All language subtitles for その女、ジルバ#02

af Afrikaans
ak Akan
sq Albanian
am Amharic
ar Arabic
hy Armenian
az Azerbaijani
eu Basque
be Belarusian
bem Bemba
bn Bengali
bh Bihari
bs Bosnian
br Breton
bg Bulgarian
km Cambodian
ca Catalan
ceb Cebuano
chr Cherokee
ny Chichewa
zh-CN Chinese (Simplified)
zh-TW Chinese (Traditional)
co Corsican
hr Croatian
cs Czech
da Danish
nl Dutch
en English
eo Esperanto
et Estonian
ee Ewe
fo Faroese
tl Filipino
fi Finnish
fr French
fy Frisian
gaa Ga
gl Galician
ka Georgian
de German
el Greek
gn Guarani
gu Gujarati
ht Haitian Creole
ha Hausa
haw Hawaiian
iw Hebrew
hi Hindi
hmn Hmong
hu Hungarian
is Icelandic
ig Igbo
id Indonesian
ia Interlingua
ga Irish
it Italian
ja Japanese
jw Javanese
kn Kannada
kk Kazakh
rw Kinyarwanda
rn Kirundi
kg Kongo
ko Korean Download
kri Krio (Sierra Leone)
ku Kurdish
ckb Kurdish (Soranî)
ky Kyrgyz
lo Laothian
la Latin
lv Latvian
ln Lingala
lt Lithuanian
loz Lozi
lg Luganda
ach Luo
lb Luxembourgish
mk Macedonian
mg Malagasy
ms Malay
ml Malayalam
mt Maltese
mi Maori
mr Marathi
mfe Mauritian Creole
mo Moldavian
mn Mongolian
my Myanmar (Burmese)
sr-ME Montenegrin
ne Nepali
pcm Nigerian Pidgin
nso Northern Sotho
no Norwegian
nn Norwegian (Nynorsk)
oc Occitan
or Oriya
om Oromo
ps Pashto
fa Persian
pl Polish
pt-BR Portuguese (Brazil)
pt Portuguese (Portugal)
pa Punjabi
qu Quechua
ro Romanian
rm Romansh
nyn Runyakitara
ru Russian
sm Samoan
gd Scots Gaelic
sr Serbian
sh Serbo-Croatian
st Sesotho
tn Setswana
crs Seychellois Creole
sn Shona
sd Sindhi
si Sinhalese
sk Slovak
sl Slovenian
so Somali
es Spanish
es-419 Spanish (Latin American)
su Sundanese
sw Swahili
sv Swedish
tg Tajik
ta Tamil
tt Tatar
te Telugu
th Thai
ti Tigrinya
to Tonga
lua Tshiluba
tum Tumbuka
tr Turkish
tk Turkmen
tw Twi
ug Uighur
uk Ukrainian
ur Urdu
uz Uzbek
vi Vietnamese
cy Welsh
wo Wolof
xh Xhosa
yi Yiddish
yo Yoruba
zu Zulu

Original subtitles

(新)[私は 笛吹 新。 40歳]

[数年前まで アパレル会社の 販売員をしていたが➡

ある日 出向を命じられ 物流センターの倉庫で 働いている]

[ここは いわゆる うば捨て。 別名 追い出し部屋]

[景気の先行き 不透明な昨今 企業も 人減らしに必死なのだ]

(みか)こんな あからさまなこと しなくたってって 思わない?

(新)うん。 そうだよね。 (みか)何で 会社って➡

こんなにも 分かりやすく ひどいこと するわけ?

[この人は 村木さん]

[デパートの管理部門から 出向してきた うば捨て仲間]

(みか)おまけに 給料まで 下げられて。

そうだよね。

(みか)私たちも 甘く 見られたもんだよね。

まったく。 (みか)でもさ➡

ここまで ひどい 仕打ちされると➡

逆に 辞めてなんかやるもんかって 思うよね。

(みか)と言いたいところだけど 正直 時々 心が折れそうになる。

(新)嘘。 村木さんも?

