All language subtitles for 10 [字]-2023-09-07-JPTVclub
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1
00:00:37,530 --> 00:00:39,532
(美世)う…。
2
00:00:39,532 --> 00:00:41,732
(清霞)気がついたか。
3
00:00:44,870 --> 00:00:49,542
あ あの… 私 大丈夫です。
4
00:00:49,542 --> 00:00:53,042
自分で歩けますので
下ろしていただけませんか?
5
00:00:57,883 --> 00:01:01,387
本当に大丈夫か?
はい。
6
00:01:01,387 --> 00:01:03,687
そうか…。
7
00:01:20,673 --> 00:01:23,843
真夏だというのに なぜ桜が…。
8
00:01:23,843 --> 00:01:28,347
《不思議…
なんだか懐かしい感じがする》
9
00:01:28,347 --> 00:01:31,517
(新)やっと来てくれましたね。
10
00:01:31,517 --> 00:01:34,854
(清霞/美世)あ…。
鶴木さん?
11
00:01:34,854 --> 00:01:38,023
(新)フッ お待ちしておりました。
12
00:01:38,023 --> 00:01:41,423
ようこそ 我が薄刃家へ。
13
00:01:43,362 --> 00:01:45,462
うす ば?
14
00:03:33,339 --> 00:03:36,175
(新)よくここまで
たどりつきましたね。
15
00:03:36,175 --> 00:03:39,345
ん…。
あの 薄刃って…。
16
00:03:39,345 --> 00:03:45,517
ああ 実は 俺の本当の名前は
薄刃新といいます。
17
00:03:45,517 --> 00:03:47,686
鶴木は表向きの名でして。
18
00:03:47,686 --> 00:03:51,190
薄刃 新…。
(新)ええ。
19
00:03:51,190 --> 00:03:53,692
君と同じ薄刃の血族。
20
00:03:53,692 --> 00:03:55,861
君のいとこにあたります。
21
00:03:55,861 --> 00:03:58,030
え…。
その様子だと
22
00:03:58,030 --> 00:04:01,367
私が ここへ来た理由にも
察しはついているのだろう?
23
00:04:01,367 --> 00:04:04,967
美世さんの
悪夢を止めるため ですよね。
24
00:04:07,206 --> 00:04:09,541
美世の悪夢…。
25
00:04:09,541 --> 00:04:13,045
その原因は薄刃の血
そうなのだろう?
26
00:04:13,045 --> 00:04:14,980
否定はしませんが
27
00:04:14,980 --> 00:04:17,983
もっと正確に言うならば
悪夢の原因は
28
00:04:17,983 --> 00:04:20,819
美世さんの異能です。
え…。
29
00:04:20,819 --> 00:04:22,988
美世に異能があるというのか?
30
00:04:22,988 --> 00:04:25,324
ええ 間違いなくあります。
31
00:04:25,324 --> 00:04:28,994
それも とびきり厄介で
強力な異能がね。
32
00:04:28,994 --> 00:04:31,997
そ そんな ありえません。
33
00:04:31,997 --> 00:04:35,334
だって私には 見鬼の才が…。
34
00:04:35,334 --> 00:04:38,170
確かに 見鬼の才がなければ
35
00:04:38,170 --> 00:04:41,674
通常なら異能が発動することなど
まずありえない。
36
00:04:41,674 --> 00:04:43,676
だったら…。
37
00:04:43,676 --> 00:04:46,512
しかし
薄刃の異能は特殊でしてね。
38
00:04:46,512 --> 00:04:49,348
見鬼の才の有無は関係ない。
39
00:04:49,348 --> 00:04:54,353
あなたは異能を持っている
それは断言できます。
40
00:04:54,353 --> 00:04:56,653
ねえ おじ君。
41
00:04:59,358 --> 00:05:02,695
(義浪)似ているな 澄美と。
あ…。
42
00:05:02,695 --> 00:05:07,533
わしは薄刃家当主
薄刃義浪という。
43
00:05:07,533 --> 00:05:13,433
薄刃澄美の父であり
美世 お前の祖父だ。
44
00:05:17,976 --> 00:05:19,978
この屋敷に来てから
45
00:05:19,978 --> 00:05:22,815
少し
体が楽になったのではないか?
