All language subtitles for 1122.For.a.Happy.Marriage.S01E03.JAPANESE.WEBRip.AMZN.jp[sdh]

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Original subtitles

(二也(おとや))どうして 俺は

一子(いちこ)ちゃん側の 公認不倫の可能性を

考えてこなかったんだろう

(一子)今日は第3木曜日

月に一度の 夫が恋人と過ごす夜

そして 今日は

私の初めての風俗記念日

♪~

~♪

(一子)おめでとう

(太郎(たろう))ホントにありがとう

(一子)おめでとうございます (ゆり子(こ))ありがとうございます

(ゆり子・一子)はじめまして

(ゆり子) あ… あの あれ 見ました

あの… 上原(うえはら)のお店のサイト すっごく すてきでした

(一子)ああ… 見せた?

(太郎)ごめん よすぎたから 見せちゃった

(一子)お恥ずかしいです

(ゆり子) すっごい かわいかったです

(一子)ありがとうございます もう 必死に仕上げて…

お店も すごい いいので ぜひ よかったら

かわいいし

あれ? 山根(やまね)さん?

えっ 相原(あいはら)さん?

えっ お知り合いだったんですか?

(二也)うん (太郎)あれ?

そこ つながってたの?

(太郎)仕事? (二也)うん

会社のホームページで お世話になってて

あ… 太郎とは 大学のサークル仲間で

えー そうだったんですね

でも 二也 仕事してんだな ホントに

えっ 俺 どんなイメージ?

いや… 逆に どんなイメージ?

してるよ

(水野(みずの))あれ? 相原君 久しぶり

おー 久しぶり

あっ こちら ウェブデザイナーの山根さん

(一子)はじめまして (水野)どうも

講苑社(こうえんしゃ)で編集やってる 水野です

相原君とは大学が一緒で

(二也)うん

てか 相原君って 何の仕事してるんだっけ?

俺 文具メーカー

ふーん… え… 何てとこ?

シロバンビって会社

知らないな

てか 君 マスコミ志望じゃなかったっけ?

(二也)あー 言ってたかも

かもじゃなくて 話したじゃん

変わってないね 相原君

昔から 結構 忘れっぽくて ブレまくりだもんね

(水野)それにさあ (一子)あっ

相原さん あの…

あちらに 相原さんに

ご挨拶したいという方が いらっしゃって

(一子)ちょっと いいですか? (二也)えっ…

失礼しますね 水野さん

あ… ええ

ここ 建物は すてきだけど お酒 少ないですよね

え?

ああ…

…で 僕に 挨拶したい人っていうのは

あ… あれ ウソです

え?

(一子)すいません いたたまれなくて つい

何か見てて ハラハラというか

ムカムカというか

ああ…

いや 彼女 いわゆる元カノで

(一子)あー なるほど

やなもの見せちゃって すみません

(一子)あっ いえ 別に 私は大丈夫ですけど

あんなの 黙って聞いてることないのに

まあ そうなんだけどね

彼女と別れた時 ゴタゴタしたから

それに ほら

まだ 俺に ムカついてんのかなと思って

それが うれしいとか?

(二也)ん?

いや ううん そういうのは もう一切ないけど

いずれにしても いい人すぎるでしょ

ううん 優柔不断なだけで

それに 忘れっぽくて

ブレまくりだし

結構 効いてる

(笑い声)

山根さん

軽く飲み直さない?

お礼に ごちそうするよ

はい

あ…

ここ…

(二也)この辺 詳しいですか?

(一子) この辺は あんまり詳しくなくて

(二也)ああ…

(一子)あ… どっか 知ってるお店とか あります?

(二也)ちょこちょこ

(一子)ちょこちょこ…

(二也)あ… この店 どうですか?

