All language subtitles for コタローは１人暮らし＃01

(キャリーバッグを引く音)

(さとうコタロー)６ひく１は…→

５である｡

♬～

うむ｡ ちょうど５個｡

さて…｡

何事も はじめがカンジン
というであろう｡

(いびき)

♬～

(蹴る音)

(たたく音)

(宏美)あり得ない！
今の今まで寝てたなんて！

(狩野 進)ご… ごめん…｡

私 ずーっと待ってたんだよ!?

あっ… 仕事…｡

漫画 朝方まで描いてたんだ｡
ハハ…｡

ごめんね… 宏子ちゃん｡

(殴る音)
アイタッ…！

私は 宏美だ｡
あっ…｡

バーカ！

宏美ちゃん!?

バカ!!

(ドアの閉まる音)

はあ…｡

超絶元気だな…｡

♬～

(チャイム)

あっ… 機嫌直してくれたのかな？

隣の２０３号室に越してきた
さとうと申す｡

以後 お見知りおきを｡

こちら つまらぬ物だが
受け取るがよい｡

ああ…｡
それは どうもご丁寧に…｡

…１人か？
うむ｡

親は？ 会社か？

でも 確か このアパート→

子供連れとか
駄目じゃなかったっけ？

わらわは １人で
この隣を借りておるのだ｡

それでは 何とぞ よろしく願う｡

今 なんて言った…？

♬～

♬～

♬～

♬～

むむっ？

♬～

(福野一平)あっ 狩野くん？
小学社の福野です｡

いや 最近 どうしてるかなって…｡

去年 うちで取った漫画賞の賞金も
なくなったんじゃない？

ハハハハハ｡

ああ…｡

(福野)そろそろ動かないと
まずいんじゃないかな？

ハハハハ｡

なんか描けたら
来週 見せてくれるかな？

｢ハハハハ｣
えっ 来週？

(電話が切れる音)
もしもし？

(チャイム)
はい！

度々すまぬ｡

どうした？

困った｡ お風呂が見当たらぬ｡

ああ…｡ 風呂は 元々ないぞ｡
ない？

ここのアパートの人は
銭湯に行って 風呂 入ってんだよ｡

せんとう…｡

生きる事は戦い
という事であるか｡

で 敵は どこぞ？

｢戦闘｣じゃなく｢銭湯｣な｡

ほれ｡ そこ行けば 風呂あっから｡

かたじけない｡

では いってまいる｡

♬～

(ため息)

面倒な奴が来たもんだな｡

(ドアの開く音)

(田丸 勇)おう
ふざけんじゃねえぞ おい！

話が違うじゃねえか｡

なんだと？ お前
もう一遍 言ってみろ！

はっ…｡

会って 話つけようじゃねえか｡

♬～

ああっ…｡

(ｱﾅｳﾝｻｰ)
｢商店街に活気が戻ってきたと→

組合の皆さんも喜んでいます｣

｢次のニュースです｣

｢幼稚園児の男の子が
行方不明になっています｣

｢斉藤勝くん ５歳は
18日 午後４時頃→

近所の河原に遊びに行くと言って
自宅を出たまま戻らず→

行方がわからなくなっています｣

本当 多いね…
子供が被害者の事件｡

かわいそうに…｡

周りの大人は
一体 何やってんだか｡

(ｱﾅｳﾝｻｰ)｢勝くんが→

事件に巻き込まれた可能性も
あるとみて…｣

うぬ｡

お隣さんも戦いに来たか｡

どうした 俺…｡

(ため息)

