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<彼女は高嶺華 商品企画部のエース。
彼女が企画した商品は すべて大ヒット。
完璧無双の超バリキャリOLである。
しかし その中身は 恋愛レベル小学5年生の➡
純情不器用 ピュア少女なのであった>
(弱木)北海道のお土産です。 へぇ。
(弱木)はい どうぞ はい。 ありがとう。
(弱木)あの これ 北海道のお土産です。
ありがとうございます。 (弱木)どうぞ。
(弱木)あの これ お土産です。 もし よかったら どうぞ。
はい どうぞ。 ありがとう。
あの 甘い恋人です。
お土産です。 ありがとう。 (2人)へぇ。
あの これ よかったら どうぞ。
北海道のお土産です。 (華)置いといて。
はい。
あの これ どうぞ。
《弱木くんから お土産もらっちゃった。
うれしすぎて 手の震えが止まんない。
もったいなくて食べられないよ。
枕の下に敷いて寝たら➡
弱木くんの夢が見られたりして。
ムフフフフ ムフフフフ…》
あの これ 北海道のお土産です。
ありがとうございます。 どうぞ はい。
(更田)なんだ 弱木。 はい。
お前 誰と北海道行ったんだよ?
それは…。 なんだ? 女か?
えっ!? 弱木くん 彼女いるの!?
《あっ! ヤバい…。
まずい まずい まずい 私 なに聞いてんのよ。
こんなこと聞いたら 私が弱木くんのこと➡
好きって バレちゃうよ! なんとか取り繕わないと。
えっと…》 いや 違うんです。
恋愛に うつつを抜かしてる 暇があるなら➡
もっと 仕事をしたら どうなの!
《ホントは恋愛に うつつ 抜かしまくりたいのに…》
あの 高嶺さん すみません。
お母さんと旅行に行ってたんで 彼女とかは いないです。
ブッ なんだ お前 ママと旅行かよ。
ハハッ マザコンだったのか。
やめてくださいよ!
《弱木くん 彼女いないんだ。
ウフフフフフ ウフフフフフ…》
(竹永)先週のコンペ 高嶺さんの企画が➡
採用されたってさ。 (遠山)そりゃ そうだろ。
(竹永)かっこいいよな。 (遠山)なぁ。
《苺:高嶺華!
弱みを握って ぶっ潰してやる!》
♬~
《なるほど~。
苺 わかっちゃったかも。
フフッ 試しに揺さぶってみるか》
弱木先輩。 わっ なに?
お疲れさまです。
よかったら このあと 2人で飲みに行きませんか?
えっ? 《2人で飲みに!?》
《フフッ あの動揺っぷり》
《だったら 目の前で 苺ちゃんが奪ってあげる》
実は悩みごとがあって➡
弱木先輩にしか相談できなくて。
そっか。
わかったよ 僕でよければ。
《あぁ 弱木くん!》
わぁ 弱木先輩 ありがとうございます。
うれしい。 じゃあ…。
《はい 楽勝! 男なんて➡
お酒とボディータッチで イチコロなんだから》
ロビーで。 はい 待ってます。 うん。
さぁ 悩みを聞くよ。
《いや 飲みに行くっつったら 普通 飲み屋だろ》
どうしたの?
《もしかして 2人 つきあってるの?》
大丈夫?
《そうだ》
(泣き声)
私 高嶺さんに いじめられてるんです。
この前 高嶺さんのUSBメモリー 濡らしちゃって…。
⦅どうぞ。
あっ ごめんなさい! どうしよう⦆
それから ずっと にらまれてて 全然 許してくれなくて。
私 絶対に嫌われてる。
《苺ちゃんに そんな思いを させてたなんて。
私のアフターフォローが甘かった》
大丈夫 高嶺さんは仕事に 私情を挟むような人じゃないよ。
天井さんが考えすぎなだけだよ 大丈夫。
《なんなんだ? コイツ 楽勝だと思ってたけど➡
骨の髄まで高嶺派かよ》
じゃあ そろそろ行こうか。
お会計 別々でいい?
