Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
(伊佐山) 大和田さんは俺の目標だった➡
次々とデカい成果をあげて
次期頭取候補にまで のし上がった
俺も あの人に気に入られたくて
必死だったよ
(野崎)伊佐山部長は 大和田さんの
愛弟子でしたからね
あの人なら頭取になれると 確信してた
そうなりゃ 俺だって
役員のイスが見えてたんだ
だが…
あいつのせいで…
あの土下座のせいで
何もかもがブチ壊しだ!
(伊佐山)あの役員会議のあと➡
戻ってこない 大和田さんを探しに➡
会議室に行ったんだ
《(大和田)くっ…》
(伊佐山)そしたら 大和田さん➡
床に頭をつけたまま➡
俺は あの姿が 今も目に焼きついている➡
一生 忘れない➡
あの野郎…
大和田さんを あんな目に
遭わせやがって
組織に盾突いたら どうなるか思い知らせてやる
(野崎)そうですよね 半沢は銀行を追い出されて➡
片道切符の 島流しになったわけですし
それで 人事が丸~く収まっても
俺は収まらねえぞ
半沢だけは
ぜってえに許さねえ
セントラル証券は おろか
世界の果てまで
追い落としてやる!
(平山)我が電脳雑伎集団は➡
IT業界において 日本では3番手➡
世界ではトップ20にも入らない 業績に甘んじてる➡
そこで 大胆な戦略を 打ち立てたいと考えてます
(美幸)ついては 東京セントラル証券さんに➡
ぜひ お知恵を拝借したいんです
(半沢)私どもに できることでしたら何なりと
(平山) ある企業を買収したいと考えてる
どちらの企業を (平山)スパイラル
スパイラルを!?
(平山)欲しいのは スパイラルが運営する➡
検索サイトです➡
我が電脳雑伎集団が展開する 通信事業やネット通販➡
電子マネーサービスなどと 組み合わせれば➡
ネット戦略の新たな足場を 築くことができる
(美幸)業界5位のスパイラルを 傘下に収めれば➡
電脳はアジア圏内でも➡
トップ3に入る 巨大企業になるはずです
(諸田)アジア トップ3
確かに IT競争で遅れをとる 日本にとって
世界と渡り合うための 大きな可能性を持つ
戦略と言えるかもしれません
(平山)そのとおりです (美幸)まあ そういうわけで➡
おたくに 買収のアドバイザーを お願いしたいんやけど
森山 スパイラル株の過半数を 取得するには
資金は いくら必要になる?
(森山)お待ちください➡
現在の株価で計算すると…
概算で 1500億円ほどになります
1500億!
やってもらえるんやろか? 慎重に精査をした上で…
(諸田)ぜひ! 弊社にお任せください➡
いや~ いいお話を ちょうだいいたしまして
感謝します 平山社長
アハハ…
(諸田)森山!
担当は お前だろ ちゃんと社長ご夫妻に➡
お礼 言わないか!
ありがとうございます 半沢さん
あなたがビジネスで 一番大事にしているもの
まあ モットーみたいなものは ありますか?
モットー ですか?
(平山)スピード
それこそが 企業にとって 最も重要なものである➡
尊敬するビル・ゲイツの教えです
1日も早い お返事とご提案
お願いしますね 分かりました
(森山)スパイラルは元々 6年前 小さなアパートで➡
瀬名洋介 加納一成 清田正伸の➡
三人が開発を進めたベンチャーで➡
特に瀬名社長が開発した 検索サイトが大当たりして➡
スパイラルは 日本トップクラスの➡
IT企業に成長しました その経営手腕は➡
「瀬名マジック」と言われるほどです
今 考えるべきは
電脳に どんな提案を するかではない
この案件を 引き受けるかどうかだ
勢いのあるスパイラルに 買収を申し入れても
恐らく反発してくるだろう そうなると これは
敵対的買収になる可能性が高い
何とかなりますよ そんなものは
そう うまくいきますかね
何だ 森山 やる気がないのか やる気が
諸田さんこそ 急に張り切ってますけど
いつもは 「電脳なんか 相手にされるわけない」って
俺の営業 バカにしてたじゃないですか
(三木)オイ 森山 スパイラルは そんな簡単な
相手じゃないと思いますけど はあ?
森山 聞かせてくれ
スパイラルの瀬名社長は つい最近
苦労を共にした役員の加納と 清田と仲間割れして➡
袂を分かつことになったそうです
(諸田)仲間割れ? 経営方針の違いから衝突して…
《(瀬名)投資だと? バカか! お前ら》
《(加納)いつまでも 検索エンジン一本で➡》
《やっていけるわけないだろう これからは もっと》
《事業の幅を広げていくべきだ》 《ふざけるな!》
《うちは あくまでウェブ技術で戦う》
《俺が信用できないって言うなら 出ていけ!》
《(加納)ああ そうするよ》
《(清田)お前が 俺達を信用できないんだろ》
(森山)瀬名社長は 検索技術に特化した➡
経営方針を貫いています
社風の違う電脳の傘下に 素直に入るとは思えません
(諸田)いいか 森山
買収は 食うか食われるかだ
1500億という数字に ビビってたら負けなんだよ
また それかよ… 何だと?
諸田
我々は銀行にいた頃 こういった
数百億 数千億という大型案件に
いくつも関わってきたんだ➡
お前達とは経験が違うんだよ 経験が
(原田) で 部長は どうお考えですか?
これは 難しい案件だ
だが 石橋を叩いてばかりでは
セントラル証券は 何の成長もないままだ
まずは 一歩を 踏み出すべきだと思う
でないと 次の道が見えてこない
これは セントラル証券が 大きく飛躍するための
チャンスかもしれない
森山も いいな?
はい
では 今回の買収案件 成功報酬で受けては➡
いかがでしょう? ≪成功報酬!?
