を話すって。
私が奪った。
あなたの かけがえのない人の命を。➡
灯の命を。
(雷鳴)
(雄介)ちょっと降ってきたなあ。
どうかしたんですか。
海斗を連れて帰って。
晴原君に大事な話があるの。
大丈夫 すぐに帰る。
うん。
これからは 休みの日➡
いつも一緒にいられる ようになるから。
(海斗)ホント?
雨も降ってきたし 先に帰ってよう。
なっ?
♬~
5年前 避難先の公民館に➡
私は灯と一緒にいたのよ。
<《道あけて》
<《ここも 危ないんじゃないでしょうか》
<《違う場所に行った方が いいかもしれない》
《ちょっと待ってて》➡
《皆さん ちょっと待ってください!》
《私は 気象庁気象研究所の 研究官です》➡
《今から外に出る方が危険です。 ここにいてください》➡
《今から外に出る方が危険です。 ここにいてください》➡
《それと 私が言うことを 守ってください》➡
《この建物の浸水想定は 1階までです》
《ただ 今回の豪雨における 垂直避難では➡
それでは足りません。 必ず2階に➡
場合によっては 屋上まで上がってください》
(ざわめき) (灯)《焦らないでください》
《そして 諦めないでください》➡
《諦めそうになったとき➡
大切な人を 心に思い浮かべてください》
大切な人を 心に思い浮かべてください》
《勇気をもらえるはずです》
《その人と いつもどおりの朝を 迎えるんです》
あのとき あの場にいる人を➡
灯は助けようと必死だった。
(スピーカー)(上野)灯の指示どおりに 上に向かった人は➡
私を含めて助かった。
私を含めて助かった。
ただ 灯がその場を離れた後➡
錯綜した情報が テレビやネットに出回った。➡
疑心暗鬼になって➡
指示に従うのを ちゅうちょした者もいた。➡
建物内に 一気に 水が入ってきたときには遅かった。
生き残った方々が 今まで口を閉ざしてきたのは…。
生き残った方々が 今まで口を閉ざしてきたのは…。
(上野)屋上に向かう扉。
誰かが 迫り来る水に恐れて 鍵をしめた。
扉をたたく音が 響いたような気がした。
<(たたく音) <《開けて!》
(上野)でも 私を含めて➡
誰もが怖くて 確かめることができなかった。
灯は悪くない。
最後の最後まで➡
誰よりも強く優しく➡
目の前の命に全力で向き合ってた。
肝心なことを教えてください。
灯さんは なぜその場を離れたのか。
灯さんは なぜその場を離れたのか。
《それじゃ 行ってくる》
《大丈夫。 必ず戻ってくる》
(上野)あのとき 灯は…。
♬~
♬~
それ以上は 今じゃなくていいです。
記憶の中の灯に 会えたような気がしました。
必ずも 絶対も あり得ない。
でも 諦めなければ いつか道が開ける。
でも 諦めなければ いつか道が開ける。
一筋の光が生まれる。
灯は そう信じて生きてきた。
園部 灯は 最後まで 園部 灯だった。
知れてよかった。
私を許しちゃいけない。
私を許しちゃいけない。
当時 灯の最後の行動を➡
週刊誌が記事にしようとした。
あれは 私が知り合いを通し➡
握りつぶしてもらった。
(スピーカー)(上野)灯の死に 注目が集まるのを避けたかった。
真実を知られたくなかった。➡
真実を知られたくなかった。➡
手を離せば 灯が危険な目に遭うと 分かっていて➡
私は その手を離した。
打算…。
自分自身のためなのよ。
SDMが正式運用になったら 全てを話そうと決めていた。
SDMが正式運用になったら 全てを話そうと決めていた。
でも もう SDMは大丈夫。
私は離れる。
(スピーカー)(アラート)
(スピーカー)(アラート)
(スピーカー)(アラート)
(三崎)海上保安庁から 緊急事案の入電あり。➡
紀伊半島沖にて 気象観測船と漁船が➡
複数発生した海上竜巻に 巻き込まれ 接触事故。➡
