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📺(宝来) 2019年に5人の学校教諭が 相次いで殺害された事件で→
大隈汐梨死刑囚に 死刑を執行したと発表しました。
(凛) 前! (隼人) 危ない!
(琥太郎) うわ…!
俺達だけが 7年前に来てるって事だよな。
ミコトさんが死刑囚の大隈汐梨…。
(凛) どうして 教師ばかりを狙うんですか!?
(汐梨) 私は殺してなんかいません。
(琥太郎) この目で確かめたい→
彼女が 本当に 人を殺したのかどうか。
(パトカーのサイレン)
(シャッター音)
\死亡推定時刻 午後10時前後とみられ→
また所持品から 帰宅後に何者かに…/
(隼人) 開いてるよ リュック。
(凪音) あ すみません。
(隼人) やろうか?ああ やるよ。
(チャックを閉じる音)
(隼人) はい。 >> ありがとうございます。
(琥太郎) どうした? (隼人) いや…。
(琥太郎) ただいま。
(琥太郎) 凛ちゃん。
(琥太郎) 凛ちゃん…。
起きて。
(琥太郎) 凛ちゃん?
(凛) ああ…お帰りなさい。
私 寝ちゃってたんだ。
あ…白鳥先生は?
(琥太郎) …ごめん。
(凛) え…なんでですか?
ずっと見張ってたんですよね?
(琥太郎) 整骨院には現れなかったから 自宅の前で待ってたんだけど→
場所が変わってて…。
(凛) どこですか?
(隼人) 津木川橋の高架下。
(凛) 津木川橋…。
あ 事件が起きた時間って わかります?
(隼人) 警察の話 盗み聞きした感じだと→
たぶん 午後10時頃じゃないかって。
(凛) 10時…。 (隼人) うん。
(凛) 私が寝ちゃったのが たぶん9時過ぎで→
今が11時過ぎ…。
(琥太郎) 何が言いたいの?
(凛) 汐梨さんにも 犯行は可能ですよね。
(琥太郎) え…。
(凛) 津木川橋なら ここから徒歩で 30分もかかりません。
私が寝てる間に犯行を済ませて 戻って来る事は可能です。
凛さんと食事した後は ずっと ここにいました。
(凛) スープは? (琥太郎) スープ?
(凛の声) 私が寝ちゃう前に 作ってくれたスープ。→
アレに 何か入れたんじゃないですか?
あんな急に眠くなるのは おかしいです。
スープは 私も飲みました。
(凛) 私のにだけ睡眠薬 入れたんじゃないですか!?
(琥太郎) 何かを入れたっていう 証拠はないから。
本当に ごめんなさい。
(凛) なんで 琥太郎さんが謝るんですか。
(琥太郎) 俺が 前日に→
腰を痛めた白鳥先生を 家まで支えてあげたから→
そのせいで 未来が変わった。
(隼人) 考えすぎだろ。
こうなる事 予想できなかったし。
(琥太郎) 甘かったんだよ。
7年前に来た時点で 何か→
夢でも見てるような気分だった。
でも 目の前で→
人が殺されてるのを見て 気づかされた。
これは現実なんだって。
(琥太郎) 止めたい。
もう これ以上→
誰も殺されてほしくない。
(凛) だったら まず汐梨さんを 警察に突き出すべきです。
(琥太郎) 確かに 現時点で汐梨さんの容疑は まだ晴れてない。
でも 俺たち 白鳥先生の家の前で→
不審な男を見かけたんだ。 (凛) え?
(琥太郎) 隼人 動画。 (隼人) うん。
(モニタ)話 聞くだけだから。
(隼人) くそっ 顔撮れてねぇか。
(琥太郎) もう1回 見られる? (隼人) うん。 (ピッ!)
(琥太郎) ストップ。
(琥太郎) キノコ…?
♪~
📺(宝来) 4月4日は「あんぱんの日」 という事で→
全国で あんぱんにまつわる イベントが開催されました。
(隼人) そんなに集中して見る ニュースか?
