All language subtitles for 메시로드

af Afrikaans
ak Akan
sq Albanian
am Amharic
ar Arabic
hy Armenian
az Azerbaijani
eu Basque
be Belarusian
bem Bemba
bn Bengali
bh Bihari
bs Bosnian
br Breton
bg Bulgarian
km Cambodian
ca Catalan
ceb Cebuano
chr Cherokee
ny Chichewa
zh-CN Chinese (Simplified)
zh-TW Chinese (Traditional)
co Corsican
hr Croatian
cs Czech
da Danish
nl Dutch
en English
eo Esperanto
et Estonian
ee Ewe
fo Faroese
tl Filipino
fi Finnish
fr French
fy Frisian
gaa Ga
gl Galician
ka Georgian
de German
el Greek
gn Guarani
gu Gujarati
ht Haitian Creole
ha Hausa
haw Hawaiian
iw Hebrew
hi Hindi
hmn Hmong
hu Hungarian
is Icelandic
ig Igbo
id Indonesian
ia Interlingua
ga Irish
it Italian
ja Japanese
jw Javanese
kn Kannada
kk Kazakh
rw Kinyarwanda
rn Kirundi
kg Kongo
ko Korean Download
kri Krio (Sierra Leone)
ku Kurdish
ckb Kurdish (Soranî)
ky Kyrgyz
lo Laothian
la Latin
lv Latvian
ln Lingala
lt Lithuanian
loz Lozi
lg Luganda
ach Luo
lb Luxembourgish
mk Macedonian
mg Malagasy
ms Malay
ml Malayalam
mt Maltese
mi Maori
mr Marathi
mfe Mauritian Creole
mo Moldavian
mn Mongolian
my Myanmar (Burmese)
sr-ME Montenegrin
ne Nepali
pcm Nigerian Pidgin
nso Northern Sotho
no Norwegian
nn Norwegian (Nynorsk)
oc Occitan
or Oriya
om Oromo
ps Pashto
fa Persian
pl Polish
pt-BR Portuguese (Brazil)
pt Portuguese (Portugal)
pa Punjabi
qu Quechua
ro Romanian
rm Romansh
nyn Runyakitara
ru Russian
sm Samoan
gd Scots Gaelic
sr Serbian
sh Serbo-Croatian
st Sesotho
tn Setswana
crs Seychellois Creole
sn Shona
sd Sindhi
si Sinhalese
sk Slovak
sl Slovenian
so Somali
es Spanish
es-419 Spanish (Latin American)
su Sundanese
sw Swahili
sv Swedish
tg Tajik
ta Tamil
tt Tatar
te Telugu
th Thai
ti Tigrinya
to Tonga
lua Tshiluba
tum Tumbuka
tr Turkish
tk Turkmen
tw Twi
ug Uighur
uk Ukrainian
ur Urdu
uz Uzbek
vi Vietnamese
cy Welsh
wo Wolof
xh Xhosa
yi Yiddish
yo Yoruba
zu Zulu

Original subtitles

《美しい… 天国か ここは…》

< それは…>

<失ってしまうには あまりにも惜しい➡

歴史が積み重ねた その味と味わい。

これは 平日にくたびれた サラリーマンが➡

そんな絶メシに出会う 週末 1泊2日の物語。

それでは 案内を開始します>

あっ 須田さん あけおめっす。

えっ? えっ? いや あけまして➡

おめでとうございますって 意味ですやん。

いや それはわかるよ。 あのさ 年明けてから➡

何回か会ってるよね。 いや こういうのは➡

何回言ってもいいんですよ リモートだし。

リモートだしとか よくわかんないけどさ。

ってか 須田さん なんで車の中からなんですか?

えっ いや あの まあ… 気分変えたくて。

えっ 旅行してます? もしかして。 ちが…。

そっちこそ これから 会議なんだから➡

その背景 なんとかなんないの? (笑い声)

はい 出ましたでしょうか。 あっ これ 撮影費の額➡

ひと桁 間違ってませんか? いや それ 疋田課長から➡

言われた数字なんだよ。 おかしいと思ったんだけど➡

疋田課長 言い出したら 聞かないから。

いったん…。 私もいるけど。

あっ! 疋田課長 えっ いつからですか?

