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「君が跳んだ 水たまりへと」
「街の翳が」
「雪崩れてゆくよ」
「手のひらの上に」
「太陽を乗せて」
「心の暗がり照らし出しておくれ」
「Dreaming Girl Dreaming Girl」
「雨上がりの少女」
「Dreaming Girl 君と」
「めぐり逢えた」
「素敵な奇跡」
「Dreaming Girl」
(真紀) 私… 達也君のこと 愛してるんです!
(のぞみ) 愛って どういう愛?
愛は愛です。 (優) いや 愛にも いろいろあるでしょう。
男女の愛があれば それから あの… 親子の愛もあるし
あっ 隣人愛ってのもあるしね。
おじさん カソリックですか? いえ…。
(真紀) 男と女の愛に決まってるでしょう。
(桃子) まあ 普通 愛って言えば そうよね。
私たち 愛し合ってるんです。 私 大学やめて 達也君は 受験やめて
2人で外国で暮らすんです。
(純一郎) けど… 君 大学1年生っつったら まだ 19歳だよね。
誕生日まだですから 18です。 (タイガー原田) 18!
いけませんか? 18で愛し合っちゃ…。 いいえ。
(あづさ) ありがとう。 あんなグータラ息子 そんなに愛してくれて…。
一つ 聞いてもいい?
達也は知ってるの? あの泥棒が あなただってこと。
泥棒じゃありません。 あれは… プレゼント 渡そうと思って…。
プレゼント?
これ… マフラー編んだんです。
じゃあ 何で あんなマスク かぶらなきゃいけないの?
驚かせてやろうと思ったんです。 驚かせすぎよ~。
別に 何と言われても構いません。
こっちは構うの! どんなに びっくりしたと思ってるの?
大騒ぎして警察まで呼んだのよ!
だって…。
ちょっと…。
だって… 達也君 受け取ってくれないんだもん。
私の編んだマフラーなんて 要らないって言うんだもん。
(泣き声) どうなってんの?
「八百屋お七」でしょう。 美しく言えば 片思い。
はっきり言っちゃえば 自分勝手 自己陶酔ってやつよ。
ああ…。 ☎
はい 鉄板焼きジャイアント。
はっ? あ~ どうも ご無沙汰してます。 はい… はい…
あっ 少々お待ちください。
義姉さん あの~ 福島の お母さんから…。
母…?
(リキ) あづさ先生の故郷は 福島県福島市郊外の乳牛牧場。
半年前に あづさ先生の父上が亡くなり
今は 母上の うららさんが 一人で 切り盛りしていたんですが…
(うらら) あづさ… あづさかい? はあ~ 具合 悪くてない…。
どこがって 頭は痛えし 体は痛えし…
とにかく動けねえんだわい。
今 薬 のんでんだけっど… はあ~…
気弱になっちまってない…。
(せきこみ)
(あづさ) 明日の朝一番で発って あさっての夜には帰ります。
これが 福島のうちの電話番号。 こっちが 恭子さんの連絡先です。
病院の方で何かあったら すぐ来てくれるよう頼んでありますから。
(薫乃) 分かったわ。 大丈夫かしらねえ?
お医者 行ってないらしいんです。 昔から 医者嫌いで…。
お父さん 亡くなられて半年でしょう。 お疲れが出たのよ。
はい。 「鬼の霍乱」だと思いますけど…。
家の方は大丈夫よ。 2階のお客さんが ちょっと気がかりだけどね。
どうしても達也に会いたいって。 夜ですし
強引にほっぽり出して 何かあっても 困ると思って…。
そうね…。
アハハ! 面白~い!
珍しい性格だね。 あんた。 (真紀) 何で こんなの あるんですか?
さっきの店のマスター… 私と達也の叔父さんね
昔 プロレスラー 目指してたの。
へえ~!
待ってたって あいつ 何時に帰ってくるか分かんないよ。
大丈夫です。 こっちが大丈夫じゃないんだけどなあ。
どうして?聞いてたでしょ さっき。 おばあちゃんが病気なの。
それで 私と お母さん 明日の朝一で福島へ行くの。
あっ 大丈夫です。 私 みんな いなくても待てますから。
とにかく じゃあ おうちに電話しな。 心配してるよ きっと。
ご心配なく。 私 家には信用ありますから。
あっ そう。 とにかくね 私 あなたの相手してる時間ないの。
そうじゃなくても 考えなきゃ いけないことが いっぱいあるんだから!
悩み事ですか? 相談 乗りましょうか?
結構よ。
あっ! 何よ?
達也君 帰ってきました。 えっ!?
⚟(足音) あの足音 絶対そうです。
(吠え声)
(達也) リキちゃん ただいま~。 いい子にしてた?
う~ん かわいい かわいい かわいい。 よしよし よしよし…。
はい ただいま~。 ん~。
うん? 何か あったの?
ただいま帰りました! いや~ 今日は こんな時間までさあ
みっちり 図書館で勉強しちゃったよ~。
何? そんな怖い顔して…。 まだ 9時前だぜ。
達也君 お帰り! (のぞみ 薫乃 あづさ) お帰り…。
お前 何やってんだよ 人の留守に勝手に…。
おとといの朝も 勝手に 来てくれたみたいだよ。
これ 渡そうと思って。 帰れよ… 早く帰れ!