46
00:05:22,815 --> 00:05:27,319
え…
そういえば 体が軽いような…。
47
00:05:27,319 --> 00:05:29,488
(新)薄刃の結界のおかげですよ。
48
00:05:29,488 --> 00:05:33,826
このまま この屋敷にいれば
すぐに元気になるはずです。
49
00:05:33,826 --> 00:05:36,829
あ…。
結界の外に出れば どうなる?
50
00:05:36,829 --> 00:05:39,164
また再び悪夢を見るのか?
51
00:05:39,164 --> 00:05:41,333
そうなるだろうな。
52
00:05:41,333 --> 00:05:44,336
美世を悪夢から
解放する方法はないのか?
53
00:05:44,336 --> 00:05:46,672
もちろん方法はある。
54
00:05:46,672 --> 00:05:50,676
しかし
美世を救う代わりに条件が一つ。
55
00:05:50,676 --> 00:05:53,178
んっ?
(義浪)久堂清霞…。
56
00:05:53,178 --> 00:05:57,015
美世を こちらに
引き渡してもらえないだろうか。
57
00:05:57,015 --> 00:06:00,352
えっ!?
いったい どういうつもりだ。
58
00:06:00,352 --> 00:06:04,189
(義浪)我々にとって
美世は特別な存在なのだ。
59
00:06:04,189 --> 00:06:07,860
薄刃家にとって 何よりも な。
60
00:06:07,860 --> 00:06:12,197
だとしたら なぜ今更
引き渡しを求めてくる?
61
00:06:12,197 --> 00:06:17,636
我々も 美世には 異能が
現れないものと思っていた。
62
00:06:17,636 --> 00:06:19,638
しかし 最近になって
63
00:06:19,638 --> 00:06:23,142
美世に 異能の気配を
感じるようになった。
64
00:06:23,142 --> 00:06:28,313
しかも それは薄刃の中でも
非常に けうな異能なのだ。
65
00:06:28,313 --> 00:06:32,317
なに?
美世が持つのは 夢見の力。
66
00:06:32,317 --> 00:06:36,155
他者の夢に
介入することのできる力。
67
00:06:36,155 --> 00:06:38,991
(義浪)美世が悪夢を
見続けているのは
68
00:06:38,991 --> 00:06:43,162
おそらく
その夢見の力のせいであろう。
69
00:06:43,162 --> 00:06:49,835
これは薄刃家が直接管理せねば
いつか必ず大きな災いを呼ぶ。
70
00:06:49,835 --> 00:06:53,172
それほどまでに危険な力だ。
71
00:06:53,172 --> 00:06:55,174
美世を どうする気だ。
72
00:06:55,174 --> 00:06:57,176
(義浪)どうするもなにも…。
73
00:06:57,176 --> 00:07:00,846
あるべきものを
あるべきところへ戻すだけだ。
74
00:07:00,846 --> 00:07:04,516
美世が夢見の力を持った以上
75
00:07:04,516 --> 00:07:07,853
薄刃の外に
置いておくわけにはいかぬ。
76
00:07:07,853 --> 00:07:10,856
私から 美世を
引き離そうとしても無駄だ。
77
00:07:10,856 --> 00:07:12,858
(新)久堂さん。
78
00:07:12,858 --> 00:07:15,627
こうやって
あなたと話しているのは
79
00:07:15,627 --> 00:07:18,964
俺たちの最大限の
配慮だと思ってください。
80
00:07:18,964 --> 00:07:20,966
お前たちのざれ言に
81
00:07:20,966 --> 00:07:23,469
私が首を縦に振ると思うのか?
82
00:07:23,469 --> 00:07:25,637
(新)冷静になってください。
83
00:07:25,637 --> 00:07:28,140
これは薄刃の家の話です。
84
00:07:28,140 --> 00:07:30,142
あの…。
ふざけるな!
85
00:07:30,142 --> 00:07:32,978
美世が薄刃へ行くことなど
決してありえん!
86
00:07:32,978 --> 00:07:35,314
美世は私の婚約者なのだからな。
87
00:07:35,314 --> 00:07:37,316
あの 旦那様…。
(新)だから これは
88
00:07:37,316 --> 00:07:40,652
薄刃家の話であって
あなたは部外者なんですよ。
89
00:07:40,652 --> 00:07:42,988
今まで さんざん放っておいて
90
00:07:42,988 --> 00:07:45,991
異能があると わかった途端に
渡せというのか?
91
00:07:45,991 --> 00:07:48,494
そんな理屈が
まかりとおるとでも?
