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⦅月那:三日月寺を継ぎたい? 本気かい? 結月。
(結月)うん!
うちを継ぐのは大変だよ。 なのに なぜだい?
だって 私… エヘヘヘ⦆
《あれから全然 赤神くんと話せてない…》
⦅いいの! 赤神くんには関係ない!⦆
《怒ってるかな? 怒ってるよね…》
はぁ… ちゃんと謝らなきゃ。
うん そうしよう!
赤神くんなら きっと わかってくれるはず!
(明光)いや~ ホント 助かりました。 あっ 赤神くんの声。
(月夜)もう なくすなよ~。 あっ…。
気をつけます。 まぁ 使い方とか➡
わかんなかったら 教えてあげても…。
《えっと… あれ? なんで 私 逃げてるんだ?》
うわ~! (棚にぶつかる音)
(嬉々)う~む…。
《求人サイトも年始のうちは ろくなバイトの募集がない… か》
⦅では 無関係な俺は 勝手にやらせていただきます!⦆
《大人げなかったよな… 俺…。
よし 今日こそ話し合って 和解しよう!》
おはよう 赤神くん!
えっ!? お… おはようございます。
今日も一日 頑張ろうね。
ええ…。
うっ… ゴゴッ! うわっ ビターン! 結月さん!?
仏具に埋もれるなんて 縁起がいいね!
大丈夫ですか? 平気 平気! 心配しないで。
あの… 結月さん 少々お話が…。
ちょい待ち。 嬉々さん?
結月 そいつは 蔵へ運んでくれるか?
あっ はい。
赤神は ちょっと来い。 話がある。
それで 話ってなんです?
結月と何かあったのか?
えっと… 実は…。
(にゃごすけ)ニャー。
なんだ 痴話ゲンカか。
いえ 口ゲンカですが?
はいはい アツい アツい。
最初は ただの 意地の張り合いでしたけど➡
今回は エスカレートして…。 ふむ…。
赤神よ これ な~んだ?
おっぱ…。 そう。 これは私 嬉々だ。
もちろん! もちろん そう思ってました。
尼 住職 師など➡
人によって捉え方が変わる 一人の人間だ。
お前は おっぱいとしか 認識できなかったようだが。
「月を指せば指を認む」。
月を指し示しても 人は➡
指し示した指に とらわれがちになるものだ。
さっきは お前が間違えるように あえて乳を指した。
そんなの ずるい!
本質を見失うなという話だよ。
指とは わかりやすいしるべだが 目を奪われすぎると➡
求めるべき 月という真理には届かない。
それは どういう…。
お前は 結月という人物を どう認識している?
結月さんは…。
頼りがいがあって 少し 抜けているところはあっても➡
しっかり者で いつも すごく前向きで…。
俺なんかより とても強い人…。
それが お前のゆがみだよ 赤神。
えっ!? (海月)嬉々さん お客さんだよ。
用向きは なんだ? 離檀したいんだって。
チャンスだ! どうしました!?
離檀料が手に入る!
お墓の撤去費用や お気持ちという名のお礼だ。
檀家が減るのは 喜ぶことではないのでは!?
今 大事なのは 目先の金だ!
これぞ 仏のお導き!
この人 絶対 認識ゆがんじゃってる!
な~に 任せろ。
相場の数十倍の額を 吐き出させて…。
師匠! さすがに それは…。
あっ…。
お墓をね 近所のお寺に移すんだって。
ここ 立地悪いから。
客は帰ったのか? 離檀料は?
えっ? もらってないよ?
あくまで気持ちなんだから 請求したりしないって➡
お母さんの代から 決めてたじゃない。
それは そうだが…。
立地が悪くても 来てくれたんだけどな~。
お母さんがいたころは。
今の三日月寺では 安心して任せられないって…。
ダメだね 私は お母さんみたいにはできないや。
みんなに 認めてもらえるようにって➡
頑張ってきたつもりだったけど… うん まだまだ全然 足りない。
よ~し! もっとも~っと頑張らないと!
結月さん…。
結月 今日限りで修行をやめろ。
お前 弟子 クビ。
(2人)えっ?
師匠 いったい…。 理由は自分で考えろ。
⦅うちを継ぐのは大変だよ。 なのに なぜだい?
だって 私…⦆
《あのとき 私は なんて答えたんだっけ?》
あっ!
そっか… 修行 ないんだ。
《ダメ ダメ! 落ち込んでる暇なんてない!
私には やることが いっぱいあるんだから!》
というわけで 今年も一年 頑張っていきたいと思います!
具体的には? 具体的には えっと…。
(ミア)新年のハラキリによる 血文字の書き初めですよね!
(カグラ)エキゾチックジャパンですわ。
うぅ それは しないかな。
座布団干しとか 畳のメンテナンスとか➡
仏具を全部 磨き上げる とかじゃない?
