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(千秋)美咲! あした 楽しみにしてるね 美咲のケーキ。
(美咲)美咲… イェイ!
奇麗とか カワイイとか言われるよりも カッコイイが 一番 うれしい。
(美咲)千秋さんにだけは カワイイって思われたいんだよね。
(日村)ハッ!
(夏向)よかったな。 みんな 笑ってくれて。
(夏向)行くぞ。 つべこべ言わずに ついてこい。
(女性) 拓海さん いらっしゃいますか?
(夏向)今日のお前さ…。 カッコ良かったんじゃん。
ありがとうございます。
(美咲)う~ん…。 気持ちいい。
(美咲)よっしゃ!
(千秋)お待たせしました。 (千秋・美咲)いらっしゃいませ。
(男の子)オムバーグ下さい。 はい。
(男性)オムバーグ下さい。 かしこまりました。
オムバーグ お待たせいたしました。
(日村)何何? 柴崎3兄弟について 教えてほしい?➡
任せてよ。 あいつらのことなら 何だって知ってっから。➡
長男は レストランプロデューサーの千秋。
(日村)手掛けてる店は 他にも都内に5店舗ね。➡
まぁ 俺の弟子みたいなもんかな。 とにかく弟思いでさ➡
面倒見のいいやつなんだよ。
(千秋)オムバーグ 3。 今日も人気だな。 (夏向)おう。
(日村)次男はシェフの夏向。 料理の腕はピカイチだけど➡
こだわりが強くて 絶対 妥協しない主義ね。➡
今まで星の数ほど スタッフ 首にしてきたんだけど。
オムバーグ 3。 今日も人気だね~。 口より 手 動かせ。
(日村)まぁ 最近 入った 美咲ちゃんとは➡
何だかんだで うまくやってるみたいね。➡
三男は冬真。➡
父親みたいなシェフになるのが 子供のころからの夢で➡
今は調理師学校で勉強中。
(女性たち)すいませーん! 一緒に 写真 撮ってください。
(冬真)撮る 撮る~!
(日村)こいつが また お調子者で女好きなんだよ。
(冬真)アガるー! ありがとう。 (女性たち・冬真)じゃねバーイ。
(日村)まぁ 3人とも イケメンっちゃ イケメン➡
中の上ってとこかな。
(日村)俺と違って。 アハッ! ハハハ。
(女性)あの…。 (日村)えっ?
拓海という名前に 心当たりありませんか?
(日村)拓海? 全然 知らない。 ごめん。
ハァ…。
(冬真)うぃーっす。 あっちぃ マジで 今日。
(日村)こいつがね 今 話してた 冬真。
やっほ…。
あ…。 [TEL]
[TEL]
(冬真)あっ…。
誰? 今のカワイイ子! (日村)知らないんだよ。➡
でも お前らのこと 知りたがってたよ。
あ~… どうりで。 (日村)何がよ?
完全に恋してる目だった。 (日村)えっ!? 誰に?
俺に。 (日村)そうかぁ?
どうしよっかな~ 俺 彼女いるし 美咲ちゃんもいるし。
チッ… モテるって つらいわ。
すっげえ 分かるわ。 (冬真・日村)フゥ~。
(女性)はい 分かってます。 もう少し時間を下さい。
ちょっと いったい どういうつもり?
これは何の嫌がらせですか?
(夏向) それしか残ってなかったからな。
そんな…。 いらないなら 賄いなしな。
あっ! ちょっ… ちょい ちょい いる いる いる いる いる。
う~ん。 おいしい。
100点。 お前が 点数 付けるな。
≪(楓)こんばんは。 (千秋)楓。
どうしたの? (楓)ここの料理が食べたくなって。
どうぞ。
(楓)この間は お疲れ。 (千秋)うん。
(楓)この前の写真あるんだけど 見ない?
(千秋)うん。
(楓)全部 どじょうすくいに 持ってかれちゃったね。
確かに。
えっ? 何 ボーッとしてんだよ。
いや 別に。
あの2人 また 付き合い始めたのかなぁ… なんて。
さっさと聞いてこいよ。 えっ!? 無理だよ そんなの!