前から 気になってて

(一子)へえ… え… 行ってみましょう

(二也)いいですか? (一子)はい

(二也)じゃあ

(グラスを合わせる音) (二也・一子)お疲れさまです

(二也・一子)乾杯

うん おいしい

おいしい… おいしいですね

(店員)お二人は長いんですか?

(2人)えっ?

(店員)いや おつきあいされて

(二也)あ… いや… (一子)つきあってないです

(店員)すいません (二也)いやいや

(一子)いえいえ

(店員)お似合いだったもんで

ありがとうございます

(二也)ありがとうございます

恥ずかしい

(二也)恥ずかしいですね (一子)恥ずかしいです

(一子)あの日の私は

仕事で接点のある 相原さんが

2人で飲もうと誘ってくれて

少し浮かれていた

ほのかな好意を持っていたから

ほのかな好意を持っていたから

(二也) どうして 今の仕事を

ほのかな好意を持っていたから

ほのかな好意を持っていたから

始めたんですか?

始めたんですか?

(一子)仕事ですか? (二也)はい

(一子)まあ でも 楽しいは楽しいですかね

(二也)うーん…

たぶん 好きなんだと思います

すてきですね

(一子)すてきですか? (二也)はい

(二也) 一子ちゃんは きれいで愉快で

暗い店内で 発光して見えた

(一子)そして

今 ここ

(二也)そして

今 これ

(一子・二也) 何が どうして こうなった?

イッタ…

あ… ちょっ…

あっ…

あ…

ヤベ… イテッ…

あっ ヤバい

ヤバい ヤバい…

ヤバい ヤバい ヤバい ヤバい

あ… ヤバい…

(ノック)

(一子)はい

(ドアが開く音)

(礼(れい))こんばんは

(一子)こんばんは

(礼)お待たせ

(一子)いえ…

(ドアが閉まる音)

(礼)うわ すげえ

広いし 天蓋とかあるし

一子さん きれいなホテル ありがとう

(一子)どういたしまして

(礼)いったん座ろうか

(一子)うん

(礼)あ…

一子さん これ どうぞ

京都のあめ屋さんの

(一子)かわいい

(一子)ありがとう (礼)うん

はい あ~ん…

おいしい?

おいしい…

何か聞きたいことあったら 答えますよ

初めてだし

礼君は…

何をしている人なのですか?

僕 日中は大学 通ってます

(一子)学生さん…

ちゃんと 二十歳は超えてるんで 安心してください

(一子)はい

(礼)そうだ

僕 最近 マッサージ練習してて

よかったら やってみません?

(一子)うん

じゃあ

ここに

気持ちいい

首と背中 硬いね

仕事で目 よく使ってる?

パソコンとか

やっぱり

ベッド 行こうか

うん

(礼)つかまって

いくよ

キスしていい?

(一子)うん

甘い味がする

(携帯電話の通知音)

(携帯電話の通知音)

メールだから 大丈夫

(礼)うん

(携帯電話の通知音)

ごめん… 音 消すね

(礼)うん

大丈夫?

(一子)うん

あの…

何か

夫が ぎっくり腰に なっちゃったみたいで

(礼)そうなの

え… 大丈夫?

(一子)今は 家で 休んでるみたいなんだけど

何か つらそうで

(礼)そっか

それは心配だね

一子さんは どうしたい?

ごめんなさい

やっぱ 気になっちゃって

だよね

(一子)お代 置いていきますね

(礼)ううん 何もしてないから

いやいや そんな…

(礼)ひとまず…

すげえ残念だけど しかたないね

あの…

(礼)ん?

もう1回 キスして

(礼)うん

一子さん

今日の分は いいから

また指名してほしいな

(一子)うん

ありがとう

(礼)うん

(ドアが開く音)

(一子)ただいま (ドアが閉まる音)

(施錠音)

(一子)おとやん

おとやん

おとやん

大丈夫?

(二也)一子ちゃん…

(一子)どんな感じ?

(二也)いや マジできてる…

痛み通り越して しびれてきた

(一子)あ… 病院は?