漁船は沈没 乗組員は 気象観測船に乗り移りました。
(スピーカー)(三崎)気象観測船も損傷。 竜巻を避けながら➡
救助する必要があるため 協力してほしいとのこと。
なお この事案に付随し➡
気象庁からSDMに 重要な報告があるそうです。
つなぎます。 (スピーカー)(担当者)こちら 気象庁です。➡
つなぎます。 (スピーカー)(担当者)こちら 気象庁です。➡
気象観測船は 多量の水蒸気を観測。➡
送られてきた一部のデータを 転送します。
海上竜巻は 積乱雲の下で発生する。
多量の水蒸気を捉えたからこそ 巻き込まれた。
気象観測船の情報から➡
その水蒸気は 10時間以内に 東海地方に流入する。
その水蒸気は 10時間以内に 東海地方に流入する。
(スピーカー)つまり それって…。
大気の安定度 各高度の風の要素からして➡
線状降水帯が起こる可能性が高い。
5年前と同等の 集中豪雨が起こる。
《各高度の風の要素からして➡
《各高度の風の要素からして➡
バックビルディング型 線状降水帯の兆候だ》
(灯)《気象予測の難題の一つを 読み切るとは➡
さすが 数学の天才》
《バックウォーター。 予測してないエリアで 大きな被害が出る》
《灯 逃げろ! 今すぐ避難しろ!》
《早く逃げて! 高台に逃げろ!》
1分ごとの 水蒸気観測のログさえあれば➡
エリアを絞り込める。
ただ それは 気象観測船にしかない。
ただ それは 気象観測船にしかない。
至急 救助し データを解析しなければならない。
現在 本部長は スイスで開催される➡
国際防災会議に 向かったところです。
俺たち現場で判断して 動くしかない。
いつでも動けるように➡
今から 自分たちも 災害予想地域に向かいます。
俺たちは このまま 海難事故の対応に当たる。
上野さん 力 貸してください。
この大規模災害を 必ず俺たちが食い止める。
(スピーカー)(担当官)こちら 海上保安庁 警備救難部です。➡
現在 気象観測船の位置は 北緯32度36分 東経136度41分。➡
船内には 計40名。
船長と直接話します。 会話内容は そちらと共有する。
(スピーカー)(担当官)つなぎます。
(スピーカー)(強風・荒波の音)
(スピーカー)(保科)船長の保科です。
SDM気象班 晴原です。 同じく雲田です。
SDM気象班 晴原です。 同じく雲田です。
同じく上野。 3人で対応に当たります。
海上竜巻 範囲外➡
比較的 風や波が強くない海域にて 巡視船を待機予定。
誘導します。 (スピーカー)(保科)お願いします。
(スピーカー)(強風の音) (スピーカー)(船のきしむ音)
(スピーカー)(保科)現状 海上竜巻は回避。➡
ただ 波の向きが真横だと 船は転覆してしまうリスクが高い。➡
真後ろも危ない。
つまり 風や波の向きが読めれば➡
安全に誘導できる ということですね?
安全に誘導できる ということですね?
(スピーカー)(保科) そんなことができるんですか!?
巡視船の気象レーダーで 竜巻を避けながら➡
高解像度のモデルで 海を読み解きます。
波浪モデルで 風と波は 私たちが。
(スピーカー)(荒れる海の音)
<人使い荒いよな 今から出動しろって。
(山形) 早くしろよ ドライバーだろ。
(山形) 早くしろよ ドライバーだろ。
ああ やだやだ そのウジウジな感じ。
はっ?
考えても答えが出ないことは 考えないことに限る。
何も知らないくせに。
(山形) 今を知ってるだけで十分だろ。
サバサバして 口は悪いけど おとこ気がある。
それが 丸山ひかるだろ。 失望させんなよ。
何で山形が失望すんだよ。
何で山形が失望すんだよ。
えっ… えっ まさか 私に…。
あっ へっ? はっ? (ひかる)えっ? はっ?