手数料が割高になって 相当な収益が見込めます
しかし もし失敗したら 1円にもならない
その件は 俺の方で 検討をさせてくれ
分かりました では 私は
プロジェクトチームの 編成を行います
(岡)「すぐ来てくれ」って 言ったくせに
30分以上 待たせやがって
帰る 社長
何だ? 来ました
(諸田)これはこれは 伊佐山部長
いや~ お待たせして すいませんね 岡社長
仕事が立て込んでまして
いや~ お忙しくて何より で 今日は?
あちらで ああ…
(野崎)証券営業部が抱えている 案件をいくつか➡
そちらに回してさしあげようと 思いまして
伊佐山さん さすがに これは…
「さすがに」 何だよ➡
確か セントラルさんは➡
営業収益目標 3期連続で未達でしたよね~
先日の役員会でも問題だと 話に上がりまして
ついては 親会社として
もっと 子会社の面倒を 見てやってはどうかと
中野渡頭取からも ご意見をいただきました
頭取から? (伊佐山)まあ➡
そういうわけですから 我々も
大事な案件を断腸の思いで
セントラルさんに 託すんです
それで 「さすがに」 何だったっけ?
ですが こうした案件を いくらこなしても
当社の利益には… 半沢!
精いっぱい やらせていただきます
どうも! 頑張ってくれたまえ
半沢部長
(岡)半沢 いちいち余計なこと言うな!
毎回 ここまで ひどい案件を押しつけられては
社員に負担がかかります 子供は親には逆らえんのだ
大体 銀行からの 風当たりが強いのは
お前が原因じゃないのか!?
今までは のらりくらりと うまくやってきたのに
厄介者を押しつけられて いい迷惑だよ!
まあ まあ まあ 社長
だがな 私だって やられっぱなしじゃ終わらんぞ
電脳の案件 諸田から聞いた 成功報酬でも何でもかまわん
すぐ受けろ! 諸田
石橋を叩いてばかりでは 前には進めませんよ
急げ 半沢 1500億の買収だぞ!
だからこそ 慎重に当たるべきです
もう少し 検討の時間が必要かと
収益目標を達成できるかどうかの 瀬戸際なんだ!
仕事は受ける方向です 急いで あたりますので
とにかく早くしろ!
(花)来れない?
来れないって どういうことよ
時間に厳しい顧客なんだよ
契約までに色々と 精査しなきゃいけなくて
今日は 結婚記念日なんだよ
あのレストラン 予約するの どれだけ大変だったか知ってる?
そういえば 前も こんなことあったな
何? いや…
ほんと ごめんね 花ちゃん まあ いいわ
今さら オジサンとオバサンで 祝うってのも何だしね
いや オバサンって そんな… ☎それに その仕事
かなり 大きいんじゃない? ☎えっ?
声聞けば分かるもん
☎結構 張り切ってるんでしょ 直樹
何か 銀行にいた頃みたい
☎じゃ こっちは お花の教室の友達 誘うから
直樹は どうぞ お仕事 頑張って
あっ でも 若い時みたいに無理しないでよ
もう オジサンなんだから
オジサン…
失礼します (岡)うん
契約内容には目を通して いただけましたか?
ああ それなんだが これでいく
(岡)成功報酬契約だ
しかし いつ こんなものを!? ああ それでしたら
私が念のために 準備しておいたものです
間もなく 先方との約束の時間です 行きましょう
しかし… 銀行を見返せ 半沢
絶対に成功させろ
これは社長命令だ
(平山)ほう 成功報酬ですか いいですね
ほんなら その代わり 素晴らしい買収計画
早う お願いしますね
お任せください
では こちらにサインを
ふざけんなよ
オイ 森山! 何だ 文句あるのか?
(尾西が机を叩く)
(尾西)電脳の担当は 森山ですよ!
(浜村)どうして メンバーに 入ってないんですか!?
これは 我が社の命運を左右する 重要な案件だ
森山には 経験ってものがないからね
そんなの三木さんだって!
(諸田) 三木には銀行での経験がある
森山 お前 これでもやってろ
これ!
銀行から押しつけられた 案件じゃないすか!
押しつけられたとは 何だ! 証券部の伊佐山部長が
わざわざ 回してくださったものだろう
やめろ! 諸田
このメンバーは もう一度 検討しろと言ったはずだ
なぜ 発表した? (諸田)いや➡
「このメンバーでいけ」と 岡社長から➡
承諾を得ておりますから
もう いいです➡
すみませんでした どうぞ 進めてください
よろしいですね? 部長
いい万年筆だな
インクは ピストンタイプか
ずいぶん 古い型だな
詳しいんですか? 大阪西支店にいた頃
融資先の 街工場の職人に教わった
万年筆は手間はかかるが
使えば使うほど味が出る
相当 大事に使ってんだな
森山
今回の買収案件は お前の営業努力の結果だ
お前の手柄だよ
どうだ 軽く飲みにでも行くか?
えっ? 何でですか?
うん? 「何でですか?」って…
(渡真利)ふふ… それで?➡
部下にフラれて 俺達を誘ったってわけ
(苅田)無理だって 半沢➡
近頃の若い奴は 部の飲み会だって来んのじゃけえ
(渡真利)そうそう そういう時代ですよ
俺達は もう 立派なオジサンってこと
オジサン 君をいじめる伊佐山部長は
オジサンなんて カワイイもんじゃないけどね
待て待て 伊佐山に
いじめられてるってのは どういうことだ?
(智美)同期の皆さんで 証券部長の悪口大会ですか?
あっ いや… あれ?
伊佐山部長のこと 知ってるの?
智美ちゃ~ん 東京中央銀行の 株主様でございますよ
あら そうなの? 大げさですよ
趣味で株を 少しやってるだけです
俺達から情報収集して
かなり儲けてるって 噂でございますよ
嘘ですよ! 有益な情報は
何も教えてくださらないじゃ ないですか➡
でも 皆さんの グチを聞いてるおかげで
東京中央銀行の内部事情だけは 詳しくなっちゃいました
怖い… 今日は 近藤さんは?
近藤はね シンガポールに 長期の出張中
絶好調ですよ 誰かさんと違ってね
伊佐山部長といえば 大和田の右腕だったろ?
