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おやじのノートに 京都のことも 書いてあったんですよ。
きっと いつか ナカちゃんさんと 行きたかったんじゃないですか?
そんなもんなんですか?
当然 当然!
蒸し男くんも 子どもを持てばわかるよ。
あれは いい時間だよ。 へぇ~。
偶然さんも 娘さんと サウナ行くんですね。
あ~ そりゃあ まぁ…。
最近は どこ行ったんですか?
あれ? 偶然さん?
いや… いや まぁまぁ 私のことはいいから!
で ナカちゃんさん そのあと どうしたの?
あっ はい せっかくだから➡
行ってきましたよ 京都の銭湯巡り。
<山村紅葉と くるりを生んだ街➡
京都府 京都市。
多くの歴史的建造物や 文化遺産を有する➡
千年の都である>
< そんな風情ある街で➡
私は今 自分のルーツをたどるために➡
ある 銭湯を探している>
《建築家だけあって うまく描いてるな》
《ここが 五香湯か。
おやじが通ってた頃と だいぶ違うな》
《450円。
本当にサウナ ついてるのかな?》
《まぁ おまけ程度 ってことなのか?》
お願いします。 (2人)ありがとうございます。
タオルです。 はい どうも。
(2人)ごゆっくりどうぞ。
《ロッカーに 脱衣カゴ。
おもしろい システムだな》
《街の銭湯とは 思えない開放感。
上もあるのか》
《まずは 体を清めて》
《お風呂の数も多いな》
《なんだか 全体的に湯船が深い》
《それに お湯も やわらかい気がする》
京都の地下水は 軟水ですからね。
マグネシウムと カルシウムの量が少なくて 非常に滑らかなんです。
はぁ~ どうりで。 じゃあ 京都の水が➡
どうしておいしいか 知ってます? えっ どうしてですか?
水道局の人が 水を ろ過するのに かつお節を使ってるんですよ。
だから ほんのり だしの うまみがある。
京都が 世界に誇る 和食文化の中心たるゆえんです。
あ~ 愛媛では 蛇口から みかんジュースが出る的な?
そう それ! 違いますよ。
ナカちゃんさんも のっからないでくださいよ。
あっ すみません。 京都は➡
三方を山に囲まれた盆地で その下に 琵琶湖と同じ水量の➡
地下水が あると言われてるんです。
え~ そんなに?
《サウナは… 2階にあるんだな》
《よし》
《ん?
二部屋に分かれてる》
《優しくて いい感じ》
《おっ?
オートロウリュ》
♬~
《奥の部屋へ》
《こっちは かなり熱い》
《ボナサウナか。
ベンチの内側から 強烈な熱気が…》
《隣も サウナ室だから 熱が逃げないのか》
《あっつ!》
はぁ…。
はぁ… あぁ…。
《脳天から 水がしみこんでいく》
あぁ…。
《窓が たくさんある》
《吹き抜ける風が… 心地いい》
《この充実度… もはや スーパー銭湯だ》
いや~ あのクオリティーで 450円。
すごいですね 京都の銭湯。 確かに。
東京だと サウナ代 別のところ多いですからね。
うん。 でもほら 京都に行ったんだから➡
もちろん 行ったんでしょ?
♬「チントンシャン」
♬(長唄)
その後 どうされたんですか?
まだ 時間があったんで➡
もう一軒 銭湯に行ってきたんですよ。
♬(長唄)
《この辺だ》
《あった。
サウナの梅湯》
こんにちは。
先に お代いただきますね。 450円です。
はい。
タオルって…。 あっ タオル レンタル30円で。
じゃあ 一緒に お願いします。 はい。
《外国人観光客も たくさん来てたんだろうな》
人数制限しているので 脱衣場のロッカーキー お渡ししてます。
あっ はい。 1時間程度での ご入浴➡
お願いします。 はい どうも。
《土日は 朝6時から》
《ステッカーに タオル。 帰りに買おうかな》
《店内も レトロで かわいい雰囲気》
《ここにも 脱衣カゴ。
京都では こういう しきたりなのかな?》
《おぉ 中は少し モダンな雰囲気。
太陽の光が差し込む 大きな天窓。
個性的な タイルの組み合わせ。
隅々まで 独特の造形センスだ》
《ん?
