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♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(リキ)<夏の夕日に導かれて ここ 福島 長沼家で➡
顔を合わせることになった 皆さんでした>
(徹)申し訳ありません。 達也が… いや 息子が…➡
お宅まで 押しかけたばっかりに ご迷惑かけました。
(経一)いいえ。
謝りなさい。➡
お前は こちらに ちゃんとした ご家族があるのを知ってた。➡
なのに 突然 お宅まで行って 自分の気を済ませるために➡
ご主人に お金を 突き返すようなことをしたんだ。
(のぞみ)お父さん…。 のぞみもだ。 どうして もっと➡
相手のことを 考えられなかったんだ!
(経一)ちょっと ちょっと… もう そだごど どうでもいいんですよ。
すいません。 いや あの… 初めて 子供を怒ったもので…➡
ちょっと 力みました。 初めて?
(徹)私… 達也と一緒に… 住んだことがありません。
何もできない父親だったから 何も言う権利はないなんて➡
そう言ってたら… このまま 一生 駄目になると思って…。
(あづさ)すいませんでした。 私からも おわびします。
いや… いや だけんど… いや もう 本当に そりゃ もう いいんですよ。
そうよ…。 もう一度 話しに来てくださったんだから…。
じゃあ あの 私は いない方が…。
いやいや 別に 僕は ないしょ話をするつもりはないんですよ。
私は もともと コソコソするのは 大嫌いなんです。
子供たちも そうやって育ててきました。 すいません。
だから… んだから➡
許せなかったんだ…。
割り切れねえんだよ。
俺にだけは 本当の話をしてほしかった。
(桂子)ごめんなさい。
腹割って 何もかも 話してくれる気は あんだな?
何で ウソなんか ついてた?
赤松さんっつう人の間に 何があったんだ?➡
もう こうなったからには 「まあ いいわ」では済ませらんねえよ。
(戸をたたく音)
(達也)赤松さん!
(赤松)お邪魔します。
どうぞ 上がってください。 (赤松)うん。 ありがとう。
あの… 何か 飲みましょうか? (あづさ)あっ 暑いから ビールでも…。
何なんだ これは 本当に! 東京から 大の男が 2人も やって来て…。
ああ~ みんなで だまされた亭主を バカにしようってのか!?
(赤松)あの そんなつもりじゃないんです。 あの 話を聞いて…➡
何か 私に できることがあればと思って 参ったんです。
ありません! ほっといてください。 こういうの 嫌なんだよ。
あっ…。 あっ 待ってください!
私も 人の力を借りるのは嫌いです。
全部が全部 自分で解決できること ばかりじゃないじゃないですか。
できない時は 人の力を借りたって いいじゃないですか。
(あづさ)あの… 上がってください。 桂子と 話を…。
桂子も 「帰りたい」って言ってます。 お願いします。
桂子を 迎えに来てくださったんでしょう?
もう やめて…。
もう いいの。 私 家に帰らないから…。
桂子?
(桂子)今 許してもらって帰っても 前と同じようには暮らせないもの。
そんな…。 お嬢さん 待ってますよ。
子供たちのことは… 2人で 話し合います。
(達也)何だよ それ! 子供をなめんじゃねえよ!
こんなことで 親の都合で 勝手に 家 ぶち壊すんじゃねえよ!
(あづさ)達也! (達也)親の勝手で➡
くっついたり 別れたり 子供 捨てたり…➡
こっちが どんな思いしてきたと 思ってんだよ!
やめなさい! だったら 何を言ってもいいのか?
(徹)確かに お前は… お父さんたちの勝手で➡
2人のお母さんを持つことになった。 人には分からない屈折もあるだろう。➡
だからって それを免罪符にして 何でも許されるってもんじゃないんだ。➡
お前だけが つらいことを 抱えてるわけじゃない!➡
お前は 甘えすぎだ!
お父さん… 甘えすぎだなんて ひどいわ! 達也はねえ ず~っと 悩んできたのよ。
私だってそうよ! 暗い顔するの嫌だから いっつも 笑ってきたけど➡
お父さんがいなくて困ったことがあった。 寂しい時だってあったわ。
笑うのが つらい時だって いっぱい あったのよ!
それを甘えすぎだなんて 知りもしないくせに ひどすぎるわ!
