All language subtitles for ひらり 第053话

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Original subtitles

「山へ行こう 次の日曜」

「昔みたいに 雨が降れば」

「川底に沈む橋越えて」

「胸まである 草分けて」

「ぐんぐん進む背中を」

「追いかけていた」

「見失わないように」

「抱えられて」

「渡った小川」

「今はひらり」

「飛び越えられる」

「一緒にね いろんな話ししよう」

「晴れたらいいね 晴れたらいいね」

「晴れたらいいね」

今日は 銀次と芳美のデートの日です。

よっ。

おかみさん。 ん? あら おはよう 銀ちゃん。

おはようございます。

あの…。 どうしたの? ん?

ええ… あの おかみさん

今日 夕方から つきあってほしいんですけど。

つきあうって? ええ 実は その

俺に ほれちまった女がいまして よく ほれられるんですけどね

俺って あの 結構 女の趣味 高級なもんですから。

で まあ その いわゆる デートってやつに

おかみさんに ついてってくれませんか と思いまして…。

ああ それは変よ 銀ちゃん。 お見合いじゃあるまいし。

あ… いや でも。

いや あの 交際しようか迷ってるから 見てほしいっていうんなら別だけど…。

あ~! それですよ それ はい。

いや だけど…。 いえ あの~ 僕 あの口下手なもんで

うまく言えなかったんですけど それです。 おかみさん 頼みます!

そうねえ…。 ええ あの みんな

俺の結婚のこと心配してるし ここは是非 おかみさんに見てもらってですね ええ。

分かった。 いいわ 銀ちゃん。 ありがとうございます! はい。

さあ。

ちょっと おじいちゃん おじいちゃん。

銀ちゃん のってるじゃない。 俺は あいつのこと

まるっきり理解してなかったってことが 分かったよ。

あいつ ホントは 寂しかったんだな。

そうだよね。 女には不自由してないとか 言いながら

あれだけ のりまくってるもんね。

不自由しっ放しだったんだい。

うまくいくといいよね。

いや~ 俺は あいつに嫁さんが来てくれりゃ

もう 何一つ 思い残すこたあねえよ。

43になった息子でも 心配なんだ。

そら そうだ。 親ってのは そういうもんだぞ。

じいちゃん 何か におわない? あ?

うわ~。銀次。 あ? 何だい。

殺虫剤じゃねえんだ そう まき散らすこたあねえだろ。

いや このオールド・トイレってのはよ においが もたねえってからよ。

銀ちゃん。 あ?オード・トワレです。

そうか。 おい ひらり ちょっと 上着取れ。

よしよしよし よ~し。 うわ~…。

あ~あ~あ~ たっ。あいよ。 よし。

うえっ うえっ!

何だよ おめえよ。 袖入ってねえ。 よし。

⚟

あなた 3時よ。 パジャマ着替えてよ。

休みの間中 ゴロゴロ ゴロゴロ。

少しは部屋の中 片づけろよ。

私 お店に出てるんだもん 今までどおり いかないわよ。

君が勝手に出たんだろ? 僕は臨時休業にしろと言ったはずだよ。

おじいちゃんが あれほど 閉めたくないって言ったのよ。

そういう痛みを分かってあげんのが 家族ってもんでしょ。

だったら 君は 僕の痛みが 分かってるわけでしょうね。

すぐ そうやって 冷たい言い方するんだから。

会社のことは知らないわよ。 でも ほかに 何の痛みがあるのよ。

僕の口からは言いたくないね。

嫌な言い方。

私に言いたいことがあるなら はっきり言って。

僕は別に 君に隠し事は 何もありませんけどね。

偶然に根本と会って セーターをもらったことを

洋一は知っている と ゆき子は直感していました。

芳美さん 銀ちゃんはね

私にとったら まあ 年の離れた弟みたいなもんなのよ。

ああ ああ ほらほらほら。 フフフフフ フフ。

あのね もし銀ちゃんと もめたら まず 私に言いなさい。

いつだって あなたの味方になるから。 ね!

ありがとうございます。

私 ちょっと 親方んとこ 電話してくる。 ね。

いや まだ…。 ああ はい。 じゃ ちょっと。

すてきな人。

ええ。

あ… あの 俺 正式に 言っときたいことがあるんですけど。

はい。 いやいや つまり

俺 あの 意味もないのに ダラダラ つきあう気ないし

それに その…。 あの 銀次さんの性格 よく分かってます。

はあ。 今日 もっと よく分かりました。

あ そうですか? なら 話早えや。

だから今日 すごく うれしかった。 初めてのデートで

私のこと お姉さんみたいな人に 紹介してくれるなんて うれしいです。

そら そうじゃなくしてね つまり その…。

あっ 銀ちゃんだ! あ…。

もう 何だい 何だい。 初めてのデートに どじょうなわけ?

私は どこでもいいんです。 だってね 芳美さん

銀ちゃんったら 今日 リキ入れて もう 決めまくってたんだから。

いいからもう あっち行けよ お前~。

あら ひらりちゃん! 先生も。

いや おかみさん! 何で ここに?ん?

