Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
English
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
(須藤(すどう) 司(つかさ))うう…
(女)司 お金貸して
どうしても30万必要なの
待って お願いだから助けて 困ってるの
司 どうしてウィーメンダイヤル やめちゃったの?
(須藤)ほっとけ!
ハア…
(おなかが鳴る音)
ハア…
ああ…
ゴホッ…
(安藤忠臣(あんどうただおみ)) セコさん 元気そうだね
(セコ) なんで? どうしてここが…
(安藤) 言ったろ 地獄の果てまで取り立てるって…
うわあ… うわああ〜!
あははあ〜!
ハア ハア ハア ハア…
(安藤)ハア ハア ハア ああ…
ハア ハア ハア…
タバコやめねえとな
うう! ハア ハア ハア…
ハア ハア…
なんだよ!
♪〜
〜♪
(おなかが鳴る音)
(リョウジ)ああ〜 (マコ)きゃ〜
(リョウジ)危ない危ない… (マコ)ねえ危ないから
(リョウジ)ちゃんとやって… (須藤)痛(いて)!
(リョウジ)ああ…
あれ! パイセンじゃないすか
(須藤) なんだよ リョウジかよ 久しぶりだな
(マコ)ねえ ちょっと 誰こいつ
(リョウジ) ああ 前いたホストクラブの 先輩でさ
もう新人のとき スッゲえ面倒になってさ
先輩!
(須藤) うわ… 臭い 臭い臭い… 臭い ああ!
んだよ お前 移籍したのかよ
(リョウジ) んなわけないじゃないすか〜
俺 店構えたんすわ
(須藤)マジか!
当たり前じゃないすか 俺 もう25っすよ?
いつまでも雇われホストのまんまで どうすんすか
なんだよ あんな パッパラペ〜だったくせに
俺 シャンハイでホストクラブ オープンすんのが夢なんで—
アジアのキングダムになる! 的な野望っすよ
バカ 酔っぱらってんじゃねえよ
マジだよ バ〜カ
中途半端にホスト投げ出した 負け犬チンカス野郎とは—
覚悟違うんだよ
ウフフ 夢ある男ってイカす〜 フフフフ
(マコ)私 投資する (リョウジ)ん?
リョウジに先行投資する ほら!
私… 私が一番に 応援するんだからね
ん〜 ありがとう マコさん
いや〜…
(おなかが鳴る音)
(店長) オープン前の準備や掃除—
あとドリンク作ったり運んだり—
あとお客さんのタバコ 買いに行ったり…
うん ああ 免許って持ってる?
はい
ああ じゃあ キャストの送りやったり うん
最後に うちの店のルール
キャストに手え出したら レッドカード—
罰金50万 一発退場
連絡先交換したらイエローカード
罰金10万 二発目退場
あと営業中に軽口たたいたら 罰金5000円
厳しいっすね
あのさ 女の子に囲まれて仕事 したいだなんて思ってるヤツ—
この世界じゃ長続きしないからな
いや 思ってませんて
君さ 昔の俺に似てんだよね
イケメンって言われるでしょ 気をつけなよ
キャストと問題起こしたら ボーイは問答無用でクビだから
分かった?
(おなかが鳴る音)
いい返事だ
ヘヘ…
まかない食べなよ
(おなかが鳴る音)
うん
(店長) うまいだろ 2日目のカレーは…
もう最高っすね ゲホゲッホ…
ああ ごめん カチッカチで米入ってたろ
米も2日目だからさ
ていうか もう少し 奇麗な服ないの?
(須藤)あ… スーツだったら…
じゃあそれで あしたからよろしく
グフッ…
(チカ・ユキ) おはようございま〜す
(須藤)おはようございます (店長)おっはようちゃ〜ん
(ユキ)あれ? 新入り君?
(店長) ああ しょうゆ〜こと〜 ほれ
(須藤) 須藤 司です よろしくお願いします
(チカ) ヤバいヤバいヤバい ちょっとヤバ〜い
何がっすか?
(チカ)ヤバいよね (ユキ)超イケてんだけど〜
(須藤)んなことないっすよ (チカ)あるある
(ユキ)テンション上がるわ〜
(店長) ちょっとあの 恋愛禁止だからね…
(ユキ)司君だよね? (須藤)ああ 司です
(チカ)チカです よろしく… (須藤)チカちゃん?
(店長) チカさんな! “さん”な! “さん”づけな!
痛(いて)っ…
(エマ)邪魔なんだけど
すいません
(店長)おはようちゃん…
なんすか… あの女…
ああ 紹介するよ
ハア…
ああ えっと 今日からボーイで働いてもらう…
おい ちょっと… 早く
須藤 司っす よろしくお願いしやす
(店長)エマちゃ〜ん
聞こえてるかな〜? フフ
すみません メイク中なんで
あ… 失敬…
早く
あんなんで客つくんすか?
