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♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な奇跡」
♬「Dreaming Girl」
⚟(赤松)どうぞ。
(純一郎)お邪魔します。 (薫乃)まあ しばらくねえ!
(のぞみ)達也がね 純ちゃんの会社で働きたいんだって。
えっ? 純ちゃんの会社で?
(達也)ああ。 一生 バイトってわけにも いかないと思ってさ。
(純一郎)正社員として入ってもらおうと 思ってるんです。
あらあら まあ そうですか。 まあ それは どうぞ よろしくお願いします。
いえ 本当にね 大した給料も 出せないんですけど…。 なっ?
(薫乃)いいえ。 もう…。 いや もう…。
こんな子を 正社員にしていただくだけで ありがたい限りです。
(真紀)「こんな子」ってことないのにね。 (達也)ああ…。
「こんな子」ですよ。 いくつだと思ってるの?➡
22にもなって もう バイト コロコロ変えて!
だから それをやめて うちで働きたいって言ってるんですよ。
ああ そうでしたわね。 すみません。
純ちゃん。 どうぞ よろしくお願いいたします。
もう 薫乃ちゃん! まだ決まったわけじゃないのよ。
一応 ほら お母さんに 報告しておかないと… ねっ?
あっ 往診なのよ お母さん。 あっ 往診か… そうか…。
ごめん。 ちょっと待ってもらってもいい?
いいよ。 大事なリクルートだもんな。
すみません。 あっ みんな 晩御飯は?
あっ まだ いいわ。 今ね 叔父ちゃんのところで➡
お好み焼き 食べてきたばっかりなの。 (達也)食べさせられたんだよ。➡
また 試作品。 屋台はさ 全部 お好み焼き…。
(リキ)<そして あづさ先生は…>
(あづさ)あれから… どうしてるかと思って。
(赤松)あっ そう。
あっ 少しだけど これ…。 (赤松)うん? 何?
あ~ こっちはね サラダと お総菜。
こっちはね… 冷凍のピラフに グラタンに 焼きお握り。
簡単に 食べられるから。
冷凍か…。 いや うち あの 電子レンジっていうの ないんだよ。
あっ そうだった? いや あの 何ていうの➡
「チ~ン」とか「ピ~ッ」とかって あの音 あれ 嫌いでな。
何か貧乏くさくなるだろうが。 あっ 大丈夫。
フライパンでも調理できるって 書いてある。
油を引いて 炒めたらいいの。 あっ そう…。
仕事してたの? えっ? ああ まあ…。
一つの仕事だけを やってるわけじゃないから。
大変ねえ。 失敗したからと言って➡
旅行に出るわけにも いかんしさ。 フフッ。
ああ これ 冷蔵庫 入れとくわね。 うん?
あっ 何か飲む? せっかくだから いれるわよ。
(赤松)あっ ああ…。 何がいい?
ラムネ! えっ!?
(赤松)フフッ… いやいや あの 冗談だよ。 お茶でいいよ。
あっ。 冗談が言えるぐらいなら 大丈夫ね。
はい 出来たと。
はい。 ああ ありがとう。
あとは… そう。 傷 どう?
えっ? ああ もう くっついたよ。 ちゃんと消毒してる?
うん? やってないでしょう。
一人だと やんないんだから。
せっかくだから やってあげる。
あっ… 空。
往診の帰り 帰り。
消毒液 消毒液…。 (赤松)おいおい それ あの~➡
犬猫に使ったやつじゃないだろうな? あら 偏見ねえ。
ほとんど 人間に使うのと同じ薬 使うことあるのよ。
あっ そう。 はい 腕 出して。
あ~ よいしょ…。
ああ…。 あら やだ! 化膿しかけてる。
やだ もう。 お医者さんに診せなきゃ~。
ちょっと痛いわよ。 ああ…。
あっ いたたた…! 痛~い!
そう言ったじゃない。
♬~
今日は 無口なのね。 えっ? あっ そうか…?
いつもは もっと よく しゃべるじゃない。
うん? いや… もともと 俺は無口だよ。
説教魔が よく言うわよ! うん?
でも そうよね… 若い頃 無口だったわよね。
みんなが よく しゃべってたのに あのころ。
ハハッ… そうだな。
そして みんな 無口になった。
なのに あなたは いつから おしゃべりになったの?
えっ? そんなこと分からんよ。
その… 今日から おしゃべりになろうなんて➡
突然 決めたわけじゃないんだからさ。 (あづさ)まあ そりゃそうだけど。
いや それにさ 何というのかな まあ だんだんと➡
無口でいることの嫌らしさ 卑屈さが 鼻についてきたんだろうな。
だって 黙ってりゃ それが 一番 楽だからな。
そう? ああ…。
じゃあ もっと何か よく しゃべりなさい。
うん? ああ…。
小学校の保健の先生 好きだった。 あっ そうなの?
いや ちょっと太めだったんだけどさ➡
でっかい胸してた。
あっ 嫌ね!
(笑い声)
遅いわねえ お母さん。
(真紀)どっか 寄ってるんじゃないんですか?
