All language subtitles for ひまわり 第03章 人は見かけによらぬもの?第028話.日文

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Original subtitles

「君が跳んだ 水たまりへと」

「街の翳が」

「雪崩れてゆくよ」

「手のひらの上に」

「太陽を乗せて」

「心の暗がり照らし出しておくれ」

「Dreaming Girl Dreaming Girl」

「雨上がりの少女」

「Dreaming Girl 君と」

「めぐり逢えた」

「素敵な奇跡」

「Dreaming Girl」

(リキ) 達ぼん逮捕から2日

優叔父ちゃんから 突然 パパさんの居所を教えられた

あづさ先生でしたが どうやら

電話をかけるには 相当な勇気がいるようです

(鳩時計の時報)

⚟(戸が開く音) ⚟(のぞみ) お母さん お母さん お母さん!

あっ お母さん! 薫乃ちゃん? うららちゃん?

(あづさ) どうしたの? お母さん やったわよ。

達也に会えるわよ。 今ね 面会の許可もらってきたの。

えっ 本当なの!?

純ちゃんがね 谷中署まで ついてきてくれたの。

2人で 必死に頭下げたら しぶしぶだったけど…。

な… 何時?

5時にね 取り調べが終わるから そのあと 10分ぐらいだったらって。

あ… あれ? 薫乃ちゃんと うららちゃんは?

何か どっか出かけたらしいの。 どこ行ったんだろ? こんな時なのに…。

(薫乃) ご迷惑をおかけいたしました。 (田中) ちょっと やめてください。

謝らせてください。 (うらら) 店長さんさは ご迷惑かけやした。

そりゃ まあ かかりましたけど…。 (薫乃) 申し訳ありません。

(うらら) すまねえない。 頼みます 本当 やめてください。 ねっ?

あの… こっちが 嫌なんです。 ねっ?

僕 ほら 人に頭下げるの 商売でしょ? 下げられるとね 居心地 悪いんですよ。

ねっ あの… どうぞ お掛けください。

あっ… だば…。失礼します。

どうぞ どうぞ。 あっ 腰が挟まってます。 大丈夫ですか?

あっ どうぞ どうぞ。 冷たいものでも。

あの… 失礼かと存じますが これ ほんの おわびのしるしでございます。

達也君 罪を認めたんですか? (薫乃) はっ?

いや…。 警察では ずっと だんまり通してるって話だったから。

ええ。 あの~ 私どもも そう聞いております。

だったら どうして こんなものを 持って みえるんです?

お母さんとお姉さんは 「達也君が やったって はっきりしたら

改めて 謝りに伺います」って おっしゃってましたよ。

嫁と孫がですか?はい。 まあ すみません。

とりあえずは 何はともあれ

こちらさんに謝るのが 筋でございますのに…。

本当のとこは ともかくも 疑われるような 事実があったっつうことは

それなりの落ち度が あったっつうことですから。

いや いいんですよ。 そんな あの… 家族だったら

信じたいと思うの 当たり前なんですから。 ねっ… どうぞ 顔を上げてください。

いや つらいですよ…。

おふくろと同じ年頃の人に 頭を下げさせるなんて…。

お母さんと? ええ。 僕 末っ子なんでねえ

ちょうど 田舎のおふくろと 年格好が同じなんです。

ああ…。 すみません。

孫のために 何かできることはないかと 思いまして…。

「孫のために」か…。 あいつも幸せだな。

でも おわび申し上げることしか 思いつきませんでした。

いや 実はね 僕も なんとか

達也君を助けてやれる方法はないもんかと ずっと考えてたんです。

あんたさんがかい?

まあ いろいろありましたけど 3か月は うちで働いてくれたわけですからね。

店長さんに そう おっしゃっていただくだけで…

救われます。 「地獄に仏」とは このことです。

いや 仏って…。 大丈夫ですか…。

示談にして差し上げても いいですよ。

示談を結んで 事件が 早く片づけば たかだか 70万の金です。

どっちにしても… 執行猶予が つくんじゃないのかなあ?

…ってことは 少年院に送られずに済む ってことですか?

ええ。 まあね 店としても あんまり大ごとには したくないんです。

ただ… 認めない 謝らない 金が戻らないじゃ

けじめがつきませんから 警察にお任せしてたんです。

じゃあ…? ええ。 こっちも商売ですから

金さえ戻れば オーナーも納得しますよ。

え~ まあ 盗られた73万のうち 28万は 達也君のロッカーにありましたんで

まあ 店としての損失は… 45万なんですけどね。

じゃあ 22万5,000円。 私も 22万5,000円。

うららさん すみません。 確かに…。

店長が来るまで お待ちください。

薫乃さん 大丈夫かい? こだ大金。

達也のために使うんですもの。

それは 分かっけんども 虎の子の年金だっぱい?

やっと来たんです。

あの子を引き取ってからというもの 母親役の あづささんには

ただただ 手を合わせることしか できませんでしたけど

今日こそ… 今日こそ この私が 孫のために 役に立つ時が来たんです。

まあ…。 あんだも つれえ立場だったわない。

どう? おいしいでしょう? 達也に持ってってあげるのよ。

(あづさ) のぞみ! 食べさしちゃ駄目よ。

ちゃんと話 聞いてくるからね。 (鳴き声)

アハハ! リキ 分かってるみたい。

達也のやつ 幸せよねえ。

お母さんと私の 手作り弁当が食べられるんだもの。

そうね。

でも… ちょっと怖い。 えっ?