まだ 半沢のこと恨んでるのかよ
おかげで いい迷惑だ (渡真利)その大和田だけどさ➡
あんなに対立してた 中野渡頭取に取り入るなんてな
《帝国航空の 再建計画ですか?》
《(中野渡)これ以上 業績が悪化すれば➡》
《支援には 慎重にならざるを得ない》
《最悪の場合 当行にも 大打撃を与えますな》
《頭取のご心痛 お察しします》
《私にできることがありましたら 何なりと》
《(中野渡)頼む》
《頭取には…》
《多大な恩赦を受けました》
《そのご恩は 一生 忘れません》
《施されたら 施し返す》
《恩返しです!》
《それが 私のモットーでございますので》
《精いっぱい やらせていただきます》
(渡真利)俺が思うには これは あくまで推測だけど➡
大和田は 自分が再び上を目指すために➡
まずは 愛弟子の伊佐山を➡
のし上げようっていう 魂胆じゃないかな?
(苅田)くっだらねえ! (渡真利)で そのあと➡
一番の邪魔者 三笠副頭取を 追い落とす作戦だよ
(苅田)ほじゃけどよ➡
今は 三笠副頭取の方が 圧倒的に➡
勢力 伸ばしとるんじゃないんか?
(渡真利)そうなのよ そこが問題 それに不運にも➡
三笠さんは 証券部の担当役員➡
伊佐山の直属の上司だ
《(役員)派閥で分断されている 今の当行をまとめられるのは➡》
《三笠副頭取をおいて 他にはいません➡》
《今こそ 副頭取のお力を示す➡》
《いい機会なのでは ありませんか?》
《(三笠)私の力だなんて…➡》
《ねえ 伊佐山君》
《はあ 三笠副頭取 ご指導のもと》
《現在 我が証券部は…》
(渡真利)いや 伊佐山も大変だね➡
大和田と三笠の 間に立たされてさ~
(苅田が机を叩く) アホくさい!
オイ シーッ 大体よう!
何じゃけん 大和田が銀行に残ってよ
半沢が追い出されにゃ いけんかったんじゃ
わしゃ 頭取だって許せんわい! (渡真利)苅田
どがいなんじゃ!? 半沢 (渡真利)すいません
ほんまは お前じゃって
はらわた 煮えくり返っとんじゃ ないんか?
筋を通した結果が 今の俺だよ
いちいち上に逆らっても 仕方ない
もう そんな時代じゃないんだ 何じゃと!?
オイ! 半沢! 苅田!➡
ちょっと出ようか 半沢 お前!➡
どがんしてしもうたんじゃ 半沢!➡
お前 それでも 体育会 剣道部か!
(渡真利)弱くなったね 酒が
ふう…
何だ? このスキームは
君達は この1週間 何をしてた!?
電脳は 一刻も早い提案を待ってる
一度 先方に こちらの状況を報告しておく
いえ… 連絡はリーダーの私が 分かった
君達は 買収予定のスパイラルについて
どれだけ調べた? 徹底的に調べて
まずは 今回の買収が 電脳の成長戦略として
正しいかどうかを 見極めるのが先決だろう
場合によっては スパイラルを買収しないという
選択肢だってあるはずだ 買収しない!?
これは 成功報酬なんですよ! 会社の都合を
顧客に押しつけるな! 顧客のために
あらゆる可能性を検討しろと 言っているんだ
いい加減な提案をしてみろ
うちへの信頼は ガタ落ちになるぞ!
ああ~ 半沢部長 怒ってる
うまくいってないようですね やっぱりな➡
出向組は しょせん 出向組だよ どうせ 銀行で➡
うだつが上がらなくて うち来たんだろ
(尾西)三木さんも 役に立たないというか➡
ほとんどバカだしな
(原田)伝票作業も ろくにできないのに➡
スキームなんて 作れるわけないじゃん
失礼します
(平山)それで 今日は どのようなご用件で?
ご相談いただいてる件です
たたき台となる買収案を お持ちいたしましたので
そのことですか もう結構です
どういうことでしょうか!?
(美幸)こちらが お願いしたんは もう2週間も前なんです
そやのに その間 おたくからは 何の連絡もなかったわ~
連絡が なかった!?
(平山)急いでいただくよう 言ったはずです
これじゃ とてもじゃないが パートナーとして信頼できない
アドバイザー契約の件は なかったことにさしてもらいます
そういうことで… 玉置!
(玉置)はい お待ちください!
買収は どうされるおつもりですか!?
説明する必要 ありますの?
この調子では 今期も 目標未達になりそうですね
詳しいことは言えないが
大きな案件を扱う 予定だったんだ
それが ダメになってしまった
ああ~ それは残念です!
しかし この業績では さすがに役員の皆様からも
セントラルさんに対する 批判の声が高まるのは確実
岡社長は前に 取締役として 銀行を支えてくださった
経営手腕というものがある
落ち度があるなどとは これっぽっちも思っていません
ここは一つ 岡社長の 足を引っ張る者に
責任を取らせては いかがですか?
(横山)あの半沢さんを… ですか?
セントラルの岡社長が 大変にお困りでしてね
そういえば 瀬戸内の小さな島に
人手不足の出張所が ありましたよね?
フフフ…
(渡真利)人事筋からの話だけど 今日 伊佐山が➡
お前の異動を 人事部に申し入れたらしいよ➡
セントラルの 岡社長の意向という名目で➡
まあ 伊佐山は大和田の敵でも とるつもりなんだろうけどね
上司に忠実な部下の鑑だ
感心してる場合かよ 半沢!
どこのライバル証券に 仕事取られたか知らないけど
このままだと 銀行員に出戻りとか 言ってる場合じゃないよ
地方に飛ばされるかも しれないんだぞ
どうせ 一度 追い出された身だよ
本気で言ってんのか? お前 それ
これ以上 飛ばされたら…
お前の銀行員人生 それでいいのか?➡
お前が生き残る道は一つ
今回のその大型案件 何としても取り返せ!