はっ? いやいや いやいや。 ないないない…。
そういうんじゃない! ないない! そういうんじゃないから!➡
えっ? (ひかる)いや 動揺すんなよ。
逆に怪しいから。 言っとくけど 私の方も絶対ない。 ない。
おう。 (ひかる)おう。
不意に核心めいたこと言うとか イラッとするし。
山形のくせに。
山形のくせに。
何?
ウジウジより そういう方が全然いいよ。
SDMのドライバーは お前しかいないんだよ。
(スピーカー)(荒れる海の音)
進行方向 10分後に 竜巻が発生しそうな雲があります。
(上野)現在 海上風は 南南東 風速20メートル毎秒。
(上野)現在 海上風は 南南東 風速20メートル毎秒。
波の向きは南 波高4m。
(スピーカー)(保科)東に10度 舵を切る。
(スピーカー)(衝撃音)
(スピーカー)(船員)船長 火災が! (スピーカー)(船員)観測室エリアです!
(スピーカー)(船員)分析室に燃え移るぞ!
(スピーカー)(船員)放水はまだか!? (スピーカー)(船員)システムが動きません!
(スピーカー)(船員)どうなってるんだ!?
船長 状況を。
(スピーカー)(保科)観測室で火災。➡
非常用システムが破損して スプリンクラーが作動しない。
(スピーカー)(保科)しかも 漁船と接触して➡
船底に亀裂が発生していた 箇所から浸水が。➡
このままじゃ… 沈む。➡
クソ…。
(スピーカー)(衝撃音) (スピーカー)(船員)防火扉を閉めろ!
(スピーカー)(船員)駄目です! (スピーカー)(船員)火元から離れろ!
船長。 船内放送に切り替えてください。
(スピーカー)(保科)えっ…。 お願いします。
(スピーカー)(操作音) (スピーカー)(保科)切り替えました。
(スピーカー)(船員たちの怒号) SDM気象班 晴原です。
(スピーカー)(船員たちの怒号) 私の声に集中してください。
(スピーカー)(船員たちの怒号) 私の声に集中してください。
(スピーカー)(船員)…つながってるのか! (スピーカー)(船員)次から次に何なんだ!
(スピーカー)(船員)表に逃げろ!
皆さん。 (スピーカー)(船員)早く逃げろ!
皆さんの大切な人を 心に思い浮かべてください。
(スピーカー)そして くじけそうになったとき➡
その大切な人のために 諦めないでください。
強い人なんていない。 強くあろうとする。
強い人なんていない。 強くあろうとする。
かつて 私の大切な人に そう教わりました。
諦めない心を持った者にしか 道は開けない。
(スピーカー)われわれSDMは➡
皆さんを救うことを 絶対に諦めない。
だから 最後の最後まで 一緒に闘いましょう!
(スピーカー)(保科)救命艇 用意! すぐに離脱できる準備を!
(スピーカー)(保科)救命艇 用意! すぐに離脱できる準備を!
(スピーカー)(船員)了解!
(スピーカー)(保科)晴原さん 俺の心に浮かんだのは 息子だ。
お幾つですか。 (スピーカー)(保科)来週 二十歳に。➡
妻が早くに亡くなって 男手一つで育ててきた。➡
約束してるんだ。➡
二十歳になった日 一緒に酒を飲もうと。
そのお酒 きっと おいしいですよ。
そのお酒 きっと おいしいですよ。
(スピーカー)(保科)ええ。 晴原さんにも 一杯おごりますよ。
必ずですよ。
(スピーカー)(保科)ああ 必ず。
SDM気象班から 海上保安庁に。
海上竜巻の 危険度の低い区域を さらに絞り込んで特定。
海上竜巻の 危険度の低い区域を さらに絞り込んで特定。
巡視船 4km南に進んでください。 そして サーチライトの点灯を。
(スピーカー)(担当官)伝えます。
保科船長。 今 風を真後ろから 受けてる形になってます。
風向きは変わらない。 最大スピードで ひたすら前に。
巡視船の光が見えてくるはずです。
(スピーカー)(保科)針路は変えず 全速前進!