92
00:07:48,494 --> 00:07:50,829
何があっても 美世は渡さん。
93
00:07:50,829 --> 00:07:52,831
私が守る。
94
00:07:52,831 --> 00:07:57,336
あなたに 美世さんを
守れるというのですか?
95
00:07:57,336 --> 00:07:59,338
なに?
96
00:07:59,338 --> 00:08:02,508
斎森家での騒動では
美世さんを誘拐され
97
00:08:02,508 --> 00:08:04,510
けがを負わせた。
98
00:08:04,510 --> 00:08:07,346
そればかりか
今は悪夢を止められず
99
00:08:07,346 --> 00:08:09,348
いたずらに苦しめて
100
00:08:09,348 --> 00:08:13,185
それで 本当に守れていると
言えるのですか?
101
00:08:13,185 --> 00:08:15,454
ん…。
(新)そして あなたは今
102
00:08:15,454 --> 00:08:18,624
こんなことをしている場合では
ないのでは?
103
00:08:18,624 --> 00:08:20,626
オクツキが暴かれ
104
00:08:20,626 --> 00:08:24,129
国家を揺るがす
大事件の渦中にいるはずだ。
105
00:08:24,129 --> 00:08:27,966
(新)美世さんを守る暇なんて
どこにあるんです。
106
00:08:27,966 --> 00:08:31,303
貴様…。
《私なんかのために
107
00:08:31,303 --> 00:08:33,305
無理をさせてしまって…。
108
00:08:33,305 --> 00:08:35,905
旦那様に
心配をかけてしまった…》
109
00:08:38,310 --> 00:08:40,479
(新)美世さんは
どうしたいですか?
110
00:08:40,479 --> 00:08:42,481
え…。
111
00:08:42,481 --> 00:08:44,481
わ 私は…。
112
00:08:46,485 --> 00:08:48,487
私は…。
113
00:08:48,487 --> 00:08:52,991
~
114
00:08:52,991 --> 00:08:56,495
わかりません…。
なっ!
115
00:08:56,495 --> 00:08:59,498
《ここでそばにいたい
なんて言ったら
116
00:08:59,498 --> 00:09:03,502
旦那様をずっと
縛りつけてしまうかもしれない》
117
00:09:03,502 --> 00:09:06,171
フッ そうですか。
118
00:09:06,171 --> 00:09:10,175
それでは久堂さん 話し合いでは
平行線でしょうし
119
00:09:10,175 --> 00:09:14,179
ここは一つ 公平に
勝負して勝ったほうが
120
00:09:14,179 --> 00:09:17,449
美世さんを手に入れる
というのは どうでしょう?
121
00:09:17,449 --> 00:09:19,451
ん…。
勝負…。
122
00:09:19,451 --> 00:09:21,453
(新)あなたが勝てば
123
00:09:21,453 --> 00:09:25,123
美世さんに異能を
制御する方法を教えましょう。
124
00:09:25,123 --> 00:09:29,795
そうすれば もう美世さんが
悪夢を見ることはありません。
125
00:09:29,795 --> 00:09:32,631
そんな 勝負だなんて私…。
126
00:09:32,631 --> 00:09:35,631
そういうつもりじゃ…。
かまわん いいだろう。
127
00:09:39,137 --> 00:09:41,473
ありがとうございます。
128
00:09:41,473 --> 00:09:46,673
では 男らしく
真剣勝負といきましょうか。
129
00:09:50,148 --> 00:09:52,818
もし あなたが勝てば久堂家が
130
00:09:52,818 --> 00:09:56,818
俺が勝てば薄刃家が
美世の居場所になる。
131
00:09:58,824 --> 00:10:00,824
無論だ。
132
00:10:06,999 --> 00:10:09,334
真剣勝負と言いましたが。
133
00:10:09,334 --> 00:10:11,336
これで問題ない。
134
00:10:11,336 --> 00:10:14,336
こっちは手加減しませんよ。
135
00:10:22,347 --> 00:10:24,347
おっと…。
136
00:10:29,354 --> 00:10:31,354
ふ…。
137
00:10:38,030 --> 00:10:40,030
遅い。
138
00:10:42,701 --> 00:10:44,701
あっ!?
