Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
殴られて刺されたのか。
あれが 被害者の帯川さんが→
運ぼうとしていた荷物です。 社長1人でか?
ええ。 帯川運送は 従業員5人の会社だとか。
え~ 死体のそばに。 凶器ですな。
被害者の財布には 現金3万円余りがありました。
じゃあ 犯人の狙いは… おい 荷物か?
いや なくなった荷物は ありませんでした。
物取りじゃないとすると 怨恨か…。
おい 凶器に指紋は? 残念ながら→
被害者が抜いた時に 消えたようですな。
被害者が抜いた? 自分でカッターナイフを?
ええ。 カッターナイフに付着した 血痕の状況から そのようですね。
自分で刺したって事は… ないよな?
ないですねえ。
刺された箇所がここで この角度ですから。
それも 結構な深さですね。
殺しに決まりだな。
あ…! これ うちが使ってる カッターです。 ねえ?
あれ? でも これってちょっと…。
なんですか?
借金の書類が多いですね。
被害者に金貸した人って 一応 捜査対象ですよね?
ああ。 この手の書類の分析には 財務捜査官の助けが必要だな。
手伝ってくれるかなあ? 捜査二課ですか…。
先の衆院選における 公選法違反の洗い出しによって→
捜査二課は現在 多忙を極めている。
お前は昔 二課にいたな。
それなら 簡単な財務分析ぐらいは 出来るはずだ。
僕に 二課の仕事を手伝えと?
お前が手伝うのは 殺人被害者の財務分析だ。
お前は 財務分析だけをすればいい。
捜査に 余計な口を挟むな。 わかったな。
あの こんなものが。
被害者のデスクに。 気になりません?
うん…。 なぜ 神戸警部補殿が ここにいるのかが気になります。
一応 あの方の部下ですから。 セットだと思ってください。
「杉田哲明 十一月五日」…。
11月5日… 被害者が殺された前の日ですね。
あの おととい 辞めた方がいるようですけど。
まあ 歩合給のカットも続いてたんで。
会社 苦しかったようですね。
苦しかったどころではありません。
財務分析の結果 3年前から 帯川社長を含めて→
従業員の給料分 すべてが赤字です。
当然 決算は赤字。
借り入れの総額は 帯川社長個人を含め→
帳簿上で一千万円近く。 それも 日に日に増えています。
当初は 地銀や信金からの 借り入れだったのですが→
2年前から商工ローン 最近ではカードローンや消費者金融。
しかも 2年前から売り上げより 借り入れの方が上回っています。
怪しげな金融業者ばっかりですね。
専門家に相談すれば 倒産を勧められる状態ですねえ。
ちょっと お聞きします。 帳簿に度々出てくる借入先→
緊急互助会というのは どちらの業者かご存じですか?
そういう事は 僕らにはわかりません。
資金繰りは 社長1人で動いてたので…。
その業者が何か? 計算したところ→
年率1000パーセントを超えています。 1000パーセント!?
しかも その借入先だけ 書類がありません。
異常な金利 契約書類がない… 多分 ヤミ金ですね。
おい このヤミ金 探すぞ! はい。
ご主人の死亡時に三千万。
奥さんは 昨日の夜10時から12時 どちらに?
私を疑うんですか? いえ 事務的な質問ですから。
その時間なら お母さん 私と家にいました。
娘さん以外に それを証明出来る方は?
そんな… だって そんな時間…。
話は変わりますけれど…。
この業者 これ どこのでしょう?
知りません。 知らない?
私は 会社の経営に タッチしていませんから。
この 連帯保証人 これ 奥様ですよね?
それで こちらは奥様のお父様。
もう一度 伺いますね。
この業者 これ ご存じありませんか?
死亡推定時刻は 昨日6日の 22時から24時頃ですね。
米沢さん。 はい。
こちら 被害者の携帯の履歴ですが→
この番号の契約者を 調べてもらえますか?
はあ。 この番号だけ→
何度も着信があるのに こちら 発信履歴にありません。
ヤミ金融からお金を借りる場合→
借り手が電話をかけるのは 最初だけで→
あとは ヤミ金融からの 催促だけになります。
なるほど…。 だから→
着信だけの番号に 注目したわけですね。
え? ヤミ金って 非通知にはしないんですか?
