All language subtitles for 11 [字]-2023-09-14-JPTVclub
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1
00:01:57,780 --> 00:02:00,282
(義浪)すべて教えよう。
2
00:02:00,282 --> 00:02:03,619
(義浪)なぜ 澄美が斎森家に嫁ぎ
3
00:02:03,619 --> 00:02:07,319
お前の異能を封じたのかを。
4
00:02:10,292 --> 00:02:13,395
<義浪:お前が生まれる
数年前の話だ。
5
00:02:13,395 --> 00:02:18,400
鶴木貿易は ある大手取引先との
交渉に失敗し
6
00:02:18,400 --> 00:02:21,500
創業以来の
業績不振に陥っていた>
7
00:02:23,572 --> 00:02:26,909
<義浪:鶴木貿易によって
支えられていた我々は
8
00:02:26,909 --> 00:02:30,913
多額の借金を抱え
窮地に立たされた…。
9
00:02:30,913 --> 00:02:33,249
そんな矢先だ。
10
00:02:33,249 --> 00:02:37,086
我々に縁談を
持ちかけてきた家があった。
11
00:02:37,086 --> 00:02:41,924
どこからともなく
薄刃家存続の危機をかぎつけ
12
00:02:41,924 --> 00:02:45,261
多額の借金を肩代わりすることと
引き換えに
13
00:02:45,261 --> 00:02:48,764
澄美を嫁によこせと言ってきた。
14
00:02:48,764 --> 00:02:52,268
再三にわたる
相手方のしつこい申し出は
15
00:02:52,268 --> 00:02:54,468
わしが すべて突き返していた>
16
00:02:56,438 --> 00:02:59,108
<義浪:だが ある日のことだ。
17
00:02:59,108 --> 00:03:01,110
わしに相談もなく
18
00:03:01,110 --> 00:03:05,110
澄美は勝手に
婚約を取りつけてきおったのだ>
19
00:03:07,116 --> 00:03:10,286
お前は自分が何をしたか
わかっているのか!
20
00:03:10,286 --> 00:03:14,056
薄刃の血を ほかの家に
渡すことになるんだぞ!
21
00:03:14,056 --> 00:03:17,393
(澄美)このまま何もしなければ
薄刃は終わりです!
22
00:03:17,393 --> 00:03:19,395
(咳き込む声)
23
00:03:19,395 --> 00:03:22,398
澄美!
お前は何もわかっとらん!
24
00:03:22,398 --> 00:03:26,568
そんな体で お前にいったい
何ができるというのだ!
25
00:03:26,568 --> 00:03:28,968
これしか道はないのです。
26
00:03:31,407 --> 00:03:34,243
お父様… ごめんなさい。
27
00:03:34,243 --> 00:03:36,943
このバカ娘が…
28
00:03:40,249 --> 00:03:42,584
<義浪:澄美が嫁いだ
その家こそが
29
00:03:42,584 --> 00:03:44,753
斎森家だった。
30
00:03:44,753 --> 00:03:48,924
縁談という名の
契約が成立して以降は
31
00:03:48,924 --> 00:03:51,427
連絡手段を絶たれてしまい
32
00:03:51,427 --> 00:03:55,727
結果的に澄美とは
絶縁状態になってしまった>
33
00:04:00,436 --> 00:04:02,438
美世。
(美世)あ…。
34
00:04:02,438 --> 00:04:05,038
少し見せたいものがある。
35
00:04:07,609 --> 00:04:10,946
(義浪)お前には
夢見の異能がある。
36
00:04:10,946 --> 00:04:14,717
それは澄美も
持つことはなかった力だ…。
37
00:04:14,717 --> 00:04:17,219
夢見の異能…。
38
00:04:17,219 --> 00:04:19,388
この木に触れてみなさい。
39
00:04:19,388 --> 00:04:21,388
え…。
40
00:04:29,732 --> 00:04:31,732
は…。
41
00:04:46,582 --> 00:04:49,418