(みか)最近 腰にきちゃって。 でもさ➡

辞めて 他の仕事探す気力も。 分かる。

[と 今までの 私だったら➡

心から 激しく 同意していたのだが…]

(終業の合図) (スミレ)終業です。

[あっ。 こちらは 浜田さん]

[物流センターの社員で チームリーダー]

(前園)皆さん お疲れさまです。➡

切りのいいとこで 上がってください。

[そして この男は…]

[紹介するのも おぞましいので 略]

(前園)お仕事 お疲れさま。 笛吹さん。

どうも お疲れさまです。

村木さん。 私 ちょっと 急ぐから 先 行くね。

(みか)えっ? 今日も? うん。

(みか)あまり 深入りしないようにね。

うん。 じゃあね。 (みか)じゃあね。

(バイブレーターの音)

やだ。 もう。

(みか)やっぱり 男。

(みか)ですかね?

(みか)返事ぐらいしろよ。

(スミレ)あっ。 村木さん。➡

今日 残業…。 (みか)えっ?

(スミレ)やっぱ いいや。 どうせ 役に立たないし。 出向組は。

(みか)何だ あれ?

おはようございます。 (幸吉)ああ。

[ここは 私の 秘密のバイト先。 オールド ジャック アンド ローズ]

(幸吉)まずは 掃除な。 はい。

(幸吉)これ ゴボウ代。 あっ。

[マスターの 蛇ノ目 幸吉さん] じゃあ お釣り。

(幸吉)お駄賃。 取って置きな。 えっ? いいんですか?

(幸吉)うん。 うーん。 いいゴボウだ。

[ホステス募集 40歳以上という 張り紙に 吸い寄せられ➡

思い切って 飛び込んだ バー]

[週2日 見習いとして 働いている]

今日も よろしく お願いします。 ジルバママ。

[そして この人が 初代ママの ジルバさん]

ジルバママは ブラジル暮らし 長かったんですか?

(幸吉)長いも何も ブラジル生まれの ブラジル育ち。

(幸吉)日系2世だ。 向こうで 父親が 若くして 死んで➡

苦労して 育って 所帯も持ったが➡

世界大戦が 始まって 命からがら 日本に戻り…。

それから この お店を? (幸吉)うん。

(幸吉)どうした?

壮大な話過ぎて…。

フフッ。 今の あんたらにゃ 想像も つかんだろうが➡

あのころは みんな それぞれ 色々な。➡

まあ そんな苦労など みじんも 感じさせない➡

明るい女だったが。

マスターとは どこで 知り合ったんですか?

えっ?

さて どこでだったかな? ≪(ドアの開く音)

(きら子)まあ。 よりによって ジルバのことを 忘れるなんて。

いよいよ ここへ きたんじゃないの。 このじいさま。

くじらママ。 JUZOさん。 いらっしゃいませ。

おはよう。 アララ。

[二代目ママの 久慈きら子さん。 通称 くじらママ]

(きら子)あっ。 それからね 表の明かりが 消えてんのよ。

私 届かないんで ちょっと お願いしても いいかしら?

(JUZO)はい。

(幸吉)腰が 伸びねえの 間違いじゃないのか?

失礼ね。 私の この背筋 見てよ。 ほら。

あっ。 ママ。 うん?

私が やります。 あのう。 お客さまにさせるのも…。

(JUZO)いいや。 僕が。 ママのためなら。

ありがとう。 ごめんなさいね。

(シャッター音)

♬~

♬~

わあ。 丸山さんが 送ってくださったのよ。

無農薬の 自家製なんですって。 立派でしょ。

わあ。 おいしそう。 そんじょ そこらのものとは 違う…。

あら。 あれ ずいぶん 貧弱ね。 あっ。

誰かさんみたい。

捨てとけ。

いやいや。 捨てるな。 もったいない。 俺が食う。

80 過ぎてから すねたって ちっとも かわいくないわよ。

ねえ。 アララ。 今日 これで➡

つきだし 作りましょ。 はい。

うちはね おふくろの味が 売りなの。

お酒が進むようにね お味は 少し 濃いめの方が いいわ。

はい。

ああ ああ。 そのくらいね。

あなたもね 好きな人のために 作るつもりになれば➡

腕が上がるわよ。

どうしたの? えっ?