(琥太郎) いや 宝来アナのノースリーブ姿 珍しいと思って。
(隼人) どこに着目してんだよ。 キショい。
(琥太郎) そうだ…。
宝来アナさ サイン会か何かで→
迷惑ファンに襲われて 腕 怪我すんだよ。
それ以来 ノースリーブ 見られなくなるんだった。
(凛) ありましたね そんな事件。
(琥太郎) DMしてみようかな? 迷惑ファンに気を付けてって。
(凛) いや 信じてもらえないでしょ。
(隼人) お前が迷惑ファン認定されるぞ。
📺(宝来) 昨夜10時頃 茨城県津木川町で 女性の遺体が発見されました。→
亡くなったのは 町内の 中学校の教頭 白鳥弓子さん。→
警察では 先月29日に 津木川西高校で起きた→
教師殺害事件と関連があると見て 現在 指名手配中の…。
(隼人) 状況は変わらずか。
(琥太郎) でも 思ったんだけど→
なんで 教師ばっかり狙うんだろ?
(隼人) 確かに。
(琥太郎) 俺 今日は白鳥先生周辺の情報を 集めてみようと思う。
キノコタトゥーの男に たどり着くかもしれない。
♪~
(伊藤) 何これ? (深沢) いやいや…→
甘いもの買ってこいって 言われたんで チョコです。
(伊藤) はぁ~。
全部アイスじゃん。
いえいえ チョコのアイスです。
いや チョコだけどさ ジャンルで言うとアイスじゃん。
えっ ダメっすか? >> ダメだろ→
すぐ食わないと溶けるし。
いや でも俺 溶けかけのアイスを こう→
どろどろどろ~って こう口に ガーッて流し込んで食べるの→
大好きなんすよ。 >> お前 センス終わってんな。
アイスの良さ死んでるぞ それ。
(深沢) あ でも死んでると言えば 昨日の 教師殺害事件なんですけど。
どういう話のもっていき方だよ。
津木川橋周辺で 聞き込みの指示が出てます。
んなもん 他の連中に任しとけ。
いやいや ダメですよ これ行かないと。
大隈汐梨を見つけりゃあ 誰も文句はねえよ。
おはようございます。 ちょっとお時間いいかしら?
(凛) やっぱり マスコミ結構いますね。
別のとこで聞き込みします?
(琥太郎) 待って。
あの すみません。
(野呂) あっ 急ぐんで。
(琥太郎) あの 僕達 馬沢大学の 映画サークルの者なんですけど。
少しインタビュー お願いできませんか?
>> えっ!え…馬大の映画サークル!?
僕 監督志望で 入ろうと思ってるんです。
(凛) え…。 >> いいですよ インタビュー。
(貝原) やめとけよ 野呂。 >> ちょっとだけだから。
(琥太郎) カメラいいですか? (野呂) はい。
(ピッ!) (琥太郎) はい。→
白鳥先生って どんな先生でしたか?
白鳥先生ですか…→
優しい先生でしたよ。
(琥太郎) 誰かに恨まれたりとか そういうのは?
ないです ないです。
(凛) そういう噂とかも聞いてない?
(野呂) ないよな? >> うん。
あの もうこのへんで。
あ…すみません 遅刻しちゃうんで。
(琥太郎) ああ ごめんなさい。
(凛) 協力ありがとう。
(凛) でも 何でさっきの男の子が→
うちのサークル志望だって わかったんですか。
(琥太郎) あぁ 今からだと2年後か→
俺がドキュメンタリー映画祭に 出品した時→
会場で彼に話しかけられたんだ。
うちのサークルに入りたいって 熱弁されて。
(隼人) すごいっすよ 未来。
M1で2連覇するコンビとか 出てきますからね。
へ~ 誰なんですか?
和牛とか?
(隼人) 和牛…。 >> 好きなんです 和牛。
違いますか?
(隼人) あ~。
あんまり未来の事→
知りすぎない方が いいかもですね。
楽しみ減っちゃいますし。
私に 何か話があったんですよね。
(隼人) はい インタビューしたくて。
あっ ごめんなさい カメラは苦手だって。
(ピッ!)
(隼人) 汐梨さんに 断る権利ないんですよ。
こっちは いつでも 警察に通報できるんで。
昨日の夜 本当は どこに行ってたんですか?
私は…ずっとここに。
(隼人) 俺 出かける前に ドアの隙間に 紙を仕込んでおいたんですよ。
でも 夜 戻った時には落ちてた。
汐梨さんの靴にも…。
湿った土が付いてました。
2日間は別荘の外には 出てないはずなのに。
どこに行って 何をしてきたんですか?
汐梨さん。
(凛) 私達のやってる事って 意味あるんですかね。
(琥太郎) どうしたの?