《私に まったく興味ない この感じ ムカつく!》
ありがとうございました。 (弱木)お願いします。
《ごめんね 弱木くん。
私 仕事に私情を挟みまくってます》
《昨日の あの2人➡
一緒に お茶に行くなんて つきあってる以外➡
考えられないじゃない》
おい 弱木➡
俺のハードボイルドチョコ 試食してみろよ。 あっ はい。
《華:ちゃんと確かめたい けど 弱木くんに直接聞くなんて➡
できないし…》
硬くて食べづらいです。 ジジイみたいな感想だな。
なんか もっとねえのかよ おいしいです とかねえのかよ。
だって 硬いんですもん。 ねぇ。
前歯が折れそうです。 ですよね。
折れそうだよね。 食べてみました?
(更田)それが… それが いいとこなの。
お前は もっとなんか 甘いです! とか。
なんすか? こんなとこ 呼び出して。
あなた 弱木くんと仲いいわよね。
えっ? あぁ まあ。
あの子 最近 仕事が おろそかというか➡
なんだか浮ついてるというか。
更田くん なんか聞いてる?
《ハッハーン コイツ》
上司として 部下のモチベーション管理も 仕事のうちだから。
《俺のこと 好きなんだな?》
決して プライベートを 詮索してるわけじゃなくて➡
仕事の一環として。
《弱木をダシに俺を呼び出すなんて。
フンッ まぁ コイツ 顔だけはいいし➡
1回くらい 抱いてやってもいいか》
更田くん? ああ 弱木のことっすね。
まぁ 話せば長くなるんで。 えっ?
《やっぱり あの2人には 何か あったの!?》
このあと バーで ゆっくり話しませんか?
わかった。
《なぜ 高嶺さんと チャラ田さんが?》
あっ 俺 外車買ったんすよ。
マジ 今度 高嶺さん乗せますわ。
あっ 時計? いや 見てください 買っちゃったんすよ。
マジ 来月 カードの請求 怖ぇ!
《さっきから どうでもいい話ばっかり。
さっさと弱木くんと 苺ちゃんのこと教えなさいよ!》
《反応薄っ つまんねえ女だな》
それで 弱木くんのことは?
(弱木)あの。
《弱木くん!? なんで ここに?》
《この人は危険だ なんとしてでも➡
高嶺さんから遠ざけないと》
《まずい…。
弱木くんと苺ちゃんのこと 探ってたって バレちゃったかも》
これは違うの。 なんだよ 弱木。
チャラ田さん 2人で飲みに行く約束 してたじゃないですか!
はぁ? そんな約束してねえだろ。
しましたって さぁ 行きましょう。
あっ ちょっ なんでだよ! なんだよ おい なんだよ!
《そうか コイツ…。
高嶺のことが好きだから 邪魔しにきたんだな》
お前さ もう諦めろって。
諦めません!
絶対に諦めませんから!
早く行きますよ。 わかったよ。
押すなって おい。
寒い 寒い 寒い 寒い 寒い!
(更田)ハッ! (弱木)なんですか その着方。
早く行きますよ。 (更田)わかったよ。
《絶対に諦めないって。
そこまで苺ちゃんのことを?》
ん?
諦めない?
ねぇ それって まだ2人は➡
つきあってない ってことじゃない?
ってことは まだ私にも チャンスがあるってことですよね!?
今の方と おつきあいされてるんじゃ?
えっ?
《しまった… 弱木くんに 私と更田がつきあってるって➡
誤解されたかも》
あぁ~!
(長内)よし 終わりました。 以上ね。
(2人)はい。 休日に みんな ありがとう。
(一同)お疲れさまでした。 お疲れさま。
あっ せっかくなんで 昼飲み行っちゃいましょう!
(長内)いやぁ 俺 カミさんが家で待ってるんで。
(春宮)すみません 私も彼氏とランチです。
マジかよ。
おい 弱木 お前は もちろん行けるよな?
あっ はい。
他 誰か行く人 いないっすか?
《チャーンス!》
《高嶺さんと一緒だ》
《華:ウフフフフフ ウフフフフ➡
ウフフフフフ ウフフフフ ウフフフフフ ウフフフフ➡
ウフフフフフ ウフフフフ》
《更田:高嶺が飲み会に参加とは。
よっぽど 俺と一緒にいたいんだな》
《「五反田金髪女。
チャラ田さん これから会えませんか?
