All language subtitles for Kemutai.Ane.to.Zurui.Imouto.EP04.1080p.U-NEXT.WEB-DL.AAC2.0.H.264-MagicStar

《律：諦めたつもりなのに…》

《どうしても

思わずには　いられない》

《らん：大丈夫…。

信じていいよね？

りっくん》

《律：手に入らなかったものは

美しい》

大好き　りっくん…。

ずっと一緒だよ。

～

《じゅん：もし
あの日がなかったら…》

らんと　ホテル行ったんだって？

えっ？
なんで

よりによって　アイツなんだよ

《あの日がなかったら

律は今でも
私のものだったかもしれない》

《律：もし　あの日に戻って

本当のことを話せていたら

今でも　一緒に
いられたのだろうか》

～

～

（呼び出し音）

（バイブ音）

～

《あぁ…　どうして私は

今まで
平気でいられたんだろう》

《やっぱり律は

私のものだ》

～

おはよう。

おはよう。

フッ…。

え…　何？

なんでも　ほら…。

なんだよ。
フフッ　ほら　あっち向いて

あっち。

なんだそれ。

～

おはようございます。
おはよう。

おはよう。

（やよい）昨日帰ってないの？

えっ？　あぁ…。

急に友達んちに
泊まることになって。

ねぇ…。

まさか　やってないよね？

妹の旦那と。

やってたら　どう？

どうって

心配。

～

（みち）三島くん
昨日　何かあった？

えっ？

いや　別に…。

やっぱり。　匂いでわかるよ。

確かに　リアルな匂いもだけど

そうじゃなくて。

どういうことですか？
男はさ

匂いと共に　そういう雰囲気を
まとってくんのよ。

そういう雰囲気？
そう。　それまでと違う

自信だったり
余裕な感じだったり。

そんな匂いを
女は嗅ぎ取れるの。

怖い？

はい。
フッ…。

やめときな　遊びだったら。

～

りっくん　おかえり。

ただいま。
連絡しないでごめ…。

やっぱり　ちょっと汗臭い。

帰って来ないなら
着替えくらいしたほうがいいよ？

作家の先生　女の人なんでしょ？

うん。

ごはん　もうすぐ出来るから
手洗ってきて。

うん。

すごいごちそうだね。

受賞のお祝いしようって
言ってたでしょ？

うん。　ありがとう。

よし　乾杯。

おめでとう。
（律）ありがとう。

先生喜んでた？
（律）うん　喜んでたよ。

どんな賞なの？

谷垣英十郎って知ってる？
名前は聞いたことあるけど

読んだことないかも。
（律）昔の文豪。

ふぅん。

おかえり。

うん　ただいま。

ん！　お姉ちゃん　タバコ
吸わないでって言ってるでしょ！

こっちは
ごはん中なんだから。

うるさいな…。

おいしい？
うん。

りっくん　アマトリチャーナ好きだよね。

そんな名前なの？
うん　そうだよ。

うん…。
フフッ。

ねぇ　昨日　２人とも
帰ってこなかったけど

どこ行ってたの？

俺は　会社で
受賞のお祝いすることになって

そのまま朝まで…。
ふぅん。

お姉ちゃんは？

飲んでて終電逃した。

ふぅん。

～

りっくんが隣にいないと
スースーして

なかなか眠れないんだよ。
うん。

ん…　ねぇ
りっくん　ついてるよ。

（律）ん…。
うん　もうちょっと…。

うんうん…　取れた。　フフフッ。

《大丈夫。　らんは気付いてない》

～

《ねぇ

大好きな人を手放して

後悔しなかった？》

由里子：あなたを産んだときに

約束したの。

もう二度と会わないって…

律…。

眠れなくて。

私は　後悔してないよ。

俺は　怖い。

怖い？
うん。

俺…　今まで　欲しいものは

手に入らなかったから。

手に入ったって思っても

また　なくなって
しまうんじゃないかって。

小説みたいに。

小説の仕事してるじゃん。

ホントは書きたかったんだ。

でも

書くのは諦めた。

書きなよ。
今からでも遅くはないよ。

大切なものはさ

諦めちゃ　ダメなんだよ。

～

《キス　してる…。

あの２人　今

キスした》

《渡さない。

私の宝物は

絶対に渡さない》

いってらっしゃい。
いってきます。

～

（やよい）食欲がなく…
あぁ　眠れない状況が

続いているんですね。

原因となるようなことで
何か思い当たることは

ありますか？

家族のことで
今…　とても悩んでいて…。

うんうん…
ご家族について

何を
悩んでいらっしゃるんですか？

妹の夫と

関係を持ってしまったんです。

妹の旦那さんと

肉体関係を？

妹の夫は　昔

私の恋人だったんです。

昔を思い出して

どうしても
思いを抑えられなくて

つい…。

私は

どうすればいいでしょうか？

つまり
いけないとわかっていても

妹の旦那さんへの思いを

どうしても
抑えることができないんですね？

はい。

妹の家庭を
壊してしまうんじゃないかって

不安で…。

三島さんは
妹さんの家庭を壊すことは

望んでないんですね？

わかりません。

昔から　ずっと

あの人が嫌いだったから。

妹さんを嫌いになったのには

何か　きっかけが
あったんですか？

いえ。

ただ

あの人のことが
羨ましかったんです。

あの人だけが

母に愛されてる気がして…。

なるほど。

三島さんが　妹の旦那さんと
関係を持ったことは

シンプルな感情だけでは
ないのかもしれませんね。

お話し　しながら　なぜ
そうなってしまったのかを

一緒に考えていきましょう。

