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Original subtitles

♬〜

(楓)すみません

(店員)はい

えっと… ねぎまと ぼんじりと

あと 皮

2本ずつ お願いします タレで

(店員)はいよ

♬〜

♬〜

(窓をたたく音)

(純)おかえ…

ジャーン!

おいしそうだから

買ってきちゃった

えっ? ご飯 準備してんだけど

まあ

まあまあ…

えっ? ふふっ

♬〜

ちょっと

ちょっと

えっ? 今日ね…

何?

焼き鳥がね すごい安かったの

いっぱい作っちゃったよ

あっ ごめん ごめん

いつもありがとう

今日は 何かな?

あっ ちょちょ…

うわ ん?

できてからの お楽しみ

いいじゃん ちょっとぐらい

先に なんでも知ろうとしない

こないだ買った小説だって

また 先にネタバレ見てた

いいじゃん それで展開とか

別に変わらないし

ふふふっ どういう理屈?

結末 わかってたほうが

安心できるの

結末 わかってたほうが

安心できるの

ほら 上着脱いで 手洗っといで

はーい

わっ びっくりした

ん? 何?

ん?

「おかえり」って ちゃんと

言ってなかったなと思って

おかえり

ふふっ ただいま

♬〜

♬〜

ちょっ… 何? くすぐったい

洗い足りないかなと思って ふふっ

≪ずっと こんな日が…≫

≪続くと思ってた≫

こないだ替えなかったっけ?

ねっ

ご飯 食べよっか

うん

ご飯 食べよっか

うん

ジャーン

うわー いい匂い

(2人)いただきます

♬(テレビから流れる音楽)

♬〜

うーん! おいしい

ふふっ 良かった

あっ ねえ

ピーマンの花言葉って知ってる?

えっ?

ピーマンにもあんの? 花言葉

あるよ なんだと思う?

んー? なんだろう?

あるよ なんだと思う?

んー? なんだろう?

「あなたの健康を祈ります」とか?

正解は 「海の恵み」

絶対ウソじゃん 海 関係ないし

ねえ ふふふっ

(テレビ 鈴子)「ブランフォレストで

承りました」

(女性)「わがまま

かなっちゃった! ふふふっ」

「あなたのわがまま

お待ちしており…」

「警察庁の発表によりますと

今年の年間行方不明者数が…」

あっ… ははっ

あっ じゃあさ あれは?

スイカの花言葉

えっ スイカ?

スイカの花言葉

えっ スイカ?

「夏の思い出」

違う

「かさばるもの」

それ 見た目じゃん

ははははっ…

ははははっ…

≪ずっと こんな日が…≫

≪続くはずないと思っていた≫

♬〜

♬〜

あっ ごめん 起こした?

ううん

♬〜

≪影は いつも

光に隠れてやってくる≫

(荒い息遣い)

♬〜

≪そして いつの間にか

私たちを闇で覆い隠す≫

♬〜

(ハサミで切る音)

(槙野)今月も

結婚式の発注 多いっすね

ねえ

(槙野)あっ この前

友達の結婚式 行ったんですよ

すごい豪華な式で

へえー おいしいもの食べれた?

そこですか?

まあ でも… はい

本当に盛大で

会社の人とかも すごい来てて

その前で 友達 永遠の愛を誓って

その前で 友達 永遠の愛を誓って

で 先月 浮気したんです

えっ?

ケーキまで切ったのに

ふっ それは別にいいでしょ

(槙野)あれだけ大勢の前で

永遠の愛 誓って

なんで 浮気するんですかね

まあ 1人をずっと愛し続けるって

実は 結構すごい才能なのかもね

(槙野)あっ 俺 多分

その才能ありますよ

本当に?

はい マジで誓ってもいいです

あっ ごめん あの… ここって

どうするんだったっけ?

あっ ここは…

あっ ここは…

こうっす

ああー

ありがとうございます

じゃあ 楓さんは

相手の浮気を許せる派ですか?

それがバレないように

ウソつかれてるのは嫌かな

(槙野)なるほど

あっ すいません なんか…

ん?

