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<遊園地の花形といえば この絶叫マシン。
有名遊園地では やはり 絶叫系マシンが人気で➡
休日には 長蛇の列ができる。
しかし この絶叫系マシン➡
絶叫しながら 最高~!! と狂喜する人がいる一方で➡
無理 苦手と 拒否反応を示す人がいる。
このように 世の中には➡
好き嫌いが 分かれることがあるが➡
やっかいなことに 嫌いだったものが 実は好き。
好きだと思っていたものが 実は 他人の意見に➡
流されていただけだった ということもある。
とすれば できるだけ 正確に➡
好き嫌いを判断したいものだ。
はて では どうすれば 正確に判断できるのだろうか?
例えば この絶叫マシン 一度 経験すれば➡
判断できるものなのか? それとも 一度も経験せずに➡
判断できるものなのか?>
そんなわけないでしょ。
ホントですって。 一緒に絶叫系マシンに乗ったら➡
カップルの距離が グーッと縮まって 好きになってしまう。
これを つり橋効果というそうです。
何情報? ネットです。 だろうね。
彩子さん 大丈夫ですかね?
彩子さん ずっと あんな感じなんですけど。
なんかあったの? 仕事で。
いや…。
おかげさまで 売上利益は 右肩上がりです。
じゃあ 仕事のことじゃないのかな?
プライベートですかね?
ご家族に 何かあったとか?
五月女さん なんか知らないんですか?
知らない。 そういう話ししないから。
ですよね。
じゃあ お疲れさまです。 (2人)お疲れさまです。
私 明日 有給 取らせてもらってるから。
了解です。 重めの ソロ活ですね?
まぁね。
彩子さん お先に失礼します。
あっ お疲れさま。
<五月女恵。
ひとりで 好きな場所に行き➡
ひとりで 好きなことをして➡
ひとりの時間を楽しむ。
そんな彼女を➡
ソロ活女子 と呼ぶ>
《いつか はっきりさせたいと 思っていたこと。
それを ついに今日 決着させる。
誰にも邪魔されることなく 誰にも気を遣うことなく➡
絶叫系マシンを乗り倒し➡
私は 絶叫系マシンが 好きなのか 嫌いなのか➡
シロクロつけようじゃないか》
《ごめんよ。 今日は 君たちには お世話にならない。
なぜなら…》
《絶叫系マシン縛りの日だから。
これは 平日の 早めの時間にしかできない》
正面を向き 安全バーに しっかりと おつかまりください。
スリー ツー ワン!
♬~
《正直 言って 楽しかったというより➡
怖かったほうが強い。
これは ソロ活あるあるに違いない。
ひとりは その対象に いやおうなしに向き合ってしまう。
本来の絶叫マシンの怖さを 感じてしまったのだ。
そして これは 私には合わないのか?
嫌いに 一票か?》
はぁ~。
《男性1人? まぁ 珍しくはないか。
絶叫系マシン好きが 平日に来たんだろうな》
みんな ジェットコースターって 言うじゃないですか。
あれ 正式名称 ローラーコースター って言うんですよ。
《何? 私に話しかけてる?》
日本だけなんですよね あれ ジェットコースターって言うの。
もう 世界中じゃ みんな ローラーコースターって言ってますから。
あぁ そうなんですか。 うん。
知らなかった。 まぁ 知ってる人のほうが➡
少ないですけどね。
なんか すみません いきなり。
あの もし ウザかったら 無視してもらって➡
かまいませんから 独り言みたいなものですから。
しゃべれるときに➡
しゃべるように してるんですよね。
そうしないと 口の筋肉とか あと 脳が退化しちゃうんで。
あっ 認知症の第一人者っていう➡
お医者さんが そう言ってたんで。
ああ そうですか。 全然 大丈夫です。
僕が 絶叫系アトラクションが好きで よく乗ってるって言うと➡
みんな 必ず 聞くことがあるんですよね。
今まで乗った アトラクションの中で いちばん怖かったのは何? って。
あっ なるほど 聞きがちですよね それで…。
いや ないんですよね そんなの。 うん。
《危ない 話に乗っかって 聞くところだった》
僕にとって 怖いアトラクションなんか ないんですよ。
まぁ 楽しいアトラクションは ありますけどね。
ああ。 うん。
だって ホントに怖いと思ってたら 好きになります?
楽しい って思うから 好きになるんですよね?
まぁ そうですね。
あっ そうだ。
あの これ ちょっと 余計なことかもしんないすけど➡
さっき乗ったとき 絶叫しました?
え? いや 絶叫。
絶叫? キャーッ!!
って 叫びました? あっ ビックリした。
アハハハ すみません。 ちょっと 驚きますよね。
えっ えっ な… なに なに?
えっ いや あの… フフッ 大丈夫か。
不審者って思われなかったかな?
