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(コナン)ワインを貯蔵するには➡
どういった場所が最適か➡
皆さんは ご存じですか?
<絡み合う糸 解きほぐす時
縦横無尽に きらめく推理>
<貴重なワインに込められた
事件ひも解く 謎の味わい>
<たった1つの真実 見抜く
見た目は子供 頭脳は大人>
<その名は 名探偵コナン!>
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
ほんじょう
しらとり
(本城)これはこれは 白鳥さん➡
わが山荘へ ようこそ。
今夜は存分に
楽しんでいってください。
(白鳥)
こちらこそ
お招きくださいまして 恐縮です。
もうり
(本城)ところで 毛利さんは?
こごろう
(毛利小五郎)
毛利です グランヴァ~ン!
らん
(毛利 蘭)お父さん!
《おいおい…》
あぁ…そのワインは
振ったらダメですよ。
え?どうして?
オリがまわって沈殿するのに
時間がかかるんです。
オリ?
フッ なぁに 大丈夫ですよ。
それより わざわざ
お越しいただいて光栄です。
ひろせ
広瀬先生も
きっと大喜びでしょう。
こちらこそ光栄です。
全国ワイン協会会長で➡
フランスの名誉ある勲章を
受勲された➡
広瀬先生の古希のお祝いに
参加させていただいて。
あぁ 君 君。
はい。
毛利先生に 今夜の段取りを
説明してくれたまえ。
実は 毛利先生に
ちょっとした寸劇を➡
やっていただけないかと
思いまして。いかがでしょう?
お安いご用です。
(チャイム)
おっ…ちょっと失礼。
え~っと これがシナリオです。
お父さん 大丈夫?
まかしとけ!
え~「車のトランクに隠した…」。
「犯人は あなただ」。
違いますよ。
その前に
別のセリフがあるはずです。
あ~ ホントだ。
やれやれ 何で私が…ん?
はぁ~。
ロープウェーで
山頂まで行けるんだ。
絶好の見晴らしだから
行ってみるといい。
そうします。
行こう コナン君。
うん。
(本城)呼ばれてもいないのに
どういうわけだ?➡
因縁でもつけに来たのか
あかまる
え?赤丸。
(赤丸)1959年産の ペトリュス
マグナムだそうだな。
あぁ 貴様が一生
飲むこともないだろう最高級品だ。
ほぅ…お前に味が分かるのか?
こないだの ちょっと変わった
ヌフ・パプの味も➡
分からなかったくせに。
それにしても
広瀬先生が おかわいそうだ。
せっかくの
古希のお祝いというのに。
やはり僕が主催すべきだった。
ふざけるな!
コナン君 行きましょう。
あ…うん。
つう
今日は お前のワイン通の
化けの皮が はがれる記念の日だ。
大勢の前で 大恥をかくがいい!
コナン君!
うわ~!
あっ!
何?
あれ!
何も見えないけど?
「遺体の隠し場所に困った
あなたは➡
遺体を車のトランクに隠した」
え~ え~。
「しかし そうとは知らない
奥さんが その車を…」。
♬~
「甘く見られたようですなぁ
この名探偵 毛利小五郎を」。
そこ どいてもらえますか?
あ すんません。
あぁ ずいぶん早かったね。
ホントは もっと ゆっくり
見て来たかったんですけど➡
コナン君が 急に
「お腹が痛い」って…。
♬~
何してるんだ?
え え~と…➡
落とし物 捜してたんだ。
やっぱり家の中かなぁ…。
あの これは…。
あぁ そこに置いてくれ。
ねえ ひょっとして
あの おじさんが知らないかな?
え?
からし色の背広の
白髪のおじさん。
何か お話 してたよね。
あぁ…大事な話があってね。
でも もう帰ったよ。
そうなんだ…。
♬~
「もちろん 状況証拠だけで
あなたを犯人と➡
訴えることはできません」
え~と…。
「物的証拠」。
「物的証拠が必要です」。
見つかった?
ううん。
それより おじさん達
いつから ここに?
4時からだよ。
♬~
ん?
あっ!
こいけ
(小池)あれ?
あ 落とし物を…。
またかい。
ボクのいう落とし物って
ひょっとして➡
ハムスターか何かかな?
こんなとこまで
紛れ込むんだとすると。
違うよ ボール。
あっ!
♬~
(小池)キーは指紋照合型だからね。
本城さんしか入れない。
他じゃないのかな?
そうだね。
(本城)待ちなさい!
え?
小池さん パーティーの準備は
もういいから➡
この子のボールを
捜してあげてくれないか?
その間 ボクは2階で
テレビでも見てるといい。
うん。
📺(仮面ヤイバー)かめ~ん ヤイバー!