いや 楓さんも もしかしたら

もう そろそろじゃないですか

なのに こんな話 しちゃって…

いや…

なのに こんな話 しちゃって…

いや…

(槙野)まあ でも

楓さんとこは大丈夫か

運命だって言ってましたもんね

《あっ…》

《大丈夫ですか?》

《あっ すいません》

♬〜

《あっ すいません》

《すいません》

《いや この袋 滑りやすくて》

《いや この袋 滑りやすくて》

♬〜

《すいません》

《いらっしゃいませ》

《こないだは どうも》

《いえ》

(小林)《おっ 知り合い?》

《ああー はい》

《あっ あの… これ

ワインを こぼしてしまって》

《落ちますかね?》

《見ますね》

《あっ すいません》

《ああー》

《すいません》

《すいません》

♬〜

《ふふっ…》

《ははははっ》

《いらっしゃいませ》

《おかえりなさい》

《こちら…》

《今の… すいません》

《今の… すいません》

《なんか すごく良くて》

《えっ?》

《あっ… なんか すいません》

《あっ いや…》

《袋 いりますか?》

結婚式 呼んでくださいね

えっ?

ああー どうかな

あっ もしかして

家族だけでやる感じですか?

うーん…

うち 親 いないから

≪人は ウソをつく≫

≪誰かのため≫

≪自分のため≫

あの… 一応 こちらでも

最初に確認は…

(客)ボタン 最初 着いてたよ

こっちがウソついてるって

言いたいのか?

≪人は ウソをつく≫

申し訳ございません

代金は結構です

あっ そう

代金は結構です

あっ そう

なんか悪いね

ありがとうございました

≪自分のため 誰かのため≫

(ノック)

いらっしゃいませ

よっ

いやー 評判いいよ 純君

本当ですか?

さっき クレーム

受けたばっかりですよ

いやいや

昔からのお客さんが連絡くれてさ

「あんたより仕上げ 丁寧だよ」って

そんなことないですよ

「あんたより仕上げ 丁寧だよ」って

そんなことないですよ

「純君に 店 譲って

本当 良かった」って

そりゃ 俺のセリフだよ

バカ野郎っつって ははははっ

(小林)楓ちゃんも元気?

はい

(小林)ここ 一緒に住んで

もう1年でしょ

そろそろ… なあ

俺が生きてるうちに

結婚式 呼んでくれよ

もう長くないんだから

縁起でもない

でも もう 年は年だし

2人には

幸せになってもらいたいんだよ

2人には

幸せになってもらいたいんだよ

こちらですと…

(小林)楓ちゃんも あれだろ?

純君と一緒で

身寄り 一人もいないんだろ?

そう聞いてます

(小林)結婚したら

お互い

家族ができるわけだから… なあ

めでたいじゃない

幸せになってよ

ありがとうございます

♬〜

♬〜

♬〜

(シャッター音)

(ドアが閉まる音)

ただいま

おかえり

はい これ

かわいいから買ってきちゃった

一緒に暮らして1年? 記念に

ありがとう

♬〜

《はあはあ…》

♬〜

♬〜

この花

あんまり好きじゃなかった?

あっ… ううん

でも 1年記念って

1か月先だけど?

まあ 来月も祝えば良くない?

そっか

うん

(チャイム)

誰?

私 出るから ここいて

私 出るから ここいて

知ってる人?

あっ うん ちょっと 仕事の…

(葉山)ご無沙汰しております

今日は お話があって参りました

お引き取りください 用はないので

(葉山)先に

お電話で お伝えしようか

迷ったんですが…

お母さまが

お亡くなりになりました

♬〜

《私も みんなと

お泊まり行きた…》

(鈴子)

《あなたは 行かなくていいの》

《みんな 行ってる…》

(テーブルをたたく音)

(鈴子)

《あなたは みんなと違うの》

《もう あの子たちと遊ぶのは

やめなさい》

(鈴子)《あなたに

こんなものは似合わない》

《私が決めたものを着なさい》

《ゼニガメ》

《たくさん食べて

大きくなるんだよ》

♬〜

(足音)

《ゼニガメは?》

(鈴子)《捨てたわ》

《ゼニガメは?》

(鈴子)《捨てたわ》

《鈍くさい亀は

あなたには似合わないでしょ》

(泣き声)

(鈴子)《私の言うとおりに…》

《私の言うとおりに

私の言うとおりに…》

《私の…》

《私の言うとおりに…》

(葉山)楓さん

大丈夫ですか?

(荒い息遣い)

あの人が?

(葉山)はい

あの人が?

(葉山)はい

お母さまは 最期まで楓さんに

会いたがっていらっしゃいました

楓?

(葉山)はじめまして 一ノ瀬純さん

さっきの人は 葉山さん

私が子どものころから

母の秘書をやってて

その会社の役員もしてる

その会社の役員もしてる

そっか

ごめんなさい

両親がいないって言ったのは ウソ

うん

聞かないの?

なんで そんなウソついたのか

楓が話そうと思ってくれた

タイミングで聞きたい

母とは あまり仲良くなくて

3年前に家を飛び出した

それから

一切 連絡は取ってなかった

お義母さんは

楓を捜してたんじゃないの?