そうそう お寺は修行以外にも やることがいっぱいで…。
でも 楽っぽいよね 赤神のおかげで。
えっ? お寺中 ふだんからピッカピカじゃん。
座布団も畳も 定期的に外干ししてる。
仏具磨きなら 私も手伝ったわ。
けど 他にも いろいろ…。
みんなでやれば すぐ終わるでしょ。
そっか… って あれ? 赤神くんは?
嬉々さんのお勤めを 追いかけていかれましたわ。
なんで? さぁ?
あたしも 理由 知りたいんだけどさ。
つかないな~ 既読。
メッセージ 送ってんのに…。
赤神の連絡先ですか? へっ?
なんで知ってるんですか?
なんで 私は知らないんですか?
私も知らない。 私も知りたい。
(2人)ずる~い!
私は知ってますが?
逆に なんで知ってんの!? ウフフ。
月夜お姉ちゃんだけ 抜け駆けするの よくない。
いくら赤神攻略済みだからって…。
そこは訂正したいんだけど!?
もう… 助けて ゆづ姉!
ゆづ姉?
さすが赤神くん お仕事完璧で モテモテだ。
でも 私だって…。
ホントにピカピカだ。
⦅大丈夫だよ 赤神くん。
とにかく 私がなんとかするから!⦆
そうだよ 私がなんとかしなきゃ…。
お母さんだって 一人でやってたんだから。
♬~
師匠! どうか 結月さんに 修行復帰の許可を!
お願いします! 場所を選べ。
それに何度も言わせるな。 今の結月に その資格はない。
師匠も住職として 資格が微妙なところがあるので➡
どうか! お前もクビにするぞ コラ。
これは 結月が自分で 気付かなくてはならん問題だ。
口出しは無用。
そこをなんとか! お会計 よろしくな。
師匠! うわっ 雨降ってる。
📱(バイブ音)
はい もしも…。 📱やっと出たし!
📱月夜さん!? すみません 取り込み中で…。
それどころじゃないってば!
📱ゆづ姉が いなくなっちゃったんだよ!
ん?
ハァ ハァ ハァ…。
⦅今朝から なんとなく 様子がおかしくて…。
行き先に心当たりない?⦆
《胸騒ぎがする…》
⦅嬉々:さて 赤神➡
お前は 結月という人物を どう認識している?
結月さんは 頼りがいがあって➡
少し 抜けているところはあっても➡
しっかり者で いつも すごく前向きで…⦆
ハァ ハァ ハァ…。
さむ… どうしよう。
熱… 出てきちゃったかも。
《もっと頑張らなきゃ。
みんなに認めてもらえるよう なんでも一人でできなくちゃ。
じゃなきゃ お母さんみたいになれない…》
《クソ! 他に心当たりなんて…。
あっ! まさか…》
《強くて きれいで なんでもできて➡
周囲からの信頼も厚い…。
お母さんは完璧だった》
⦅月那:三日月寺は廃寺にする。
皆 ここを出る準備をしなさい。
いいね。
どうして? お母さん… そんな急に!
もう決まったことだよ。
待ってよ お母さん! 私が このお寺を継ぐから!
(月那)結月が この寺を? だから…。
結月には無理だよ。
あなたに三日月寺は救えない⦆
《私には無理?
教えて お母さん。
私がダメな子だから?
私は 何か欠けてるの?
じゃあ ならなきゃ… 完璧に…。
もっと頑張って…》
⦅結月 今日限りで修行をやめろ⦆
《もっと… もっと…》
⦅結月さんには無理です!⦆
《もっともっと 頑張って…》
⦅結月には無理だよ⦆
《もっと…。 だから うちを潰さないで。
戻ってきて お母さん…》
寒いよ…。
ハァ ハァ… あっ!
《いるはずがない あんな所… まさか…。
だって 結月さんは…。
俺なんかより とても強い人で…》
⦅嬉々:それが お前のゆがみだよ 赤神⦆
赤神… くん?
《俺は いったい 結月さんの何を見ていたんだ。
くじけそうでも笑顔を作って…。
強気は自信のなさの裏返しで…。
本当の彼女は こんなにも…》
くっ…。
♬~
あったかいね 赤神くん。
♬~
んっ? うは~。
ダメだ… 熱で起きられない。
スピー…。
赤神くん!? 結月さん お目覚めで!
《そうだ 謝らないと!》
《まずは謝らねば…》 (2人)ごめ…。
ぐお~! あいた~!
ごめんなさい…。 いえ こちらこそ…。
プッ… フフフ…。 プッ…。
(2人)アハハハ…。
なんだか 久々に 赤神くんと話せた気がする。
ですね。
看病 一晩中? 途中で寝てしまいましたが…。
ごめんね。 どうして謝るんです?
だって…。
橋の下 よく あの場所がわかったね。
まぁ まさか 俺のようなバカな行動を➡
とるまいとは思いましたが…。
海月さんから 結月さんはバカポンコツと➡
聞いていたので。 バカポンコツ!?