📺♬~
(小池の妻)
ボウヤも『ヤイバー』好きかい?
うちの孫も好きでねぇ。
今年から幼稚園なんだけど。
うん 好きだよ!
《ハッ…》
無理だ…こんな長いセリフ
覚えられるわけがない。
だから 「大丈夫?」って
聞いたのに。
普通のスピーチに
してもらえるよう➡
本城さんに
頼んでみましょうか?
できたら…。
♬~
コナン君!
お腹痛いの治った?
う…うん 何とかね。
やっぱりトイレ!
あ…コナン君。
あ…本城さん
毛利さんの寸劇を➡
普通のスピーチに
変えてもらえませんか?
(本城)ん?
セリフ 覚えられないみたいで。
仕方ありませんな。
でも その前に➡
毛利先生と 少しお話を
させていただけませんか?
♬~
♬~
これは…。
そうか いったん
ここに赤丸さんを➡
隠しはしたものの
俺が家の中を調べ回ってるんで➡
見つかるとマズイと
よそに移したな。
絶対 安全な場所…。
ワイン貯蔵室だ!
(拍手)
遠い所を わざわざ
ありがとうございます 広瀬先生。
(広瀬)
礼を言うのは こっちのほうだ。
私のために
こんな盛大な会を催してくれて。
本城君 みんな 本当にありがとう。
あの方が 今日の主賓➡
全国ワイン協会会長の
広瀬晋也先生です。
はぁ!あれがフランスの勲章!
(本城)
広瀬先生の古希のお祝いと➡
今後の ますますのご活躍を
お祈りして 乾杯!
(一同)カンパ~イ!
♬~
ア~ン フム フム…うまい!
毛利さん 早くスピーチの原稿
覚えてくださいよ。
それでは 皆さん
え
私が今宵のために 選りすぐった➡
ボルドーワインを
味わっていただきましょう。
まず手始めは 1985年の
シャトー・オー・ブリオン。
(歓声)
高いのか?あれ。
え ええ あれは
1本 10万円以上はしますね。
うわ~ そりゃ楽しみだ。
ワインの価値は
値段だけでは ないんですよ。
どうぞ。
うほ~!
お~!
♬~
まろやかで
エレガントな うま味だ。
うまい!
毛利さん
ワインは味だけではなく➡
香りや色合いを楽しむことも
大切なんですよ。
続いては シャトー・ムートン・ロートシルト
1982年です。
うわ~ キレイな絵のラベル!
「エチケット」というんだよ。
エチケット?
そう ムートンのエチケットは➡
年ごとに 違う著名画家や
芸術家が描いていて➡
アーティスティックなことで
有名なんだ。
1970年のエチケットは
シャガールが描いたんだよ。
すごい!
(本城)1992年の
シャトー・ル・パンです。➡
シャトー・ラフィット・ロートシルト 1986年。➡
シャトー・マルゴー 1990年。
カハァー!
あ~ え~ 広瀬先生…。
というわけで
おめでとうございます!
くさか
しょうへい
日下昇平氏が ワインセラーで
ナニされた事件じゃが…。
いや~!
あれは 私がいなければ➡
迷宮入りしたでしょうな!
ハハハ…。
先生 私は ちょっと。
あぁ 本城君。
何でしょう?
赤丸君の姿が見えないが。
え?
赤丸さんって?
フランス文学の翻訳家で➡
ワイン評論家としても
有名な方です。
3時頃には 来てたみたいだよ。
どうして
お前が そんなこと知ってんだ?
たまたま見てたんだ
そうだよね。
あ…あぁ➡
「せっかくのお祝いに出られなくて
申し訳ない。➡
広瀬先生によろしく」
と言われました。
そうか それなら仕方ない。
(本城)
じゃあ 準備がありますので。
で あの事件ですがのぉ…。
はいはい。
あっ コナン君!?
何だ?
コナン君 お腹の調子が…。
冷たいもんでも飲み過ぎたんだろ。
あっ!
お父さん 大丈夫!?
ん!
あぁ ぎりぎりセーフ…うわっ!
だっ…大丈夫 大丈夫
ノープロブレム!
ん?
(小池)ボウヤ!
え?
ボールって これのことかな?
駐車場の隅っこに落ちてたんだ。
そうです
どうも ありがとうございました。
(本城)
半世紀もの間 我々と出会うのを
じっと待っていてくれた➡
珠玉の1本が これです。
1959年のシャトー・ペトリュス
マグナムボトルです。
⚟1959年!?⚞
⚟マグナムだって!?⚞
フッ…。
これを今 広瀬先生にささげます。
ありがとう 本城君
この上なく 嬉しいよ。
本当なら 数時間前に抜栓して➡
デキャンタージュ
しておくものですが➡
このくらいのワインになると➡
抜栓してからの変化も
十分 楽しめるものですから。
う~ん。
ん?こっ これは!
