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♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な 奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(リキ)<純ちゃんとの さよならに➡
思わぬ痛手を負った のぞみ嬢ちゃんでしたが➡
落ち込んでいるわけには まいりません。➡
何しろ 今日は 下書きとはいえ 初めて書いた判決が➡
実際の法廷で 言い渡される日なのです>
(北山)では 被告人は前へ出なさい。
ただいまより 判決を言い渡します。
「主文。 被告人を懲役3年に処する。➡
未決勾留日数中 60日を 右 刑に算入する。➡
この裁判確定の日から 4年間 右 刑の執行を猶予する」。
「訴訟費用は 被告人の負担とする。➡
押収してあるビール瓶 1瓶 平成7年 押 第122号の1を没収する」。
判決理由を読む前に ひと言 付け加えておきます。
この判決には あなたが 「暴力団から脱退し 更生する」と➡
約束したことが あなたを執行猶予にした 重要な理由であることが➡
はっきり書かれています。 ですから 例えば もし これから➡
あなたが事務所に帰って 組の者として 行動するようなことがあれば➡
それは あなたが 約束を破ったことになるわけですから➡
そのつもりで いてください。
<どうやら またまた 失敗のようですが➡
それにしても さすがに 裁判長…➡
のぞみ嬢ちゃんの読みの甘さを 見抜いていたのでしょうか?>
いや~ 見抜いていたわけじゃありませんよ。
それに 私の判断が 絶対というわけでもありません。
まあ… ただ 経験から言えば 今回の被告人のように➡
これから先の生活について 具体的なことが言えない人は➡
更生が難しいとは思いましたがね…。
(のぞみ)はあ…。 いや~ 落ち込むことはないですよ。
私 いつも 甘いんです。
今度こそ 改めようって 思ってたんですけど…。
(星野)重い刑にするの 怖かったんだろう? はい…。
ハハハ…。 怖くないよりは いいですよ。
人の人生に関わるんですから 恐れがあるのが 当たり前です。
いや 私もね ここだけの話ですよ。 初めて 無期懲役の判決を出した時には➡
おしっこが出なくなったんです。
逆に 執行猶予にした被告人が 半年もしないうちに起訴された時には➡
さすがに ショックを受けましてね… うちで 家内に当たったもんです。
部長がですか? 私だって 人間ですからね。
じゃあ… 裁判官も だまされることがあるんですか?
そりゃあ ありますよ。 まあ 私 個人的に言えば➡
だまされることがあってもいいと 思ってるんです。
はい? 裁判官はね 刑を決めるにあたって➡
何が被告人のために一番いいかを 考えるものなんです。
実刑にして 自分のやったことの責任を 自覚してもらうのが➡
その人のためになると思うこともあれば➡
本当に 信じてよかったのかなと 不安になりながらも➡
執行猶予になったことで なんとか 一日も早く 立ち直ってほしいと➡
祈るような気持ちで 法廷を送り出すこともあるんです。
はい…。 ですから➡
あなたが 被告人の更生のために 判決を書いたということでは➡
あなたは 決して間違ってなかったんですよ。
はい…。 まあ しかし…➡
言葉をストレートに受け止めるだけでなく その裏にある気持ちに➡
もう少し敏感になっても いいかもしれませんね…。
何か? あっ いえ…。
(薫乃)はあ…。
(桃子)お義母さん 仕込みは 私の仕事ですから…。
いいのよ。 やってあげるって言ったでしょう。
(優)殴った!?
(恭子)先生。 私 表 掃いてきます。 (あづさ)あっ ありがとう。 ごめんなさい。
おふくろが 達也を殴った? あ…。
いや… 何で また?
やめなさい!(達也)親父が出てったの おふくろのせいだと思うね!
達也!
俺のせいかもしれない…。 えっ? どうして 優さんの?