それに 俺にとって あの場所は 思い入れ深い場所ですから。
初めての悟りの心得 その1。
人は一人で生きるにあらず。
あれは オヤジがよく口にする言葉でした。
オヤジは ハーレム作りの言い訳に➡
使っていましたが…。 アハハ…。
俺にとっては 忌むべき言葉。
だから俺は ずっと一人で 生きていこうと決めました。
それをあなたが ぶっ壊してくれた。
俺にとって あの橋の下は➡
世界が ひっくり返った場所なんです。
だから 結月さん どうか俺を巻き込んでください!
赤神くん…。
あなたは言ってくれた 一人になんかさせないと。
そんなあなたが今 自ら一人になろうとしている。
どうか俺を あなたの縁の中に入れてください。
だって 赤神くんは関係ないんだよ?
今回のことも 私が… 足りてないから…。
赤神くんは何も悪くないのに。
もっと 好きなことしていいはずなのに。
毎日 大変で…。
私のせいで これ以上…。
俺がしたいから してるんです。
俺も結月さんに負けないくらい この寺が大好きなんです。
⦅だって 私… 三日月寺が大好きだから!⦆
《思い出した…。
こんなに簡単なことだったんだ》
ありがとう 赤神くん。
ホントに ありがとう。
話は聞かせてもらった! うわ~!
いつから そこに!? 赤神さんが結月さんに➡
これを入れたところからですわ。
入れたの!? 何も入れてませんが!?
ゆづ姉…。 月夜…。
(一同)バーカ! はうっ!
ホント 心配しました。 心配しました~。
くすぐりの刑。
エロDVDの刑のほうが お好みでしょうか。
あぁ うぅ…。
あのさ ゆづ姉。 ふぇ?
あたしたちだって 三日月寺が好きなんだから➡
ハブろうったって そうはいかないんだからね。
みんな…。 っていうより➡
ゆづ姉のほうが ハブられてる感あるよね。
赤神の連絡先 一人だけ知らないし。
ええっ!?
むぅ…。
私も交ぜてよ~!
んっ?
意外と元気そうだな。 嬉々さん。
あの! 師匠! 嬉々さん 私 やっと気付きました。
どうして弟子をクビになったのか。
何を見失っていたのか。
お母さんみたいにできなくて 焦って➡
周りの評価ばかり 気にしてたけど…。
私は ただ住職として➡
この寺と みんなの縁を つないでいきたい。
お願いします。
もう一度 私に 修行をさせてください。
はぁ…。 師匠!
(嬉々)まずは体を治せ。 修行の総仕上げは それからだ。
あ… ありがとうございます!
(笑い声)
(嬉々)はしゃぐな。 休め!
やれやれ。 嬉々さん ありがとうございま…。
礼は必要ない。 しかし…。
(嬉々)認められたいなんて 思いは➡
悟りから最もかけ離れた 我欲なのさ。
住職としての本当の在り方に 結月自身が気付いただけ。
私は 何もしていないよ。
もう起きても大丈夫なんですか?
うん。 熱は下がったし。
私 バイト探すのやめるね。 えっ?
ご本尊の修繕費は お布施をいただけないか➡
檀家さんに頼んでみるよ。
皆さんが応じてくれるか…。
難しいよね。 私もそう思う。
だから私 自分を犠牲にしてでも➡
三日月寺を守らなきゃって 思ってた。
ええ。
でも それは間違い。
誰かが犠牲になって 何かを手に入れても。
きっと その先に未来なんてない。
ん? 初めての悟りの心得 その5。
己の弱さから逃げるべからず。
私は みんなで 三日月寺を守るよ。
ええ! みんなで!
忘れ物ですよ~。
あぁ ごめん。
わっ ちょっ… えっ? キャー!
ぬお~!
わざと。 んなわけないでしょうが!
赤神さん…。 ん?
お出かけのキス。 ニャー。
海月 帰ったら家族会議ね。 む~。
ハッハッハ 海月さんまで からかわないでください。
赤神さんのバーカ。
バーカ バカバカ バッカバカ。
ミア まだか?
今 まいります! キャー!
ぐは~!
ご… ごめんなさい。 ぷはっ!
大丈夫? なんのこれしき! うおっ!
あいたたた… 突然 夜に!?
ぐは~! よしよし。
おっぱい吸うか? 結構です!
ミア 大切な檀家回りだ 遅刻せんようにな。
は… はい!
初めてのお手伝い ご武運を!
みんな お待たせ~。
それじゃあ 行ってくるね。 ええ お気をつけて。
えっと 留守の間のお仕事は…。 お任せください!
えっ? 三日月寺のことは ご心配なく。
そうだね。 じゃあ お任せしました。
はい!
結月お姉ちゃんだけ エッチな出来事 今朝はなかった。
海月は何言ってるの?
まだ わかんないじゃん。 例えば…。
きゃあ! ほらね。
うっ… うおぉ…。
煩悩退散!
もう 赤神くんのバカー! (笑い声)
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