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Original subtitles

(賢次)<幽霊でも会いたい。➡

(賢次)<幽霊でも会いたい。➡

震災で亡くした妻と娘を思いタクシーの運転手になった私は➡

一人の少女に導かれ妻の楽譜と再会を果たす>

一人の少女に導かれ妻の楽譜と再会を果たす>

(三好)13年前に この辺の海に流れ着いたものなんですよ。

(三好)13年前に この辺の海に流れ着いたものなんですよ。

四重奏のメンバーって。

(敏子)早苗ちゃんがピアノ。消防署の田中君。

(敏子)早苗ちゃんがピアノ。消防署の田中君。

市役所の前田さん。 私の夫。

もうみんな いなくなっちゃった。

もうみんな いなくなっちゃった。

(りら)聴きたくない?早苗さんが おじさんのために作った曲。

(りら)聴きたくない?早苗さんが おじさんのために作った曲。

早苗さんが思ったとおりの四重奏で。

喜ぶだろうな。

<妻が残していた楽譜は 全部で4つ。➡

<妻が残していた楽譜は 全部で4つ。➡

1つは 遠く離れた町に流れ着いていた。➡

1つは 遠く離れた町に流れ着いていた。➡

残すは あと3つ>

りん(鈴の音)

りん(鈴の音)

(剛)うちは代々 カキ漁師やってきたんだ。➡

(剛)うちは代々 カキ漁師やってきたんだ。➡

チェロなんてやるような家柄じゃねえんですよ。➡

なんと息子のやつ 何に影響されたんだか。➡

なんと息子のやつ 何に影響されたんだか。➡

どうしてもやりたいって聞がなくて。

(みどり)んだ。 チェロって レッスン代も楽器もうんと お金かかんの。➡

(みどり)んだ。 チェロって レッスン代も楽器もうんと お金かかんの。➡

こん中にあっぺがね。

こん中にあっぺがね。

すいません。

(戸が開く音)(谷口)おお〜。 あ?➡

たかしあっ 隆にいちゃんの楽譜捜してんのあんたか。

たかしあっ 隆にいちゃんの楽譜捜してんのあんたか。

どうも お邪魔してます。

どうも お邪魔してます。

(剛)子供の頃から 隆と一緒につるんでたあきらいとこの明です。

酒こ飲む?ああ… 車なんで。

酒こ飲む?ああ… 車なんで。

ああ そうすか。

⚟(鈴の音)⚟(谷口)ういっす 乾杯。

⚟(鈴の音)⚟(谷口)ういっす 乾杯。

(谷口)おっちゃんも。(剛)おお ありがと。

(谷口)おっちゃんも。(剛)おお ありがと。

は…。

は…。

あった。 ああ。 ハハ…。

あった。 ああ。 ハハ…。

…で いいんでねかな〜。

…で いいんでねかな〜。

(谷口)んっ! よっ! 隆にいちゃん!(拍手)

♬〜(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)

♬〜(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)

♬〜(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)

♬〜(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)

(谷口)なんと 隆にいちゃんのチェロの似合わねえごどな。

(谷口)なんと 隆にいちゃんのチェロの似合わねえごどな。

似合ってる〜。

♬〜(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)

♬〜(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)

♬〜(「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)

(谷口)こうと決めたらテコでも動かねえ男でな。

ふう〜。

ふう〜。

あの日も…。

逃げろって…➡

逃げろって…➡

逃げろ 逃げろ逃げろって 叫んでたんだ。

逃げろ 逃げろ逃げろって 叫んでたんだ。

俺は坂道の上 上がって 全部見てた。

俺は坂道の上 上がって 全部見てた。

でも… 隆にいちゃんは年寄りの家さ走っていってな…。

でも… 隆にいちゃんは年寄りの家さ走っていってな…。

(みどり)あん子は ばあちゃんっ子だったから➡

逃げきれん年寄りばほったらかしておけなかったんだべ。

逃げきれん年寄りばほったらかしておけなかったんだべ。

(みどりのすすり泣き)

まあ。俺は安室奈美恵しか聴がねえげど➡

まあ。俺は安室奈美恵しか聴がねえげど➡

演奏会やっときば 教えでけらい。

演奏会やっときば 教えでけらい。

はい。

はい。

福祉課の職員だった前田和子ですか。はい。

福祉課の職員だった前田和子ですか。はい。

何年前っておっしゃいました?

震災です。13年前に亡くなってんですけど➡

震災です。13年前に亡くなってんですけど➡

前田さんのご遺族と連絡が取りたいんです。

個人情報ですからね。

個人情報ですからね。

役所から伝えて 何かトラブルが起こると。ああ…。

役所から伝えて 何かトラブルが起こると。ああ…。

(雪乃)あの〜。

前田先輩が何か?

前田先輩が何か?

前田さんはご家族が お母様だけだったんですが➡

前田さんはご家族が お母様だけだったんですが➡

お母様も仮設で亡くなられでるんですね。

お母様も仮設で亡くなられでるんですね。

楽譜が残ってる可能性は…。

前田さんの家も流されてますから。➡

前田さんの家も流されてますから。➡

残念ながら。

そうですか。

そうですか。

ありがとうございました。

お役に立てず 申し訳ないです。

あ いえいえ。

あ いえいえ。

あ… 前田さん どんな方でした?