さっきの人が

俺のこと知ってたのって 多分…

さっきの人が

俺のこと知ってたのって 多分…

葉山さんに調べさせたんだと思う

今まで 何度か

連れ戻されそうになったんだけど

私 逃げるの うまくて

自分でも

その才能に びっくりした

♬〜

本当に ごめんなさい

これで 隠し事は もう…

ううん

ううん

ご飯 温め直すね

あっ いや あの…

ん?

カボチャが好きとかは…

ごめん ウソ

えっ?

えっ 俺 好きだと思って

結構 今まで…

いや ごめん あの…

最初 ご飯 作ってくれたとき

好きって言っちゃって

それで言いだせなくて…

えっ なんで?

なんで そんな小さなウソを?

えっ なんで?

なんで そんな小さなウソを?

でも これで

ウソは なくなったから

本当に独りになった

♬〜

楓

一緒に お線香あげにいこう

お義母さんに挨拶させてほしい

これからも楓と一緒にいたいから

♬〜

ありがとう

♬〜

楓

♬〜

♬〜

♬〜

(三倉)お待ちしておりました

お車の鍵を お預かりしても

よろしいでしょうか?

お車の鍵を お預かりしても

よろしいでしょうか?

あっ… あっ はい

(三倉)

お車を止めてまいりますので

どうぞ あちらへ

ありがとうございます

いやー ちょっと すごいね

あっ… これはウソじゃないからね

家が どんな感じとか

ひと言も言ってないわけだし…

いや でも これ ちょっと

言わなきゃダメでしょ

(葉山)お待ちしておりました

楓さん 一ノ瀬さん

(葉山)お待ちしておりました

楓さん 一ノ瀬さん

どうぞ

(葉山)こちらへ

(泣き声)

♬〜

♬〜

楓?

ごめん 昔のこと 思い出して…

懐かしい思い出ですか?

二度と思い出したくない

母の葬儀は

もう終わったんですか?

ええ

お母さん?

♬〜

あら 元気そうね

ちょっと太った?

幸せなのね いいこと

幸せなのね いいこと

なんで…

(鈴子)ふふっ まさか

私が死んだって本気にしたの?

かわいい子

(鈴子)どう? 久しぶりの我が家は

家の中で 鬼ごっこでもする?

好きでしょ? 私から逃げるの

なんで こんなウソ…

あなたが一ノ瀬さん?

はじめまして

(鈴子)今日は ゆっくりしてってね

純 帰ろう

(鈴子)一ノ瀬さん

夕食には

うちの人間も呼んでるから

ぜひ 紹介するわ

(鈴子)フルーツ 召し上がる?

♬〜

大丈夫?

大丈夫?

ごめん

こんな だますようなことして…

お義母さん 生きてて良かった

ちゃんと話せば

きっと わかることもある

あの人は

私の言うことなんか聞く気ない

だったら それをぶつけるだけでも

いいんじゃない?

えっ?

どんなにムカつく親でも

面と向かって

文句 言えるだけラッキーだよ

面と向かって

文句 言えるだけラッキーだよ

ごめん 純のこと 全然 考えずに…

全然

座ろっか

♬〜

じゃあ 改めて ご紹介するわ

うちの役員の葉山

税理士の間宮さん

どうも どうも 間宮です

(鈴子)妹の孝子

(鈴子)妹の孝子

はじめまして

はじめまして

(鈴子)その娘の真琴

(真琴)はじめまして

皆さん はじめまして

一ノ瀬と申します

あっ すいません

ちょっと 今日 車で…

(鈴子)

ああー お部屋を用意したから

今日は ぜひ 泊まってって

あの… 食事が終わったら

帰りますので

(鈴子)楓の生まれ年のワインを

開けたの

お会いできて うれしくて

今日にふさわしいと思って

お会いできて うれしくて

今日にふさわしいと思って

あっ… はい じゃあ いただきます

(足音)

(塔子)

遅くなって 申し訳ありません

(鈴子)篠田先生

(鈴子)私の専属の医師よ

楓も初めてだったわね 娘の楓

(塔子)お話は 伺っておりました

楓と申します

(鈴子)彼は

楓の親しい友人の一ノ瀬さん

(鈴子)彼は

楓の親しい友人の一ノ瀬さん

一ノ瀬純です はじめまして

はじめまして

(鈴子)どうぞ

(鈴子)一ノ瀬さん ご実家は

どちらなの? ご家族は?

家族は いません

(鈴子)あっ そうなの?