(赤松)やめとけ。 今… 君や達也は 生きるのが楽しくないのか?➡
「生まれてこなければよかった」なんて 思っているのか?➡
何もかも そろっている家に 生まれるやつだけが➡
尊いっていうもんじゃないんだぞ。
随分 立派ね。
私は そんな言い方できないわ。
私は 達也に 申し訳ないことをしたと 思ってます。
(あづさ)そんなふうに言わないで。
私は 心から 達也を育ててきて よかったと思ってるのよ。
私だって 割り切ろうとしたわ。 考えないようにと思おうとした。
でも 本当に忘れることなんて できないのよ。
だったら なして 忘れられないようなことをしたんだ?
なして この人がいるのに こちらとの間に 子供が出来るようなことさ したんだ?
おめえは そんな女ではねえだろうが? 俺は もう そこが 一番分からねえ。
結婚したくなくなったからよ。➡
赤松さんの愛情がないと分かって 結婚するのが つらくなったの。
だから 私… 別れるきっかけが欲しかったの。
だから 私… 徹さんを誘ったの。
えっ? (桂子)彼はね… 私じゃなくて➡
あづさのことを思っていたのよ。 彼だけじゃないわ。➡
あづさだって… 彼に引かれていたの。
2人はね… 婚約者がありながら 夫がありながら 愛し合っていたのよ。
違う! 桂子 それは違うわ。
私は 一生 徹さんと やっていこうと 思ってたの。
一緒に のぞみを育てて やってこうと思ってたの。
それは ウソじゃないわ 本当よ。
私も 赤松君も…➡
過去の続きで つきあってるわけじゃないの。
何年かぶりに出会って… 新しく始めようと…。
そんなこと 信じられると思う?
俺は 信じるよ。
(桂子)でもね 赤松さんは違うわよ。 赤松さんは あづさのことを…➡
あづさのことを思い続けてきたの。 そうでしょう?
ああ…。 俺は 彼女を思ってた。➡
友達の女房を 横恋慕しようなんていう気はなかった。➡
それだけは 誓って言えるよ。 しかし… 思っていたのは 事実だ。
(赤松)すまなかった。➡
俺は 今日… 君に 謝りに来たんだ。
君を… 傷つけた。
あなたが 答えてくれなかったから 私は 傷ついたのよ。
私は 聞いたわ。 結婚して住む マンションの契約に行った帰りに➡
「私のこと 好き?」って。 必死だったの。 すがるような思いで聞いたの。
でも… あなたは答えなかったわ。➡
私は 分かっていたわ。 あなたが あづさのことを諦められないでいるの。
だから 私は 賭けるような気持ちで聞いたの。
(赤松)賭ける?
ウソでも 「好きだ」って言ってくれたら そのまま 結婚しよう。
「好きじゃない」とか 「分からない」って聞いたら➡
「じゃあ 早く好きになって」って言って 結婚しようって決めてたの。➡
賭けは賭けでも 道は一つ。 答えが どっちでも➡
私は あなたに ついていくつもりだったの。
でも あなたは 答えなかった。
あなたの返事は… 賭けになかったの。
俺は… たかをくくっていた。➡
結婚すれば 彼女のことなんて忘れて 君を愛せると思っていた。
子供の頃 俺は 競争ばかりさせられて…➡
俺は いつも 勝ってきた。 勉強も 就職も…。
人の心なんて どうにでもなるもんだとばかり➡
思ってきた。 結婚すれば… 子供さえ出来れば…➡
日常の生活や そういうものに包まれれば 自然と情も湧いてくるし➡
いとおしさも 芽生えてくるだろうって…。➡
世間では 見合いで結婚するやつらだって いっぱい いるんだって➡
そう思っていたよ。
でも… 結婚式が近づくにつれて➡
それは無理だっていうことが 分かってきた…。
(赤松)悪かった…。 俺は… 君を なめていたよ。➡
いや 君というより 人の気持ちをなめていた。
俺を… なめていた。
力で… ねじ伏せられないものが あるっていうことを➡
俺は 知らなかったんだ。 だから… なめないでほしい。
(赤松)もし… 「別れることなんて 離婚なんて そんなことは➡
大したことじゃない。 最初のうちは つらいけど すぐに忘れてしまう➡
どうでもなることだ」なんて 思っているんだったら➡
それは 間違いだよ。 人の気持ちは そんな簡単なものじゃないんだよ…。
だから… 諦めないでほしい。➡
もちろん… その気持ちが… あればの話だ。
ありますよ! あるに決まってんでねえですか。
俺はねえ ず~っと 家内のことを 大事にしてきたんだ。
もう 二度と出会うことのない伴侶だと 思ってんです。
(経一)帰ってこい…➡
帰ってこい!
やり直そう。
新しく… やってこうでねえか…。
♬~
<何か 言いたかったけれど…➡
誰も 言葉など出てきませんでした>
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