ああ…。

ああ…。

(雪乃)私の課の主任でした。

割と融通のきかないタイプで怖い人だなって…。

割と融通のきかないタイプで怖い人だなって…。

だげっと実は すごい人だったんです。

だげっと実は すごい人だったんです。

すごい?あの日➡

すごい?あの日➡

私たちは市内で会合があったビルで被災して。

私たちは市内で会合があったビルで被災して。

前田さんは私たち後輩を 先に屋上に上らせて➡

自分は非常用のはしごに つかまってたんです。

自分は非常用のはしごに つかまってたんです。

腰まで波が来た時に 前田さん➡

腰まで波が来た時に 前田さん➡

ご家族を残していってしまうの絶対嫌だったはずなのに…。

ご家族を残していってしまうの絶対嫌だったはずなのに…。

こんなの 何でもねえんだよ。しかたないんだよって…➡

こんなの 何でもねえんだよ。しかたないんだよって…➡

精いっぱい 笑顔ば浮かべて。

精いっぱい 笑顔ば浮かべて。

そうやって流されていったんです。

そうやって流されていったんです。

あれから私フルートを習ってるんです。➡

あれから私フルートを習ってるんです。➡

前田さん 上手だったんですよ。

前田さん 上手だったんですよ。

私は へたっぴのままなんですけどね。

でしたら フルート 吹きません?

でしたら フルート 吹きません?

え…?

(ラーメンをすする音)

(ラーメンをすする音)

(ラーメンをすする音)

うん。チェロだけは見つかった。

フルートは 楽譜はないけど演奏者は見つかった。

フルートは 楽譜はないけど演奏者は見つかった。

演奏会やるなら 菊池先生にピアノをお願いするつもりだったけど➡

演奏会やるなら 菊池先生にピアノをお願いするつもりだったけど➡

体調が あまりよくないから 迷ってる。

そっか。 クラリネットは?

そっか。 クラリネットは?

それは あんただっちゃ。フッ。

は? あんた?急に距離詰めてきたね。

は? あんた?急に距離詰めてきたね。

楽譜も楽器もそろってんのあんただけなんだから。

楽譜も楽器もそろってんのあんただけなんだから。

やば。 なに勝手に決めてんの?

フッ。 こっちが「やば」だよ。吹奏楽部だし あんた。

フッ。 こっちが「やば」だよ。吹奏楽部だし あんた。

私にメリットなくない?メリット?

そんな気持ちで関わってたのか。

そんな気持ちで関わってたのか。

私が 演奏したい 絶対参加したいと思えるような➡

メリット作ってもらわなきゃ無理ですね。

メリット作ってもらわなきゃ無理ですね。

あっ チャーシューおいしいですね。

(大谷)あ ありがとう。メリットがぁ。

(大谷)あ ありがとう。メリットがぁ。

あっ 分かった。 メリットな ああ。

あっ 分かった。 メリットな ああ。

うん… うん フッ。

♬〜(チェロ)

♬〜(チェロ)

♬〜(チェロ)

♬〜(チェロ)

ねえ やっぱやめようよ。

何だべ 今更。

何だべ 今更。

分かるでしょ。音がレベチだし 絶対 音大生だし。

分かるでしょ。音がレベチだし 絶対 音大生だし。

♬〜(チェロ)

♬〜(チェロ)

音がさうちらみたいな素人じゃないんだよ。

音がさうちらみたいな素人じゃないんだよ。

なおさら いいんでねえが。

(拍手)

(拍手)

よし。ちょ…。

あの… ちょっといいかな。

あの… ちょっといいかな。

突然で申し訳ないんだけど…。

人前で演奏できるようなもんじゃありませんて。

人前で演奏できるようなもんじゃありませんて。

そう。

そう。

努力はしたぞ。 やってくれるよな?

努力はしたぞ。 やってくれるよな?

ぶ〜。

♬〜(携帯電話・ピアノ)(敏子のハミング)(ノック)

♬〜(携帯電話・ピアノ)(敏子のハミング)(ノック)

(戸が開く音)

失礼しま〜す。

ああ。 お元気そうですね。

ああ。 お元気そうですね。

あっ。

ああ 何て言ったっけ? りらちゃん?

ああ 何て言ったっけ? りらちゃん?

お母さんがライラックから取ったって言ってました。

こよい♬ リラの花が 胸に咲く今宵

こよい♬ リラの花が 胸に咲く今宵

こよい♬ リラの花が 胸に咲く今宵

か♬ ほのかな 夢の香に

か♬ ほのかな 夢の香に

おも♬ ああ 想い出の あのささやき

おも♬ ああ 想い出の あのささやき

(拍手)めっちゃいい。

今ね この携帯から起こしたピアノ譜。

今ね この携帯から起こしたピアノ譜。

こっちが フルートの譜面。出来たてホヤホヤ。

こっちが フルートの譜面。出来たてホヤホヤ。

闘病中に すいません。いいのよ。

死ぬのを待つなんて本当に退屈なんだから。

死ぬのを待つなんて本当に退屈なんだから。

あっ それで これがクラリネット譜➡

あっ それで これがクラリネット譜➡

で こっちが チェロ譜。やった そろった。

で こっちが チェロ譜。やった そろった。

あとは演奏するだけじゃん。はあ〜。

あなた 音楽祭 開いたら?