借り手が 自殺や事件を起こした場合→
あからさまに怪しい履歴は 捜査対象になりますからね。
あ なるほど…。
こちらが 例の緊急互助会かもしれません。
捜査本部が調べてると思うので 確認をしておきます。
どうもありがとう。 いえ。
これって 凶器ですよね。 ああ…→
これ ちょっと 気になるんですよねえ…。
なんですか? あ… いや→
1枚目の刃が欠けてません。 うちでは 必ず→
カッターの刃の ここのところを 欠けさせておくんです。
こうする事で 刃が折れたら すぐわかりますから。
折れた刃が 荷物に混じったりしたら→
取り引き停止になる可能性も ありますからね。
でも これ 1枚目の刃 欠けてませんよ。
被害者を刺した時に 折れちゃったんじゃないですか?
現場をくまなく探しましたが ありませんでした。
ん… じゃあ 被害者の体の中とか?
解剖の結果 見つかりませんでした。
じゃあ… どこに?
おや… 携帯に こんなデータが。
お届け先は「新潟県長岡市寺泊」。
受付日は… 昨日ですね。
つまり 被害者が殺害された日。 なんで こんな写真を?
うん…。 ええ 気になりますねえ。
いい加減にしてください!
さっきの刑事さんに 全部話しましました。
ホントに母が 父を殺したと思ってんですか?
うん? さっきの刑事さんが そう言ったの?
それは…。 でも明らかに 母を疑ってました!
美咲…! やめて 近所に聞こえるから。
5年前に ご主人の入った生命保険が→
三千万。 一般的な金額です。
これだけで 強制捜査は出来ません。
でも…→
私が会社の借金の 連帯保証してるとか言われて…。
それも 社長の奥様としては 一般的な行動です。
会社を… 潰して…。
はい?
父を保証人にする前から 何度も頼んだのに…。
「会社を潰したら 明日からどうする?」
「社員たちの生活はどうなる?」
「その家族たちはどうなる?」って そんな事ばっかり!
奥さん 落ち着いて…。 そうやって 潰す機会を逃して→
あの人は ただ 傷を大きくして…!
そうやって 私たちに迷惑ばっかり!
奥さん…。
もう遅いわよ。 今さら後悔したって…。
(帯川 勉)俺 鬼になるよ。
鬼になって 社員クビにする。
それで…→
会社潰して ふるさと帰るよ。
後悔… してましたか。
ひとつ よろしいですか?
神戸君。 はい。
このお届け先に心当たりは?
寺泊…。
主人のふるさとです。 え…?
もう 知り合いもいないけど。
この人は?
知りません。
この人に 電話で確認したところ→
送り主は この人でした。
知りません! 一体 なんなんですか?
これは ご主人の携帯にあった写真です。
なぜ ご主人は…? 知りませんよ!
この写真が 主人が殺された事と 何か関係があるんですか!?
いや まだわかりません。 落ち着いて…。
落ち着けるはずないじゃない! 夫が殺されて→
その上 犯人扱いされて…! いや 犯人扱い…。
私 明日から どうしてったら…!
どうやって生活してったら…。
私たち… 保険が出るまで どうやって…!
(嗚咽)
(美咲)刑事さん!
刑事さんが帰ったあと 父の部屋を探したら…。
杉下さん これ…。
(美咲)その刑事さん この事訊いてたから だから…。
どうもありがとう。 お預りしておきますね。
お母さんが落ち着いたら連絡して。
まだ お母さんを疑ってるの?
多分 何か 力になれると思うから。 ね。
じゃ。
私…。
今日 学校行ったら すぐ帰れって先生が。
お父さんに 何かあったみたいだって。
もしかして 死んじゃったんじゃ…。
自殺しちゃったんじゃないかって→
電車の中で泣いちゃった。
そっか… 大変だったね。
違うんです!
殺されたって聞いて ホッとしたの。
お父さんの様子が変だって 気づいてた。
会社大変そうだって。
でも 声かけられなかった! わかった 落ち着いて。
きっと そのせいで 自殺しちゃったんだって…。
だから…→
私 お父さんが殺されたって聞いて ホッとした…!