置いて帰るから…。 要らねえよ。
捨ててもいいから…。 大丈夫?
はい 車ですから。 また来ます。 来なくていいって。
お世話になりました。 さようなら。
結構 ちゃんとした子みたいねえ。
どういう友達? 図書館で…。
それだけ? ああ…。本当に?
1回 寝た。
帰ってきたら 一度 ゆっくり話してみるわ。
(猫の鳴き声)
気を付けてね。 はい。 それから これ ちょっと重いけど お弁当。
ありがとう。 すみません。 じゃあ 後 お願いします。
分かったわ。 あちらの お母様によろしくね。
はい。 それから…
大船に乗った気持ちで 行ってらっしゃい。
はい! じゃあ 行ってきます。 行ってきます。
行ってらっしゃい。 (達也・あくびしながら) 行ってらっしゃい。
勉強しろよ。 頼んだね。
(薫乃) 行ってらっしゃい。 行ってきます。
行ってらっしゃい。
さすがだねえ おばあちゃん。 本当… フフッ。
(2人) 頂きま~す。
昔からさ おばあちゃんのお弁当だけは クラスで誰にも負けなかったもん 私。
ごめんね。 えっ?
お母さんが お弁当作ったのって 10回もないわ。
だって お母さん 病院があったじゃない。
遠足ぐらい 作ってあげればよかったねえ。
お母さんは お父さんだった。 …で おばあちゃんが お母さん。
「ごめん」って言うの 嫌だったなあ…。 えっ?
昔… のぞみぐらいの時…。 どうして?
忙しくてねえ…。忙しい? そう。
大学出たばっかりでね 上野動物園の病院で実習してた頃。
仕事は 新米で忙しいし のぞみは 赤ん坊でしょう。
仕事で遅くなったら のぞみを 見ててくれてる おばあちゃんに
「ごめんなさい」。 のぞみが風邪をひいて 遅刻したら 今度は
病院の人たちに 「ごめんなさい」。
一日中 誰かに謝ってる気がしたわ。 ふ~ん。
「何で 私が こんなに謝らなきゃ いけないんだろう?
何も悪くないのに」って…。 泣いたこともあるわよ。
無理かなあ? うん?
本当に無理なのかなあ。 結婚と仕事…。 無理だと思うの?
ううん。 けど 正直言うと分かんない。 だって 結婚したことないもん。
フフッ そりゃ そうね。 ねえ どうしたらいいと思う?
自分で決めなさい。 無理だと思うんなら 引く。
できると思うんなら 何が何でも 突っ張る。
もう~ すぐ そうやって 突き放すんだから…。
自分の選んだ道に 失敗はないの。 「自分の選んだ道に 失敗はない」か…。
そうよ。 どんなに ぶざまな結果になっても
どんなに みっともないことになっても 自分で選んだ限り それは失敗じゃないの。
だったら 私… 諦める方 選びたくないなあ。
そんな中途半端な女は要らんぞ。 ほかに いくらでも代わりはいるだろう。
なにが結婚と両立だね 全く。
(ひとみ) でも 幹部社員だけでは チームは成立しません。
確かに 船頭とスパイだけじゃ 舟は動かんがな…。
明日いっぱい お時間を下さい。
私も 声をかけた以上 ちゃんと引っ張ってまいります。
今回は こだわるねえ。
どうしたんだね? よりによって 結婚ボケの おねえちゃんか何かに…。
一生 結婚もせず仕事っていう 時代でもないでしょう。
ああ? (笑い声)
最も ふさわしくない言葉が 出るじゃないか。
常に 今 何が大事なのか… 選択し続けなくてはならないと思います。
南田のぞみは その賢さと強さを 持ってると思います。
それは… 恐らく 私にはない強さです。
よし分かった。 あんたが そこまで言うんだ。
明日いっぱい 時間をあげよう。
しかしね… もう一度 はっきり言っておくが
結婚なんかしたら絶対に要らんぞ。 君も 相当 懲りたようだね。
そりゃあ もう。 去年な 新製品発表直前の 一番忙しい時に
産休を取った女がいたんだ。 それまでは 男 顔負けの働きぶりだったのに
はらんだ途端に コロリと変わりやがった。 参ったね あの時は…。
それ以来 私はね 既婚の女子社員は 信用しないことにしてるんだよ。
分かっております。 あくまでも 結婚すると言い張るようなら
我々の部署には要りません。 切りましょう。
我々の部どころか 会社にも要らんよ!
ありがとうございました。
(牛の鳴き声)
さあ行こう!
んっ。 ありがとう。 よいしょ…。
ありがとう。 んっ。
あれ? うん?
あれ おばあちゃんじゃない?
お~い! よく来たな~い! んっ!
どうやら病気ってのは 真っ赤なウソのようです。
こりゃあ また 一騒動 起こりそうです。
起こらないはずがありません
来週を お楽しみに!
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