余計なこと聞いて ごめんなさいね

いえ

(鈴子)今日は ここにいる全員

家族だと思ってちょうだいね

(鈴子)今日は ここにいる全員

家族だと思ってちょうだいね

ありがとうございます

じゃあ グラスを持って

今日の出会いに…

乾杯

乾杯

(三倉)甘鯛のポワレでございます

(孝子)甘鯛ですって

(間宮)おいしそうですね

これ ソースは

なんのソースですかね?

これ ソースは

なんのソースですかね?

パプリカじゃないですか?

(間宮)パプリカ?

(食器をたたく音)

(鈴子)今日は ここにいる皆さんに

話があるの

ブランフォレストは 来年

日本を代表する

ホテルグループとして

世界に進出します

おおー すばらしい!

私は

ブランフォレストの会長となって

海外事業に専念する

鈴子さまが

会長になられるということは

社長は?

社長は…

社長は?

社長は…

楓

あなたよ

(間宮)えっ…

(鈴子)この子には

私の哲学 思想 全て教えてきた

これ以上の適任はいない

(葉山)しかし 社長 楓さんは…

(鈴子)葉山 あなたは しばらく

実務のサポートをしなさい

(鈴子)葉山 あなたは しばらく

実務のサポートをしなさい

はい

(鈴子)真琴

はい

(鈴子)あなたは 楓の世話役よ

スケジュール管理から運転まで

気心知れた あなたなら最適でしょ

わかりました

待ってください

(鈴子)これは決定事項よ

私は そんなつもりは…

私が決めたの

(鈴子)

さあ 皆さん 新社長に拍手!

(拍手)

(拍手)

私の言うとおりにすれば

何も問題はない

(鈴子)《私の言うとおりに…》

♬〜

(拍手)

(鈴子)さあ いただきましょう

(鈴子)うーん

冷めるわよ

(鈴子)冷めるわよ

あっ…

私も手伝います

えっ… あっ いいの いいの

楓は そんなことしなくて

姉さんに怒られちゃう

大丈夫です

今 葉山さんたちと

上で話してるので

今 葉山さんたちと

上で話してるので

元気そうで良かった

ご無沙汰して すみません

ううん

楓

♬(ハミング)

♬(ハミング)

(楓・真琴)フン フン

(笑い)

ああー 久しぶり!

久しぶり

ごめん

葉山さんが ずっと 楓のこと

調べてるの 知ってたんだけど

止められなかった ごめん

ううん

さっきの話 私たちも

聞かされてなかったんだけど

どうするつもり?

あの人 本当に 人の気持ちなんて

どうでもいいって感じだよね

私は…

楓には 自分が本当に

幸せになれる道を選んでほしい

協力なら なんだってするから

ありがとう

ん? 手伝ってくれるの?

もちろんです

ふふふふっ じゃあ お願いします

はーい

(三倉)失礼します

(間宮)ありえないだろ こんなの

(塔子)新社長の件?

絶対に次は葉山さんだと思ってた

ていうか 葉山さんも

そう思ってたはずですよ

見ました? 葉山さん

顔 引きつってましたよ

そのあと ワインを持つ手が

こんな震えちゃって

もう やりすぎ

ははははっ

結局は

娘に継がせたいってことでしょ

いやいや 3年前 逃げたくせに?

えっ?

いやいや 3年前 逃げたくせに?

えっ?

ああー 篠田先生って

まだ ここに来て2年くらいか

あのこと知らないんですね?

(葉山)ブランフォレストは

ホテルとスパで

ここまで大きくなったんです

いや すごいです

うちのホテル 泊まったことある?

いや… すいません

(葉山)知らないですかね? CM

あっ 今も出てらっしゃいますけど

30年前 社長自ら出演されたCMが

話題になって

30年前 社長自ら出演されたCMが

話題になって

「あなたのわがまま

お待ちしてます」

くだらない

何を… すばらしいCMです

見たことあります

(鈴子)いや…

あれは 代理店にやらされたのよ

あれ? これ まだ取ってたの?

いい教訓だから飾っておけと

おっしゃられたので

(鈴子)そうだったかしら?

これね 一度

大きな失敗しちゃったときの

失敗?

うん 26年前ね

失敗?

うん 26年前ね

茅ヶ崎にホテルと大型スパのある

レジャーパークを

建てる予定だったんだけど

施工会社にだまされて

結局 頓挫しちゃったの

♬〜

(鈴子)早まって

記念品も作っちゃったのに

全部パー

(間宮)あの一ノ瀬ってやつも

何者なんですかね

お金目当てで

楓さんに近づいたとか?