腕が上がっても 食べるのは 一人ですから。

ああー もったいない。

≪(一同)何か いい匂いするよ。 ねえ。 これ 何? おはばんは。

[そして この店の 奇麗どころ。 お姉さま方の登場です]

ジルバママ。 今日も 靴 お借りします。

♬~

お待たせしました。 (花山)ナウなヤング。 元気か?

(滝口)相変わらず ぴちぴちだね。 ギャル。 どう? 少しは 慣れた?

何とか。 でも そのギャルって いうのには まだ 慣れなくて。

[と言いつつ 「ギャル」 「ぴちぴち」 これが もう たまらん]

(滝口)こちらね 取引先の 石動さん。

初めまして。 アララと申します。 まだ 見習いですけど。

(石動)石動です。

あっ。 今日は ママから 教わった つきだしです。

(一同)おお。 じゃあ いただきましょうかね。

(花山)めちゃ うまい。 (滝口)うまいね。

(花山)やるじゃん。 ギャル。

ホントですか? ありがとうございます。

(滝口)俺さ こういうの食べるとさ ご飯 食べたくなっちゃうんだよ。

(花山)なるね。 (滝口)ママ。 ママ。

うん? (滝口)ご飯。

はいはい。 ご飯ね。

えっと。 おむすびが いいかしら? 塩昆布に お漬物 つけて。

(花山)いいでしょうね。 腹も減ってますよ。

アララ。 ご飯 炊いて。 はい。

(エリー)アララ。 こっちも お願い。

(JUZO)僕は ママの おにぎり希望で。

今度ね。 ちょっと 多めにね。

≪(エリー)手伝おうか? あっ。 お願いします。

(エリー)ちょっと 失礼。➡

アララ。 あなた 背中 丸まってる。

そうですか?

(エリー)この 余分な お肉のせいね。

(エリー)胸 張って。➡

背筋は ぴっ。 ぴっ。 はい。

胸 張って。 背筋 ぴん。

お待たせしました。 (滝口)おお。 これ これ。

(花山)大丈夫か? ギャル。 反っくり返ってんぞ。

(ナマコ)腰 痛めるよ。 ナマコさん 私 背中 丸いですか?

(ナマコ)うーん。 あっ。 弾力あるね。

(荒木)おっ。 さすると ぼけが治る お地蔵さんですか?

(ナマコ)ちょっと。 誰が ぼけてんのよ?

(梅吉)われわれも 触らせていただきますか?

(平三郎)そうですね。

(ナマコ)おなかいっぱいでしょ? (花山)あと 3つだけ。

おお!?

あっ。 何ですか? 停電?

(ナマコ)おバカちゃんね。 ダンスタイム。

そんなものが。 聞いたことは ありますけど。

(ナマコ)ソシアルダンス 踊ったことある?

ないです。 (ナマコ)ないんかい。

(ナマコ)ねえ。 あそこのさ 席に座ってる カワイイ おじさん。

(ナマコ)知ってる? いえ。 初めてです。

(ナマコ)エリー 見てなさい。

♬(音楽)

♬~

(エリー)浅山さん。 いかが?

(浅山)僕で よかったら。

(エリー)うん。

どうしたんですか? エリーさん 顔が違います。

好きな男の前では 別人になんのよ あいつ。

好きな男?

えーっ。

恋はね いつまで たっても 女の生きがい。 若さの秘訣だよ。

(滝口)ナマコ。 お手を。 (ナマコ)よし きた。

(平三郎・梅吉)あいこでしょ。

(梅吉)じゃあ ひなちゃん。 本日は 僕が。

(ひなぎく)よろしくってよ。 平三郎さん。 ごめんなさい。

(JUZO)ママ。 おみ足の具合は?