「ルール注意に待った!」。
確かに 銭湯やサウナは➡
誰のものでもない。
みんなのものだもんな》
《なんだ? これ》
《やっぱり 湯船が深い。
これも 京都銭湯の特徴なのかもな》
《電気風呂も… 強烈》
《梅湯新聞…。
スタッフの コラムみたいな感じか》
地元の若者の営みが見えてきて なんか キュンとしました。
京都は 古い建物が多いから➡
風呂なしアパートに 住んでる学生も多い。
だから今でも たくさん 銭湯が残ってるんですよ。
あっ そっか! しかも サウナは無料だから➡
若者が サウナに親しむ文化が しぜんと根づくんだ。
いい 銭湯サウナが いっぱいありますからね。
五香湯 梅湯の他に白山湯。
船岡温泉など 名店が そろってます。
京都に サウナ専門店が少ないのは そういう理由か。
確かに 思いつくのは 数か所ですね。
私は 毎回 祇園のルーマプラザ。
もう 屋上の外気浴が 最高なんだよな~。
市内が一望できますからね。 えぇ。
で 梅湯のサウナは どうだったんですか?
あぁ… それがですね。
♬(ジャズ)
《おっ?
ジャズか》
♬~
《ガラス張りだからか…。
なんだか ジャズ喫茶にいるみたい》
♬~
《これもまた 味のあるタイルだな》
♬~
《ここでも いろんな人が 汗を流してきたんだろうな》
《うちのおやじも 生きてたら➡
このくらいの年齢だ》
《おやじ サウナ 好きだったんだな》
♬~
《1回くらい おやじと サウナ入りたかったな》
いい話だな~。
蒸し男くんもさ 落ち着いたら 長崎のお父さんと➡
サウナに行っておきなよ。 そうですね。
父親が生きてる間に。 ホント…。
いいよなぁ 親子で サウナって。
(すすり泣く声)
えっ どうしたんですか? (すすり泣く声)
話してください 仲間でしょ。 (すすり泣く声)
私も いつか…。
娘と サウナに行きたいなって…。
え? 偶然さん 娘さんと行ってるって。
全部 願望ですよ。
大丈夫ですか 偶然さん。 (泣き声)
まぁまぁ… ねっ。
飲みましょうよ 偶然さん。
ん?
《2階?》
《なんだか 友達の家に来たみたい》
《あっ…》
《ここで ず~っと 頑張ってきたんだな》
こんにちは。 あ~ どうも。
いい眺めですね。 はい フフフフ…。
湯上がりに めちゃくちゃいいですよ。
こちらの? あぁ はい あの 番頭です。
番頭さん? はい。 へぇ~!
お若いのに すごいですね。 いえいえ ありがとうございます。
番頭さんってことは 梅湯の➡
経営者さん? そうです。 経営されてるの?
はい フフフ…。 ここを? ここを。
だって 梅湯って何年… 営業されて何年?
もう 明治期くらいから あるって聞いてるんで。
その中で いろいろ代替わりして…。
で もともと 学生時代 ここで バイトをしていて。
うん。 で 前の前任のやってた方たちが➡
辞めちゃうって聞いて うわ~ もったいないって思って。
まぁ それで 仕事 辞める都合もあって…。
じゃあ ちょっと 銭湯 ずっと やってみたかったから➡
やるかって感じで。 へぇ~ そうなんだ。
でも 大変でしょう それでも。 もう… お金が ないですね。
アハハハ…。 そういう状態で 頑張ってるの?
はい。 ねぇ どうして そうやって➡
こう 守ろうとするんですか? 銭湯。
やっぱり 京都も すごい 減っちゃってて。
まぁ ここ5年間だと 年7軒ペースくらいで➡
やめてってるんで。 あぁ 大変だ。
もう大変です。 もう 10年後➡
たぶん 30軒ないくらいに なっちゃうかなって感じですね。
あぁ そうですか。 サウナが 450円?
に 込みです。 あの~ それも 京都の特徴で➡
サウナが 無料なところが多いですね。
だから まぁ それもあって 京都の人たちは➡
サウナ好きが多いですね。 へぇ~ いいですね。
♬~
《おやじは この街と銭湯で 青春を過ごしたんだな》
♬~
《ととのった~》
古いものや文化を➡
次の世代に しっかりと残していく。
京都が京都である理由を 垣間見た気がしました。
とかなんとか言って ただ 京都の銭湯巡りに➡
ハマっただけなんじゃないの? はい そうです。
(笑い声)
いや~ それにしても 大阪 京都のサウナ旅 最高でしたね。
いや 実はまだ これで終わりじゃないんです。
えっ まさか? はい。
京都 大阪とくれば?
米原? 違います。
ぎ… 岐阜羽島? ちが…。
なんで こだまの駅なんですか? しかも逆 いってますから。
えっ? えっ… じゃあ どこなんですか?
もちろん 神戸ですよ。
え~ 三都物語じゃないですか!
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