139
00:10:47,205 --> 00:10:49,405
く…。
140
00:10:53,712 --> 00:10:55,714
おっと失礼。
141
00:10:55,714 --> 00:10:58,050
(新)刀のつかを
狙ったはずなんですが
142
00:10:58,050 --> 00:11:00,250
外れてしまいましたか。
143
00:11:09,728 --> 00:11:12,028
(新)残念 それもハズレです。
144
00:11:15,834 --> 00:11:18,503
やっぱり トンデモないなあ。
145
00:11:18,503 --> 00:11:21,840
貴様の異能は
もう私には通用しない。
146
00:11:21,840 --> 00:11:27,012
そうだ 一ついいことを
教えてあげましょう。
147
00:11:27,012 --> 00:11:30,348
俺も含め
薄刃の異能者のほとんどは
148
00:11:30,348 --> 00:11:32,684
見鬼の才を持っていません。
149
00:11:32,684 --> 00:11:35,520
(新)なぜだか わかりますか?
150
00:11:35,520 --> 00:11:40,025
見鬼の才は
異形と戦うために必要なもの。
151
00:11:40,025 --> 00:11:42,694
つまり 我々の異能は
152
00:11:42,694 --> 00:11:45,394
異形と戦うためのものでは
ないのです。
153
00:11:47,365 --> 00:11:50,202
フフッ。 薄刃の異能は
154
00:11:50,202 --> 00:11:53,002
異能者を倒すための力なんですよ。
155
00:11:58,210 --> 00:12:00,210
こんなふうにね。
156
00:12:10,222 --> 00:12:13,725
どうです?
自分の見ているものが
157
00:12:13,725 --> 00:12:17,725
だんだんと信じられなくなって
きたんじゃありませんか?
158
00:12:20,499 --> 00:12:22,499
こざかしい。
159
00:12:26,338 --> 00:12:28,340
すさまじい…。
160
00:12:28,340 --> 00:12:31,009
あなたのような
強力な異能者が暴走し
161
00:12:31,009 --> 00:12:33,678
人を傷つけようとしたときに
162
00:12:33,678 --> 00:12:36,678
いったい誰が止めることが
できるでしょう?
163
00:12:41,186 --> 00:12:43,188
(新)俺たちなら
164
00:12:43,188 --> 00:12:46,191
人の心に直接干渉する。
165
00:12:46,191 --> 00:12:49,691
薄刃の異能ならば それができる。
166
00:12:53,532 --> 00:12:55,732
はっ!
167
00:13:00,205 --> 00:13:02,707
く…。
168
00:13:02,707 --> 00:13:07,712
ゆえに薄刃は歴史の陰に
隠れてきたのです。
169
00:13:07,712 --> 00:13:09,714
ひそかに帝に仕え
170
00:13:09,714 --> 00:13:13,714
暴走した異能者を止める
最後の要として!
171
00:13:20,659 --> 00:13:22,659
はあ~ はっ!
172
00:13:28,333 --> 00:13:33,171
どうした? 薄刃の異能とやらは
その程度か?
173
00:13:33,171 --> 00:13:35,340
まったく… 幻覚に
174
00:13:35,340 --> 00:13:38,677
ここまで早く対応する人は
いないですよ…。
175
00:13:38,677 --> 00:13:41,680
そろそろ 終わりにさせてもらう。
176
00:13:41,680 --> 00:13:44,349
そうはいきません…。
177
00:13:44,349 --> 00:13:47,853
薄刃の人間が
異能者に負けることなんて
178
00:13:47,853 --> 00:13:50,453
あっちゃいけないんですよ。
179
00:13:56,528 --> 00:14:00,028
お前の幻は
もう通用しないと言ったはずだ。
180
00:14:03,201 --> 00:14:05,501
旦那様 もうやめて!
181
00:14:07,873 --> 00:14:10,375
これ以上 近づくと
巻き込まれるぞ!
182
00:14:10,375 --> 00:14:12,375
死ぬつもりか!
183
00:14:18,483 --> 00:14:20,683
これでも避けきれるか。
184
00:14:30,495 --> 00:14:32,497
ぐ…。
185
00:14:32,497 --> 00:14:35,197
終わりだ。
186
00:14:40,171 --> 00:14:42,674
旦那様!
はっ!
187
00:14:42,674 --> 00:14:44,674
(銃声)
188
00:14:54,352 --> 00:14:56,354
ぐ…。
189
00:14:56,354 --> 00:14:58,954
俺の 勝ちです。
190
00:15:09,200 --> 00:15:11,202
旦那様…。
191
00:15:11,202 --> 00:15:14,372
あ… おい 待たんか!