あいつが会社の中枢なんて来たら

たまったもんじゃない

先生 なんかないんですか?

「なんか」って?

絶対に警察に見つからない毒とか

ふっ ふふっ

ある

えっ?

ちょ… 詳しく

ふふっ

こちら タオルとルームウェア

お使いください

ありがとうございます

失礼いたします

(ため息)

大丈夫?

純がいてくれて良かった

♬〜

♬〜

♬〜

(鈴子)《私の言うとおりにすれば

何も問題はない》

♬〜

♬〜

(ノック)

(鈴子)どうぞ

(ドアの開閉音)

♬〜

少し いいですか?

(鈴子)ふっ

子が親に話しかけんのに

何を そんなに こわばってんの?

(鈴子)座ったら?

(鈴子)座ったら?

さっきの話ですが 私は…

(鈴子)いい人そうね 一ノ瀬さん

別れなさい

私の言うとおりにすれば

間違いはない

間違いって なんですか?

えっ?

あなたの言うとおりにしてれば

確かに

あなたの言うとおりにしてれば

確かに

生活の苦労は ありませんでした

でも…

心は ずっと苦しかった

何? 心って

私は 純と出会って

心が満たされたんです

あの男は あなたを不幸にする

これは…

私の人生なの

私は

この家に生まれて良かったなんて

一度も思ったことはなかった

ここに 私の人生なんてなかった

私なんて…

いなかった

♬〜

純がいなかったら きっと また

ここで何も言えなかったと思う

純がいなかったら きっと また

ここで何も言えなかったと思う

でも 私は 純と出会って

私を取り戻したの

純となら…

間違ってもいい

♬〜

育ててくれて

ありがとうございました

もう この家にも

会社にも戻りません

もう この家にも

会社にも戻りません

私には…

《おかえり》

《おかえり》

帰りたい場所があるから

そこが温かいとは 限らないのよ

♬〜

♬〜

私は もう

あなたの言うとおりにはならない

♬〜

どうしたの?

ずっとそばにいて

ずっとそばにいて

うん

♬〜

(鈴子)あの子は

なんにも わかってない

一ノ瀬純のことを

(ため息)

(雨音)

(ノック)

(ノック)

(鈴子)どうぞ

(荒い息遣い)

ああー!

(刺す音)

あっ… うっ…

(刺す音)

ああー! あっ… うっ…

(刺す音)

ああー! あっ… うっ…

楓…

♬〜

えっ… あっ…

(雷鳴)

(荒い息遣い)

なんで こんな夢…

(雷鳴)

純?

純?

純?

♬〜

♬〜

(雷鳴)

(雷鳴)

♬〜

(ノック)

(鈴子)どうぞ

♬〜

♬〜

純? どこにいるの?

(雷鳴)

あっ…

あっ ごめん 大丈夫?

どこに行ってたの?

眠れなくて

ちょっと 外 歩いてた

眠れなくて

ちょっと 外 歩いてた

戻ろう?

うん

≪どうして ぬれてないの?≫

♬〜

≪出しそびれた言葉は

心に こだまし続ける≫

♬〜

♬〜

♬〜

ありがとうございます

♬〜

♬〜

楓!

真琴

連絡ちょうだい

うん ありがとう

楓を よろしくお願いします

はい

♬〜

♬〜

(鈴子)ねえ

(葉山)はい

オオカミが来たって

ウソをついた少年は

その先

何が一番 不幸なんだと思う?

誰からも信用されなく

なってしまったことですか?

違う

(葉山)えっ?

ウソは 一度でもつくとね…

ウソは 一度でもつくとね…

♬〜

(鈴子)もう ほかの誰のことも

信用できなくなってしまうの

それが…

ウソをついたことの

一番の不幸であり

罰なのよ

♬〜

♬〜

いってらっしゃい

いってきます

純

ん?

仕事 頑張って

うん ありがとう

純も仕事 頑張って

うん

純も仕事 頑張って

うん

♬〜

♬〜

(車のドアの開閉音)

(エンジン音)

ああー 忘れた

♬〜

≪人は ウソをつく≫

≪あなたは

なんのためにウソを?≫

♬〜

♬〜

♬〜

(千智)一ノ瀬さん

息子さん いらっしゃいましたよ

来てくれたのね

涼介

(葉山)まさか 一ノ瀬純が…

(鈴子)やれるものなら やってみな

どこかで忘れようとしてた

黙ってて ごめん

ずっと話さなきゃいけないと

思ってた

篠田先生と どういう関係なの?

さんざんウソついといて

ウソつきは そっちでしょ

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