ところがどっこい 客前だと別人28号だ
ブ〜 カチャカチャ ブ〜
(にぎやかな話し声)
(客) ホントさあ 胸大きいね ハッハッハ
(エマ)もう やめてよ〜 (客)やめない やめない…
(エマ)恥ずかしい〜 (客)恥ずかしくねえよ 全然
(客)ハッハッハ ん? (エマ)ねえねえ
ホンジョウさんて エッチ強そうだよね
そう? まあそれも 男の甲斐性(かいしょう)だからね
試してみるかい?
(エマ)ウフ… (客)うん?
う〜ん どうだろ〜 どうかな〜
おい どうなんだよ おい
太くて短いのと 細くて長いのどっちが好き?
どっちが好き?
(エマ)う〜ん (客)うんうんうん
私バージンだから分かんな〜い
(客)バージン アハハハ (エマ)ウフフフ
(客) じゃあ 俺がさ ヒットマンになって—
撃ちぬいてやろうか? なあ
(エマ)フフ (客)んん?
(エマ)じゃあ… (客)うんうんうん
ヘネシー入れてくれたら おっぱい占いさしてあげる
分かったよ じゃあ今度な
うん フフ
今度な… うん
(エマ) ねえ 灰皿はタバコ1本で 交換でしょ?
(須藤) すいません 気付きませんでした
(エマ) 気付かないで済んだら ボーイいらないでしょ
すいません
(蹴る音) あっ 痛(いて)!
見下ろしてんじゃないわよ ボーイの分際で
(須藤)すいません
(エマ) 遅い〜 トイレで何してたの?
(客)フフ ハッハ… (エマ)フフフフフ
(客) フフ 待たせたね ハハハ お手て洗ってたよ〜
(エマ)そうなの?
(ユキ・チカ)お疲れさまで〜す (須藤)お疲れさまです…
これ店長からの差し入れです
ありがとう 司もお疲れさま
結構立ち回れてたよね ほかでもやってた?
いや いい勉強 させてもらいましたよ
(ユキ)本業は何やってんの? (須藤)本業っすか?
ああ 夢とか追ってそう
いや そんな年齢(とし)でもないんで ハハ
でもボーイって 役者志望とか結構多いんだよ
そうだよ 司も モデルとかやればいいのに
え… じゃあやってみよっかな〜 (シャッター音)
(ユキ)超カッコいい〜 (チカ)うわ〜
(ユキ)連絡先交換しない? (チカ)えっ ずるい私も!
(須藤)罰金すから 罰金 (エマ)早く出てよ
では出発しま〜す
(チカ)お疲れさまでした〜 (須藤)お疲れさまでした〜
(ユキ)お疲れさまでした (須藤)お疲れした〜
(エマ) あんたさ 調子乗ってない?
え?
(エマ) キャストに手出したら クビだよ クビ
分かってますよ
(エマ)年齢(とし)は?
まだ… 27っすよ
(エマ) フン “まだ”って… “もう”じゃない
四捨五入したら30だよ
すいません 言葉のノリで…
ノリじゃなくて 綾(あや)
(須藤)さ〜せん
(エマ)大学どこ?
(須藤)俺 高校中退なんで
高校中退ってことは 厳密に言えば中卒じゃない
なんで中卒って言えないの?
そのちっぽけなプライドは何?
(須藤) いや… そんなつもりじゃ…
(エマ) 義務教育終わりで 中途半端なイケメンって…
そんなガチョウみたいな顔じゃ モデルにもなれないし
ガチョウ?
人生終わってんね
俺… まだ27なんで
(エマ) じゃあさ あんたの将来 教えてあげよっか?
はい?
年収200万かける 稼働年数40年で8000万円
そこから家賃 光熱費 携帯代 食費—
生活費等々さっ引かれて 貯蓄はゼロ
それで国民保険支払ってたら マイナス1600万円
これが数字ではじき出した あんたの将来
すでに借金生活
さらに両親の介護で マイナス2000万円
介護はお金と時間を費やすから 地獄よ 地獄
そして 人生の終着駅は—
借金苦に無理心中 ジ エンド
(ブレーキ音)
ちょっと気をつけてよ
(須藤)お疲れさまでした
クソ…
(店長)お疲れちゃ〜ん
お疲れっす
ああ ちょちょ… ちょちょちょちょちょ…
ちょっと来て
はいこれ 日給
(須藤)あざっす (店長)なあ
(店長)その5000円 何に使うの?
(須藤) 何って… タバコと酒とめしっすかね
今日得た5000円の費用対効果が—
ニコチンとウンコとションベンで 消えてなくなる
ハハ それでいいの?
(須藤)別にいいっすよ
どんな気持ちだ? どんな気分だ?