(スピーカー)(航行音)
(スピーカー)(保科)真っ暗で光が見えない。
信じて前に。
信じて前に。
(スピーカー)(保科)了解。 (スピーカー)(航行音)
(スピーカー)(保科)前方で明かりをか…。 (スピーカー)(通信の切れる音)
保科船長 応答お願いします!
船長!
雲田。 駄目です。 つながりません。
電源部が破損したのかもしれない。
5分。
諦めずに前に進み続ければ➡
5分で巡視船まで たどりつけるはず。
(秒針の音)
(秒針の音)
(秒針の音)
5分経過しました。
(スピーカー)(担当官)こちら 海上保安庁。➡
気象観測船が沈没。
(スピーカー)(担当官)ただし 沈没前に離脱した乗組員 全員➡
保護! やった。
よし。 (優吾・山形)よし!
よし。 (優吾・山形)よし!
(スピーカー)(担当官)船長とつなぎます。
(スピーカー)(保科)晴原さん 水蒸気観測データも無事です。➡
覚悟しておいてください。➡
一杯どころじゃない。 朝まで おごりますから。
楽しみにしてます。
(スピーカー)(保科)大事な観測データ 至急 送ります。
了解。 (スピーカー)(受信音)
すぐに線状降水帯のエリアを 絞り込む。
深夜にかけて集中豪雨が起これば 避難が遅れる。
解析の結果 岐阜県 笠山市で➡
線状降水帯が発生する可能性が 極めて高い。
リードタイムを どれだけ稼げるか 時間との勝負だ。
(三崎)至急 至急 岐阜県 笠山市役所に➡
緊急事案の通達あり。➡
1時間後 倉沢町 由根町にて 線状降水帯が発生することを➡
SDM気象班が特定。➡
タイムラインをもとに 行動を開始してください。
拠点を変えた指揮車両に SDMメンバーが合流。
以後 本部の指揮は私が執ります。
(スピーカー)(立花) 災害対策基本法にのっとって➡
本部長代理は 国務大臣の誰かが担当します。
園部大臣から その指名を受けました。
現場は状況報告を。
現場は状況報告を。
現時点において 最大限留意すべき点を説明します。
総力戦です。
集中豪雨が起こるのは 2つの町の山間部。
河川の氾濫に関しては➡
水位の上昇が目に見えるので 読みやすい。
むしろ 最も留意すべきは 土砂災害。
(優吾)ハザードマップで分かる 警戒区域は➡
(優吾)ハザードマップで分かる 警戒区域は➡
地元の消防 警察 行政で 対応に当たってもらいます。
ん? あなたたちは?
警戒区域以外の対応に 全力で当たります。
その箇所も危険なんです。
警戒区域以外が危険…。
例えば ハザードマップは 傾斜30度以上が警戒基準。➡
でも 29度の崖だって 地域の特性によっては➡
かなり危ないのに 漏れてしまうんです。
(スピーカー)(上野)ボーダーエリアで 過去に何度も災害が。
(スピーカー)(上野)ボーダーエリアで 過去に何度も災害が。
今回も同様のことが起こる というのが➡
晴原統括責任者の考えなんです。
ボーダーエリアで避難が必要なのは 以下の20カ所。
(立花)自治体が避難指示を 発令しにくいエリア➡
ということですね。
予測が外れたら SDMは 非難の矢面に立ちますよ。
それは恐れていません。 命を救うためです。
現場の決定に本部が従う それがSDM。
(スピーカー)(優吾)お願いします。 各方面に働き掛けてください。
(スピーカー)(優吾)お願いします。 各方面に働き掛けてください。
これが 沢渡統括責任者が 言っていた SDMの空気ね。
(スピーカー)(立花)分かりました。 全力で対処に当たります。
あと 今回をもって 正式運用の是非を➡
決めさせてもらいます。
(山形)こういうときに プレッシャー かけてこないでほしいよな…。
あなたたちは その方が 力を発揮できるという判断です。
大臣 地獄耳だよ。
至急 市長と協議に当たります。
至急 市長と協議に当たります。
県庁にも連絡を。 (三崎)はい。
消防班は 監視警戒活動を開始する。
医療班も 現場救護態勢に。
はい。 長期戦 腹ごしらえに。
いなりずし 入ってるから。 (山形)何で いなりずしなんだよ。
疲労回復の効果あるの 知らないの?