いや… ひょんなことから 分かっちゃったんだよ。
義姉さんが 赤松さんと つきあってるってこと…。
あっ ごめん。 俺… 桃子から聞いたんだよ…。
あっ… 謝んないで。
いや… 下手に隠すと 余計 変に思われると思ってさ➡
「2人は 真面目につきあってる。➡
いや まだ 結婚すると 決まったわけじゃないんだけども➡
とにかく 静かに 見守ってやろう。➡
お前も大人なんだから それぐらい分かるだろう」って…➡
そう言ってやったんだよ。そう…。
いや でもな… あいつ 平気な顔して 笑ってたんだけどな…。
あっ 気にしないで。 達也に言うのが 一番つらいって思ってたから…。
かえって よかったわ…。
でも 義姉さん… 一緒になるの?
えっ? あ… うん。
そうしたい気持ちはあるわ。
でも 「大人のつきあい」って 割り切れるほど 私 器用じゃないから…。
ああ…。 でも その時は お義母さんには…➡
お義母さんには… 私から 言うわ。
(優)ああ…。 ごめんなさい。
いや… 義姉さんこそ 何で謝るんだよ?
(達也) もう 立ち直ったのかと思ってさ…。
あんだけ落ち込んでたのに…。➡
あの 無罪にしたやつが 「本当は 自分がやった」って言った時…。
(赤松)まあ 「立ち直った」って言われると ちょっと違うけどな。
けど…? えっ?
落ち込んだり ふさぎ込んで 仕事をやめてしまうほど➡
仕事やってきてないと思ってな。
「まだまだ」ってとこだ。 ふ~ん…。
一生 つきあってくつもりだぞ。 一生?
ああ…。 彼に… 手紙 出してるんだ。
まだ 一度も 返事もらったことないけどよ。
えっ?
親父と…。 (赤松)うん?
親父と赤松さんってさ 正反対のタイプだよな。
そうか? (達也)そうだよ。
いや~ 俺は 似てると思うけどなあ…。 まさか。
親父さんの中にも 俺みたいなところがあったり➡
俺の中にも 親父さんみたいなところが あると思うよ。
帰るわ。 仕事してるみたいだから。
おお…。 さよなら。
何だ?
やっぱり ここか…。 星野さん…。
忘れ物。
どうしたんです? せっかくの判決の写しを…。
あっ すいません。
法廷って 結構 落ち着くんだよな。
あの…。 うん?
少し お話ししてもいいですか? どうぞ。
フッ… 何だよ? 話すんだろ?
この間… 友達 来てたって?
関口さんです。 仕事で しばらく日本を離れるそうです。
なるほど… 愛の告白に来たわけね?
フッ… それぐらい分かるよ。
男が わざわざ 遠くまで 女に会いに来たんだろう?
それ以外の用事あるかよ。 はあ…。
何? 君は 世間話 しに来たとでも思ったの?
世間話だなんて 思わないですけど…。
(星野)肝心なとこ 鈍いからなあ。 えっ?
君だよ。 人の気持ちに鈍いんだ。
さっきも 部長に チクリと やられてたじゃない。
同じこと言われました。 関口さんにも…。
「お前は 人の気持ちが 分からないところがある。➡
鈍感だ。 残酷だ」って…。
残酷か…。 なかなか言うねえ。
まあ 当たってるけどな。
そうかな? そうかしら?
私 これでも いろいろ 考えてるんですよ? 鈍いかしら?
鈍いねえ。 そうかな?
鈍いよ。 例えば…➡
この俺に対しても 相当 鈍いんじゃない?
えっ?
俺は 君を好きだって言ったんだ。
俺に対して 安心し過ぎだよ。
しょうがないじゃない…。
知らんぷりして 安心してるしかないじゃない。
星野さん あの時 言ったじゃない。
「好きだけど どうこうするつもりはない」って…。
「それより俺は弁護士になる方が先だ」って 言ったじゃない。
私が鈍感なら 星野さんは 逃げてるわ!
いつでも 絶対に 人に踏み込んでいかないのよ!
じゃあ… 踏み込んでいいのかよ?
えっ? 踏み込んでいいのか?
♬~
だったら 言うなよ。
♬~
<またまた 心の中をひっかき回された のぞみ嬢ちゃんでありました>
ただいま。 (達也)お帰り~。えっ?
達也! また来ちゃった。
ええっ!?
<えっ? これ以上 何にも 起こらなければいいのですが…>
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