転がる石のように生きる気分は…
(須藤)酔ってます? フ…
俺が言いたいのはさ あしたの自分に投資しろってことよ
1日ようやっと稼いだ5000円と—
パチンコでウィ〜ってやって 30分で稼いだ5000円—
訳が違うんだよ
金っていうのはさ 自由と喜びをもたらし—
扱いかたと間違えると 人生を破滅させる
大切なのは 自分自身
そんな当たり前のこと バブルが教えてくれたんだよ
あざっす
ああ そこに載せてくれ
(オペレーター) かしこまりました サイズはエイチダッシュの—
アピールプラス 掲載期間は 2週間でよろしいですね?
ああ
(オペレーター) 合計で8万5000円でございます
この下のほうの 大きいところじゃなくて—
この小っちゃいヤツですか?
(オペレーター) そうですね
(安藤)8万5000円? (オペレーター)はい
前職は何をされてましたか?
(男) 銀行員です 半年前にリストラされまして…
志望動機を教えてください
督促には自信がありますので 銀行員だった経験を活かせれる—
御社で再就職したいと 思った次第であります
自己PRを30秒でお願いします
(男) あ… 色々悪さしてきたんすけど—
自分の悪いところ悪いって 言ってくれる友達がいること…
それが俺の宝… マイ トレジャー…
はい終了です
二橋(ふたつばし)大学って名門じゃないすか
(女) とんでもないことでございます
私は小さいころから 金融系の仕事に就くのが夢で…
マクロ金融学を専攻しておりました
(安藤)マクロ金融学ですか?
あ… し… えっと… 失礼しました マクロ経済学です
当社とはマッチングしないですね
採用
(コタニ) ありがとうございます! 兄貴!
コタニマチゾウ この身を捧(ささ)げて 務めあげさせてもらいます
コタニ… 兄貴のためなら—
いつでもこの命… 売ります
(須藤)あ! (加藤(かとう))あ… ちょっと…
(須藤) すいません あの… 店にドライヤーならあるけど…
いえ 大丈夫です
(須藤)加藤先生? (加藤)え?
もしかして 加藤先生
えっと… ごめんなさい
(須藤)須藤です 須藤 司です
ほら オクソノ小で 加藤先生のクラスだった
あ〜 須藤君か〜
はい!
すいません 引き止めちゃって
(加藤)ううん 大丈夫よ
地元のやつらは元気っすか?
えっと… うん 元気かな
そんな会うこともないっすよね
(加藤)まあ そうだね
なんでこの辺に?
いや… うん… ちょっと買い物に…
あっ そっか〜 須藤君 東京で頑張ってんだ
先生うれしい
(須藤)俺もうれしいっすよ
俺クラスの男子と 仲悪かったじゃないすか
そのとき先生 スゲえかばってくれたんすよ
え?
(須藤)あ… 覚えてないすか?
あ… ああ そうだったそうだった
須藤君 男子より女子に 人気があったんだよね
よく覚えてる
今思うと いけ好かない ガキでしたよね〜
そんなことない 須藤君は立派だった
立派か〜
こんな大人になりたかったのかな〜
須藤君は 将来の夢って覚えてる?
夢っすか? なんでしたっけ?
え? 忘れてんの?
卒業文集にスーパーヒーローって 書いてあったじゃない
スーパーヒーロー?
ださ… え… そうでしたっけ?
まあ でも現実は キャバクラのボーイなんで…
須藤君は スーパーヒーローになれる
先生…
先生 道徳の時間に 何度も教えたでしょ?
人間は誰かの役に立つために 生まれてくるって…
覚えてません
今はダメでも いつか… ううん 今もダメじゃない
須藤君は スゴく頑張ってる
だから 誰も須藤君を ダメなんて決める資格なんてない
自分で自分を ダメなんて思っちゃダメ
須藤君は須藤君なんだよ
だから 目の前に 困ってる人がいたら助けてあげて
地道にコツコツ 人助けしていけば—
きっと君は スーパーヒーローになれる
大丈夫 なれるぞ
僕らのスーパーヒーローに…
はい
声が小さい
はい! フフ
(須藤) 先生 コーヒー ごちそうさまでした
(加藤)あれ?
財布 自動販売機で 落としたのかな…
(加藤)どうしよう
カードも全部 入ってたから…
(須藤)先生
(須藤)これ (加藤)でも…
(須藤) 困ってる人いたら 助けないと…
(加藤) ごめんなさい 今度 必ずお返しします
いつでもいいすから フ…
(須藤)スーパーヒーロー! (こだまする司の声)
(須藤) おはようございます
(ユキ・チカ)おはようございます (須藤)ございます!
