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♬~
(のぞみ)ほっ!
♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(リキ)<のぞみ嬢ちゃんが 福島へ帰る日まで➡
残すところ 3日となりました>
ん~…。 (達也)起きろよ。 朝飯 呼んでんぞ。
あっ… ふあ~。
全く よく寝るよ… 人の部屋で。
しょうがないでしょう? 私の部屋 叔父ちゃんたちが使ってんだから。
ガキが産まれたら 完全 乗っ取られるね。
あっ そうよねえ…。 福島実習から帰ってきたら➡
私の部屋ないのよね…。 どうしよっかな…。
結婚したら? えっ 誰と?
(達也)星野。 はっ? 何 言ってんの?
昨日 あれから 飯 食いに行ったんだろ? 随分 遅かったじゃん。
いろいろ 話してただけよ。 (達也)赤松のこと?
えっ? 違うの?
あっ… そうよ。 赤松さん これから 仕事 どうするのかと思って。
ああ… でも 結構 俺も びっくりしたよ。
星野のやつさ 珍しく 赤松に反抗してんだもん。
星野さんだって 赤松さんのことを心配して➡
ああいうふうに 強く言ったのよ。 フフッ かばってやんの。
そんなんじゃないったら。 友達でしょ?
じゃ 関口は どうなの? また それ?
あいつ まだ 姉ちゃんのこと 好きみたいだぜ。
やめなさい! もう とっくに友達なんだから。
「友達 友達」って 27にもなって 友達ばっかかよ。
大きな お世話です!
本当 マジな話さ… 男いねえの?
フン! フフッ 情けねえ。
あっ ちょっと! はっ?
純ちゃんのこと 「あいつ」なんて言っていいの?
就職するんでしょう? 向こうは 経営者になるのよ。
お母さんに言った? 一応…。
何て 言ってた? 賛成してくれた?
(達也)「一晩 考えさせてくれ」だって。 そう…。
(あづさ)「はい 賛成」って 言いたいところなんだけど➡
そう簡単には 言えないわね。 どうして?
(あづさ)就職する気になったのは すっごい うれしいけど➡
相手が 知り合いの会社っていうのが 引っ掛かるの!
私のことだったら 大丈夫よ。
純ちゃんは 私の弟だから どうってことは ないと思う。
そうじゃなくて 安易だって言ってるの。
(優)安易? そう! ねえ 達也の中に➡
とりあえず 知り合いの会社で 就職してみるってとこ ない?➡
何か 見つけようと思って バイト始めてみたけど➡
見つかりそうもないし 家族には ブツブツ言われるし➡
とりあえず就職してみようってとこ ない?
フッ… まあな。 (あづさ)もう~ あなたね➡
「とりあえず」じゃない生き方したいって 大学受験やめたのよ。
(達也)覚えてますよ。 だったら もう ここまで考えたんだもの➡
とことん 突き詰めなさいよ! (薫乃)あづささん そんな厳しいことを…。
(あづさ)だって 仕事は 一生のことですもの。
ねえ 達也。 もし ちょっとでも➡
「とりあえず」って 思ってるところが あるんだったら やめなさい。
一生 勤め上げるつもりだったら お世話になりなさい。 ねっ?
お母さんは そういう意見。
そんなの 分かんねえよ。 達也…。
大体 その「一生」っつうのは 何なんだよ? 「一生」っつうのはよ。
そこまで決められる人間なんか いんのかよ?
あの赤松さんだって 弁護士 やめるかもしんねえんだぜ。
えっ? (達也)昨日 お見舞い行ったら➡
「新しい仕事は もう引き受けない」って 言ってたぜ。 なっ?
(桃子)えっ あの赤松さんが? えっ それ 本当かよ?
うん…。 何か でも 「やめる」って 言ったわけじゃないんだけど➡
「しばらく 依頼は引き受けない」って…。 (薫乃)まあ…。
じゃあ 今度の裁判のことで? うん…。
自分のやり方 休んで ゆっくり考えたいんだって…。
あっ そう…。
あの赤松さんでさえ そういうこと 言うんだから。
おふくろが敬愛する 赤松さんでさえさ!
俺が決まんねえの 当然じゃん。 (あづさ)開き直んないの!
とにかく 関口君の会社のことは もう少し ちゃんと考えてからにしなさい!
分かったよ! じゃあ また バイト人生 続けるよ!
ブラブラさせていただきます。 ごちそうさま。
達也! (戸の開閉音)
どうしちゃったんだ? あいつ…。 休火山 爆発かぁ。
♬~
<「休火山 爆発」とまでは言いませんが➡
達ぼんの中には 小さな 小さな嵐が 起こりかけていたのです>
♬~
<この小さな嵐➡
大きな台風に ならなければいいのですが…>
☎「おかけになった電話番号は 現在 使われておりません。➡
番号をお確かめになって…」。
ごめんね。 達也から 言いだしたことなのに…。
(優)すいませんね 本当にね…。
(純一郎)いえ 入ってから迷われるより よっぽど いいですよ。
いいだけ 考えてください。 本当に ごめんね。
うん…。 ただ 本人から 電話もらえるかな?