192
00:15:14,372 --> 00:15:18,810
撃たないのか
真剣勝負なのだろう。
193
00:15:18,810 --> 00:15:20,812
撃つまでもありません。
194
00:15:20,812 --> 00:15:24,149
もうすでに決着は
ついていますから。
195
00:15:24,149 --> 00:15:26,151
旦那様!
はっ!
196
00:15:26,151 --> 00:15:28,153
美世!
197
00:15:28,153 --> 00:15:30,488
旦那様!
198
00:15:30,488 --> 00:15:34,326
あなたは強い… ですが
199
00:15:34,326 --> 00:15:36,328
美世を守るのは…。
200
00:15:36,328 --> 00:15:38,330
旦那様!
201
00:15:38,330 --> 00:15:40,498
美世!
202
00:15:40,498 --> 00:15:42,698
俺の役目だ!
203
00:15:55,347 --> 00:15:57,447
ぐ…。
204
00:16:00,852 --> 00:16:02,852
旦那様…。
205
00:16:11,196 --> 00:16:14,032
(大海渡)事態は予想よりも深刻だ。
206
00:16:14,032 --> 00:16:16,801
(五道)また何か問題発生ですか?
207
00:16:16,801 --> 00:16:18,803
(大海渡)ああ 報告によると
208
00:16:18,803 --> 00:16:22,640
異形はこれまで
一体一体 個別に動いていた。
209
00:16:22,640 --> 00:16:28,813
だが… ここにきて
群れをなして動き始めたらしい。
210
00:16:28,813 --> 00:16:30,982
(五道)まさか そんな…。
211
00:16:30,982 --> 00:16:32,984
異形の動きに合わせて
212
00:16:32,984 --> 00:16:35,987
臨機応変に陣形を
変えていく必要がある。
213
00:16:35,987 --> 00:16:38,656
今すぐ 久堂にも連絡を頼む。
214
00:16:38,656 --> 00:16:40,656
(五道)了解です。
215
00:16:43,828 --> 00:16:46,831
(葉月)信じられない!
それで負けたまま
216
00:16:46,831 --> 00:16:49,000
すごすご帰ってきたっていうの!?
217
00:16:49,000 --> 00:16:51,169
こんな けがまでして…。
218
00:16:51,169 --> 00:16:53,505
すまない…。
219
00:16:53,505 --> 00:16:55,507
謝る暇があったら
220
00:16:55,507 --> 00:16:58,176
今すぐにでも
美世ちゃんを迎えに行きなさい。
221
00:16:58,176 --> 00:17:00,178
それはできない…。
222
00:17:00,178 --> 00:17:04,682
はあ!? アンタ なに言ってん…。
勝負に負けた。
223
00:17:04,682 --> 00:17:09,687
私には
美世を連れ帰る資格がない…。
224
00:17:09,687 --> 00:17:11,689
ふん!
いっ!
225
00:17:11,689 --> 00:17:14,793
あのね あなたみたいな
ダメ男の気持ちなんて
226
00:17:14,793 --> 00:17:16,795
どうでもいいの!
227
00:17:16,795 --> 00:17:19,130
このままじゃ 美世ちゃんが
かわいそうでしょ!
228
00:17:19,130 --> 00:17:22,634
だが 美世が言ったんだ…。
229
00:17:22,634 --> 00:17:27,639
私と薄刃のどちらを選べばいいか
わからないと…。
230
00:17:27,639 --> 00:17:29,641
おバカ!
うっ!
231
00:17:29,641 --> 00:17:31,810
よく考えてごらんなさい。
232
00:17:31,810 --> 00:17:34,646
あなたに
ひどいことを言われたからって
233
00:17:34,646 --> 00:17:37,315
その腹いせに そんなこと
言うわけないじゃない!
234
00:17:37,315 --> 00:17:39,818
美世ちゃんは
自分を責めているのよ。
235
00:17:39,818 --> 00:17:42,320
あなたの気持ちを
察することができなかった
236
00:17:42,320 --> 00:17:44,823
自分が悪いって。
237
00:17:44,823 --> 00:17:48,159
(葉月)あなたのそばにいたいと
どんなに願っていても
238
00:17:48,159 --> 00:17:52,163
あなたにそっぽを向かれたら
終わりだって そう思ってる。
239
00:17:52,163 --> 00:17:54,999
だから あなたに
必要としてもらえるように
240
00:17:54,999 --> 00:17:56,999
自分を磨きたかったのよ。
241
00:17:59,337 --> 00:18:01,339
(葉月)あなたに
相談できないのだって
242
00:18:01,339 --> 00:18:03,339
当たり前でしょう?