達也に会うの。 ええ…。

私たちの知ってる達也と 全然 違ってたら どうしよう?

やめましょ。 とにかく 本人が認めるまでは

信じようって決めたんだから。 うん。

でも お母さん 本当の本当は どう思ってるの?

のぞみ…。 達也が やったと思う?

達也 お金 盗るような子だと思う?

お金を盗るような子だなんて 思ってないわ。 でも…。でも?

誰でも 信じられないようなことを してしまう時があるわ。

だから 今は 達也の口から 本当のことを聞きたい。 それだけ。

うん。

ごめん。えっ? お母さんから

「絶対 信じてる」って言葉 聞きたかったんでしょ?

ううん。 私は お母さんの 正直な気持ちが 聞きたかったの。

そう… のぞみは?

う~ん… 半分半分かな。

盗ったか盗らないかは別にして

達也の中にも いろんな達也が いたんだなっていうのが 正直な気持ち。

ええ…。

お父さん…。

お父さんも そうだったのよね。 私から見ると

ただ 家族を捨ててっただけの ひきょうな人だけど

お母さんの中には ひきょうなだけじゃない

お父さんがいたんでしょ?

ねえ お父さんの どこが好きだった?

ごめん。 急に 変なこと聞いちゃって…。

あっ いいの。 びっくりしただけ。 アハハ。

私も 困るだろうな。 え~?

純ちゃんの どこが好きって聞かれたら。 そう?

うん… 理由なんてないもんね。

理由があって 人を好きになるわけじゃないもんね。

ただ 何か 一緒にいたいなあって 思うだけだもんね。

ダサ~いって言われそうなこと 言ってもいい?

いいよ。 言って 言って。

お母さんね 優しいから好きだったの。

「優しい」って お父さん? そう。 すごく優しかった。

大学も卒業できなくて 就職も決まらなくて あげくの果てには

こんなことになっちゃったけど… 優しかった。ふ~ん。

ちょっと ヤケッパチのとこあったの お母さん。えっ?

おじいちゃんに勘当されて あなたを産んだでしょ。

ガチガチに 肩に 力 入って 時々 爆発 起こしてた。

フフッ 何か分かるような気がする。

そういう時 「そうか そうか」って お父さん 優しかったのよ。

へえ~…。

あっ! 爪ようじ どこだっけ?

引き出しの左。

でも お父さん バカよね…。

最後に 全部 帳消しにしちゃうことを やっちゃったんだもの。

けど 変だなあ…。 何が?

今まで お父さんのことなんて 考えたこともなかったの。

いなくて寂しいって 思うこともなかったし

コンプレックスに感じたことも なかったのね。

そう…。 だから 当然 「会いたい」とか

「帰ってきてほしい」とか 思ったこともなかったし

別に 恨む気持ちもなかったの。

つまり 覚えてないから どうでもいいわって感じだったの。

ええ…。 それが…

このごろ お父さんってどんな人だったか

ちょっと 知りたいって思うようになったの。

何で 出てったのか 何で 帰ってこないのか

考えたら 腹も立つようになってきたの。

おかしいけど… こんな気持ちになったの この年になって初めて。

達也のこととか 結婚の話とか いろいろあったからかな?

あっ おいしそう!

やるじゃない お母さん!

ポケットの中のメモが 石より重たく感じられる

あづさ先生でありました

(桃子) まあちゃん!

お義姉さんと のぞみちゃん 会いに行ったわよ。 (優) えっ?

ええ~っ! ちょっと! 嫌 もう…。

はあ~ 何だよ。 達也に会いに行ったのか。

「何だ」ってことないでしょう。 やっと会えるのよ。

いや 俺 いきなり 兄貴に 会いに行ったのかと思ってさ。ああ…。

桃子…。うん? 俺 言ってよかったんだよな?

当たり前じゃない! 何でも はっきりさせた方がいいのよ。

ああ…。 しっかりして! まあちゃん…。

大丈夫。 達ちゃんのことも 絶対 はっきりするから。

ああ。まあちゃん… あなた 偉い。 よく頑張ってるわ。

ん~!

おう!

(真鍋) まあ どうぞ。 時間は15分。 留置場の担当官が立ち会いますので。

はい。 じゃ どうぞ!

3階の部屋にいます。 はい。

(真鍋) あっ それ 何ですか? お弁当 作ってきたんです。

(真鍋) お渡しできません。えっ? 規則です。

食べ物の差し入れは 指定業者がありますんで

そちらで頼んでください。 全然 駄目なんですか?

心配しなくても 食事は ちゃ~んと とらせてます。

それに さっき カラオケの店長さんから

仕出し弁当の差し入れもありました。

えっ 店長さんが? (真鍋) ええ。 2日続けて…。

できないことですよ なかなか。 はい…。

(真鍋) さあ。

何してるんですか? 早く。 あっ はい…。

今日 10日間の勾留が決まりました。 10日間?

ええ。 これから 10日間 こちらに泊まったまま

取り調べを 受けてもらうことになります。

このまま 黙り込んだんじゃ 心証が悪くなりますんで

ご家族の方からも ひと言 おっしゃってください。

はい。

座りなさい。

座りなさい。

達也…。

達也?

不思議なことではありますが あづさ先生は

達ぼんの 今まで見たこともねえような 反抗的な目を見た時

初めて 本当に 達ぼんが 我が子に なったような気がしたのであります

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