(二也)行った

痛み止めと湿布 もらってきた

(一子)うんうん

ごはんは?

(二也)食べてない

(一子)バナナとか食べる?

(二也)食べる

(一子)ちょっと待ってて

(二也)一子ちゃん (一子)ん?

ありがとう 帰ってきてくれて

忙しいのに ごめんね

(一子)ううん

(二也)あのさ 一子ちゃん

(一子)ん?

(二也)いや…

(一子)うん

(二也)ああっ 冷た… (一子)あー ごめん ごめん…

ごめん ん? 何?

(二也)うん…

弱ってる時とか 痛む時に

自分を よく知ってる人が 一緒にいてくれるのって

こんなにも 心強いものなんだなって思って

ホントにありがとね

(一子)夫婦だからね

持ちつ持たれつってことで

これ 足 下ろせる?

(二也)あ… うん

(二也・一子)はい

(二也)よっ… (一子)足 下ろして… こっちか

(二也)うん (一子)せーの

(二也)ああ~! (一子)あー 痛い 痛い 痛い…

(二也)ああ… (一子)あ~ いけた?

(一子)フフッ (二也)ああ…

(一子)よいしょ

はい バンザーイ

(一子・二也)よっ

(二也)い~ (一子)はい

(二也)年 取ったら こんな感じになるのかな

(一子)ん?

俺 一子ちゃんのこと ばっちり見るから

(一子)そん時は よろしく

(二也)うん

よいしょ

(一子)いける? あっ もらう

(二也)おお…

(二也)おお… おっ… (一子)頑張れ 頑張れ!

(一子)はい (二也)ああ…

(二也・一子)ああ…

(一子)はい 寝れた

(二也)うん ありがとう

(一子)うん

(二也)ん… ああ…

ああ…

(一子)大丈夫?

(二也)うん… (一子)うん

(一子) これは 恋ではないと知っている

でもね おとやん

今の私は

他の人に恋をしている あなたの気持ちが

少しだけ分かるよ

でも それは

私の秘密

(恵(けい))えっ!

一子 風俗 行ったの?

(一子)ねえ ちょっと 声が大きい

(恵)マジごめん

すいません すいません

マジごめん マジごめん マジごめん

(一子)ねえ そういうの どう思う?

(恵)全然 いいでしょ

全然あり

ていうか 待って

どうだったの?

じゃなくて 待って どんな人が出てきたの?

いや…

もう…

すごかった

(恵)マジ?

美って感じ

美!

あー… 都市伝説じゃなかったんだ

いや でも あれは 都市伝説級のイケメンだったね

(恵)はあ…

(恵)で? (一子)ん?

どうだったの? あっちのほうは

それがさ

すごいタイミングで おとやんが ぎっくり腰になっちゃって

(恵)は?

私 すぐ帰っちゃったんだよね

え… 何それ

え… 待って それって…

それって 一子的には残念なの?

あー どっちもかな

やっぱ 迷いっていうか

罪悪感みたいなのもあるしね

(恵)罪悪感って 二也さんに対して?

うん

なんで?

向こう 好き勝手やってるんだからさ

むしろ 一子が その権利を行使したほうが

相原家のルール的には フェアなんじゃないの?

いや まあ ルール的には そうなんだけど

あんまり おとやんには 知られたくないんだよね

(恵)風俗行きを? (一子)うん

いや 何か

家族だろうが 恋人だろうが

性の部分は それぞれ 個人的なものなのかなって

だから それを つまびらかに知られるのは

すごく恥ずかしいんだよね

それって きっと おとやんも同じことで

不倫してようが してまいが やっぱ…

それぞれの性は それぞれのものなんだよ

それで 不倫を公認にしたら

いろいろ割りきれるのかなって 思ったんだけど

じゃあ…

公認不倫は やっぱり無理?

中止?