(智美)どうぞ いつものお礼です それから
お二人の未来への 先行投資も込めて
いやいや こいつの株は 大暴落寸前ですよ
何だよ それ お前の株は安泰なのかよ
下がっちゃいないよ 上がってもないけど
まあまあまあ お二人さん さあ
(渡真利)もう… (智美)渡真利さんも どうぞ
(渡真利)ありがとう ごめんね 騒いじゃって
(智美)大丈夫ですよ
(野崎)こんな すごいことを 進められてたなんて
バカデカい案件だろ それをモノにすりゃ➡
証券部の業績は 一気に跳ね上がる
(野崎)今日は大和田さんとの お食事会もあります➡
早速 ご報告しましょう
(伊佐山)そうだな 俺が上に行くためにも
あの人のお力を借りないとな
(足音)
(仲居)失礼いたします➡
お連れ様が お見えになりました
いや~ 待たしてすまないね 伊佐山…
(野崎)お疲れさまでございました
お忙しい中を 申し訳ありません
副頭取
伊佐山君は? 遅れてるのか?
その… 急用ができたそうで
ほう…
急用ねえ
このプランを実現するには
役員会議で稟議を通す 必要があります
何とぞ お力添えをいただければと
それで 私に? はい
証券部の担当取締役員は 三笠副頭取ですので
そういう意味では ありません
大和田君には もう 見せたのかと
聞いてるんです いいえ
大和田君ではなく 私に相談に来たと?
はい!
上司を裏切れば 返り討ちに遭いますよ➡
そうならないためにも
裏切る時は 徹底的に 裏切らなければなりません
人を刺す時は 準備は念入りに
仕留めるのは…
一瞬で
《お前の銀行員人生 それでいいのか!?➡》
《お前が生き残る道は一つ》
《今回の大型案件 何としても取り返せ!》
浜村 はい
ちょっと はい
すいません ありがとうございます
これで 全てになります うん
全てスキャンして 保存していますが
これらの紙関係は… 破棄するのは もう少し待ってくれ
今さら どうするんですか? ちょっとな
ずいぶん 詳しいな それ 森山さんですよ
チーム 外される前に スパイラルのこと
一人で まとめてたみたいです
「明成学園」
まさか… えっ?
森山は?
ああ~ どこ行った!?
ずいぶんと熱心だな
どうだったよ?
《(森山)お願いします 玉置さん もう一度 チャンスを》
《いただけませんか? 新しい提案を持ってきたんです》
《困るよ おたくとの契約は もう終わったんだ それじゃ》
《どこの会社に 乗り換えたんですか?》
《そんなこと 言えるわけないでしょ》
《それじゃ やっぱり》
《乗り換えたのは ほんとなんですね?》
《ああ…》
そうか
じゃ…
ヤーッ!
まだ やってんのか? えっ?
前に お前の人事台帳を見て 記憶に残っていたんだよ
明成学園 剣道部所属
強豪校だ 俺も 剣道は多少覚えがあってな
それに その学校 瀬名社長の出身校でもある
飲みにいくか
(森山)瀬名は 中学時代の親友でした➡
でも あいつの親父さんの工房が つぶれて夜逃げを➡
そのあとは音信不通で それで 2年前➡
雑誌を見たら➡
「日本のIT業界をリードする 若きカリスマ社長」なんて➡
デカデカと 写真と記事が載ってて➡
向こうは有名人だし 今さら昔の知り合いが
名乗り出たところで 相手にもされないだろうなって
半沢部長は銀行時代に 会ったことないんですか?
会ったことはないが すれ違ったことがある
(森山)えっ 会社近くの中央通りで
肩がぶつかった
たった それだけのことだが
あの時の顔が妙に記憶に残ってる だけど まさか
友達の会社を 買収することになるなんてな
俺も驚きました
でも 仕事は仕事として ちゃんとやるつもりでしたよ
俺なりに提案を 練り直してみたんです
見せてもらってもいいか? はい
電脳が ちゃんと瀬名の 経営方針を理解してくれれば
お互いが得するような 買収にだって
できると思ったんです 瀬名さんの経営方針?
これ 瀬名の親父さんが作った 万年筆なんですよ
《(森山)洋介 万年筆って➡》
《いちいち そんな 手入れしなきゃいけないのかよ》
《(瀬名)やるよ》
《新品だから クセもついてない》
《俺に? いいよ そんな》
《親父の試作品なんだ》
《いや けど…》
《これな 一万年後もずっと使えるから》
《万年筆っていうんだ》
《そんな技術が このペンには込められてる》
《親父の自慢なんだ》
《マサ 俺もいつか》
《そんなものを作りたいんだ》
(森山)でも その次の日 学校に行ったら…
《森山 瀬名んち 夜逃げしたって》
《≪朝から あいつんち 借金取り わんさか来てさ》
(森山)あいつ 自分がいなくなる って分かってたから➡
これを くれたのかもしれません そうか
(森山)それからのことは 雑誌で読んだんですけど
あいつ 親父さんの借金返すために
進学も諦めて いくつもバイトこなして➡
俺がのんきに大学生活 送ってる間も➡
壮絶な苦労を してきたようなんです➡
プログラミングも 独自で勉強して➡
検索技術を磨き上げて➡
スパイラルという会社を 立ち上げました➡
瀬名が検索技術に こだわったのは➡
親父さんの万年筆のことが あったからだと思います➡
一万年後も使えるような ものすごい技術を➡
世の中の人が もっと知ってくれていたら➡
親父さんは 今も物作りを 続けられていたはずだって
でも つぶれたのは もう一つ 理由があると思うんです
それは 親父さんの工房の いいところを理解して
将来性を見極める 味方がいなかった
証券会社は お客さんの将来に投資し
助けられる
俺は金融の力で 親父さんや瀬名のような
技術ある人達の役に立ちたい そう思ったから…
この金融の世界に 入ってきたわけか
お前の作った提案書だが…
ひどいもんだな~
だけど 面白い
ねえ ねえ ねえ ねえ 部長と森山って
このところ 何やってるか知ってる?