(薫乃)そうね。 一体 どこまで 行っちゃったのかしらねえ。
また 出直すよ。 仕事も残ってるからさ。
ごめんね。 せっかく来てくれたのに。
いいよ。 来週さ 近くに配達あるから その時でも…。
すいません。 どうも お邪魔しました!
あら! まあ 純ちゃん すみませんね。 また いらしてね。
本当に ごめんね。
ああ… じゃあ 彼女 駅まで送ってくから。 お願いしま~す。
頑張ろうな。 はい!
返事だけ いいんだから! 何だよ。
じゃあ… のぞみも頑張れよ。 はい!
じゃあ。 じゃあ 気を付けて!
バイバイ。 バイバイ。
さあ… 晩飯か。 えっ もう?うん!
さっき おなかいっぱいって…。
あっ ねえ 達也! うん?
ちょっと つきあわない? どこへ?
赤松さんとこ。 ほら 腕 ケガしてるから➡
何も 買い物してないんじゃないかと 思って…。
何だよ 爆弾発言されて 怒ってたんじゃねえの?
あっ あの… 怒ってることは怒ってるけど ほら あの 相手は手負いだから➡
いたわってあげないとね。
いいよ! じゃあさ 叔父ちゃんのとこで お好み焼きでも差し入れて➡
慰めてやろうか? うん!じゃあ 俺 上着 取ってくるわ。
私のも。 ああ。
リキちゃん! (鳴き声)
赤松さん 喜ぶかな?
<何となく 引き止めたい気がするんですが…>
(あづさ)はい 終わりました! どうも ありがとうございました。
(あづさ)いいえ。
(手を洗う音)
帰るのか?
ええ。 往診の帰りに思いついて 来たから うちに言ってないの。
ああ…。
あっ… また うちに縛られてるとか何とか 言うでしょうけど➡
家族は 大事だもの!
ああ…。
(あづさ)でも 本当言うと こたえたわ。 うん?
「君も 君のうちも ウソっぽい」っていうの。
ああ…。
昨日ね… 子供たちに話したの。
あの人が出てった時のことや 桂子のことや…➡
聞かれるままに そのまま…。 うん…。
分かってくれたかどうかは 分からないけど…➡
でも… よかったわ。
初めて… 上っ面じゃないこと 話せた気がする! フフッ。
そうか。 (あづさ)おかげで 少し楽になりました。
少しは 過去が捨てられましたか?
ええ…。
あっ!
(赤松)着るなよ。 えっ!?
(赤松)そんなもん着るな。
座れよ。 もうちょっと 話をしてこう。
でも…。 でも 何だ?
帰らなきゃ…。 分かってるよ そんなこと。
「泊まっていけ」なんて 言ってるわけじゃないんだから。
「話がしたい」って言ってるだけだよ。
でも…。 (赤松)もう 「でも」はいい!
(赤松)何しに… 来た? えっ…?
このまま 君が帰るっていうんなら…➡
俺は… 君という女が分からんな。
(赤松)ただ 親切だけで飯を持ってきて 傷の手当てをしに来たっていうのか?➡
そうじゃなかったら 子供に 昔話をしたことの報告をするために➡
ここに来たっていうのか? そ… それじゃ いけないの?
いけなかないけど… 俺は 気持ちが悪いな。
(ため息)
俺と… 話がしたくて 来たんじゃないのか?
親切話でも 昔話でもない話がしたくて 来たんじゃないのか?➡
俺の気持ちを知ってて…➡
親切と昔話をしに来たっていうんだったら それこそ 本当 ウソくさいよ!➡
そんな女… 吐き気がするな。
ひどい…。
来い。
ここへ… 来い!
♬~
(優)さあ 出来たぞ! え~っとな 例の ハイハイ焼きと➡
バブバブ焼きそば 入ってるから。 サンキュー。
ねえ 本当に お勘定っていいの?
そりゃ 赤松さんのお見舞いって聞いちゃ お金取るわけに いかないもん。
ありがとう。 (桃子)ワインも持っていく?
えっ いいの?えっ? いいわよ。
のぞみちゃんの大好きな師匠の お見舞いだもの。
あっ…。 まあ いいや。
助かる。 行こうか 達也。 ああ。
じゃあね。 じゃあ 行ってきます!
行ってきます。 (桃子)気を付けて。
危ねっ!ああっ 大丈夫? 危ねえ…。
気を付けろよ 本当に…。
ハハハ…。
どうしたんだ? えっ? いや~…➡
ちょっと のぞみちゃんが 心配になっちゃったの。
えっ 何で?
う~ん ほら これから夜道も 暗くなっちゃう… とかね。
何言ってんだよ。 達也がついてるから 大丈夫よ。
あっ でも 今の見ちゃうと ちょっと心配だけどな。
冷たっ! ほら。 あっ 冷たい!
冷たいでしょう。この野郎…。 あっ ちょっと やめてよ。
こら! 痛っ! あ~ 暴力反対! ばか力~。
<ああっ! のぞみ嬢ちゃん 行かない方が…!➡
小生には この胸騒ぎ 抑えられません>
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