とても 座っちゃいられないわ。

♬~

♬~

(幸吉)決まってるだろ。 すごい 上手。

(花山)ヤングギャル。 踊るよ。

えっ? あっ。 いえ。 私は…。 無理です。 ホントに 下手くそ…。

(花山)遠慮しなくて いいから。 僕が リードするから。

でも でも でも…。

(花山)あのね… 手は こっち。 あっ はい。

(花山)で こうね。 はい。

(花山)いくよ。 せーの。 せーの。

(花山)あららら…。 すいません。 すいません。

(平三郎)あれは ダンスというより むしろ…。

相撲だな。

あっ!? (エリー)ああ…。

(花山)すいません。 すいません。 力 入れない。

(ナマコ)アララ!? ごめんなさい!

(ナマコ)アララ 大丈夫?

(花山)あっ!? あっ!? あーっ!? 止まらない 止まらない…!?

ああ!?

(滝口)ナイスキャッチ。 石動さん。

(ナマコ)やだ もう。

(幸吉)特訓だな。 えっ?

ソシアルダンス。

(ひなぎく)そうね。 アララのために練習しましょうか。

あっ。 でも でも 私 ご覧のとおり➡

運動音痴だし 背中も 体も 丸いし もう こんな年だし。

(ナマコ)つべこべ 言わないの。 私たち 幾つだと思ってんのよ。

(エリー)そうよ。 いいところ。 人の恋路 邪魔して。

(エリー)背中に お肉 くっつけて 芋虫みたいに➡

丸まってちゃ しょうがないでしょ。

芋虫? (ナマコ)丸いのは ダンゴムシ。

芋虫じゃない。 ダンゴムシ?

(エリー)いいじゃない。 そんな 細かいこと。 ああ もう。

私 上がっちゃう。 (ナマコ)ちょっと。

本気で 怒ってらっしゃるんでしょうか?

(ひなぎく)殿方が 絡むと 急に 怖くなるの。 エリーは。

(ナマコ)うん。 そうそう。 すみません。

(ひなぎく)べそ かいてないで。➡

アララは 女としての自信を もっと つけなきゃ。➡

そのための ダンスよ。

アララ。 あんた 幾つ? 40です。

まだまだ 若い!

女は? (エリー)合言葉よ。

40から!

(ひなぎく)では どうなさる?

やります。

楽しめば いいの。 ねっ。

踊って 転んで 笑って。 80年。 この人も。

(ナマコ)いやいや。 私 60年だから。

無理だよ。 私に ダンスなんて。

そうだよ。 小学校の フォークダンスも➡

いっつも ステップ 間違えて 笑われてたし。

スキップだって 2回で 足が もつれて。

体育で 得意だったのなんて 相撲だけだもん。

ってか 秋祭りの 相撲大会だけど。

す… 相撲?

どうせ 私は 相撲しか できない女。

(みか)何 ぶつぶつ 自己完結してんの?

ああ。 うん。 (みか)よいしょ。

(みか)えっ? もう 食べないの?

うん。 何か 食欲なくて。 (みか)えっ?

あーあ。 試練って 突然 やって来るよね。

先 戻ってるね。

(みか)やっぱり 男か。 いいように 振り回されてんな。

≪ホスト。 間違いない。

(みか)うん?

(みか)うん?

(みか)熟女たちが 手玉に?

(みか)しかも イケメン。

(スミレ)この中で めくるめくような 何かが。

(みか)めくるめく?

今 私のこと バカにした? (みか)ま… まさか。

「暇だな。 あんた 探偵か?」って 言われた気が。

そんなこと…。

(スミレ)これだから 嫌なんだよね。 出向組は。➡

部下を 管理するの 義務だから 私の。

(みか)義務? 義務なのか?

(前園)めくるめく 何か。

(前園)早退ですか? はい。

(前園)どうして? とにかく 用事が。

(前園)めくるめく…。 はっ?

(前園)いや。 じゃあ 今 印鑑 押しますんで。

ありがとうございます。

(前園)新。 大丈夫か? 何が?

(前園)俺のせい? だから 何が?

(前園)俺のこと 忘れられなくて やけになって 男遊びとか?

何 言ってんの? (前園)しっ。 声 おっきいよ。

(前園)気ぃ 悪くすんなよ。➡

元カレとして 正直に 忠告するけどさ。

(前園)無理だから。 どんなに 頑張っても 今の…。 そのう。

今の君では…。

何だよ? 「今の君」って。 「無理」って。

ってか 「男遊び」って 何?