♬～

お隣さん｡
ああ？

目が… わらわの目が…｡

シャンプーハットの意味ねえし｡

♬～

な… 何をしておるか？

何って お前
自分で洗えねえんだろ？

自分の頭くらい いつも
自分で ちゃんと洗っておるぞ｡

ああ そうなの？

ほら 動くなっつってんの｡

…頭を洗ってもらうのは
すごく久々ぞ｡

よし…｡

うむ なかなか いいお湯であった｡

明日も楽しみぞ｡

毎日 銭湯 通ってたら
財布 空になっちまうぞ｡

何 心配せずとも→

わらわは
ちゃんと お金を持っている｡

さとうさんさ マジで
１人でアパート借りてんの？

うむ｡ 大家の清水さんが→

｢家賃 払えるなら別にいいよ｣と
快く｡

ったく あの大家め…｡

年は？ いくつだ？

５つである｡

親は？ いねえのか？

いたが おらぬ｡

ふ～ん…｡

いまいち よくわかんねえ｡

まあ 俺にも いないんだけどさ｡

ガキん時 両親が事故でさ｡

…そうか｡

それは寂しいな｡

寂しいのか？

なんぞ？

いや だから お前が…｡

♬～

…なんでもない｡

つーか もっと速く歩け｡

せっかく あったまったのに
冷えるっつうの｡

苦しゅうない｡

わらわに構わずとも
先に帰ればよいではないか｡

気になってたんだけどさ
そのしゃべり方 なんなの？

わからぬか？ 殿様語である｡

殿様語？

アニメ『とのさまん』｡
わらわの中で流行っている｡

へえ～｡

(清水のじーさん)一応
大家として考えるんだけど…｡

(清水のばーさん)何？

あの子 置いといていいのかな？

｢置いとく｣って…
つぼじゃあるまいし｡

来て頂いたのよ｡

じゃあ 来て頂いてていいのかな？

変な日本語～｡

私たちは 頼りにされたの｡
頼りにされたって事は…｡

ああ もう！

新しいもの好き！
古いのから使いなさい｡ フン！

…引っ込んだな｡

ハ… ハ…｡
はい 古いの｡

うう～ 寒っ｡

(秋友美月)あれ～？

昼間は ティッシュ どうも｡

これはこれは ２０１号室のお方｡

隣…？

こんばんはである｡

こんばんは｡

私の名前は 秋友美月｡
美月でいいよ コタローちゃん｡

コタローちゃん？

あっ… お父さんですか？

えっ… 違います｡

狩野… ２０２号室の狩野進です｡

えっ！ 嘘｡ お隣さん!?
はい…｡

はじめましてですよね？
そうっすね｡

アハハッ｡
ハハ… どうも｡

どうも｡
ハハハ…｡

(男性)ミキちゃん またね～｡
また来るからね～｡

気をつけて帰って｡ フフフ…｡

(携帯電話の振動音)

♬～

いただきますである｡

♬～

うむ｡

♬～

これは… どうしたものか｡

(ため息)

う～ん…｡

≫(ドアの開閉音)

♬～

なぜ あとをついてくるのか？

うるさいよ｡
俺だって わかんない｡

お隣さん
今日の夜は 部屋におるか？

夜？ まあ いるな｡

つーか 俺
一日中 家にいると思うけど｡

一日中？ 平日なのに？

なんだよ？ 悪いかよ？

ママ 早く！

♬～

(花輪景介)あっ どうも｡

(花輪)えっと… カケルくん｡

カケルくんは えー… 今日
いっぱい お話ししてくれました｡

(カケルの母親)
ありがとうございます｡

タクヤくんは えっと…
みんなにダンスを教えてました｡

(岡 朝子)今度 先生にも教えてね｡

(森田タクヤ)オッケー！
(朝子)おお～！

(二葉透子)じゃあ また みんな
明日 会おうね｡

(朝子)バイバイ！
(透子)さようなら｡

(花輪)さようなら｡ さようなら｡
(朝子)気をつけてね～！

♬～

なあ｡ お前 なんで
このアパート 引っ越してきたの？

おい 聞いてんのかよ？

美月さん…？

♬～

し… 死んでる!?