オーダー。 さっさと聞いてこい。
ああ…。
失礼します。 (楓)ありがとう。
(楓)ねえ 千秋。 この後 飲みに行かない?
この前のパーティーの 打ち上げしよ。
(千秋)じゃあ 美咲も 一緒に行こ。 えっ?
この間のお礼に 何か ごちそうするよ。
いやいやいや。 私のことは お構いなく。
2人で どうぞ ごゆっくり。
(楓)パーティー盛り上がったね。 (千秋)うん。
(楓)今度 2人の新居 遊びに行かない?➡
再来週には完成するんだって。
(千秋)楓さぁ。 (楓)うん。
(千秋)いつボストンに戻るの?➡
留学 終わったわけじゃないでしょ?
今 夏休みで。
実は夏の間だけ この前のお店で バイトすることになったの。
だから しばらく こっちにいるつもり。
ふーん。 そっか。
でも…。
このまま ずっと 千秋のそばにいようかな。
ちょっ…。
(風花) 学校辞めるって冗談だよね?
(冬真)うん? そんなこと言ったっけ?
(風花)ねえ 冬真…。 (冬真)めんどくせえなぁ。
えっ? ああ… あっ。 (物音)
(冬真)美咲ちゃん? おかえり! 何してんの? そんな所で。➡
あっ! もしかして 俺たちのこと 見てたんでしょ? 隠れて。➡
見てたんでしょ! そんなことない そんなことない!
(冬真)駄目なんだ~ 駄目なんだ。
ねえ。 うん?
当たり前のこと聞いてもいい? うん。
あれ さっきのは… キ… キスだよね?
キスしたのは 好きだからだよね? 何? やいてんの?
そんなわけないでしょ! よいしょ! 何だ。
好きな人とじゃなきゃさ キスできないよね?
そんなことないんじゃないっと。 えっ!?
俺 別に風花のこと 好きじゃないし。
好きじゃなくても キスできるもんなの?
できるでしょ。 子供じゃないんだから。
アメリカ人にとっては挨拶だよ。 よしっ。
えっ!? ってことはさ➡
例えば アメリカに留学に行ってた人が キスしてたとしても➡
深い意味があるとは 限らないってこと?
ないんじゃん? 握手と一緒でしょ。 よっしゃ!
あー… 負けたー。 そっか。 そういうもんか。
美咲ちゃんもしたことあるでしょ。 愛のないキッス。
おやおやおや? その顔は したことありますね?
いやいや いやいや…。 あるんですね?
いやいや いやいや…。 あるんですね?
(実果子) いやいやいや 聞いたよ。➡
美咲ちゃん連れて のぶりんの船で 夕日 見に行ったんだって?➡
らしくない。
(実果子)もしかして 落ちちゃった? 運命の恋に。
バカじゃねえの? (日村)だから言ったべ。
(ウクレレの音) (日村)夏が人に恋をさせるのさ。
そして恋は夜更け過ぎに 愛へと かわるんだよ。
(実果子)のぶりん深い。 山下 達郎みたいだね。
じゃあ みかりんは 竹内まりやだね。
♬「雨は夜更け過ぎに 雪へと」
日村さん。 (日村)はい?
これ 食材 変えました? (日村)分かっちゃった?➡
ずっと使ってたエビがさ だいぶ値上がりしちゃってさ。
採算 取れなくなっちゃって 仕方なく安いのに変えたの。
大変っすね。 (日村)お前のとこだって同じだろ。
ほら オムバーグのデミソースに使ってる材料 すっげえ値上がりしたべ?
だからって ソースのレシピ 変えられないっすよ。
(日村)そりゃあ お前は いいかもしんないけどさ➡
千秋的には 結構 大変なんじゃないの?
