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♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(大樹)俺… 本当は やったんだ。➡
刑務所に行くのが嫌で 「やってない」って言ったら➡
先生 信じてくれたから そのまま ウソついたけど➡
本当は… 俺が殺したんだ…。
どうして 無罪になんかしたんだよ…。
どうしてくれるんだよ?
俺 これから 一生 ウソついていかなきゃならないんだぜ!?
どうしてくれるんだよ!
(星野)やめろ… 落ち着け!
(大樹)だって! ああっ!
(のぞみ)赤松さん!
腕… 腕…! (赤松)構うな!
大樹… 大丈夫か?
ごめんなさい… ごめんなさい!
ごめんなさい… 俺が悪いんです!
俺が バカだったんです!
でも… でも 無罪だって言われて みんなが喜んで…➡
怖くなったんです…。
怖いんだ! 怖くて… どうしたらいいか分からないんだよ!
帰ってくれないか…。
いや しかし…。 でも…。(星野)先生…。
いや… 大樹と 話がしたい。
帰ってくれ。
星野さん…。 うん?
俺も 記者やってた時 あの事件 追いかけてたから…。
正直 ショック大きいよ。
星野さんも 冤罪だって 思ってたんですよね?
裁判 見てきた時は 証拠不十分だったからな。
ええ…。
赤松さん どうするのかしら?
何も できないよ。
弁護人は 被告人の無罪を 勝ち取るためだけにしか働けないんだ。
それはそうだけど でも そのことで 大樹君は苦しんでるのよ。
じゃあ 有罪になった方が よかったの?
それは…。
気になるけど そろそろ行くよ。 最終の切符 取ってあるんだ。
実家? うん。
何年かぶりに顔出すって電話したのに すっぽかすわけ いかないからな…。
気を付けて。 じゃ このこと 誰にも…。
はい。 じゃあ。
回想 (赤松)帰ってくれないか…。 大樹と 話がしたい。
⚟(戸が開く音) ⚟ただいま~。
(薫乃)あっ のぞみ。 赤松さん 大変だったんですって?
(優)大丈夫かよ? ケガしたんだって?
達也! しゃべっちゃったの?
(達也)いや だって みんな 赤松さん 知ってんだからさ。
言っちゃいけないって 言ったでしょう?
このことが 人に知れたら 大変なことになるのよ?
(あづさ)誰にも言わないわよ。 (優)ああ 言わないよ。
本当よ!? 本当に言っちゃ駄目よ?
人の一生が懸かってるって言っても 大げさじゃないんだから。
(桃子)でも… 赤松さん 心配だよねえ。
どうなるの? 責任を問われることになるの?
それはないわ。 被告人の言い分を信じて 守ってあげられるのは弁護士だけだから。
赤松さんは 弁護士として その責任を果たしたのよ。
うん。 確かに 無罪にしたってことは➡
弁護士として 腕がいいってことだもんな…。
でもさ 赤松さん 言ってたんだろ?➡
「弁護士の仕事は 人の心を救うことだ」って。
(桃子)う~ん やってないんだったら ともかく➡
もし本当にやってるんだとしたら➡
罪を償わせることが その子を 救うってことかもしれない。
ねっ? まあちゃん。 う~ん つらいとこだよなあ…。
でも 大丈夫。 赤松さんは弁護士として➡
当然の職務を果たしただけなんだから。 大丈夫… 大丈夫よ。
(大樹)信じてもらったの 先生が初めてだったんだ。
あの時 ばあちゃんに すげえ怒られて…➡
俺 カッとなって あんなことになって…。
俺が 殺す気なかったって言っても 誰も 信じてくれなかった。
どう言っても 駄目だった…。
だから… どうせ信じてくれないならと思って➡
ヤケクソになって ウソをついたんだ。
そしたら… 先生 「分かった」って言った。
「全力を尽くすから 任せろ」って言った。
俺 うれしかった… すげえ うれしかった!
だから… ウソだって言えなくなったんだ。
本当に無罪になるなんて 思わなかった。
だから 無罪だって言われて… 怖くて たまらなくなったんだ。
これから… どうする?
