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あなたならと見込んで 任せたのに まだ 早かったようね。
ホントに すみませんでした!
おかけになった電話は 電源が入っていないか➡
電波の届かない場所に あるため…。
はぁ~。
(バイブ音)
(圭吾)もしもし? 燈子。
もしもし?
圭吾… 私…。
あっ… なんでもない。
なんとなく 散歩してたとこ。
ハハッ ううん 全然 なんにもないよ。
は~い。 (玄関チャイム)
圭吾?
何か あったんだろ?
あっ…。
私の ミスなの…。
叱られても しかたないから…。
ミツヤス先生は このこと 知ってるの?
あっ…。
今 取材旅行で…。
連絡は?
それが 電源 切ってるみたいで…。
あっ… 仕事に集中してるのよ うん きっと うん。
あっ ちょっと待ってて。
なんにもない!
ちょっと コンビニ 行ってくる ちょっと 待ってて。 うん。
(玄関の開閉音)
えっ…。
もしもし! また 燈子さんに 何か…?
先生が 燈子のことを好きなのは わかっています。
ですが やはり 先生に 燈子を任せることは できません。
えっ?
燈子のそばには 俺がいます。
♬~
⦅燈子のそばには 俺がいます⦆
♬~
(玄関の開閉音)
あっ ごめんね 留守番 頼んじゃって。
飲み物 買ってきた。
来る途中で 何か買ってくれば よかったんだけど…。 ううん。
はい。
圭吾に また 心配かけちゃったね。
おじゃましました。 うん。
わざわざ来てくれて ありがと。 1人で 抱え込まなくていいから➡
なんでも 俺に話せよ。
圭吾…。
あっ… 大丈夫だから。
はぁ~。
も~う まったく 先生 どこにいるのよ!
また 圭吾に 心配かけちゃったじゃない。
あ~っ!
こんなことで ウジウジしてるから だめなのよ!
♬~
私も こうしたらいいんだ。
と…。 おかけになった電話は➡
電源が入っていないか➡
電波の 届かない場所にあるため かかりません。
はぁ~ だめだ…。
あ~ どうしよう…。
♬~
待ってください! ハァ ハァ ハァ…。
バス 待って!
ハァ ハァ ハァ ハァ…。
さ… 3時間 無理だ…。
ハァ ハァ ハァ ハァ…。
すみません…。
すみません… ハァ ハァ ハァ…。
すみません…。 えっ あっ お~ えっ?
あの… この辺りで➡
電車の駅って ありますか? あるよ。
あの山 2つ越えた向こうに。
んっ?
んっ? おいおい ちょい… ちょっと ちょっと 待ちなって!
そんな足じゃ 日が暮れちゃうよ! なに 急用?
ハァ ハァ ハァ… とっても…。 うん。
大事な用が あって…。
えっ 何 えっ?
フフフフ こっちか? アハハハハ…!
あ~ わかった わかった!
送ってってやっから 乗れ乗れ乗れ 乗れ乗れ!
ハハハハハ… ほら 早く乗れ! よかった…。
本当に 申し訳ありませんでした!
(京子) 現場には 私が立ち会うから。
お店も閉めてるし 当分 来なくていいわよ。
もっと上って 言ったじゃない…。
♬~
あっ…! 燈子さんは? 燈子さん…!
ミツヤス先生!?
燈子さんは? (ふみ)あっ それが…。
もしかして… あっ ちょっと ハンサム…。
呼び出したりして… すみません…。
燈子さんに 電話しても 全然 つながらなくて…。
それで 美容室に行って➡
話 聞きました。
燈子さん 落ち込んでるって…。
それで… 志摩さんなら➡
何か 知ってるかもと…。
俺が 電話で言ったこと 覚えてますか?
はい…。
⦅やはり 先生に 燈子を任せることは できません⦆
俺なら 燈子が そばにいてほしいときは➡
必ず います。
さみしい思いは させたりしない。
これからは 反省して 気をつけます。
あなたは 変われない。
えっ?
燈子以上に 大事なものがある。
燈子が 漫画をやめてほしいって 言ったら どうします?
燈子さんは… そんなこと 言いません。
だから 我慢することになるんです。
先生は 燈子の存在を感じながら➡
安心して 目の前の原稿に 集中できるかもしれない。
でも そのとき➡
燈子は さみしい思いをしているはずです。
先生は 燈子を幸せにできない。
燈子と 別れてほしい。
それが 俺の本音です。
15万部突破の 祝いだ~!
もう1軒 行って また 乾杯するぞ…!
行きませんよ もう 帰るんです!