でも これ どんなに叫んでもね 不審者にすら思われないのが➡
あの 乗り物なんですよ。 警察も来ないじゃないですか。
もう いくら大声で叫ぼうが わめこうが 周りの人➡
文句 言わないじゃないですか。 それどころか➡
気にすらしないですよね。 うん。
だから 思いっ切り叫んで 楽しまないと。
なるほど。 うん。 うん。
あっ 俺 次 行くんで おじゃましました。
いえ。
あっ そうだ!
あの 乗ってるときは 目 つぶんないほうが いいっすよ。
目 つぶると 余計な恐怖心 出てきちゃうんで。
あの 目 つぶって こうやって 手 引かれると➡
めっちゃ怖いじゃないですか。 あれと一緒です。
それに やっぱり あの 見晴らしいい高いとこ行くんで➡
もったいないですよ 周りの景色 見ないと。
はい。 じゃあ。 どうも。
あっ それと… 足は ちゃんと つけといたほうがいいっすね。
はい。 で 体の力は抜いて➡
力 入れるのは レバー 握ってる手だけ。
そうです。 はい。
じゃあ。
《なんだよ? なんなんだよ?
絶叫系マシンオタク? しゃべりたいだけ➡
しゃべり倒して消えるとは》
《よし いくぞ 2回戦。
経験者の助言は とりあえず聞いてみる。
ソロ活を通して身についた マイルール。
よし だまされたと思って 絶叫してみよう》
(悲鳴)
うわぁぁ~! うぉぉ~!!
うわぁぁ~!!
アハハハ…。
わぁぁ~!
うぅ… いやぁ~!!
う~ん…。
う~ん アハハハ~!
わぁ~!
うわぁ~!
わぁ~!
はぁ~。
は… はぁ~…。
(悲鳴)
うわぁぁ~!!
《叫んだ。 人生で いちばん叫んだ… と思う。
キャラ的に キャーより うぉ~に近かったけど…。
ちょっと楽しかった… 気がする。
まだ 怖いという 気持ちのほうが強いか。
好きか嫌いかと問われれば 正直 まだ わからない》
怖いって言う人って なんで怖いって感じんのか➡
いろいろ考えてみたんですよね。
《また 突然 何? お前が怖いわ》
フフッ あっ すみません あの➡
ウザかったら無視してもらって かまわないんで➡
独り言みたいなものですから。 ああ いえ。
絶叫系マシン 怖がる人って 要は➡
あ~ 確率的に 0.00000000000001%にも➡
満たないような 最悪のシナリオ 頭の中で➡
思い描いてるってことですよね?
最悪な シナリオ? ええ 例えば➡
これ このまま 事故起きて 死んじゃうんじゃないかとか。
あと コースターから自分が ビヨーンって 飛び出ちゃうんじゃないかとか。
うん… でも それって確率的に➡
散歩してて 事故に遭うほうが 可能性 高くないですか?
でも 人って 日曜日の天気のいい日に➡
散歩してて 車 怖がるなんてことないですよね?
あっ 俺 次 行くんで おじゃましました。
《最悪のシナリオ… 確かに…。
あっ ちょっと おなかがすいてきた。
まだ 11時だけど 自分が おなかがすいたときに➡
食べられるのが ソロ活のメリットだ》
《このカレーは 富士急だけに 富士山だろうな》
《ちょっと ジャンク気味の遊園地めし これはこれであり。
そんなに 何度も あったわけじゃないけど➡
子どもの頃 家族で行った遊園地➡
何を食べていたかは 思い出せないけど➡
楽しかった記憶が残っていて それを思い出すからか》
《侮れないな 遊園地めし おいしい》
《しかし さっきの➡
絶叫系マシン野郎は なんだったんだ?》
⦅いくら大声で叫ぼうが わめこうが 周りの人➡
文句 言わないじゃないですか。
それどころか 気にすらしないですよね。
だから 思いっ切り叫んで 楽しまないと。
絶叫系マシン怖がる人って 要は➡
あ~ 確率的に 0.00000000000001%にも➡
満たないような 最悪のシナリオ 頭の中で➡
思い描いてるってことですよね⦆
《言っていることは 間違ってないような気がする》
ごちそうさまでした。
《よし 午後の部 行くか。
まだ シロクロは ついてない》
《団体で来ると この辺で 私 もう いや~ とか➡
言いだすヤツが出てきて なんとなく みんな➡
気を遣いだしたりするところだが ソロ活に気遣いは無用!
よし 行くぞ 3回戦!》
♬~
お~っ。
♬~
《なんか… 楽しかったかも。
嫌いじゃないんじゃないか?
むしろ 好きなんじゃないか? どっちなんだろう?》
もったいないですよ。
《来た来た。 もう 驚かないよ》
あんま 考えすぎるのは もったいないですよ。
せっかく コースター乗ってんのに。
えっ?
