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♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「不意に 微笑う」
♬「ただそれだけで」
♬「胸の棘が抜ける気がする」
♬「手のひらの上に太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な 奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(赤松)ここへ来い!
(あづさ)はあ…。
(赤松)離婚して もう… 2年になるだろう。
まだ あいつのことが… 好きなのか?
もう 帰れ。
(赤松)ここへは もう来るな。
飯ぐらい 自分で炊けるし➡
この程度の傷なら ほっときゃ治るよ 自然に。
私…。
私…。
今度 来る時は… 手ぶらで来いよ。
飯も 消毒の薬も 要らん。
手ぶらで来てくれ。
(ノック)
どうぞ。
(星野)こんにちは。 ああ… よう!
どうも…。
あっ…。
じゃあ あの… 失礼します。
お大事に…。
(赤松)ありがとう。
ああ… 福井じゃ なかったのか?
あっ はい…。 いや…。
ちょっと 先生が気になって。 えっ? 俺が? ヘヘヘ。
気持ち悪いこと言うな バカ。
あっ… 新聞で読みました。 上告されたんですね。
ああ…。
あの… 被告人から 専任を 断られたって 本当ですか?
本当だ…。
どうして こっちから 受任を断らなかったんですか?
最後まで つきあおうと思った…。
あいつが 何と言おうと… 最後まで つきあおうと思った。
それだけだ。
向こうは ウソついてたんですよ。
先生たち… だましてたんですよ。
(赤松)俺は あいつの弁護人だ。➡
弁護人が被告人を信じてやれなかったら ほかに 誰が信じるっていうんだ?➡
ウソは… 相手がいるから つけるんだ。 つかせた方にも 原因はある。
そんな…。
だったら 最後まで つき通せば いいじゃないですか。
一度は信じさせて あとで「ウソでした」なんて➡
一番 ひきょうですよ!
♬~
おい… どうした?
すいません…。
何か あったのか?
ハハッ… いえ…。
♬~
(薫乃)あっ あづささん 遅かったわねえ。 往診 大変だったの?
あっ すいません。 ちょっと 寄り道してたんです。(薫乃)ああ そう。
お夕食 待っててくださったんですか?
ん~… だってねえ のぞみと達也ね 出かけちゃったのよ~。
あら… 2人で? ええ。 何かね➡
赤松さんのお見舞いに行くって。
あっ… あ~ そうですか。
本当にねえ… 赤松さんも いろいろ大変よねえ。
えっ? はい。
あっ ええ…。
まあ 嫌ねえ。 冷やかしで 言ってるんじゃないのよ。
えっ? (薫乃)あづささんがね➡
赤松さんと おつきあいする気が ないってね いうのはね➡
よ~く分かりましたよ。
でもね 何だか… 不安で 確かめたくて➡
何だかんだ 言ってたのよ~。 ええ…。
「いつでも相手が出来たら 再婚してね」 なんて言ってたけど…。
こんなこと言うのは… あれなんだけど…➡
赤松さんが相手っていうのは 抵抗あるわね…。
ええ…。
徹の親友だった人なんですもの…。
おまけに 達也を産んだ人と 婚約してた人なんですもの…。
そうですね。
あ~ 気持ち言ったら 何だか すっきりしたわ。
本当に ごめんなさいね。 もうね 決して 言いません!
これで おしまい。
(リキ)<「おしまい」と言われて ズキン!➡
胸の奥に 切なさが込み上げてきた あづさ先生でありました>
(のぞみ)さあ どうぞ どうぞ! こっち来て 食べましょう!
ああ…。 はい。
ほう~…。
ありがとう。 そうか。 赤ん坊が出来たか…。
もう すっごい騒ぎなんですよ。
(達也)ちょっと おかしいんじゃねえの って感じだよね。 ヘヘヘ。
うん。 でも あれだろう… 喜んでたろう?
(達也)赤松さんでも 「子供 欲しい」なんて思うこと あんの?
いや そりゃ あるよ 俺だって。 まあ 時々な。
(達也)へえ~ 意外。 どうして?
絶対 子供なんか要らねえっていう人かと 思ってた。➡
仕事一筋っつうの? そういう男かと思ってた。
仕事だけじゃ しんどいことだって あるんだよ。
はい! ああ…。
元気 出してくださいね。 うん?
元気は 元気。え~ 本当ですか?
ああ! だって 何せ 赤松元基って いうぐらいだからな。 ハハハ。➡
だから あんまり心配せんでくれよ。
うん… いいワインだな これ。 えっ?
☎
☎はあ~! はいはい…。
はい もしもし… はい… あっ そうですが…。 ええ…。
あ~ 申し訳ありません。 ええ…。 依頼の方は お断りしてるんですよ。➡
いや… 紹介が うんぬん というわけじゃないんです。➡
一切の依頼を お断りしてるんです。➡
いや 「いつから」って言われても…。
そういうふうに…。 はい…。 あっ 結構でございます。
はい。 じゃあ どうも失礼します。
あっ お仕事 お休みするんですか?
うん? ああ しばらくの間 依頼は断る。
「しばらく」って どのぐらいですか?
うん? まだ 決めとらん。 どういうことですか?
まあ しばらく 依頼は引き受けん ということだ。 ただ それだけ。
まさか… 弁護士をやめるってわけじゃ ありませんよね?
はっ そんなことは言っとらんよ。 まあ 何と言うか え~…➡
体と頭を軽くして 自分の仕事のことを よく考えてみようってこったな…。
じゃあ 考え直したら また 新しい仕事するんですよね?
ねえ… してくれますよね?
まあ そりゃ…➡
食ってかなきゃ ならんからな…。
(星野)そんなこと言わないでください。
食ってくために この仕事 してきたわけじゃないでしょう。➡
先生は 「食ってく」以外のことが やりたいから➡
弁護士やってきたんじゃないですか。
そうだ…。
だったら 一度 失敗したぐらいで そんな弱音 吐かないでください。
生意気なこと言ったんなら… 怒ってください。
どうしたんですか?➡
何か 言ってください!
(星野)何なんですか…?
さんざん説教して 俺たち その気にさせておいて…➡
こんなことで黙っちゃうんですか!?
(赤松)星野…。 はい…。
今回のことは…➡
裁判の結果だけを見りゃ そりゃあ 失敗じゃない…。
しかし 俺にとっちゃ…➡
今までの仕事のやり方 考え方➡
全部 間違ってたって 突きつけられたような気がしたんだよ。
はあ… ここで ごまかして➡
この先 また 同じように 突きつけられる日が… 必ず来る。➡
だから 「考え直そう」と言ってるんだ。
そんなの センチメンタルだ。
自己憐憫ですよ…。
逃げです!
(星野)俺は… 仕事を続けることが ごまかしになるとは思いません。
むしろ 仕事を続けるからこそ ちゃんと 考えられるんだと思います!
あなた 逃げようとしてるだけですよ。
星野さん もう やめて!
いい…。 好きなように 言わせろ。
失礼します…。
(ドアを閉める音)
<赤ゲン先生のお見舞いは➡
とんだ騒ぎに なってしまったのであります>
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