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♬~
(のぞみ)星野さん。 ねえ 星野さん。
星野さん? 星野さんは?
星野さん…。
星野さん。 星野さん。
星野さん…。
星野さん。 星野さん! フフフ。
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(あづさ)だって みんなで 一生懸命作ってきたもの➡
壊して 出てくんだもの。 その「壊す」っていうのが いけないのよ。
お母さんね それだけは したくないの。
お母さんが そんなふうに遠慮してるのって➡
お母さんらしくない。
お母さんは お母さんらしくしてる方が みんなも 幸せでいられるのよ。
お母さんの 「幸せ~!」っていう顔を見れば➡
何を言うより みんな 分かってくれるわよ!
はあ… いかにも のぞみらしい理屈ね! 勝手な理屈! フフッ。
(達也)何 でかい声 出してるの?
(のぞみ あづさ)何でもありません!
(リキ) <のぞみ嬢ちゃんとケンカした翌日➡
赤ゲン先生のところへ やって来た あづさ先生でした>
(ファックスの受信音)
(赤松)うん? ああ… フッ。
寝ちまうとこだったな。
大変ね。 うん?
疲れた顔してた。 ああ…。
ここんとこ あんまり寝てないからな。
椅子から 落ちそうだったわよ。 フフッ…。
いや 前にね 落っこったことがあったよ。
そうやってさ 一人で うたた寝してたら バタ~ンって。➡
いや~ さすがに あれは 恥ずかしかったな。 ハハハ。
もっと早く 来てあげれば よかったわね…。
そうすれば 「バタン」っていうの 支えてあげられたのに。➡
フフッ のぞみにね 言われたの。
「赤松さんのそばに いてあげなさい」って。
ふ~ん… また あの おせっかいが。
フフッ おせっかいなんてもんじゃ ないわよ もう。 お説教されたのよ。
ほう 説教か!
「さっさと 赤松さんのとこに行きなさい。➡
周りを気にしてる お母さんなんて お母さんらしくない。➡
お母さんは お母さんらしくしてた方が みんなが幸せになる」って。
あ~ なかなかの説教じゃないか。 でしょ? フフッ。
おう 口ばっかり 達者になりやがってな。
フフフ… でも…➡
ちょっと ドキッとした。
そんなに簡単に 幸せになれるわけがない。
ゆっくりで ちょうどいいって思ってたの。
はあ~ そこをね 見事につかれたわけよ。
「その年で ゆっくりやろうなんて 厚かましい」って。
フッ。 でも 子供って 不思議…。
どうしようもなく 幼くて➡
まだ そんなこと 言ってんのかなと思ったら➡
今度は こっちが びっくりするぐらい 大人びたこと言ったり。 フフッ。
いや~ 向こうだって きっと おんなじこと 言ってるよ。えっ?
「親って 不思議。 分別くさいことばっかり 言ってると思ったら➡
突然 子供っぽいことを 言いだすのね」って。
フフフ…。 ハハハ…。そうね。
でも… 娘に こんな大事なこと 教わるとは。
あなたの寝てるのを見て 分かったわ。
私…➡
来ても いい?
ここへ来てもいい?
あ… いや…。
えっ? えっ?
嫌? はっ?
今 「嫌」って…。 あっ いや…。
あっ いや… あ~ いや…。 (せきばらい)
その「嫌」じゃなくてさ 君と一緒に住むんだったら➡
引っ越ししようと思ってたんだよ。 ここじゃ狭いしさ。
事務所だけにしてね。 あ~ もう びっくりした!
紛らわしいわね もう…。 断られたのかと思ったわ。
ハハハ… 何を言ってんだ。 そんなこと思ってもいないくせにさ。
そんなことないわよ。
あ~ でも あれだぞ…。 えっ?
立派なとこは 無理だぞ。 うん?
うちだよ。 今度の事件で しばらくは 手いっぱいになるからさ。
そうしたら 収入も減るだろうし…。 うん?
分かってる。
<よかった! やっと あづさ先生 満開の笑顔が見られました>
<なのに のぞみ嬢ちゃんの方は 浮かぬ顔…。➡
星野君と ケンカをしたせいでしょうか>
のぞみ!
お母さん…。
ごめんね 昨日は。 えっ…。
のぞみの言うこと 素直に聞けなかった。
どうしたの? 急に。 ううん!
ねえ 薫乃ちゃんが 福島から 帰ってきたら➡
時間 作ってもらえる?
何? 改まって…。
お母さんね みんなに 聞いてもらいたいことがあるの。
うん…。
(薫乃)お帰りなさい。
あっ 薫乃ちゃん! お義母さん…。
イエイ イエイ!
フフッ…。
さあさあ… アハハハ…。 2~3日 温泉につかって➡
ゆっくりしてくるんじゃなかったの? う~ん そのつもりだったんだけど➡
やめたのよ。 え~?
みんなに心配かけるのも 大人げないし…。
それにね お土産を早く見せたくて…。
お土産? うん。
(うらら)また 来たぞい!