普通に生活してると 頭 空っぽにできる瞬間って➡
なかなか ないですよね。 まぁ ボーっとしてても➡
なんだかんだ 考えちゃってるわけだし。
でも コースターに乗ってるときって➡
無条件に 頭 空っぽにできるんですよね。
え? そんなこと めったにないのに➡
みんな もったいないですよ。
なるほど。
人間って 日常から なるべく離れた➡
遠い世界にいるときは たとえ 解決できない➡
トラブル 抱えてたとしても➡
癒やされる なんか そういう 性質が あるらしいんですね。
ストレス発散なんて そんな 簡単な言葉で➡
片づけたくはないですけど やり方によっては➡
コースターっていうのは もう 最高のストレス発散法に➡
なると思うんですよね。
じゃあ 僕 次 行くんで。
どうも。
《何? 君は 遊園地の妖精か?
時々 登場して アドバイスする精霊なのか?》
くぅ~っ。
《よし 4回戦 そろそろ シロクロつけようじゃないか》
♬~
うぉ~!
うわっ アハハハハ!
(悲鳴)
《なんか 楽しかったぞ。 これは ひょっとして➡
私は 絶叫系マシンが 嫌いではないのか?
いや 嫌いではないを超えて 好きなのか?
好きなんじゃないか?》
《好きなのか?》
《好きなんじゃないか?》
《好きだな!
さぁ 運命の瞬間が やってまいりました。
五月女恵さん 絶叫系マシンが好きなのか➡
嫌いなのか ファイナルアンサーは…》
あっ すみません あの LINE交換してもらって➡
いいですかね? えっ?
あっ もし あれだったら Twitterか➡
メルアドでもいいんですけど。 は?
《何? これ… 今日の一連の流れは➡
この瞬間のための 壮大な前振り?
要するに これは ナンパってやつか?》
えっ えっ? ど… どうしました?
《しかも コイツの中には 私が拒否するという➡
選択肢がないのか? どんだけ自分に自信があるんだ?
いや それとも 私を 甘く見ているのか?
いやいや 何を こんなに考えているんだ?
別にそれくらい 教えればいいじゃないか。
重大な個人情報でもあるまいし》
あの どうします?
メールで。 はい。
《あっ… よく考える前に つい 答えてしまった》
あっ すみません あの… ここに➡
メアド 打ってもらっていいですか? あとで送るんで。
は~い ありがとうございま~す。
じゃあ また。
これが こっち…。
《私としたことが 今日 会ったばかりの男性に➡
メルアドを教えるとは…。
不意打ちにあって つい 相手のペースに➡
のみ込まれてしまった》
(バイブ音)
《なんだよ この内容だったら 直接 言えばいいのに。
いろいろな経験をして 今に至った 絶叫系マシン男さんに➡
心から リスペクト》
《昨日も実り多き ソロ活デーだった。
年齢も性別も関係なく➡
1人の時間を楽しむ ソロ活選手が お互いの健闘を➡
たたえあうような感じがした》
彩子さん。 え?
あっ はい…。
私 昨日 遊園地に行って➡
絶叫系マシンに 乗りまくってきました。
そして私は 絶叫系マシンが大好きだ という結論に達しました。
えっ? 恵さんが ソロ活のこと話した。
どうしたんだ? 何があった!?
そんなに驚かなくていいでしょ。
彩子さん もっと話してほしいって 言ってたじゃないですか。
あぁ まあね。
だから話しました。 ソロ活のこと。
あぁ うん…。
だから話してください 彩子さんのこと。
え?
彩子さんが なんか 元気がないって➡
みんな心配してたから。
あっ そうなんだ。
五月女さんが 他人の心配をしている。
これはいよいよ おかしい!
そこ うるさい! すみません。 すみません。
あっ 以上です。
私 そんなに元気なかった?
元気なかったじゃないですか。
ずっと ため息ばっかりついて。
なんかさ 心配になっちゃってさ。
何がですか?
仕事は ちゃんとある。
家族も 私も健康。
私の人生 幸せすぎて怖いなって。
なんか反動で とんでもない不幸が➡
あるんじゃないかって。
彩子さん それって 絶叫系マシンを 怖がるのと一緒ですよ!
どういうこと?
この話 ちょっと 長くなるんですけど いいですか。
<今回 五月女恵が ソロ活をしたのは➡
言わずと知れた 世界級の➡
絶叫系マシンが そろっている 富士急ハイランド。
富士山の麓で 「ド・ドドンパ」 「ええじゃないか」➡
「高飛車」など スリル満点のアトラクションに➡
乗ることができる。
2018年より 入園料は無料となり➡
更に利用しやすくなった。
食わず嫌いは人生の損。
皆様も一度は 絶叫系マシンを➡
体験してみてはいかがだろうか>
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