えっ? (日村)オムバーグよ。➡
あれ ほとんど もうけが出ないから➡
正直 厳しいって この間 悩んでたよ。➡
だからさ 俺 言ってやったんだ。 値段 上げてみれば?って。➡
そしたら お客のために それだけは できねえっつって。
そんな話 聞いてねえし。
千秋が お前に そんなこと言うわけねえだろ。➡
試してみる?➡
最近 これ使ってる店 多いらしいよ。
(日村)お前が手間暇かけて 一から作ってるデミソース➡
これだったら その半分の値段だから。
大丈夫です。 変えるつもりないんで。
(日村)あっ そう。
よっしゃ 勝った! ああ…。
いつの間にか体力なくなってる…。 おし じゃあ 罰ゲームね。
ほっぺにチュー。 するわけないでしょ。
痛っ。 な~んだ。 じゃあ これでいいや! あ~!
≪(ドアの開閉音) ≪(千秋)ただいま。
(冬真)痛え! おかえりなさい。
(千秋)あっ 美咲。 今度の休み 何か予定ある?
いえ… 特にないですけど。 じゃあ どっか行こ。
美咲の行きたいとこ。 えっ?
考えといて。
ど… どういうこと? (冬真)いやいやいや…。➡
どう考えても デートのお誘いでしょ。
何ですって!? (冬真)いや だからデート。
デ… デート。
(冬真)兄ちゃん 美咲ちゃん狙いだったか。
(冬真)美咲ちゃん?
♬~
♬~
♬~
ありがとうございました!
美咲。 テラスのオーダー 行ってもらえる?
はい 喜んで! (千秋)オムバーグ 4。 よろしく。
あのさ。 (千秋)うん?
7番のピザ あと3分で出る。 (千秋)了解。➡
お待たせしました。 メニューです。
♬(ピアノの演奏)
(楓)《このまま ずっと 千秋のそばにいようかな》
《えっ?》 《私たち やり直さない?》
《私 本気だよ。 この前のキスだって…》
《ずいぶん勝手だな》
《2年前 急にいなくなって》
《でも楓の夢がかなうなら いいと思ったよ》
《応援しようって》
《なのに そんな簡単に放り出すの?》
《悪いけど 俺は やり直すつもりないよ》
《好きな人でもいるの?》
《楓には関係ないよ》
♬(ピアノの演奏)
♬~
(拍手)
(男性)ごちそうさまでした。 ああ…。
ありがとうございました。
[TEL](バイブレーターの音)
もしもし。
[TEL](楓)あっ 美咲ちゃん? 話があるんだけど。
(千秋)夏向。 話って何?
(夏向)知らなかった。 こんな赤字になってたなんて。➡
どうやって補填してたんだよ。 これが原因なんだろ? デミソース。
(千秋) 食材を変えるつもりはないよ。
親父から受け継いだ 大切な味だ。
お前だって 変えるわけにはいかないだろ。
(夏向)じゃあ どうすんだよ。 (千秋)心配すんな。➡
お前は今までどおり 作りたいものを好きなように作れ。
あとは俺の仕事だ。
(楓)開けてみて。
カワイイ。 でしょ?
私もお揃いで買っちゃった。 あっ この前のケーキのお礼。
美咲ちゃんに似合うなと思って。 貸して?
(楓)美咲ちゃん。 私と友達になってくれない?
えっ? 駄目?
いえ。 あの… 私でよければ。 ホント? よかった。
(楓)私ね 千秋が好きなの。
(楓)美咲ちゃんは? 好きな人とかいる?
あ…。
いえ。 いません。
そっか。➡
私ね 小さいころに 両親が亡くなって➡
ずっと兄と2人で暮らしてきたの。
でも その兄も 突然 いなくなっちゃって。
そんなときに千秋に出会ったの。
千秋の優しさに触れて➡
ホントは ずっと さみしかったんだって気付いた。➡
離れてみて分かったの。 私には千秋しかいないんだって。
私と千秋が付き合うことになったら 祝福してくれる? 友達として。
はい。
(楓)よく似合ってる。
ありがとうございます。
(夏向・美咲)ハァ…。
(せきばらい)
あのさ…。 何?
もしも… もしもだよ?
友達的な人と 同じ人好きになったら どうする?