最初から。 画面オフで参加してたよ。

えっ…。 おかしいと思ったなら➡

その場で はっきり 言ってほしかったな。

すみません すみません! すみません。

はい…。

あとにして。 急ぎだから開けて。

ちょっと すみません いったん いったんオフにします。

すみません あの すぐ戻りますんで すみません。

なんだよ! ん? ん? 何? はっ?

何?

これから 塾のリモート授業なんだけど。

お父さんが Wi-Fi使ってると 映像荒れるんだよね。

だから 外に出て やってたんだけど。

外でも意味ないの。 同時だと通信重くなるから。

でも 仕事だからね。 お父さんも 急に… 紬 紬!

あっ 来た。 帰ってきた。

須田さん 今のって 娘さんですか?

えっ もしかして 今 聞こえてた?

(山城)音声 生きてたんで。

(堀内)だから 車の中からだったんですね。

あっ いや あの…。

お父さんさ さっきパソコンに向かって すっごい頭下げてなかった?

あっ えっ 見てたの? うん 見てた。

紬さ 会議はできるだけ 邪魔しないでほしいな。

私だって ちゃんと授業聞けなきゃ困るの。

来年 受験だし。

そうかもしれないけど ねっ ほら あの➡

急にさ 会議…。 上で勉強してきま~す。

紬?

(ため息)

ねぇ いつまで続くの? リモート。

まだ しばらくは。

じゃあ ずっと家なんだ…。

(紬)お母さん ちょっと来て。 はい は~い。

《リモートワークになり 家にいる時間が増えてから➡

佳苗の感じが どうもおかしい》

⦅ただいま。

はい とってもすばらしいですね。

お上手です。 あっ でも その アジサイの色味がね➡

こう 重なっちゃってる ところがあるので➡

そこをちょっと ばらすように 修正していきましょう。

えっ 何? 何?

あっ すみません ちょっとだけ こちらの音声 ちょっと➡

消しますね すみません はい。 はい わかりました。

何? 習い事? ううん 私が教えてるの➡

プリザーブドフラワー。 全然 知らなかった。

まあ 聞かれなかったし。 いや 相談くらいしてくれても…。

私が一人の時間に 何やってたって いいでしょ。

ずっと興味なかったんだから。 そんなことはないけど…。

ねぇ 紬が自立したあとのことって 考えたことある?

えっ? そんな先の話じゃないでしょ。

この家で 2人だけになるの。

そうだね…。 先生 ちょっといいですか。

はい すみません お待たせしました⦆

《物理的な距離が近づいた分 精神的な距離ができたような…。

難しい… 夫婦のディスタンス》

やった! やった やった やった やった…!

当選したの! ティアドロの自粛明け 初ライブ!

名古屋 ツーデイズ!

1年ぶりのティアドロかぁ 今から緊張しちゃう!

《1年ぶりにライブ?

ってことは… その間…》

金 土 日 家空けま~す!

《絶メシに会える!》

♬~

目的地まで 276キロ 4時間8分くらいかかります。

《妻と娘が出かけている週末➡

私は ちょっとした旅に出る。

一人だけの時間を満喫できる 私の小さな大冒険。

ルールは 3つ。

その1 期間は 金曜日の帰宅後から➡

翌日 妻たちが家に帰る 土曜日の夕方まで。

でも 今回は日曜までだから…》

2泊3日だ。

男1人で 真冬の日本海。

1人 ひとカニ いっちゃったりして。

《その2 誰も誘わない。 誰も巻き込まない》

今日は この辺りかな。

《その3 高速代 ガソリン代 食費➡

いろいろ含め 小遣いの範囲内に収める》

《そのために 必要不可欠なのは》

車中泊… 久しぶりだ。

♬「バッテリーに 電気毛布」

♬「真冬の寒さ 真冬の寒さ どんとこい」

ハァー 快適。

さぁ 続いてのお悩みメールです。 森さんよろしく。

はい。 やしろさん 森さん こんばんは。

(2人)こんばんは。 こんばんは。

自粛期間中 夫が リモートワークになり➡

ほぼ毎日 家にいます。

最初は 新鮮で楽しかったのですが。

えっ ですが?