丸山 俺も頼む。
(ひかる)はい。
助かる。
(山形) じゃあ 俺も現場に持ってくよ。
(山形) じゃあ 俺も現場に持ってくよ。
ちょっと あれこれ 調べたいこともあるから。
あれこれ? そう あれこれ。
ドライバー 頼む。 (ひかる)了解。
では われわれは 現地へ出向きます。
園部。
念のため これ持ってけ。
♬~
♬~
(梨紗子)2つの町での集中豪雨➡
すでに 2時間で 地上雨量200mmを超えています。
土砂災害が72カ所。
うち 土石流が46カ所 崖崩れが36カ所。
家屋崩壊が94棟。
ただし 現在のところ 大きな人的被害➡
死者は出ていません。
(スピーカー)こちら 気象班 晴原。➡
最新の水蒸気観測と シミュレーションからして…。
集中豪雨は トータル4時間前後。
これから後半戦に入ってく。
(スピーカー)(立花) 最後まで防ぎ切れるかどうかね。
(スピーカー)(優吾)こちら 消防班 園部。➡
倉沢町で崖崩れが 同時多発したもよう。➡
一部 避難が遅れた住人が いるようです。
(サイレン)
医療班と共に 現場に向かっています。
いずれも 晴原統括責任者が指定した➡
ボーダーエリアです。
ボーダーエリアです。
避難していなかったらと思うと… ぞっとするわね。
(上野)晴原君 何か 気掛かりなことがあるのよね?
ボーダーエリアでもない ノーマークのエリアです。
ノーマークのエリア…。
長雨と今回の集中豪雨によって 地盤の緩みは過去最大に進行。
あらゆる角度から 地域の特性を把握しないと➡
何が起きてもおかしくない。
何が起きてもおかしくない。
だから 山形さんが調査に。
(ひかる)早くしろよ。 (山形)OK OK。
(山形)絶対 ぬらさないでね。
(ひかる)これ? (山形)ぬらさないで。
特に気掛かりなのは このエリア。
念のために 避難誘導するのは?
ここに関しては 絶対的な根拠が必要だ。
ここに関しては 絶対的な根拠が必要だ。
介護施設がある。
今 避難した方が危険な可能性も 多分にある。
きっと灯も悩んだ。
あの場から離れるべきか とどまって上に行かせるべきか。
人の命が懸かってる。
諦めるな。
その言葉を掛ける側にも 責任がある。
最速で 答え 導き出します。
最速で 答え 導き出します。
♬~
(優吾)倒れてきた家屋で➡
脱出不能の要救助者が。 (女性)助けてください。
(隊員たち)頑張りましょう。 大丈夫です 大丈夫です。
(優吾)挟まれて もう1時間半以上 たっている可能性がある。
(片瀬)活動スペース 完了。 (優吾)了解。 お願いします。
(片瀬)活動スペース 完了。 (優吾)了解。 お願いします。
(池田)機材 搬送します。 (優吾)了解。
(池田)お願いします。 (隊員)はい。
(早霧)分かりますか? お名前 言えますか?
(歩美)泉沢です。 助けて…。
大丈夫ですよ。 はさみ 下さい。
(渡辺)はい。 (早霧)見せてもらいますね。
(優吾)足以外に つらいとこありますか?
(渡辺)お願いします。
ズボン 切りますね。
動かせますか? 感覚はありますか?
動かせますか? 感覚はありますか?