(浜村)もう一度 チャレンジするみたいです
チャレンジ? 電脳の案件ですよ
「新しい提案書を作って アドバイザー契約を取り戻す」って
森山さんが えっ!?
まあ いいじゃないか もし うまくいけば
うちとしても売り上げは 相当 助かるしな
はい
お忙しい中 申し訳ございません
もう一度 チャンスを いただけないでしょうか?
(美幸)何やと思ったら その件ですか
もう お断りしたはずです
新たなスキームです 見ていただけませんか?
条件的なことでしたら 何なりと おっしゃってください
前向きに検討をさせて いただきます
そういう問題じゃないから 平山社長
お引き取りを 玉置! はい
どちらの会社と 契約を結ばれたんでしょうか?
一言 ご相談をいただきたかった
いつ どのような形で 打診なさったんです?
二重契約はできない お約束だったはずですが
うちが打診やなんて
あれは 向こうの方から… 副社長!
「向こうの方から」?
もう いいでしょう お引き取りを
部長 うん…
(伊佐山)よう! 半沢じゃないか
奇遇だな どうした? 今日は
電脳さんに 営業か?
まあ そんなところです
そちらは?
電脳のメインバンクとして ちょいとな しかし
お前も必死だな~
小耳に挟んだんだが
セントラルは 大型案件を逃したそうだな
お前のせいで ああ~
かわいそうに~
そんな大失敗とあれば
どんな地方に 飛ばされるかな~
何なら 俺が フォローしてやろうか?
どんな案件だ 言ってみろ あっ?
なあ 言えよ~
ご心配 どうも
ですが 子会社として 親会社のお手を
煩わせるようなことは できません
また うちの案件 恵んでやるよ
異動までの 残り少ない時間を
せいぜい 頑張りたまえ!
(伊佐山)おい
部長の責任ってことに なってるんですか?
今度のスキームには 自信があったんです
平山社長が ひと目でも見てくれたら
可能性があったのに 引っかかってるのは そこだ
前もそうだった
《たたき台となる買収案を お持ちいたしましたので》
《そのことですか もう結構です》
よそに乗り換えていたとしても
本気で買収を 進めたいと思っているのなら
少なくとも うちがどんな提案を持ってきたか
確認ぐらいはするはずだ
なのに 平山社長は 全く興味を示さなかった
もうすでに ライバル会社から魅力的な 提案があったってことでしょうか
あるいは うちとの契約を 検討すらできない
事情があったのかもしれない 事情?
《電脳のメインバンクとして ちょいとな》
買収? 何の話だよ
銀行が近々 大型の買収案件を 手がけるって話はないか?
額は1500億だ
1500億… ああ それなら確か 証券部の案件で
1500億の融資を 稟議にかける話があがってる
☎どういうことだよ 半沢
前に話した うちが横取りされた大型案件
奪った相手は 恐らく
東京中央銀行だ
えっ 銀行が子会社の仕事を 奪ったってこと?
ああ
《(美幸)嘘や➡》
《こんなことができるん?》
《ええ そちらが買収の第一段階です》
《このスキームで スパイラル株 30パーを取得し》
《最終的には…》 《6ページです》
《えっ…》
《素晴らしい 素晴らしいよ これは》
《ありがとうございます》 《それで 社長》
《今回のスキーム いつご決裁いただけますか?》
《今 この場で決裁させていただく》 《取締役会の決議は?》
《あんなん 形式にすぎひんから》
《そんなん 文句なんか言わせません》
《(伊佐山)では また》
《お願いしますね》
(浜村)じゃあ 何で電脳は最初から➡
銀行に頼まなかったんですか?
電脳は 当初はうちと 手を組むつもりだったはずだ
だが その途中で…
《あれは 向こうの方から…》 《副社長》
銀行が この買収情報を知り
電脳にアドバイザーを乗り換えるよう 持ちかけたんだろう
電脳は数年前 海外進出する際に
メインバンクの東京中央銀行から 数百億円の支援を受けてる
ゴリ押しされたら断れない そんな…
けど 銀行はどうやって 買収情報を知ったんです?
問題は そこだ
考えられるとすれば…
まさか うちの誰かが銀行に 情報をリークしたってことですか?
誰の仕業だよ ふざけたことしやがって!
みんなに集まってもらったのは ほかでもない
銀行に情報が漏れたとすれば
出どころは 恐らくうちだ
心当たりのある者はいないか?
(原田)おい! 横取りする銀行も銀行ですよ
うちらがせっかくつかんだ案件を 親会社が かっさらうなんて
許されるんですか? しかも うちには何の仁義も切ってない
確かに そんなこと言ったって いまさら
仕方ないだろう 仕方ない?
出向組の諸田さん達には
俺達の気持ちなんか 分からないでしょうね
ふざけるなよ 森山
俺達だってな… 俺達だって
悔しいに決まってるだろ! 森山 やめろ
これで終わりなんですか? 銀行にいいようにやられて
文句の一つも言えない
このままじゃ 俺達 バカみたいじゃないですか
何とか言ってくださいよ
部長も銀行の人間だから 何もできないってわけですか
銀行には 逆らえないってことですか
証券部の伊佐山でございます➡
この買収案件に関係する 部署の役員の皆様には
前もって 目を通していただいておりますが
本日は改めて ご説明をさせていただきます
伊佐山君 何なんだ これは 私は こんな話 何も聞いてない…
一言で言えば これは➡
日本経済の起爆剤となりうる 買収です
成功すれば 企業家達にも 東京中央銀行の力を示す
大きなアピールとなるでしょう
(三笠) 伊佐山君の言うとおりですね
今こそ銀行が総力をあげて
一枚岩となって 取り組むべきではありませんか
頭取
分かった
(渡真利) 伊佐山部長 何と大和田から➡
三笠副頭取に乗り換えたみたいよ
まあ 今回の超大型買収案件は
三笠さんに忠誠を誓う 手土産になったってことだな
そんなことより 腰の重い銀行がこんなにも早く
1500億もの融資を決定するとはな
何かカラクリがあるはずだ
そんなカラクリ もうどうでもいいでしょ
大暴落の半沢君
伊佐山はセントラルの案件を 奪っておきながら
そのセントラルの業績不振の責任を
全部お前に 押しつけようとしてるんだぞ
盗っ人たけだけしいとは このことだ
もう! 1500億の稟議が通った以上 案件は走りだす
今は自分の身を 第一に考えなさいよ
そういう問題じゃない えっ?