ひどい娘なんです!
君が自分を責めても お父さん きっと浮かばれないよ。
なんで…。
なんで殺されたの?
お願いです!
父を殺した犯人を 見つけてください!
もちろん 犯人を捕まえるために 我々は全力を尽くしますよ。
大丈夫ですかね? あの親子。
突然 一家の主が殺され 警察の捜査が入る。
取り乱すなというほうが 無理かもしれませんねえ。
借金の整理もあるだろうし… 大変ですよね。
あ… 住所はここですけど ホントにヤミ金ですかね?
同友会… 例の互助会は この中にあるのでしょうかねえ。
ええ うちは緊急互助会の 事務所も兼ねてます。
会員から借りたお金を 別の会員に→
貸し出すシステムのようですねえ。 しかも無利子で。
ああ 互助会の副会長です。
(青木 誠)青木配送センターの 青木でございます。
突然 お呼び立てして すみません。
互助会の明細書を見る限り 融資に利子はないようですね。
ええ もちろん。
会員から会員への 純粋な善意ですから。
あ 会長です。 緊急互助会の。 突然 お呼び立てしてすみません。
(須磨 賢太郎)うちの互助会を ヤミ金とお疑いだとか。
1000パーセント以上の金利で 融資をしている業者を→
探しているのですが こちらは違っていたようですね。
当たり前です。 ええ 純粋に→
運送業界の互助会のようです。 しかし 例えばこちら。
50万の融資を受けた方が→
ひと月で返済して→
その謝礼を 5万払っている。
年率にすると 120パーセント。 違法な金利ですねえ。
いえいえ 杉下さん。 それ 年換算の場合でしょう。
同業者同士の助け合いに そんな厳しい事言っても…。
このような方法を続けた場合 違法になる可能性があると→
ご忠告申し上げてるだけですよ。 それでも→
そうやって資金を回していく以外 我々に生き残るすべはないんだ!
今は どこも 運転資金の貸し出しには→
消極的なんで。
(須磨)我々にとって 運転資金は生命線ですから。
帯川運送が互助会から 融資を受けたという記録は→
ありませんでしたね。
どっかのヤミ金に 金を借りるたび→
互助会に 借りてた事にしてたんですよ。
業者の特定 急ぎましょう。
残る手掛かりは あの発信だけの携帯番号ですねえ。
(携帯電話の振動音) おっ…。
(携帯電話の振動音)
もしもし。
この番号 飛ばしのプリペイド式でした。
現在の持ち主は不明です。
そうですか…。
(美咲)思い出したんです。
父が きのう 電話で誰かと もめてたのを。
(帯川)大丈夫 心配ないから。
配達の時間だ。 切るよ。
君が辞めたとか そういう問題じゃない!
(帯川)だから…。
(杉田哲明)多分 その電話 僕です。
あそこを辞めた翌日 澤村から電話があったんです。
お前が突然辞めたから ドライバーが足りなくなって→
それで 帯川社長 その大口の仕事断ったんだよ。
えっ…?
新潟にある100円ショップの工場から 東京の倉庫まで→
オリジナルブランドの商品を 運ぶ仕事だったそうです。
ミスしなければ 定期的な顧客になるって…。
会社を立て直す チャンスだよね。
だから さすがに 申し訳ないと思って それで…。
代わりのドライバーが 見つかるまで→
俺 掛け持ちで働きますから! (帯川)「大丈夫 心配ないから」
「配達の時間だ。 切るよ」
でも そんな大きな仕事 俺が辞めなければ…!
(帯川)「君が辞めたとか そういう問題じゃない!」
新潟から東京までの仕事ですか。
ところで この新潟行きの荷物 ご覧になった事は?
いや…。
うち… あ いや 帯川運送にあったものですか?
帯川社長が撮った写真だと 思います。
なんで こんな写真を…? それがわからないので→
気になっています。 ちなみに…→
お届け先の このお名前にご記憶は?