しかも その友達的な人が 見た目 クリスティアーノ・ロナウドで➡
好きな人の元恋人で➡
スペックでも 思いの強さでも 圧倒的に負けてる場合。
諦めるしかないのかな?
バカじゃねえの?
誰かのために 自分の気持ちに嘘つくとか➡
そんな理由で諦められんなら 結局 その程度なんだよ。
お前の気持ちなんて。
何で そういう言い方しか できないかな。
ホント デリカシーないんだから。
で? あんたは?
はっ?
何 悩んでんの?
(夏向・美咲)別に悩んでない。
って言うと思った。
がきのころさ➡
誕生日プレゼントに マウンテンバイク 頼んだことがあったんだけど。
予算オーバーで 親父に別のにしろって言われて。
でも 結局 買ってくれてさ。
足りない分の金 兄貴が バイトで稼いでくれてたんだよね。
知ったのは ずいぶん後だった。
(夏向)何も我慢しないで 好きにやってこれたのは➡
兄貴のおかげかもしれない。
昔も 今も。
(ドアの閉まる音) ただいま~。
あっ 美咲ちゃん! 美咲ちゃん。 これ見て。
何? これ。
ペンギン? そう。 えのすいの。
ペンギンの夫婦って 生涯 寄り添うんだって。
兄ちゃんとのデートで 行ってきたら?
そのペンギンの夫婦を見た カップルは 幸せになれるんだって。
ホントに!? ホント ホント ホント ホント。
すっごくね。
(楓)《私ね 千秋が好きなの。 祝福してくれる? 友達として》
(ドアの閉まる音) (千秋)美咲。➡
あしたの休み どこ行きたいか決まった?
あの… そのことなんですけど…。 (冬真)これ見に行きたいんだって。
(千秋)うん?
あっ えのすいか。 いいね。 (冬真)うん。
いや… ちょっと…。 ≪(ドアの開閉音)
(千秋)おかえり。 (冬真)おかえり~。
(夏向)ただいま。 (千秋)あっ 夏向。➡
例のダニエル・トムソンのサーフボード 譲ってもらえることになったから。➡
あしたの休み あいてるよな? (夏向)ああ。
(冬真)うん? (千秋)じゃあ 水族館 行って➡
サーフボード取りに行こう。 (夏向)水族館?
(冬真)ちょっと待って。 3人で行くの?
言ってなかったっけ? (冬真)えっ?➡
じゃあ 美咲ちゃん誘ったのは…。 (千秋)結婚パーティーのお礼だよ。
夏向にだけしたんじゃ 不公平だろ?
(冬真)え~? じゃあ デートじゃないのかよ。➡
美咲ちゃん あんなに…。
(千秋)何か まずかった? いやいや いやいや…。
むしろ助かりました。
3人で出掛けるなんて にぎやかで楽しそうですよね。
(千秋)うん。
3人で出掛けるのは デートじゃないよね?
大丈夫だよね?
[TEL](若葉)男女2人で出掛けるのが デートです。➡
そんなことも忘れるなんて ヤバいですよ。
忘れたわけじゃないけどさ。
一応 確認しとこうと思って。
[TEL](若葉)そんなことより先輩。➡
本気で その元カノと 友達になるつもりですか?
だって… 友達になるって 言っちゃったし。
(若葉)あ~! もう腹立つな! えっ? ごめんなさい。
[TEL](若葉)先輩じゃなくて その元カノにです。➡
その人 先輩の気持ちに気付いてますよ。
そうかなぁ? [TEL](若葉)先輩 鈍感!➡
女って 自分の好きな人を 好きな人にすっごく敏感なんです。
そんな けん制球に まんまと引っ掛かって➡
ベースに張り付いてちゃ 点なんか取れませんよ。
う~ん そんな簡単に言わないでよ!
[TEL](若葉)走りだせ! 行け!
♬~
♬~
[TEL](呼び出し音)
♬~
(冬真)何? 休みの日まで仕事してんの?➡
真面目だねぇ。
(夏向)冬真。 (冬真)うん?