これは セントラル証券全員の プライドの問題だ
俺がどうなろうと そんなことは関係ない
このままで すませるつもりはない
いや~ 副頭取 本当にお見事な 買収計画だと思います
伊佐山君も 大したものだねえ
しかし 小耳に挟んだのですが
あの買収案件は元々 子会社の
セントラル証券が 扱ったものだそうで
まさか 銀行が横取りしたわけじゃ ありませんよね?
何のことかな?
(三笠) キャンキャンほえる負け犬も➡
これでおとなしくなるでしょう➡
まっ 前の飼い主が 甘やかしすぎてた➡
というのもありますがね➡
この世界は結果がものをいいます
結果を出すためにやるべきことは
準備は念入りに 仕留めるのは一瞬で
心得ております では もう一つ
入念な準備といきましょうか
☎(渡真利) 一つだけ情報をゲットしましたよ
広報室で証券部関係の 記者会見の準備をしてるようです
今日か? イエス!
分かった
電脳とスパイラルの株価を モニタリングしてくれ
今日 かなり値動きがあると思う それって つまり…
電脳が買収に向けて 何か仕掛けてくるはずだ
(浜村) 特に大きな動きはありませんね
う~ん 電脳が スパイラル株を買いに向かえば➡
株価も一気に 跳ね上がるはずなんだけどな
(森山)取引終了しました
結局 大した値動きは ありませんでしたね
買収の予定を延期したとか
うん…
(バイブレーター着信)
渡真利 今日は何もなかったようだが
いや 動きはあったよ ☎何だって?
予定どおり 記者会見が開かれるぞ
電脳のホームページで 中継されるみたいだ
浜村 はい
これを電脳のサイトに切り替えてくれ はい
[TV](玉置)ただいまより 電脳雑伎集団株式会社による
[TV]記者会見を 始めさせていただきます
[TV]平山一正 代表取締役社長 お願いいたします
[TV]我々 電脳雑伎集団は
[TV]スパイラル社の株式 30パーセントを取得しましたことを
[TV]報告させていただきます
はあ? 30パーセントもいつの間に!?
時間外取引か!
電脳が!? ☎(広重)社長 買収ですよ 買収
☎買収! 時間外取引で 株の30パーセントを買い占められました
30パーセント!? ☎私も すぐまいりますんで
☎お待ちください
今後は 株式公開買い付けにより➡
残る2割強の株式取得を目指します
(玉置)では ご質問などあれば お受けします ご質問の際には…
(諸田)今回の一件 ニュースじゃ パールハーバーといってますよ
(森山)だまし討ちみたいな もんじゃないですか
この世界は 目的を達成してなんぼだ
とはいえ 銀行が こんな汚いスキームを認めるとはな
部長 瀬名社長が 緊急会見を開くみたいです
この会社は 私がつくった 私の会社です
他人に土足で 立ち入らせるつもりはありません
[TV]断固とした 対抗処置をとるつもりです
[TV]電脳の行為は非常識であり
[TV]会社の乗っ取りに ほかなりません
そもそも 一気に3割もの株を買うためには
それだけの株を 売る人間が必要ですよね
電脳はどうやって 手に入れたんでしょうか
恐らく 加納と清田だ
加納?
2人合わせて30パーセント以上の スパイラル株を持っていました
それを 電脳に売り払ったんだと思います
どうして分かる いい加減なこと言うな 森山!
いい加減じゃありませんよ このデクラークって会社ですけど
加納と清田が 個人投資をしています
でも 業績が悪化して 2人は金に困っていたはずです
そんなの よく調べたな この会社
諸田さんから押し付けられた 案件に入っていたので
《お前 これでもやってろ》
それでも 瀬名社長を裏切るなんて
そう仕向けたのは伊佐山だろうな
我々の先制攻撃は 大成功を収めました
ほんまに よう30パーセントもの株
買い取ってくださいましたね
加納も清田も 最初は渋っていたんですがね
《(加納)申し訳ないですが 例の件ならお断りしたはずです》
《そうおっしゃらず》
《今日はお二人にぜひ➡》
《ご紹介したい方が いましてね》
《≪失礼いたします》
《えっ?》 《副頭取…》
《お会いできて 光栄です》
《(伊佐山)これだけ 上乗せをさせていただきます》
《(伊佐山)お二人は お金でご苦労をされていると➡》
《小耳に挟みました》
《我々 銀行がお力になりますよ》
《しかし スパイラルの株を売れだなんて…》
《そこを 何とか…》
《伊佐山君 無理強いはよくありませんよ》
《お二人は袂を分かっても なお》
《友達のことを 心配されているんだ》
《素晴らしい友情です》
《だが そんなお二人を》
《瀬名社長は顧みもしない》
《ひどい話だと思いませんか?》
《これは 私達なりの誠意です》
《こんなに!?》 《ご不満ですか では この話は…》
《(加納)お願いします!》
《お願いします!》 《お願いします!》
《お願いします!》
《(加納)はい 分かりました ありがとうございます》
《おい 瀬名 日本国内での検索エンジンシェア》
《ついにトップ取ったぞ!》
《やった! やったよ》
《やったー!》
《(瀬名)よし 次狙うは世界一だ!》
《(加納)ここまできた!》
(呼び出し中)
瀬名さんに 電話一本かけられないのか
向こうは大変な時ですし そうか
だけど 俺なら嬉しいけどな
昔の友達から連絡がくれば
俺なんて相手にされないですよ その時は仕方ない
だけど 自分が有名になって 金持ちになったからって
冷たくあしらうような男なのか? 彼は
≪失礼いたします 社長 太洋証券の広重様がお見えです
瀬名社長 とんでもないことになりましたね
電脳め 平山の野郎 絞め殺してやりてえ!