こちらが 送り主なんですが。 知りません。
あ… でも もしかしたら これ→
新潟に行く時に載せる荷物の ひとつだったのかもしれません。
あの 結局 その仕事 どうなったんですか?
他に回すって言ってました。
ああ 他の荷物と一緒に ちゃんと運びました。
その後 新潟から東京へ→
100円ショップの荷物を 運んだわけですね。
ええ。
(あくび)
すみません。 さっき その仕事が終わったばかりで。
社長がご自分で運んだんですか? ええ。
大口の荷主になるかもしれない 大事な仕事なんで。
我々と きのう会って そのあと すぐに新潟へ?
ええ。 そのお仕事→
初めは帯川運送にきたとか。
ドライバーが足りないから 譲りたいと→
おととい 急に 帯川社長から連絡があって。
それ きのう お会いした時は 話してくれませんでしたね。
僕たちが帯川社長の件で来た事は ご存じでしたよね?
それは…。 失礼します。 …あ!
どうも。 どうもじゃありませんよ!
警部殿… 捜査はするなと 言われてますよねえ。
我々と同じ 捜査員です。 あなた方は捜査員じゃありません。
はい すみません。
青木社長。 はい。
おととい あなたが この100円ショップに出した→
見積書です。
金額が空欄… これ どういう意味でしょう?
運送料金はいくらでもいい という事でしょう。
警部殿には訊いてません。
つまり こうやって 帯川運送にきた仕事を奪った。
奪ったんじゃない。 譲ってもらったんだよ。
ものは言いようですねえ。 詳しく話を聞きましょうか。
だから 言わなかったんだよ。 疑われるから!
ちょうど うちも 新潟行きの荷物 抱えてて→
安くてもいいから 帰りの荷物を探してたんだ。
そしたら…。
(帯川)「急な話ですが うまくいけば→
定期の大口になります」 いいんですか?
ありがとうございます…!
そんな大きな仕事を 電話一本で→
譲ってくれたんですか? それは…→
ちょっとは変だと思ったけど うちも切羽詰まってて→
今度 不渡り出したら もう…!
ほら! これ 領収書ですよ。 その仕事の仲介料の!
わかるでしょう? 譲ってもらったんですよ!
こちらは 帯川さんの書いたものですか?
(青木)決まってるでしょう!
一応 筆跡鑑定させてもらいますよ。
あの領収書 確かに帯川社長の筆跡でした。
そうですか…。
(角田六郎)忙しい? あ 課長。
警部殿に頼まれた件だけどさあ→
あの 飛ばしの携帯の番号使ってる ヤミ金。
指定暴力団系にはなかったよ。 そうですか ありませんでしたか。
(角田)うん。 お手数をおかけしました。
コーヒーね。 もちろんです。
神戸君。 はい。
君なら どうしますか?
そのヤミ金を見つけて摘発します。 なるほど。
杉下さんは? 同感です。
(携帯電話の振動音) あっ ごめんなさい。
「保険金が出るまで 待ってほしい」 母は電話で そう言ってました。
つまり 債権回収の電話が かかってきた。
はい。
この番号からでした。
確か この番号 あの飛ばしの携帯の…。
そのようですねえ。
ねえ お母さんは ここの人に何時に会うって?
(大木長十郎)どうも。 あのマンションの301ですよね?
ええ。 調べたところ→
やはり 無登録業者のようです。
(小松真琴)入居は1か月前で 多分 定期的に引っ越してます。
きっと 飛ばしの携帯や 使われてる口座も→
客から奪ったものでしょう。
被害届や告発状が出されて 警察が動いても→
その時は もう追えなくなってる ってパターンですね。
すみませんねえ。 ヤミ金の摘発は担当ではないのに。
いえ 課長も めったにないチャンスだって。
では まいりましょうか。 はい。
(鈴原 修)ホントに 困ってるんですよ。
ええ… 息子さんが。
このままでは 息子さんの会社に 連絡しなくては。
いや もちろん そう思って こうしてお父様にご相談を。
(ドアが開く音) (大木)はい 手を止めて。
警察です。
こちらが金融業者だという 通報がありました。
(小松)はい 動かない。
事実関係を調べますので ご協力を…。
なんだよ! 令状は…! その前に… これはなんでしょう?