お疲れさま…。 まだまだ 大丈夫だよ…。
はい はい…。 あっ お疲れさまで~す。
お疲れさまです。
あっ じゃあ みんな ここで解散。 お疲れさま。
お疲れさまでした。 お疲れさまです また 明日。
ありがとうございます。 はい。
もう1軒…。 もう1軒 行こう…。
幹事 ご苦労さまでした。
高野くんも 今日は つきあってくれて ありがとう。
じゃあ 私たちも ここで…。
避けてます? 俺のこと。
別に… そんなことは…。
じゃあ 送らせてください。
あっ いや…。 あの香水のこと➡
ご主人に 聞きましたか?
先生 まだ帰ってないんだ…。
おっ 先生! いつ 帰ってたんですか!?
そんなとこで 何を…?
もう… いいんです…。
えっ?
もう 終わったんです…。
♬~
う~ん 我慢 我慢!
あ~あ…。
高野くんには 愚痴っちゃうのよね~。
こんなこと 言うつもり なかったのに…。
⦅俺を 疑ってるってこと?
そうじゃなくて 理由を聞いてるの。
おんなじことだろ。
やってないことで 疑われるくらいなら➡
いっそ やってたほうが マシだったかな⦆
でも 話せて すっきりした。
敏腕編集者 気取って➡
職場では 後輩からも 頼りにされてるのに➡
中身は 普通のおばさんね フフッ。
僕は うれしいですよ。
素顔を 見せてくれて。
ちょっと…。
だめですか?
結局 うちまで 送ってもらったわね。
最初から そのつもりでしたから。
ありがと。
じゃあ ここで。 おやすみなさい。
この前 言ったこと 僕は 本気ですから。
⦅あなたが 好きです⦆
おやすみなさい。
ただいま~。 帰ってたんだ?
おう。
誰と 一緒だった?
あっ 仕事関係の人。
お疲れさまです。 お疲れ。
なに? 風邪?
あっ… うん ちょっと…。
この前 ミツヤス先生と会った。
えっ?
燈子と 別れるように言ったよ。
そんなことになったら➡
また先生 描けなくなるかも しれないじゃない?
だから 話しておこうと思って。
ちょっと… また 新連載 始まるっていうのに…。
久しぶり。
そんなことより 誰に殴られたの!?
旦那。 えっ!?
う~ん ごめん… 茉莉沙が そんなときに➡
私 なんにも知らないで 話も 聞いてあげられなかった…。
ホント ごめん…。 いいの。
ケンカしちゃったもんね…。
⦅ホントは いい男 捕まえて結婚した➡
勝ち組の余裕 見せたかっただけでしょ!
それだから 負け組は 惨めったらしいのよ!
惨めで 結構!⦆
あれが… 燈子の本心よね?
茉莉沙もね…。
(笑い声)
でも その勝ち組だと思ってたのが これじゃね…。
茉莉沙…。
私ね この前 ドキドキしたの。 えっ?
帰り 高野くんに送ってもらって そのとき…。
手を つなぐって➡
忘れてたけど こんな気持ちに なるものなんだって…。
正樹とは そんなこと したことなかったから…。
高野さんのこと 好きなの?
彼には 本音で話せる。
いい女 いい妻を 演じなくていいの。
心が傾いてるのは 確かかな…。
でも… まだ 自分の気持ちが わからない。
正樹のことも まだ 嫌いになったわけじゃない。
でも 今までのような➡
夫婦関係を 続けられるかどうかは わからないの…。
これで 私のことは 全部 話した。
次は 燈子の番。
先生と 何があったの?
あぁ…。
燈子と別れてくれ って 志摩くん 先生に言ったそうよ。
えっ!?
何かが あったから そんなこと 言ったんでしょ?
あぁ…。
でも 先生とは 全然 会ってなくて…。
じゃあ 会えばいいじゃない。
ミツヤス先生のような人は なんにも 気付いてないの。
会って話すのが いちばんよ。
はぁ~。
あのですね そんな ため息 つく前に➡
燈子さんに 会えば いいじゃないですか。
もう… 会わないほうが いいかもしれません。
じゃあ 別れたいんですか?
燈子さんは 先生のことが 好きなんですよ!
もっと 自信を持ってください! このままじゃ マジにフラれますよ!
早く 連絡する!
けど… ケータイが つながらなくて…。
だったら メールでもなんでも送る!
自分の気持ちを 伝えるんです!
はい!
先生から こんなに…。
あっ…。
♬~
えっ!?
えっ…。
フフッ…。
フフッ…。
< なに してんだろ 私たち…>
♬~
< まさか 30過ぎても こんなこと してるなんて…>
♬~
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