そんなことしたら 法に触れますよ 社長
あんたも のんきにしてないで
防衛策の一つでも考えろよ!
はい
(瀬名)何してんだよ
帰って考えろっつってんだよ!
はい!
あー!
(電話のベル)
何? ☎森山雅弘さんという方から
☎お電話が入っていますが 森山?
雅弘?
(瀬名)マサ
洋介
久しぶり
元気かよ マサ
生 それから… もう頼んだ
えっ? 豚玉チーズダブル だろ
分かってるね
で 今何してるの? マサは
俺? うん
いや 大した会社じゃないよ
何だよ どこ勤めてんだよ
いいよ 俺は
☎(渡真利)人事筋の情報だ お前をさらに出向させるために
☎とうとう動きだしたみたいだぞ
☎銀行に情報を流した裏切り者の 目星はついたのかよ?
いや まだだ ☎何してんだよ
早いとこ 裏切り者見つけだして 正式に訴えなさいよ
もうそれしか 道はないんだ
☎ダメなら お前 ほんとに…
(諸田)部長 どうした?
社長が すぐ来るようにと
分かった
あとでかける 半沢君!
(浜村)三木さん また経理から クレームがきてます
(三木)いちいちうるさいな➡
伝票処理ぐらいさ そっちでやっといてくれよ➡
悪いが私は これから忙しくなるもんでね
失礼します
(岡)初めてではないと思うが➡
こちら 銀行人事部の横山君だ
お久しぶりです 半沢さん
どうも それで ご用というのは
銀行から 異動の打診がきたぞ
(メール受信)
メール?
お疲れさまです
どうだった? 親友との再会は
会うんじゃなかったですよ
《(森山)一国一城の主か》
《サラリーマンの俺とは 大違いだな》
《これって 加納さんと清田さんの?》
《いつか 戻ってきてくれると思ってな》
《残してあったんだけど》
《もう…》
《そうだ 洋介 これ覚えてるか?》
《親父さんの作った万年筆》
《俺 あれからず~っと使っててさ》
《わざわざ物置から 引っ張り出したのか?》
《えっ?》 《俺に会う口実があって》
《よかったな》 《洋介…》
《さっき お前 セントラル証券で 働いてるって言ったよな》
《電脳のアドバイザー》
《東京中央銀行の子会社だ》
《銀行からうちを探ってくるように 言われたのか?》
《違う 俺はただ 友達として…》
《友達なら どうして教えてくれなかった》
《時間外取引なんて クソみたいな手 使いやがって》
《俺も あんなやり方するなんて 知らなかった》
《加納と清田のことも お前が情報流したのか?》
《違う 信じてくれよ》 《信じられるわけねえだろ!》
《どいつもこいつも》
《金が絡むと裏切るんだ》
《お引き取りを》
《セントラル証券の森山さん》
(森山)しょうがないですよね
実際 銀行は汚い手使って 買収仕掛けてきましたし
ここにだって 銀行のスパイがいるみたいだし
でも 結果を出しゃ正義なんでしょ
部長は よくそんなとこで 働いてましたね
随分な言いぐさだな
今だって そうです
プロパーの手柄は出向組のもの
出向組の失敗はプロパーの責任
みんな 銀行を追い出された 落ちこぼれのくせに
うちでは我が物顔で 偉そうにしてやがる
俺達は そんな連中のさらに下 何の価値もないゴミくず扱いだ
部長だって ほんとは そう思ってるんでしょ
俺は
俺のやり方で
やっと人の役に立てるような 仕事ができると思ってたのに
その仕事まで…
クッソ…
クソッ!
言いたいことは それだけか?
不平不満をグチって それで終わりにするのか?
何をしても無駄だと
全部諦めるのか?
部長
俺は
何をすればいいですか?
それを考えるんだ
諸田次長 もしかして もう一軒ですか?
いや これから別件がある
別件 あっ… 銀座のミスト
(三木)行ってらっしゃいませ
(バイブレーター着信)
銀座のミストか 豪勢なもんだ
はい ☎(浜村)遅くにすみません
☎ちょっとご相談があって 相談? いや 明日にしてよ
半沢部長からなんですが 明日の朝 システム部に掛け合って
全員のパソコンを チェックするそうなんです
えっ なっ 何でそんなことを!?
銀行に情報を流した人が誰か
徹底的に調べるみたいで
そのためにメンバーは厳選されて
私と尾西さん 原田さん 森山さん
それと 三木さんです
三木さん 銀行では情報システム部に
☎いらっしゃったことも ありましたよね
明日の朝 お願いできますか?
わ… 分かった 分かった 分かった
ありがとうございます じゃあ 6時半集合で
ろっ 6時半!? ☎お願いします
おう
絶対見つけてやる
(諸田)そうですよね 半沢は銀行を追い出されて➡
片道切符の 島流しになったわけですし
(伊佐山) それで 人事が丸~く収まっても➡
俺は収まらねえぞ
セントラル証券どころか
世界の果てまで 追い落としてやる!
(諸田)ご安心を 伊佐山部長➡
半沢は もうおしまいですよ
お前も よくやってくれた➡
礼なら ちゃんとしてやるよ➡
もうすぐ 人事の方から話がいきます
ありがとうございます
大体さ 子会社なんてさ
銀行の助けがなきゃ 生きていけねえんだよ
仕事の一つや二つさ 横取りされたからって
文句ぬかす資格ねえ~
セントラルなんて ゴミためみたいなもんですよ
ゴミためか 自分の職場を 随分な言いようだな 諸田
(野崎)何なんだ 失礼じゃないか!