いろんな人のものがありますねえ。
客が逃げられないように 強引に預かっちゃった?
令状は すぐにでも取れそうですね。
「もしもし?」 失礼。
「もしもし? もしもし? もしもし!」
ああ ちょっといいですか。 はい お電話代わりました。
「あの… 借金のほうは 必ず返します!」
「とにかく 息子の会社には 電話しないでください!」
お父様ですね? こちら 警察です。
「…は?」 冷静に聞いてください。
この業者は ヤミ金融だと判明しました。
したがって 借金は元金も利子も→
そちらに 返済の義務はありません。
「本当ですか!?」 本当ですよ。
「ありがとうございます!」 はい どうも。
そうなんですか!?
もちろん そのような法的根拠だけでは→
社名や住所をコロコロ変える ヤミ金に対して→
実質 効果はありません。 しかし 今回は→
摘発出来ましたので その法的根拠が通ります。
調べたところ こちらからの借り入れは→
すべて そのヤミ金からでした。
それじゃあ それ全部 返さなくていいんですか?
夫が殺されたっていうのに お金の事ばっかりでしたね。
それだけ常に お金に 追い詰められていたのでしょう。
これだけ 融資金額が ハンパじゃないしなあ…。
おお あのヤミ金さあ しょっ引いた2人も入れて→
従業員は4人だった。 暴力団とのつながりは?
今 調べてる。 でさ ちょっと これ見てよ。
300万以上融資している 顧客の名簿ですね。
ああ あの業界には珍しく こんな大口も扱ってたみたいだ。
こりゃ 意外に 余罪も多いかもしれないよ。
神戸君。 はい。
「須磨賢太郎」… あ! (角田)うん?
須磨賢太郎。
なんで こんなところから 借りるんですか? 互助会は?
人に貸せるような 余裕のある会員が減ったんですよ。
それに これだけの大金ですからねえ→
これを見る限り 数日ごとに 取り立てをされているようですが。
しかし もう 取り立てられる事もありません。
フン… 死んじまったからな。
はい? それを聞きに来たんだろ?
どういう意味でしょう?
俺を取り立ててたのは→
帯川だよ。 …え?
貸すとこがなかったから 俺たちが貸したんっすよ。
人助けだって言いたいのか。
そう。 俺たちが貸さなきゃ 死んでた奴だっています。
ちょっと よろしいですか? どうぞ。
客である彼に 債権の回収をさせていましたね?
えっ!? (ため息)
なんのために そんな事させたんだよ?
大口の債権回収はねえ 結構 人件費かかるんっすよ。
だからって 客にやらせる事ないだろう。
これも人助けっすよ。
金が返せない もう死ぬしかないって客を→
そうやって 助けてやってるんです。
3日以内に現金がないと 不渡りが出るんです!
このままじゃ もう 死ぬしかありません!
じゃあ 死んじゃえば?
(鈴原)そういえばさ→
生命保険入ってるよね? 三千万。
あれ? おたくのは 自殺じゃおりねえのか。
だから 俺が勧めたやつに 入ればよかったんだよ。
これから入っても 1年間は死ねないよ。
それならさ 死んだ気になって働いてみる?
そうやって 債権の取り立て屋に するわけですか。
ギャラは出来高制で 利息の一部をチャラにしてやる。
それでも 元金と利息は ほとんど消えないよな。
うちは高利っすよ。
結構 いいギャラだと 思いませんか?
なんだったら もう少し 融資してやろうか?
少しだけ 利息高くなるけど→
うちの仕事 手伝ってくれるんだったら→
ちょっとは引いてやるからさ。
やんなきゃ ここ 潰れるねえ。
せっかく 今日まで頑張ってきたのに→
残るのは 莫大な借金だけ。
ハッ 人生無駄にしたねえ。
長年尽くしてくれた従業員は?
路頭に迷わすの? ん?
確か ほとんど 40歳以上だよな?
仕事あるかなあ?
