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「君が跳んだ 水たまりへと」
「街の翳が」
「雪崩れてゆくよ」
「手のひらの上に」
「太陽を乗せて」
「心の暗がり照らし出しておくれ」
「Dreaming Girl Dreaming Girl」
「雨上がりの少女」
「Dreaming Girl 君と」
「めぐり逢えた」
「素敵な奇跡」
「Dreaming Girl」
(勝照) 好きです!
自分は… しがないレスラーであります。
とても 弁護士先生の のぞみさんとは 釣り合わないことは分かっています。
でも… 好きです。
東京に お帰りになるのを お待ちしております!
(タイガー原田) 突然 すいません。
のぞみちゃんが福島に行かれると聞いて 練習にも 身が入らんもんで
駄目もとで 玉砕しろと ハッパ かけたんです。
お騒がせしました。
(のぞみ) あっ 待って! はい!
ごめんなさい!
「待っててくれる」っていうのは うれしいんだけど
私… その気持ちには 応えることができません。
勝照君のこと 男の人としては考えられません。
はい…。
はっきり言った方がいいと思って…。
でも あの 誤解しないで。
レスラーだからとか 弁護士だからとか そういうんじゃなくて あの…
私… 好きな人がいるの。
本当に ごめんなさい。
ウッス! 頑張って… ください。
(タイガー原田) 先生! (あづさ) はい!
弟子だけに玉砕させるわけには まいりません。
自分も 玉砕します! えっ?
先生 既に ご承知と思いますが
お慕いしております。 えっ!?
うわ~!
(タイガー原田) ご主人との いきさつを知って
気持ちを抑えてまいりましたが…。
⚟(勝照) お~りゃ~! (タイガー原田) 離婚なさったと
風のうわさに聞き…。 ま… 待ってください。
私 タイガーさんとは 一緒になる気は…。
それ以上… 言わんでください。 分かっております。
返事は 分かっております。 ただ… 心の片隅に
いつも 見守っている男が おるということを 忘れんでください。
それだけです。 ご清聴 ありがとうございました。 ウッス。
(達也) おいおい…。 何か すんごい展開になってきたな。
⚟(タイガー原田) ああ~っ!
(徹) えらい時に来ちゃったな…。
⚟(タイガー原田) ああ~っ! ⚟(犬の吠え声)
⚟(勝照) お~りゃ~! ⚟(犬の吠え声)
今日は 帰るよ。
ああ…。
のぞみ… 福島 気を付けてな。 はい。
じゃあ…。
仕事… 頑張ってね。
ああ… ありがとう。 じゃあ。
あ~らら…。
(リキ) せっかく パパさんが 訪ねてきたのに
何だか おかしなことに なっちまいました。
やっぱり 簡単に うまくいかない ってことなんでしょうか?
(優) 「好きです!」。 (桃子) 「お慕いしています!」。
やったわね~ タイガーさんに 勝照君ったら…。
「やったわ」じゃねえよ! え~?
姉ちゃんも おふくろもさ その場で 「パス」なんつったんだぜ。
全く 考えてねえんだもん。 パス! はっきりした親子だよなあ 全く。
(優) しかし その場に 兄貴がいたとはなあ。
そそくさと帰っちゃったよ。 フフッ。 (優) そりゃそうだよ。
だって 元女房と娘が 男に プロポーズされてんの
目の当たりに したんだからなあ。 普通 いられないよ。
なにもねえ… お義兄さん めったに来るわけじゃないのにねえ。
ああ…。 でも… あれ 誰だろう?
(優) 何が? いや 姉ちゃんさ 勝照君に断る時
「私 好きな人がいるの」 なんつったんだぜ!
へえ~! のぞみちゃん 新しい恋人 出来たの?
聞いてないぞ 聞いてないぞ! 俺だって 聞いてないよ。
ちょっと待て。 俺だって 聞いてないぞ おい。 ちょっと!
いや… 聞いてないよ 俺だって。
(せきこみ) もう! 誰もいないわよ!
じゃあ 何で あんなこと言ったのよ。
さあ? 何か ポロッて出ちゃったのよ。 ふ~ん。
本当よ! もう…。
あっ お母さんこそ 何? あれ…。 えっ?
「タイガーさんとは 一緒になる気はありません」。
それが どうしたの? 「タイガーさんとは」ってことは
ほかの人なら ありえるって 意味じゃない。
何 言ってんだか!だって ただ タイガーさんを断るんだったら
「タイガーさんと」って言うべきでしょう? 「とは」だもん 「とは」。
バカバカしい…。
お父さん?
えっ?
やっぱり お父さんのこと 吹っ切れないの?
うん… さあね…。
「さあね」ってこと ないじゃない。
もう 絶対 嫌だと思ってたけど…
一生懸命 やってくれてんの見ると 何か いとしい気もするし
でも やっぱり 許しちゃうの しゃくに障るし… 分かんないのよ。
お母さん…。
自分の気持ちが分かんないってこと あるでしょう?