あなた 音楽祭 開いたら?

音楽祭?

音楽には人を 好きな自分に変える力がある➡

音楽には人を 好きな自分に変える力がある➡

そう思うの。

そう思うの。

好きな自分?

泣きたければ泣けばいい。

忘れたければ 忘れればいい。

忘れたければ 忘れればいい。

思い出に浸っていたければ思う存分 思い出の中にいればいい。

思い出に浸っていたければ思う存分 思い出の中にいればいい。

みんな それぞれが好きな自分に帰っていける➡

みんな それぞれが好きな自分に帰っていける➡

そういう音楽祭。

いや… そうですね。

いや… そうですね。

楽しそう。 おじさん 頑張ろうよ。

はっ…。フフッ。

はっ…。フフッ。

あ その時 菊池先生さ ピアノば弾いてもらうわけにはいきませんか。

あ その時 菊池先生さ ピアノば弾いてもらうわけにはいきませんか。

この曲のことを誰より知ってんのは菊池先生だし➡

早苗も喜ぶと思って。

早苗も喜ぶと思って。

死ぬ前に もう一度➡

死ぬ前に もう一度➡

ポロンってピアノ弾くのも いいかもね。

ポロンってピアノ弾くのも いいかもね。

なら…。

そのかわりこの曲に あなたが詞をつけて。

そのかわりこの曲に あなたが詞をつけて。

自分で歌いなさい。

自分で歌いなさい。

歌? いや 何で 俺…。

えっ…?

えっ…?

え?

この間のおじさんと音楽祭をやります。

この間のおじさんと音楽祭をやります。

よかったら 協力してもらえませんか?

(及川)僕は人前で弾けるような人じゃないから。

(及川)僕は人前で弾けるような人じゃないから。

海が相手ならあがらずに弾けるってことですか?

君は 誰にでもそうなの?

人の心に ずかずか土足で入っていくっていう意味では そうです。

人の心に ずかずか土足で入っていくっていう意味では そうです。

気付いてたんだ 動かなくなること。

気付いてたんだ 動かなくなること。

いつも ガン見しちゃってるから。

いつも ガン見しちゃってるから。

東京ではイップスとか ジストニアとか言われた。

東京ではイップスとか ジストニアとか言われた。

聴きに来てる人たちには 悪いけど。

背中向けてたら 人の目を気にしなくて済むのかなと思ってさ。

背中向けてたら 人の目を気にしなくて済むのかなと思ってさ。

背中向けてたら 人の目を気にしなくて済むのかなと思ってさ。

おじさんから楽譜のことは聞いたよね?

ああ。

ああ。

分かんないけど➡

王子みたいな人が演奏すべきだと思う。

王子みたいな人が演奏すべきだと思う。

王子?

そこ スルーして。

そこ スルーして。

参加したら僕のイップスも治るかもって?

参加したら僕のイップスも治るかもって?

それは知らない。 でも➡

それは知らない。 でも➡

みんな 人のためじゃなくて自分のために演奏しようとしてる。

みんな 人のためじゃなくて自分のために演奏しようとしてる。

王子も 利用しちゃえばいいと思う。

最初に これを弾こうとしてた人は?

消防士だった人だよ。

消防士だった人だよ。

今は海にいるんだって。

その人王子の演奏 ずっと聴いてたんじゃん?

その人王子の演奏 ずっと聴いてたんじゃん?

もう運命じゃん。

そう 及川君は ここで生まれたのか。

そう 及川君は ここで生まれたのか。

はい。

震災の時は 9歳で家族で仮設にいたんですけど➡

震災の時は 9歳で家族で仮設にいたんですけど➡

音楽ができない環境を見かねて➡

音楽ができない環境を見かねて➡

東京の親戚が僕だけ 引き取ってくれたんです。

それから ずっと東京?(及川)うん。➡

それから ずっと東京?(及川)うん。➡

春にはまた 大学に戻るつもり。

春にはまた 大学に戻るつもり。

大変だったんだな。

いえ 僕 震災が 人生で一番大きな出来事だと思ってました。

いえ 僕 震災が 人生で一番大きな出来事だと思ってました。

でも コロナがあって北陸の地震もあって。

でも コロナがあって北陸の地震もあって。

でも コロナがあって北陸の地震もあって。

この国が…。

この国で生きることが大変なんだと分かってきたんです。➡

この国で生きることが大変なんだと分かってきたんです。➡

僕らはずっと… 何かの災害…最悪の中で生きているだけなんだなって。

僕らはずっと… 何かの災害…最悪の中で生きているだけなんだなって。

だから ここで起きたことも決して 過去にはならないんだって。

だから ここで起きたことも決して 過去にはならないんだって。

だから ここで起きたことも決して 過去にはならないんだって。

分かる。 さすが王子 いいこと言う。

分かる。 さすが王子 いいこと言う。

⚟♬〜(演奏)

⚟♬〜(演奏)

♬〜

みんな ごめん 私 全然ダメだ。私もミスばかりで。

みんな ごめん 私 全然ダメだ。私もミスばかりで。

僕も 途中やめちゃって すいません。

思ったより 時間がかかりそうね。

思ったより 時間がかかりそうね。

お茶飲みますか?