ずいぶん愛想のない嫁だな。
42
00:04:49,418 --> 00:04:53,255
真一 これは
ただの政略結婚ではない。
43
00:04:53,255 --> 00:04:55,591
お前の役目は わかっているな。
44
00:04:55,591 --> 00:05:00,095
(真一)はい
薄刃の異能を持つ子を 必ず。
45
00:05:00,095 --> 00:05:02,095
頼んだよ 澄美さん。
46
00:05:07,269 --> 00:05:10,606
(澄美)ハァ ハァ ハァ…。
47
00:05:10,606 --> 00:05:13,042
ハァ ハァ ハァ…。
48
00:05:13,042 --> 00:05:17,212
ぐう… うう~。
49
00:05:17,212 --> 00:05:20,382
(泣き声)
50
00:05:20,382 --> 00:05:23,982
よくやったぞ。 おお~。
51
00:05:37,733 --> 00:05:41,733
は…。
《この子 夢見の異能が…》
52
00:05:51,580 --> 00:05:53,582
(咳き込む声)
53
00:05:53,582 --> 00:05:55,584
まだ確認できないのか。
54
00:05:55,584 --> 00:05:58,420
(真一)はい 美世は幼いですし…。
55
00:05:58,420 --> 00:06:02,257
早々にでも 薄刃の異能を
手に入れられなければ
56
00:06:02,257 --> 00:06:04,760
斎森家は じきに格下げだ。
57
00:06:04,760 --> 00:06:07,763
苦労して
薄刃の血を手に入れたのだ。
58
00:06:07,763 --> 00:06:10,933
あの娘も
いつ倒れるかわからんだろう?
59
00:06:10,933 --> 00:06:14,036
美世がダメなら
早く次を産ませねばな。
60
00:06:14,036 --> 00:06:16,538
(真一)はい。
61
00:06:16,538 --> 00:06:18,938
(咳き込む声)
62
00:06:24,880 --> 00:06:27,216
《ごめんね 美世…。
63
00:06:27,216 --> 00:06:30,516
私には
もう時間が残されていないの》
64
00:06:33,222 --> 00:06:37,559
《あなたの力は 時が来れば
明らかになってしまう。
65
00:06:37,559 --> 00:06:42,231
そうなれば この家に
夢見の異能は利用され尽くし
66
00:06:42,231 --> 00:06:44,399
薄刃の家は…》
67
00:06:44,399 --> 00:06:48,904
これから あなたは一人で
生きていかなければならない。
68
00:06:48,904 --> 00:06:52,741
悲しいことや
つらいことがあるかもしれない。
69
00:06:52,741 --> 00:06:54,743
どうして異能がないのかと
70
00:06:54,743 --> 00:06:57,412
自分を
責めることもあるでしょう…。
71
00:06:57,412 --> 00:07:01,712
でも 今はその力を
封印させてちょうだい…。
72
00:07:04,586 --> 00:07:29,044
~
73
00:07:29,044 --> 00:07:31,046
う あ…。
74
00:07:31,046 --> 00:07:33,246
ハァ ハァ ハァ…。
75
00:07:35,384 --> 00:07:37,884
ごめんね 美世…
76
00:07:47,563 --> 00:07:49,565
お前にも見えたろう。
77
00:07:49,565 --> 00:07:51,900
すぐには
受け止めきれぬだろうが
78
00:07:51,900 --> 00:07:54,700
まずは 体を休めなさい。
79
00:08:09,918 --> 00:08:16,858
(呪文を唱える声)
80
00:08:16,858 --> 00:08:19,458
ウオー!
81
00:08:25,367 --> 00:08:27,869
(五道)クソ きりがないな…。
82
00:08:27,869 --> 00:08:29,871
五道さん このままじゃ…。
83
00:08:29,871 --> 00:08:32,671
(五道)弱音を吐くな!
なんとか持ちこたえるんだ!
84
00:08:34,710 --> 00:08:36,710
(五道)ぐ…。
85
00:08:43,051 --> 00:08:45,053
(五道)隊長!
