All language subtitles for 悲熊＃05

大地に立った 実物大ガンダム｡

次なる夢へ 手を伸ばす｡

♬～

(悲熊)６月って…➡

祝日がない｡

悲しい｡

♬～

<森に朝がやって来ました｡➡

生き物たちが動きだします｡➡

ヒグマの子どもが
住みかから出てきました>

<ヒグマの一日は
郵便物のチェックから始まります｡➡

少しおびえています>

どうして ヒグマは
あんなに おびえているんじゃ？

<ああ ドリじい｡ 来ると思った｡➡

ヒグマは 今
税務署からの督促状を読んでいるんです>

(ﾄﾞﾘじい)督促状とな？

<そう ヒグマも熊税を払わないと
脱税になるんですよ>

悲しい｡

(ﾄﾞﾘじい)
どうしたんじゃ 今度は喜んでおるぞい｡

<お寿司屋のチラシを
見つけたみたいですね｡➡

ヒグマは サーモンが大好物なんです>

これは何を始めたんじゃ？

サーモン！

<サーモンを
身近に感じたくて➡

チラシを
壁に貼り付けました｡➡

このヒグマの習性の一つです>

サーモン！

今度は何をしとるんじゃ？

<ちょっと のぞいてみましょう>

<レシートの整理をしています｡➡

生活の厳しいヒグマは 月末が近づくと
家計を気にし始めるのです>

自然界を生き抜くのは大変なんじゃのう｡

<さて この日は選挙の投票日です｡➡

ヒグマは投票所にやって来ました>

ほうほう ヒグマも投票するんじゃな｡

<おや ヒグマが
投票所から出てきてしまいました>

(ﾄﾞﾘじい)投票が終わったのかのう｡

<いえ 実は ヒグマは熊なので
投票権はないのです>

(ﾄﾞﾘじい)熊税を払っておるのにのう｡

<そこへ
一人の人間の女性がやって来ました｡➡

ヒグマのお友達の
栗林さんです>

(職員)熊の方は
ちょっと投票お断りしておりまして｡

え？

<栗林さんが何かを運んできました>

これは…｡

ヒグマに投票気分を
味わわせてあげようというんじゃな｡

<栗林さんには
ヒグマを心配する習性があるんです>

(ﾄﾞﾘじい)ヒグマは何と書くんじゃろ？

♬～

｢がんばりやさんのひと｣｡

♬～

<森に夜がやって来ます｡➡

一日の終わりに
ヒグマは ごはんを作ります>

これはお湯じゃな｡ 何かをゆでるのか？

<実は これ カレーなんです>

何!? お湯とルーだけ!?➡

具がないのか｡ 悲しいのう｡

<いいえ そんなことはありませんよ｡➡

ヒグマにとっては ごちそうなんです>

おいしい｡

幸せ｡

(悲熊)この季節は おいしいきのこ
たくさん採れて うれしいな｡

栗林さんに おすそ分けしたら喜ぶかな｡

痛い｡

悲しい｡