うん…。
(タイガー原田) あ~っ! なんてことを…。
もう あづさ先生と 顔を合わせられません。
(弥市) いや~ いやいや…。
言わなきゃよかった。 あっ! そんなことは ありませんよ。
あんた 玉砕覚悟で 告白するなんて
いや~ 男らしい! 本当に 男らしい!
女は… 断られるのが分かってる相手には 言い寄らないもんです。
こういう ダ~イナミックなことが できるのは 男だけです!
そうですね…。 「女なんて…」ですね!
そう! 女なんて…。
女なんて!
薫乃… さん!
みんな 一生懸命なのに なかなか 歯車が かみ合わないのが
人間様の世界の おかしなところです
もちろん のぞみ嬢ちゃんの歯車も…
年中 空回りしているのであります
(油座) よっ 弁護人さん! あっ 油座さん。
あっ… いえ 裁判長!
どうだい? 作戦 ばっちし?
まあまあです。 自信ありそうだない。
はい。 被告人は 正当防衛なので よろしく お願いしますね。
ちょごっと! それは…。
でも どう考えても
酔っ払いに絡まれた女性を助けた 通行人が
過剰防衛で有罪になるなんて おかしい。
裁判官に 予断を与えねえように。
被告人は 最初に 女性を 酔っ払いから引きはがしただけで
そのあとは 一切 手を出してないんですよ。
なのに その場にいただけで 有罪だなんて…。
私は 起訴状しか知らねえことに なってんだから。
そうですよ。 あくまでも被告人は
絡まれた女性を 助けただけなんです!
まあね 頑張ってね。
私は 負けませんよ!
あんな検察官には負けません!
(チャイム)
検事さん! (星野) ああ 弁護人殿ですか…。
順調ですか? 法廷の準備は。 まあね そっちは?
私? ばっちりですよ。 ふ~ん。 怖いな…。
今度は 頑張るんだもんね。
(足音) あっ 帰ってきた。
(進藤) 赤松先生 いないのか!? おい!
(ドアを激しくたたく音) 出てこい バカ野郎 居留守使いやがって!
(物音)
あんたも ここの人か? いえ…。
赤松の知り合いか? ええ。
だったら 言っといてくれよ! もう 俺も女房も 法廷には出ないってな。
それでなくても 近所の人から 白い目で見られてるのに
法廷で 夫婦仲から何から 丸裸にされて…。
俺は… 俺は 弁護士が 大っ嫌いだ…。
そんなことないと思います! 少なくとも 赤松さんは考えてると思います。
それでも どうしても 証言が必要だから…。
あんたも 弁護士か…?
私は…。
つるんで 味方しやがって…。
待ってください。
星野さん…。 彼女は 弁護士じゃありません。
何だと? これは 私のです。
じゃあ あんたが弁護士か? いえ 私は 週刊誌の記者です。
マスコミか! 赤松弁護士のやり方に問題があるのなら
お話 伺いましょうか? えっ?
もし 弁護士が ご家族の意見を無視して 動いているなら
それは 立派な背任行為です。 うちの誌面で 告発しましょう。
いや… あの… 家族の意見が 一致してるわけじゃないから…。
どうしました? いや… 私はね 個人的に
赤松先生に頼みたくて 来ただけなんだ。
いないようだから帰りますよ。
(星野) 大丈夫?
私を助けてくれたつもり かもしれないけど 何だか 嫌!
(星野) 何が? ちゃんと 話聞かないと また来るわよ。
う~ん… かもしれないな。じゃあ どうして あんな 一時しのぎのウソを?
確かに 安っぽい手だよ。 でも あの人 酔っ払ってた。
酔っ払って 誰かに 文句が言いたかっただけだ。
そんなの まともに相手してたら 殴り合いにも なりかねないぜ。
だからって だますなんて。 だましでも 逃げでも
今 君が あの人と問題を起こすよりは マシだろう?
どういうこと?
司法修習生の君が 現在 係争中の事件の関係者と
もめ事を起こしたら どうなる?
まして 事件は マスコミが 注目してるような事件なんだぜ?
弁護士になるのに 面倒なことが起きることぐらい
君だって 分かるだろう?
別に いいじゃない。 何が?
私が 弁護士になろうと なれまいと 星野さんには関係ないでしょ。
何よ?関係あるよ。 えっ?
俺は 君が 夢がかなって 弁護士になるところが見たいんだ。
えっ? 君が 好きだから。
俺は 君が好きなんだ。
ただし… 心配するなよ。
好きは好きでも どうこうする気はないから。
あ~ それに… 君が好きなの
赤ゲンだしなあ。 え~?君 赤ゲンに ほれてるよ。
それは 人間として ほれてるんじゃなくて…。
やめてください。 何 言ってるんですか?
とにかく それは それとして 俺は 君が好きだよ。
行きがかりではあるけど… 言う以上は ちゃんと言っとく。
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