はい。

ありがとうございます。

先生…。

妹の家庭は

壊れるでしょうか？

私に似た患者？
そう。　ソックリ。

妹の旦那を好きになって

不倫関係になっちゃったって。

へぇ。
なんか

昔から　その姉妹
仲が悪かったみたい。

でも　妹の家庭を
壊しちゃうんじゃないか

不安でって
泣きだしちゃってさ。

で…　なんて　アドバイスしたの？

夫婦は　そんな簡単に
壊れるものじゃない。

深入りして
自分が傷つく前に

一度
ブレーキをかけたほうがいいって。

そう…　なのかな。

えっ？

夫婦だって
それぞれでしょ？

それに
頭ではわかってても

それができないことって
あるんじゃない？

正しく生きなきゃって
わかってても

気持ちが先行しちゃうって

あるんじゃないかな。

じゅん

冷静になりな。

自分が傷つく前に。

小説を書く？　三島くんが？

はい。　書ききれるかは
わかりませんが…。

書けるよ。　諦めなきゃ

最後まで書ききることはできる。

ですね。
諦めたくはないです。

一度　諦めましたから。

そっか。　いいと思う。

応援する！
三島くんには何度も

助けてもらったし
敵に塩　どんどん送っちゃう。

先生のライバルになんて
なれませんよ。

ほら　もう諦めてる！

あ…　ですね。

すみません。
フフフッ。

でも　なんでまた急に

小説書こうって思ったの？

読んでほしい人がいて。

プンプンしてるね。

えっ？
匂い。

おかえり！
ただいま。

今日はね　ロールキャベツなの。
りっくん好きだよね？

うん。
あっ

りっくん　ちょっと手伝って？

ん…。

ちゃんと　手洗ってね？

うん。
うん。

～

うん…　皮きれいにむけたね。

じゃあ　お芋切って。
（律）うん。

こうやって切って…
こうやって切って。

あ…。
うん。　はい。

ねぇ　りっくん　これ味見して。

うん。

おいしい。
おぉ　よかった。

あっ　お姉ちゃん　おかえり。

ただいま。

ねぇ　りっくん
それは　そうじゃなくて…。

うん。
なんか　こう切って　こう。

ん？　ちょいちょい…
そうそう　そうそう…。

どっかで　ごはん
食べてくればよかった。

お姉ちゃん　入るよ～。

え…　何？

ごはん一緒に食べよ。
は？

ほら　行くよ。
ちょ…　やめてよ。

一緒に食べようよ。

ほら　座って。

あのさ　家事と　料理は

それぞれって話だったよね。

たまには　３人のほうが
にぎやかでいいじゃん。

それに
仲よくしておいたほうが

この先いいかなって。

どういう意味？

私たちに
赤ちゃんが産まれたら

お姉ちゃんに面倒見てもらえるし
助かるからさ。

はい。　ねぇ　りっくん。

うん。
うん。　よし

さっ　食べよ。　いただきます。

いただきます。

いただきます。

～

うん　おいしいね。
うん。

～

フフッ。

りっくん。

何？

しよ？

いや　今日は…。

私のこと　嫌いになったの？

いや　そんなことないよ。

私のこと　好き？

うん。

「うん」じゃなくて

好きって言って。

好きだよ。

もっと言って。

好きだよ。

大好き　りっくん

ずっと一緒だよ。

約束したよね？

ずっとずっと一緒だって。

～

りっくん…。

～

あ…。

あ…。

りっくん　好き…。

りっくん…。

（イヤホンから流れる音）

（やよい）はい…　はい。
あっ　今確認しますね。

はい。　あ～　三島さんのことで。

あぁ　わかりました。
そちら向かいます。

はい　失礼しま～す。

えっ…。

～

私に似た患者？
そう　ソックリ。

妹の旦那を好きになって
不倫関係になっちゃったって

《全部　気付いてたんだ》

ねぇ　昨日　２人とも
帰ってこなかったけど

どこ行ってたの？
飲んでて終電逃した。

ふぅん

《あの夜のことも
全部　アイツは気付いてたんだ。

わかってて見せつけたんだ》

私たちに
赤ちゃんが産まれたら

お姉ちゃんに　面倒見てもらえるし
助かるからさ。

ねぇ　りっくん。
（律）うん。

（やよい）夫婦は　そんな簡単に
壊れるものじゃない。

深入りして
自分が傷つく前に

一度
ブレーキをかけたほうがいいって

《私は　どんな未来を
想像してたんだろう？》

《もしかしたら　失ったものを

取り戻せるって期待して…》

（律）ただいま。

おかえり。

何それ？
らんちゃんに頼まれて。

あ…　シングル買ってきちゃった。

ダブルって言われたのに。

フッ…。
ん…　何？

え？　いや

生活感あるなぁって。

フッ…　そりゃそうだよね。

夫婦だもんね。

トイレットペーパーだって買うよね。

買う買う…。

フゥ…。

ねぇ　律…。

ん？

どうして　あのとき

らんと浮気したの？

最後に教えてよ。

最後？

うん。

なんで

らんと浮気したの？

してないよ　浮気。

えっ？

お姉ちゃん　私ね

りっくんと　ホテルに行ったんだ

～

ちょっと待って…。

えっ…。

どういうこと？
だから

俺は
らんちゃんと浮気してない。

しなかった。

えっ？

え…　ちょっと
わかんないんだけど…。

浮気してない　って…。

ってことは

らんが　ウソついたってこと？

（笑い声）

《らんは

おもちゃみたいに

私から　律を奪ったんだ》

じゅんちゃん？

《律は　私のものだ。

ずっと
私のものだったんだ》

りっくん？
もう帰ってるの～？

りっくん？　トイレットペーパー
買ってきてくれた？

《もう

奪わせない》