243
00:18:09,347 --> 00:18:13,518
やはり私は…
間違ってしまったんだな。
244
00:18:15,620 --> 00:18:17,789
しっかりしなさい!
245
00:18:17,789 --> 00:18:20,792
美世ちゃんには
あなたしかいないんだから。
246
00:18:23,128 --> 00:18:25,828
わかった すぐに向かう。
247
00:18:28,967 --> 00:18:30,969
これから屯所へ行ってくる。
248
00:18:30,969 --> 00:18:34,973
まさか 美世ちゃんを放って
仕事に行くつもりなの!?
249
00:18:34,973 --> 00:18:36,975
緊急事態が起きた。
250
00:18:36,975 --> 00:18:38,977
でも だからって…。
251
00:18:38,977 --> 00:18:41,312
人の命にかかわる事態だ。
252
00:18:41,312 --> 00:18:43,648
任務をないがしろにした結果
253
00:18:43,648 --> 00:18:46,317
誰かが犠牲にでもなってみろ。
254
00:18:46,317 --> 00:18:49,654
それこそ
美世は自分を許せないだろう。
255
00:18:49,654 --> 00:18:52,323
だから…。
256
00:18:52,323 --> 00:18:56,623
すべてを終わらせてから
必ず美世を迎えに行く。
257
00:18:59,330 --> 00:19:01,332
そう思うんだったら
258
00:19:01,332 --> 00:19:03,334
ちゃちゃっと
片づけてきちゃいなさい。
259
00:19:03,334 --> 00:19:06,634
ああ 行ってくる。
260
00:19:12,343 --> 00:19:14,843
《待っていてくれ 美世》
261
00:19:24,789 --> 00:19:27,125
どうかなさいましたか?
262
00:19:27,125 --> 00:19:29,127
(尭人)いやな…。
263
00:19:29,127 --> 00:19:32,130
《尭人:胸騒ぎがする…。
264
00:19:32,130 --> 00:19:36,930
だが今は…
信じるしかあるまいな》
265
00:19:40,138 --> 00:19:42,140
(今上帝)もうすぐだ…。
266
00:19:42,140 --> 00:19:44,642
もうすぐ来る。
267
00:19:44,642 --> 00:19:49,647
我々を脅かす者が
すべて消え去る日が…。
268
00:19:49,647 --> 00:19:52,317
(今上帝)フフフ…。
269
00:19:52,317 --> 00:19:58,317
フハハハ ハハハハ…。
270
00:20:02,994 --> 00:20:05,330
(新)ついに帝都まで来ますか…。
271
00:20:05,330 --> 00:20:09,834
はい 軍の動きは
逐一 報告をお願いします。
272
00:20:09,834 --> 00:20:11,834
(新)はい では…。
273
00:20:13,838 --> 00:20:15,840
ふう…。
274
00:20:15,840 --> 00:20:19,844
万が一 対特殊部隊が
異形を止められなければ
275
00:20:19,844 --> 00:20:23,348
この帝都は いったい
どうなってしまうのか…。
276
00:20:23,348 --> 00:20:27,852
(新)いずれにせよ 美世が
薄刃に戻ったのであれば
277
00:20:27,852 --> 00:20:31,152
俺は
俺のすべきことをするだけだ…。
278
00:20:33,191 --> 00:20:35,193
ねえ おじい様。
279
00:20:35,193 --> 00:20:37,195
どうした 新。
280
00:20:37,195 --> 00:20:41,366
僕は いつになったら
役目をもらえるの?
281
00:20:41,366 --> 00:20:44,035
いつだろうなあ。
282
00:20:44,035 --> 00:20:48,706
まぁ 心配せんでも
いつかそのときは必ず来る。
283
00:20:48,706 --> 00:20:52,706
(義浪)お前にしかできない
お前の役目を果たすときがな
284
00:20:55,046 --> 00:20:57,048
《やっと来たんだ…。
285
00:20:57,048 --> 00:21:01,748
俺にしかできない
俺の役目を果たすそのときが…》
286
00:21:07,558 --> 00:21:09,558
(ノック)
287
00:21:11,562 --> 00:21:13,562
はい…。
288
00:21:17,669 --> 00:21:19,969
(新)美世さん
体調はいかがですか?
