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♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり 逢えた」
♬「素敵な奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(リキ)<勾留満期まで残り4日。 大詰めを迎えて➡
再び 新平じいさんの 取り調べをすることになった➡
のぞみ嬢ちゃんでありました>
(のぞみ)今日は 一つ お知らせしたいことがあります。
(新平)はい。 何でしょう?
息子さんが 被害者の山口さんに 弁償金の100万円を支払ってくれました。
そうですか。
そのかわり この100万円を最後に➡
増井さんとは 本当に 縁を切りたいそうです。
「この先 どんなことがあろうと 一切 知らないし➡
もし 体の具合が 悪くなるようなことがあっても➡
絶対に 知らせないでくれ」。 そう 伝えてくれとのことでした。
そうですか…。 いや よく 分かりました。
勾留されて 16日目になりますが 体の具合は大丈夫ですか?
ええ 大丈夫です。 かえって 居心地がいい。
そうですか。
それより 検事さん わしからも ひと言➡
息子に言ってほしいことが あるんですが…。
どうぞ。 お伝えしますよ。
「金の件は すまなかった」。 はい。
「しかし 父親を恥じることはない。➡
父は 決して 悪いことをしたわけではない」。
まだ 「だますつもりはなかった」って 言うんですか?
はい。 「だます」というのは➡
愛情がないのに 金目当てで近づいて 奪うことを言うんでしょう?
わしの場合は 初めに 愛ありきですから。
金をとる気なんか さらさらなかった。
まあ 結果として 使ってしまっただけですから…。
「枯れ葉散る 愛は 移ろひやすきもの」。
いや 留置場の中で 暇なもんで➡
うららさんに ご指南いただいた 俳句を作っておったんですよ。
悪くないでしょう?
(ノック)
(真理子)え~ 新しく取り調べる項目がなければ➡
今日は この辺りにしては いかがですか?
♬~
ええっ? 告訴 取り下げ!?
上申書も出てます。 上申書?
(星野)何て書いてあるんですか? 「私は 告訴を取り下げます」。
(美幸)「ええ… お金が戻っできだら つぎもんが落っごぢだみでえに➡
憎いっつう心が 消えで ねぐなりました。➡
本当に あの人は 私をだますつもりなんが ねがったのがもしんね。➡
少し 思いつぎで行動する 子供みでえなどごろがある人でよ。➡
んでも よ~ぐ考えでみっと➡
私は あの人の そういう 青年みでえなところが好きで➡
引かれたんです。➡
こうなっでみっど 思い出すのは 楽しかったことばっかなんです。➡
私にとっては 30年ぶりの青春でした。➡
その青春の思い出さ 泥を塗りたぐねえ。➡
はい。 告訴を取り下げます」。
「どうか あの人を 今すぐ 釈放してやってください」。
そんな~…。
結婚詐欺では よくあることよ。
今になって 起訴できなくなっちゃったなんて…。
(真理子)何 言ってるの? あなた。 これで事件が解決したと思ってるの?➡
詐欺は 親告罪ではないのよ。➡
告訴は取り下げられたって 起訴は できるじゃないの。
そっか… えっ でも 被害者が➡
処罰してほしくないって言うんなら どうしようもないじゃないですか。
そうかしら? このままでは増井新平は➡
「ウソをつき通しさえすれば 起訴は されないもんだ」と➡
ますます つけあがるわ。 そしたら➡
第二 第三の被害が出るのは 目に見えてる。 それでいいの?
いえ。
(真理子)だったら 3人で よく考えて。
まだ 日にちは4日もあるわ。 ベストの解決法 見つけなさい。
どうする? もちろん 起訴よ!
(怜)理由は? 再犯を防ぐためよ。
河村検事が言ったとおり このまま許されたら➡
また同じような過ちを犯すわ!
(星野)そんなに カッカしていいのかよ? えっ?
女の敵として裁くのもいいけど➡
一番大事なのは 被害者の心情なんじゃないの?
正論ね。 どういうこと?
だから… 起訴したら 被害者を➡
法廷に引きずり出さなきゃ ならなくなるってことさ。
そりゃそうだけど…。 そしたら どうなるよ?
じいさんは まず 絶対に 今の調子で否認し続けるぞ。
被害者は 公衆の面前で いろいろ尋問されたあげくに➡
夢まで踏みにじられるんだ。 おまけに このケースだと➡
結果は せいぜい 懲役1年 執行猶予3年ってとこね。
じゃあ 不起訴に?
でも ただ不起訴にしても 到底 反省しないだろうしなあ…。
じゃあ どうするの? それを 今 考えてるんだろうが。
君も 考えろよ。 私だって 考えてます!
<このあと 丁々発止の渡り合いをして 3人が出した結論は?>
起訴猶予にしたいと思います。
また 起訴猶予? この間の件と続くことになるわよ。
被害者のことを考えた場合 ここは 法廷に出すよりも➡
増井新平自身が きちんと 罪を認めることが大事だと思いました。
それは そうね…。 でも 認めるかしら?
これから 頑張ります。
じゃあ やってみなさい。 ただし 最低の条件として➡
増井新平の息子さんが 彼の監督をする という約束を取り付けなさい。➡
本人の自白と 監督者の確保 この2つの条件がそろわない限り➡
起訴猶予には できません。 いいわね?
(3人)はい!