まあ 俺の善意が いらねえっつうんだったら→
別にいいんだけどさ。
被害者は 取り立てられる側だけじゃなく→
取り立てる側でもあったんですね。
そのようですねえ。
帯川社長の携帯の履歴です。
この番号だけ 発信だけで 着信履歴にありません。
ええ 私の番号です。
ええ 帯川社長から 何度も電話があったようですねえ。
すべて 取り立ての電話ですか?
許せなかった…。
ヤミ金に苦しんでる 人間の気持ちを→
誰よりも わかってたくせに…。
(帯川)社長… これ以上 もう待てません。
同業者に荷物を 回してもらうように頼んでる!
そんな会社 ありませんよ もう!
最近は荷物が減る一方だ。 それは 私が一番よく知ってる!
社長んとこ 今月の支払いは100万近く→
来月は それ以上足りませんよね。
でも 切り崩す貯金もない。
お願いです! トラックを処分してください!
なんで… なんで そんな事が言える!
あんただって…! (帯川)税金 滞納してるでしょう?
税理士に相談する現金も ないでしょう?
無料相談行っても→
関係者に謝って 会社潰せって言われるだけだ!
全部わかってる!
1台処分すれば とりあえずは しのげます。
私だって こんな事は 言いたくない でも…!
なんで こんな真似する!
そこまでわかっているのに なんで苦しめる!
同じ業界の人間じゃないか!
助けてくれ… 助けてくれよ 帯川社長…!
変わるしかないんですよ…。
取り立てられる側から 取り立てる側に変わるしか…。
(須磨)ふざけるな!
最初に伺った時 なぜ 話してくれなかったんですか?
言ったら 疑ってたでしょ。
(ドアが開く音) いると思った。
あ… どうして…? こちらの社長が→
被害者に取り立てられてたって 話を聞きましてね。
その時に その人が 被害者を殴ったのを見たという→
匿名の通報があったんです。
須磨社長ですね? あの… お話聞かせてもらえませんか?
好きで取り立て屋に なったわけじゃない。
生き地獄だったでしょうね。
ああ それもまだ→
訊いてない人がいましたね。 ええ。
他のみんなは?
(澤村)仕事を 探してるんじゃないですか。
君はいいの?
僕は…→
まだ 気持ちの整理がつかなくて。
そうですか。 ちょっと これを見ていただけますか?
(澤村)ああ 新潟行きの荷物…。
ご存じでしたか? ここで仕分けた荷物です。
つまり 帯川社長が殺された日に 帯川社長と一緒にですか?
ええ。
でも 新潟行きの荷物も 100円ショップの荷物も→
他の業者に いっちゃいましたけどね。
ん…? その事を ここを辞めた杉田君に→
君 電話してるよね? どうして?
とっとと辞めてった杉田に なんか言ってやりたくて…。
お前が 突然辞めたから ドライバーが足りなくなって→
それで 帯川社長 その大口の仕事を断ったんだよ。
好きだったんだね この会社が。
好きでした。 会社も… 社長も。
帯川社長も ここを潰したくなかった。
だから 頑張りすぎてしまった。
でも ここに 君みたいな社員がいたなら→
少しは浮かばれるかもしれないね。
その100円ショップの仕事→
結局 杉田のところに いったみたいです。
え…? 皮肉ですよね。
ええ 結局 うちが運ぶ事になったんです。
それも 僕が。 なんか 運命感じますよね。
帯川社長のとこにきた仕事が→
回り回って 僕のとこにくるなんて。
ちなみに なんで そういう事に?
実は…。
その理由は 100円ショップの荷物に→
カッターの折れた刃が 混じっていたからだそうですねえ。
その刃を借りて調べました。
鑑定の結果 凶器であるカッターの 先端でした。
帯川社長を刺した時 それが 犯人の衣服に付着し→
その後 100円ショップの荷物に 混入したのです。
よって 犯人は 100円ショップの荷物を運んだ人物。
それは あなたでしたねえ 青木社長。
まさか こんな事で わかってしまうなんて…。
いえ あなたの事が気になったのは もっと前です。
仕事の仲介料として 被害者が書いた領収書。
被害者の死亡推定時刻は 6日 22時から24時頃。
しかし この領収書の日付は…。
被害者は 24時ちょっと過ぎまで 生きていたみたいですねえ。
だから あなたに渡すこの領収書に この日付を書いた。
つまり 被害者の死亡時刻→
あなたは 一緒にいたんじゃありませんか?