一つは… 「ウソをついていました」と 検事さんに言って➡
もう一度 裁判をやり直してもらう。➡
もう一つは このまま ウソをつき通して 自分の心と闘う。
どっちも嫌だ…。
どっちかしかない。
嫌だよ… 分かんないよ…。
先生 決めてくれよ。
俺が決めることじゃない。
しかし… どっちにしても…➡
君が望むなら 俺は最後まで 力を尽くすつもりだ。
(大樹)口先だけで言うなよ!
弁護士なんて 結局 裁判に勝てばいいんだな…。
なにが 「俺が決めることじゃない」だよ。
俺は どうしたらいいか分からないから ここへ来たんじゃないか!
もういいよ…。
待て! 何だよ!?
もう 先生の力なんか借りねえよ!
♬~
(リキ)<どんな仕事でも 痛手を負うことはあります。➡
しかし この傷… あまりに あまりに 深いようです>
♬~
弁護士っていう仕事は 人の心を救う仕事だっていうのを知った。
その時 俺は 初めて 弁護士になった。
でも 無罪だって言われて みんなが喜んで…➡
怖くなったんです…。
弁護人は 被告人の無罪を 勝ち取るためだけにしか働けないんだ。
(ため息)
ああ おいしい…。
(足音)
(あづさ)おはよう。お母さん。 早いじゃない。
ああ… ちょっと目が覚めちゃって。 そう…。
あっ コーヒー いれようか?
うん お願い…。 はい。
(ため息)
はい どうぞ。 ありがとう。
娘に いれてもらうコーヒーが一番。
ああ… 最高。
一番なんて言ったら 薫乃ちゃん 怒るわよ。
(あづさ)フフッ たまには 怒らせてあげた方がいいのよ。
え~? (足音)
あっ 桃子さん。
うわっ びっくりした~。 フフッ どうしたの?
桃子さんこそ どうしたの? う~ん 何かね➡
この2~3日 熱っぽくて すんごく のどが渇くのよ。
あら 風邪? だと思う。
ほら 屋台ってさ あれ 冷えるじゃない?
あっ まあちゃんに このこと言わないで。 心配するから。
うん… 気を付けてよ。 うん。 ありがとう。
じゃ 私 もう 一寝入りするから。
お大事にね。 うん。 ありがとう。
大丈夫かな?
う~ん 頑張ってるもんねえ。 うん…。
大丈夫かしらね? うん?
ああ 赤松さん…。 ケガ… してるんでしょう?➡
いや 変な あれじゃなくて 心配なのよ 友達として…。
ああ… 私だって心配よ。 先輩として大切な人だもの。
何 ムキになってんの? 別に ムキになんて なってないわよ。
あっ 変な子…。 あっ アハハ… どうせ 私は変ですよ。
アハハ…。
どうしたんだ? 2人そろって。
お見舞いに来たんです。 手を ケガされてたので…。
ああ…。 あ… お仕事ですか?
うん? 今 本人に会ってきた。
あの… 裁判の方 どうなったのか 聞いてもいいですか?
今日 検察側が上告してきたよ。
そうですか…。 (赤松)ああ。
あの… これから どうなるんですか?
分からん…。
まあ 恐らく もう ウソをつき通すことは できんだろうなあ。
最高裁では 高裁と同じ判断は出んだろう。
また 裁判が続くんですね…。
うん? いや… しかし 俺は もう 続けることはできんよ。
えっ?
本人が 正式に解任してきた。
もう ウソをつき続けることは 嫌だそうだ…。
あっ…。 あっ 大丈夫ですか?
うん? うん…。 お医者には診せたの?
いや…。 傷 深いの? 出血は?
えっ? ヘヘッ… いや~ どうってことないよ。
まあ もともとさ 血の気が多い方だからさ ハハハ…。
はあ…。
帰ってくれないか? えっ?
正直言って… ちょっと くたびれてる。
あっ 気を遣わないでください。 右手が それじゃ 大変だろうと思って…。
あの… 洗濯でも何でも言ってください!
だったら 帰ってくれ…。
♬~
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