(凛) 起こる事がわかってて ちゃんと 警戒もしてたはずなのに→
白鳥先生を救えなかったから。
(琥太郎) それは 俺が…。
(凛) 琥太郎さんのせいじゃないと 思うんです。
ほら 人って寿命が決まってるって 言うじゃないですか。
だから どうあがいても→
亡くなるタイミングは 変えられない。
琥太郎さん 先帰っててください。
私 もうちょっと 調べたいことがあるんで。
あ えっと スマホとか服とかも調達したいし。
(琥太郎) わかった。なら 俺も もうちょい 聞き込みしてから帰るよ。
♪~
\ちょっといいかな?/
\担当の先生とかじゃ ないのかな?/ \何も わからない/
(琥太郎) あっ 野呂君。
ああ 今朝の…。
(琥太郎) 何度もごめんね また話聞きたくて。
なんか 話しづらい事 あったように見えたから。
えっ ああ…よくわかりましたね。
一緒にいた友達の前だと ちょっと…。
(琥太郎) やっぱり。
(隼人) 裏口入学?
(琥太郎) 白鳥先生 教頭になってから 多額の賄賂を受け取ってたみたい。
(隼人) 白鳥のくせに まあまあ黒かったと…。
それで 金銭関係のトラブルに 巻き込まれて殺されたとか。
(琥太郎) その線も出てくるな。
あっ それともう1つ…。
(野呂) 〔このタトゥー 見た事あるような気が〕
(琥太郎) 〔ホントに!?どこで?〕
〔どこだったっけな…〕
〔あっ パンチョだ〕 (琥太郎) 〔パンチョ?〕
(隼人) 北津木川のレンタルビデオ店。
(琥太郎) あとで行ってみようと思う。
(隼人) 実はさ 俺も汐梨さんの インタビュー撮ってみたんだ。
(琥太郎) えっ カメラ苦手って 言ってなかった?
(隼人) その辺は 一流のカメラマンの 手にかかれば。はいよ。
📱昨日の夜 本当は どこに行ってたんですか?
📱どこに行って 何をしてきたんですか?
〔汐梨さん〕
〔アサギマダラが見えたんです〕
📱〔アサギマダラ…?〕
📱(汐梨) 〔毒のある蝶なんです〕
〔幼虫が毒性の強い植物を食べて 育つので→
成虫になっても 体内に 毒が蓄積されているんです。→
この辺りでも珍しいので 近くで見たくなって〕
(隼人) 〔毒のある蝶を?〕
(汐梨) 〔ええ…〕
〔毒のある蝶って 美しいんです〕
(隼人) どう思う? 汐梨さん 本当の事言ってるか?
(琥太郎) わかんない。
俺も一度 話をしてみたい。
(隼人) それがいい。
この事も 凛には内緒な。 (琥太郎) どうして?
(隼人) 寝てる間に 汐梨さんが別荘の外に 出てるなんて知ったら→
通報するって 言い出すに決まってる。
汐梨さんが来てから ピリついてるからな。
(凛) 何がピリついてるんですか?
(琥太郎) 凛ちゃん!お帰り。
(隼人) この時代で商売始めんなら やっぱ→
ピリ辛系の料理屋が いいかな~って。
(凛) こっちが買い出しで 苦労してる間に→
えらいのんきな話で 盛り上がってたんですね。
はい!着替えと→
スマホです。 (琥太郎) ありがとう。
(隼人) サンキュ。
そういや なんか調べてきたんだろ?
何か わかった?
(凛) 実は この地域って 昔から 神隠しとか 都市伝説が多くて→
それがタイムスリップと関係 してるんじゃないかと思って→
昔の資料を調べてみたんです。
そしたら 特にそういう現象が多いのが→
津木見湖周辺だったみたいで。
(琥太郎) 津木見湖って…。
(隼人の声) 琥太郎が運転してて→
対向車にぶつかりそうになった あたりだよな…。
(凛) そうなんです。やっぱり私達→
あのタイミングでタイムスリップ したんだと思います。
(琥太郎) そうか…。
(凛) もう一度 車で走ってみません?あの道。
令和に戻れるかもしれませんよ。
(琥太郎) 俺は…→
まだ 戻れない。
これから何人も殺される事が わかってるのに→
それを…黙って見過ごせない。
(凛) でも 何も 変えられないかもしれないし。
(琥太郎) それに 俺はまだ→
この事件の結末に納得できない。
(隼人) だな。
こんな題材が目の前にあんのに 帰れるわけないだろ。
(凛) え~ 行くだけ行ってみましょうよ。
(琥太郎) もし凛ちゃんが未来に戻れたら 後から追うよ。
(凛) は~。
戻れなくなっても知りませんから。
(ドアの開閉音)
(琥太郎) すみません 僕の方からも いくつか聞きたい事があって。
うん… でも カメラが本当に苦手で。
(琥太郎) 短く済ませます。
(隼人) 回ったよ。
(琥太郎) はい…。
まだ聞けていなかった 1つ目の事件の話です。
はい。
(琥太郎) 汐梨さんは警察の発表通り→
現場の津木川西高校に いたんですね?