(歩美)ないです。
(スピーカー)こちら 気象班 晴原。
向かい側の斜面でも 崖崩れが 起こる可能性が非常に高い。
まずは 要救助者を外に。
ここで すぐに 処置しないといけない。
ライン取って。 (渡辺)はい。
泉沢さん このままだと 命の危険があります。
大丈夫。 必ず助けます。
大丈夫。 必ず助けます。
要救助者は クラッシュシンドロームの可能性が高い。
(スピーカー)(早霧)心電図 張りますね。
停滞したカリウムが 解除の瞬間 全身に流れてショックを起こす。
筋膜を切開。 大量輸液して 運び出さないといけない。
(スピーカー)でも いつ土砂崩れが起きても おかしくないです。
諦めない。
汐見さんは 処置に集中してください。➡
自分が守ります。
晴原さんに託されているものを。 (片瀬)了解。
レーザースキャナーを使って➡
レーザースキャナーを使って➡
斜面の傾斜角度を リアルタイムで 測定可能なんですよね。
現在の傾斜角度は28度。
あと0.5度動いたら限界点だ。
ただ 雨が降っていて どうしても誤差が大きくなる。
余裕を持って動け。
(優吾)外の斜面の測定を! (片瀬)了解!
退避するタイミングを 教えてください。
了解。
私が対応する。
晴原君は やるべきことがあるでしょ。
諦めたくない。
それは 私も同じだから。
お願いします。 フォローします。
メス。 (渡辺)はい。
(優吾)もう少し頑張りましょうね。
目を閉じて 深呼吸をして 空を見上げる。
えっ…。
やってみてください。
やってみてください。
(息を吸う音)
(息を吐く音)
(優吾)汐見 早霧。
あなたなら やれる!
出た いつものやつ。
ええ いつものです。
メス。 (渡辺)はい。
(優吾)すぐに出れますからね。 あともう少し頑張りましょう。
(早霧)ペアン。 (渡辺)はい。
♬~
♬~
斜面の0.1度の傾き。 もうすぐリミット。
(池田)到着! (優吾)よし スプレッダー 設定準備!
(池田)よし!
メッツェン。 (渡辺)はい。
(早霧)筋膜 切開して ドレナージ開始。
(渡辺)はい。
限界点を超えた。
(早霧)ガーゼ。 (渡辺)はい。
あと少し。
あともう少しですよ。 頑張りましょうね。
ドレナージ完了。 消毒して創部保護。
(渡辺)はい。 (優吾)要救助者の搬送準備!
了解!
処置終了。 (優吾)スプレッダー 持ち上げ開始!
(池田)了解! 後ろ通ります。
(渡辺)もらいます。 (優吾)お願いします。
(渡辺)もらいます。 (優吾)お願いします。
(池田)準備よし! (優吾)操作 始め!
よし! (池田)解除!
(優吾)搬出準備完了。➡
持ち上げ開始 1 2 3!
(早霧)心電図 異常なし。 (隊員たち)よし。
(優吾)移します 1 2 3!
(隊員たち)よし。 (優吾)直ちに脱出開始!
(隊員たち) よし! 運びます! 1 2 3!
(優吾)周り見て しっかり。 (池田)了解!
(優吾)ううっ!➡
ぐっ… うう…。
先に行って! (上野)傾斜角が さらに増加。
至急 脱出を!
(早霧)肩につかまって。➡
大丈夫? 立てる?
ああっ…! (早霧)うっ…。
(早霧)大丈夫?
<(土砂崩れの音)
(優吾)まずい! (土砂崩れの音)
(スピーカー)(ノイズ)
(スピーカー)(ノイズ)
えっ!? 応答してください!
お願い 応答を!
(スピーカー)(早霧)こちら 汐見。
2人とも無事です。
(一同)よし! よっしゃ~!