おっと〜 エマさん おはようございます
それじゃあ おっぱい占いするね
ハハ… おお いいよ
いいよ
(エマ)右乳首と左乳首 70度
(客)70…
(エマ) う〜ん 恋が動くのは イベント満載の夏かな これは
俺かよ! ヘヘ…
おっぱい一杯 乾杯〜
ふざけんな! お前…
おっぱい占いさせろよ
(客)な? いいだろ? (エマ)いや… ちょ…
(エマ)ちょっと… やめてって…
(客) 分かってんだったらさ ヤらしてくれよ
店長… 店長! 店長〜!
(客) ガタガタ言ってんじゃねえよ ヤらせろ な? な?
(エマ)やめてください
(客)いいじゃん いいじゃん… (エマ)本当にやめてください
(客)いいじゃねえか… (エマ)やめてください…
おっぱい占いさせろ っつってんだよ お前 この野郎!
(須藤)ちょちょちょちょ… (客)なんだ この野郎!
(須藤)うちの店 おさわりNG… (客)させろよ! お前…
(客)誰だ お前 なあ… おら!
今日は あの… 俺のパイオツで 我慢してもらえないすか?
ヘヘ… うお… ああ!
あ… ああ! う!
(客)おらあ! ふざけんな!
(ユキ)きゃ〜 店長… 店長!
(客) 二度と来るか おい クソが… どけ!
どけ おら!
ハア ハア ハア…
(ユキ)お疲れさま 大丈夫?
お疲れさまです
(チカ) ケガしててもカッコいいよ
(須藤) ヘッヘッヘッヘ お疲れさまでした〜
痛(いて)…
(エマ)痛い? (須藤)え?
(須藤) ああ 大丈夫です 仕事なんで…
あ痛(いて)てて…
あ痛(いて)ててて…
あ痛(いて)! (ブレーキ音)
(エマ)大丈夫? (須藤)あ… 腹が…
おなか? 病院行く?
あ… あ… ああ…
あ… ヤバい!
トイレいいっすか!? (腸が動く音)
え?
(須藤)あああ… (エマ)こっちこっちこっち
(須藤)ハアハアハア… (エマ)2階!
(おならの音) ああああ…
あっあっあっ すぐそこに来てる すぐそこに来てる
ハアハアハアハア…
はい
入って右! (おならの音)
(ドアの開閉音)
(司のうめき声)
ああ〜
ああ…
(流水音)
2日目のカレーがあたったか…
(物音) (エマの姉)うあああ…
(エマ) おねえちゃん大丈夫!? 大丈夫?
(エマの姉)うううう…
(エマ) ケガしてない? ごめんね?
(エマの姉)うううう…
(エマ)う… ふっ…
ちょっと手伝って!
はい
(エマ)せ〜の…
痛いよ… うう…
(エマ)大丈夫?
(せき込み)
(エマ) たんが溜(た)まってるね たん切ろうね
あ… あ… う…
お邪魔しました
(せき込み)
(エマ)いくよ 吸うね
(せき込み) (エマ)大丈夫?
もう1回いくよ
じゃかあしい!
金返せねえのは そっちの都合だろうが!
このままおめおめ帰れると思ったら 往生しなっせ
(客)すす… すいません (コタニ)おお?
おんどりゃ 今日中に金用意できねえなら—
親父の命(たま)とって あした持ってこい!
あしたが無理ならあさって!
あさってが大変だったら あすあさって!
あすあさって厳しかったら あすあすあすあさって相談しろ!
おとといきやがれ ド三品!
(客) す… すいません ホント すいません
(コタニ) 兄貴 闇金ってのは 血も涙もねえ職業ですね
(安藤)しゃがめ (コタニ)うす
(コタニ)うう! (倒れた音)
(客)ハアハアハアハア… (コタニ)おい
3000円足りねえじゃねえか〜!
すいません… おふくろが入院して—
治療費工面するのに精一杯なんです
ハア… ゲホゲホ… ハアハアハア…
(コタニ) これで おふくろさんに うまいもんでも食わせてやんな
(客) ハアハア ありがとうございます!
(コタニ) 兄貴 世知辛い世の中に なりましたねえ
(安藤)おい ちょっとしゃがめ
(コタニ)うお!
(安藤)おい 待てこら!
(コタニ)待て この野郎! (セコ)ああ… あああ〜
(セコ) あっあっあっ… あっあっあっ… あああ〜 ああ!
(コタニ)兄貴…
自分 不器用な男なんで…
おうっ おうっ うほあ〜!
あ… ああ! ああ! ああ!
仕方ねえ
兄貴 ケジメつけさせてもらいます
(コタニ)ケジメつけさせて… (安藤)さっさとやれよ
兄貴 本当にケジメつけますよ
(安藤) エンコ詰めんだろ 手伝ってやろうか?
ダメ… ダメ… やだやだやだ! ダメダメダメ…
やだ! やだ! ごめんなさい ごめんなさい!