なるほどねえ。

あっ おかみさん。 ん?あの どうぞ

そろそろ どじょうが…。 いや 2人で どうぞごゆっくり。

私は そろそろ失礼するわ。 いや そんなこと言わないで おかみさん。

いつまでも邪魔してるほど やぼじゃありませんよ 私は。 ほら。

じゃあ よかったら 僕らと一緒に。 ね! おかみさん 向こうの席で。

ああ そうね。

じゃ 芳美さん またね。 あっ。

今日は ありがとうございました。 いえいえ。

じゃ 行きましょう。 さあさあ ごゆっくり。

ごゆっくり。

嫌ね おかみさんったら 邪魔者だって。

邪魔者は あんたなんだよ。 え?

いやいや いいの いいの。

私 どうして銀次さんがいいのか 自分でも不思議なんです。

そうですか。

あの野郎…。 いてえな 何すんだよ。

ごめんなさい。 ごめん。

毎日 やってあげますよ。 銀次さん。

お酒。 ああ。

銀ちゃん こっちばっか見てるよ。

俺 余計なことしたかな。 あ にらんでるよ 俺のこと。

やっぱり 銀ちゃん おかみさんが いいんだね。

何言ってるの。 年上がいいかなって時期 誰にだってあるんだから。

ねえ お二人 ホントに恋人じゃないの?

え? 違いますよ!

でも 俺だって おかみさんの方がいいな。 二十歳やそこらの小娘と 何話すんだよ。

芳美さん 27。

あ 手ぇ合わせてる。

呼んでこようか。 駄目。

あ 芳美さん 泣いてる。

あっ 帰っちゃう。

ども ども。 どうも。 ちょっと 銀ちゃん!

かわいそうじゃない!

え? いいんだよ いいんだよ。 はっきり言った方が。

はっきり言ったの? 言ったよ。

俺はよ その とことんほれた女と結婚するまでは

たとえ50になっても60になっても 独りでいますからって。

だから あんたも早いとこね 誰か見っけて 幸せになんなさいって

そう言ってやった。 ひどいよ。ん?

銀ちゃんみたいなのをね 女の気持ちを踏みにじるって言うのよ!

そんなこと言ったって お前 俺は…。

銀ちゃん 銀ちゃん。 いえ 銀ちゃんのやったことね

言葉は きついかもしれないけど 正しかったと思う。

俺も そう思う。 いや 俺も そう思ったから。 うん。

どうして?

いや その気がないなら 早めに そう言ってあげるのが

男の誠意ってもんだと思うよ。

うん。 まあ いいんだ いいんだ。 な! ひらりは まだ若えからよ。

俺らみたいな その高級なことは 分かんなくってもよ。 うん そうそう。

まあ あれだけビシッと言われりゃよ どんな女だって 諦めるよ。

私 はっきりと 俺の目の前から消えろって 言われるまで

諦めませんから。

そうまで言ってくれんのかい。

ありがてえじゃねえか。

どなたさんも こんばん…。

おい 銀次!

ちょっと そこへ座れ。 しらりが証人だ。

何の? ま いいから そこへ座れって。

俺は今日かぎり 酒もタバコもやめた。

また うちのじいちゃんに 対抗しちゃって。

そうじゃねんだよ。

昔っからな 願い事する時にゃ

その人の一番好きなものを断って 願かけたもんだ。

何か 願い事 あんのかい?

私 分かる。 銀ちゃんの結婚じゃない?

銀次。 え?

いつまで そんなことしちゃ いらんねえんだぞ。

俺は もうすぐ死ぬんだから。 脅迫すんなよ。

銀次さん。 はい。

私 女が出れば男は逃げるって 分かってます。

でも 私 銀次さんのこと好きですから。

失礼します。

かわいいじゃねえか。

俺は 申し訳ねえけどよ 何とも思わねんだよな あの子。

よっしゃ!

梅響は 相当 足首が悪いんだな。

はい。 この場所は

十両に上がるかどうかっていう 場所なんだ。

少しも早く 医者へ連れてけ。

何度も言ってるんですが 何か 怖いこと言われたくないらしくて。

親方 私 連れてく。 竜太先生んとこ。

ったく 大の男が一人で行けねえのかって 言いたいよ。

お前だって 行けなかったじゃねえか。

ひらりちゃんも呼ぼう。 いや 俺だけで…。

ひらりちゃん。 ⚟はい。

梅響 稽古休め。

そんなに悪いの?

じん帯を痛めてる。

今 徹底的に治せば 元どおりになる。 だけど 無理をすると休場だ。

じん帯は やっかいなんだよ。 手術なんてことにならないように

稽古は 明日から九月場所の前日まで 一切禁止。

待ってください。 それじゃ 俺 ほとんど稽古しないで

本場所ってことですか。 それでも休むよりはいいだろ。

俺 十両がかかってる場所なんです! 稽古なしでは 土俵へ上がれません!

医者の言うこと聞いて! 休場したら全敗よ。

また 幕下の真ん中まで 落っこちるかもしれないのよ。

1つでも2つでも勝てるかもしれないし

ひょっとしたら 勝ち越せるかもしれないじゃない。

女に何が分かる! 相撲が好きなのは ありがたいけど

相撲への口出しはすんなよ!

梅響 どうして竜太先生が 私を呼んだか分かる?

稽古休めってことを 私に聞かせて 証人にしたかったのよ。

そうでもしないと 梅響 何でもなかったよって みんなに言って

稽古しちゃうって分かってたのよ 先生。

もっと言えば 私に口出ししろってこと。

少しでも土俵に上ったら口出しして 稽古休ませろってこと!

私 どんなに嫌われても口出しするよ。

だって 竜太先生と同じくらい

梅響のこと 本気で考えてるもん。

稽古 休め。

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