All language subtitles for ひまわり 第03章 人は見かけによらぬもの?第031話.日文

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Original subtitles

「君が跳んだ 水たまりへと」

「街の翳が」

「雪崩れてゆくよ」

「不意に 微笑う」

「ただそれだけで」

「胸の棘が抜ける気がする」

「手のひらの上に太陽を乗せて」

「心の暗がり照らし出しておくれ」

「Dreaming Girl Dreaming Girl」

「雨上がりの少女」

「Dreaming Girl 君と」

「めぐり逢えた」

「素敵な 奇跡」

「Dreaming Girl」

(リキ) やったのか はたまた やってないのか…。

73万のお金を盗んだ疑いで 警察に逮捕された達ぼんを助けようと

とある弁護士さんを訪ねた 2人でしたが

あづさ先生の古い知り合いという この男

小生には どうも まともな弁護士にゃあ 見えないのであります

(赤松) おい。(星野) はい? 客だ。 帰れ。

あとで来ます。 次回公判の 弁護側の冒頭陳述書 見せてください。

マスコミに見せるか バカ。

これ… 電気代です。

(ドアが閉まる音)

いけ好かんやつだろ? (のぞみ) えっ?

記者だ 週刊誌の。 だが 骨はある。

魚と一緒でなあ… 骨はあるが いや~ 扱いにくい。

さて お待たせいたしました。 お話を 伺いましょうか。

弁護の依頼に来たんだろ? (あづさ) ええ…。

(赤松) あ~ 内容によっては 俺の手に 余ることも あるかもしれんが…。

赤松さんに お願いしたいんです。

うん…。 じゃあ まず 依頼人の話から聞こうか。

はい…。 息子の達也です。

4日前 アルバイト先のカラオケルームで 売上金の73万円を盗んだ疑いで

警察に逮捕されました。 そう…。

はい。

確か… 今 19だったよね?

19歳と5か月です。

少年事件… しかも 単純な窃盗事件で 弁護士さんを頼むケースは

めったにないって 言われましたけど

肝心の「本当に盗んだのかどうか」が 分からないんです。

ですから お力を お借りしたいと思って。

いや 力なんてものはないけど

「やったかどうか分からない」っていうのは どういうこと? 現行犯じゃないの?

はい。 レジから無くなった お金が

明くる日 達也のロッカーから出てきたんです。

明くる日? 全額? いいえ。 28万円だけです。

残りの45万は? (あづさ) 分かりません。

息子は どう言ってる? (あづさ) 何も 言ってません。

金を盗ったこと自体は? 認めてません。 ただし 否定もしてません。

警察では 何を聞かれても 答えないそうです。

黙秘してるってことか…。 (あづさ) はい。

ああ… 彼… 前 補導の前歴は? (あづさ) ありません。

73万で黙秘か…。

私は 息子は盗んでないと思ってます。 (赤松) 理由は?

ないわ…。 でも おととい 面会した時 「信じてないなら帰れ」って言われました。

主人の母と 私の母が 早まって 被害者と示談を結んでしまったんです。

自分が罪を認めてないうちに 示談が成立したことに

ショックを受けたようです。

でも 祖母たちは 弟が盗んだと 思ったわけじゃないんです。

ただ助けたい一心で お金を返しに行っただけなんです。

息子がやってないのなら どうして ロッカーに お金が入っていたのか…。

そう聞かれたら 答えられませんけど まだ素直で まっすぐです。

盗んでいるのに 「信じてないなら帰れ」なんて

ふてぶてしいことが 言えるような子じゃない。

私は そう思っています。

もちろん 私も 弟のことを 信じたいと思ってます。

あの…?

どうして黙っているかだな…。 はっ?

人間っていうのは しゃべりたい生き物だ。 しゃべって しゃべって しゃべって

自分が どっちへ行ったらいいのか 確認しながら生きていく…。

はあ…。 黙っているやつは

どこへも行きたくないやつだ。

19の子供が どこへも行きたくなくなる ようなことがあったのか…。

恐らく そこから やつの心を ほぐしていくしかないなあ。

ええ…。

君は 俺に その役ができると思うか?

お願いします。 達也を助けてください。 私の息子を助けてください。

分かった…。 お引き受けしましょう。

大丈夫なの? お母さん。 えっ?

今の弁護士さん。 どうして?

どうしてって…。行きましょう。 おばあちゃんたちが結果を待ってるわ。

(うらら) 潰れそうな? うん。 椅子なんてね 拾ってきた椅子なのよ。

へえ~! 部屋の中のものも

何だか 拾ってきたみたいなもの ばっかりだし。

まあ いいんでねえの。

ものを大事にする人は 人の心も大事にすっぺよ。

そういう問題じゃなくて ほとんど ほかの仕事やってないみたいなのよねえ。

はっ… しかたねえんでねえの。

忙しい人だら 年末だ何だっつうて 引き受けてくんねえんだから…。

そりゃ そうだけど…。 のぞみ 大丈夫よ。

あの人なら 達也のこと 分かってくれるわ。

(うらら) んだんだ。 下手に立派なのよか きっと リラックスできっぞい。

うん。 それに… 一つだけ いいこと言ってたもんね。

(薫乃) 何? うん。

「人はね しゃべりたい生き物なんだ」って。

当たり前のことなんだけど 私 それ言われた時

ず~っと黙ってる達也が どれだけ寂しいか

ちょっと分かった気がしたの。

盗んだか 盗んでないかじゃなくて

何で それを誰にも言えないのか ってことの方が

ず~っと大事なんだなって思ったの。 そう…。

頑張んべえ。 薫乃さん 今回は 私らの度量が試されてんだぞい。

めそめそしてては駄目だかんね。 どうあったって

帰ってくる場所 ちゃんと 用意しておいてやんねくっちゃない。

(薫乃) 私は めそめそなんかしてませんよ。

あれ? 倒れたの看病したの 誰だっけかない?