いや うーん…

試行錯誤中ですな

(恵)じゃあ 結局 続行なのね

うん だって…

混沌(こんとん)の先に 夫婦の安寧が見つかる可能性も

なくはないし

(恵)うーん…

難しいね 夫婦

むず… 難しいよ 夫婦

(恵)ふーん… 混沌ね

混沌すぎない?

ちょっと 度は過ぎてるかもしれない

(店員)いらっしゃいませ

(美月(みつき))お待たせ

(二也)ううん

(美月)今日 寒いね (二也)ねっ

(美月)あ… 腰の具合 どう?

(二也)だいぶ よくなったよ

まだ 座りっぱなしとかは キツいけど

(美月)あ… そっか (二也)うん

(美月)じゃあ 今日 早めに帰るようにしようね

(二也)うん

あ…

(店員)いらっしゃいませ

(美月) レモンティー お願いします

(店員)かしこまりました

(二也)美月さん 今日の花 何だった?

(美月)デンドロビウムと 金柳とか…

(二也)ふーん…

(美月)先生 二也さんが休みで さみしそうだったよ

あ…

(美月)来週は来れそう?

うん 来週には よくなってると思うし

ていうか…

今日 ごめんね

(美月)何が?

ホテルとか 行けなくて

いいよ そんなの

いや そんなのってことでも ないけど

あれ… もしかして そのこと気にしてた?

(二也)ちょっとね

じゃあ それは また 今度 ゆっくりね

しばらく そういうのが ないのは平気

でも 二也さんが弱ってる時

何もできないのは ちょっと つらかったかな

(店員)お待たせしました レモンティーです

(美月)ありがとうございます

お互いに家族がいるから 当たり前なんだけどね

夫婦じゃなくて 不倫だってことが

初めて つらいなって思ったの

二也さん

はい

荒唐無稽(むけい)かもしれない質問 してもいい?

荒唐無稽…

どうぞ

私と息子と

二也さんと

3人で暮らすっていうのは ありえない?

美月さん…

(せき込み)

(二也)あ… あんまり…

家のこと踏み込むの あれだけど

旦那さんと何かあった?

(美月)ううん

何もないよ

ごめんね びっくりさせて

特別 何かあったわけじゃなくて

ちょっと… いろいろ詰まっちゃってて

ひろのこととか

旦那さんには? 相談できないの?

(美月)うん…

忙しいし あんまり時間ないみたい

そっか

あ… 私 働こうかと思ってるんだ

パートとかで

(二也)そうなんだ

(美月)うん

ひろも 今の療育が合ってるみたいで

だいぶ落ち着いてきたし

ちょっと 環境を変えたいなと思って

(二也)うん いいと思う

美月さん 帰国子女だし

前も 翻訳の仕事してたんでしょ?

でも 全然 厳しいよ

キャリアなしで ブランク5年だもん

実務経験あるのは やっぱ強いから

美月さんなら きっと いいとこ見つかるよ

(美月)うん ありがとう

俺に何かできることあったら 何でも言ってね

(美月)うん

じゃあ まずは…

腰 治さないとかな

あ…

そうだね

(二也)勇気が必要であったろう 彼女の問いに

向き合うことができなかった

美月さんと 一緒になるということは

一子ちゃんと別れて

血のつながらない ひろ君と

3人で新しい生活を ゼロから作るということ

俺には その覚悟はない

あっ すんません あ…

ハァ…

結局 ときめきと肉欲だけ?

いやいや 違うって

(自転車のベル)

あっ…

人としても ちゃんと好きだし

好きだけど…

あれは ちょっと重いかなって

“あれ”?

え?

ちょっと待って

もしかして 俺 これ…

クズなのでは?

(おもちゃを片づける音)

(美月)二也さん 困ってた

ていうか 引いてたな

(美月)6つ年上の夫とは 職場が一緒だった

(話し声)

(美月) 仕事のできる人だったけれど

無口で 愛想がないので

一部の女性からは 人気があったけど

冷たい感じがするという声も 多かった

彼と関わることになった きっかけは…

(志朗(しろう))ん? 笹塚(ささづか)さん?