86
00:08:45,053 --> 00:08:47,889
(清霞)お前たち
よく持ちこたえてくれた。
87
00:08:47,889 --> 00:08:50,892
(五道)隊長を残して
死ぬわけにはいきませんよ。
88
00:08:50,892 --> 00:08:52,894
偵察部隊によれば
89
00:08:52,894 --> 00:08:56,064
異形の群れの大部分は
すでに掃討済みだ。
90
00:08:56,064 --> 00:08:59,234
このまま
残りの異形も一気に片づけるぞ。
91
00:08:59,234 --> 00:09:01,234
(五道たち)了解!
92
00:09:05,574 --> 00:09:07,576
いくぞ!
93
00:09:07,576 --> 00:09:09,976
(五道たち)おお~!
94
00:09:18,353 --> 00:09:20,355
は…。
95
00:09:20,355 --> 00:09:22,524
は はい…。
(ノック)
96
00:09:22,524 --> 00:09:25,527
(新)おはようございます 美世。
97
00:09:25,527 --> 00:09:27,527
気分はどうですか?
98
00:09:29,698 --> 00:09:34,536
(新)フッフフ…
異能の暴走は収まりましたね。
99
00:09:34,536 --> 00:09:36,538
何も言わずとも
100
00:09:36,538 --> 00:09:39,374
あなたの顔色が
証明してくれています。
101
00:09:39,374 --> 00:09:42,044
あと これからここにいる際は
102
00:09:42,044 --> 00:09:44,046
こちらをお使いください。
103
00:09:44,046 --> 00:09:46,548
(新)これは薄刃に代々伝わる
104
00:09:46,548 --> 00:09:49,718
夢見の巫女のための特別な服です。
105
00:09:49,718 --> 00:09:51,720
美世の着ていたものは
106
00:09:51,720 --> 00:09:54,056
俺のほうで
預からせていただきますから。
107
00:09:54,056 --> 00:09:56,056
ご心配なく。
108
00:10:00,228 --> 00:10:02,230
<悪夢から解放され
109
00:10:02,230 --> 00:10:05,901
私の体は回復していく一方で
110
00:10:05,901 --> 00:10:10,572
狭い鳥かごの中で
ただただ過ぎてゆく時間は
111
00:10:10,572 --> 00:10:14,742
旦那様への思いと 後悔の念を
112
00:10:14,742 --> 00:10:17,742
日に日に
強めていくばかりでした>
113
00:10:19,747 --> 00:10:22,947
《いつだって
答えは決まっていたのに…》
114
00:10:25,253 --> 00:10:28,253
完全に自業自得ね…。
115
00:10:35,430 --> 00:10:37,530
(新)食べないんですか 美世?
116
00:10:40,268 --> 00:10:42,770
俺のことが まだ許せませんか。
117
00:10:42,770 --> 00:10:46,774
もしかして 部屋が気に入らない?
118
00:10:46,774 --> 00:10:49,110
食事が口に合いませんでしたかね。
119
00:10:49,110 --> 00:10:51,112
すぐに作り直させましょう。
120
00:10:51,112 --> 00:10:53,281
違います。
お…。
121
00:10:53,281 --> 00:10:55,283
(新)困りましたね。
122
00:10:55,283 --> 00:10:57,452
それでは
どうしたいというのですか?
123
00:10:57,452 --> 00:11:01,122
桜色の着物を返してください。
124
00:11:01,122 --> 00:11:05,322
あれは旦那様から頂いた
大事な着物なんです。
125
00:11:07,462 --> 00:11:09,464
それは無理です。
126
00:11:09,464 --> 00:11:12,734
どうしても ですか?
ええ。
127
00:11:12,734 --> 00:11:16,237
もう一度
旦那様と話がしたいです。
128
00:11:16,237 --> 00:11:18,239
なぜ?
129
00:11:18,239 --> 00:11:22,076
私が何もかも
間違っていたと思うからです。
130
00:11:22,076 --> 00:11:25,079
旦那様に合わせる顔など
ないけれど
131
00:11:25,079 --> 00:11:28,479
やっぱりちゃんと謝って
それで…。
132
00:11:30,418 --> 00:11:32,420
(新)ここを出ていきたいですか?