あら もう! 黙ってたら 感謝をしたものを もう!

薫乃ちゃん。 お母さん。

全く こんな時に ケンカをしようなんて

それこそ 女ってのは しょうがねえ生き物ですが

とにかく 達ぼんを 本気で 心配しているのだけは 確かなようです

(純一郎) まあ 言い合いできるように なっただけ よかったじゃないか。

そうね。 へい お待ち。

とにかく その弁護士…。 あっ 赤松さん?

うん。 その赤松先生を信頼して 任せてみろよ。

うん。 どう見ても 先生って感じじゃ ないんだけどねえ。

でも お母さんの知り合いなんだろ? うん。 大学時代の友達なんだって。

お母さん 獣医学科なのに よく 弁護士の友達なんかいたなあ。

鋭い! うん?

私も そう思ったのよ。 今までね その人の話なんて

一度も したことないのよ。

怪しいな それ…。 でしょう?

昔の恋人かな? …とも 思ったんだけど

お母さん 大学1年の時に 私が出来て 結婚しちゃったのよ。

でも そのあと お父さん 出ていっちゃったんだからさあ。

えっ!? じゃあ 私が生まれてからの 恋人だったって言うの?

あっ そんな驚くなよ。 そうは言ってないけどさあ…

お母さん 20年も 独りなんだから 別に おかしかないよ。

う~ん…。 何だよ?

ちょっと 息苦しいなあ。 お母さんも 女だと思うと…。

女だから お前 産んだんだろう! そんなこと分かってますよ。

結構 ガキだなあ お前。 何よ~!

俺は それより

親父さんの居所 分かったことの方が びっくりだなあ。

うん… どうするつもりなのかな。

そりゃ 迎えに行くだろう? うん…。

だって 待ってたんだろう?

複雑みたいよ。 分かったからって ホイホイとは 迎えに行けないみたい。

そうなの?うん。 向こうから 帰ってくるならいいんだけど

こっちが頭下げて 帰ってきてくれって すがりつくの

やっぱり 抵抗が あるんじゃないかなあ。

女のプライドか。 そう言っちゃうと安っぽいけど…。

まあ… 今は あんまり考えるなよ。

達也のことと 両方も考えられないだろう? お前。

確かに…。

(田中) 食ったか? 幕の内。 差し入れ しといたんだぞ。

警察の差し入れってのは… なあ? 出入りの業者で扱っているものしか

駄目なんだな。 おかげで ふだん 縁のないこと知ったよ。 うん。

今日はな… 残りの給料 持ってきたんだ。 ほら。

オーナーには 「持っていくことない」って 言われたんだけどな

ほら 働いた分だもんなあ。 ほら ほらほら… 入んねえや フフッ。

あとで 刑事さんに預けとくから。

あ~… 本当に黙ってんだな。 フッ。

さっき 聞いたんだけどな 裁判所へ行ったら

付添人ってのが付くらしいな?

よかったら 俺が やってやってもいいぞ。

赤の他人が やるよりは… なあ? お前のこと よ~く知ってるからな。

ちゃんと やってやるよ。

何だよ その顔…。 人が 親切に言ってんのに…。

おい! 何か しゃべれよ おい!

ちょっと 店長さん! うるせえな。やめなさい!

何 ニヤニヤしてんだよ 何で しゃべれないんだよ。

しゃべってみろよ おい!

すみませんでした。 (真鍋) 困りますよ 店長さん。

面会中に ムキになるなんて…。 いや~ 本当 すみません。

何か 力になれればと思いましてね。

気持ちは分かりますけどね 彼の付添人を務めるのは大変ですよ。

それなりの手間もかかるし あの調子で だんまり続けられたんじゃ

こっちの神経がもちませんよ。 ハハッ。

失礼ですが… あの… 南田達也のお知り合いですか?

は…? あなた 何ですか?

あっ 申し遅れました。 私 彼の弁護人を 引き受けることになりました

赤松と申します。 弁護士さん!?ええ。

いや 今 接見室が使用中だったもんで ちょっと挨拶に寄らせていただきました。

弁護士さんって あの 母親から選任されたの?

あの~ 今 付添人って 聞こえたんですけども…。

あっ ああ… いや まさか 弁護士さんが つくなんて思わなかったんで

何か 力になれればと思いましてねえ…。

(真鍋) こちらね 被害者の店の店長さん。

こんないい人に迷惑かけるんだから 何を考えてるのか…。あれですよねえ

若いのってのは よくしてやりゃ やるほど つけあがるでしょう? そうでしょう?

まあね… でも もういいですよ。 終わったことですから。

あっ じゃあ 失礼します。

じゃあ 私 南田達也に会ってきます。 (真鍋) 今すぐですか?

ええ。 今すぐ。

東京地方の気温は5度。

初雪が ちらつき始めていました

果たして この不思議な弁護士先生

硬く凍って 今にも ポキンと折れちまいそうな

達ぼんの心をとかすことが できるでしょうか

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