ええ。学生食堂の メニューの打ち合わせで。
(琥太郎) 亡くなられた小谷先生とは 面識が?
小谷先生は 高校時代の 部活の顧問だったんです。→
あの日 偶然会って 向こうから声をかけられました。
(琥太郎) それから?
歩きながら 少し話をしました。
♪~
(琥太郎) そのあと 防犯カメラで→
現場から走り去る汐梨さんの姿が 確認されてます。
何故 走っていたんですか?
急いでました。
近所のスーパーが閉まる時間で。
(琥太郎) 学校にいる間 他の誰かに会いましたか?
(汐梨) 人は ほとんど いなかったと思います。→
学生食堂の担当者さんも すぐに帰って…。
そのあと 私が最後に見たのは 守衛さん…。
(琥太郎) 第一発見者の。
ええ。
あ あと…。
(琥太郎) ムササビ運送?
(汐梨) すれ違っただけなので ちゃんとは見ていません。
あの…→
もういいですか?
(琥太郎) じゃあ→
最後に…1つだけ。
(琥太郎) あなたは…。
(琥太郎) 人を…殺しましたか?
いいえ 殺していません。
♪~
(琥太郎) ご協力ありがとうございました。
(隼人) どう思った?
(琥太郎) 殺してませんって言葉に 嘘はないと思う。
でも…→
何かを 隠してると思う。
>> すいません。 ありがとうございました。
(せきこみ)
(琥太郎) 凛ちゃん 動物好きなんだね。 (隼人) そうなんだろうな。
(凛) ただいま戻りました。
(隼人) おう お帰り!令和戻れずだった?
(凛) 何度か同じ道を 走ってみたんですけど→
何も起きず。 (隼人) まぁ そんなもんだろうな。
(琥太郎) 凛ちゃん 何かあった?
(凛) だから 何もなかったんですって。
(琥太郎) でも…戻ってきてくれてよかった。
凛ちゃんがいなくなってたら 正直きつかった。
(凛) え 何でですか?
(琥太郎) このあとの事件 覚えてるの 凛ちゃんだけだから。
(凛) ああ…確かに。
(琥太郎) ちなみに 次 殺されるのは?
(凛) 篠池小の教師。
あ いや… 元教師だったと思います。
(隼人) 名前は?
(凛) あ…ごめんなさい。 全然 覚えてない。
(隼人) 日付は?
(凛) う~ん わかんないです。
でも最初の3件は まあまあ 立て続けに起きてたような…。
あ…でも 4番目の事件は覚えてます。
被害者が 私の高校の先生だったんで。
(琥太郎) 名前は?
(凛) 鮫島先生 物理の先生です。
(琥太郎) 日付は?
(凛) ゴールデンウィークより 後だったような…。
(隼人) となると 結構 先だな。
(琥太郎) 3つ目の事件の情報が もっとあるといいけど…。
(凛) あ じゃあ私 篠池小で情報集めてきます。→
何か思い出せるかもだし。
(シャッター音)
(店員) ああ 宮地君のだな 多分。
(琥太郎) 宮地君?
>> 宮地輝明 半年ぐらい前に辞めたけど。
(隼人) 顔写真とか残ってませんか?
>> いや~ ないかな。うち 履歴書とかも残ってないから。
(琥太郎) 連絡先は? >> あ~ わかんないな。
(隼人) あ 仲良い人とか いません?
>> いないと思うよ コミュ障だし。
ず~っと不幸そうな顔してんの。→
離婚とか色々あったみたいでさ。
(琥太郎) 今 どこで何してるかとかは?
