All language subtitles for 珈琲いかがでしょう#05

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Original subtitles

(杉)バァー!

(垣根)青山さん!

青山さん!

青山さん お元気でしたか?

お久しぶりです 垣根です!

アンタ この人と知り合い?

あっ はい。

あっ そう。

(青山)やめろ! 今から 静かなところで➡

お話ししない? 3人で。

えっ お話しですか? 突然 すみません。

俺 この人の 昔の仕事仲間で ぺい っつうんですけど➡

ホント 久々に ばったり会ったから よかったら 一緒に どうすか?

えっ いいんですか?

あっ お邪魔じゃないなら ぜひ 喜んで!

あっ 先生に挨拶して 荷物 持ってきます。

すぐに戻るので ちょっと 待っててください。

は~い。

よく 素性の知らん男に ついてこれんな あの女。

ヤッベえよ。 どうして ここが わかった?

ゴンティーヌんとこ 寄ったべ?

まな娘の危機 チラつかせたら 車に 細工してくれてよ~。

お前に 会いたくて会いたくて 震えてる人がいるから 連れてく。

誰かは言わなくても わかるな?

だったら 俺 1人でいいだろ。 さっさと連れてけ。

保険すわ。 俺 バカだから➡

隙ついて逃げるだろ お前1人だと。

強行してもいいけど 穏やかなほうが いいべ?

お前的にも 彼女的にも!

ハァ ハァ ハァ… お待たせしました。 あっ 戻ってきた。

おい 尻尾振って 犬かよ! アハハハハハ…!

お誘いいただいて ありがとうございます。

うれしいです。 俺も楽しい フフッ。

青山さん お久しぶりです。

私 ずっと また お会いできたらな と思ってて…。

あっ というか 私のこと覚えてますか?

ハハッ もちろん覚えてますよ 垣根さん。

お会いできて 光栄です。

あとで 必ず 無事に おうちまで お送りしますね。

ご安心ください。

アハハハハ… フフフフ… うっわ 気持ち悪っ!

なんだよ その笑顔 その口調。

ゴンティーヌも お前も キャラ変 しすぎだろ。

ヤベえ マジ ウケる フフフフッ!

垣根ちゃん… だっけ? はい。

コイツとは どういう関係?

あっ 私は 青山さんの珈琲の いちファンで➡

一時期 お店に通ってて 仕事の相談に のっていただいて➡

とっても お世話になったんです。 ふ~ん なるほどね。

合点いった。

お前 好みだもんなぁ? こういう 没個性な顔した子。

没個性?

しかしまぁ ネクタイ 締めて 珈琲販売とか➡

前職からは 考えられねぇよなぁ。

青山さんの 前のお仕事は なんだったんですか?

えっ 聞きたい? ぜひ!

う~ん… まあ 強いて言うなら➡

なんだろうねぇ? 青山さん。

清掃業!

依頼者様が いらない って 判断したゴミを➡

きれいに きれいに 片づけるお仕事。

悪臭 放たないように➡

ぺちゃんこになるまで ぶっ潰して➡

そこに ゴミなんて なかったみたいにする仕事。

こちらの 青山さんはねぇ そりゃ すごかったんすよ。

その仕事ぶりは 迅速 かつ スマートで➡

業界内では 知らない人は いないくらい。

そうだったんですか。 すごいですね 青山さん!

そのころから 珈琲は お好きだったんですか?

お好きでしたよねぇ? ある意味。

仕事上がりには 必ず 飲んでらっしゃいましたもんね?

自販機の 珈琲だけど。

(珈琲が出来上がった音)

⦅兄貴 また それ 飲んでる。 うまいんすか?

クソまずい。 泥みたいな味がする。

なら なんで いつも飲むんすか?

一区切りつけんのに ちょうどいいんだよ。

飲むか? えっ いいんすか?

ウエッ まっず!

マジ 泥水じゃないっすか。

これ マシンの掃除 してんのかよ…。

おい コラ これ クソまずいぞ! なめてんのか コラ! おい!

やめとけ。

はい? うっす お疲れさまっす。

はい 行きます。 今すぐ 向かいます。

あざ~っす はい。

兄貴 花菱さんが➡

ギャラ 渡すついでに おごってくれるって。

行きましょうよ。

うまっ!

ほい 今日の分のギャラだ。

お前らに頼むと 話が早いって 二代目も 感心してたぞ。

あざ~っす!

しかし よく あんなエグイ仕事したあと➡

肉 食えんな。 若さか? 若さなのか?

追加していいっすか? おう。

すみません! ≪はい。 上ハラミと上ミノと上センマイ 5人前ずつ。

あっ あと レモンサワー 2つね。 ≪はい かしこまりました。

早速だが 次の仕事のターゲットだ。

コイツとコイツだ。

よく 見とけ。 間違えんなよ。

上レバーと上ハチノス 追加で! ≪はい。

臓物系 好きだな おい。 大好きっす!