歌詞はどう? 進んでる?

歌詞はどう? 進んでる?

ああ… と… ほい 飲んで飲んで。

ああ… と… ほい 飲んで飲んで。

ほい。

はいはい はいはい。(及川)ありがとうございます。

はいはい はいはい。(及川)ありがとうございます。

よし。 さて… っと。

歌が…。

歌が…。

(大谷)はいよ ギョーザ。

(大谷)はいよ ギョーザ。

(佐々木)にいちゃん。ラブレターか?

(佐々木)にいちゃん。ラブレターか?

さっきから 何かごそごそ書いてんだ。

作詞。作詞? どれ 見せてみろ。

作詞。作詞? どれ 見せてみろ。

うん。 ええ 「楽しかった家族旅行」?なにすや? これ。

うん。 ええ 「楽しかった家族旅行」?なにすや? これ。

「楽しかった修学旅行」。 ハッハハハ。

「楽しかった修学旅行」。 ハッハハハ。

「修学旅行!」 ハハハッ卒業式だべや 小学校の。 ハハハハッ。

「修学旅行!」 ハハハッ卒業式だべや 小学校の。 ハハハハッ。

個人的な思いを書いてんの。あんた方には理解できませんよ。

個人的な思いを書いてんの。あんた方には理解できませんよ。

家族旅行が楽しかったなんつぁ言われてもなあ。なや。

歌詞でねえよな。あのね 歌詞っつうのはさ➡

歌詞でねえよな。あのね 歌詞っつうのはさ➡

単純な言葉でねそれでいて この情景がさ➡

単純な言葉でねそれでいて この情景がさ➡

あ〜っと ありありと見えるような➡

いや それよりも何よりもね一番大事なのは➡

いや それよりも何よりもね一番大事なのは➡

人の心をガッと こう つかむもんでねえどダメなんでねえの?

(信子)んだよ覚えやすいから心さ響くし➡

(信子)んだよ覚えやすいから心さ響くし➡

誰もが口ずさんでこう 後世に残るようなねえ。

(佐々木)ああ そういうこと。そんな大それたことば考えでねえよ。

(佐々木)ああ そういうこと。そんな大それたことば考えでねえよ。

(佐々木)ヘヘッ まさかなや ええ?

このコンサートでさこの人 歌ったりして。

このコンサートでさこの人 歌ったりして。

(信子と大谷と佐々木の笑い声)そいづは見ものだな。

(信子と大谷と佐々木の笑い声)そいづは見ものだな。

あ〜 そうだ。

会場探してんだけどどっか知らねえべが?

会場探してんだけどどっか知らねえべが?

え?(大谷)市民ホールとか借りれんでねえの?