133
00:11:32,420 --> 00:11:34,422
許しませんよ。
134
00:11:34,422 --> 00:11:39,222
我々が… いや 俺が
どれだけ君を待っていたか。
135
00:11:41,262 --> 00:11:43,765
(新)今 どれだけ
幸福を感じているか。
136
00:11:43,765 --> 00:11:45,765
君は知らない。
137
00:11:47,935 --> 00:11:50,605
君を守りたいんです。
138
00:11:50,605 --> 00:11:52,774
どうして…。
139
00:11:52,774 --> 00:11:56,444
それが俺の役目だからです。
140
00:11:56,444 --> 00:11:58,613
お願いします。
141
00:11:58,613 --> 00:12:02,617
私はただ
旦那様に会いたいのです。
142
00:12:02,617 --> 00:12:05,453
会って 言えなかったことを
143
00:12:05,453 --> 00:12:08,253
言うべきだったことを
伝えたいんです。
144
00:12:12,393 --> 00:12:17,565
俺たちは 先祖が決めたおきてを
忠実に守ってきました。
145
00:12:17,565 --> 00:12:20,234
本当の名字を名乗ってはいけない。
146
00:12:20,234 --> 00:12:23,738
結婚相手は
親族の中でしか認められない。
147
00:12:23,738 --> 00:12:28,743
親しい友人や
恋人をつくってはいけない。
148
00:12:28,743 --> 00:12:33,414
薄刃の務めは暴走した異能者を
討伐することです。
149
00:12:33,414 --> 00:12:37,084
でも それを命じられたことなど
150
00:12:37,084 --> 00:12:39,754
俺が生まれてから一度もない。
151
00:12:39,754 --> 00:12:44,425
いくら おきてを忠実に守っても
意味がないのですよ。
152
00:12:44,425 --> 00:12:46,761
薄刃の務めを果たす日など
153
00:12:46,761 --> 00:12:49,430
やってこないのだから…。
154
00:12:49,430 --> 00:12:52,730
俺は 俺だけの役目が欲しい。
155
00:12:54,769 --> 00:12:56,771
夢見の巫女が現れた際には
156
00:12:56,771 --> 00:12:59,273
一族の中から選ばれた異能者が
157
00:12:59,273 --> 00:13:03,778
命を懸けて 夢見の巫女を守る役を
担ったそうです。
158
00:13:03,778 --> 00:13:08,115
今ならそれは
俺の役目になるでしょう。
159
00:13:08,115 --> 00:13:11,015
おそらく 君の伴侶を兼ねて。
160
00:13:19,060 --> 00:13:21,062
お願いします 美世。
161
00:13:21,062 --> 00:13:23,064
このまま ここにいてください。
162
00:13:23,064 --> 00:13:26,234
俺は君を守りたい。
163
00:13:26,234 --> 00:13:31,234
この使命を
誰にも譲りたくはないんです。
164
00:13:39,247 --> 00:13:44,085
《新:君は 自分と
同類なのだと思っていた…。
165
00:13:44,085 --> 00:13:46,254
生きる意味を失った
166
00:13:46,254 --> 00:13:49,254
俺と同じ空っぽな人間なのだと》
167
00:13:53,427 --> 00:13:55,527
美世…。
168
00:14:00,434 --> 00:14:06,107
ハァ ハァ ハァ…。
169
00:14:06,107 --> 00:14:08,109
やった…。
170
00:14:08,109 --> 00:14:10,444
異形の群れを退けたぞ!
171
00:14:10,444 --> 00:14:12,944
俺たちの勝利だ!
(みんな)おお~!
172
00:14:14,882 --> 00:14:17,885
五道 陣形を初期配置に戻せ。
173
00:14:17,885 --> 00:14:19,887
索敵部隊を再編制するぞ。
174
00:14:19,887 --> 00:14:22,387
はい あ…。
175
00:14:24,892 --> 00:14:26,992
はっ?
176
00:14:29,230 --> 00:14:31,230
コォー!
177
00:14:33,734 --> 00:14:35,734
ぐ…。
178
00:14:37,738 --> 00:14:39,738
五道!
う…。
179
00:14:43,244 --> 00:14:45,244
はっ!
