All language subtitles for 11 [字]-2023-09-14-JPTVclub

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Original subtitles

(義浪)すべて教えよう。

(義浪)なぜ 澄美が斎森家に嫁ぎ

お前の異能を封じたのかを。

<義浪:お前が生まれる 数年前の話だ。

鶴木貿易は ある大手取引先との 交渉に失敗し

創業以来の 業績不振に陥っていた>

<義浪:鶴木貿易によって 支えられていた我々は

多額の借金を抱え 窮地に立たされた…。

そんな矢先だ。

我々に縁談を 持ちかけてきた家があった。

どこからともなく 薄刃家存続の危機をかぎつけ

多額の借金を肩代わりすることと 引き換えに

澄美を嫁によこせと言ってきた。

再三にわたる 相手方のしつこい申し出は

わしが すべて突き返していた>

<義浪:だが ある日のことだ。

わしに相談もなく

澄美は勝手に 婚約を取りつけてきおったのだ>

お前は自分が何をしたか わかっているのか!

薄刃の血を ほかの家に 渡すことになるんだぞ!

(澄美)このまま何もしなければ 薄刃は終わりです!

(咳き込む声)

澄美! お前は何もわかっとらん!

そんな体で お前にいったい 何ができるというのだ!

これしか道はないのです。

お父様… ごめんなさい。

このバカ娘が…

<義浪:澄美が嫁いだ その家こそが

斎森家だった。

縁談という名の 契約が成立して以降は

連絡手段を絶たれてしまい

結果的に澄美とは 絶縁状態になってしまった>

美世。 (美世)あ…。

少し見せたいものがある。

(義浪)お前には 夢見の異能がある。

それは澄美も 持つことはなかった力だ…。

夢見の異能…。

この木に触れてみなさい。

え…。

は…。

ずいぶん愛想のない嫁だな。

真一 これは ただの政略結婚ではない。

お前の役目は わかっているな。

(真一)はい 薄刃の異能を持つ子を 必ず。

頼んだよ 澄美さん。

(澄美)ハァ ハァ ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

ぐう… うう~。

(泣き声)

よくやったぞ。 おお~。

は…。 《この子 夢見の異能が…》

(咳き込む声)

まだ確認できないのか。

(真一)はい 美世は幼いですし…。

早々にでも 薄刃の異能を 手に入れられなければ

斎森家は じきに格下げだ。

苦労して 薄刃の血を手に入れたのだ。

あの娘も いつ倒れるかわからんだろう?

美世がダメなら 早く次を産ませねばな。

(真一)はい。

(咳き込む声)

《ごめんね 美世…。

私には もう時間が残されていないの》

《あなたの力は 時が来れば 明らかになってしまう。

そうなれば この家に 夢見の異能は利用され尽くし

薄刃の家は…》

これから あなたは一人で 生きていかなければならない。

悲しいことや つらいことがあるかもしれない。

どうして異能がないのかと

自分を 責めることもあるでしょう…。

でも 今はその力を 封印させてちょうだい…。

~

う あ…。

ハァ ハァ ハァ…。

ごめんね 美世…

お前にも見えたろう。

すぐには 受け止めきれぬだろうが

まずは 体を休めなさい。

(呪文を唱える声)

ウオー!

(五道)クソ きりがないな…。

五道さん このままじゃ…。

(五道)弱音を吐くな! なんとか持ちこたえるんだ!

(五道)ぐ…。

(五道)隊長!

(清霞)お前たち よく持ちこたえてくれた。

(五道)隊長を残して 死ぬわけにはいきませんよ。

偵察部隊によれば

異形の群れの大部分は すでに掃討済みだ。

このまま 残りの異形も一気に片づけるぞ。

(五道たち)了解!

いくぞ!

(五道たち)おお~!

は…。

は はい…。 (ノック)

(新)おはようございます 美世。

気分はどうですか?