うん。いや 先約があって無理だった。

(信子)ええ〜ちゃんとしたとこでやりたいよね。

(信子)ええ〜ちゃんとしたとこでやりたいよね。

(大谷)うん。(佐々木)いやいやいや。➡

いいとこあっど。

いいとこあっど。

ほれ。

わたのはここは?これ 渡波。7月に出来たばかりの この 劇場でさ。

わたのはここは?これ 渡波。7月に出来たばかりの この 劇場でさ。

いや 俺がさ 避難所で知り合ったダチが支配人やってんだ。

いや 俺がさ 避難所で知り合ったダチが支配人やってんだ。

うん。 何かね 大阪の篤志家が支援してくれてんだよな。 ああ。

うん。 何かね 大阪の篤志家が支援してくれてんだよな。 ああ。

渡波かあ…。

たくさん亡くなった地区ですね。

たくさん亡くなった地区ですね。

(佐々木)んだ。 いや そのダチもさ子供3人 亡くしてんのさ。➡

(佐々木)んだ。 いや そのダチもさ子供3人 亡くしてんのさ。➡

うん。 だから あれだよな➡

亡くなった人のさ慰霊のための劇場なんだべな。

亡くなった人のさ慰霊のための劇場なんだべな。

(遠藤)あの〜 まあ野外音楽堂っていう形で➡

(遠藤)あの〜 まあ野外音楽堂っていう形で➡

地元の子供らのお披露目で使ったりとか➡

ここまあ うちの自宅跡なんですけどね。

ここまあ うちの自宅跡なんですけどね。

震災当日は親戚で連絡つかないとこあったんで➡

震災当日は親戚で連絡つかないとこあったんで➡

そこ 父さん ちょっと見てくっからって言って➡

父さんいるから大丈夫だぞって言って家を出たんですけど➡

父さんいるから大丈夫だぞって言って家を出たんですけど➡

親戚は逃げたっていうのでいなかったんですね。

親戚は逃げたっていうのでいなかったんですね。

そっから こっち戻ってくる途中で津波来てしまって。

で 私はトラック乗ったまま ちょっと流されてしまったりしたんですけど➡

で 私はトラック乗ったまま ちょっと流されてしまったりしたんですけど➡

この家にたどりついたのは次の日の朝ですね。

この家にたどりついたのは次の日の朝ですね。

で 家も 20メートルぐらい 違うとこでぐしゃぐしゃの状態だったんですけど➡

で 家も 20メートルぐらい 違うとこでぐしゃぐしゃの状態だったんですけど➡

誰かいるの? って言ったら おふくろで➡

誰かいるの? って言ったら おふくろで➡

で 次女を抱いてたんですね。で 助かったんだと思ったんですけど➡

で 次女を抱いてたんですね。で 助かったんだと思ったんですけど➡

あの 「かなちゃん冷たいんだ」っておふくろ泣いてて で➡

あの 「かなちゃん冷たいんだ」っておふくろ泣いてて で➡

避難所連れてってで もう一回 私 戻ってきて➡

避難所連れてってで もう一回 私 戻ってきて➡

捜したら 長女も…➡

まあ 見つけたんですね。➡

まあ 見つけたんですね。➡

そこから今度 長男捜しにいくんですけど➡

まあ なかなか見つかんなくて➡

まあ なかなか見つかんなくて➡

10日後に 自衛隊の方が見つけてくださったんです。➡

10日後に 自衛隊の方が見つけてくださったんです。➡

一番幸せな場所だったんですけどね一番悲しい場所になってしまって。

一番幸せな場所だったんですけどね一番悲しい場所になってしまって。

(遠藤)これ 自分の子供らなんです。

津波ん中から見つけた写真で。➡

津波ん中から見つけた写真で。➡

長女が13歳で 長男が10歳。で 次女が8歳だったんです。➡

長女が13歳で 長男が10歳。で 次女が8歳だったんです。➡

う〜ん… だから その当時のまんま自分の中でも13年たってんですけどね。➡

う〜ん… だから その当時のまんま自分の中でも13年たってんですけどね。➡

う〜ん… だから その当時のまんま自分の中でも13年たってんですけどね。➡

まあ 子供らが生きてくれた年より➡

会えない時間の方が…。

会えない時間の方が…。

ごめんなさい。

長くなってきたんでね。

長くなってきたんでね。

そこは… そこは きついですね。

そこは… そこは きついですね。

夢に見ます? お子さん。

ええ あのね時々出てきてくれるんですけど。

ええ あのね時々出てきてくれるんですけど。

夢で会えるのは楽しみなんですけどね うん。

この劇場 貸していただけますか?

もちろんです。 思い つながってくれれば私もうれしいです。

もちろんです。 思い つながってくれれば私もうれしいです。

もちろんです。 思い つながってくれれば私もうれしいです。

♬〜

♬〜

♬〜

(ハミング)

(ハミング)

(ハミング)

(ハミング)

はい。

はい。

迎えに来て。どうした?

お願い 迎えに来て。何があったのか。

お願い 迎えに来て。何があったのか。

迎えに来てってば!

おい! 迎え来たぞ!

タクシーなんか乗らない!

タクシーなんか乗らない!

で なして呼んだんだ?

ほれ。 寒いから 早ぐ!

ほれ。 寒いから 早ぐ!

あっ。言っとくけど 正規の料金取っど。

あっ。言っとくけど 正規の料金取っど。

は? 鬼?失恋で死にかけてる女から金取んの?

は? 鬼?失恋で死にかけてる女から金取んの?

はっこっちだってな 商売でやってんだから。

はっこっちだってな 商売でやってんだから。

最低!

及川君だぞ?

パートナーの1人2人いてもおかしくねえべ。

パートナーの1人2人いてもおかしくねえべ。

りらが それになりたかった。

ねえ聞いてよ〜。 年上なんだって。

銀座の画廊に勤めてるんだって。

銀座の画廊に勤めてるんだって。

絶対美人だよね。 ブランド物できっちり固めてくる女だよね。

その人 音楽祭 見に来るんだって。

その人 音楽祭 見に来るんだって。

私 もう演奏したくない!

