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(アヤコ)やり直したいって…。
(アヤコ)考えた すっごく。
それで… どうしても…。
(アヤコ)彼と行くことにした。
(藤)決めたんだね。
(アヤコ)どうしても 直接 伝えたくて。
ごめん… 帰るね。
<藤:突然すぎて➡
事態をうまく飲み込めなかった>
<藤:しばらく 淡々と日々が過ぎた>
いってきま~す。
<藤:仕事へ行って 帰ってきて 寝るだけ>
<藤:時間とともに だんだん 受け入れるようになった>
<藤:もう カフェはできないんだ>
(藤)図書館?
ここですか? (千明)うん。
国際子ども図書館。
ずいぶん歴史ある感じですね。
うん 行こう。 はい。
<千明:国際子ども図書館は もともとは 帝国図書館だった。
東洋一の図書館を目指して➡
1906年に建設 1929年に増築された。
ルネサンス様式を取り入れた➡
明治期洋風建築の 代表作の1つだ>
(藤)またガラッと雰囲気が 変わりますね。
(千明)うん そうなんだよ。 こんにちは 植草さん。
こんにちは。 ようこそ いらっしゃいました。
こんにちは。 こんにちは。 ご案内いたします。
はい よろしくお願いします。 はい。 どうぞ。
白いレンガの壁なんですけれども 当時は 2階部分ですから➡
触ったり近くに寄って 見ることできませんけれども➡
今 触ることができます。
というのもですね 2000年に日建設計さんと➡
安藤忠雄建築研究所さんが 設計をしてくださって➡
この廊下の部分ですね 新しく 増築してくださったんです。
100年以上前の外壁を 近くに寄って 見たり➡
触ったりするすることが できるようになっています。
だから 昔からの部分と 新しい部分が こう➡
一緒になってるんですね。 そうですね~。
う~ん。 なかなか思いつかないですよね。
うん。 こちらの窓のほう➡
ご覧いただきますとですね 明治39年当時の木製の建具を➡
そのまま残して こうやって ご覧いただけるように➡
しております。
ボコボコしてる感じ おわかりになりますか?
こちらも当時のガラスを そのまま 使っております。
名建築 長生きですね。
ねえ うん。
はぁ~ うわっ すごいよ これ。
漆喰化粧柱って言うんだ。 映画のセットみたいです。
う~ん。
なんか 歴史の厚みを感じるよね。
う~ん。 天井も きれいですね。
ねえ。
すてきな物語との一期一会がある。
あっ 教科書に載ってた。
へぇ~。
何が載ってました? なんだったかな~? もう…。
あっ これ 大好きなんだよね うん。
えっ? 絵本って 大人になっても➡
解釈が人それぞれで おもしろいですよね。
そうだよね う~ん。
(藤)はい。 (千明)はい こっち。
ん?
はぁ~。
(千明)ほら ここ。 (藤)うわっ。
建設当時に使われた➡
100年以上前の 素焼きの赤レンガ。
へぇ~。 触ってみて。
(2人)お~。
この壁の向こう側には 書庫が ありまして。
(藤)書庫? はい。 へぇ~。
図書館ですね あの 本という知識が➡
たくさんつまったもの そういったものが➡
この奥から出てくるということで 神殿のような造りで➡
エディキュールと呼ばれている あの 様式なんですけれども。
エディキュール。 はい あの 小さな神殿 という意味だそうです。
なんだか拝みたくなってきました。
拝んで 拝んで。
どう?
すごいよね。
(千明)100年以上前から ずっと変わってないんだ。
(藤)でも 全然 古びてないですね。
う~ん 天井までは 20mある。
えぇ~ 高い! ああ。
このシャンデリアも100年もんだ。
へぇ~ かれんで かわいいですね。
ねえ う~ん。
これ なんて書いてあるんですか?
