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あなたは 先生の彼女なんですよね?
2人は おつきあいされている っていうことで いいんですよね?
いえ。
おつきあいは してません。
えっ?
つきあってないんですか?
はい。
鳴ってますよ…。
あっ!
じゃあ 私は そろそろ…。
おじゃましました。
おじゃましました。
♬~
《バカみたい…。
勝手に つきあってるって 思ってたなんて…。
先生も 私を好きだなんて…》
♬~
(泣き声)
あの人 道端で泣いてるよ。 えっ ウソ なんで?
(バイブ音)
もしもし?
あっ さっきは ごめん。 ちょっと 出られなくて…。
今日 お店 休みだろ?
飯でも どうかなって。
あっ 今日は…。
めっちゃ うまい肉料理 出す店なんだ。
なかなか 予約 取れないんだけど ようやく 取れてさ。
ごちそうするから 来いよ。 場所は あとで URL 送っとくから。
あっ…。 じゃあ。 (通話が切れる音)
ちょっと…。
う~ん!
燈子 好きだろ? こういう ガッツリ系 昔から。
うん おいしい!
う~ん。 元気 戻った?
えっ?
電話の声 おかしかったから。
あぁ…。
何か あったの?
いいの あの 大したことないから。
けど すごいね わかるなんて。 フフッ 当たり前だろ。
高校のとき 誰を好きになったから始まり➡
告白の 練習相手。
失恋したときの慰め役まで やらされたんだぞ。
そうだった~。 フフフッ。
♬~
《十数年ぶりに 再会したばかりなのに➡
こんなにも 近く感じるなんて…。
ひかれるけれど➡
何を考えてるか わからない 年上のオトコと➡
自分が 求めているかどうか わからないけど➡
安心できる 同級生のオトコ》
《私の 理想のオトコは…》
燈子? んっ?
何があったかは 聞かないけど➡
俺が言ったことが 負担に なってたら➡
気にしなくていいよ。 えっ?
この前 つきあわないか? って 言ったこと。
あっ…。
さすがに 急ぎすぎたかなって。
圭吾…。 でも 忘れろとは言わない。
俺にとって 燈子は 特別だから。
♬~
⦅はい。
よかったら これ…⦆
♬~
《先生からは あれから 何の連絡もない。
電話も メールも…》
⦅俺にとって 燈子は 特別だから⦆
《圭吾の言葉に うれしくなるなんて…。
それに ちゃんと考えてくれてる 私のこと…》
これじゃ どっちつかずの 嫌な女じゃない。
はぁ~。
えっ 新しいお店 出すんですか? そう。
それに伴い このお店も リニューアルすることにした~!
えっ リニューアル!? いいですね!
どんなふうに 変えるんですか? えっ?
それを 燈子ちゃんに お任せしたいの。
えっ 私に!? うん あなたが➡
このお店の店長なんだから 当然でしょう?
これから 忙しくなるわよ。
通常業務に加えて➡
リニューアルに向けての準備が 始まるからね~。
やったじゃないですか!
俺たちも 手伝いますよ。 うん!
それと このお店ならではの オリジナルなヘアデザインも➡
目玉にしたいの。
才能 買ってるんだから 頼んだわよ!
はい! 手伝ってあげてね。
はい! はい。 え~ どうしよう。
え~ 楽しみですね!
♬~
先生 送りました。 チェック お願いします。
あっ はい…。
また 締め切り ギリギリですよ?
次は? 次の締め切りが あります。
連載を また引き受けたのは 先生でしょ?
♬~
気になるなら 電話したら いいじゃないですか。
燈子さんですよね?
いや… べつに…。
まさか あのままにしてるんじゃ…?
♬~
この面と この面の 壁紙の色って 別に できます?
は~い できますよ。
ただ その分 ちょっと お値段 上がっちゃいますけどね。
そうですよね~。 は~い。
(バイブ音)
ちょっと すみません。
(バイブ音)
(バイブ音)
あぁ…。
お疲れさまです。
お疲れさまです。 お疲れさまです。
今日は 早めに終わったな~。
たまには 旦那と…。 (バイブ音)
やっぱり 以心伝心ね。
なんだ…。
もしかして➡
僕を 待っててくれました?
あっ…。 打ち合わせで 来てたんです。
今 終わったとこです。
待ってたわけじゃないけど ちょうど よかったかも。
ねえ ちょっと早いけど これから 夕飯でも どう?
残念ですが 今夜は 先約が…。
ホントかな~?
いつも 私が断ってるから そんなこと…。
高野さん!
