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♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(のぞみ)これで いいですか? (勝照)オッケーです。
(優)はい お待たせしました。 ラブラブ焼きです。
桃子さんは つわりで おられますか?
そうなんですよ。 げんなり寝てます。
いやね でも 女って大変だなと 思いましたよ。
そうよ! 女ってね すご~く つらいのよ。
(リキ) <ひそかに恋する人は 年上の人。➡
しかも 母を愛する人。➡
つらい気持ちを抱えながら けなげに 優叔父ちゃんの手伝いをする➡
のぞみ嬢ちゃんではありましたが…。➡
そのころ 母 あづさ先生は…>
(徹)何があったんだよ? (あづさ)えっ?
いや 君が来たのにも驚いたけど…➡
いや 実は… おととい 達也が来たんだ。
(あづさ)えっ 達也が? ああ。 住所を知りたいってな。
住所って…。
桂子の? ああ。
自分を産んだ人が どこにいるのか 知っておきたいってな。
君には 聞けなかったんだろう。 あ… それで?
うん… 俺も知らない。 で… 実家の住所を教えたよ。
ああ そう…。
こないだね… 子供たちに いろいろ話したの。(徹)うん?
桂子のことや あなたが出てった時のことや…➡
聞かれるまんま…。
ああ… そうか。 はい。うん。
人にね 「ウソくさい」って言われたの。
ウソくさい? 私たちのこと。
「出てった あなたを悪者にして まとまってるだけ。➡
何もかも ごまかしてるだけで 肝心なことは 何も話してない」って。➡
だからってわけじゃないんだけど 一度は 子供たちと➡
向き合わなきゃいけないとは 思ってたから。
「ウソくさい」か…。
赤松だろ? えっ?
(徹)赤松が言いそうなことじゃないか。
ああ…。
のぞみとね 一緒に お見舞いに行ったの。 (徹)見舞い?
(あづさ) 裁判で もめ事があって ケガしたの。
あ… ひどいのか? ううん。 ケガは 大したことないわ。
ただ… 精神的に参ってるみたい。
フッ… あいつでも参ることがあるんだな。
徹さん…。 うん?
(あづさ)お義母さんや優さんの口から 耳に入ると嫌だろうから言っとく。
私ね 赤松さんに 「一緒になろう」って言われた。
(赤松)どうした? 黙ったまんまで…。
うん? 俺に聞きたいことがあって 来たんじゃないのか?
(達也)うん…。
まあ いいけど…。
矢口桂子って人が どこにいるか 知ってる?
おふくろに名前聞いたんだ。
そうか…。
今までは どうでもよかったんだけどさ➡
やっぱ 名前 聞いたら どこにいるのか知りたくなっちゃって…。
うん?
一度は 婚約したんだし 知ってるかと思ってさ。
いや…。 (せきばらい)
悪いな。 俺は 知らん。
(達也)おふくろの どこが好きなの?
えっ?
(達也)俺ぐらいの時から ず~っと好きだったんだろ?
いや… 「ず~っと」と言われても困るけど。
まあ 俺も この年だ。 そりゃ いろいろと あったよ。
(達也)でもさ… 一旦は 親父がいて諦めたのに➡
何十年ぶりかに会って 離婚したって聞いて➡
また 口説いちゃったわけだろ?
まあな…。
ず~っと好きだったんじゃないか…。
そりゃ… どこと言われても分からん。
人を好きになるっていうのは その…➡
全体を受け入れる っていうことなんだから。
難しいこと 言って ごまかすなよ。
いいかげんにせんか。 大人をからかうな。
別に からかってるわけじゃねえよ。
おふくろと結婚するかもしれねえんだ。 それぐらい聞いてもいいだろ?
心配するな。 結婚は… せん。
何で? 「しよう」って 言ったんじゃないの?
そんなことを聞くな。
結婚はせんよ。 その理由は…➡
君のおふくろに その気がないからだ。
でも おふくろも あんたのこと 好きだったんだぜ。
何を言ってるんだ。
おふくろに聞いたんだ。
不倫するつもりはなかったけど➡
あんたの気持ちを知って 女心 揺れたんだってさ。
いいか? 年上の男に向かって 「あんた」って言うな!