お父さん やっぱり あの時!
す すみません
私が つい うっかり…。
ま まぁ 大丈夫です。
半世紀の時間は
直接グラスに注いでも➡
十分 その存在を
主張してくれるでしょう。
大丈夫かしら…。
(本城)
ワインは 女性を扱うように。
さぁ 先生。
♬~
ん?
ど どうされました?
オリが まわってる。
え!?
(広瀬)味も おかしい。
そんな バカな。
(ざわめき)
あっ。
私も いいですか?
どうぞ。
では。
本当だ。
(ざわめき)
どうして…。
振り回したんスなぁ。
誰が振り回すか!
素人じゃあるまいし。
貯蔵室の温度が
上がったんじゃろう。
それも あり得ません。
貯蔵室の温度調整は
コンピュータ制御で完全です。
じゃあ 謎としか…。
♬~
《あっ!》
♬~
《これは もしや…》
《本城さんは バカにされたか
何かでカッとなり➡
赤丸さんを殺害》
だる
《テニスコート脇のワイン樽に
赤丸さんを隠した。➡
しかし 俺が
ウロチョロしているので➡
もっと安全な場所に隠そうと➡
テニスコートから
ワイン貯蔵室に移した》
《ところが 死んだと思っていた
赤丸さんが➡
息を吹き返したんだ》
《そして オリを沈殿させるために
安置されていた➡
ペトリュスに気づき…》
⦅ペトリュス…⦆
⦅フフッ⦆
⦅フフフフッ…⦆
⦅フフフッ…思い知れ 本城!⦆
《赤丸さんが いまだに
姿を現さないところをみると➡
再び意識を失ったか
最悪の場合…》
《どうやって
ワイン貯蔵室の中に入る?》
《扉を開けられるのは
本城さんだけ》
《そうだ!》
何でしょうな?一体。
(プシュッ!)
ふんがっ!
ワインの酔いは
急に 来た 来た 来た~ だぁ~。
おっ お父さん!?
おぉ!これが有名な
「眠りの小五郎」じゃなぁ。
(ざわめき)
あれが眠りの…。
(変声機:小五郎の声)
本城さん あなた
罠にハメられましたなぁ。
罠?
そうです。➡
本城さんを妬む何者かが
このパーティーで➡
あなたに恥をかかせるために➡
ひそかに ワイン貯蔵室に侵入し➡
そのワインを台無しにしたのです。
そっ そうだ
きっと そうに違いない。
誰だ!そいつは。
いや それは不可能だ。
ワイン貯蔵室に入るには
私の指紋を照合しなければ…。
おそらく犯人は➡
その手の防犯システムに
詳しいのでしょう。➡
ひょっとしたら まだ貯蔵室に
隠れているかもしれない。➡
そして 残りのワインも。
え?
そ それは 大変じゃ。
止めないと!
ワインに対する冒とくです!
一緒に貯蔵室へ行きましょう!
あ いや 私 1人で…。
危険です!追い詰められた犯人が
何をするか分かりません。
それに 取り押さえた時に
ワインの瓶が割れでもしたら…。
えっ いや…。
私も一緒に!
私も!
⚟急がないと!⚞
⚟ワインの危機だ!⚞
⚟貯蔵室へ急げ!⚞
あわわ…。
赤丸さん!赤丸さん!
しっかりしてください!➡
赤丸さん!
うぅ…。
早く! 救急車を。
はっ はい!
どういうことかね?本城君。
こ…これは…。
本城さん 警察を呼びます。
あっ…。
あいつがバカにしやがるから!
俺には「教養も品格もない➡
ワイン愛好家を
名乗る資格はない」などと!
本城さん あなたは本当に
ワインを愛していたんですか?
愛していたさ!
そうは 思えませんね。
ワイン貯蔵室は➡
ワイン愛好家にとっての
聖域です。➡
そこを犯罪の隠ぺいに
利用するなど あり得ません。
うっ…。
《幸い 赤丸さんは
一命を取り留め➡
事件は幕を閉じた》
《もしかしたら
この事件の本当の被害者は➡
人間の醜い争いに巻き込まれ
けが
その味を汚された➡
1本のワインかもしれない》
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
⚟この甘さ まろやかさ~!⚞
さすが ヴィンテージものは
違~う!
あれ いくらしたの?
1万円 だったんだけど➡
お父さんに内緒で お店の人に
交換してもらったの➡
1000円のに。
トレビア~ン!
《味が分からないってのは
幸せだねぇ》
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