(店員) あ~ どうだろ。
でも 今でも アレは やってるんじゃないかな。
ムササビ運送の配達。
(琥太郎) ムササビ運送…。
(店員) ちょっと前に そこを 制服で走ってるのを見かけたから。
(琥太郎) 宮地が 今でも ムササビ運送で 働いてるとしたら→
第1の事件で 汐梨さんが会った配達員も→
宮地だった可能性が出てくるよな。
(隼人) 宮地は 第1 第2の事件 両方に関わってる…→
となると…。
宮地輝明って名前聞いて ピンときません?
ごめんなさい。→
配達員さんとは ホント一瞬 すれ違った程度なので。
(隼人) 顔 見れば わかります?
(汐梨) うん…多分。
(琥太郎) 明日 ムササビ運送の 営業所を回る予定なんです。
汐梨さんも一緒に行きませんか? >> え?
(凛) は?指名手配犯を 外に連れ出すんですか?
(隼人) 配達員の顔を確認するぐらいなら 車の中でもできるし。
(凛) でも リスク高いですよ。
行きます。
(琥太郎) じゃあ 明日は僕と一緒に。
回想 (ドアが開く音)
(伊藤) ハァ ハァ…→
ハァ ハァ…。
現在
(スタッフ) こんにちは。
(琥太郎) あの…。 (スタッフ) はい。
(琥太郎) こちらで 宮地さんという方 働いてませんか。
(スタッフ) 宮地 宮地…宮地はいませんね。
(琥太郎) 他の営業所に在籍してるか 調べたりは…?
(スタッフ) アルバイトですか? (琥太郎) だと思います。
(スタッフ) アルバイトのデータは それぞれの 営業所で管理してますので→
すいません。 (琥太郎) わかりました。
♪~
(琥太郎) 次の営業所までは 10分くらいですかね。
(琥太郎) 行きましょう。
琥太郎さんは…→
どうして ここまでしてくれるんですか?
(琥太郎) え…。
どうして 私を 信じてくれるんですか?
(琥太郎) どうして…。
(琥太郎) 大学4年の時に→
僕が監督したドキュメンタリーを→
映画祭に 出品した事があったんです。→
上映会での評判も良くて→
グランプリ候補に 挙げられたりとかもしてて。
でも…。
出演者の1人が→
台本通りに台詞を言わされたって 噂が広まって。
撮影時には 台本なんて もちろんなかったし→
事実無根だって いくら主張しても…。
〔信じてください! お願いします!〕
(選考委員) 〔しつこいんだよ!〕 (隼人) 〔琥太郎…〕
(琥太郎) 〔ヤラセなんてないんです! 台本なんてないんです!〕 (隼人) 〔琥太郎…〕
(琥太郎) 〔お願いします! 信じてください!→
お願いします!〕
その後→
そのデマを流したのが→
一緒に映画を撮ってたスタッフの 1人だって事がわかって→
でも…→
もう 誰も信じてくれなくて。
僕も 誰も 信じられなくなって。
映画を…→
撮る事をやめました。
(琥太郎) もちろん 今の汐梨さんの状況と比べたら→
もうほんとに 全く全然→
どうでもいい事 なんですけど→
ただ どんなに 本当の事を言っても→
誰にも届かなくて→
誰にも 信じてもらえない つらさは…。
(琥太郎) わかるんです。
信じてくれて ありがとう。
(琥太郎) あぁ いえ…。
きっと 救われた人 いると思います。→
琥太郎さんの 映画を観た人の中には→
救われた人 いると思います。
今の私みたいに。
(琥太郎) そうだと いいんですけどね。
(琥太郎) あと もう さん付け やめましょう。
僕の方が年下なわけだし タメ口で。
じゃあ…→
ありがと 琥太郎君。
(琥太郎) はい。
>> いた! (琥太郎) え?
多分 あの人。
♪~
(琥太郎) すいません!あの この辺りに 郵便局ってありますか?
(宮地) あ~ 郵便局なら→
そこ入って 200mくらいの所に。
(琥太郎) ありがとうございます。
宮地輝明でした。
汐梨さんが 第1の事件現場で見かけたのも…。
(汐梨) あの人だった。どうする?