長く続くと 徐々に顔を見るのが うんざりしてきました。

どこもそうか。 一人娘が自立して➡

ずっと この人と 2人きりになると思うと➡

今からぞっとします。

なんか ひと事じゃないな。

ということで ラジオネーム➡

ティアドロ大好きママさんから いただきました。

コロナ離婚ね 増えてるっていうもんね。

ウソ えっ 佳苗じゃないよね? 私の周りも多いですよ。

ホントに? そうなんですよ。

あぁ いる? いますね。

ちょうど 1年くらいじゃないですか。

偶然だよね…。 私は 離婚も➡

ありなんじゃないかなと 思いますけどね。

1個の選択肢なのかなとも 思いますけどね。

だって ずっと同じ家にいて 険悪なムードって➡

結構 つらくないですか? だめだって 離婚はだめだって。

ねぇ ちょっとちょっと お姉さん お姉さん だめだめ。

離婚はだめ。 離婚は 絶対だめだって。 ねぇ。

そもそも ずっと一緒に いたいから結婚してるわけ…。

世の男性の方々 頑張って。 離婚まではいっちゃだめ。

《佳苗には ラジオを聴く習慣もないし➡

きっと別人だろう。

でも 夫婦のディスタンスが 縮まったことで➡

ああいう考えになる人も いるんだよな》

ディスタンス ディフィカルト。

さて…。

いただきにいきますか。

♬~

《旅のいちばんの目的は 絶メシと出会うこと。

去年は いろいろあったから 頑張っていてほしいな》

おっ。

《住宅街に 突如として出現した このお店》

お食事処 大将。

出前迅速。

《おぉ 本当に迅速。

ここは 当たりな気がする。

が 一歩を踏み出す勇気が出ない。

これが 1年のブランクってやつか》

よいしょっと。

《こ この人は間違いない。

大将の大将》

しまいだよ。 えっ?

2時までだからな。

でも 東京から 来てくれたんじゃないの?

東京だろうが どこからだろうが 関係ねえよ。 どけよ。

ごめんなさいね。 いえ 大丈夫です。

《逆にこれで よかった気もする。

大将の大将 緊張感あったし》

1人か? あっ はい。

いいよ。

どうぞ。

《ここにきて 大将の粋な計らい。

もう逃げられない》

いらっしゃい 1人ね? あっ はい。

どこに座れば? どこでもいいよ。

私の膝の上以外ならね。 あっ はい。 フフフフ。

《そうそう 店員さんの この距離の詰め方》

ハハハハハ。 ビタミン 足らないから。

《常連さんの居座り感。

びっしり並んだお品書き。

茶ばんだ漫画。

絶メシ店のツボを おさえている》

はい どうぞ。 あっ すみません。

《出前の人 ヘルメット かぶったまま…》

《メニュー 豊富だな。

中華系の定食中心に➡

カレー オムライス カキフライ。

大将 頑固そうに見えて 引き出し多い。

どれを頼むか迷うぞ》

《餃子 300円。 安い。

これは注文確定。

でも メインは どうする?》

決まったかい? えっ… ええ…。

おす… ゴホッ ゴホッ…。 えっ?

《久しぶりすぎて調子が出ない》

今 なんて言った?

あっ… おすすめは…。

全部だろ。

で… すよね。

《しかも ノーヒント。

1年ぶりに絶メシ店の洗礼を 浴びまくってるぞ》

はい お待たせ。 ディス イズ カルビ。 ハーイ サンキュー。

よっ… 熱いよ。 はい。

《ディス イズ カルビ?

店独自の謎ワードか? カルビ カルビ…》

《あれか。 カルビラーメン》

あの… すみま…。

(信一)おい! (宏子)はい はい。

器! ああ… はい。

決まったかい?

あ… あの… カルビラーメンと餃子を。

カルビラーメンと餃子! は~い。

あ… あの…。

ここって もう何年くらい やってるんですか?

