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♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(達也)ただいま…。 (のぞみ)ああ お帰り。
姉ちゃん どうしよう…。
何? どうかしたの?
♬~
な~に? これ。
金… 200万。
200万!? 何なの それ?
もらったっていうか… 押しつけられたんだよ。
「もらった」って… 本当のお母さんに?
うん… 「もう ないしょで会うの やめよう」っつって…➡
「気持ちだから」ってさ。
そう…。
俺 返す! えっ?
冗談じゃねえよ。 要らねえよ 金なんて。
達也…。 明日 現金書留で送る。
あっ ちょっと… 郵便なんかで送っちゃ駄目よ。
何で? だって 向こうの家族➡
このお金のこと 知らないかもしれないじゃない。
受け取りたくないの? ああ…。
押しつけられて もらっちゃったけど… やっぱ 絶対 嫌だよ 金なんて。
分かるけど… あの人だって 一生懸命 考えた上でのことじゃないの?
あ~あ…。
せっかく 悪くない感じだったのにな…。
うん?
頑張らなくて よかったんだよな。
えっ?
あの人さ 俺に 何にも してくれたことないのよ。
だから こっちも 無理しなくてもいいって感じだったんだ。
(達也) おふくろってさ 本当の子でもねえのに➡
一生懸命 俺を育ててくれたわけだろ。
そうすっと こっちも 感謝しなきゃとか…➡
でも 勝手に引き取ったんだから 当たり前だろ とかさ➡
いろいろ考えちゃうわけよ。
うん…。
だから 何にもしてくれない あの人といるの すげえ楽だったの。
それをさ こんな金なんか もらっちまうと ぶち壊しなんだよな。➡
何にもしてくれないなら してくれないで➡
最後まで 何も してほしくなかったよ。
分かった。(達也)うん? オッケー。
何が? 私が返してきてあげる。
姉ちゃん…。
(リキ)<達ぼんの複雑な心境を思い➡
一肌脱ぐことにした のぞみ嬢ちゃんでしたが…>
<身近に こんなことが起こると 例の調停事件の方も➡
身につまされるものを 感じてしまうのであります>
(星野)おい。
星野さん…。 何してるんだ 調停 始まるぞ。
あっ… はい。
しっかりしろよ 担当判事。
はい。
(勝子)子供に会うのを 認めてもらえないって言うんですか?
(育子)それは 今 お父さんと交渉中です。
交渉中? じゃあ 断ってきてるってことじゃないですか。
お父さんの方も 感情的になられておられますので…。
そんな…。 あなた 言ったじゃないですか。
子供を返せば 主人は調停に応じる。 一緒に住むのは無理でも➡
月に何度かの 面接交渉権だけは得られるって。
はい。 あれ… ウソだったんですか?
子供を返させるために でたらめ言ったんですか!?
そうじゃありません。 必ず 説得いたします。
必ずね? 必ずよ。
はい。
(育子)南田さん…。
お母さん 私たちは努力します。 でも 必ずと お約束はできないんですよ。
そんな…。 だったら 私 秀樹を 返したりしませんでした。
この人が「面接交渉権だけはもらえる」って 言うから 返したんです。➡
もらえないんだったら もう一度 取り返します。
落ち着いてください。 そんなことしたら 秀樹君が 一番 傷つくんですよ!?
会わせてください…。
秀樹に会えるようにしてください。
お願いです。 私… 何か してやりたいんです。
一つでもいいから あの子に 何かしてやりたいんです。
(育子)どうしたんです? 南田さん 掛けなさい。
あっ… すいません。
そうか… 弟の方 そんなことになってたのか。
はい。 だから調停の方 ひと事とは思えなくなっちゃって…。
でも… どちらかに肩入れは 禁物だぜ。 一番大事なのは…。
分かってます。 あくまでも 「どうすれば 子供が一番幸せか」です。
で… 返しに行くの? その金。
はい。 ちょっと つらいんですけど…。 うん…。
でも 達也が もらいたくないって言うんだったら➡
多分 もらわない方がいい お金なんです。 うん。
ありがとう。
誰かに聞いてもらったら ちょっと 楽になりました。
「誰か」じゃないだろ? 「俺だから」だろ?