俺は 苦手だよ。 よく食えんな あんなもん。

昔は 食えねえって ゴミとして 放るもんだったんだぜ。

放るもん? ああ。

関西弁で 捨てるもん って意味だ。

放るもんで ホルモン。

これと… これ。

ほるもん? ああ そうだ。

これは?

それは ギリ ほらんもん。

ほらんもん。 うん。

ほるもん。

ほるもん… ほらんもん。

ほるもん ほるもん ほるもん➡

ほるもん ほるもん➡

ほるもん ほるもん…。

ハァ ハァ… 違う 違う ハァ… 違う!

(うめき声)

ほるもん… ほるもん ほるもん➡

ほるもん… ほるもん… ほるもん➡

ほるもん… ほるもん➡

ほるもん…。 兄貴 ヤバいっす! ほるもん…。

違う… ソイツ ギリ ほらんもんすよ。

ほるもん…。 ちょ… ヤバいっすってば!

あっ?

ほるもん… ほるもん… ほるもん…⦆

あのまま まずい珈琲で 満足してりゃ よかったんだよ。

どうせ 生まれつきクズなんだから。

暴れたって もがいたって どうせ クズのまんまなんだからよ。

だのに 妙なカルト宗教に ハマっちゃって…。

えっ カルト?

珈琲 っつう宗教。

ある日 突然 人が変わったみたいに➡

どんどん のめり込んじゃって。

狭い部屋に 珈琲に関する道具が ものすごい勢いで 増えてって➡

こぇえのなんのって…。

あれと 同じだよ。

謎のツボとか絵画とか 買っちゃう 宗教信者みたいな?

カルトっつうか もう オカルト。

で 大事な仕事 ないがしろにしはじめてさ コイツ。

なっ!

詳しい事情は わからないですけど 要するに お二人は➡

珈琲が原因で すれ違ってしまった ということですか?

すれ違い?

すれ違ったのか? 俺ら。 誤解です!

珈琲は オカルトなんかじゃありません!

実際 私は 青山さんの入れた珈琲で➡

ホントにホントに 救われたんです!

ぺいさんも ホントに おいしい珈琲を飲んだら➡

きっと わかっていただけると思うんです。

飲んだよ! 俺も コイツと一緒に。

コイツの人生観が変わった とびきり おいしいっていう珈琲を。

えっ? はぁ~。

でも 全然 わかんなかったよ。

俺が バカだからなのかな~。 そんな…。

すれ違い?

すれ違いじゃなくて 置き去りだろ?

俺がバカだから どうせ 俺には➡

崇高なものの価値なんて わかんないから➡

だから 俺を ほるもんにしたんだろ!?

なあ 青山さん!

ああ アンタは コイツが 何をしたか 知らないんだもんな。

もう いいよな? ネタバレしちゃってよ!

コイツはさぁ 珈琲の神様に魅せられて➡

お世話になった お得意様 ぶち殺して➡

清掃業の売上金 横領して とんずらぶっこいたんだよ!

この車も 設備も全部 その金で 買ったんだよ。

それが この ほっこり じんわり➡

アンタが感動したという 幸せを運ぶ 移動珈琲のからくりだよ バーカ!

やめてください!

青山さんが そんなことするわけ ないじゃないですか!

きっと 何かの間違いですよ ねえ!

垣根さん…。 はい。

全部… 事実です。

ヘラヘラ 笑ってんじゃねえぞ。

ヘドが出んだよ その顔!

ヘラヘラ 笑ってんじゃねえぞ。

ヘドが出んだよ その顔!

王子様気取りか あぁ?

今回 お前を追ってて➡

お前と関わった 人間 見てて つくづく 吐きそうになったよ。

お珈琲で 人 癒やしちゃう的な 布教活動 行ってるっぽいな お前。

何様だよ テメエみてえなクズがよう!

ぺいさん いいかげんにしてください!

あ~ ウッザ! アンタみたいなの 小学校んときのクラスにいたよ。

特別 顔が かわいいわけでもなく 勉強が できるわけでもなく➡

運動も 抜群なわけではないけど➡

かといって 話が おもしろいわけでもない女。

まかり間違って 学級委員とか やらされて➡

めんどくさい仕事とか 押しつけられちゃうタイプっつうの?

ソイツ なぜか 俺ばっかり 注意してくんだよ!

ぺいくん やめたほうがいいと思います。

ぺいくん いいかげんにしてください って➡

ウゼえんだよ! この いい子ちゃんぶりっ子が!

やれよ…。

キャーッ! いっ… てぇ~!

あ~ いってぇ!