ああー。 もう いいや。 どうでも。

おはようございます。

(エリー)アララ 遅い。 (ナマコ)待ちくたびれた。

(ひなぎく)逃げちゃったかと 思ってたわよ。

(マイカ)こんにちは。 あなたが アララさん?

えっ? だ… 誰?

あっ。 どちらさまですか?

(幸吉)俺の恋人 マイカ。

俺が 仕込んで ここまでにした 女だ。

(マイカ)もう 幸吉さんったら。 えっ!? マスター?

(エリー)…のような 孫よ。 冗談の通じない子ね。

(マイカ)ダンスの インストラクター やってるんです。

(ナマコ)こんなことで いちいち エネルギー 使ってたら➡

体 持たないよ。

(マイカ)アララさん。 ホントに 若い。➡

ってか めっちゃ カワイイ。 ねっ?

お孫さん いらしたんですね? (幸吉)ああ。

てっきり 生涯 独身。 天涯孤独だと 思ってました。

貧困な想像力だな。

男の人生にはな 歴史があるんだよ。

歴史? どのような。

いいから。 レッスン 始めるぞ。

まずは ジルバから。 ジルバ?

(幸吉)まず 基本のホールド。 女性は 右手を添えて。

(マイカ)どうぞ。 失礼します。

(幸吉)向き合って 女性は 右を向く。 男性は 左。➡

ダンスは 男が リードするから➡

女性は ボートに ゆったり 座った気分で。

はい。 (幸吉)ステップは➡

右 左 右 左。

リズムは スロー。 スロー。 クイック クイック。 はい。

(マイカ)右。 左。 右 左。 右。 左。 右 左。➡

右。 左。 右 左。

(ナマコ)こりゃ 大変だ。 (エリー)時間 かかるわね。

(マイカ)はい。 もう一度。➡

スロー。 スロー。 クイック クイック。 スロー。 スロー。 クイック クイック。➡

スロー。 スロー。 クイック クイック。 スロー…。

(ナマコ)はい。 お疲れ。 しょうがないな もう。

皆さん。 よく こんな ハードなことを。

(幸吉)何を 言ってんだ。 年季が 違うよ。

そうよ。 私たちね➡

ダンスホールの お釜の ご飯 食べながら 生きてきたの。

アララが 生まれる前から。

皆さん ホントに ダンサーだったんですね。

私たちが この店を 始めたころはね➡

フロアが もっと ずっと 広かったの。

ねえ? コウちゃん。

(幸吉)ああ。 この仕切りも なくて➡

昔は ここ 全部 ダンスフロアだった。

(ナマコ)ダンスホールの 全盛期だったんだって。

(ひなぎく)私たち 入ると すぐ ダンスの特訓だった。

ねえ? ひなぎくが入ってきたの 何年ごろだった?

(ひなぎく)昭和 37年。 昭和 37年?

わあ。 カワイイ。 (ひなぎく)フフッ。

うん? この ちっちゃい子は?

(ナマコ)私。 えっ!?

私 ここで 育ったの。 ええ!?

(エリー)これが 私よ。 わあ。

あっ。 これも これも これも これも みんな 私。

くじらママ。 (ナマコ)どうした?

皆さん 酸いも甘いも 味わってこられたんだなと思って。

(エリー)あら。 苦い汁も 飲んだわよ。

(ナマコ)酸いも甘いも苦いも 全部 飲んで 女は 女になる。

(ナマコ・エリー)ねえ。

このイケメンって まさか…。

(せきばらい)

マスター?

あのころね コウちゃん ちょっと ひねてたの。

世を すねてね。 こんなんなって 粋がっちゃって。

(ナマコ)今で言う 半グレ? (エリー)ヤンキー。

(幸吉)そこまで ひどくねえよ。

戦争孤児だったの。

コウちゃんも 私も。

ジルバに 救われたようなもんよ。 ねっ。

(幸吉)マイカ。➡

さっきの ジルバの おさらいだ。 (マイカ)はーい。

(ナマコ)ジルバママの 得意だった ジルバのね。

(幸吉)うるさいな。 何も 知らんくせに。

(ナマコ)色々 聞いてるもん。

[マスターには ジルバという 踊りに➡

何か 思い出でも あるのだろうか?]