(琥太郎) 今の時点で 彼が 犯人である証拠はないので→
警察に言っても 動いてくれるかどうか…。
>> 確かに。
(琥太郎) ちょっと 様子を見てみましょうか。 (シャッター音)
(隼人) そういえばさ この前 ホントに 津木見湖まで行ったの?
(凛) 行ってないですよ。
途中で馬鹿らしくなって 帰ってきちゃったんで。
(隼人) ふ~ん そういう事か。
(凪音) お待たせしました。 カルムス特製カレーと→
季節のデザートのプレートです。
メロンソーダ…→
と 紅茶です。 (凛) ありがとうございます。
(凪音) ごゆっくりどうぞ。
(隼人) 今の子…。
(隼人) 白鳥先生が殺された現場にいた。
(凛) 関係者ですか?
(隼人) いや ただの野次馬だった。
声かけてみる?
現場近くにいて 何か見てるかもしれないし。
(凛) かわいい子だから 仲良くなりたいだけでしょ。
(隼人) それもある。
あ あの…。 >> はい。あっ 少々お待ちください。
(隼人) この前 津木川橋の 高架下の所で会いましたよね?
>> え? (隼人) あ えっと リュック。
あの チャック開いてて。
>> あっ ああ… 事件があった あの時の。
(隼人) 家が近所なの?
>> まぁ…。
あの…ごめんなさい。
(隼人) ん? >> あの日 話しかけられた時→
すごい怖くて 思わず逃げちゃったんです。
(隼人) ああ。
確かに 警戒されてた気がした。
(凛) 隼人さん 犯人っぽいですもんね。
(隼人) どこがだよ。ひっど。
(長峰) 凪音 ドリンクお願い。 (凪音) あっ は~い。
(隼人) いい子だな~。
いただきます。
カレー うまっ!
(琥太郎) ちょっと行ってきます。 (汐梨) はい。
(琥太郎) 部屋番号までわかったんで 一旦 別荘帰って→
作戦会議しましょう。 (汐梨) はい。
(琥太郎) まずいですね 検問です。
気づかれないように 降りられますか?
うん 今なら。
(琥太郎) 別荘に戻っててください。
わかった。
♪~
すいません 津木川署なんですけど→
検問のご協力いいですか? (琥太郎) はい。
(深沢) じゃあ 免許証 出してもらって。
(琥太郎) はい。
(深沢) どうしました?
(琥太郎) あ いや…どこにしまったか 忘れてしまって。
あ でも あの 絶対にあるんで。 >> ああ…。
東京から 観光ですか?
(琥太郎) ええ…大学の映画サークルで 撮影に。
>> へえ~ 大学生なんですか。
(琥太郎) まあ。
>> 免許 ありました?
(琥太郎) 普通に財布に入ってました。
じゃあ 免許証 見てもいいですか?
(琥太郎) はい。
♪~
ハハハ…いや ちょっと 渡してもらわないと。
すいません ほんと。ごめんなさい。
♪~
(急発進する音) \おい!/
(伊藤) おい!逃げたぞ!追え!
うわ…ごめんなさい。
すいません! ありがとうございます…。 (パトカーのサイレン)
(パトカーのサイレン)
(琥太郎) ただいま。 (隼人) おかえり。
(凛) おかえりなさい。
(琥太郎) あれ?汐梨さんは?
(隼人) ん? (凛) え 一緒だったんじゃ なかったんですか?
(琥太郎) あ…警察の検問があったから 車から降りてもらったんだ。
ここに帰ってくるように 言ったんだけど。
(隼人) 戻ってきてない。探しに行くか。
(凛) 当てはあるんですか? (隼人) いや ないけど。
(凛) なら 待ちましょう。あ…→
宮地って配達員の事は 何か わかったんですか?
(琥太郎) ああ…白鳥先生の家の前にいた 不審な男は宮地で間違いない。
あと 汐梨さんに 確認したんだけど→
第1事件の現場で 汐梨さんがすれ違った男も→
宮地輝明。
(隼人) となると こいつが真犯人。
(凛) 思い出した!この人です。 (隼人) 何が?
(凛) 次に殺される元教師…。
でも 名簿には名前が…。
(琥太郎) 確か 宮地は→
教師を辞めた後 離婚してるはず。
もし 奥さん側の苗字を 使ってたら…。
他に 輝明っていない?
(隼人) これ!
(凛) 高岡輝明。
♪~
📱(バイブ音)
♪~
(カチャン) (汐梨) あっ。
♪~
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