どうしたの? 行こう。 途中まで 送ってってやるよ。
あっ… はい。
<少しずつ 少しずつではありますが➡
2人の距離は 近くなってきたようですね>
すいません。 あの… おうちに 上がり込むつもりはなかったんですけど。
(桂子)いいのよ。 子供たちは7時ごろまで クラブで帰ってこないって言うし➡
主人も 課外活動で遅くなるって 言ってたから…。
はい。
(桂子)それに 喫茶店でしゃべるような お話じゃないんでしょ?
はい。
あの… 今日は これを…。
すいません… 本人が どうしても 受け取れないって言ってるんです。
お気持ちを受け取れないって 言ってるわけじゃないんですけど➡
やはり 母や祖母には 言えないお金ですので…。
本人も お金を受け取らない方が➡
いい思い出として東京へ帰れるって 言ってるんです。
そうですか…。
すいません。
あの…。
すいません。
達也君の気持ちは… 分かりました。
はい。
のぞみさん…➡
預かっていただくわけにはいきませんか? えっ?
今すぐ 使ってくれっていう お金ではないんです。
何か困った時に 思い出して 何かの足しにしてもらえればいいんです。
ですから それまで預かってください。
それは…。
何か してやりたいんです!➡
こんな浪花節みたいな話➡
若い子が聞いたら うっとうしがるのは よく分かってます。
でも… 何か 一つだけ してやりたいんです。➡
22になる子を だっこしてやるわけにもいかないし➡
ためになる話なんて できないし…。
お金くらいしか 思いつかなかったんです。
達也君の役に立つ日まで…➡
ないしょでいいんです。 預かってください。
でも…。
⚟(経一)ただいま~。
(経一)お客さん? ええ。 あっ… お茶 飲んでたの。
(桂子)早かったのね。
<交渉は決裂…>
<のぞみ嬢ちゃんは 押し切られた形で➡
桂子さんのうちを 後にすることになったのですが…>
(経一)今の子 誰? うん。 知ってる子。
(経一)ああ それは 知ってる子だろうけど…。
早かったのね。 うん…。
気になることあって 早く帰ってきた。
定期の金 下ろしたろ? いや… いや 別に チェックしたわけではねえよ。
計算書を 偶然 見ちゃったんだ。
(経一)200万も どうしたんだ?
何か 変なことに 巻き込まれてんではないのか?
正直に言ってくれ。
すみません。 (経一)えっ?
息子が会いに来たの。
息子? 息子って 東京の?
何か してやりたかったの。
そ… そんな…。 あれは お前➡
妙子や法子に何かあった時に使おうって 置いといた金でないか。
それを お前…。
ごめんなさい。
えっ 返せなかった? ごめん。
何だよ 「返してきてやる」って 言ってたじゃねえかよ。
言ったんだけど あの人の気持ち 聞いてたら➡
強引に 突き返せなくなっちゃって。 何 言ってんだよ。
説得されて どうすんだよ。 チッ 冗談じゃねえよ…。
達也… 私が預かってちゃ駄目? ああ?
役に立つ時まで 達也に ないしょでいいから➡
私が預かっててほしいって言われたの。 でも ちゃんと言っておこうと思って。
もういいから やめてよ。 とにかく 嫌なの 俺は!
でもね 何か一つでも 達也のために してあげたいんだって。
だからって 金なんか もらいたくねえんだよ 安っぽいんだよ!
いいよ もう 俺が返す! 姉ちゃんなんか 結局 当てになんねえんだから。
そんな言い方しなくたっていいじゃない! 私は 達也のことを考えて…。
考えなくていいんだよ! 言うとおり やってくれりゃいいの!
何それ!
<あらら… 福島は新たな出来事に 大きく揺れ始めました。➡
そして…>
(あづさ)お義母さん。 (薫乃)ああ あづささん。
俳句ですか? そうなのよ。
宿題が なかなか できなくてね。
明日までに 3句 作らなくちゃいけないのよ。
季題はね 「風鈴」なの。
あの~…。 えっ?
ちょっと… お話ししたいことが あるんですけど。
話…? ああ 嫌ね~ もう あづささん。 せっかく 今 思いついたのに…。
あ~ あのね 明日の朝で いいかしら? これ出来たら ゆっくり聞くから。 ねっ?
はい 分かりました。 じゃあ 明日…。
ああっ 1つ出来た! はあ~ よかった。
「風鈴の 鳴つて 明日の空模様」。
<東京も 明日は 大きく揺れそうです>
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