おす登あく。
あっ プッシュ。 うん 正解 そういうこと。
かわいい。 う~ん。
じゃあ 失礼します。 はい。
子ども図書館って聞いたとき➡
最初は もっと子ども向けの 施設なんだと思ってました。
うん そうなんだよ。
名前からして 大人には 関係ないと思いがちだけど➡
ここは 建築も展示も 大人が見ても十分楽しめる。
うん。
あっ。 それは➡
最初の帝国図書館の設計図。 あ~。
こちらはですね ご覧のとおり➡
あの~ 中庭を囲む ロの字型の 図書館になる想定だったんです➡
当初のプランでは。 なんですけれども➡
その当時 日本の物価が 2~3倍に上がるという➡
インフレが起こってしまいまして➡
更にそのあと 日露戦争も 始まってしまいましたので➡
図書館増築のための 予算が認められませんでした。
なんですけれども 中庭の向こう側にですね➡
新しいアーチ棟が 見えているかと思います。
はい。 はい 2015年に新しいアーチ棟が➡
できたことによって この空白の部分が 少し➡
埋められた感じになります。 へぇ~。
未完なんですね。 うん。
サグラダ・ファミリアみたい。
あっちには完成する未来が あるけど➡
こっちは もう 完成することはない。
♬~
(藤)はい。 (2人)いただきます。
うん。
おいしい。 うん このケチャップ味が おいしい!
ホント。
こういうシンプルなナポリタンってさ たま~に食べたくなるよね。
ホントですか? うん。 私 毎日でも➡
食べられるくらい好きです。 あっ そう。
あの 喫茶店のナポリタンが すっごい好きです。
うんうんうん…。
うん。
食券 買って食べると 学食 思い出す うん。
ここ好きだ~ う~ん。
100年前と現在が共存してる。
時をまたぐリノベーション。
今日も おもしろかったです。
あっ そう よかった。
あっ 見てくれますか?
カフェのイメージイラスト 描いてきたんです。
あっ 見たい見たい。
はい。 おぉ~。
やっぱり 自分の好きな空間に したくって。 うん。
レトロモダンの雰囲気の純喫茶で➡
ゆっくり コーヒーを 味わってもらおうと思って。
う~ん あ~ いいね うん。
僕は このカフェに 行ってみたいと思う。
あ~ よかった~。
あっ ホントは 自家ばい煎が いいなと思ってたんですけど…。
♬~
なんかあった? えっ?
カフェ… できなくなっちゃいました。
えっ どうして?
一緒にやる友達が➡
結婚して 海外に行くんです。
もちろん➡
裏切られたって思いはあるけど➡
友達を否定したいわけじゃなくて。
なんなら ちょっとホッとしてる 自分がいるのも 確かで…。
えっ でも…。
やっぱり 許せないな~って➡
そう思っちゃう 心の狭い自分が すごく嫌いで…。
いいんじゃないのかな。
自分が嫌いでも。
僕なんか 自分のこと めんどくさいヤツだって思って➡
嫌いだよ。
自分が嫌いな自分を➡
時間をかけて好きになればいい。
どうした? いろいろあるんですよ 僕だって。
失礼しました。
ねえ マスター。
自分のために望んだことって➡
だいたい うまく いかないんだよね。
僕も ずっとそうだったから よくわかる。
でも 人のために 願ったことって➡
うまくいったりするんだよね。
不思議なことに。
うん。
はい サービス。 えっ?
な… なんで? たまには友達にもサービス。
あざっす。
(玄関チャイム)
(アヤコ)普通の友達だったら➡
これでもう会わないんだろうな って思ってた。
許せないと思うし。
でも どうしても➡
もう一度 きちんと 話がしたくて。
後悔したくなかったから。
どうして 彼を選んだの?
うん…。
悩んで 悩みすぎて 最後は 直感で決めた。
ずっと羨ましいな~って思ってた。
アヤコは 友達も多くて おしゃれで➡
仕事も楽しそうで。
今回のことは➡
裏切られた気がして まだ許せない…。
でも… アヤコのことは応援したい。
私 アヤコのこと 嫌いになれない。
私も 思ってたこと 話すね。
うん。
藤は 私にない美意識を持ってて➡
心の中で ちょっと嫉妬してた。
藤に近づきたいって思ってた。
だから➡
藤に いいな~って言われると➡
複雑な気持ちになった。
それでも 本当に 心の底から 藤と一緒にカフェがやりたいって➡
そう思ってた。
私だって アヤコと一緒に カフェやりたかった…。
ごめん…。
ごめんね。
ねえ。
3つの約束 結ばない?
遠慮しない 比べない 羨まない。
どう?
うん…。
フフフッ。
あっ ねえ カレー食べない?
あっ。 私ね アヤコのやつ まだ残してるの。
うん 食べよう。
ロンドンか いいな~ いつ行くの?
また いいな~って言ってる。
(笑い声)
12月に行く予定 遊びに来てよ。
もちろん。
ねえ パリってさあ ロンドンからすぐだよね。
うん。 えっ 冬のパリ。
ゲンスブールのお墓行きたい。 あっ ねえ 行こうよ。
行こう。 ねえ 約束ね。
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