兄貴 ごめんなさい… ううっ ううっ ううっ…
兄貴 盃(さかずき) 返させていただきます
(ユキ)おはようございま〜す (チカ)おはようございま〜す
(須藤)おはようございます (ユキ)おはようございま〜す
(チカ)おはよう (須藤)おはようございます
ハア…
おはよう
おはようございます
(エマ)そうなんだ! (客)おお
じゃあさ サタケさんて ブリーフ派? トランクス派?
俺は ふんどし派かな
(エマ)ふんどし!? (客)おお
斬新なんだけど! ねえ ふんどし見たい
(客)え? ちょっと待ってて〜
ん〜 これひっかかんな…
(客)見る? ハハハハ (エマ)ウフフ
着きました
(エマ)昨日はありがとう
(須藤)いえ… お疲れさまでした
(エマ) ちょっと… 飲んでかない?
飲んだら帰れないっすよ
(エマ)じゃあ 泊まってけば?
え?
(エマ)はいはい
飲みたい夜もあんのよ
(エマ)乾杯 (須藤)ああ 乾杯
(エマ)あ〜 うま… (須藤)ハア〜
お疲れさまでした
フッ 敬語はよそうよ
はい そうします
まだ使ってるし
あれ…
エマって本名?
石垣和子(いしがきかずこ)
地味だな
でしょ? エマにしといて
じゃあエマ… タバコ吸っていい?
あ… どうぞ
昼の仕事って何してんの?
印刷会社の事務員
はあ〜
名前も地味なら仕事も地味だねえ
フッ まあね
予想はずれたな〜 受付嬢かと思った
無理無理
就活の第一志望 製薬研究員の女に—
笑顔で媚(こ)びへつらうような 仕事はできません
リケジョかよ
リケジョでキャバ嬢って スゴくね?
よく言われんだけど…
リケジョだからって別に スゴいわけじゃ全然ないから
だけどもったいなくね?
理系ってさ 野球でいうところの サウスポー的な…
希少価値があるというか…
(エマ) その例え よく分かんないけど…
物は考えようで—
新入社員は 大企業でも給料安いし—
だったら残業ない仕事と副業で 稼いだほうが効率いいんだよね
(須藤)そういうもんか…
(エマ)介護って大変だからさ
おねえさんって…
聞きたい?
うん
2年前に… 車の事故に遭って…
(須藤)親は?
お母さんが女手一つで 育ててくれたんだけど—
私が高校に入ってすぐ 病気で死んじゃった
姉貴はヤンキーで どうしようもなくってさ
私の就職が決まって—
やっと新生活始めるってときに—
姉貴の介護生活が 始まったんだよね
介護は365日—
24時間つきまとってくる
安楽死とか… 頭よぎるときあるし
これから40年 50年て—
ずっとこのままって考えると—
死にたくなるときもある
だったら… 施設入れるとか—
ヘルパー雇うとか…
それだけじゃ解決しないの
(須藤)なんでだよ
(エマ)まあ 色々あるからさ
ごめんね
お店できつくあたって…
限界でヤバかったんだよね
でも 家族はやめられないからさ
姉貴は私が…
司?
まだまだ 話し足りねえぞ
(エマ)司
司〜
そろそろ起きて
ごめんね 出勤だから
ハア…
(加藤)須藤君?
(須藤)ああ 加藤先生
どうしたんすか?
ごめんね 急に…
実は この近くで 法事があるんだけど—
お香典を 家に置いてきちゃって…
フフ そうなんすか? 先生 意外とおっちょこちょいっすよね
そうなのよ 普段は本当 おっちょこちょいで…
でね 2万円 お借りできないかなって…
(須藤)え? (加藤)1万円でもいいんだ
すぐ返すから
いや… この前の金もまだ…
どうしても不義理できない人なの…
そう言われても…
すいません 俺もうカツカツなんで…
この通り 先生の一生のお願い
(お札を出す音)
須藤君…
どうぞ
ありがとう 今度 必ず返しに来るから
今度って いつっすか?
(加藤) ごめんなさい 法事始まっちゃうから…
これ 先生の携帯番号
分かりました
須藤君は 先生の スーパーヒーローだよ
(足音)
(安藤)お〜 あんたか
元本1万 利息返済1万
これであんたの借金は9万円
いつも遠くからご苦労さん
(加藤) あの… 追加でお借りすることって…
困ってんなら追い貸しすんぞ
(加藤)本当ですか?
あんたはちゃんと金利も払ってる 信頼がある
公務員は固いからな
助かります
(店長) ここんところ 遅刻多いんじゃない?