(新)フッフフ… 異能の暴走は収まりましたね。

何も言わずとも

あなたの顔色が 証明してくれています。

あと これからここにいる際は

こちらをお使いください。

(新)これは薄刃に代々伝わる

夢見の巫女のための特別な服です。

美世の着ていたものは

俺のほうで 預からせていただきますから。

ご心配なく。

<悪夢から解放され

私の体は回復していく一方で

狭い鳥かごの中で ただただ過ぎてゆく時間は

旦那様への思いと 後悔の念を

日に日に 強めていくばかりでした>

《いつだって 答えは決まっていたのに…》

完全に自業自得ね…。

(新)食べないんですか 美世?

俺のことが まだ許せませんか。

もしかして 部屋が気に入らない?

食事が口に合いませんでしたかね。

すぐに作り直させましょう。

違います。 お…。

(新)困りましたね。

それでは どうしたいというのですか?

桜色の着物を返してください。

あれは旦那様から頂いた 大事な着物なんです。

それは無理です。

どうしても ですか? ええ。

もう一度 旦那様と話がしたいです。

なぜ?

私が何もかも 間違っていたと思うからです。

旦那様に合わせる顔など ないけれど

やっぱりちゃんと謝って それで…。

(新)ここを出ていきたいですか?

許しませんよ。

我々が… いや 俺が どれだけ君を待っていたか。

(新)今 どれだけ 幸福を感じているか。

君は知らない。

君を守りたいんです。

どうして…。

それが俺の役目だからです。

お願いします。

私はただ 旦那様に会いたいのです。

会って 言えなかったことを

言うべきだったことを 伝えたいんです。

俺たちは 先祖が決めたおきてを 忠実に守ってきました。

本当の名字を名乗ってはいけない。

結婚相手は 親族の中でしか認められない。

親しい友人や 恋人をつくってはいけない。

薄刃の務めは暴走した異能者を 討伐することです。

でも それを命じられたことなど

俺が生まれてから一度もない。

いくら おきてを忠実に守っても 意味がないのですよ。

薄刃の務めを果たす日など

やってこないのだから…。

俺は 俺だけの役目が欲しい。

夢見の巫女が現れた際には

一族の中から選ばれた異能者が

命を懸けて 夢見の巫女を守る役を 担ったそうです。

今ならそれは 俺の役目になるでしょう。

おそらく 君の伴侶を兼ねて。

お願いします 美世。

このまま ここにいてください。

俺は君を守りたい。

この使命を 誰にも譲りたくはないんです。

《新:君は 自分と 同類なのだと思っていた…。

生きる意味を失った

俺と同じ空っぽな人間なのだと》

美世…。

ハァ ハァ ハァ…。

やった…。

異形の群れを退けたぞ!

俺たちの勝利だ! (みんな)おお~!

五道 陣形を初期配置に戻せ。

索敵部隊を再編制するぞ。

はい あ…。

はっ?

コォー!

ぐ…。

五道! う…。

はっ!

ぐ…。

隊長! 隊長!

隊長!

(倒れる音)

ここでの暮らしはどうだ。

何か不便に感じることはないか?

いえ 特には…。

あの 旦那様に

お会いすることは かなわないのでしょうか。

すまないが それだけは できなんだ。

一度だけでも構いません。

どうか…。 フッ…。

頑固なところは 澄美そっくりだな。

え…。

あのとき わしが 澄美を突き放さなければ

こんなに早くに娘を失うことも

孫である お前の人生をゆがめることも

なかったのだろうな。

これまで いろいろと苦労をかけてしまい

すまなんだ。

わしらは本来 血のつながった家族なのだ。

何かあれば わしらが助け 支える。

これからは遠慮せず頼ってほしい。

いきなり 家族と言われても 困ります。

頼れと言われても どうしたらいいのか…。

そもそも家族とは なんなのでしょうか?