おい 聞かれてんだろ。 何年やってるかってよ。

えっ? ああ…。

かれこれ 40年くらいになりますかね。

そうなんですね。 フフッ。

45年だろ。

正しく言え。 正しくよ。 (宏子)はいはい。

《聞いたせいで怒られてしまった。 申し訳ない…》

ほら スープ 早く。

(宏子)はいはい。

おい 麺。 はい。

心配しなくて大丈夫。 あの2人は 夫婦なんだから。

《夫婦だから 余計に心配なような…》

奥様は…。 私?

はい。 私は マスターの娘よ。

えっ!? バカ。

冗談だよ。 姉だよ 姉。

アハハハハ! あっ…。

(宏子)カルビ お願いします。 (昌子)は~い。

はい。 ディス イズ カルビ。 熱いよ。

おお 早い。

《これが カルビラーメン。

いや ディス イズ カルビラーメン》

いただきます。

《うまっ!》

《でも 辛っ。 いいパンチ持ってる》

《細麺が スープによく絡む。

辛さのパンチは強いけど 同時にコク。

パワーとテクニックを併せ持った 老かいさがある。

そして 白菜 ピーマン ニンジン ネギ➡

玉ねぎ きくらげ》

たけのこ。

《野菜 何種類 入ってるんだ。

贅沢…》

《そんな歯応えある 野菜の中に…》

《肉 やわらけ!》

《今なら胸を張って言える。

ディス イズ カルビラーメン。 ディス イズ 当たりです》

はい ディス イズ 餃子。

《ここで来たか!

ディス イズ 餃子。

まさに これぞ餃子っていう感じの 王道ビジュアル》

《ニラ 強い!》

《おお…。

美しき緑の断面》

《おっ!

交互に食べても カルビラーメンのインパクトに負けてない》

《うん むしろ お互いに高め合っている。

名勝負!

ニンニク臭くなってもいいじゃない。

ニラ臭くなってもいいじゃない。

だって 一人旅だもの!》

よう まだ食えるかい?

あっ はい。

モツ煮はうまいぞ。

あっ じゃあ モツ煮も。 そうか そうか。

毎日7キロのな モツ肉買ってんだよ。

余計な脂のところをな 3キロは捨ててんだよ。

だから臭みはなし。

その分な こっちの取り分はねえんだけどな。

ハハハハ! へえ。

《料理の話をしてるときの大将は 優しいなぁ》

ほら 聞いてただろ。 モツ肉出してやれってんだよ おら。

早くしろ おら ほら! ったくもう。

ちょっと待ってね。

《あぁ また私のせいで…》

ハハッ 夫婦なんて だいたい あんなもんだろ。

アンタんちはどうだい?

うちは 僕が 妻にイラつかれることが多くて。

ふ~ん いいじゃないか。 えっ?

夫婦同士イライラしたり 怒ったりするってのは➡

ちゃ~んと 相手を見てるってことなんだよ。

(食器の音)

ガチャガチャうるせえんだよ お前さ。 まだ客が食ってんだろ。

あの2人 フフッ 毎日ああなんだよ。

でも ちゃ~んと 支え合ってんだよ。

⦅よいしょ。 あぁ 私がやる⦆

旦那が痛風で しんどかったときなんか➡

ホントによく手伝ってあげてたのよ。

⦅あぁ 私がやる。

おぉ。

はい。 フゥー⦆

《そうか この2人は 家でも仕事場でも ずっと一緒》

じゃ ごゆっくり。 えっ?

私 2時までだから。

お先に~。

切り替え早い…。

おぉ あぁ お待たせしました。

ごめんなさいね 遅くなっちゃって。

あっ いえ… こちらこそ すみませんでした。 何が?

なんか 僕のせいで 怒られちゃってませんでした?

あぁ 全部聞き流してるから。 はい。

四六時中一緒だから慣れちゃって。

それに あの人 別に怒ってるわけじゃなくて➡

仕事熱心なんだから。 ほら そっちの皿 早く下げろ!