(エマ)すみません
目当ての客もいんだからさ 時間通り来てくんないと
(エマ) 残業ない職場だったんですけど—
人員整理で総務部なのに—
プレゼン資料も 作らなくちゃいけなくなって…
それは こっちに関係ないでしょ ねえ
(須藤) 店長 エマさん指名入りました
はい
(エマ) 本当 困ります ここに来るのはちょっと…
(取り立て屋) お客として来る分には 問題ないでしょ
(エマ)そんな…
お願いですから出てってください
(取り立て屋) 石垣さんねえ そんな悠長なこと 言ってる場合じゃないでしょう
ねえ? こっちは督促状まで 出してるんですよ?
連絡しなかったのは 申し訳ありません
姉の介護が 一杯一杯なんです
(取り立て屋) 忙しいのは分かります
ただ 延滞金も出てるんで—
毎月5万円 返済していただかないと—
元本すら減りませんよ
5万…
(エマ)姉の介護でそこまでは… (取り立て屋)介護 介護って—
あなた動けますよね?
動けるなら 今よりもっと働いて—
働いて働いて しっかり稼いでくださいよ
今日は返済いただくまで 帰りませんよ
(須藤)失礼しま〜す
お客さん 銀行さんかなんか知らんけど—
貸金業法21条で—
仕事の妨げになるような取り立ては 禁止されてますよね?
店員さん よくご存じで…
業務停止命令食らいたくなかったら とっとと帰んな
今日は これで失礼します
(須藤) お客さま お帰りになられま〜す
(店長) お客さま お帰りになられま〜す
(須藤) なんで借金してんの?
なんでそんなに金融詳しいの?
なんの借金してんだよ 闇金か?
闇金じゃないって…
(須藤)じゃあなんだよ
(エマ) 奨学金の返済が払えなくてさ
(須藤)奨学金? (エマ)奨学金
(須藤)奨学金って あの奨学金?
(エマ)日本学生支援機構奨学金
いくら?
635万 プラス延滞金
635万 プラス延滞金!?
ハア オウム返しばっかり
は?
だってお前あんなに頑張ってんのに なんで借金膨らんじゃうんだよ
し〜
だって おかしいだろ…
生活苦しい人のための 奨学金なんだろ?
(エマ)奨学金は返済が滞ると—
ペナルティで延滞金増やされるし ブラックリストにあげられるし—
カードも使えなくなるし—
終いには訴訟も起こされるし…
(須藤)マジか…
取り立ても 容赦なく訪問来るからね
まさかキャバクラにまで来るとは 思わなかったけどさ
親方 日の丸文科省が 委託している代理店だから—
血も涙もないんだよね
介護なんて まったくもって 考慮してもらえないからさ
闇金と一緒じゃん
おかしいだろ そんなの…
借りた物返すのは普通でしょ?
(須藤)そうだけど…
借りたのは私だし—
奨学金があったから 大学に行けたわけだし
これが社会ってもんなんじゃない?
(須藤)そんな社会ってあるか?
そんな社会ってあるか?
フフ オウム返し
茶化すなよ
(エマ)あ…
ビール無くなっちゃった
じゃあ 今度は私が質問します
司は なんで金融のことに 詳しいんですか?
俺さ…
実は… 闇金で働いてたんだ
(エマ)そういうこと…
だからか…
ああ
闇金と一緒じゃんって… 闇金じゃん
軽蔑したか?
冗談 全然そんなふうに 見えないのにね
なんでキャバクラのボーイに 転職した?
俺さ—
闇金で金借りるようなヤツ どうせロクでもねえヤツだし—
そんなやつらがどうなろうと 知ったこっちゃなかったんだ
だけど—
ある親子を… 金で不幸にしてさ
そっからずっと 頭ん中 ぐるぐる回ってんだ
もしも あの時 俺が金貸さなかったら—
2人は死なずに 済んだんじゃねえかって…
したらだんだん 金見んのも嫌んなってきて—
闇金やってんのも 耐えられなくなってきてさ…
んで 足洗ったはいいけど—
腹は空くし タバコ吸いてえし—
金ねえと惨めだし ハトの餌食うし…
なんでもいいから… 金稼ごうと思って
ただ—
逃げてるだけなのかもな
(せき込み)
(エマ)司は—
戦争で罪のない人が死ぬなら—
悪人を殺めるのは正義だと思う?
(須藤)え?
ドストエフスキーの「罪と罰」
ロシアの文豪の小説で 主人公のラスコーリニコフは—
神に選ばれた天才は 人殺しも許される—
なんて考えていて…
金欲しさに人を殺めるんだけど—
紆(う)余曲折の末に 苦しみ抜いて 刑に処されるの
そして最後は 恋人の愛を 信じてみようって話なんだけどさ…
私は 人間 そうあるべきだと思うんだよね
悪いことをいくら正当化したって 悪は悪なんだよ
だから—
司の選択は 間違ってなかったと思う
司は罪に苦しんで 立ち直ろうとしてるんだよ
消えることのない 痛みだろうけど—
人は忘れていくから—
きっと大丈夫
小難しいこと—
よく分かんねえ ヘヘ
フフ
(加藤)フフフ…
ウフフフ
(須藤)加藤先生
(加藤)え… 須藤君
ここ 先生んち?