(志朗)ストーカーか

(美月)ええ

もともとは知人だったんですけど

知人とか 友人が そうなるの 珍しくないよ

送ろうか?

(美月)えっ?

まだ 外で待ってそうだし 裏の通用口から出よう

迷惑でなければだけど

(美月)あ… 全然 迷惑じゃないですけど

(携帯電話の振動音)

俺が出ようか

もしもし 笹塚さんの会社の柏木(かしわぎ)と申します

あなたね 今度 こういう行動があったら

会社と管轄の警察 警備会社に 報告することになりますよ

はい?

切られた

行こうか

ありがとうございます

(美月)心配した 彼は

そのあとも 時間の合う時は送ってくれた

(志朗)お疲れさま

最近は 大丈夫?

(美月)ええ おかげさまで

最近は全然 連絡来てないです

(志朗)そっか それはよかった

(美月)はい

あ… なので もう 帰り1人でも大丈夫です

お忙しいのに 何度も ありがとうございました

(志朗) いや… とにかく よかったよ

何かあったら また言って

(美月)はい

(志朗)じゃあ

あ… あの

よかったら

今日 一緒に 帰ってもらえませんか?

(志朗)え… まだ?

あ… いや そうじゃなくて

あの…

よかったら うちで お茶でも飲みませんか?

え?

(美月)どうぞ 狭いですけど

(志朗)お邪魔します

(お茶をいれる音)

(美月)どうぞ

(志朗)ありがとう

いただきます

(美月)あ… よかったら

(志朗)何これ

(美月)しるこサンドです

(志朗) しるこが中に入ってんのか…

うまいね これ

ふーん…

1938年?

え… そんなに?

(志朗)はあ… 終戦の7年前か

(美月)はい

もうひとつ いいですか?

(美月)あ… どうぞ

じゃあ 戸締まり 気をつけて

(美月)はい おやすみなさい

(志朗)おやすみ

お邪魔しました

(ドアが閉まる音)

ホントにお茶だけで帰るんだ

彼が私に初めて触れたのは

それから ずっとあとのことだった

(ドアが開く音)

(美月)おかえりなさい

(志朗)ただいま

(美月)寒かったでしょ

夕飯 食べてないよね?

(志朗)うん

美月 栓抜き 取ってくれる?

あ… ごめんなさい

(美月)はい (志朗)うん

(志朗)美月

(美月)ん? 何?

(志朗) 今日 会社から辞令が出たんだ

転勤 シンガポールに 5月から 最低3年

向こうでの ひろの療育 どうするかとか

家のこととか いろいろ よろしく

美月

顔 怖いよ

あ… ごめん

びっくりして

赴任の可能性 最初に話してたよね

それはそうだけど…

でも あまりに急じゃない?

(志朗)そう?

いずれにしても 決まったことだから

ねえ

(志朗)ん?

志朗さんにだけ

行ってもらうことって できないの?

(志朗)どうして?

こういう時にサポートするのが 家族でしょ

それはそうだけど

でも ひろは今 すごく大事な時期なんだよ

この時期に環境 変えるのは ひろには負担が大きいよ

やっと療育にも慣れてきたのに

ねえ

それって本当に ひろの話?

え?

(志朗)住居は恵まれた環境だし 教育も充実してる

ひろに合った施設 学校 先生も探せる

向こうだと 家事は メイドに任せられるから

美月も今より楽になると思うけど

むしろ ここを今 離れたくないのは 美月なんじゃない?

ひろのこと 言い訳にして

単身赴任なんてダメだよ 絶対

美月 自分で分かってるよね?