(幸吉)スロー。 スロー。 クイック クイック。 スロー。 スロー。 クイック クイック…。

[あれ? ステップに なってる]

(幸吉)その調子。

♬~

[うわ。 何 これ? 楽しい。 体に 重さがないみたい]

(エリー)パートナーが 羽みたいに リードしてるからなのに。

(ナマコ)その錯覚で 素人は はまっていくのよね。

(ひなぎく)なのよね。

[やだ。 心まで 軽い]

[委ねるって すてき。 何年 恋愛してないっけ?]

[でも 久しぶりに 身を委ねたのが マスターだなんて]

(幸吉)余計なことを 考えるな。 スロー。 スロー。 クイック クイック…。

(エリー)いいわよ アララ。 (マイカ)アララさん すてき。

(ひなぎく)ブラボー。 (エリー)芋虫 なおってるわよ。

(ナマコ)だから ダンゴムシだって。 (エリー)もう。

(ナマコ)すごい! ワーオ!

うーわ。 俺 やだよ。

(前園)かわいかったんだよな。 このころは。

≪何 やってんの? 前園。

(前園)おっ おっ おっ…。 村木。

(みか)あのさ ずっと 気になってたんだけど。

(前園)何が?

(みか)一言 挨拶とか あっても いいんじゃないの? 私に。

(前園)えっ? あっ。 ああ。

(みか)何が 「ああ」よ。 同期なんだし。➡

前園のせいで 私 物流に 飛ばされたんだし。

(前園)すいません。 えっ? 俺のせい?

(みか)でしょ。 あんたが 部長に 取り入ったから➡

あんたは 商品事業部。 私は ここ。

それは 関係ないと 思うけどな。 俺 別に 君の出世を…。

すいませんでした。

でも もう いいじゃん。 今は 仲良く 物流なんだし。

でも 前園は 課長。 私は 平。 どういうこと?

もう いいや。 あんたに言っても らち 明かないし。➡

帰って とっとと 寝ようっと。

(前園)あのさ 村木。 (みか)何?

(前園)笛吹さんが ホストに はまってるって ホント?

何で?

(前園)いや。 ちょっと 気になって。

ほら。 君たち 仲が いいから。

♬~

♬~

すごい。 ジルバだって。 昨日まで 何にも 踊れなかったのに。

スロー。 スロー。 クイック クイック。 スロー。 スロー。 クイック クイック。

あっ。 背筋 背筋。 OK。 よいしょ。

おはようございます。 (一同)おはようございます。

♬~

♬~

(幸吉)はい。 この調子。

♬~

その気になりやすい タイプね。 (ナマコ)それが 大事。

♬~

♬~

何の 儀式?

スロー。 スロー。 奇麗になぁれ。

クイック クイック。 背筋 ぴーん。

(滝口)こんばんは。 いらっしゃいませ。

お久しぶりです。 どうぞ。

(滝口)ヤングギャル。 何か 座高 伸びたね。

(花山)大関ギャル。 ダンス 練習した?

はい。 しました。 (花山)マジか?

あのう。 この間は すみませんでした。

(石動)いえ。

それで あのう。 花山さん。 先日 大変 失礼しましたので➡

今夜 私と 一曲 お願いできませんか?

(花山)ダンス? いいよ。 どすこい。

♬(音楽)

♬~

(花山)大したもんだな。 いつの間に こんな 覚えたの?

(花山)うれしいなぁ。 ギャルと こんなふうに 踊れるなんて。

♬~

[花山さんと 踊りながら 私は 久しぶりに思い出していた]

[アパレル会社の テナントで 働いていたころのことを]

[お客さまが 喜んでくれることが うれしい]

[私は やっぱり 接客が 好きなんだと]

(ナマコ)やるね アララ。

40は やっぱり 若いってことよ。

(ひなぎく)伸び代が あるってことね。

(石動)いいですね アララさん。 (滝口)えっ?