えっと… うん
先生は学生時代の 同窓会があってね—
そのまま流れで 友達の家に来てたんだよね
(男) おい おばはん さっさと料金払えや
(走り去る車の音)
怖かった いきなり脅されて 強盗だよ
これだから危ないよね
ちょっと待て…
先生の友達って小学生?
トモダチンコってこと?
やだ こら わんぱくって年頃じゃないぞ
わんぱくは先生でしょ
皮かぶったガキ相手に 何して遊んでたんすか?
先生…
あんた最高に罪と罰だぜ
ごめんね 学芸会の練習あるから 帰んなきゃ
おい!
そんなんでよく小学校の教師なんて やってられんな!
何がいけないの?
それこそ西洋の宗教家が—
机上の空論で創り上げた 価値観じゃないの!
いい? 江戸時代はそんなの 当たり前のように—
取引されてたんだからね!
(須藤)マジ吐きそうだ
そうやってすぐ 性的マイノリティを拒絶します
人間なんて倫理とか道徳とか 理性とかで誤魔化してるだけで—
フタ開けたら… おぞましいもんよ!
これが私の個性!
ローマ教皇に聞いてごらんなさい
あの連中はね 同性愛否定しながら—
少年児童を組織ぐるみで 囲い込んでんのよ
汝(なんじ) 欲することなかれ? 汝の隣人を愛せよ?
アーメンソーメン 飛んだザーメンよ
君は そういう物事の 裏側にある本質を知らないから—
大衆という名の偏見で 価値観を決めつけるのよ
ポピュリストもいいとこ…
知るかバカ! てめえのこと 正当化してんじゃねえよ
(加藤) 君が女の子が好きなように 私は若い男が大好きなの!
ショタコンはなにかと お金かかんのよ
分かってもらえないかしら…
ちん毛生えてない 男の子のちんちんぺろぺろ…
ぺろぺろすんの…
あの しょんべん臭いのが 最高なのよ!
俺の汗かいて働いた金 そんなことに使いやがって…
バカ野郎 金返せ
分かったわよ 今すぐ… 今すぐ返すわよ
なんでお前がいんだよ
知り合い?
いや…
3万円 用立てしてもらえません?
(安藤)断る (加藤)え?
(安藤) まずは この前の 金利を払ってからだ
(加藤) それは あの… 次の返済日までには…
だったら先に利息を払ってくれ
話はそれからだ
須藤君 ごめん 今日は返せない
先生 どうかしてた
教育委員会とPTAの板挟みで ストレス激しくて…
遅いかもしれないけど反省してる
今度会ったときは必ず返すから
(須藤) 先生さあ 俺 思い出したんだよ
卒業文集に スーパーヒーローなんて書いてない
そうだっけ?
えっと… そうだ アイドルだっけ?
違う? 野球選手?
ああ サッカー選手! お医者さん?
コックさん
(加藤) ああ そっか そうだった コックさんだった
ウソ
パイロットだよ!
あんた 俺のことなんか 少しも覚えてねえんだろ
15年前だったら ちんこ食べてあげたのに…
お前 まだ女の味方やってたのか?
相変わらず 中途半端なイケメンだな
お前の債権 買ってやろうか?
(エマ)“奨学金返還裁判”…
(取り立て屋) 返還期限の損失で 日本学生支援機構より—
訴訟の手続きを始めるよう 指示を受けました
もし石垣さんが敗訴された場合 635万円を—
一括請求させていただくことに なりますよ
(エマ)え… そんな…
(取り立て屋) もし 訴訟を 引き下げたいのでしたら—
今月中に返済金と滞納分 合わせて30万円 お支払いください
無理です
言い訳なんて通用しないよ
そうやってみんな返済しないで 引き延ばすんだから…
分かってる? 奨学金はね 慈善事業じゃないんだよ
国民の血税を なんだと思ってるんだ
甘えるのも いい加減にしろ
(階段を下りる足音)
(エマの姉)ごめんね…
ごめんなさ…
(エマ)やめてよ なんで謝るの?
(エマの姉)ごめんね…
ごめんなさい…
(エマの姉)ごめんね… (エマ)謝らないで!
ごめん
大声だして… ごめんね
(エマの姉)私を… 殺して…
私を… 殺して…
殺して… 殺して…
うう… うう…
殺して…
殺して…
30万 前借りさして もらえないでしょうか?
(店長)それは… 無理だな
昼の仕事を辞めて フルタイムで働くようにします
お金は ちゃんとお返しします お願いします
(店長) 昔さ… 借り逃げされたことあってさ
ごめんね
ごめんな
フ… 分かりました
どうした?