俺は 今まで 君のすることに制限つけたり

文句 言ったことないよね

信頼してたからだよ 君のこと

母親として 胸を張れる人間でいてよ

(美月)夫は分かっているのだ

私が不倫していることを

もしも 離婚したら

稼ぎもなく 浮気をしている私は

ひろの親権を 夫に取られるかもしれない

これは 夫の温情措置

今 終わらせれば 私の不貞は 恐らく不問

終わらせなければ…

(二也)あ…

(一子)おとやん

(二也)ん?

(一子)ねえ

おとやんの誕生日 どうする? 何 食べたい?

(二也)あ… そうか

何だろう… すし?

(一子)いいね すし

じゃあ 北守(きたもり)とか?

(二也)おっ いいねえ

でも 予約 取れるかな?

(一子)まあ 1か月あるから 大丈夫っしょ

電話しとくよ

(二也)うん ありがとう

(一子)ていうか 腰 どう? だいぶ よくなった?

(二也)うん 寝起きは ちょっと痛むけどね

(携帯電話の振動音)

(美月)夫の転勤が決まったの

5月には シンガポールに 行くことになると思う

そうなんだ

(美月)そう

そのこと 二也さんには ちゃんと会って伝えたくて

それで…

あ… ごめんね 忙しいのに

(二也)ううん

でも…

そっか

(美月)うん

でも 大変だね

ひろ君のこととか いろいろ

(美月)うん

いろいろね

ねえ 二也さん

(二也)ん?

もう少しだけ 仲よくしてくれる?

それは もちろん

よかった

今日も 来てくれて ありがとね

(二也)寂しい

美月さんが日本を離れて

遠くへ行くことよりも

彼女に もう会えなくなるかも しれないことに対して

そこまで ショックを受けていない 自分を寂しく思う

何なら 少し助かった

…と思ってしまっている 自分すらいる

(携帯電話の振動音)

フゥ…

(二也) 今日も うまく生けれなかったな

んっ 全然 そんなことないよ

えっ ホントに?

二也さんの すごいきれいだなって

いやいや 美月さんの いつも きれいだもん

3月に入って

空気に春のにおいが 強く混じる日が増えた

生け花教室のあと

2人で1時間ほど お茶をする

それだけの関係が続いている

僕らは 核心的なことは避けて

注意深く振る舞った

何なら よき友人であるかのように

二也さん 私

来週で生け花教室 やめるの

(二也)えっ…

あ… そうか そうだよね

最後に 二也さんと

2人で ゆっくり会いたいな

うん 俺も

じゃあ 来週は いつものところで2人で会おう

(美月)うん

楽しみにしてる

(二也)ただいま 遅くなっちゃった

(一子)おかえり お疲れさま

(二也)一子ちゃん あのさ

(一子)何?

(二也) 来週の木曜のことなんだけどね

あ~ おとやんの誕生会ね

楽しみだね

あっ 私 ごちそうするから

(二也)あ…

それなんだけどね

大丈夫 確定申告の還付金が戻るから

あ… いや そうじゃなくて

(一子)ん?

ごめん

(一子)ん?

せっかく準備してくれたのに ごめん

どうしても外せない 取引先との会食が入って…

そっか

まあ 仕事だったら 残念だけど しゃあないね

(二也)ホントごめん

その代わり 仕切り直して 一子ちゃんの行きたいとこ行こう

俺 段取りと会計 全部やるから

一子ちゃん 行きたいとこ考えといて

考えとく

じゃあ 先に お風呂入っちゃうね

(一子)うん

(キーボードを打つ音)

(ドアの開閉音)

(シャワーの音)

(一子)この時の私は

立派なサレ妻の顔に なっていたと思う

(二也)一子ちゃん (一子)ん?

(二也)先に寝るね

(一子)うん おやすみ

(二也) 一子ちゃん お風呂入りなよ

(一子)入る入る

じゃあ おやすみ

(一子)おやすみ

(ドアが閉まる音)

(一子)2人とも いい年だけど

お互いの誕生日は

1年の感謝と ねぎらいを 表す日にしようって

大事にしてきたはずだった

だったのに…

それはないじゃん

おとやん

(操作音)

(キーボードを打つ音)

(二也)一子ちゃん (一子)ん?