289
00:21:22,173 --> 00:21:24,676
あの 旦那様は…。
290
00:21:24,676 --> 00:21:27,011
旦那様は無事なんでしょうか?
291
00:21:27,011 --> 00:21:32,016
結界の力で
屋敷の外へ飛ばしただけです。
292
00:21:32,016 --> 00:21:35,916
(新)無事に帰って 今では
普通に仕事してるみたいですよ。
293
00:21:37,855 --> 00:21:41,455
薄情な男です
あなたより仕事を選んだ。
294
00:21:45,196 --> 00:21:47,198
(新)これでよかったんだ。
295
00:21:47,198 --> 00:21:51,202
すべては
こうなるべくしてなった。
296
00:21:51,202 --> 00:21:53,502
これがあるべき姿です。
297
00:21:59,377 --> 00:22:01,379
お母様…。
298
00:22:01,379 --> 00:22:03,381
(新)澄美さんには
299
00:22:03,381 --> 00:22:09,220
人の心と繋がることのできる異能
精神感応がありました。
300
00:22:09,220 --> 00:22:13,057
思念を他者の頭の中へ伝える力
301
00:22:13,057 --> 00:22:15,660
その異能を持った
人物の子どもは
302
00:22:15,660 --> 00:22:19,163
特に
まれな異能を持つ場合がある。
303
00:22:19,163 --> 00:22:21,332
それが夢見の力。
304
00:22:21,332 --> 00:22:23,334
君の異能です。
305
00:22:23,334 --> 00:22:26,337
(新)実は 久堂さんの
前で話したのは
306
00:22:26,337 --> 00:22:29,674
夢見の力の ほんの一端に
すぎないんですよ。
307
00:22:29,674 --> 00:22:31,676
え…。
308
00:22:31,676 --> 00:22:33,845
(新)夢見の異能は
309
00:22:33,845 --> 00:22:36,681
あらゆる人間の
眠りの中に入り込み
310
00:22:36,681 --> 00:22:38,850
夢を操る。
311
00:22:38,850 --> 00:22:41,853
この世に 眠らない人間が
いない以上
312
00:22:41,853 --> 00:22:43,855
どんな強者が
相手であれ
313
00:22:43,855 --> 00:22:45,857
精神を操作し
314
00:22:45,857 --> 00:22:48,857
洗脳することだって
可能になる。
315
00:22:54,532 --> 00:22:56,534
それだけじゃありません。
316
00:22:56,534 --> 00:22:58,536
さらに力が開花すれば
317
00:22:58,536 --> 00:23:03,040
夢の中で過去 現在 未来
すべての時を
318
00:23:03,040 --> 00:23:05,376
見とおすことも
できるそうです。
319
00:23:05,376 --> 00:23:08,880
そんな異能が
私にあるなんて…。
320
00:23:08,880 --> 00:23:10,882
すみません。
321
00:23:10,882 --> 00:23:13,718
急にたくさん話をしてしまって。
322
00:23:13,718 --> 00:23:16,154
どうして
私の異能は
323
00:23:16,154 --> 00:23:19,157
今まで
目覚めなかったのですか。
324
00:23:19,157 --> 00:23:22,493
(義浪)それには
わけがある…。
325
00:23:22,493 --> 00:23:27,331
お前の異能を
封じていた者がいたからだ。
326
00:23:27,331 --> 00:23:29,834
え… 封じていたって
327
00:23:29,834 --> 00:23:32,336
誰がそんなことを…。
328
00:23:32,336 --> 00:23:37,008
それは お前の母である
澄美だ。
329
00:23:37,008 --> 00:23:39,844
え… お母様が!?
330
00:23:39,844 --> 00:23:42,680
お母様が どうして…。
331
00:23:42,680 --> 00:23:45,683
それを語るには
お前が産まれる
332
00:23:45,683 --> 00:23:49,683
もう少し前から
話をせねばなるまい。
333
00:23:53,357 --> 00:23:55,693
(義浪)すべて教えよう。
334
00:23:55,693 --> 00:23:58,863
なぜ澄美が斎森家に嫁ぎ
335
00:23:58,863 --> 00:24:02,663
お前の異能を
封じたのかを…。
27042