フフフ どうぞ ごゆっくり。

《もし心から ギスギスした関係だったら➡

モツ煮が こんなにうまいわけがない》

ごちそうさまでした。 ありがとうございました。

あの… 大将。

大将。

え… 俺? わかんなかったよ ヘヘヘ。

いつもよ マスターって呼ばれてっからよ。

《大将じゃないんだ》

とてもおいしかったです また来ます。 そうかい。

まあ いつまでやってられるか わかんないけどな。

えっ…。 この店を継ぐやつも いねえしな。

ここの味は 俺の味だ。 そう簡単には継がせねえのさぁ。

なに偉そうに。 1人じゃ餃子も包めないくせに。

そうなんですか?

餃子の皮の片栗粉が➡

擦りつけられて出る音が 苦手なんだって。

情けないでしょ。 言うな バカ ホントに。

私がいないと 店も開けられないのよ この人は。

まったくよ ハハハハ うるせえ。 ハハハハ!

《と言いつつ 否定はしないんだ。

コワモテ店主と 微笑みの女将が➡

肩を合わせて作る 熱々の町中華 大将。

怒鳴られながらも歩幅を合わせ 陰でマスターをフォローする女将さん。

この店の本当の大将は 女将さんなのかもしれない》

《絶メシ フォーエバー》

《大将のご夫婦➡

見習うべきディスタンスだったなぁ。

私も あんなふうにできたら…》

⦅私が教えてるの プリザーブドフラワー。

おい 待てよ そんなの聞いてないぞ。

聞かれなかったし。 言わなきゃダメ?

当たり前だろ!?

どうして ちゃんと報告しないんだよ!

もっと相談してこいよ!

俺たち夫婦だろ!?

だったら聞くけど➡

相談したら 何かいいアイデアをくれるの?

花のこと詳しかったっけ? これ なんて名前?

それは… ユリ! うん 違う。 チューベローズ。

ねえ 何もわからない人に 何を相談したらいいの?

ほっといてください⦆

《ムリだ》

♬~

《軽井沢… 近いのか。

そういえば 若いとき➡

佳苗と 2人乗り自転車 乗ったなぁ》

目的地まで 24キロ。 30分くらいかかります。

《軽井沢まで 13キロ。

今日は ここで…》

《昨日より 標高 高いのか。

少し冷え込むけど 私には…》

これがある。

《うう…。 まさかのポータブルバッテリー充電切れ!

メチャクチャ寒い》

えっ!? 車内でマイナス5℃!?

凍ってる。

これ 死ぬの?

《車中泊では 原則的に エンジンはつけちゃいけないし…》

佳苗… 紬…。

佳苗… 紬…。

佳苗… 紬…。

《美しい…》

《天国か ここは…》

《違う ダムだ。

ここは ダムだ。

生きてる。

私は生きてる!》

うお~!

では いただきにいきますか。

(くしゃみ)

う~わ! 浅間山。

《来たことあるけど 全然 見覚えがない。

恋人や家族連ればかりだな。

あっ ここ軽井沢だし➡

アベック ファミリーばかりだな… とか言ってみる》

《手ごわいぞ 軽井沢》

あっ! ああ でも あそこなら…。

軽井沢食堂 れむの巣。

《この漢字の使い方。

つかみどころのないトリッキーな店名》

《なかなか上級者向けのお店》

《だが その分 私でも 入っていいような気がする》

《うぉ なんだ?

アンティーク感 強めの掛け時計 置き時計➡

木彫り 人形 食器 鉄器。

圧迫感はあるが 統一感はない》

いらっしゃい。

食事なんですけど いいですか?

どうぞ。 すみません。

1名さん? そう。

いらっしゃいませ。

《あの人が ご主人?

タートルネックおそろいってことは➡

はいはい アベックで 経営されてるパターンかな》

《ちょっとワイルドで 大将の大将とは全然違うタイプ。

今度こそ マスターって感じ》

《時計に包囲されている。 落ち着かない。

あっ 時計 全部 止めてあるのか。

これは 時間なんか気にせず➡

食事を楽しめという 店からのメッセージ?》

(鳩時計の時報)

《と 思いきや ちゃんと 12時をお知らせしてくれた。

うん 落ち着かない》

どうぞ。

これ すごいですね。

主人が好きなんでね。 壊れたものを買ってきては➡

自分で修理して置いてるんです。 うちには これの10倍以上。

え~っ!? じゃ これ全部 ご主人の?