(夏向) ちょっと これ 味見してみろ。
(冬真)オムバーグじゃん。 (夏向)おう。
よいしょ。 じゃあ いただきまーす。
(冬真)ん… えっ? 今までのと何が違うの?
お前 舌 大丈夫か? デミソース 缶詰の使ったんだけど。
あ~… はいはい はいはい これね。
分かる 分かる 分かる。 これね。 何してんの?
そろそろ出掛ける時間だけど。 あっ!➡
美咲ちゃんも味見しなよ ニューバーグ。
えっ? 嘘 いいの? (冬真)どうぞ どうぞ。
やった。 いっただきまーす。
(冬真)おいしいよね?
2点。 はっ?
何か らしくない。
(千秋)そろそろ行くよ。 はーい。
(冬真)いってらっしゃーい。
うわ~! 江の島 初めて! 色々 見て回って➡
おいしいもの食べよっか。 食べたい!
俺 パス。 えっ? あっ ちょっと。
2人は駄目。 3人で。 怖っ。
(千秋)この坂 上るとね 江の島の神社なんだよね。
あった! あった あった!
はい お待たせしました。
(夏向)もなか。 次 どこ行きます?
もなか。
すごい人気なんですね。 (千秋)たこせんべい…。
これですか。
あっ! ちょっと 返してよ。
返せ。
わっ! うわぁ!
そんな怖がんなくたって いいじゃん。
落ちたら どうするんですか! わっ!
うわ~! うわっ すごい!
(千秋・夏向)うまっ!
♬~
♬~
(千秋)ほい。
(千秋)はい。 ありがとうございます。
(夏向)兄貴。 (千秋)うん?
(夏向)兄貴の言ったとおり➡
俺 作りたいもの 好きなように作るわ。➡
オムバーグのデミソースは 缶詰に変える。
もう決めたから。
そっか。
[TEL]
(千秋)ちょっと ごめん。 [TEL]
(千秋)はい。
何だよ。 店のコスト考えんのは シェフとして当然だろ。
バカじゃねえの。
誰かのために 自分の気持ちに嘘つくとか。
そんな理由で諦められんなら 結局 その程度なんだよ。
お前の気持ちなんて。
って 言ってたくせに 自分はどうなの?
オムバーグは あんたにとって掛け替えの ないもんなんじゃないの?
シェフである前に 一人の男として 譲れないもんがあるでしょ!
ちょっと どこ行くの。
お前は どうなんだよ。 えっ?
一人の女として。
夏向は?
ああ… 何か帰っちゃいました たぶん。
しょうがないやつだな。
じゃあ 行こっか。 えっ?
ペンギン。 見に行くんだろ?
あっ… デ… デート…。 うーん…。
これは デートじゃない。 これは デートじゃない。
これは デートじゃない。 これは…。
これは デートじゃない。 これは デートじゃない…。
(千秋)美咲。 違います!
(千秋)ここ来んの初めて? はい。
(千秋)じゃあ 写真でも撮ろっか。 あっ じゃあ…。
(男性)あっ。 よかったら撮りましょうか?
(千秋)あ… じゃあ お願いします。 (男性)はい。
もっと くっついて くっついて。
(男性)はい 撮りまーす。
[TEL](シャッター音)
ありがとうございます。 (男性)はーい。➡
お似合いですね。 えっ?
俺たち カップルに見えんだね。
(女の子)私の。
(女の子)ありがとう。 (千秋)バイバイ。
(千秋)そろそろ 中 入ろっか。 はい。
(楓)《私ね 千秋が好きなの。 祝福してくれる? 友達として》
(千秋)美咲。 どうかした?
すいません。
えっ… あっ。
♬~
美咲ちゃん? どうしたの? ハァハァ…。
ハァハァ…。
あの…。
すいません。
私 楓さんに嘘ついてました。 えっ?
私 ホントは好きなんです。
私 千秋さんが好きです。
好きなんです!
諦めなきゃ駄目かなって 思いました。
楓さん すてきだし。
私なんか 何にも勝てるとこないなって。
でも… でも1つだけありました。
千秋さんを好きな気持ちだけは 誰にも負けません。
わざわざ そんなこと言いに来たの?