<果たして この新平じいさん➡
本当に やり直すことなど できるのでしょうか?>
(桃子)はい 熱カン お待たせいたしました。 どうぞ。
(徹)よっ! お義兄さん!ハハハ…。
(優)兄貴! こんばんは。
いや 「こんばんは」ってさ… どうしたの?
お好み焼き 食いに来たんじゃないか。 ええ~?
それからね これ… 桃子ちゃんに。
ええっ!? いや~ うれしい! 何かしら? 開けてもいい?
ああ どうぞ。 ありがとう!
ビール もらおうかな。 ああ ビールね。 はいはい。
飲むか? いや 仕事中だから…。
お~ サンキュー。 (桃子)いや~ かわいい! ほら!
ちょっと 兄貴~。 いくら何でも 気が早すぎるよ。
まだ ほら おなか ペッタンコなんだからさ。
(徹)いいじゃないか うれしいことなんだから~。
兄貴 そうなんだよなあ。 何かね へんてこりんなこと するんだよ。
そうかねえ? 俺は ただ 素直に喜んでるだけだよ。
ねえ。 ハハハハハ…。
ありがとう。一番に着せますね。 ああ。
おい それより 早く焼いてくれよ。 ああ そうか そうか。 オッケー オッケー。
家… どうだ? (優)えっ?あ~ みんな変わりないか?
ああ…。 何? どうして?
あっ いや… この間 達也が 俺んとこ来てな。
達也が? ああ… いや 別に➡
何かあったわけじゃないんだけども…➡
まあ 前とな… 何となく 様子が 違ってるような気がしてさ。
あっ そう…。(徹)うん。 いや うちは 何ともないけどねえ…。
(徹)あ~ なら いいんだ。 うん。
(徹)じゃあ… 母さんも あづさも 変わりないか?
ああ… 変わりないよ…。 (徹)あっ そうか。
(あづさ)は~い たくさん飲んで 大きくなれよ~。
(薫乃)そうよ。 大きくならなくちゃ 駄目よ…。
あっ うちの 体だけ大きくなったの 遅いですねえ。(薫乃)本当ねえ。
(達也)すみませんでした! 本当 一時の思いつきで➡
「勤めさせてくれ」なんて言って…。
(純一郎)いいよ。 まだ 22なんだから 迷って当然だよ。
フフッ いや~ さすが 社長!
おっ。
でも… 獣医っていうのは 意外だったなあ。
まだ 正式に決めたわけじゃないんで 黙っててください。
分かってるよ。
でも 俺… 手近だからって 言ってるわけじゃないんです。
何て言うか 今まで おふくろの仕事 継ぐなんか➡
死んでも嫌だって思ってて 獣医だけは こっちへ置いて 考えてたんですけど…➡
よく考えてみると 本当は 一番 この仕事が ピンと来るような気がして。
分かるよ。 俺も 親父に反発して 一度は サラリーマンになったけど➡
ハハッ こうなってみると…➡
これが 一番 向いてたのかなって 思ってるよ。
まあ ちょっと しんどいけどな!
ちょっと マジなこと 言っちゃってもいい?
あっ いいよ。
俺さ この間 姉ちゃんと 俺を産んだやつに会ったんだ。
そう…。
どんなやつか 顔 見るだけのつもりだったんだけど➡
何かさ… あっちが本物なんだって思うと➡
「今の おふくろに育てられた俺って 偽物なわけ?」とか思っちゃってさ➡
ちょっと 混乱したわけよ。 うん…。
でも 「そうでもないんだな」って 思ってさ…。
「やっぱ 俺は 俺だよなあ」とか思ってさ。
そしたら… 何か おふくろを 認められるようになったっていうの?
フフフ… そんな感じなわけよ。
親をさ 認められるようになった時って ちょっと 気持ちいいだろう?
うん。 フフフ…。
でも… 残念だなあ。
一緒に 香港行こうと思ってたんだぜ。 香港?
来年 向こうに 仕入れの基地を作る 計画をしてるんだ。
返還されたら あそこは変わるよ。
今が 俺たち零細企業にとっちゃ 狙い目なんだ。
あっ 下手したら こう 化けるかもしんねえから。 フフフ…。
へえ~… じゃあ 行っちゃうの?
行きっ放しってわけじゃないけど➡
軌道に乗るまでは 腰を据えようと思ってる。
(達也)ふ~ん。
まあ… 出発するには いろいろなことを 片つけてからじゃないとな。
頑張れよ。
アハハ…お前こそな! フフフ。
<「冬昴 未来を語る 男たち」。➡
何だか 2人が とてもすてきに見えた 夜でありました>
ごめんね…。 (うらら)うん? 何だい?
昨日 偉そうなこと言っちゃって…。
ヘッ 昨日だけでねぐって いづだって 偉そうに言っでるくせして…。
今でも やっぱり だまされてないって思う?
ああ…。
本当は どうなのかな~?
本当なんが どうだっで構わねえ。
私は だまさっちゃどは思っでねえぞい。
(耕平)いいかげんに してくださいよ!
あなたの出した 弁償金のおかげで➡
被害者の方は 告訴を取り下げたんですよ。
もう一度 お父さん…。 私はね…➡
父を助けるために 金を弁償したんじゃありません!➡
縁を切るために 金を出したんです!➡
はあ… 父の監督を約束しろ? 冗談じゃありません!➡
絶対に 嫌です!
<なかなか 道は遠いようです>
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