(うめき声)

なに しやがんだ テメエ!

ハァ ハァ ハァ… いってぇ…。

ハァ ハァ… うっ…。

ハァ ハァ ハァ…。

うっ…。

(エンジン音)

ハァ ハァ ハァ…。

♬~

⦅ちょ… ヤバいっすってば! ほるもん…。

あっ?⦆

《杉:あ~ あんときの兄貴 かっこよかったな~。

常軌を逸した 真っ黒な目。

いろんなもんが 欠落してる なんも映ってない目。

俺 一生 この人に ついてくって思ったもん。

だのによ…》

オッス! だぁ~! (殴る音)

(うめき声)

(花菱)もう1回 やれよ。 はい。

うっ…。 オッス! だぁ~!

(殴る音)

《あ~ チクショウ どぐされの珈琲の野郎が➡

俺の無敵の兄貴を 遠くへ 連れていってしまった》

おい… おい 寝てんなよ。

おい いくぞ。

おい! アハハハ…! (殴る音)

おい アハハハ…! (殴る音)

お前よう 言われた仕事は ちゃんとしろよ!

青山 捕まえてこいって➡

上から じきじきに来た 案件だったんだよ!

それを お前 なに 逃がしちゃってんだよ!

結構な時間も 金も使って かすり傷程度で➡

ギャーギャー わめいてる 場合じゃねえんだよ!

殺しちゃえ。 はい。

おりゃ~! うっ…。

おい お前 足 やれ。 はい!

(うめき声)

おい おい おい おい…。

三代目 うっす!

ああ うちのボケカスが やらかしまして➡

たいへん 申し訳ございません。

いや… 今 まさに➡

失態の責任を 取っている最中でして…。

ああ はい 承知しております。

はい 失礼いたします うっす。

(棚を蹴る音)

(せきこむ声)

ハァ ハァ ハァ…。

《あ~ なんだっけ? この赤…。

ああ… あの子のランドセルだ…。

たしか こんな赤だったな~》

(笑い声)

⦅おはよう⦆

《あの子の名前 なんて言ったっけな?

真っ赤のランドセルの あの子…》

⦅おはよう。 おはよう⦆

《他の子のランドセルの赤より濃くて➡

俺は いつも きれいな色だなって思ってた》

ハァ ハァ ハァ…。

《そうそう たしか 席替えで あの子の隣に なったんだ。

おとなしい子で➡

それまで しゃべったことは 一度も なかった》

♬~

⦅先生! 先生 ぺいくんが 隣の人の答えを 見ています。

いけないことだと思います。

えっ マジかよ お前。 ヤバッ。

えっ ヤバ マジ ズルくね? ヤバ。 ヤバいよな!

は~い ほら みんな 静かに。 マジ ヤベえ!⦆

《このウザい女が 学級委員。

顔が かわいいわけでも 勉強が できるわけでも➡

運動も 抜群なわけでもない 例の女。

えっ… って 思い出したいのは コイツじゃなくて あの子のことだ》

♬~

⦅持つよ。

ありがとう。

お~! ぺい 女に優しい! ヒュー ヒュー!

♬「好きなのか」 ♬(2人)「好きなのか」

うるせえ! 行こうぜ⦆

《そして 忘れもしない あの日。

俺は 学校をサボっていた。

前の晩に おやじに殴られ 顔に ひどいアザが あったから…。

そのころには もう 人生に しっかり絶望していた》

(おなかの鳴る音)

⦅はぁ~⦆

《そこに 天使のような あの子がいた》

⦅ぺいくん。

大丈夫?

うん。

先生から プリント 預かってて…。

これ。

ありがとう…。

あの… 珈琲ゼリー 作ったのが あるんだけど➡

好き?

えっと… わからない。

そっか… いいや ごめんね。

好き!

好き 好き すっげえ好き!⦆

⦅出来上がりで~す。 かわいい!

かわいいね~! 持っていけるかな~?

うん。 はいはい はい。 お待たせ。

どうぞ~ はい。

はい。 昨日 ママと作ったの。

結構 簡単にできるんだよ。

召し上がれ。

いただきま~す。 うん。

いただきま~す。

あっ… 種 飲んじゃった…。

え~っ だめだよ!

おなかから 芽 出ちゃうね~。 ねっ!

ねっ。 ウフフフフ…。

食べて 食べて。

おいしい? うん。 ウフフフフ⦆

《初めて食べた 珈琲ゼリーは➡

苦くて 甘くて 冷たくて➡

だけど やっぱ 苦くて…》

⦅生クリーム 大好きなのね。

おかわり どうぞ!⦆

《苦くて 甘くて 冷たくて…。

正直 おいしいかどうかは よく わからなかった。

それが 俺の初恋だ。

そして➡

俺は そのころから➡

すでに 手癖が悪かった》

⦅だ だ だ だよね…?