領収書の筆跡が 被害者のものだと 判明した段階で→
僕は すぐに あなたに会おうとしました。
しかし…。
この事件の動機はヤミ金です。 あなたを逮捕すれば→
あのヤミ金は すぐに 雲隠れしてしまう。
しかし それじゃあ 帯川さんの遺族は救われません。
ですから 先にヤミ金融の検挙 という事になりました。
ヤミ金… うちも手出してますよ。
毎日 資金繰りの事で 頭がいっぱいで→
もう どうしたらいいか…。
追い詰められてました。
そんな時です。
突然 帯川さんから 連絡があったのは。
これで会社が助かった。 そう思いました。
(青木の声)仲介料を渡したいって 言ったら…。
(青木)はい 確かに。
(青木)あざ… どうしたんですか?
(青木)じゃあ 失礼します。
帯川社長…。
本当にありがとうございました。
正直言って うちの会社 もうダメだと思ってました。
でも これで 生き延びる事が出来ます。
(帯川)じゃあ…。
(帯川)代わりに 殺してくれないかな。
えっ!?
社長…。
(帯川)お疲れさまでした。
社長… 大丈夫ですか?
帯川さん…。
(嗚咽)
やっぱり 同業者に 迷惑かけちゃダメです…。
社長なら 従業員も取引先も守らないと…!
でも…→
もう疲れた…。
万策尽きました…!
助けて…。
助けてください!
(嗚咽)
(帯川)迷惑は かけたくなかったのに…!
死んで すべてうまくいくなら いつでも死にます!
でも 自殺じゃダメだ! それじゃ 保険が出ない!
せめて 最後ぐらい→
妻にも 子供にも 従業員にも迷惑は…!
(青木の声)同じだと思いました。
自分と同じだと。
すみませんでした…。
お疲れさまでした。
(刺す音)
(青木の声)なんで あんな事したのか…。
ただ… もう見ていられなかった。
(嗚咽)
自分を見ているようで…。
楽に… してやりたかった。
(青木の声) 自分の代わりに… 楽に…。
ありがとうございます…。
あ…。
ふざけんな… ふざけんな!
ああ… ちくしょう…!
ああ… ふざけんな! ちくしょう… ちくしょう!
きっと そのあと 帯川社長は…。
(帯川)ううっ…。
(青木)やっと… 肩の荷が下りました。
お金は人から冷静さを奪う。 それはわかりますよ。
でも なんで 殺さなきゃならなかったんです?
さっぱりわからないな。
ああ それも結局 わからずじまいでしたね。
帯川社長 なんで そんな写真を…。
奥さんが おっしゃっていましたねえ。
寺泊… 主人のふるさとです。
これまでずっと 懸命に会社を守っていた彼が→
耐え切れずに 死にたいともらすと…。
死ぬしかありません!
死んだ気になって働けと 取り立て屋にされ…。
そうまでして→
会社を 守り続けていたにもかかわらず→
ある日 従業員から 退職願を出され…。
(須磨)ふざけるな!
その翌日 同じように 苦境に立たされていた社長に→
取り立て行為をして殴られ…。
その瞬間 切れてしまったのかも しれませんねえ。
これまで 懸命に張っていた 緊張の糸が。
そんな時 仕分けをしていた荷物の中に→
これを見つけた。
ずっと帰りたかった ふるさとへ運ばれる荷物を。
だとしたら 一体 どのような気持ちで→
この写真を撮ったのでしょうねえ。
(ため息)
どうですか? 久しぶりに 花の里でも行きませんか?
おや。 君に言ってませんでしたかね?
ん…? 何を? 花の里は もうやってませんよ。
え!? え? どういう事です?
そういう事ですよ。
え… なんにも聞いてませんよ。
たまきさんも ひどいなあ。 そういう人なんですねえ。
ちなみに なんで やめちゃったんです?
とても一言では 説明出来ません。
まあ 君の好きな ナポリタンでも食べながら→
ゆっくりお話しするとしましょう。
えっ…?
Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.