ううん なんでもない
(須藤)ひと言も相談なしかよ
ごめん
(須藤) キャバクラ辞めて 本当に大丈夫なのか?
大丈夫…
来週から吉原(よしわら)で働くから (ブレーキ音)
ちょっと…
吉原って… あの吉原か!?
(エマ)そうだけど (須藤)なんで!
ハア… なんでだよ
(クラクションの音)
(須藤) ソープじゃなくたっていいだろ
支度金50万 貰(もら)えるっていうし
(須藤)だからって…
ほかに30万 払える方法ある?
お金を返せなくなった 私が悪い
(須藤)ちっとも悪くねえ
悪い
(須藤)幸せになってほしいんだよ
私 幸せだよ?
(須藤)もっと幸せになってほしい
だったら幸せにして
俺じゃ… お前のこと幸せにしてやれねえ
フ… フフ… 分かってる
(須藤) なんで笑えんだよ こんな夢のない現実で…
司も笑ってよ 2人でオウムみたいに
(須藤)フ… (エマ)フフ…
(須藤)ハッハッハ… (エマ)フフフ…
お前の人生はどうなんだよ!
(エマ)司—
大切な物は 目に見えないんだよ
(泣き声)
(安藤)おい (加藤)ああ〜 痛い…
(加藤)怖い… 怖い…
(安藤)早く入れよ (加藤)いや〜 うう…
(泣き声)
おい お前ら押さえとけ
(泣き声)
おい立てろ
(加藤) あ… ああ… ああ〜 フウフウフウフウフウ…
あっ ウソウソウソ… ウソでしょ!
やだやだ… ちょっと待って… 待って〜!
(悲鳴)
(安藤)ご苦労さま〜
おお 遅かったな
あの女の債権は用済みだ
今日は 別のことで来ました
30万で 不良債権売ってください
これ 前金です
5万? おい25万足りねえぞ
回収して返済します
担保は?
中途半端なイケメンに 価値はねえぞ
確か—
骨髄ってグラム200万でしたよね
忠臣さん 前に言ったじゃないすか
回収できるかどうかは 腹のくくりかた次第だって…
司—
これで お前の借金は25万だ
ありがとうございます
25万と—
合わせて… 30万
こいつでどうだ?
ありがとうございます
どういたしまして
(須藤)セコさん
(セコ)あああ… あああ〜 (須藤)おい!
(須藤)うあああ〜!
(2人の荒い息)
ああ…
ああ…
(須藤)ハア ああ! (セコ)うわあああ…
ハア あああ〜!
ああ〜 ああ〜 ああ〜!
(セコ) うあああ… うああ… うあああ… ああ… いやあ〜!
ハハ 金返せ 金!
(セコ)いや… いや… あああ〜!
お願い… お願い… お願いやめて! ああ!
ああ〜 返して〜!
よっしゃ〜!
ハア ハア ハア…
(男)はい これ 支度金ね
じゃあ お店行こうか
はい
ハア ハア ハア…
ハア ハア ハア…
これで 延滞金に… 30万
エマ?
おい
(須藤)いいから (エマ)よくない
なんでだよ
(エマ) 奨学金を借りた 私が悪かったんだし
そんなことねえだろ 悪(わり)いのは制度だろ
(エマ) 奨学金を借りて 人生うまくいった人もいる
おかげで私も夢を見れた
でも 私は どこかで歯車が狂った
だったら その歯車 逆回転させろよ
(エマ) 自分の意思で借りたんだし その運命を受け入れるしかないよ
2万円貸して
そうすれば利息払うとき 司に会えるし
3年で奨学金完済するから… 頑張るから見届けて
バカ野郎
目 つぶって…
これが担保だからね
(ドアが閉まる音)
(須藤) これ ありがとうございました
(安藤)回収できたのか
はい
でも 俺にはもう必要ないんで…
(女)あの…
お金貸してください
(安藤)しつけえ女だなあ!
(女)お願いします!
あしたまでに入金しないと 使い込みがバレて—
区役所クビになっちゃうんです!
だったら 女の味方に頼んでみろよ
え?
(鍋が煮える音)
(須藤) 忠臣さん おでん好きっすよね〜
んま!! 熱!
おい 黙って食えよ
食いますよ 食うけど…
あっ そうだ 忠臣さん
ドエムシコスキーの 「縄とムチ」って知ってます?
なんだそれ
え? 知らないんすか?
知らねえよ
ロシアの文鳥の ニコニコスコスコってヤツが…
え? ニコニコスコスコだったっけな…
ニコ… ニコス… スコニコ…
スコニコ… ニコニコス… シコニコスコスキー
あ… ニコ… スコスコニコ…
♪〜
〜♪
Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.