(二也)今日 俺 遅くなるから 先に寝てて

(一子)うん

あ… 私も 打ち合わせで ちょっと遅くなるかも

(二也)そっか

(一子)おとやん

(二也)ん?

誕生日 おめでとう

いってらっしゃい

ありがとう

いってきます

(一子)品行方正ではない

ゆがんで矛盾した夫婦関係

しばらく こんな時期が続くのかもしれない

(一子)でも…

それでもいいじゃないか

いずれにしても私たちは

夫婦の継続を望んでいるのだ

(美月)先生 今まで お世話になりました

(先生)柏木さん

これからも よかったら ご自分で続けてみてくださいね

(美月) はい ありがとうございます

(先生)じゃあ お元気で

はい

ありがとうございました

(生徒たち)こちらこそ お世話になりました

(美月・生徒) ありがとうございました

(生徒)お世話になりました

(先生)寂しくなっちゃうね

(生徒)寂しくなりますね

(生徒)すごい寂しくなっちゃう

(二也) 一子ちゃんは きっと気づいてる

俺が 今日 彼女と会うということに

(ノック)

(二也)一子ちゃん

悲しんでる? あきれてる?

お待たせ

(美月)うん

(二也)いずれにせよ 一子ちゃん

これが最後だから

(ドアが閉まる音)

(礼)久しぶりだね 一子さん

(一子)うん 久しぶり

(礼)今日も きれいだね

どうも

一子さん

(一子)ん?

トラブル回避のために 確認しておきたいんだけど

今日って 最後までしちゃって 大丈夫なんだよね?

はい

お願いします

(礼)うん

(一子)礼君 さすが エスコート うまいし

前よりは緊張しない

よし 決めた

思いっきり 楽しもう

おとやんのことも

今日は もう思い出すの やめよう

これ プレゼント

(二也)えっ 何? ありがとう

開けていい?

もちろん

(二也)わ~!

ハサミと剣山セットだ

ありがとう

二也さん

今まで ホントにありがとう

今日で お別れしなきゃ

(二也)うん

二也さん

セックスしよう

美月さん

こういうのは

もうやめよう

(美月)え?

俺…

美月さんの 友達になれたら うれしい

友達って…

友達っていうのは

その…

困った時に相談に乗ったりとか

応援したりとか

あ… いや…

あのね 美月さん

うち 夫婦仲 最近 ちょっと微妙なんだ

公認不倫だけが原因じゃないけど

やっぱり それが 大きかったんだと思う

でも これから 立て直そうと思って

だから これからは

俺も 美月さんも

自分の家族を 一番に大切にしていこう

きちんと それぞれの家庭に 向き合ってさ

それで 困ったことがあったら

いつでも相談できる 友達…

…に なれたらなって思うんだけど

どうかな?

美月さん?

(美月)いい気分?

(二也)え?

夫婦の再構築を宣誓できて

今…

いい気分?

さっぱりした?

いや そんな…

ごめん

俺…

何か変なこと 言ったかな?

美月さん?

あっ! ああっ…

(うめき声)

私と別れても

♪~

♪~

♪~

他の人とセックスなんか しないでほしい

(一子)おとやんが彼女に 局部を刺されている時

私は 風俗の男の子と めちゃくちゃセックスしていたのだ

(二也)イッテえ…

ヤベえ

ヘヘヘッ…

(一子)お願いして ホントによかった

(礼)普通に すごい嫌だったんじゃない?

旦那さんに恋人ができたの

変わらないといけない あなたも私も

(二也) 機能って大丈夫でしょうか?

(一子)おとやんが

他の人と恋人になるの

すごく嫌だったんだって

やっと気づいたんだ

~♪

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