おながわあんたも 女川さ 彼氏いるだろ。

おながわあんたも 女川さ 彼氏いるだろ。

いつの話してんの?もう とっくに別れたし。

いつの話してんの?もう とっくに別れたし。

花苗も年頃になってたらこうだったのか。

だと思いますねえ。

だと思いますねえ。

父親が勝手に美化してるだけで娘なんて みんな こんなもんです〜。

父親が勝手に美化してるだけで娘なんて みんな こんなもんです〜。

もういい。歩く さよなら。

勝手にしろ! こっちだってな作詞とか歌の練習とかで 忙しいんだよ。

勝手にしろ! こっちだってな作詞とか歌の練習とかで 忙しいんだよ。

あ…。

約束ば破ったこと 謝らせてください。

約束ば破ったこと 謝らせてください。

ただ どうしても私には りらさんが必要なんです。

ただ どうしても私には りらさんが必要なんです。

妻と子供を亡くした私は彼女が 結び付けてくれたご縁で➡

妻と子供を亡くした私は彼女が 結び付けてくれたご縁で➡

なんとか そんなイベントば…。

(一樹)黙ってください。あんただけが悲劇に遭ったんでない。

(一樹)黙ってください。あんただけが悲劇に遭ったんでない。

どんな行動も正当化できるみてえな言いぐさ➡

不愉快です。

不愉快です。

いや…。(一樹)りらだって犠牲者ですよ。➡

医者に言われたんですこの子には 虚言癖があるって。➡

医者に言われたんですこの子には 虚言癖があるって。➡

よくいるらしいんです。

よくいるらしいんです。

周りの気ぃ引きたくて霊が見えるとか言いだす10代の子。

周りの気ぃ引きたくて霊が見えるとか言いだす10代の子。

震災がなければ離婚もしなかったし➡

震災がなければ離婚もしなかったし➡

りらがこんなふうになることもなかった。➡

もちろんそれは俺の責任でもありますよ。➡

もちろんそれは俺の責任でもありますよ。➡

男手一つで りらには 十分な愛情を…。

男手一つで りらには 十分な愛情を…。

そんなこと求めてないよ。

んで 何 与えたらよかったんだぁ。

んで 何 与えたらよかったんだぁ。

新しい母親か?

新しい母親か?

俺は おめえのためを思って再婚もせずに来たんだ。

お前が あいつ 好きだから。

お前が あいつ 好きだから。

震災が起こってから俺は頑張った 俺は苦労したって…。

あとは お母さんの悪口ばグジグジ グジグジ…。

あとは お母さんの悪口ばグジグジ グジグジ…。

だから こんな家さ いたくないんだよ!

ああ そうか。

ああ そうか。

んで この際だから言っとく。

母さんの居場所ば知ってる。➡

母さんの居場所ば知ってる。➡

再婚して もう子供もいる。

再婚して もう子供もいる。

(一樹)おめえが成人したら話すってことであいつと話がついてた。

(一樹)おめえが成人したら話すってことであいつと話がついてた。

でも もう いいべ。

そんな口きくようなら おめえも大人だ。

そんな口きくようなら おめえも大人だ。

♬〜

♬〜

(階段を駆け上がる音)

(階段を駆け上がる音)

⚟(ドアが閉まる音)(一樹)おい りら!

♬〜

♬〜

思ったより 全然 子供でしたね。

思ったより 全然 子供でしたね。

思ったより 全然 子供でしたね。

娘の気持ちって分かんないんですよね。

たまに 昔みたいに通じ合えだと思ったら突き放される。

たまに 昔みたいに通じ合えだと思ったら突き放される。

本気で 腹が立つぐらいきついごとも言われる。

本気で 腹が立つぐらいきついごとも言われる。

親なのに ちゃんと傷つく。

親って もっと 偉いもんだと子供の頃は思ってましたよね。

親って もっと 偉いもんだと子供の頃は思ってましたよね。

親って もっと 偉いもんだと子供の頃は思ってましたよね。

(一樹)本当に…。

娘さん おいくつだったんですか?10歳でした。

娘さん おいくつだったんですか?10歳でした。

娘さん おいくつだったんですか?10歳でした。

まるで 自分の娘の代わりみたいに思っていい気になってたのかもしれません。

まるで 自分の娘の代わりみたいに思っていい気になってたのかもしれません。

本当 ご心配おかけしてすみませんでした。

本当 ご心配おかけしてすみませんでした。

あなたの娘ならあんな生意気にはならないでしょう。

あなたの娘ならあんな生意気にはならないでしょう。

いえ…。

いえ…。

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

♬〜

あれから父親と話して母親に来てもらうことにした。

あれから父親と話して母親に来てもらうことにした。

もちろん 父親にも。そうが。

もちろん 父親にも。そうが。

分かんないけど気持ちにケリがつきそうな気がする。

分かんないけど気持ちにケリがつきそうな気がする。

演奏会の日だけは…その日だけは 私の日。

歌 うまくなってきたじゃん!

いってえな…。

いってえな…。

(旬子)菊池先生は喜んでらしたんですよ。➡

こんな形で また音楽ができて本当に楽しそうで。

こんな形で また音楽ができて本当に楽しそうで。

んだげど 熱が出ちゃうとね…。

んだげど 熱が出ちゃうとね…。

菊池先生が 参加できなくなりました。

菊池先生が 参加できなくなりました。

ピアノなしの演奏ば 考えてます。

ピアノなしの演奏ば 考えてます。

いかがですか?

おじさんはいいの?

おじさんはいいの?

命には代えられねえ。

じゃなくて ピアノのパートは早苗さんのパートでしょ?

じゃなくて ピアノのパートは早苗さんのパートでしょ?

それが聴きたかったんじゃないの?