あんたのせいだよ。
あんたが おふくろ 好きになったりしたから➡
何もかも めちゃくちゃになったんだろ。
何だと?
親父と その 矢口桂子って人が かわいそうだよ。➡
そりゃ 人から見たら➡
不倫の果てに ガキまで つくっちゃったような やつらだけど➡
精神的に 相手 裏切って ほれ合ってたのと➡
どっちが悪いかなんて分かんないね。
何だよ? 周り 苦しめてまで 好きだったんならさ➡
もっと シャンとしろよ。
(達也)徹底的に頑張るか きっぱり退くか どっちかに はっきりしろよ。
このままだと おふくろは いつまでも あんたと親父の間に挟まって➡
幸せになれねえんだよ。
さよなら。
♬~
ハァ… 一息!
悪いな のぞみ。 いいえ。
(星野)こんばんは。 あっ 星野さん!
飲み物だけでもいいですか? ええ。 どうぞ どうぞ。
どうぞ どうぞ。 今ね ちょうど暇になったとこなんですよ。
(小声で)あの… 昨日は すみませんでした。
大丈夫かなと思ってさ。 はい。 なんとか…。
どうぞ。
昔 あいつが 君に ほれてたのは知ってたよ。
君だって分かってただろ?
そりゃ そうだよな。
あの野郎 うちへ来て…➡
俺と しゃべってるのにさ 君の方ばっか 見てた。
いや いくら 若かったとはいえ あんな露骨じゃ 分かっちまうよな。
あっ 酒飲んでね ふざけて 聞いたこともあった。
「おい お前 俺の女房に ほれてんだろ?」ってな。
あの野郎 否定もせず ふざけもせず 黙ってやがった。➡
そのうち だんだん あいつの顔を見るのが 嫌になったよ。
何しろ あいつは 一発で 司法試験に受かったエリートで➡
こっちは 勉強にも ゲバ棒にも 打ち込めず➡
何もかも中途半端な フーテンだったからな。➡
まあ 分かりやすく言やあ 胸を こう かきむしるくらいの ライバル意識だよ。
いつも 何をとっても 勝てなかった。
そのうち 君まで とられるって気がしたよ。➡
まあ… 今だから言えるけど 苦しかったよ。
あっ… ごめんなさい。 (徹)いや 君が謝ることはないさ。➡
向こうが勝手に 君を 好きになっただけだからな。
あっ… でも あいつのことと➡
俺が好き勝手にやったことは関係ない。
俺が あんなことをやらかして 家を出てったのは➡
あくまで… 俺が 弱い人間だったからだ。
しかし かなわないな。 この年になって まだ…➡
君に 「一緒になろう」とはな。➡
断って… 本当によかったのか。 えっ?
一度ぐらい 自分のことを 一番に考えたら どうなんだよ?
あっ… 何言ってんの。
(徹)あれほど 君を思ってくれる男なんて もう現れないぞ。
やめて。 私は 断ったのよ。 断ったんです!
もう いいんだよ。
君は… 20年も待ってくれたんだ。
それで… 十分だよ。
あっ 徹さん…。
俺もな やっと分かったんだ。
勝たなくてもいいんだってことが… やっと分かったんだよ。
だから 君が… 思うように したら いいんだよ。
うん…。
ごちそうさまでした。 (桃子)ありがとうございました。➡
また どうぞ。
いつ 福島に帰るの? 明日。 君は?
私は あさってまで いるつもり。 そう。
じゃあ 向こうで。 うん。
あの…。
星野さん…。
いろいろ ありがとう。 私… 吹っ切る。
簡単には いかないかもしれないけど…➡
吹っ切るわ。
ご自由に。
じゃあ。
じゃあな。
<う~ん! 痛々しい…。 なんと切ない笑顔でありましょう>
あっ 電気ついてるよ。 みんな 帰ってんのかな?
よし…。
よっ!
あ~ 疲れたな。 何? まあちゃん 肩 凝ってんの?
あ~ いやいや 足が痛いんだよ。
私も冷えちゃった。 うれしい!
(薫乃)これね 寺崎さんから頂いたのよ。 (桃子)あ~ おいしそう!
<それにしても この夜の羊羹は 何だか 不思議な味でありました>
(優)これね あんまり甘くなくて おいしいよ。(薫乃)そうでしょう?
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