私のもあるけど ここだけ。

昔 アクセサリーショップやってたから。

フフフフ 気がついたら➡

2人の好きなもので あふれちゃって。

《だから統一感がないのかな》

《サービスセット850円 安い》

ビーフシチューセットを。 あと…。

《この値段設定なら もう1品。

メニューで名前を見たときから 決めてました》

カニクリームコロッケを。 はい。

ビーフシチューセット あと カニクリーム単品。

《決まった。 洋食屋さんでの2品オーダー。

経済的にも カロリー的にも暴挙だけど➡

旅の締めくくりだから いいじゃないか。

しかも1年ぶりなんだから》

(時計の秒針の音)

《時計の音が より静寂を感じさせる。

この沈黙の気まずさも 絶メシ店ならでは》

あの れむの巣って どういう意味なんですか?

ギリシャのレムノス島からとったの。 好きだから。

《意外と おしゃれな由来が。 なぜ 巣を漢字に…》

ずっと ご夫婦で?

ええ 年中無休でやってます。

《夫婦で年中無休。

ってことは 1年中 トゥギャザーしてるのか》

大変そうですね。

いや その代わりね➡

毎年3週間くらい 店 休んで 旅行に行くんですよ。

えぇ すごい!

《お二人の雰囲気から察するに 優雅なヨーロッパ旅行とか。

さすが 軽井沢系トゥギャザー夫婦》

できたよ。

ビーフシチューセットです。

ありがとうございます。

《上品なビジュアル。 高級料理のたたずまい。

クリームで描かれた二重丸が➡

これを頼んで正解だよ と語りかけてくれているようだ》

いただきます。

《まずは上品に サラダから》

《あっ 野菜おいしい。

これが 軽井沢野菜の実力か》

そのブロッコリー 主人が作ったんですよ 畑で。

《軽井沢に住んで 野菜作りに アンティーク集め。

ご主人 人生を謳歌してるな》

《では 本題にまいりますか》

《おぉ サラッとしていて 味はしっかり》

《隣に寄り添い そっと温もりをくれる シチュー》

《再び サラダに戻り 舌をリフレッシュさせ➡

再び シチュー。

ライスいって… いったん アンティークを眺め➡

再び サラダ… いって シチュー で ライス。

いいルーティン。

戻ってきたぞ あの頃の感覚が》

カニクリームコロッケ お待たせしました。

《平穏なルーティンを打ち破る カニクリーム。

うん うん… 大歓迎!》

《最初は ノーソースで…》

《外 サク! 中 トロ!

カニクリームコロッケに 背伸びなんかいらない》

おいしい。

《君は君のまま 等身大でいいんだ!

だが 今度は その美しい衣に ソースをかけて…》

《おぉ… 裏切らない!

やっぱり カニクリームコロッケには オーソドックスで家庭的なソース》

《小細工なしで ぶつかってくる この感じも 間違いなく正義。

日本海のカニには会えなくても 君に出会えて よかった!

カニクリーム! マイドリーム!

よし ここから ラストスパート!》

♬~

(鳩時計の時報)

ごちそうさまでした。

《格式高そうなカップでいただく 食後のコーヒー》

うぅ… 軽井沢…。

新しいお水を どうぞ。

ご主人 とってもおいしかったです。

あぁ… それはよかった。

去年は あの… いろいろ 大変でしたよね。

海外旅行とかも行けなくて…。 海外?

まとめて休みとって トゥギャザーを… 一緒に行かれるんですよね?

いや 海外なんか行きませんよ。

国内をね 車で回るんですよ。

車中泊でね。 フフフ…。

えっ! ご主人も 車中泊されるんですか?

実は僕も するんです。 今回の旅も 車中泊で…。

ホントに? いやぁ… 私はね もう 25年以上になるか…。

なぁ? 毎回 2人でね。

2人で!? えぇ。

1回の旅にね 4, 000キロ以上 走ることもありますよ。

もちろん 全部 車中泊。

《車中泊の師匠だ》

あっ… よかったら 車 見てみますか?