だよね?

フフッ。 えっ? えっ?⦆

《あの子は 珈琲を注文した》

《ブラックのまま 珈琲を飲んだ あの子は➡

とても きれいな声で おいしい と言った。

俺は こんな苦いものが 800円だなんて➡

ずいぶん たけぇなと思って…。

そのとき もう あの子は➡

絶対に 手が届かない➡

遠くに行ってしまったのだと 確信した…》

⦅兄貴!

フラれたか?

すげえ 兄貴! なんで わかんの?

フッ さすが!

えっ なんすか? これ。

寂しいとき 口ん中 入れとくんだ。

紛れるから⦆

♬~

《あんときの兄貴も かっこよかったな…。

だのに… アイツがよ…》

あの 青山さん…。

どこかで止まって ちょっと 休みませんか?

あの… こんなときに なんですが➡

珈琲でも 飲みませんか?

せん越ながら 私が 入れさせていただきます。

珈琲豆 いただきますね。

♬~

気付いてますよね? 垣根さん…。

俺が 昔 やってたのが➡

まともな清掃業じゃないって…。

はい…。

でも 今は… 珈琲屋さんです。

昔のことは わからないですけど➡

今は すてきな珈琲屋さんです。

フフッ おいしいです。

あっ いや まだ そんな もう まだまだ 下手クソで…。

相当 練習しました?

あぁ… 一応 毎日 必ず 入れてるんですけど➡

ちょっとした加減で 味が変わるので➡

奥が深くて 楽しいなって。

俺も 同じです。

珈琲に 出会えたとき➡

世界が 変わった気がしました。

それこそ 毎日 毎日 珈琲を入れる練習をして➡

それまでは 本当に➡

生きがいのない➡

底辺の生活だったので…。

(サイレン)

(荒い息遣い)

⦅やっぱ 飲み足りないよな?

もう1軒! 行こう 行こう 行こう!

あ~ 腹減った…。

兄貴 ラーメン 行きましょうよ。

(足音)

はい ごめんなさいよ。 私んち あっちなの。

うわっ あずき洗いだ。

どっから 湧いて出やがった?

フフッ 気をつけろ兄貴 妖怪だよ。

やだね~ 君たち 若いのに 人生 終わってるみたいな顔して。

はい ごめんなさいよ。

ホームレスのジジイに 言われたかねえんだよ 殺すぞ。

おいおい こぼれるよ。

なんだ? これ。

これ? これ 私の宝物。

これを待ってる仲間が いるんだ。

まあ ついてきなさいよ。

兄貴? おい ちょちょちょいちょい…。

あんな妖怪に 関わんないほうがいいって。

えっ? おい…⦆

♬~

⦅お~い! おぉ~!

おい たこさんが けえってきたぞ。 待ってたよ~。

喜べ 今日も上物だ。

うぉ~! こりゃいいや。

ハハハッ。

君たちも 寄ってく?

とびっきりの珈琲 入れてやるよ。 あぁ?

あとで持ってこい。 おう。

おい…。

ほら こっち こっち。

さあ 入って。

え~っ!?

まあ あがってよ。

おい… マジかよ?

うわぁ すげえな おい…。

へぇ~。

狭いけど ちゃんと部屋じゃん。

えっ ジジイ これ 全部 自分で作ったの?

すごいだろ? ほら まあ 座って。

珈琲 入れるから。 盗品か?

全部 拾いもんとか もらいもん。

ゴミでも 丁寧に磨けば たいていのものは なんとかなる。

(珈琲豆をひく音)

♬~

はぁ~。

兄貴?

おい 兄貴!

そんなに うまいのか?

ほら。

ウエッ…。

おい ジジイ これは なんだ?

あっ だから 珈琲だっつうの。 違う!

これは 珈琲じゃない。

俺が いつも飲んでる珈琲は もっと 泥みてえな味だ。

それも珈琲で これも珈琲。

奥が深いんだ…。

はぁ~ おもしろいだろう?

なんで?

なんで アンタみたいな きたねえホームレスが➡

こんな うまいもん飲んでんだよ? おかしいだろ。

そりゃ はたから見りゃ ド底辺の生活でも➡

せっかくなら 彩りってもんが欲しいじゃないの。

だから 頭 使って 工夫すんだよ。

どうせなら 小粋にポップに 生きたいからね。

うん…⦆

その じいさんの影響で➡

俺は 珈琲に どっぷり ひかれました。

俺に 珈琲の いろはを 叩き込んでくれたのも➡

その じいさんです。

じゃあ その方が 青山さんの お師匠さんですね。

だいぶ スパルタでした。

アハハッ。 フフフフ。

その おじいさん 今は どうされてるんですか?

これが… その手がかりです。

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