♬~

ねえねえ。

じいさまの走馬灯が 回っちゃってる。

♬~

≪《踊り 教えてあげようか?》

(幸吉)くじらママ殿。 今月も お疲れさまでした。

まあ お疲れさまでした。

(幸吉)次 ひなぎく殿。 (ひなぎく)はい。➡

ありがとうございます。

(幸吉)ナマコ殿。 (ナマコ)いや。 ナナコ。➡

もう…。

(幸吉)エリー殿。 (エリー)ありがとう。➡

はい。 サービス。 (幸吉)ああ。 それは いい。

(エリー)うーん。 いけず。

そして 今月 途中からだが➡

よく 見習いを務めた アララ殿。

はい。

ダンスも 頑張ったな。 ありがとうございます。

(ひなぎく)どうしたの?

(ナマコ)あら やだ。 また 泣いてんの?

ああ いえ。 よく 考えたら➡

社会人になってから こういうふうに 手渡しで➡

お給料 頂くの 初めてだなって。 (2人)えっ!?

うちは 創業以来 手渡しなの。 ねえ? マスター。

ジルバの主義だったからな。 そうなんですね。

[会社に入って 20年。 いつも 給料は 振り込みだった]

[どんな給料より➡

今夜の この封筒が うれしいのは なぜ?]

皆さん。 ありがとうございました。

まだまだですけど これからも よろしく お願いします。

(エリー)何て 優等生なんだろ。 (ナマコ)そんなこと 言わないの。

(ひなぎく)そうよ。 私たちもね あなたに 教えたり➡

話したりするのが 楽しいの。

40なんて まだまだ 伸び盛り。 うらやましいわ。 ねえ。

(ナマコ)うらやましいわぁ。 (エリー)わぁ。

(ナマコ)ねぇ。 わぁ。 (エリー)わぁ。

ジルバママ。 ありがとうございます。

律義な子。 気に入ったわ。

コウちゃんは どうなの?

どこが 気に入ったの?

♬~

♬~

(幸吉)さあ。 どこかな? なあ? ジルバ。

≪《何て顔してんの? あんた》

≪《若いのに 年寄りみたい》

《踊り 教えてあげようか?》 《いいよ》

《踊りたくて しょうがないって顔してる》

《いいったら》

《いい? 手は こう》

《こうして 体を 軽く合わせて 音楽と 一つになるの》

《あなた 名前は? 何ていうの?》

(幸吉)《幸吉》

(ジルバ)《私は ジルバ。 ジルバよ》

♬~

初恋か。

♬~

[何を買おう? 自分への プレゼント]

♬~

おはようございます。 (一同)おはよう。 あら?

(みか)笛吹さん。 どうしたの?

ちょっと いいことが あって。 変かな?

(みか)ううん ううん。 自転車は?

うん。 やめた。

よく 考えたらね 40って まだまだ これからかなって。

諦めるのは やめた。

(前園)新。 カワイイ。

あっ 課長。 おはようございます。

(前園)お… おはようございます。

おはよう。 おはよう。

(みか)はっ。 えっ? えっ? えっ? 嘘?

何? あんたたち あのう。 えっ?

前園が 付き合ってた アパレルの販売員って。

(前園)ま… 待って。 (みか)笛吹さん?

いや。 それは。 (みか)笛吹さん?

(前園)それはって。 それはって。

(スミレ)笛吹さん。 ちょっと いいかな?

はい。 (スミレ)話が あるんだけど。

話? 私にですか? (スミレ)ちょうどいい。➡

課長も 来てください。 なし つけましょう。

(前園)何で 僕が? 何ですか? なしって。

だから 笛吹さんの リストラのことです。

リストラ? リストラ?

(前園)あっ。 いや。 いや。 あのう。

その件は まだ 早過ぎませんか? チームリーダー。

(スミレ)いえ。 早い方が。 (始業の合図)

(前園)あっ。 始業だ。 始まります。

(前園)まずは 仕事を。 話は その後 ゆっくりで。

いいから 来いよ! 課長! 笛吹 新! 以下 同文。

(みか)以下 同文?

Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.