達也に? 一応 これは 仕事のことだし➡
俺は なにも のぞみの弟だから 達也を 受け入れようと思ったわけじゃないんだ。
彼本人がいいやつだと思ったから 「うちへ来ないか」って言ったんだ。
だから どうするにしても きちんと 電話もらいたいんだ。
はい。 (純一郎)硬いこと言うようだけど…。
ううん。 ありがとうございます。
あっ… 何だよ? 他人行儀だな。
だって 仕事の話でしょう? ああ…。
それに 純ちゃんには 変な甘え方したくないの。
せっかく 友達になれたんだもの。
そうだな…。 (優)いいじゃないの。
別れたら 街で会っても 知らんぷりなんていうのよりは➡
よっぽど いいよ。 はい。
(葵)こんにちは! 葵!
(純一郎)よう…。 (優)こんばんは。
うちへ電話したら こっちだって言うから。 あっ お手伝い?
フフッ そうなの。 桃子さんがね つわりで動けないの。
そっかあ… 残念。 今週 帰っちゃうんだったら➡
久しぶりに おいしいもん 食べに行こうと思ったのに。
あ~ ごめ~ん! あれ? …ということは➡
うちのお好み焼きは おいしいものに入んないわけ?
えっ? いやいや 冗談 冗談。 アハハ。
おい のぞみ。 いいよ 行ってこいよ。
でも 叔父ちゃん一人じゃ トイレに行く時間もないでしょ?
う~ん そりゃそうだけどさ…。 いいですよ! じゃあ…➡
私 関口さんに つきあってもらいますから。
えっ? 俺? 忙しい?
いや… 忙しくはないけど 俺 こんな格好だよ?
いいじゃない。 あっ… いいの? 葵ちゃん。
いいわよ。 私 関口さんの その格好 結構 好きよ。
あっ 珍しい人もいるもんだな。
私はね 働く男の かっこよさが 分かるのよ。
ハハハ… 何か こりゃ おごらされそうだ。 アハハ…。
あっ 分かりました? (笑い声)
じゃあ… 行こうか? やった!
(葵)じゃあね! うん バイバイ!
え~っと さてと… 準備は オーケーですか?
おう!
あっ…。 やってます?はい いらっしゃいませ。
どうぞ! 焼きそば お好み焼き 鉄板焼き もう 何でもありますから。
どうぞ どうぞ…。 ワインも ありますよ。 う~ん どうしよう…。
は~い お目々ね きれいにしようね。
はい これで最後だよ お目々…。 (恭子)もうちょっとよ~。
(薫乃)あづささん。 あっ…。
あの… じゃあ 私 ちょっと 俳句教室 行ってきますね。
(あづさ)はい 行ってらっしゃい! (恭子)行ってらっしゃい!
はい お願いします。
大丈夫かしらね? ああ… 達也なら 大丈夫ですよ。
自分の決めたことに 私が反対したんで カッとしたんでしょう。 フフッ。
はい…。あっ はい。 でも しかたないです。
知り合いの会社で勤めるっていうのは 慎重にしなきゃならないですから。
ええ あの…。 もう 子供じゃないんですから➡
それぐらいのこと 分かってくれると思いますよ。
あの… 達也のことも心配なんだけど…。 はい?
赤松さんよ。 ああ…。
弁護士 やめるなんてねえ。
あっ… 「やめるわけじゃない」って 言ってたじゃないですか。
そりゃあ… あんな大きなことが あったんですから➡
ショックで当たり前ですよ。
ケガも してらっしゃるんでしょう? ええ…。
ねえ あづささん お見舞いに行ってあげたら?
あっ お見舞いなら この間… のぞみと行ってきました。
でも それっきりでしょう? もう一度 行ってあげたら?
お世話になった人だもの。
あっ この年になるとねえ…➡
何だか 一つ一つの 人との つながりが とても大事に思えてね➡
なかなか無視できないのよ。 ええ…。
(薫乃)本当…。 ねえ 行ってあげたら?
私に あの… 変な気遣いは しないでね。
私は もう 本当に2人のことは どうこう 思ってませんから。
はい! でも 大丈夫ですよ。 彼は 強い人ですから。 フフッ。
そう? だったら いいわ。 うん。
じゃあ 私 あの 行ってきます。 はい! 行ってらっしゃい。 気を付けて。
行ってまいりま~す。
あっ 恭子ちゃん。はい。 もう いいわよ。
お疲れさまでした。 はい お疲れさま~。
(赤松)今度 来る時は… 手ぶらで来いよ。
♬~
チッ… ああ…。
あ~! んんっ!
か~っ…。
(ノック)
ええっ?
おう。 こんちは…。
どうした? おい 入れ。
あの… 今日は 見舞いじゃないんです。
うん?
ちょっと… 赤松さんに 聞きたいことがあって。
俺に?
♬~
(足音)
(徹)あっ やあ…。
どうしたんだ? ちょっと… 話 したくて。
そう…。
<みんな それぞれ 思いを抱えているようです>
(勝照)今日は 皆さん 応援 ありがとうございました。
(一同)おめでとうございま~す。 (拍手)
はい お待たせしました~。 やりましたねえ。
のぞみさん!はい。 ワイン1本 下さい。
はい。 分かりました。
<もちろん いつも明るい のぞみ嬢ちゃんだって➡
つらい思いを抱えているのです>
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