それが聴きたかったんじゃないの?

ここで レッスンでもう何度も聴かしてもらった。

ここで レッスンでもう何度も聴かしてもらった。

それに 歌うのに精いっぱいで正直 伴奏ば聴いてる余裕はねえ。

それに 歌うのに精いっぱいで正直 伴奏ば聴いてる余裕はねえ。

そう…。

そう…。

んでまず 最後の練習ば始めましょう。

んでまず 最後の練習ば始めましょう。

(雪乃)んで。 始めましょうか。

早苗 不出来な歌詞だげんと精いっぱい書いたよ。

早苗 不出来な歌詞だげんと精いっぱい書いたよ。

今日は うまく歌えるよう見守ってほしい。

今日は うまく歌えるよう見守ってほしい。

花苗 お父さんな今日は 精いっぱい歌うど。

花苗 お父さんな今日は 精いっぱい歌うど。

見守ってくれな。

おやじ これが終わったら 海さ連れてく。

おやじ これが終わったら 海さ連れてく。

よろしくお願いします。

おはようございますよろしくお願いします。

おはようございますよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

お願いします。おはようございます。

お願いします。おはようございます。

はあ〜…。

(月野)いいとこ見つけたね。(佐々木)うん 立派な劇場だべ。

(月野)いいとこ見つけたね。(佐々木)うん 立派な劇場だべ。

(恵子)楽しみで ワクワクしちゃうね。

(恵子)楽しみで ワクワクしちゃうね。

(大谷)どうも〜! 皆さん こんにちは!(拍手)

(大谷)どうも〜! 皆さん こんにちは!(拍手)

え〜… この街の小さな音楽祭の主催である 大林賢次という男は➡

え〜… この街の小さな音楽祭の主催である 大林賢次という男は➡

うちのラーメン屋の常連客です。

「そんな大林賢次ですが真面目で 寡黙な男でして➡

「そんな大林賢次ですが真面目で 寡黙な男でして➡

初めて この音楽祭の主催するって聞いた時は 本当に何事かと驚きました」。

初めて この音楽祭の主催するって聞いた時は 本当に何事かと驚きました」。

(ハミング)

(ハミング)

(ハミング)

大丈夫 ここ優しい風が吹いているから。風?

大丈夫 ここ優しい風が吹いているから。風?

先生 どうかされました?

先生 どうかされました?

病院 今すぐ来て。

えっ? だげんと…。私 弾くから。

えっ? だげんと…。私 弾くから。

は?何してるの?➡

今すぐ 迎えに来てちょうだい。

今すぐ 迎えに来てちょうだい。

え…。

先生が いぎなり 演奏するって言うんだけど…。

先生が いぎなり 演奏するって言うんだけど…。

しんどいはずなんだけど…。

迎えに行こう。

迎えに行こう。

先生も 誰かに聴かせたいんじゃない?

亡くなった旦那さん… とか。

亡くなった旦那さん… とか。

僕も行きます。私も。

僕も行きます。私も。

じゃあ ちょごっと待ってて。え?

じゃあ ちょごっと待ってて。え?

ああ ほら 一応 会社の決まりがあんだぁ。

(大谷)トップバッターは民謡を披露していただきましょう。

(大谷)トップバッターは民謡を披露していただきましょう。

うた「大漁唄い込み」です。(拍手)

(拍手)

なぬ どごさ行くの?始まってしまうぞ。

なぬ どごさ行くの?始まってしまうぞ。

メンバーば迎えに行ってくる!は?

え〜… 改めまして…➡

ひろこ三浦尋子と内海ミイ子いしのまき石巻民謡「大漁」…。

ひろこ三浦尋子と内海ミイ子いしのまき石巻民謡「大漁」…。

ごめんなさい。(拍手と笑い声)

(アクセルを踏み込む音)

(アクセルを踏み込む音)

♬ 石巻サーヨー その名も高い(手拍子)(ア ソレソレ)

♬ 石巻サーヨー その名も高い(手拍子)(ア ソレソレ)

♬ 石巻サーヨー その名も高い(手拍子)(ア ソレソレ)

ひよりやま♬ 日和山(手拍子)

♬ 大丈夫 思い出すよ(手拍子)

♬ 大丈夫 思い出すよ(手拍子)

♬ どんなに景色が変わっても(手拍子)

♬ どんなに景色が変わっても(手拍子)

(旬子)せきは どのようなせき? せき。

(旬子)せきは どのようなせき? せき。

あ すみません。

みんな おはようさん。

みんな おはようさん。

先生 何 そのお召し物めっちゃきれい。

でしょ? 勝負服。

でしょ? 勝負服。

あの 大丈夫ですかね?断りもなく連れ出したりして。

先が短いんだから怒られても怖くないわよ。

先が短いんだから怒られても怖くないわよ。

急ごう。

急ごう。

♬〜

♬〜

おせあいつら 遅えな。

おせあいつら 遅えな。

事故らないでよ。

病死の予定なんですから。

病死の予定なんですから。

笑えないっすよ。(笑い声)

でも いいわね。こんなふうに みんなで 家族みたいに➡

でも いいわね。こんなふうに みんなで 家族みたいに➡

ドライブできるなんて思ってもいなかった。

ドライブできるなんて思ってもいなかった。

あと何分だ?