ちょうどよかった 伊佐山部長にも お話がありましてね
だが まずは諸田 お前だ
今日 俺は社長に呼ばれたな
異動の打診だったよ 三木のな
しかも その移動先は 銀行の証券営業部 栄転だ
それに 三木だけじゃなく お前もじゃないのか 諸田
今日も伊佐山部長に 銀行に戻してもらえるよう
念押しをしに来たんだろう 何を言ってるんですか?
情報と引き換えに人事の交渉か
バカなこと言わないでください
異動がどうとか そんなことで いちいち疑われちゃ
困りますね➡
全部 ただの推測でしょ
証拠はあるんですか 証拠は
(森山)ありますよ
三木!
《あった!》
《こんな時間に何してる 三木》
《残業…》 《諸田の席でか?》
《(三木)離せ 離せ!》
《(三木)森山!》
《(三木)ちょっと ダメです!》
《どういうことか じっくり話を聞かせてもらおうか》
お前 まさか!
(森山) 三木さんから何もかも聞きました
《全て話してもらおうか》
《言え》
《言え 三木》
《言え!》
《いっ 言います 言います 言いますから➡》
《あの時 結局 まともな提案が思いつかなくて》
《この内容じゃ 電脳が納得しないだろうな》
《しかし…》
《ご苦労さん》
《ど… ど… どういうことですか?》
《俺に考えがある》
《そしたら 諸田さんが 銀行に買収のことを話して》
《1500億か》
《すぐにデータを送ります》
《(三木)私も そのことに気づいたんですが➡》
《黙ってればバレないと 強く口止めされたんです》
《諸田さん さすがにまずいですって》
《(諸田)お前も 悪いようにはしないよ》
《それとも こんなところで》
《一生くすぶる気か?》
《(三木)けど 半沢部長達が パソコンを調べるって聞いて》
《えっ?》 《どっ どどど どうしますか?》
《俺が送ったメールが残ってる すぐに消せ》
《俺のIDとパスワードはLINEで送る》 《はい》
《それで 私は ここに…》
《情報を漏らしたのは私じゃない》
《諸田さんなんです》
三木 貴様! すいません
メールの文面も しっかり残ってたよ
タイトルは 電脳雑伎集団による スパイラル買収について
送り先は銀行の証券営業部
伊佐山部長
半沢…
あとで じっくり聞かせていただきます
諸田 まだ言い逃れをするつもりか?
(諸田) 銀行員ってのは結果が全てですよ
あんな子会社で いくら頑張ったところで
将来なんてない 負けだ
でも 銀行は 人も金も桁が違う
いるだけで勝ちなんですよ
一度でも銀行に勤めた人間なら
誰だって銀行に戻りたいと 思うはずだ
部長だってそうでしょう
一番銀行に戻りたいと 思ってんのは
半沢部長 あんただ!
ふざけるなよ 諸田
俺達の仕事は
人や会社の成長を願い
その手助けをすることだ
証券も いや どんな仕事も 目指すところは同じはずだ
そこに勝ちも負けもない
大事なのは どこで働くかじゃない
どう働くかだ
俺達は顧客の人生そのものを 預かっている
経営者 従業員 そして その家族
全ての人生を預かってるんだ
お前に その自覚があるか
お前が売ったのは情報じゃない
俺達の信頼だよ
お前は こんなことをするために 銀行に入ったのか?
お前には もう
銀行員としての プライドはないのか
どうなんだ 諸田
(伊佐山)おいおいおい
さっきから聞いてりゃよ
デタラメばっかり並べやがって
何が何だか さっぱり分かんねえな
伊佐山さん あなた宛てのメールですよ
知らないとは言わせません
知らない
知らないね
知らないよ
第一 俺 そんなメール 受け取っちゃいねえよ
何なら 俺のパソコン調べてみれば➡
お前のことだ どうせ 銀行のサーバーまで調べるよう
手 回してんじゃねえのか
(バイブレーター着信)
どうした? ☎(苅田)やられたよ 半沢
サーバーを調べてみたけど 電脳に関するメールの受信記録なんて
どこにもない ついさっき 記録が消されたみたいだ
ついさっき?
《(バイブレーター着信)》
《はい》 《☎(諸田)もしもし》
《諸田 早く来いよ》
《実は 半沢が 社のメールを調べようとしています》
《受信記録の全てを削除ですか?》
《そうだ 全部だ》
まさか サーバーの受信記録ごと 消したってことですか?
おい プロパー! 人聞きの悪いこと 言ってんじゃねえよ
こっちはな 買収情報なんか 受け取った覚えはない
そんなメールは はなっから 存在しちゃいねえってことだ
おめえもそうだったよな
もーろた
俺にメールなんか 送っちゃいないよな
けど 三木さんは… 三木がどう言おうと
知ったこっちゃねえんだ!
それこそ てめえ達が 勝手にでっちあげた
偽装メールなんじゃねえか
残念だったな
半沢
むしろ 俺達に 感謝してもらいたいくらいだ
こっちは親会社として
てめえ達の お粗末な対応の
尻拭いをしてやったんだ
帰るぞ
対応の遅れで 契約を破棄されるのと
銀行からの横やりで そうされるのとでは
意味がまるで違います
こちらがスキームの中身で 勝負をする前に
あなた達 銀行は
メインバンクの立場を使って 強引に顧客を奪い取った
我々 子会社に何の断りもなく
仕事を横取りしたんです
筋を全く通していない
天下の東京中央銀行が
これではまるで ヤクザの手口だ
半沢!
どんなに粋がろうが
どのみち お前は セントラルからも追い出される
銀行員は人事には逆らえねえ
半沢
お前もう 終わりなんだよ
何かあれば 人事 人事と
先生に言いつける小学生のようだ
証券営業部の部長が そんなことしか言えないとは
情けない 何だと?
人事だろうと何だろうと 好きにすればいい
私は このまま終わらせるつもりは ありません
この借りは 必ず返します
やられたら やり返す
倍返しだ!
それが 私の
モットーなんでね
そうですか 半沢君が動きだしましたか
ご報告 どうも
Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.