楓さんと 正々堂々と勝負がしたくて。
私 楓さんの恋は応援できません。
おこがましいのは 重々承知ですけど➡
これからは友達じゃなくて…。
ライバルでお願いします。
♬~
♬~
≪美咲。
≪美咲!
(千秋)美咲。
千秋さん。
千秋さん どうして? シーッ!
(扉の開く音) えっ?
こっから 中 入れるっぽい。 えっ… ちょっと…➡
勝手にいいんですか? いや 駄目でしょ。
ちょ… ちょっと!
ちょっと 大丈夫なんですか? 大丈夫じゃないかも!
シーッ! シーッ 千秋さん 声! アハハハ。
何か こういうのってさ わくわくしない?
します。 じゃあ 楽しもうよ。
はい。 (千秋・美咲)ハハハ…。
うわぁ…。
おおっ。 うお~。
すごい すごい すごい すごい。 うお~。
♬~
ちょっと。 何で撮ってんですか。
♬~
カエル カエル…。 カエル! カエル!
終わっちゃった。
≪美咲。 こっち来て。
こっち こっち。
うわぁ! えっ 奇麗! ねえ これ見て。
えっ どれですか? ほら これ。
あっ… えっ これってハート?
うん。 でも4つ連なると?
四つ葉のクローバー! 正解。
すご…。
夜に このクラゲを見ると 願いが かなうんだって。
そうなんですか? うん。 今 俺が そう決めた。
まぁ ペンギンのジンクスには かなわないかもしんないけどね。
あ… あの…。
さっき 何で待っててくれたんですか?
何でだろう?
戻ってくるような 気がしたからかな。
≪(警備員)誰だ?
(警備員) こら 待ちなさい。 こら!➡
そこの2人!
(千秋・美咲)ハァハァ…。
(警備員)こら! (千秋)美咲 こっち。
えっ?
(警備員) あれ? どこ行ったんだよ…。
(美咲・千秋)ハァ…。
≪(警備員)ハァ…。 ≪(足音)
えっ!?
≪(足音)
あっ… ちょっと…。
(落下音)
(警備員)で… 出てこい。
えっ? 行くよ。
♬~
♬~
♬~
ああ… 久々に走った。
奇麗だね。
奇麗ですね。
(おなかの鳴る音)
ハハハハハ!
ちょっと そんな笑わないでくださいよ。
ねえ 知ってる?
脳が楽しくて幸せな状態だと➡
ドーパミンが出て おなかが減らなくなるんだって。
あーあ。
楽しいのは俺だけか。
残念。
♬~
あしたの仕込み しに来ただけだから。
聞いてねえし。
私 自分に嘘つくのやめた。
千秋さんのこと 諦めないで よかった。
今日 隣にいられるだけで すっごい幸せだった。
人を好きになるとさ➡
何も しなくても 何も しゃべんなくても➡
ただ 相手の顔 見てるだけで 幸せって感じられるものなんだね。
忘れてた そんな感覚。
思い出せたのは あんたのおかげ。
ありがと。
えっ? 食え。
いや でも…。 いいから。
いただきます。
これって…。 味は変えない。
今までどおり作ることにした。
そっか。
千秋さんも喜んでるね きっと。
どうだか。
ん。 何?
いいから。
まだ こんな写真見てんのかよ。 じゃなくて こっち。
まぁ 店支えるシェフとしては 分かんないけど➡
柴崎家の次男としては 正しい選択なんじゃない?
何だ その上から目線。 うれしいくせに。
うるせえ。
それ 何点だ?
2点?
200点!
バーカ。 食ったら さっさと仕込みしろ。
はーい。
う~ん すてきよ?
(千秋) 心配かけて すいませんでした。
(日村)ったく頑固だよね。
でもさぁ そういうところ ホント そっくりだな。➡
お前と夏向。
当たり前じゃないですか。 兄弟なんですから。
(日村)だな。
おい。
おい。
♬~
♬~
千秋さん…。
♬~
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