あと何分だ?

(及川)あと10分です。

10分…。

10分…。

(拍手)

(拍手)

(歓声と拍手)

え〜 お待たせしてしまっておりますこのコンサート➡

え〜 お待たせしてしまっておりますこのコンサート➡

発起人はタクシードライバーをしておりましてですね➡

出番なんですが…。(月野)待ちくたびれたよ。

出番なんですが…。(月野)待ちくたびれたよ。

私が歌っちゃうよ。

えっ 歌って歌って。➡

えっ 歌って歌って。➡

歌って!歌え 歌え!えっ…。

本気?(拍手と歓声)

本気?(拍手と歓声)

何? 急に。えっ? 一応プロだから。

何? 急に。えっ? 一応プロだから。

♬ La la la…

♬ La la la…

♬ いたい人がいる I’ll be there…

♬ いたい人がいる I’ll be there…

♬ いたい人がいる I’ll be there…

(拍手)

(拍手)

(拍手)

あっためといたよ。あ〜 サンキュ。

(大谷)やっと到着しました。 ハハハ…。➡

(大谷)やっと到着しました。 ハハハ…。➡

それでは スタンバイお願いします。

大変お待たせいたしました。

大変お待たせいたしました。

「タクシードライバーと石巻カルテット」のみんなです。

(拍手)あなた そのまんまの格好で歌うの?

(拍手)あなた そのまんまの格好で歌うの?

ドライバーの鼻歌ですから。

(拍手)

(拍手)

本日は…「街の小さな音楽祭」に お越しくださり➡

本日は…「街の小さな音楽祭」に お越しくださり➡

ありがとうございます。

ありがとうございます。

13年前に僕の家で 一つの曲が生まれました。

13年前に僕の家で 一つの曲が生まれました。

その曲は 波に乗って➡

遠い町の音楽喫茶に たどりつき➡

遠い町の音楽喫茶に たどりつき➡

ささやかに 演奏され続けてきました。

ささやかに 演奏され続けてきました。

その曲で育った一人の少女が➡

その曲で育った一人の少女が➡

僕のもとにその曲を届けてくれました。

僕のもとにその曲を届けてくれました。

妻が書いて➡

娘が歌うはずだった この曲を➡

娘が歌うはずだった この曲を➡

今日は この場をお借りして 演奏し➡

今日は この場をお借りして 演奏し➡

歌いたいと思います。

聴いてください。

聴いてください。

「水平線のうた」。

♬〜

♬〜

♬「きらめく波の揺らぎを眺めてる」

♬「きらめく波の揺らぎを眺めてる」

♬「きらめく波の揺らぎを眺めてる」

いと♬「愛おしいあなたの笑顔 忘れはしない」

いと♬「愛おしいあなたの笑顔 忘れはしない」

いと♬「愛おしいあなたの笑顔 忘れはしない」

♬「今日も 明日も」

♬「今日も 明日も」

♬「今日も 明日も」

♬「ひとは誰しもが恋して」

♬「ひとは誰しもが恋して」

♬「大切な人と歩みながら 愛に生きる」

♬「大切な人と歩みながら 愛に生きる」

♬「大切な人と歩みながら 愛に生きる」

♬「大切な人と歩みながら 愛に生きる」

♬「水平線のうたよ 届け ふたりに」

♬「水平線のうたよ 届け ふたりに」

♬「水平線のうたよ 届け ふたりに」

♬「水平線のうたよ 届け ふたりに」

♬〜

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弾けたじゃん。

(及川)うん 音楽っていいね。

♬〜

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(雪乃)前田先輩。助けてくれて ありがとうございました。

(雪乃)前田先輩。助けてくれて ありがとうございました。

おとうさん すばらしかったわよ。

おとうさん すばらしかったわよ。

♬〜

♬〜

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おやじ 悪く思うなよ。

おやじ 悪く思うなよ。

早苗も花苗もいずれ ここさ戻ってくる。

早苗も花苗もいずれ ここさ戻ってくる。

そのうち俺も…。

そのうち俺も…。

それまで俺は この街で生きるから。

それまで俺は この街で生きるから。

おやじ 何か言ってるか?

おやじ 何か言ってるか?

聞こえない。 消えたんだ あの能力。

聞こえない。 消えたんだ あの能力。

なして?

大人になったからじゃん?

大人になったからじゃん?

(笑い声)

んで そろそろ 勉強に集中だな。

んで そろそろ 勉強に集中だな。

うわっ 父親気取り だるっ。

ハハッ… の前に 練習練習。 行くど。

ハハッ… の前に 練習練習。 行くど。

菊池先生も 最近やたらスパルタだしね。

菊池先生も 最近やたらスパルタだしね。

なあ 元気になっちゃったからな。

ハハッ…後悔してるみたいな言い方しないで。

ハハッ…後悔してるみたいな言い方しないで。

100まで生きるかもよ。

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