(あづさ)お母さん! 何だ お土産って うららちゃんのこと?
顔も見たくないんじゃなかったの?
あっ… お土産はね これだけじゃないのよ。➡
もっと大きな お土産があるの。 えっ?
あづささん…。 あづさ!
あっ… な~に?
お行きなさい。 (あづさ)えっ?
赤松さんと… 一緒になれ!
私たち… 心から 祝福します。
おめえが ばあちゃんになって➡
私らのせいで結婚できなかったなんて 恨まれるのは 嫌だがんない。
いろいろ わがまま言いましたけどね…➡
やっと 当たり前のことが 分かりました。
あづささんが幸せになることが 私たちの幸せでもあるの。
んだ!
お母さん 何 黙ってるの?
ありがとう… ございます。
まあ… いいのよ。 あのね あとのことはね 大丈夫。
そりゃあね あづささんの知恵を 借りることが あるかもしれないけど➡
その時は よろしくね。 はい。
(うらら)のぼせ上がって 福島のごと 忘れんでねえぞ。
はい! フフフ…。
(桃子)フ~! おめでとう 義姉さん! (達也 優)イエ~イ!
みんな いたの? (優)当たり前じゃないか。
歴史的瞬間に立ち会わなきゃ。 いや 大げさねえ!
(桃子)大げさじゃないわよ 義姉さん。 南田家にとっては 一大事よ。
そう! うれしい一大事だからね。
ありがとう みんな!
あっ お母さん 話って? うん?
さっき 「みんなに 聞いてもらいたいことがある」って➡
言ってたじゃない? ああ…。
あら 何なの? ほら み~んな そろったし➡
ちょうどいいじゃない。 あっ… 何だったかしら?
嫌だ みんなが驚かすんだもん。 何かさ 忘れちゃったわよ。
あれ? 義姉さ~ん…。 (笑い声)
⚟(星野)ごめんください。
(星野)ちょっと 時間… いいかな?
あのままじゃ 嫌だろ?
あれから どうしてた?
考えてた。 そう…。
星野さんは?
俺も考えてた。
そう…。 うん…。
ごめんな。ごめんね。
あっ…。
どうして あんなに腹が立ったのかな…。
図星だったからなんだよな。 図星?
うん。 君が言うとおり 俺は 悲観的なところがあるよ。
そ… そんな… 私だって 楽観的すぎるのは 認めるわ。
急に 素直じゃないか。
だって 失敗しないと 気付かないんだもん。
うぬぼれ屋なんだよな。 えっ!? 私が?
そうさ。 何とでもなるわって 自分を過信してるんだよ。
自分に自信を持つことは 大事なことだと思うけど?
自分を疑うってのも大事だぜ。
疑ってばっかりいたら 前へは進めないわ。
前に進むだけが 能じゃないだろ?
よく それだけ 反対のことが言えるわね!
しょうがないじゃないか。 君と俺は 何から何まで 正反対なんだから。
そうよ! そうよねえ。
星野さんは クールだけど 私は 熱しやすいもの。
そう! 君が 人に頼る方なら 俺は 何でも 自分で やりたがる。
本当。 私は諦めたら 次の目的 探すけど 星野さんは いつまでも粘ってる。
(星野)うまくいくと思うぜ。
えっ?
やっぱり 2人で事務所やろう。➡
考えて… 考えて考えて 答え 出した。
君と一緒なら…➡
多少しんどくても 最初に思ったこと 忘れずに やっていけそうなんだ。
根っこ腐らせずに やっていけそうなんだよ。
いいの?
やってみよう。
上ばっか目指すやつと 地盤 固めるやつ 両方いるんだから➡
きっと ちゃんとしたのが建つよ。
でも お金の方が 成り立ちそうにないんでしょ?
最初の何年かは ラーメン食って 頑張ればいいさ。
でも 仕事のやり方 教えてくれる人が いないと 困るんでしょ?
どうしたんだよ 急に 弱気になって!
大丈夫だよ。➡
赤ゲンとこ 通って 必死で 覚えればいいさ。
俺も… 少しは 人を頼りにしてみるよ。 君 見習ってな。
一緒にやろう!
うん。
一緒に… 生きていこう。
うん!
♬~
(吠え声)
<「幸せを 祈れば心 時雨けり」。➡
ああ 失恋は 人を 詩人に変えると申します>
<さて来週は いよいよ最終章!➡
「実るほど頭の下がる 稲穂かな?」の巻。➡
司法修習を終えた のぞみ嬢ちゃんは➡
星野君と一緒に 新たな世界に向かって 飛び出していきます!>
一生のパートナーになれたらいいと 思っています。
一人前になれたら 一日も早く そうしたいと思っています。
<あづさ先生の旅立ちに 達ぼんの巻き返し。➡
何やらかんやら入り乱れて 南田家は にぎやかに船出をいたします。➡
どうか 皆さん 最後まで お見送りのほどを… ワン!>
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