そういうことなので じゃあ。
お疲れさま。
帰ろ。
♬~
いらっしゃいませ。
すみません。 はい。
キャロットラペ。 はい。
栗とベーコンの パルメザンあえ。 はい。
それと ラタトゥイユ。 はい。
あと ビーフストロガノフ。 はい。
あと ビールも 2本 ください。 あっ はい。 お願いします。
♬~
すみません。
はい これ 今夜の夕食と➡
ビール。 ありがとう!
それと これ。
えっ… ありがとう かわいい!
ごめんね 来てもらって。
今日中に 壁の色だけでも 決めておきたくて。
いいよ 俺も 燈子の働いてる店 一度 見ておきたかったし。
じゃあ お先に失礼しま~す。 (せきばらい)
お疲れさま。 ごゆっくり。
ねえ あの人が 店長の?
誠実そうな人だね いいんじゃない。
あ~ 作りすぎちゃったな…。
(呼び出し音)
あっ どう? そろそろ 帰れそう?
ごはん 多めに 作りすぎちゃって…。
(正樹)いや まだ 仕事の途中。
外? (車の走行音と 救急車のサイレン)
なるべく 早く帰るから。
はい…。
大丈夫ですか? うん 大丈夫。
いただきます。
よいしょ ほい。
これか 新しいお店のデザインって。 うん。
北欧風な感じは どうかなって。
お友達の おうちに来たみたいな 居心地のいい空間にしたいの。
へぇ~ いいんじゃない? 色使いも おしゃれだし。
そう? うん。
オーナーさんも 燈子の 思うとおりにしていいって➡
言ってくれてるんだろ? うん。
私 この店の店長になって 5年なんだけど➡
なんか 初心に戻ってくみたいで。
また一から この店と一緒に 私も 成長していきたいなって。
応援してるよ。 フフフッ。
♬~
んっ? ううん。
《圭吾かもしれない…。
私の 理想のオトコは…》
(バイブ音)
茉莉沙かも 最近 会ってなくて。 (バイブ音)
(バイブ音)
ミツヤス先生? (バイブ音)
あっ…。 (バイブ音)
なんで? (バイブ音)
それは…。 (バイブ音)
出なくていいの? (バイブ音)
あっ うん 大丈夫。
連絡先 交換してたんだ?
あっ… 髪形のこととかで。
ほら あの髪形だからさ➡
1人で 癖 なかなか直せないみたいで。
うん おいしい。
♬~
⦅もう 愛想つかせてますよ。 いや…。
ちょっと 行ってきます。
締め切りは どうするんです!
必ず 守りますから!⦆
♬~
そんなに 会いたかったんだ…。
けど だったら どうして この前 あんなことを…。
⦅おつきあいは してません⦆
意味不明…。
あの 運転手さん ここでいいです。
♬~
やっぱり こっちかな~?
どうしたの? さっきから。
いや…。
んっ?
これ…。
(ドアが開く音)
ハァ ハァ…。 (ドアが閉まる音)
先生…。
俺が 呼んだんだ。
えっ!?
さっき 仕事の電話で 外に出たとき➡
先生に 電話した。
⦅もしもし? すみません 志摩です。
ちょっと 出てこられませんか?
燈子も 一緒です⦆
どうして?
着信 来たときの様子で わかった。
⦅あっ さっきは ごめん。 ちょっと 出られなくて…⦆
この前 様子が おかしかったのは 先生とのことだなって。
そしたら 急に ハッキリさせたくなったんだ。
♬~
燈子さん… この前は すみませんでした。
⦅おつきあいは してません⦆
あんな言い方は なかったです。
誤解させてしまって すみません。
誤解?
まだ ちゃんと 言えてなかったんで…。
♬~
僕は… 燈子さんが好きです。
それを ちゃんと伝えたくて…。
♬~
燈子さん… 僕と➡
おつきあい… していただけないでしょうか?
俺もなんですよ 先生。
俺も 燈子に つきあわないかって告白しました。
だから 先生の前で➡
それを もう一度 言いたくて 来てもらいました。
こういうのは➡
作家さんと編集者ってのは 抜きでいいですよね?
♬~
俺は 学生のころから➡
燈子のことを よく知ってます。
燈子が どんな人間か➡
どういう女性かも…。
結婚のことだって 考えています。
なにも ここで そんな…。
正直な気持ちだ!
俺は いいかげんな気持ちで➡
燈子と つきあいたいって 言ってるんじゃない。
すみません…。
今のは なかったことに…。
えっ?
帰ります…。
♬~
《な… なに? それ!》
♬~
《いつも どうして そんな 訳の わからないことを…》
♬~
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