こんなことも わからない私に

皆 あきれてしまうでしょう。

旦那様のことも 怒らせてしまいました。

あの… 申し訳ありません。

こんな どうしようもない話を してしまって…。

いや いい…。

美世の本音を聞けてよかった。 え…。

(義浪)少し お前のじいさんらしいことを

言わせてもらうとな。

今のように 自分では 抱えきれなくなったものを

分け合えるのが 家族ではないか?

分け合う?

頼るというのは

他人に丸投げする という意味ではない。

一人で持つには重すぎる荷物を

いくらか持ってもらうことだと わしは思う。

あきれさせても 怒らせても よい。

そんなことで 家族の絆は壊れたりせん。

母が この家を 出て行ったときもですか?

(義浪)確かに あのときは

我を忘れるほど 怒ったな。

母を 嫌いにはならなかったのですか?

嫌いになどなるものか。

(義浪)許さんと思う以上に

澄美のことが大事だった。

今となっては後悔しているよ。

(義浪)わしは 守るべきものを見誤り

大切な娘を失ってしまったと。

そして 美世。

わしはお前のことも 等しく 大切に思っているよ。

私? ああ。

あの時 澄美が嫁に行ったから

お前が生まれ わしらは生き永らえた。

こうして出会えて 本当に幸せだ。

《おじい様も 私と同じだったのね。

本心と違うことを言って

大切な人を傷つけてしまった 後悔を抱えて…。

そしてお母様は 私の幸せを願って…》

~

《澄美:いつかきっとこの力が 必要になる時が来る。

だから…》

~

美世 愛してるわ

お母様…。

~

(義浪)どうやら 澄美の封印は 完全に解けたようだな。

(新)おじ君!

どうした?

軍から 今しがた 連絡があったのですが…。

なに 久堂が!

は… 旦那様が どうなされたのですか!?

久堂清霞が 異形に襲われて倒れました。

(新)詳しくはわかりません。

作戦行動中に負傷したようで 意識が戻らない と。

うそ…。

どこに行くつもりですか!

待ってください!

旦那様のもとへ 行かせてください!

私 諦めたくないんです。

君を行かせることはできない。

いいえ 意地でも押し通ります!

(新)そうじゃない。

この家に美世を留め置くよう 望んでいるのは

俺ではないんです。 え…。

俺は ある人物と 取り引きをしました。 新!

もう美世には うそをつきたくないんです!

取り引きの相手は 帝です。 え…。

(新)夢見の巫女を 取り戻したいという

薄刃家の悲願成就に 帝は手を貸してくださった。

その代わり 今後は

美世と他の異能者との接触を 一切禁じ

夢見の巫女の存在を

完全に秘匿せよと 命じられたのです。

どうして…。

陛下が 何をしようとしているのか

俺にはわかりません。

命に背けば 薄刃家だけではなく

美世もどんな罰を受けるか…。 そんな…。

な… おじ君…。

俺は君を諦められません。

君が 久堂清霞を 諦められないように。

でも 俺も腹を決めました。

君は行きたいのでしょう?

久堂清霞のもとに。 え…。

その代わり 俺も一緒に行きます。

君を守るために。

(義浪)まったく かなわんな。

お前も美世も わしの大事な孫。

お前たちを応援するのも 祖父の役目だ。

さあ 行きなさい。

ありがとうございます!

《旦那様…。

どうか ご無事で…》

(五道)どうして…。

俺なんかのために 隊長が…。

ハァ ハァ ハァ…。

旦那様! 美世さん!

(葉月)よかった 来てくれたのね!

旦那様…。

《生き てる…》

もし二人が バラバラになったまま

永遠に お別れになってしまったら

どうしようって 私…。 葉月さん…。

旦那様はきっと… きっと目を覚まします。

私は絶対に諦めません。

美世 君になら 久堂清霞を

目覚めさせることが できるはずだ。

(美世たち)え…。 夢見の異能なら きっと…。

私の 異能…。

確かなことは 言えませんが

やってみる価値は あると思います。

やります。

私に できることがあるのなら。

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