(優吾)ああ… くっ… ああ…。
汐見 早霧。 やっぱり あなたは すごい人です。
それ 言い続けて。 妙に勇気もらえるから。
あと…。
ありがと 助けてくれて。
雨が…。
雨がやんだ。
(上野)停滞していた雨域は もうない。
まだ終わってない。 ここからが正念場だ。
ノーマークのエリアにも 危険が迫ってる。
ノーマークのエリアにも 危険が迫ってる。
山形 報告を。
まず 地形的に 付近の山の上流にはため池がある。
次に 斜面に 保安林指定された➡
アカマツが 植えられているはずなのに➡
松くい虫で枯れて 対応が手付かずのまま。
そして マグマが冷えて固まった 花こう岩の風化した地盤。
それらの条件と土壌雨量指数を 踏まえた結果➡
極めて危険な土石流が起こる 可能性が高い。
警戒すべきは➡
土石流の中に交じる巨大な石 コアストーン。
土石流の中に交じる巨大な石 コアストーン。
現在の条件下で 土石流が起こると➡
コアストーンは 浮力によって先頭に来る。
それによって 通常なら被害が 軽くなる位置の下流部まで➡
大きな被害を及ぼす。
その下流部にあるのが 介護施設。
至急 避難が必要。
現在 地元の消防警察共に➡
いまだ おのおの 対応に当たっています。
いまだ おのおの 対応に当たっています。
緊急で人員を割くことは 不可能です。
しかも 周辺区域は 道路が寸断されている箇所もある。
(スピーカー)(沢渡)でも 諦めない。
暑苦しいのが SDMの売りだからねぇ。➡
本部長代理から 万が一に備えて いつでも動けるように➡
指示を受けたんですよ。
指示を受けたんですよ。
切り札を残しておいたんでしょ 藍ちゃん。
人前で… 下の名前 呼ばない。
それに今の わざとですよね。
ハァ…。
これだけの大災害。
ただ 今のところ 死者は出ていない。
この奇跡を 最後まで貫いてください。
(一同)了解!
誰かが諦めそうになっても 他の誰かが諦めない。
だから こぼれていく命を 救うことができる。
上野さんがSDMを離れるの 反対です。
SDMには 上野さんが必要です。
心の底から そう言える?
この5年 ずっと晴原君は苦しんできた。
それが分かっていて➡
見て見ぬふりをしてきた。
上野さんも苦しんできた。
そうですよね。
もう自分を許してあげてください。
もう自分を許してあげてください。
話せない事情があった。
それを胸の奥底に押し込んで➡
ただひたすら➡
灯が夢見たSDMのために 尽くしてくれた。
上野さんは かけがえのない仲間です。
それは何があっても変わらない。
灯が俺の立場であっても そう言うと思います。
♬~
現場で土石流が起こるタイミングを 見極める必要がある。
俺は現場に向かいます。 私も行きます。
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
逃げ遅れた人がいないか 念のため確認!
(警察官たち)はい!
周辺の川が濁って 流木が流れている。
これだけの雨だったのに 川の水かさが減り始めてる。
これだけの雨だったのに 川の水かさが減り始めてる。
土石流が起こる兆候 ってことですか。
間違いない。
沢渡さん 避難 急いでください。
了解。
(山形)本井川1km上流で 小規模な土石流が発生。
(山形)さらに上流部で 次の土石流が発生する兆候が。
いずれ第二波が来る。
残り あと数名。
避難は順調に進んでいます。 もうすぐ完了予定。
避難は順調に進んでいます。 もうすぐ完了予定。
この大災害 SDMが対応していなければ➡
どれだけの命が失われたのか。
やはり SDMは この国の希望になる。
急がないで大丈夫ですよ。
最後の避難者だ。 乗車完了。
出せ。
(スピーカー)(山形) 上流部で大規模な土石流が発生。
すでに本井川周辺の避難は 完了してます。
♬~
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先生? ここに来る。
ここに土砂が来る! 今すぐ南に逃げてください!
土砂に対して直角に! 俺はバスを止める!
ここに来る。 ここに土砂が来る!
今すぐ南に逃げてください! 土砂に対して直角に!
俺はバスを止める!
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止まって! 止まって!
止まってください!
下がってください! 後ろに下がって!
急いで!
まさか…。 (ひかる)いったい何が!?
(山形) 第一波がつくった堆積土砂で➡
第二波が進路を変えて➡
晴原さんたちがいる場所に。
♬~
早く!
急いで!
急いで!
<(ごう音)
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