180
00:14:50,918 --> 00:14:52,918
ぐ…。
181
00:14:57,591 --> 00:14:59,760
隊長!
隊長!
182
00:14:59,760 --> 00:15:02,263
隊長!
183
00:15:02,263 --> 00:15:04,263
(倒れる音)
184
00:15:09,103 --> 00:15:11,272
ここでの暮らしはどうだ。
185
00:15:11,272 --> 00:15:14,208
何か不便に感じることはないか?
186
00:15:14,208 --> 00:15:16,210
いえ 特には…。
187
00:15:16,210 --> 00:15:19,547
あの 旦那様に
188
00:15:19,547 --> 00:15:22,049
お会いすることは
かなわないのでしょうか。
189
00:15:22,049 --> 00:15:25,386
すまないが
それだけは できなんだ。
190
00:15:25,386 --> 00:15:27,388
一度だけでも構いません。
191
00:15:27,388 --> 00:15:29,890
どうか…。
フッ…。
192
00:15:29,890 --> 00:15:33,060
頑固なところは
澄美そっくりだな。
193
00:15:33,060 --> 00:15:35,062
え…。
194
00:15:35,062 --> 00:15:38,899
あのとき わしが
澄美を突き放さなければ
195
00:15:38,899 --> 00:15:42,069
こんなに早くに娘を失うことも
196
00:15:42,069 --> 00:15:45,072
孫である
お前の人生をゆがめることも
197
00:15:45,072 --> 00:15:47,072
なかったのだろうな。
198
00:15:49,076 --> 00:15:51,579
これまで
いろいろと苦労をかけてしまい
199
00:15:51,579 --> 00:15:53,914
すまなんだ。
200
00:15:53,914 --> 00:15:58,252
わしらは本来
血のつながった家族なのだ。
201
00:15:58,252 --> 00:16:02,089
何かあれば わしらが助け 支える。
202
00:16:02,089 --> 00:16:05,789
これからは遠慮せず頼ってほしい。
203
00:16:08,429 --> 00:16:11,766
いきなり
家族と言われても 困ります。
204
00:16:11,766 --> 00:16:15,466
頼れと言われても
どうしたらいいのか…。
205
00:16:17,371 --> 00:16:20,207
そもそも家族とは
なんなのでしょうか?
206
00:16:20,207 --> 00:16:22,710
こんなことも わからない私に
207
00:16:22,710 --> 00:16:25,379
皆 あきれてしまうでしょう。
208
00:16:25,379 --> 00:16:28,379
旦那様のことも
怒らせてしまいました。
209
00:16:30,885 --> 00:16:33,220
あの… 申し訳ありません。
210
00:16:33,220 --> 00:16:36,057
こんな どうしようもない話を
してしまって…。
211
00:16:36,057 --> 00:16:38,059
いや いい…。
212
00:16:38,059 --> 00:16:42,563
美世の本音を聞けてよかった。
え…。
213
00:16:42,563 --> 00:16:44,732
(義浪)少し
お前のじいさんらしいことを
214
00:16:44,732 --> 00:16:46,734
言わせてもらうとな。
215
00:16:46,734 --> 00:16:51,072
今のように 自分では
抱えきれなくなったものを
216
00:16:51,072 --> 00:16:53,908
分け合えるのが 家族ではないか?
217
00:16:53,908 --> 00:16:56,077
分け合う?
218
00:16:56,077 --> 00:16:58,412
頼るというのは
219
00:16:58,412 --> 00:17:01,916
他人に丸投げする
という意味ではない。
220
00:17:01,916 --> 00:17:04,752
一人で持つには重すぎる荷物を
221
00:17:04,752 --> 00:17:08,589
いくらか持ってもらうことだと
わしは思う。
222
00:17:08,589 --> 00:17:12,026
あきれさせても
怒らせても よい。
223
00:17:12,026 --> 00:17:15,863
そんなことで
家族の絆は壊れたりせん。
224
00:17:15,863 --> 00:17:19,533
母が この家を
出て行ったときもですか?