う～ん…｡

なんだ… 寝てただけ…｡

あれ～？

うう…｡

コタローちゃん！

かわいい～！ ウフフ…｡

あれ？

おい どこ行くんだよ？

おい｡ だから １人で出歩くな！

いきなり どこ…｡ つーか…｡

おっと…！
どこ見て 走ってんだ てめえ！

すいません！

冷やさねば…｡
はあ？

早く冷やさねば！

(転ぶ音)

おい…｡ 大丈夫か？

(すすり泣き)

泣いてんのか…？

泣いておらぬ！

わらわは 泣くのは嫌ぞ｡

何？

冷た～い！

ありがとう｡

でも なんで？

それにタオルか布を巻いて
使うとよいぞ｡

ん？

目を冷やすのだ｡

たくさん泣いたあとは
早く冷やしたほうがよい｡

泣いた…？

フフッ…
やだなあ コタローちゃん｡

私 泣いてなんかないよ｡

ああ… でも 酔っ払って
泣いちゃったのかな？

全然 覚えてない｡

わらわは平気ぞ｡

泣いても わらわは
おぬしの事を嫌ったりせぬ｡

泣くのは駄目ではない｡

そっか…｡

♬～

わらわは 泣くのは嫌ぞ｡

♬～

なあ｡

なんで お前
泣いてたって わかったんだ？

それに 普通 目を冷やすとか
子供は知んねえだろ｡

わらわは 大人の泣いている姿を
よく目の当たりにしてきた｡

えっ…？

♬～

｢ケーッケッケッケッケッ｣

｢おとなしく
そのシイタケを食べるんだな｣

｢うう… ちくしょう～！｣

(とのさまん)｢待つのである！｣

待つのである！
｢おぬしの相手は わらわ…｣

｢とのさまんであーる！｣
とのさまんであーる！

やっべえな このアニメ｡

めちゃくちゃつまんねえ｡

なのに
なんで こんな釘付けなんだ？

｢わらわの名前は…
とのさまんであーる！｣

とのさまんであーる！

俺に用って これかよ｡

むっ すまぬ｡
わらわのテレビは 明日 届く｡

｢日夜 鍛錬を重ね
編み出した必殺技｡ それが…｣

しかし おぬしの部屋は
ゴミだらけだな｡

｢まだ 話の途中… ああっ 痛い！｣
(とのさまん)｢ハハハハ…！｣

｢いったん 話を聞け！｣

つーか 音 でかいな｡
あと テレビに近すぎな｡

聞いてます!?
｢ああ ほら 斬れてる！｣

≪(とのさまん)｢ハッハー！｣
≪｢ああ 痛い！｣

おう…｡

あっ…｡

昼間は ご迷惑をおかけして
すいませんでした｡

いや 俺は別に…｡
それに→

お父さんと間違えちゃって…｡
ああ…｡

私 コタローちゃんが
１人で住んでるの→

冗談だと思ってたから…｡

本当なんだね｡

あいつの親は
どこ いるんすかね…｡

♬～｢新しい夜明けが 舞い降り｣

♬～｢腰に手を当て 刀出す｣

♬～｢敵はすべて なぎ倒すのぞ｣

♬～｢さあ 皆かかってくるがよい｣

♬～｢ズバッ ズバッ ズバッ｣

♬～｢とってもすごく
強くて優しい｣

♬～｢とのさまん｣

なんで あいつは
１人なんすかね…｡

≪(目覚まし時計のアラーム)

(目覚まし時計のアラーム)

朝ぞ｡

≪(目覚まし時計のアラーム)

♬～

♬～

おはようである｡
おはよう｡

♬～

昨日は テレビ どうもであった｡

言っとくけど これは→

お前に言われたからじゃ
ないからな｡

別に わらわは 今
テレビのお礼を言っただけぞ｡

それは どういたしまして｡

♬～

♬～

(小林綾乃)｢アパートの清水｣…｡

ここに１人で…｡

俺も ついていってやるから｡
おぬしには関係ない｡

もう 知るか！
コタローちゃん いないの？

(花輪)僕も
この幼稚園 来たばかりなんだ｡

(田丸)なんで コタローきゅん
いねえんだよ！

嘘のものなど 嬉しくない｡

あの時の お前の笑顔は 嘘か？

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これまでの放送を見るなら
ＴＥＬＡＳＡである｡

(２人)見るのである！
見てね～！