お返事待ってまーす ハート ハート」。
未定のヤレるより 目の前のヤレるだな》
(更田)すみません!
俺 用事思い出したんで ちょっと行きますね じゃあ。
《2人:えっ! どうしよう 2人っきり!?》
ど… どこに飲みに行きます?
《えぇ!
どうしよう どうしよう どうしよう どうしよう…》
あそこにしましょう。
何にしようかな。
みそか塩か…。
いや つけ麺もありかな でもな…。
早く決めなさいよ。
はい! えっと じゃあ みそチャーシュー麺で。
麺の硬さは?
やわらかく。 《かわいい》
あいよ そちらさんは?
同じで。 あいよ。
すみません 僕なんかと2人で。
《そんなことない 最高に幸せだから!》
《高嶺さん 本当はチャラ田さんと いたかったのかな?
それとも 別の人がいるのかな?》
あの 高嶺さんって どんな人がタイプなんですか?
《なに 急に! タイプって そりゃ 弱木くんだよ~。
仕事ができなくて 優柔不断で かわいい~》
仕事ができて 決断力があって 男らしい人かな。
《はぁ!? なに言ってんのよ 私!》
《やっぱり… チャラ田さんだ》
そういうあなたは どうなのよ?
えっ?
かわいい人です。
⦅アイドルみたい…。 エヘヘ ありがとうございます。
弱木先輩 待ってます⦆
《苺ちゃんだ! やっぱり》
はい。
お待ち。
すごいですね! そうね。
特別サービスだよ。
《私は弱木くんの 理想のかわいい人になるんだ》
《高嶺さんに認められるような 男になるんだ》
伸びちゃうよ。
(2人)すみません。
いただきます。 いただきます。
♬~
《いとしの弱木くんのために➡
かわいいの研究を するしかない!》
♬~
さすがに年齢的にも きついかぁ。
意外といける?
なんだか楽しくなってきたぞ!
もしかして 私 まだまだ イケちゃうんじゃない!?
(リツ)華ちゃん?
お母さん!?
なにやってんの?
ちょっと アポなしで来るの やめてよ~。
近くまで来たから。
華ちゃん さすがに32歳で この髪形は。
わかってるもん!
なんらかの罰ゲームなの?
《クソッ 弱木のくせに!》
⦅お会計 別々でいい?⦆
《弱木のヤツ 私を女として見ないなんて➡
ありえないんだから!》 あの すみません。
超かわいいっすね ちょっと時間あります?
少し話しましょうよ。
《そう 私はかわいい やっぱり この前の弱木は➡
私のかわいさに気が引けただけ。
よくよく考えたら 私という 神レベルのかわいさを前にして➡
普通の精神状態で いられるはずがないじゃない!》
《しようがない もう1回 チャンスやっか》
(弱木)はい。 あっ もしもし 弱木先輩?
天井さん どうしたの?
よかったら 弱木先輩 今から一緒に飲みに行きません?
《さぁ 弱木 尻尾を振って 向かってくるがいい!》
ごめん お母さんと妹が家に来てて。
《えっ?》
(勝代)強 できたよ。
(勝子)お兄ちゃん 運ぶの 手伝って。 ごめんね。
ごはんできたから またね。
あっ ちょっ…。
(電話が切れる音)
《許さない。
弱木のくせに なんなのよ!
絶対に 振り向かせてやるんだから!》
(勝代)は~い。
どうしたの?
女の人って やっぱり➡
仕事ができる男が好きだよね。
はっ? (勝子)好きな人でも できたんじゃない?
えっ!? なんで わかったの?
家族に相談しないでよ キモッ。
仕事が大変なの?
関係ないから。
病んでるのね だから こんなことして。
違うって!
いい病院 紹介してあげる!
違うって! かわいい髪形にしたかっただけ!
好きな人でも できたの?
えっ? なんで わかったの?
仕事ができたら アンタらしくないね。
なにそれ。
ダメダメなお兄ちゃんのこと 好きになってくれる人➡
見つけるしかないね。
そんな人 いるわけないじゃん。
背伸びしなくても➡
好きに なってくれる人が 現れるわよ。
♬~
< それぞれの切なさを胸に➡
夜は更けていくのであった>
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