225
00:17:19,533 --> 00:17:21,535
(義浪)確かに あのときは
226
00:17:21,535 --> 00:17:24,371
我を忘れるほど 怒ったな。
227
00:17:24,371 --> 00:17:28,209
母を
嫌いにはならなかったのですか?
228
00:17:28,209 --> 00:17:30,878
嫌いになどなるものか。
229
00:17:30,878 --> 00:17:33,214
(義浪)許さんと思う以上に
230
00:17:33,214 --> 00:17:35,549
澄美のことが大事だった。
231
00:17:35,549 --> 00:17:38,249
今となっては後悔しているよ。
232
00:17:40,221 --> 00:17:42,723
(義浪)わしは
守るべきものを見誤り
233
00:17:42,723 --> 00:17:46,894
大切な娘を失ってしまったと。
234
00:17:46,894 --> 00:17:49,396
そして 美世。
235
00:17:49,396 --> 00:17:54,068
わしはお前のことも
等しく 大切に思っているよ。
236
00:17:54,068 --> 00:17:56,570
私?
ああ。
237
00:17:56,570 --> 00:17:58,906
あの時 澄美が嫁に行ったから
238
00:17:58,906 --> 00:18:02,743
お前が生まれ
わしらは生き永らえた。
239
00:18:02,743 --> 00:18:06,943
こうして出会えて
本当に幸せだ。
240
00:18:10,417 --> 00:18:14,688
《おじい様も
私と同じだったのね。
241
00:18:14,688 --> 00:18:17,191
本心と違うことを言って
242
00:18:17,191 --> 00:18:21,529
大切な人を傷つけてしまった
後悔を抱えて…。
243
00:18:21,529 --> 00:18:25,929
そしてお母様は
私の幸せを願って…》
244
00:18:34,375 --> 00:18:40,548
~
245
00:18:40,548 --> 00:18:46,053
《澄美:いつかきっとこの力が
必要になる時が来る。
246
00:18:46,053 --> 00:18:48,055
だから…》
247
00:18:48,055 --> 00:19:25,859
~
248
00:19:25,859 --> 00:19:29,863
美世 愛してるわ
249
00:19:29,863 --> 00:19:31,863
お母様…。
250
00:19:33,867 --> 00:19:44,545
~
251
00:19:44,545 --> 00:19:48,245
(義浪)どうやら 澄美の封印は
完全に解けたようだな。
252
00:19:51,218 --> 00:19:53,721
(新)おじ君!
253
00:19:53,721 --> 00:19:55,723
どうした?
254
00:19:55,723 --> 00:19:58,392
軍から 今しがた
連絡があったのですが…。
255
00:19:58,392 --> 00:20:01,395
なに 久堂が!
256
00:20:01,395 --> 00:20:04,395
は… 旦那様が
どうなされたのですか!?
257
00:20:06,900 --> 00:20:10,404
久堂清霞が
異形に襲われて倒れました。
258
00:20:10,404 --> 00:20:12,406
(新)詳しくはわかりません。
259
00:20:12,406 --> 00:20:16,076
作戦行動中に負傷したようで
意識が戻らない と。
260
00:20:16,076 --> 00:20:18,276
うそ…。
261
00:20:20,581 --> 00:20:22,916
どこに行くつもりですか!
262
00:20:22,916 --> 00:20:24,918
待ってください!
263
00:20:24,918 --> 00:20:27,418
旦那様のもとへ
行かせてください!
264
00:20:30,758 --> 00:20:34,261
私 諦めたくないんです。
265
00:20:34,261 --> 00:20:37,264
君を行かせることはできない。
266
00:20:37,264 --> 00:20:39,264
いいえ 意地でも押し通ります!
267
00:20:41,268 --> 00:20:43,270
(新)そうじゃない。
268
00:20:43,270 --> 00:20:45,606
この家に美世を留め置くよう
望んでいるのは
269
00:20:45,606 --> 00:20:48,108
俺ではないんです。
え…。
270
00:20:48,108 --> 00:20:52,613
俺は ある人物と
取り引きをしました。
新!
271
00:20:52,613 --> 00:20:55,613
もう美世には
うそをつきたくないんです!