《さすが 師匠の車…》

これ…。

これ これ。 《ごつくて かっこいい…》

えっ 布団? そうそう。

これだけあれば どこへでも行けちゃうから。

《車中泊では 機能的な寝袋を 使うのが セオリーだけど…》

ムダを削ぎ落としたらね 結局 こういう形になっちゃった。

トイレだって 風呂だって どこにでもあるし…。

食べ物だってね 現地で見つけるほうが楽しいさ。

《でも このディスタンスで 3週間…》

ケンカとか しないんですか?

えっ? しないわよ ねぇ?

ハハハ… 楽しむために 夫婦で旅してんだから➡

ケンカなんか しませんよ。 ずっと楽しい。

えっ…。

奥さんとは 車中泊で旅行されないの?

あの… 一度 誘ったことはあるんですけど…。

⦅一緒に行く?

いい⦆

首 振られました。 あら そう…。

だから 本当に すごいと思います お二人は。

夫婦として。 いやいやいや…。

すごいことなんかありませんよ。

別に 努力してるわけでもないしな。

気がついたら こういう形が しっくりきてただけ。

一人の時間だって たくさん作るし➡

しゃべりたくないときは 全然しゃべんない。

お互い 無理はしないの。

旅のときだってそう 高速道路にも乗らないし➡

目的地だって 決めません。

⦅鍾乳洞も のぞいてみたいな。 それ いいわね。

明日考えよう。 うん また明日。

うん 楽しみだな。 楽しみ⦆

まぁ 道を間違えても それはそれで いいんだよ。

また新しい景色が見えるから。

ずっとずっと それを繰り返してきただけ。

お客さんの車 このノーマルタイプの?

えっ あっ… はい あの ノーマルです。

今度は 奥様もご一緒に。

そうなるといいですね。

この店がなくなる前にね。 えっ?

あ いや… うち 子どもいないし➡

自分たちのペースでやってる お店ですから➡

まぁ 私たちができなくなったら おしまい。

そう なんですね…。

《おしどり夫婦が 訪れる人を シチューのように温めてくれる➡

軽井沢最後の隠れが れむの巣。

絶メシ フォーエバー》

《こうやってみると➡

日本のいたるところに 絶メシってあるんだな。

これからも たくさん出会いたい。

絶メシに》

《すてきなご夫婦だった》

⦅明日も楽しみだね。

楽しみね⦆

《私たちも あんなふうに…》

⦅やっぱ無理。 えっ?

私 ホテル泊まる 眠れない。

えぇ なんで急に?

近すぎるのよ 距離が⦆

《トゥギャザーは できそうもないか…》

あっ…。

(戸の開閉音)

ただいま。

フゥ…。

紬は? 勉強してる。

楽しかった? ライブ。

うん。

これ。

開けてみて。

あっ…。 覚えてる?

2人で 軽井沢行ったときに入った 洋菓子屋さん。

今も あったから。 へぇ。

店の前通るまで 忘れてたんだけどね。

旅先で私のこと思い出す タイミングなんてあったんだ?

いや そりゃあるよ。

この景色 佳苗にも見せたいな とか。

このご飯 一緒に食べたかったな とか。

ふ~ん。

あっ これ。

これ。

カイロ 車の中に入れといてくれたの➡

佳苗でしょ?

おかげで 生きて帰ってこれたから。

大げさだな。

いや あの… ホントにうれしかったんだよ。

ちゃんと 見てくれてたんだなって。

見てるわよ それくらい。

毎回 心配してるのよ。

ちゃんと 無事に 帰ってこられるかなって。

ホントに?

あたりまえでしょ。 夫婦なんだから。

はい これ。 えっ?

旅先で買ってきたの。 よ~く効くお守り。

ずっと元気でいてくれないと 困るからね。

佳苗…。

ありがとう。

(紬)ねぇ お母さん。

らいとくんのピンバッジないんだけど。

えぇ? 一緒にしてたんじゃないの?

と思ったんだけど…。

もう なにやってんのよ 探しなさい。

バッグ 入ってなかった? 入ってなかった。

財布は?

《大将にも れむの巣にも➡

すてきな夫婦のディスタンスがあった。

でも 無理して縮めることはない。

私たちは 私たちのディスタンスで…》

これ 効くのか?

<昨年は 本当にお疲れさまでした。

今年が いい年でありますように…>

Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.