272
00:20:58,786 --> 00:21:02,456
取り引きの相手は 帝です。
え…。
273
00:21:02,456 --> 00:21:05,292
(新)夢見の巫女を
取り戻したいという
274
00:21:05,292 --> 00:21:09,463
薄刃家の悲願成就に
帝は手を貸してくださった。
275
00:21:09,463 --> 00:21:12,232
その代わり 今後は
276
00:21:12,232 --> 00:21:16,070
美世と他の異能者との接触を
一切禁じ
277
00:21:16,070 --> 00:21:18,072
夢見の巫女の存在を
278
00:21:18,072 --> 00:21:21,575
完全に秘匿せよと
命じられたのです。
279
00:21:21,575 --> 00:21:23,577
どうして…。
280
00:21:23,577 --> 00:21:25,579
陛下が
何をしようとしているのか
281
00:21:25,579 --> 00:21:27,581
俺にはわかりません。
282
00:21:27,581 --> 00:21:30,084
命に背けば 薄刃家だけではなく
283
00:21:30,084 --> 00:21:34,484
美世もどんな罰を受けるか…。
そんな…。
284
00:21:38,258 --> 00:21:40,458
な… おじ君…。
285
00:21:46,266 --> 00:21:48,435
俺は君を諦められません。
286
00:21:48,435 --> 00:21:51,935
君が 久堂清霞を
諦められないように。
287
00:21:54,775 --> 00:21:57,611
でも 俺も腹を決めました。
288
00:21:57,611 --> 00:22:00,114
君は行きたいのでしょう?
289
00:22:00,114 --> 00:22:02,950
久堂清霞のもとに。
え…。
290
00:22:02,950 --> 00:22:06,954
その代わり 俺も一緒に行きます。
291
00:22:06,954 --> 00:22:08,956
君を守るために。
292
00:22:08,956 --> 00:22:12,893
(義浪)まったく かなわんな。
293
00:22:12,893 --> 00:22:16,563
お前も美世も わしの大事な孫。
294
00:22:16,563 --> 00:22:21,068
お前たちを応援するのも
祖父の役目だ。
295
00:22:21,068 --> 00:22:23,468
さあ 行きなさい。
296
00:22:28,242 --> 00:22:30,442
ありがとうございます!
297
00:22:37,918 --> 00:22:39,920
《旦那様…。
298
00:22:39,920 --> 00:22:42,220
どうか ご無事で…》
299
00:22:47,094 --> 00:22:49,096
(五道)どうして…。
300
00:22:49,096 --> 00:22:51,496
俺なんかのために 隊長が…。
301
00:22:53,434 --> 00:22:55,769
ハァ ハァ ハァ…。
302
00:22:55,769 --> 00:22:58,272
旦那様!
美世さん!
303
00:22:58,272 --> 00:23:00,772
(葉月)よかった 来てくれたのね!
304
00:23:05,446 --> 00:23:07,446
旦那様…。
305
00:23:11,785 --> 00:23:14,388
《生き てる…》
306
00:23:14,388 --> 00:23:17,057
もし二人が バラバラになったまま
307
00:23:17,057 --> 00:23:19,726
永遠に
お別れになってしまったら
308
00:23:19,726 --> 00:23:23,063
どうしようって 私…。
葉月さん…。
309
00:23:23,063 --> 00:23:27,234
旦那様はきっと…
きっと目を覚まします。
310
00:23:27,234 --> 00:23:29,534
私は絶対に諦めません。
311
00:23:31,572 --> 00:23:34,408
美世 君になら
久堂清霞を
312
00:23:34,408 --> 00:23:36,577
目覚めさせることが
できるはずだ。
313
00:23:36,577 --> 00:23:40,414
(美世たち)え…。
夢見の異能なら きっと…。
314
00:23:40,414 --> 00:23:42,583
私の 異能…。
315
00:23:42,583 --> 00:23:45,419
確かなことは
言えませんが
316
00:23:45,419 --> 00:23:47,719
やってみる価値は
あると思います。
317
00:23:53,427 --> 00:23:56,263
やります。
318
00:23:56,263 --> 00:23:59,463
私に できることがあるのなら。
25347